Foldable chair

申请号 JP6365793 申请日 1993-03-23 公开(公告)号 JPH06269330A 公开(公告)日 1994-09-27
申请人 Kokuyo Co Ltd; Takano Co Ltd; コクヨ株式会社; タカノ株式会社; 发明人 KUBOTA NOBUHISA; MURAKAMI TOMOKAZU;
摘要 PURPOSE: To assuredly prevent a foldable chair stacked on the top from slipping by a method wherein for a slide preventive member, a first engaging part is fixed on the front surface, and a second engaging part with a shape which can be engaged with the first engaging part is fixed on the rear surface.
CONSTITUTION: When the foldable chair is folded, an engaging protruding part 41 and engaging depressed part 42 of a slide preventive member 4 face in the direction which is vertical to an imaginary surface to which a front leg, hind leg 2 and seat 3 belong. That is, when the folded chair is put horizontally, the engaging protruding part 41 faces upward, and on the contrary, the engaging depressed part 42 faces downward. Therefore, when a second folded chair 100b is stacked on the top of a first folded chair 100a which is put on a floor, the engaging protruding part 41 of the slide preventive member 4 on the first folded chair 100a is fitted in the engaging depressed part 42 of the slide preventive member 4 on the second folded chair 100b. Also, back rests 5 are in contact with each other, and for this reason, the movement at this part is also prohibited.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】前脚と、後脚と、座とを略平面的に折り畳むことができるように構成するとともに、前脚及び後脚の少なくとも一方を床面に平行に載置されるベース杆を有した略U字形のものにし、そのベース杆に滑動防止部材を装着した折り畳み椅子において、前記滑動防止部材を、前面に第1係合部を有し、かつ、背面に第1係合部と係合可能な形状の第2係合部を有してなるものにしたことを特徴とする折り畳み椅子。
  • 【請求項2】前脚と、後脚と、座とを略平面的に折り畳むことができるように構成するとともに、前脚及び後脚の少なくとも一方を床面に平行に載置されるベース杆を有した略U字形のものにし、そのベース杆に滑動防止部材を装着した折り畳み椅子において、前記滑動防止部材を、ベース杆の前面側片半部又は背面側片半部のいずれかに装着し、この滑動防止部材にベース杆の片半部が係合可能な係合凹部を設けたことをことを特徴とする折り畳み椅子。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、折り畳んで積み重ねることができるようにした折り畳み椅子に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】この種の折り畳み椅子として、例えば、
    金属パイプを略U字形に成形し、その開放端側に背もたれが取り付けてなる前脚と、同じく金属パイプを略U字形に成形してなる後脚と、前脚と後脚とに軸支される座とからなり、前脚と後脚とを接近することにより座が跳ね上がり、前脚、後脚、及び座を略平面的に折り畳むことができるように構成したものが知られている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の構成のものでは、使用しない場合に平面状に折り畳んで積み重ねることができるため、折り畳みのできない他の椅子と比べて収納スペースが少なくて済むという利点はあるが、金属パイプ製の前脚や後脚は、積み重ねられた場合に相互に接触していても滑り易く、多数積み重ねると位置ずれが生じて崩れるおそれがある。

    【0004】また、前記前脚や後脚の平なベース杆には、合成樹脂等により作られた滑動防止部材が装着してある場合が少なくないが、これら従来の滑動防止部材は、使用時の椅子の安定のみを考慮して取り付けられているものであり、ベース杆を包持するような円筒体状をなしている。 そのため、このような滑動防止部材が設けてある場合でも、折り畳んで積み上げた場合には、滑動防止部材の外周面同士が当接するだけであり、積み重ねた際には滑動を防止するようには機能せず、位置ずれや崩壊を招きやすいという問題がある。 本発明は、このような不具合を解消することを目的としている。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。 すなわち、本発明に係る折り畳み椅子は、前脚と、
    後脚と、座とを略平面的に折り畳むことができるように構成するとともに、前脚及び後脚の少なくとも一方を床面に平行に載置されるベース杆を有した略U字形のものにし、そのベース杆に滑動防止部材を装着したものにおいて、前記滑動防止部材を、前面に第1係合部を有し、
    かつ、背面に第1係合部と係合可能な形状の第2係合部を有してなるものにしたことを特徴とする。

    【0006】他の態様としては、同様な基本構成をなす折り畳み椅子において、前記滑動防止部材を、ベース杆の前面側片半部又は背面側片半部のいずれかに装着し、
    この滑動防止部材にベース杆の片半部が係合可能な係合凹部を設けたものを挙げることができる。

