Armrest assembly of the chair

申请号 JP2001296450 申请日 2001-09-27 公开(公告)号 JP4936415B2 公开(公告)日 2012-05-23
申请人 フォームウェイ ファーニチャー リミテッド; 发明人 ウィリアム プリンス ジョナサン; マイケル ウィルキンソン ポール;
摘要
权利要求
  • 前方向と横方向とを有する椅子の肘掛け組立体であって、肘掛け組立体は、縦方向軸が椅子の前方向に実質的に対応するように椅子に組み込むようになっており、肘掛け組立体はさらに、横方向軸が椅子の横方向に対応するように椅子に組み込むようになっており、
    肘掛け組立体は、
    肘掛けと、
    椅子に固着自在の支持構造と、
    肘掛け 支持構造に取付け る取付け装置 とより成り
    取付け装置は、
    キャリアと、
    肘掛けのキャリアに対する運動を案内するようにキャリアに組み込まれた、離隔した平行軌道より成る第1の案内手段と、
    支持構造に対するキャリアの運動を案内するように支持構造に対して固定関係に設けられた、離隔した平行軌道より成る第2の案内手段とより成り、
    肘掛けは、支持構造に対して、前後方向に選択的に移動 自在で、縦方向軸に沿う複数の座標位置のうちの任意の1つを占めることが 可能であり、また、横方向に選択的に移動 自在で、横方向軸に沿う複数の座標位置のうちの任意のうちの1つを占めることが 可能であるため 、肘掛けは、縦方向軸及び横方向軸に沿うそれぞれの座標位置により画定される複数の位置のうちの任意の1つに選択的に位置付け可能であり、
    肘掛け組立体は、さらに、肘掛けを支持構造に対して複数の位置のうちの任意の1つに着脱自在にロックするロック装置を有することを特徴とする肘掛け組立体。
  • 縦方向軸と横方向軸に沿う運動の限界を画定するための停止手段が設けられ、縦方向軸に沿う運動の範囲は、横方向軸に沿う運動の範囲よりも大きい請求項 の肘掛け組立体。
  • ロック装置は、
    支持構造の上部に固定 され、複数の第1の係合部分を有 する固定部と、
    肘掛け により支持 され、固定部の複数の第1の係合部分の うちの少なくとも一 と選択的に着脱自在に係合する 第2の係合部分とより成り、
    複数の第1の係合部分の うちの少なくともは、第2の係合部分 係合すると肘掛けの 複数の位置のうちの つを画定する ことを特徴とする請求項 の肘掛け組立体。
  • ロック装置は、
    支持構造の上部に固定 され、第2の係合部分 を有する固定部と、
    肘掛けに より支持 され、少なくとも固定部の第2の係合部分と選択的に着脱自在に係合する複数の第1の係合部分 とより成り、
    複数の第1の係合部分の うちの少なくともは、第2の係合部分 係合すると肘掛けの 複数の位置のうちの つを画定する ことを特徴とする請求項 の肘掛け組立体。
  • 第2の係合部分は係合部材または係合突出部より成り、 複数の第1の係合部分の うちの少なくとも一 は、 第2の係合部分の係合部材または係合突出部 受容する凹部またはスロットより成る請求項 3または4の肘掛け組立体。
  • 第2の係合部分の係合部材は、常態では、 複数の第1の係合部分のうちの 少なくともと係合する位置に偏倚されている請求項 の肘掛け組立体。
  • 第2の 係合部分の係合部材は、ボールの形状を有する請求項 の肘掛け組立体。
  • 支持構造の上部に固定された固定部は係合表面を有するパッドより成り、係合表面の上には離隔したディンプルのアレイが形成されている請求項 の肘掛け組立体。
  • ロック装置は、肘掛けを 支持構造に対して複数の位置の各々 常態でロックするように作動可能であり、ロック装置は選択的に解放可能である請求項 乃至 のうちの任意の1つの肘掛け組立体。
  • ロック装置はさらに、第2の係合部分を 複数の第1の係合部分 のうちの少なくともとの係合 関係から選択的に 離脱させ離脱手段を有する請求項 乃至 のうちの任意の1つの肘掛け組立体。
