Pat leg frame

申请号 JP6119893 申请日 1993-11-15 公开(公告)号 JP2578312Y2 公开(公告)日 1998-08-13
申请人 株式会社イトーキクレビオ; 发明人 博嗣 久保; 徳太郎 井上;
摘要
权利要求 (57)【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 接地杆と該接地杆から連続して立ち上がった脚杆を有する金属パイプ製 又は金属丸棒製の脚フレーム に嵌着する脚パットであって、合成樹脂で 接地部と
    保持部とを可撓性のある連結部で一体となして成形し、
    前記接地部は上方へ開放した嵌合溝を上面側に形成し、
    該嵌合溝を形成する両挾持片は接地杆の直径をオーバー
    ラップして嵌合可能となしたものであり、前記保持部は
    側方へ開放した嵌合溝を形成し、該嵌合溝を形成する両
    挾持片は脚杆の直径をオーバーラップして嵌合可能とな
    したものであり、前記連結部は接地部の嵌合溝の底部と
    保持部の嵌合溝の底部に連続したものであり、前記接地
    部を接地杆の端部に下方から嵌合するとともに、前記保
    持部を脚杆の下部に側方から嵌合し、前記連結部を接地
    杆と脚杆とが連続したコーナー曲部の外周に添設して取
    付けることを特徴とする脚フレーム用パット
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本考案は、パイプ椅子を始め、布
    団干し若しくは物干しや、更に一般的なハンガー架台等
    の脚フレーム用パットに係わり、更に詳しくは金属パイプ製又は金属丸棒製の脚フレームの接地杆及び脚杆に嵌合して取付ける合成樹脂製の脚フレーム用パットに関す<br>る。

    【0002】

    【従来の技術】従来、パイプ椅子においては、上面側に嵌合溝を形成するとともに、下面側に接地面を形成した合成樹脂製の脚具を、椅子の脚フレームの接地杆に前記嵌合溝を外嵌して取付けたものは既に提供されている。

    【0003】しかし、脚具を金属パイプ製の接地杆に嵌合しただけでは、脚具が回転するので、実際には脚具を接地杆にネジ止めしてその回転を規制している。 従って、脚具の取付けには、ネジ止めといった面倒な作業を要するので、組立てに手間がかかるのである。

    【0004】尚、この種のパイプ椅子は、スタッキング可能な構造のものもあり、スタッキングした際に、上下に位置する脚フレームの位置決めをするために、脚フレームの脚杆の下部外側に当止片を突設したものも存在する。

    【0005】

    【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、合成樹脂製で一体成形した脚フレーム用パットであって、パイプ椅子の脚フレームに簡単に取付けることが可能であるとともに、
    取付状態においては回転やずれが生じない脚フレーム用
    パットを提供する点にある。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解決のために、接地杆と該接地杆から連続して立ち上がった脚杆を有する金属パイプ製又は金属丸棒製の脚フレームに嵌着する脚パットであって、合成樹脂で接地部と保
    持部とを可撓性のある連結部で一体となして成形し、前
    記接地部は上方へ開放した嵌合溝を上面側に形成し、該
    嵌合溝を形成する両挾持片は接地杆の直径をオーバーラ
    ップして嵌合可能となしたものであり、前記保持部は側
    方へ開放した嵌合溝を形成し、該嵌合溝を形成する両挾
    持片は脚杆の直径をオーバーラップして嵌合可能となし
    たものであり、前記連結部は接地部の嵌合溝の底部と保
    持部の嵌合溝の底部に連続したものであり、前記接地部
    を接地杆の端部に下方から嵌合するとともに、前記保持
    部を脚杆の下部に側方から嵌合し、前記連結部を接地杆
    と脚杆とが連続したコーナー曲部の外周に添設して取付
    けてなる脚フレーム用パットを構成した。

