RFID基盤のリール収納装置

申请号 JP2016550433 申请日 2013-10-25 公开(公告)号 JP2017501511A 公开(公告)日 2017-01-12
申请人 孫 永傳SON, Young−Jeon; 孫 永傳SON, Young−Jeon; 发明人 永傳 孫; 永傳 孫;
摘要 RFID基盤のリール収納装置が開示される。本発明の一実施形態に従うリール収納装置は、電子部品が積載されたストリップを巻いて収納することができる多数のリールの各々の一部が外周面方向に掛かるように個別的に収納及び支持し、個別的に収納されたリールに付着されたRFタグを独立的に読み取るリール収納部材兼用アンテナアレイと、アンテナアレイを構成する各々のアンテナを順次に活性化させるスイッチング部と、読み取られたRFタグを識別してリールの各々の収納 位置 を知らせる制御部とを含む。【選択図】図1a
权利要求

電子部品が積載されたストリップを巻いて収納できる多数のリールの各々の一部が外周面方向に掛かるように個別的に収納及び支持し、個別的に収納されたリールに付着されたRFタグを独立的に読み取るリール収納部材兼用アンテナアレイ;前記アンテナアレイを構成する各々のアンテナを順次に活性化させるスイッチング部;及び前記読み取られたRFタグを識別して、前記リールの各々の収納位置を知らせる制御部を含むことを特徴とする、RFID基盤のリール収納装置。前記リール収納部材兼用アンテナアレイは、前記各々のアンテナの間に前記各々のリールの一部がスライディング収納されるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは線型であって、一側は前記RFタグを読み取るためのRF信号を出し、読み取られたRFタグ信号を前記制御部に伝達するRF信号入出力部であり、他側は接地部であることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記接地部は多数のアンテナの共通接地に使われることを特徴とする、請求項3に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは一側が前記RFタグを読み取るためのRF信号を出力し、読み取られたRFタグ信号が出力された地点にまた入力されるRF信号入出力部であると共に、接地部であることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは前記RF信号入出力部を通じてRF信号が出力された地点にまたRF信号が入力されるようにアンテナパターンが構成されることを特徴とする、請求項5に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナはRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが上下の位置に各々形成され、かつRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが他側で互いに合う一体型であることを特徴とする、請求項6に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは前記リールを支持するためにリールが支持される方向に突出した形態を有し、前記リールの特定領域に付着されたRFタグを読み取ることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは前記リールの外周面が掛かる両方向に各々RF信号を放射するように複数個で構成されて、前記RFタグを読み取ることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。各々の放射方向へのRF信号の指向性のための遮蔽手段をさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載のRFID基盤のリール収納装置。各々のアンテナを内側に取り付けるカバーをさらに含み、前記遮蔽手段は前記カバーの一面に形成されることを特徴とする、請求項10に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記カバーは一面がアンテナのパターンに合わせて溝が凹まれた形態であることを特徴とする、請求項11に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナは遮蔽手段を有する基板に搭載された形態であることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナはカバーの内側に取り付けられる基板に搭載された形態であり、前記カバーは一面が遮蔽手段で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記各々のアンテナはRF信号を放射することができる所定のパターンに形成され、前記パターンまたは前記パターンが形成された部材の特定の地点を前記リール収納装置の本体に支持する支持部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記制御部で識別した収納位置情報を表示する発光部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。前記リールの収納時、リールのサイズによってその収納位置を調整して固定する可変固定部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のRFID基盤のリール収納装置。

说明书全文

本発明はRFID(Radio Frequency Identification)技術に関し、より詳しくは、RFIDを用いて物品の情報を認識する技術に関する。

RFID(Radio Frequency Identification)システムは、各種の物品に小型チップを付着して物品の情報及び周辺環境情報を無線周波数で転送及び処理する非接触式認識システムである。読取機能のある読取器、固有情報を内蔵したRFIDタグ(tag)、運用ソフトウェア、及びネットワークなどで構成されたRFIDシステムは、物品に付着された薄い平面形態のRFIDタグを識別することによって該当情報を読み込む。RFIDシステムの電波識別技術はバーコードのように直接接触したり可視帯域内でスキャニングしたりする必要がない。このような長所のため、バーコードを代える技術として評価されており、その活用範囲も非常に広範囲である。