    【0007】

    【作用】このような構成のものであれば、平面状に折り込んで積み上げた場合に、下側の椅子の滑動防止部材の第1係合部に、上側の椅子の滑動防止部材の第2係合部が係合することになり、各椅子の滑動防止部材同士が位置し得ないように係合し合うことになる。 そのため、多数の椅子を積み上げても、横ずれが生じるのを効果的に防止することができ、積み上げ状態が崩れるのを防ぐことができる。

    【0008】なお、請求項2記載の発明の場合には、例えば、下側の椅子に固定された滑動防止部材の係合部に上側の椅子のベース杆が係合するという対応で順次積み上げられることになるため、この場合にも椅子相互間の位置ずれを防ぐことが可能となる。

    【0009】

    【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。 図1に示す折り畳み椅子100は、前脚1
    と、後脚2と、座3とを略平面的に折り畳むことができるように構成してある。 前脚1及び後脚2は、床面に平行に載置されるベース杆11、21を有した略U字形のものにし、後脚2のベース杆21に滑動防止部材4を装着している。

    【0010】前脚1と後脚2とは、スチールパイプを略U字形に曲げて形成してあり、座3の側面31を回動可能に支持している。 すなわち、前脚1の略中間部12
    が、座3の奥行き方向の中間部より若干後方で座3の側面31に軸着してあり、また、後脚2は、その上端22
    が前脚1の背もたれ5より下側に、前脚1の外側から軸着され、かつ、上端22より少し下側の部位を座3の後縁32に近い側面31aに、図示しない連結金具を介して回動可能に連結されている。 しかも、前脚1と後脚2
    と座3とは、折り畳まれた際に略同一平面内に位置するように、前脚1の外側に後脚2が取り付けてある。 また、前脚1の開放端部には、背中の形状に合うように後方に湾曲した背もたれ5が取り付けてある。 このような背もたれ5にあっては、折り畳まれた際に、その湾曲した後面5aが、前脚1、後脚2及び座3の含まれる平面から後方に突出することになる。

    【0011】滑動防止部材4は、軟質合成樹脂製のもので、2個使用され、それぞれが、略直方体の長手方向の中央部がベース杆21の外径より少許小なる内径の円筒形状に形成され、上面43には切開部43aが形成され、下面44は使用時の接地性を良好にするために凸曲面に形成してある。 また、この滑動防止部材4は、図2
    〜3に示すように、使用状態において後側になる背面4
    5に直方体形状の第2係合部である係合凸部41が形成され、この係合凸部41の形状に合致する大きさの第1
    係合部である係合凹部42が前面すなわち係合凸部41
    に背向する正面46に設けられている。 しかして、滑動防止部材4は、上面43の切開部43aから後脚2のベース杆21に所定の距離を離間して嵌め込み、上面43
    が水平と所定度になるようにして、すなわち、背面4
    5が後脚2の傾斜部分22の中心軸と平行となる角度にして接着剤等で固着してある。 つまりこのような角度でベース杆21に固着することにより、保管すべく折り畳んで水平に置いた場合に、係合凸部41が直上方向に、
    係合凹部42が直下方向に、それぞれ向くものとなる。

    【0012】このような構成において、使用時には、保管時に折り畳まれていた座3を前下方向に押し広げると、前脚1と後脚2とが前後方向に大きく開いて座3を略水平状態に保持する形態になる。 この状態では、開いた後脚2のベース杆21の滑動防止部材4は、その下面44で床面と接触し、座3を後ろ方向に押すが加わった場合に、ベース杆21が後方に滑動するのを防止している。 一方、保管をするために折り畳み椅子100を折り畳むと、図4に示すように、前脚1と後脚2と座3とが略同一平面内に位置し、背もたれ5の後面5aが前脚1より後方に突出する形態となる。 この状態では、滑動防止部材4は、係合凸部41と係合凹部42とが、前脚1、後脚2及び座3が属する仮想平面に垂直な方向を向くようになる。 つまり、折り畳み椅子100が水平状態に置かれると、係合凸部41は上を向き、逆に係合凹部42は下を向く。 したがって、図4〜5に示すように、
    床に載置された第1の折り畳み椅子100aの上に第2
    の折り畳み椅子100bを積み重ねると、第1の折り畳み椅子100aの滑動防止部材4の係合凸部41が第2
    の折り畳み椅子100bの滑動防止部材4の係合凹部4
    2に嵌合し、また、第1の折り畳み椅子100aの背もたれ5の後面5aが第2の折り畳み椅子100bの背もたれ5の前面に当接することになる。