  • 離脱手段は、 複数の第1の係合部分 のうちの少なくともつと、第2の係合部分 が係合する係合位置と、第1及び第2の係合部分を係合関係から離脱させる離脱位置とを有する移動自在 摺動手段より成る請求項 1乃至10のうちの任意の1つの肘掛け組立体。
  • 移動自在の摺動手段は、浅い部分 深い部分 との間で深さが変化する1またはそれ以上の凹部を有し、摺動手段の係合位置は、係合部材が 凹部の浅い部分に受容される位置に対応し、摺動手段の離脱位置は、係合部材が凹部の深い部分に受容される位置に対応する請求項 11の肘掛け組立体。
  • ロック装置はアクチュエータを有し、 アクチュエータは、肘掛けに腕が支持されるユーザーの手により作動されるように配置され 、作動されると摺動部材を係合位置から離脱位置に移動させる請求項 12の肘掛け組立体。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の分野】
    本発明は、肘掛け組立体に関する。 本発明は、特に限定しないが、ユーザーが心地よさを得るために肘掛けを調節できる、オフィス用椅子の肘掛け組立体に関する。 本発明はまた、肘掛けが着脱自在であるか、あるいは書き板のような別のタイプのものと置換え可能な、着脱自在の肘掛け組立体に関する。 本発明は、オフィス用椅子について説明するが、車付き椅子を備えた任意タイプの椅子に利用可能であることが理解されるであろう。 さらに、本発明は、椅子を超えた用途も有するかもしれない。 本発明の肘掛け組立体は、テーブルや、例えばタイピストの補助用具としてのワークステーションに固着することが可能である。
    【0002】
    【発明の背景】
    人間の体型及びサイズは種々雑多である。 このため、オフィス用椅子は、一般的に、例えば座部の高さや深さを調節可能である。 肘掛けを調節することも知られている。 調節可能なものとしては、垂直軸を中心とするツイスト動作がある。 もうひとつの公知の調節機構は、ツイスト動作だけでなく横方向の運動も可能にする。 さらに別の公知の調節機構は、平面内の所定の長円軌道での肘掛け運動を可能にする。 座部の深さの調節は、椅子のユーザーが必要とする主要な調節機構のうちの1つであり、市販のオフィス用椅子に普通見られるものである。 ユーザーが座部の深さを調節すると、座部に関する肘掛けの位置が変化するが、その変化は肘掛け位置がユーザーにとって全く不適当な所まで及ぶ。 公知のオフィス用椅子は、座部の深さ位置を合わせるために容易に調節可能でなければならないという条件をうまく満足させるものではない。
    【0003】
    公知の肘掛け調節機構のもう1つの欠点は、調節が簡単でないことである。 公知のタイプの中には、調節を行うために、ユーザーが肘掛けの下方から操作するのや、反対の手で調節しなければならないものがある。 このように調節しなければならないのは、面倒で不便である。
    【0004】
    公知の調節自在の肘掛けの一部が有するさらに別の欠点は、調節するためにが必要なことである。 ユーザーが通常の態様で椅子を使用する場合、肘掛けは、ユーザーが選択した位置で、意図された機能を有する。 しかしながら、ユーザーがうっかりして肘掛けにかなりの力を加えると、肘掛けは移動できる。 これは、ユーザーが椅子から立ち上がろうとして肘掛けを使用する場合に起こることが多い。 このため、ユーザーは不安定になりがちであり、ユーザーが椅子に再び座るとき肘掛けを再調節しなければならない。
    【0005】
    従って、本発明の目的は、上記欠点を解消するかその一部を軽減する肘掛け組立体を提供することにある。
    【0006】
    【発明の概要】