一方、リール(reel)という装置に電子部品が積載できる。例えば、電子部品が積載されたストリップをリールに巻く形態にリールに電子部品を積載することができる。リールには積載された電子部品に対する情報を知ることができるRFIDタグが付着できる。そして、リールを保管及び管理するために棚を使用することができる。ところで、棚に多いリールが保管された場合、ユーザは自分の所望の電子部品が積載されているリールを探すために一々にリールの1つ1つを持ち上げて見なければならないので、多い時間と費用を浪費するようになる。

一実施形態に従って、電子部品が積載されたリールの収納位置を正確に認識することができるRFID基盤のリール収納装置を提案する。

一実施形態に従うRFID基盤のリール収納装置は、電子部品が積載されたストリップを巻いて収納できる多数のリールの各々の一部が外周面方向に掛かるように個別的に収納及び支持し、個別的に収納されたリールに付着されたRFタグを独立的に読み取るリール収納部材兼用アンテナアレイと、アンテナアレイを構成する各々のアンテナを順次に活性化させるスイッチング部と、読み取られたRFタグを識別して、リールの各々の収納位置を知らせる制御部を含む。

アンテナアレイは、各々のアンテナの間に各々のリールの一部がスライディング収納されるように構成できる。

各々のアンテナは線型で、一側はRFタグを読み取るためのRF信号を出し、読み取られたRFタグ信号を前記制御部に伝達するRF信号入出力部であり、他側は接地部に使われることができ、接地部は多数のアンテナの共通接地に使われることができる。

各々のアンテナは一側がRFタグを読み取るためのRF信号を出力し、読み取られたRFタグ信号が出力された地点にまた入力されるRF信号入出力部であると共に、接地部でありうる。この際、各々のアンテナはRF信号入出力部を通じてRF信号が出力された地点にまたRF信号が入力されるようにRF信号が流れるようにアンテナパターンが構成できる。各々のアンテナはRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが上下の位置に各々形成され、かつRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが他側で互いに合う一体型でありうる。

各々のアンテナはリールを支持するためにリールが支持される方向に突出した形態を有し、リールの特定領域に付着されたRFタグを読み取ることができる。

各々のアンテナはリールの外周面が掛かる両方向に各々RF信号を放射するように複数個で構成されて、RFタグを読み取ることができる。この際、各々の放射方向へのRF信号の指向性のための遮蔽手段をさらに含むことができる。

各々のアンテナはRF信号を放射できる所定のパターンに形成され、パターンまたはパターンが形成された部材の特定地点をリール収納装置の本体に支持する支持部をさらに含むことができる。

追加の実施形態に従って、制御部で識別した収納位置情報を表示する発光部を備えることができる。追加の実施形態に従って、リールの収納時のリールのサイズによってその収納位置を調整して固定する可変固定部を含むことができる。

一実施形態によれば、電子部品が積載されたリールの収納位置を正確に認識することができる。即ち、本発明のRFID基盤のリール収納装置が電子部品が積載された多数のリールに付着されたRFタグを読み込んでリールの各々の収納位置をユーザに知らせることによって、ユーザは自分の所望の電子部品が積載されたリールの位置を容易に知ることができる。特に、リール収納装置が電子部品が積載された多数のリールの各々に付着されたRFタグを独立的に読み込むことによって、リールの各々の収納位置を知ることができる。これによって、棚に無数にあるリールが保管された場合にもユーザが自分の所望の電子部品が積載されたリールを探すために一々にリールの1つ1つを持ち上げて見る必要がなくなって、多い時間と費用を低減することができる。

延いては、リール収納及び支持役割をする棚自体をRF信号送受信のためのアンテナに活用することによって、装置構成を簡単化することができる。即ち、RFID基盤タグ認識のために他の位置に別途のアンテナを備える必要無しで、棚自体の収納及び支持のための部材そのままをアンテナに用いることによって、装置構造を単純化させながら認識率まで高めることができる。