    【0013】このように積み重ねると、それぞれの折り畳み椅子100の後脚2のベース杆21において、滑動防止部材4により後脚2の左右前後の移動が禁止されることになり、また背もたれ5同士が当接していることによりこの背もたれ5部分における移動も禁止される。 つまり、順次同じようにして多数が積み重ねられると、積み重ねられるにしたがって重量が加算されるため下側のものほど大きな荷重でそれぞれの滑動防止部材4が係合しており、容易にスタッキングが崩れることがない。

    【0014】なお、滑動防止部材4の形状としては、上記実施例のものに限定されるものではない。 例えば、図6〜7に示す滑動防止部材4では、折り畳んで積み重ねるべく水平に載置した場合に、下向きとなる面を、ベース杆21の真下位置では凸面141aとなり、その凸面141aに連続する部分で凹溝141bとなる係合下面部141とし、後向きとなる面の上下縁を、平行して湾曲する係合上縁部142と係合下縁部143とし、上向きとなる面を、ベース杆の真上位置では凹面144aとなり、その凹面144aに連続する部分で凸条144b
    となる係合上面部144とし、前後左右方向に曲面が係合するように形成されている。 すなわち、折り畳み椅子100が積み重ねられると、それぞれの滑動防止部材4
    は、図8に示すように、係合上面部144の凹面144
    a部分に係合下面部141の凸面141a部分が係合するとともに、凸条144b部分に凹溝141bが係合し、折り畳み椅子100の前後方向の移動を阻止する。
    これと同時に、下側に位置する滑動防止部材4の係合上縁部142と上側に位置する滑動防止部材の係合下縁部143とが係合し、折り畳み椅子100の左右方向の移動を阻止する。 このように、滑らかに連続する面と溝、
    面と条、及び縁をそれぞれ係合させることにより各方向への移動を阻止しているので、積み重ねた折り畳み椅子100に外力が加わっても、容易に滑落することがない。

    【0015】また、図9〜10に示す滑動防止部材4
    は、上記実施例と同様の基本構成を有する折り畳み椅子100に装着されるもので、具体的にはベース杆21の前面側片半部又は背面側片半部のいずれかに装着される。 したがって、椅子本体部分の説明については省略する。 この滑動防止部材4は、略直方体の長手方向の対向するそれぞれの面を、ベース杆21の外径に合致する曲面に形成し、一方の曲面をベース杆21への取付面部2
    41とし、他方の曲面を係合面部242としている。 すなわち、この例の滑動防止部材4の取付は、折り畳んで積み重ねる状態に水平にした場合に、上向きとなるベース杆21の半周分の表面(背面側片半部)21aに、その取付面部241を密着させて接着剤などにより固着する。 したがって、折り畳み椅子100を積み重ねると、
    図11に示すように、それぞれの滑動防止部材4の係合面部242に、その上に積み重なる折り畳み椅子100
    のベース杆21の前面側の半周分の表面(前面側片半部)が直接係合し、積み重ねられた折り畳み椅子100
    が前後方向に移動するのを防止する。 なお、使用状態にされた場合に、滑動防止部材4の床との摩擦力を大きくするために、床と接地する側の面243は後脚の床に対する角度に対応して傾斜させてある。 このような構成にすれば、非常に簡単な構造で効果的に積み重ねられた折り畳み椅子100の滑落を防止することができる。

    【0016】なお、本発明は以上説明した実施例に限定されるものではない。 その他、各部の構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

    【0017】

    【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、折り畳んで順次上に積み重ねることにより、滑動防止部材の第1係合部とその上に積み重ねられた滑動防止部材の第2係合部とが係合するので、積み重ねられた状態からベース杆が移動するのを容易に禁止することができ、上に積み重ねられたものの滑落を確実に防止することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例を示す背面から見た斜視図。

    【図2】同実施例の滑動防止部材を拡大して示す斜視図。

    【図3】同実施例の滑動防止部材の取付状態における断面図。

    【図4】同実施例の折り畳んで積み重ねた状態を示す斜視図。

    【図5】同実施例の折り畳んで積み重ねた状態における断面図。

    【図6】他の実施例の滑動防止部材を拡大して示す斜視図。

    【図7】他の実施例の滑動防止部材の取付状態における断面図。

    【図8】他の実施例の折り畳んで積み重ねた状態を示す斜視図。

    【図9】本発明の他の態様における実施例の滑動防止部材を拡大して示す斜視図。

    【図10】同実施例の滑動防止部材の取付状態における断面図。

    【図11】同実施例の折り畳んで積み重ねた状態を示す斜視図。

    【符号の説明】

    1…前脚 2…後脚 3…座 4…滑動防止部材 21…ベース杆 21a…正面 41…係合凸部 42…係合凹部 45…背面 46…正面 241…取付面部 242…係合面部

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