    本発明によると、 前方向と横方向とを有する椅子の肘掛け組立体であって、肘掛け組立体は、縦方向軸が椅子の前方向に実質的に対応するように椅子に組み込むようになっており、肘掛け組立体はさらに、横方向軸が椅子の横方向に対応するように椅子に組み込むようになっており、肘掛け組立体は、肘掛けと、椅子に固着自在の支持構造と、肘掛けを支持構造に取付ける取付け装置とより成り、取付け装置は、キャリアと、肘掛けのキャリアに対する運動を案内するようにキャリアに組み込まれた、離隔した平行軌道より成る第1の案内手段と、支持構造に対するキャリアの運動を案内するように支持構造に対して固定関係に設けられた、離隔した平行軌道より成る第2の案内手段とより成り、肘掛けは、支持構造に対して、前後方向に選択的に移動自在で、縦方向軸に沿う複数の座標位置のうちの任意の1つを占めることが可能であり、また、横方向に選択的に移動自在で、横方向軸に沿う複数の座標位置のうちの任意のうちの1つを占めることが可能であるため、肘掛けは、縦方向軸及び横方向軸に沿うそれぞれの座標位置により画定される複数の位置のうちの任意の1つに選択的に位置付け可能であり、肘掛け組立体は、さらに、肘掛けを支持構造に対して複数の位置のうちの任意の1つに着脱自在にロックするロック装置を有することを特徴とする肘掛け組立体が提供される。
    【0010】
    本発明の1つの局面によると、肘掛け組立体には、縦方向軸と横方向軸に沿う運動の限界を画定するための停止手段が設けられ、縦方向軸に沿う運動の範囲は、横方向軸に沿う運動の範囲よりも大きい。
    【0012】
    本発明の別の局面によると 、ロック装置は、支持構造の上部に固定され、複数の第1の係合部分を有する固定部と、肘掛けにより支持され、固定部の複数の第1の係合部分のうちの一つと選択的に着脱自在に係合する第2の係合部分とより成り、複数の第1の係合部分の各々は、第2の係合部分と係合すると肘掛けの複数の位置のうちの一つを画定する。
    【0013】
    本発明のさらに別の局面によると、 ロック装置は、支持構造の上部に固定され、第2の係合部分を有する固定部と、肘掛けにより支持され、一つが固定部の第2の係合部分と選択的に着脱自在に係合する複数の第1の係合部分とより成り、複数の第1の係合部分の各々は、第2の係合部分と係合すると肘掛けの複数の位置のうちの一つを画定する
    【0014】
    本発明のさらに別の局面によると、 第2の係合部分はボールの形状を有する係合部材または係合突出部より成り、複数の第1の係合部分は、第2の係合部分の係合部材または係合突出部を受容する凹部またはスロットより成る
    【0015】
    本発明は、広い意味で、本願明細書において、それぞれ独立に、または集合的に言及した部品、要素及び特徴部分、並びにそれら部品、要素または特徴部分の任意の2つまたはそれ以上の任意または全ての組み合わせにあるということができ、それらは当該技術分野において公知の均等物を有し、かかる公知の均等物はあたかもそれぞれ開示されたように組み込まれていると考えるべきである。
    本発明は、以下の例が示す構成を包含するものである。
    【0016】
    【好ましい実施例の説明】
    図1はオフィス用椅子を示し、その主要部組立体12は、座部14と、背もたれ16とより成る。 座部14と、背もたれ16とは、車付き基部18と、中央支柱20とより成る支持フレームとにより、上方に支持されている。 支持フレームはまた、背もたれ16をリクラインさせる機構を備えており、背もたれ16がリクラインすると、それに同期して座部14が傾斜する。 この機構の詳細は、本発明にとって重要ではない。 中央支柱20は、従来の態様で座部14の高さを調節するための空気バネ(図示せず)を収容している。 空気バネは、図1にはないが、図2に示す椅子の主トランサムに連結されている。 主トランサム22は、椅子の横方向に延び、中央のバネ連結リンク23により空気バネに連結されている。
    【0017】
    図1はまた、2つの着脱可能な肘掛け組立体24を示す。 肘掛け組立体24は、ユーザーに心地良さを与えるためのパッドを備えた肘掛け26の上部を有する。 各肘掛け組立体は、直立の支持構造28も有する。 肘掛け26は、直立の支持構造28の上端部に取付けられている。 直立の肘掛け構造の下端部は、図3に示すように、下方に傾斜した度で内側に延びる細長い固着部30を有する。