一実施形態によれば、各々のアンテナをリールが支持される方向に突出した形態を有するようにすることによって、リールを安定的に支持すると共に、リールに付着されたRFタグの位置に関わらず、RFタグ認識率を高めることができる。即ち、普通のRFタグはリールの外周面の特定領域に付着されるが、各々のアンテナが突出した形態であれば、突出したアンテナとリールの外周面に付着されたRFタグが重なるか、またはその間隔が近接するようになるので、該当アンテナがリールのRFタグを認識する確率を高めることができる。

延いては、RFタグを円形、四形などの多様な形態にリールの内周面に取り囲まれるように付着して、リール収納装置にリールが収納されるだけで、リールの内周面とアンテナが重なるようになって、RF信号送受信が円滑になって、容易にRFタグを認識することができる。

追加の実施形態によれば、リールの収納時、リールのサイズによって、その収納位置を調整して固定することができる可変形態の固定部を備えて、リールのサイズに合うように固定部の位置を調整することによって、リールのサイズに関わらず、リールを収納及び支持することができる。

追加の実施形態によれば、識別した収納位置情報を表示する発光部を備えることによって、ユーザが収納位置情報を直観的に知るようにすることができる。

本発明の多様な実施形態に従うRFID基盤のリール収納装置の外観図である。

本発明の多様な実施形態に従ってリール収納装置にリールが収納される形態を示す参照図である。

本発明の一実施形態に従うリール収納装置の構成図である。

本発明の一実施形態に従うRF信号転送のためのアンテナの構造を示す参照図である。

本発明の多様な実施形態に従うアンテナの形態を示す外観図である。

本発明の一実施形態に従う固定部を示す参照図である。

本発明の一実施形態に従うアンテナのRFタグ認識例及び遮蔽手段を示す参照図である。

本発明の一実施形態に従ってアンテナがリールのRFタグを認識するアルゴリズムを説明するための参照図である。

本発明の一実施形態に従うリール収納装置の発光部の応用例を示す参照図である。

以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明を説明するに当たって、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。また、後述する用語は本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図または慣例などによって変わることがある。したがって、その定義は本明細書の全般に亘る内容に基づいて定義されるべきである。

図1aから図1dは、本発明の多様な実施形態に従うRFID基盤のリール収納装置1の外観図である。

図1aから図1dを参照すると、リール収納装置1は、本体13及びリール収納部材兼用アンテナアレイ(以下、アンテナアレイと称する)10を含み、固定部11をさらに含むことができる。

リール収納装置1は多数のリール(reel)2を収納しながら支持できる装置であって、多数のリール2の各々を個別的に収納及び支持することができる。リール2は電子部品が積載されたストリップ(strip)が巻かれている形態であり、電子部品は、例えば半導体チップでありうる。リールの構造に対しては図2で後述する。

アンテナアレイ10は本体13上に形成される多数のアンテナで構成されて、多数のリール2の各々を収納及び支持すると共に、アンテナ機能をする。アンテナアレイ10を構成する各々のアンテナは、物理的にはリール2の各々を収納及び支持し、電気的にはリールの各々の収納位置を知るためにRFID技術を用いてRF信号を送受信する。個別的なリール収納及び支持のためにアンテナアレイ10の各アンテナは各々のリール2を収納できる程度の間隔をおいて互いに離隔して一列に配置される。固定部11は、各アンテナの間に収納されたリールが動かないように固定及び支持する。

リール収納装置1は、図1aから図1dに示すように、多様な形態を有することができる。図1aは倒れているリール収納装置1の各アンテナが平に一列配置された形態を図示したものであり、図1bは各アンテナが上下垂直に一列配置された形態を図示したものである。また、図1cは収納されたリール2がよく抜けないようにするために図1bのアンテナアレイ10が上向きに傾斜した形態を図示したものであり、図1dは各アンテナが水平に一列配置され、かつリール収納装置1が立てられた形態を図示したものである。

一方、図1aから図1dを参照にして前述したリール収納装置1の構造は、本発明の理解を助けるための一実施形態であり、多様な形態に変形可能であることは勿論である。延いては、本発明ではリールを収納することができるリール収納装置1に限定して説明しようとするが、RF信号を送受信するアンテナが物品の個別的な収納及び支持役割を同時に遂行する特徴を満たすものであれば、リールの以外の他の物品を収納できる分野にまで応用できる。

