Leg cap for adjusting height of leg part of desk or chair

本発明は、学校や家庭での机や椅子の使用時に、そのガタツキを是正する机や椅子の脚部の高さ調整可能な脚キャップに関するものである。

従来、机や椅子を使用していると体重などの力により歪みが生じ、脚の高さにずれが生じ、ガタツキが起こっていた。
また新品であっても床面に凹凸がある場合は同様のガタツキが起こった。
なお、脚裏部に粘着つきのゴムで貼るものや、はめ込むだけのキャップでガタツキを是正する発明が知られている。 （特許文献１、特許文献２）

特開２００２−５１８６８

特開２００２−１３６３６９

そのために、次のような問題点があった。
（イ）筆記する場合にガタツキが起こり、正確に書けない。
（ロ）児童、生徒が勉強するとき、ガタガタして集中できない。
（ハ）キャップなどで高さを補正しても、キャップの高さがガタツキの原因の高さに合っている場合は少なく、装着しても完全にガタツキを是正することができない。
（ニ）床面に凹凸のある場合は、机や椅子を移動する度にガタツキが生じることが多い。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。

キャップを二重構造とし、ゴム製内キャップ１にはスチール製の外ねじ３を装着し一体化させ、外キャップ２には内側にねじ５を設ける。 この場合、外キャップ２は必ずしもゴム製でなくてもよい。 そして外キャップ２を回転させることにより上下させ、高さを微調整する。 以上を特徴とする机や椅子の脚部の高さ調整可能な脚キャップである。

本発明は、机や椅子のガタツキの程度に応じて高さを調整できる。 したがって、ガタツキの程度が変われば、それを是正するのも容易にできるし、床面の凹凸の違いによるガタツキに対する微調整も容易にできる。
また、児童、生徒自身が使用の度にガタツキを容易に是正できるので快適な学習時間を保つこともできる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
ゴム製のキャップ１にスチール製の外ねじ３を装着し、内ねじ５のついた外キャップ２を取り付ける。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、ガタツキの原因となる机や椅子の脚部４に上記の脚キャップを装着し、内キャップ１を保持しガタツキがなくなるまで外キャップ２を回転し高さを調整する。 机や椅子を移動したときには、床面の凹凸により再度ガタツキが生じる場合があるが、それに対しても同様に外キャップ２を回転させることにより高さを微調整できる。 この結果、常にガタツキを起こさない机や椅子を保持することができる。

本発明の斜視図

本発明の使用状態を示す斜視図

本発明の分解斜視図

符号の説明

１ 内キャップ ２ 外キャップ ３ 内キャップの外ねじ ４ 机や椅子の脚部 ５ 外キャップの内ねじ