    【0007】

    【作用】以上の如き内容からなる本考案の脚フレーム用
    パットは、金属パイプ製又は金属丸棒製の脚フレームの接地杆の端部に下方から接地部を嵌合するとともに、脚フレームの脚杆の下部に側方から保持部を嵌合し、更に前記接地部と保持部とを連結した可撓性のある連結部を前記接地杆と脚杆とが連続したコーナー曲部の外周に添設して取付けるものであり、床面に接地された前記接地部に使用時に回転する方向のが加わっても、連結部を介して接地部の回転中心から偏心した位置に嵌着した保持部によってその回転が規制され、また接地部に接地杆に沿った内方への力が加わっても、連結部を介して保持部で移動が規制されるのである。 尚、接地部に接地杆に沿った外方への力が加わった場合には、連結部が可撓性を有するので、完全に移動を規制することはできないが、ある程度の移動規制は働くのである。

    【0008】

    【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。 図1及び図2は本考案の脚パット1を装着したパイプ椅子Pの代表的な二例を示し、図1はスタッキング可能なパイプ椅子を示し、図2は折畳み可能なパイプ椅子を示している。 図中2は脚フレーム、3は接地部、4は保持部、5は連結部をそれぞれ示している。

    【0009】本考案の脚フレーム用パットは、接地杆6
    と該接地杆6から連続して立ち上がった脚杆7を有する金属パイプ製又は金属丸棒製の脚フレーム2 に嵌着する
    脚パット1であって、合成樹脂で一体成形し、接地杆6
    に嵌合する接地部3と、脚杆7に嵌合する保持部4とを、可撓性のある連結部5で一体としてなることを要旨としている。

    【0010】更に詳しく本考案の脚パット1を図3〜図6に基づいて説明する。 前記接地部3は、上方へ開放した嵌合溝8を上面側に形成し、該嵌合溝8を形成する両挾持片9,9は前記接地杆6の直径をオーバーラップして嵌合できるように設定され、また下面側には平面状の接地面10を形成した形状を有する。 また、前記保持部4は、接地部3と同様な側方へ開放した嵌合溝11を形成し、該嵌合溝11を形成する両挾持片12,12は前記脚杆7の直径をオーバーラップして嵌合できるように設定されているものである。 そして、前記連結部5は、
    前記接地部3の嵌合溝8の底部と、前記保持部4の嵌合溝11の底部とに連続して形成したものであり、可撓性を有するものである。 ここで、前記連結部5の断面形状は、偏平な板状であっても良いが、前記接地杆6と脚杆7のコーナー曲部13の外周面に密着して添設できるように湾曲した形状にすることが好ましい。

    【0011】また、前記接地部3と保持部4とは、強固な嵌合ができるように剛性を有するように肉厚を厚くし、逆に前記連結部5は可撓性を有するように肉厚を薄くして一体成形する。 あるいは、前記接地部3と保持部4とを硬質合成樹脂を用いて成形し、前記連結部5を軟質合成樹脂を用いて成形することも好ましく、この二種類の合成樹脂を用いる場合も全て一体的に成形するのである。

    【0012】そして、本考案の脚パット1を脚フレーム2に取付けるには、図4〜図6に示すように、該脚フレーム2の接地部3の端部に接地部3の嵌合溝8を下方から外嵌して両挾持片9,9で弾性的に挾持し、前記脚杆7の下部に保持部4の嵌合溝11を側方から外嵌して両挾持片12,12で弾性的に挾持するとともに、連結部5をコーナー曲部13の外周面に密着状態で添設するのである。 ここで、前記連結部5は可撓性を有するので、
    前記コーナー曲部13の曲率が異なる場合でも、その曲率に合った曲率に連結部5を曲げることが可能である。