図2a及び図2bは、本発明の多様な実施形態に従ってリール収納装置1にリール2が収納される形態を示す参照図である。

図2a及び図2bを参照すると、リール収納装置1の各アンテナはリール2の各々の一部がリール2の外周面方向に掛かるようにリール2を個別的に収納及び支持する。リール2はリール収納装置1にスライディング形態に収納できるが、例えば図2a及び図2bに示すように、リール2が上から下にスライディングしながら第1アンテナ10−1と第2アンテナ10−2との間に掛かることができる。各々のアンテナは、図2a及び図2bに示すように、リール2を支持するためにリール2が支持される方向に突出した形態でありうる。図2a及び図2bに各々図示されたアンテナはその形態が異なるだけであり、リール収納装置1の各アンテナがスライディング挿入されるリール2を個別的に収納及び支持する原理は同一である。具現可能なアンテナの多様な形態に対しては図5aから図5gで詳細に後述する。

一実施形態に従って、各アンテナのタグ認識距離は予め割り当てられた領域を逸脱しない近距離に限定される。例えば、第1アンテナ10−1は第1アンテナ10−1の限定された周辺領域の以内でRF信号を送受信して第1アンテナ10−1の周辺に収納されたリール2のRFタグのみを識別することができる。

他の実施形態に従って、各アンテナはリール収納装置1にリールが収納された場合、収納されたリールのRFタグを認識することができる。即ち、予め割り当てられた領域の以内で収納されたリールのRFタグのみを認識することでなく、収納されているだけで、収納されたリールのRFタグをカバレッジ範囲内で全て認識することができる。この場合、各アンテナは自分の認識位置にリールが収納されたことを所定の認識アルゴリズムを通じて認識することができる。認識アルゴリズムの例を挙げれば、各アンテナが各アンテナ別に識別した情報を比較し、比較結果によって所定のアンテナ側にユーザの所望のRFタグが取り付けられたリールが収納されたか否かを認識する方法でありうる。認識アルゴリズムに対する実施形態は、図8で詳細に後述する。

リール2にはRFタグ20が付着されるが、リール収納装置1は収納されたリール2のRFタグ20を読み込んで、読み取られたRFタグ20を識別する。RFタグには該当リール2に積載された電子部品に対する識別情報と製造履歴データが記録できる。識別情報は該当リール2に積載された電子部品と関連し、数量情報、部品コード、製造社名、製造年度、及び製造ロット(lot)番号を含む。製造履歴データは、電子部品がリール2に積載されて製造に使われた履歴を示す。

図3は、本発明の一実施形態に従うリール収納装置1の構成図である。

図3を参照すると、リール収納装置1は、多数のアンテナを含むアンテナアレイ10、スイッチング部12、制御部14、表示部16、及びメモリ18を含む。

アンテナアレイ10の各アンテナは、多数のリール2の各々の一部がリール2の外周面方向に掛かるようにリール2を個別的に収納及び支持し、個別的に収納されたリール2に付着されたRFタグ20を独立的に読み込む。

スイッチング部12は、アンテナアレイ10を構成する各々のアンテナを順次に活性化させる。スイッチング部12は、アンテナをスイッチングして、そのうちの1つのアンテナを選択することができる。即ち、スイッチング部12はアンテナを順次にスイッチングすることができ、アンテナのうちの1つのアンテナを選択することができる。一方、図3に示すように、アンテナアレイ10とスイッチング部12が別個の構成要素で形成できるが、アンテナアレイ10の各アンテナとスイッチング部12が一体型でありうる。

制御部14は、スイッチング部12を通じて選択されたアンテナからRF信号送受信を通じて読み取られたRFタグを識別して、識別されたRFタグが付着されたリール2の各々の収納位置を読み取る。そして、読取結果を表示部16を通じて外部に出力することができる。その例を挙げれば、ユーザが工程に必要な所定の情報を有する電子部品が積載されたリールを探そうとする場合、制御部14が自動的に該当電子部品が積載されたリールの収納位置を探り出して、これを表示部16を通じて知らせることができる。これによって、ユーザは自分の所望の電子部品が積載されたリールを探すために、一々にリールの1つ1つを持ち上げて見る必要がなくなるので、時間と費用を低減することができる。