    【0018】
    細長い固着部30は、図2に示す態様で主トランサム22の一端内で係合する。 固着の態様は、細長い固着部30が係合されるトランサム22の端部を示す種々の図である図4及び5a―5cにさらに詳細に示されている。 図5aから最もよくわかるように、細長い固着部30は、外側の雄型係合表面32と、内側の雄型係型表面34とを有する。 外側の雄型係合表面32は、内側の雄型係型表面34から離隔して、それらの間にテイパー付きの中間部36を画定する。 図面を見ればわかるように、用語「外側」及び「内側」は、肘掛け組立体に関する係合表面の位置を示すものである。
    【0019】
    主トランサム22の各端部は、細長い固着部30を収容するための空所を有する肘掛け固着部を備えている。 その空所は、四方が完全に囲まれた孔ではなく、その下側の内側雌型係合表面38及び外側雌型係合表面40によってのみ画定される。 細長い固着部30は、主トランサム22の内側及び外側係合表面38、40により支持されることがわかるであろう。 細長い固着部30と、トランサム22の他の表面とは、接触関係にある。 これらは、0.2mmの隙間で配置されている。 これらの別の表面は、横方向移動及び上下移動を阻止する。 この点に関して、「内側」及び「外側」は、主要部組立体12の斜視図で用いられることがわかる。 肘掛け組立体24を主要部組立体10に組み込むには、外側雄型係合表面32が内側雌型係合表面38と係合し、内側雄型係合表面34が外側雌型表面40と係合するまで、細長い固着部30を主トランサム内に挿入する。 雄型係合表面は、細長い係合固着部30の長さと比べると短く、テイパー付きでない細長い固着部30の部分の上に形成されている。
    【0020】
    細長い固着部30は、直立の支持構造28に関して下方に傾斜していることがわかる。 このようにする、ユーザーが肘掛け26に下向きの力を加えると、細長い固着部にその部分を肘掛け固着部内に押し込もうとする方向の力が加わる。 肘掛けに上向きの力を加えると、片持ちばね効果により同じ態様で細長い固着部に力がかかる。
    【0021】
    さらに、肘掛け組立体を固定するためのクリップが設けられている。 図5cに示すように、クリップはラッチ部材42を有し、そのフック44は主トランサム22の一部として形成されたラッチ表面45(図5aを参照)に係合可能である。 ラッチ部材42は、枢軸48上の第1の支点43と、ボタン46に押圧される第2の支点47とを有する。 ラッチ部材42は、第2の支点47がボタン46を外方に偏倚する一体的なばねを含むように形成されている。 ボタン46が内方に押されると、ラッチ部材42は支点43を中心として枢動して、フック44をラッチ表面45との係合関係から離脱させ、肘掛け組立体24を主要部組立体12から取り外せるようにする。
    【0022】
    図2から最も良くわかるように、支持構造28は、中空の下部支柱52内に入れ子式に受容される上部支柱50を有する。 上部支柱50と下部支柱52とは、図9乃至13を参照して詳細に説明する態様で、高さを調節するために互いに調節可能である。 下部支柱52の下部から下方に傾斜した角度で延びるのは、脚部54である。 上部支柱50は、固定部56を、常態で、それに固定した姿勢で支持する(もっとも、固定部56の高さは後述するように調節可能である)。
    【0023】
    図6を参照して、固定部は、横方向摺動可能なキャリア58の両側に延びるディンプル付きパッド57を備えることがわかる。 ディンプル付きパッド57は、固定部56内に自己配置可能な2つの別個の射出成型部品である。 図8bに示すように、固定部56は、摺動可能なキャリア58のための横方向案内部または案内手段60を画定する。 従って、キャリア58は椅子の横方向に摺動可能である。 図8cを見ると、固定部56の側部は、キャリア58の横方向移動を制限するための停止部または停止手段を画定することがわかる。
    【0024】