    【0013】また、本考案の脚パット1の成形時の形状は、図7に示すように連結部5を湾曲した状態としても、図8に示すように連結部5が直線状の状態でも良く、成形性を考慮して適宜設定される。 前記連結部5が成形時に湾曲している場合には、脚フレーム2への装着時に連結部5の曲げを少なくすることにより、その変形を少なくできる。 一方、前記連結部5が成形時に直線状の場合には、脚パット1の成形性が良い反面、脚フレーム2への装着時に変形が大きいが,連結部5の幅が狭い場合にはその変形は全く問題にならない。

    【0014】本考案の脚パット1は、パイプ椅子の脚フレーム2のコーナー部に装着し、使用時に接地部3の接地面10が床面に当接するのであるが、図1に示したようなスタッキング可能なパイプ椅子を多数上下に重ねて収容した場合には、前記脚フレーム2の脚杆7の下端部に嵌着した前記保持部4が下方のパイプ椅子の脚杆7に当接し、上下の脚フレーム2同士が擦れ合って傷が付くことも防止できるのである。

    【0015】また、本実施例では、金属丸パイプ製の脚フレーム2に取付ける脚パット1 ついて例示したが、
    金属丸棒製の脚フレームであっても本考案は同様に適用できることは言うまでもない。 また、本考案の脚パット1は、パイプ椅子に用いる以外にも金属パイプ製の布団干し若しくは物干しや、更に一般的なハンガー架台等の脚フレームにも装着することが可能である。

    【0016】

    【考案の効果】以上にしてなる本考案の脚フレーム用パ
    ットは、接地杆と該接地杆から連続して立ち上がった脚杆を有する金属パイプ製又は金属丸棒製の脚フレームに
    嵌着する脚パットであって、合成樹脂で接地部と保持部
    とを可撓性のある連結部で一体となして成形し、前記接
    地部は上方へ開放した嵌合溝を上面側に形成し、該嵌合
    溝を形成する両挾持片は接地杆の直径をオーバーラップ
    して嵌合可能となしたものであり、前記保持部は側方へ
    開放した嵌合溝を形成し、該嵌合溝を形成する両挾持片
    は脚杆の直径をオーバーラップして嵌合可能となしたも
    のであり、前記連結部は接地部の嵌合溝の底部と保持部
    の嵌合溝の底部に連続したものであり、前記接地部を接
    地杆の端部に下方から嵌合するとともに、前記保持部を
    脚杆の下部に側方から嵌合し、前記連結部を接地杆と脚
    杆とが連続したコーナー曲部の外周に添設して取付けて
    なるので、嵌合作業のみで簡単に取付けることができ、
    しかも連結部は可撓性を有するので、脚フレームのコーナー曲部の曲率が異なっても密着状態で添設することができるのである。 更に、使用時に床面に接地された前記接地部に回転する方向の力が加わっても、連結部を介して保持部によってその回転を規制することができ、また接地部に接地杆に沿った方向の力が加わっても同様に連結部を介して保持部で移動を規制することができる。 また、スタッキング可能なパイプ椅子に装着した場合には、スタッキング時に上下の脚フレームが擦れ合って傷が付くことも防止できるのである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本考案の使用例を示すスタッキング可能なパイプ椅子の全体斜視図である。

    【図2】本考案の使用例を示す折畳み可能なパイプ椅子の全体斜視図である。

    【図3】本考案の脚パットと脚フレームとの関係を示す要部分解斜視図である。

    【図4】同じく脚パットを脚フレームに取付けた状態を示す要部斜視図である。

    【図5】図4のA−A線断面図である。

    【図6】図4のB−B線断面図である。

    【図7】成形時に連結部を湾曲させた状態の脚パットの簡略側面図である。

    【図8】成形時に連結部を直線状となした状態の脚パットの簡略側面図である。

    【符号の説明】

    1 脚パット 2 脚フレーム 3 接地部 4 保持部 5 連結部 6 接地杆 7 脚杆 8 嵌合溝 9 挾持片 10 接地面 11 嵌合溝 12 挾持片 13 コーナー曲部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) A47B 91/04 A47C 5/10

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