制御部14は、リール2のRFタグ20に格納されたタグ情報、例えば識別情報と製造履歴データを読み取ることができる。このために、制御部14はRFリーダ器形態でありうる。制御部14は、RFタグ20からタグ情報を読み込んで、読み込んだ結果を表示部16を通じて外部に出力することができる。

制御部14は、アンテナのうちの1つのアンテナが順次に選択されるようにスイッチング部12を制御する。また、制御部14はアンテナアレイ10を通じて獲得したリール2のRFタグ情報からリール2の位置情報を獲得して、これをメモリ18に格納することができる。

以下、制御部14がリール2の収納位置を認識するプロセスに対して後述する。制御部14は、スイッチング部12を制御してアンテナアレイ10のアンテナのうち、所定のアンテナを順次に選択する。そして、制御部14は選択されたアンテナがリール2のRFタグを読み取るためにRF信号を出力するように制御し、リール2のRFタグから読み取られたRFタグ信号を該当アンテナから受信する。RFタグ信号が受信されれば、制御部14は該当アンテナにリール2が掛かっていることを確認し、RFタグ信号を用いてRFタグ情報を読み取り、読取結果を用いて掛かっているリール2がユーザの所望の電子部品を積載したリール2か否かを判断する。延いては、制御部14は判断結果を表示部14を通じて外部に出力できるが、例えば発光部160を通じてリール2の収納位置を発光表示することができる。

メモリ18は制御部14が多様な処理作業を実行するためのプログラムを格納する。そして、制御部14を通じて獲得されたRFタグ情報から獲得されたリール2の位置情報を格納することができる。メモリ18は、リール収納装置1に含まれることもでき、別途のサーバーに含まれてネットワークを介してリール収納装置1と連結されることもできる。

メモリ18は、アンテナアレイ10のアンテナの総個数と各々のアンテナに対する順序を格納することができ、現在選択されたアンテナを介して識別されたリールのRFタグ情報を格納することができる。例えば、総16個のアンテナのうち、現在選択されたアンテナが7番目に該当する場合、7番目に該当するアンテナを介して識別されたRFタグ情報をメモリ18に臨時格納することができる。また、メモリ18はスイッチング部12を制御してアンテナを順次に選択するように制御するためのソフトウェア、アンテナ選択期間情報、アンテナ配置位置情報など、多様なデータを含んで全てのRF情報を順次に認識するようにすることができる。

表示部16は、操作のための入力命令と入力時の操作画面を表示する。そして、制御部14を通じて識別されたリールの各々の収納位置を表示する。表示部16は発光部160を含むことができるが、発光部160は発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)などを通じて発光して制御部14で識別した収納位置情報を表示することができる。発光部160の応用例に対しては図9で後述する。

図4は、本発明の一実施形態に従うRF信号転送のためのアンテナの構造を示す参照図である。

図3及び図4を参照すると、一実施形態に従ってアンテナアレイ10の各々のアンテナは線型形態を有するが、一側はRF信号入出力部102であり、他側は接地部100である。RF信号入出力部102は、リール2に付着されたRFタグを読み取るためのRF信号を出力し、リール2のRFタグから読み取られたRFタグ信号を制御部14に伝達する。接地部100は、図4に示すように、多数のアンテナの共通接地(common ground)に使用できる。

図5aから図5kは、本発明の多様な実施形態に従うアンテナの形態を示す外観図である。

一実施形態に従ってアンテナアレイ10の各々のアンテナは、図5aから図5dに示すように、リール2が支持される方向に突出した形態を有する。これは、リール2を安定的に支持するためであり、かつリール2に付着されたRFタグの位置に関わらず、RFタグの認識率を高めるためのものである。通常、RFタグはリール2の外周面の特定領域に付着されるが、各々のアンテナが突出した形態であれば、突出したアンテナとリール2の外周面に付着されたRFタグが重なるか、またはその間隔が近接するようになるので、該当アンテナがリール2のRFタグを認識する確率が高まるようになる。