    キャリア58はさらに、2つの縦方向案内部または案内手段 62を有する。 これらの案内部62はそれぞれ、図示のようにT字形である。 図8aから最も良くわかるように、案内部62は肘掛けの基部66に設けた縦方向スロット64を貫通し、スロットの端部が縦方向移動の停止部を画定する。 このため、肘掛け26の基部66は、スロット64内の縦方向案内部62の摺動作用により、前後に摺動可能である。 キャリア58上に縦方向案内部62が形成されているため、キャリア58を横方向に摺動させると、肘掛け26の基部66も同様に横方向に摺動する。
    【0025】
    縦方向案内部62と、横方向案内部60との結合作用により、肘掛けは、停止部により決まる所定の限界内で、横方向案内部及び縦方向案内部62により画定される水平な平面に沿う任意の方向に移動可能である。 その平面内で肘掛け26がとることのできる有限数の位置を決定するために、肘掛けは互いに固定した位置にある1対の金属製ボール70を支持する。 これらのボールは、共に、キャリア58上を移動し、ディンプル付き部分57に設けたディンプルの1つ72と係合する。 さらに、キャリア58もディンプル74を有する。 これらのディンプルは、一方のボールだけが一度にキャリア58と係合し、もう一方のボールは一方または他方のディンプル付きパッド56のディンプル72と係合するように、離隔されている。
    【0026】
    ボール70は、図7に示すように、摺動部材80により肘掛け26の基部66に支持されている。 図8bに示す摺動部材80の下側には、それぞれが1つのボール70を受容する2つの凹部82が形成されている。 各凹部は、浅い部分と、深い部分とを有するように形成され、浅い部分と深い部分の方向は同じである。 ボール70が凹部82の浅い部分内にある時、これらのボールはディンプルと係合関係に保持される。 ボール70をディンプル70との係合関係から離脱させるには、摺動部材80を長さ方向に摺動させて、凹部の深い部分をボール70と係合させる。 このようにすると、ボール70がディンプル72との係合関係から離脱できる。 従って、摺動部材80は、第2の係合部分であるボール70を複数の第1の係合部分または凹部82のうちの少なくとも一つとの係合関係から選択的に離脱させる離脱手段を構成する。
    【0027】
    図8aに示すように、摺動部材80は肘掛け26の基部66内に摺動自在に取付けられている。 枢動自在のアクチュエータ84は、枢軸86を中心として肘掛け26の基部66に枢動自在に取付けられている。 枢動自在のアクチュエータ84はL字形部材であり、押し込み部がユーザーの親指の近くの肘掛け上の便利な場所に配置されている。 摺動部材80は、ばね88により、ボール70が摺動部材の凹部の浅い部分にくる係合位置の方へ偏倚されている。 従って、アクチュエータ84は、ばね88に抗して作動される。 摺動部材80のアクチュエータ84とは反対の摺動部材の端部は、摺動部材が解放位置にある時、停止部92と係合する当接突出部90を備えている。
    【0028】
    使用法について説明すると、ユーザーは、親指でアクチュエータ84を押すことにより、摺動部材80を、ボール70がディンプル72との係合関係から離脱する解放位置に移動させる。 ユーザーがアクチュエータ84に親指を押し付けたままにすると、基部66は縦方向案内部62に沿って前後に摺動することができる。 さらに、基部66は、キャリア54を横方向案内部に沿って移動することにより、横方向に移動することができる。 加えて、案内部62上の基部66と、横方向案内部上のキャリア58とを同期移動させることが可能であるため、基部66を所定の外側限界内でその平面に沿って任意の方向に移動することができる。 ユーザーがアクチュエータ84を解放すると、ボール70はディンプル付きパッド57及び/またはキャリア58の中央部上に押し付けられる。 そのため、肘掛け26をわずかに調節すると、ボール70が最も近いディンプル内に収まる。 そして、肘掛けは、ユーザーが再びアクチュエータ86を押すまで、その選択位置にロックされる。