一方、各々のアンテナは図5c及び図5dに示すように、RF信号を放射することができる所定のパターンに形成できる。アンテナの形態が図5dのパターンと同一な場合、矢印方向にRF信号がパターンの周辺に流れるようになるが、アンテナの他側の接地部であるので、出力された方向にまたRF信号が入力されるようになる。この際、各々のアンテナはパターンまたはパターンが形成された部材の特定地点をリール収納装置1の本体に支持するための支持部104をさらに含むことができる。

他の実施形態に従って、各々のアンテナは図5e及び図5fに示すように、一側がRFタグを読み取るためのRF信号を出力し、読み取られたRFタグ信号が出力された地点にまた入力されるRF信号入出力部であると共に、接地部で構成される。この際、各々のアンテナはRF信号入出力部を通じてRF信号が出力された地点にまたRF信号が入力されるようにRF信号が流れるようにアンテナパターンが構成される。例えば、図5e及び図5fに示すように、各々のアンテナはRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが上下の位置に各々形成され、かつRF信号が出力されるアンテナパターンとRF信号が入力されるアンテナパターンが他側で互いに合う一体型である。即ち、図5e及び図5fで上側のアンテナ線にはRF信号が出力され、上側のアンテナ線と右側で互いに連結された下側のアンテナ線にはRFタグから読み取られたRFタグ信号が入力される形態が可能である。図5e及び図5fの実施形態において、各々のアンテナはリールが支持される方向に突出した形態を有することができる。

更に他の実施形態に従って、各々のアンテナは遮蔽手段を有するカバーに内蔵された形態でありうる。例えば、図5gに示すように、RF信号を放射することができる所定のパターンに形成されたアンテナ10がカバー106の内側に取り付けるようになる。この際、カバー106の一形態を図示したものが図5hであるが、図5hを参照すると、カバー106はアンテナ10を内蔵させるために2つの基板が結合される構造を有することができる。また、図5hに示すように、カバー106の一面がアンテナ10のパターンに合わせて溝が凹まれた形態でありうる。これは、カバー106の2つの基板を結合して製造する時に平たくして、その体積を縮めるためである。延いては、カバー106の他の一面は遮蔽手段110を有するが、遮蔽機能を有する成分が塗布された形態でありうる。遮蔽手段110は両方向に放射されるRF信号が一方向のみに放射されるようにする。

更に他の実施形態に従って、各々のアンテナは、銅、アルミニウム、金属などが塗布された材質からなる基板、例えば印刷回路基板(Printed Circuit Board:以下、PCBと称する)に搭載された形態でありうる。例えば、アンテナ10は図5iに図示されたようなPCBに搭載できるが、PCBの外郭は図5iに示すように円形でありうるが、楕円、四角形、クローバー型など、多様な幾何学的形態に変形可能である。延いては、アンテナ10が搭載された基板はカバー106の内側に取付できる。カバー106は、図5jに示すように、アンテナ10が搭載された基板を取付させるために、カバー106の前後両面が結合される構造を有することができる。延いては、カバー106の一面は遮蔽手段110を有することができるが、遮蔽手段110は遮蔽のために遮蔽機能を有する成分が塗布された形態でありうる。遮蔽手段110は両方向に放射されるRF信号が一方向のみに放射されるようにする役割をする。他の実施形態によれば、遮蔽手段11は図5iではカバー106の一面に形成されたが、カバー106でないアンテナ10が搭載された基板上に形成されることもできる。図5iでの矢印方向を有する線形態はRF信号の放射方向を示したものである。

更に他の実施形態に従って、各々のアンテナは、図5kに示すように、一直線形態でありうる。これは、RFタグがリール2の内周面にドーナッツ形態などに付着された場合に可能なものであって、リール収納装置1にリール2が収納されているだけで、リール2の内周面とアンテナが重なるようになって、RF信号送受信が円滑になって、容易にRFタグを認識できるようになる。一方、図5aから図5kを参照にして前述したアンテナ構造の実施形態は、本発明の理解を助けるための一実施形態であり、多様な形態に変形することができる。