    【0029】
    図9は、上部支柱50を、それが通常、入れ子式に受容される下部支柱52から取り外した状態の、肘掛け26の上半分を示す。 上部支柱50は、実質的に中実の支柱部材である。 図10は、高さ調節アクチュエータ101、ローラキャリッジ102及び連結ロッド103より成る上部支柱50の内部構成要素を示す。 図10からわかるように、また図13にさらにわかりやすく示されるように、ローラキャリッジ102は、深い部分と浅い部分とを有する凹部105が形成されている。 ローラ104は、凹部105内に受容される。
    【0030】
    図11を参照して、ローラキャリッジ102は、それが収容される位置付けレセプタ106により画定される上部支柱50の下方部分内で摺動可能である。 ローラキャリッジ102は、ユーザーがアクチュエータ101を作動すると、レセプタ106内で移動自在である。 ローラキャリッジ102は通常、ばね(図示せず)により図11に示す最下方位置に偏倚されている。
    【0031】
    図12及び13に示すように、上部支柱50の下端部は、ステムライナの2つの半分内に受容される。 1つの半部108を、図12に示す。 もう1つの半部109を、図13に示す。 これら2つの半部108、109は、内部に上部支柱50の下方部分が入れ子式に受容される中央の導管部を画定する。 ステムライナ108の半部108、109は、中空の下部支柱52内の空所の一部を占める。 リブ110は、その空所の一部を占める手助けをし、また、ステムライナの半部の強度を増加させる。 さらに、ステムライナの一方の半部には、そのステムライナを下部支柱52の一方の側の方へ偏倚するための板ばね(図示せず)が一体的に形成されている。 さらに、ステムライナの一方または両方の半部には、上部支柱50とステムライナとの間のゆるみを減少させるための板ばねが一体的に内部に形成されている。
    【0032】
    図12に示す半分108には、一連の離隔した樋状の凹部100が設けられている。 開口111(図9を参照)に一部が突出するローラ104は、この樋状の凹部100の1つと係合する形状を有する。 既に説明したように、ローラキャリッジ102は、常態では、図12に示す最下方位置にばねにより偏倚されている。 この位置で、ローラ104は凹部105の浅い部分に受容されると共に、1つの樋状凹部100と係合する。
    【0033】
    肘掛け26の高さを調節したい場合、ユーザーは、アクチュエータ101を作動してローラキャリッジ102を上方に移動させる。 実際、ローラ104は、凹部105内を、凹部105の基部と、樋状凹部100との間に保持されなくなるまで、深い部分の方へ移動する。 ローラ104と樋状凹部100とが係合しなくなると、上部支柱50を下部支柱52に対して移動できる。 肘掛けの高さをうまく調節した後、ユーザーはアクチュエータを解放する。 恐らくわずかな調節が必要であろうが、ローラ104は樋状凹部100内に収まり、そうするにあたり、ローラキャリッジ102は、ばね(図示せず)の偏倚力により、ローラ104が凹部の浅い部分内に収まって凹部100と係合するロック位置に移動する。
    【0034】
    図13は、ステムライナのもう一方の半部109を示すが、その内側は細長い凹部112より成る2つの離隔した軌道を有する。 ローラキャリッジ102は2つの離隔した案内部114を備えており、これらは軌道112内に摺動自在に受容される形状を有する。 軌道は、半部109の上端部で終端するため、この終端点が、案内部114がこれ以上上方に移動できない上方限界点となる。 これにより、上部支柱50を下部支柱52から完全に取り外すことができない。
    【0035】
    図14は、肘掛け26aの変形例を示す。 ユーザーに心地よさを与えるためにパッドを設けた肘掛け26aの上部は、摺動部材120を受容する開口118を有する。 図15は、上部パッドを設けた部分が取り外されている点を除き、図14と同じ図である。 摺動部材120は、基部66に取付けられた摺動ケーシング125内に摺動自在に受容されている。 摺動部材120は、図16に明示されている。 摺動部材は、浅い凹部127を有する。 この凹部127には、CD(図示せず)のような光ディスクが収められる。 CDは、コンピュータに用いて、椅子10の動作的特徴をグラフィック表示する。
    【0036】
    図17及び18は、主トランサム22aの変形例を示す。 主トランサム22aのいくつかの特徴については、ここで詳しく説明しない。 主トランサム22aは、中央ばね連結リンク23aの所の空気ばねにより基部18から支持されている。 図17及び18は、肘掛け組立体の変形例の下部だけを示す。 この組立体は、カム支柱52aと、それから内方に延びる固着部130とを有する。 肘掛け組立体の変形例の上部は、前図のものと同じであり、下部支柱52aは上部支柱50を入れ子式に受容している。
    【0037】
    固着部130は、下部支柱50aに一体的に形成された外側固着部130aを含む2つの部分より成る。 さらに、固着部130は内側固着部130bを有し、この固着部はボルト131、132により外側固着部130aにボルト締めされている。 さらに別のボルト133が、固着部130全体を主トランサム22aに固定する。 内側固着部は、主として美感のため設けられている。
    【0038】
    上記説明は本発明の1つの実施例のみを説明したものであり、本発明の範囲から逸脱することなく変形例及び設計変更が可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】図1は、本発明の好ましい実施例による2つの着脱可能な肘掛け組立体を備えた展開斜視図である。
    【図2】図2は、図1の椅子の一部の詳細図であり、一方の肘掛け組立体の固着の仕方を説明するものである。
    【図3】図3は、上部のパッドを取り外した肘掛け組立体の斜視図である。
    【図4】図4は、図3の肘掛け組立体の下部を下方から見た水平断面図である。
    【図5a】図5aは、図3の肘掛け組立体の下部を一部垂直断面で示す斜視図である。
    【図5b】図5bは、図5aに示す部品を下方から見た斜視図である。
    【図5c】図5cは、肘掛け組立体を固着するクリップを示されている点を除き、図5aと同様な垂直断面図である。
    【図6】図6は、わかりやすくするため部品を取り外した肘掛け組立体の上部を示す斜視図である。
    【図7】図7は、さらに別の部品を示す、図6と同様な斜視図である。
    【図8a】図8aは、わかりやすくするために肘掛けのパッドを取り外した、肘掛け組立体の上部を詳細に示す図である。
    【図8b】図8bは、図8aの肘掛け組立体の上部を示す縦方向断面図である。
    【図8c】図8cは、図8aの肘掛け組立体の上部を示す横方向断面図である。
    【図8d】図8dは、図1の肘掛けのパッドの斜視図である。
    【図9】図9は、垂下する上部支柱を備えた肘掛けの斜視図である。
    【図10】図10は、上部支柱の内部構造を詳細に示す肘掛けの斜視図である。
    【図11】図11は、図9の上部支柱50の下部を後方から見た詳細図である。
    【図12】図12は、ステムライナの半分内に受容された、図11で示す上部支柱の下部の詳細図である。
    【図13】図13は、ステムライナのもう一方の半分の詳細図である。
    【図14】図14は、本発明による肘掛けの変形例を示す斜視図である。
    【図15】図15は、肘掛けパッドを取り外した図14と同様な図である。
    【図16】図16は、さらに別の部品を取り外した図15と同様な図である。
    【図17】図17は、肘掛け組立体の変形例の下部がトランサムに取付けられた、トランサムの変形例の下側を示す斜視図である。
    【図18】図18は、図17と同様な下部を示す別の斜視図である。

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