図6は、本発明の一実施形態に従う固定部11を示す参照図である。

図6を参照すると、リール収納装置1の固定部11は収納されるリールを支持及び固定するが、リールの収納時、リールのサイズによってその収納位置を調整して固定できる可変形態でありうる。この場合、ユーザは収納されるリールのサイズが大きい場合、各固定部11の間隔を広げることができ、収納されるリールのサイズが小さい場合、各固定部11の間隔を縮めることができる。リールのサイズに合うように固定部11の位置を調整することによって、リールのサイズに関わらず、リールを収納及び支持することができる。

図7a及び図7bは、本発明の一実施形態に従うアンテナのRFタグ認識例及び遮蔽手段を示す参照図である。

図7aを参照すると、各々のアンテナはリール2の外周面が掛かる両方向に各々RF信号を放射するように構成されてRFタグを読み込む。この場合、1つのアンテナを基準に両側にリールが収納された場合、該当するリールのRFタグを全て認識することができる。

一実施形態に従って、リール収納装置1は、図7bに示すように、各々の放射方向へのRF信号の指向性のための遮蔽手段110をさらに含むことができる。遮蔽手段110は、例えば、銅、アルミニウム、金属などが塗布された材質からなるPCB形態でありうる。この際、遮蔽手段110は両方向に放射されるRF信号が一方向のみに放射されるように制御することができる。

図8は、本発明の一実施形態に従ってアンテナがリールのRFタグを認識するアルゴリズムを説明するための参照図である。

図8を参照すると、各アンテナは収納された多数のリールのRFタグを認識することができる。即ち、特定アンテナが予め割り当てられた範囲の以内で収納されたリールのRFタグのみを認識することでなく、収納されているだけで、収納された多数のリールのRFタグをカバレッジ範囲内で全て認識することができる。この場合、各アンテナは自分の認識位置にリールが収納されたことを多様な認識アルゴリズムを通じて認識することができる。認識アルゴリズムの例を挙げれば、各アンテナが認識した情報を比較し、比較結果によって自分の認識位置にリールが収納されたことを認識する方法である。

前述した認識アルゴリズムを説明するために、図8に示すように、リール収納装置1に1番リール2−1、2番リール2−2、及び3番リール2−3が各々収納されたと仮定する。この際、各アンテナは遮蔽手段により一側方向に放射されるRF信号を識別するようになるので、第1アンテナ10−1側は1番リール2−1、2番リール2−2、3番リール2−3を全て識別し、第2アンテナ10−2側は2番リール2−2、3番リール2−3を識別し、第3アンテナ側は3番リール2−3を識別するようになる。この際、1番リール2−1は第2アンテナ10−2側と第3アンテナ10−3側では識別できず、第1アンテナ10−1側のみで識別されるものであるので、1番リール2−1が第1アンテナ10−1側に挿入されていることを識別できるようになる。

図9は、本発明の一実施形態に従うリール収納装置1の発光部160の応用例を示す参照図である。

図3及び図9を参照すると、リール収納装置1は制御部14で識別したリール2の収納位置情報を表示する発光部160を含む。発光部160は、本体13における各アンテナの間に各々形成できる。例えば、図9に示すように、本体13の上部に棒が設けられ、棒の上に発光部160が位置し、かつ発光部160は各アンテナの間に1つずつ形成される。勿論、発光部160が設けられる位置を棒に限定する必要はなく、棒でない他の手段に取り替えることもできる。アンテナのうち、所定のアンテナを介してリールに付着された所定のRFタグ情報を識別した場合、該当するアンテナ側の発光部160が発光するようになる。この際、ユーザは発光部16の発光の有無を通じてユーザの所望の電子部品が積載されたリールの位置を確認することができる。一方、発光部160は本発明の表示部16の一形態であり、表示部16はアラーム形態など、発光形態の以外の多様な形態、またはその組み合わせにより変形できる。

以上、本発明に対してその実施形態を中心に説明した。本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現できることを理解することができる。したがって、開示された実施形態は限定的な観点でなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は前述した説明でなく、特許請求範囲に表れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は本発明に含まれたものとして解析されるべきである。

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