Protecting member for lower end of furniture leg and chair

申请号 JP2005244923 申请日 2005-08-25 公开(公告)号 JP2007054428A 公开(公告)日 2007-03-08
申请人 Kokuyo Furniture Co Ltd; コクヨファニチャー株式会社; 发明人 TANAKA MAMORU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a protecting member for the lower end of a furniture leg which is accurately attached and keeps time and labor reduced in sliding and moving a chair, and to provide a chair.
SOLUTION: The protecting member for the lower end of a furniture leg includes a bottom wall for receiving load through the furniture leg, rising walls rising from the bottom wall and following the rising surface of the leg, and a fixing wall connecting the bottom wall and the rising walls and fitted to a groove provided at the lower end of the leg.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 家具の脚を介する荷重を受ける底壁と、
    底壁から起立し脚の起立面に添接する立壁と、
    底壁と立壁とを連結し脚の下端部に設けられる溝に嵌め込まれる取付壁とを備えてなる家具の脚下端部の保護部材。
  • 立壁が、底壁を介して対向する位置に設けられてコ字形状である請求項1記載の家具の脚下端部の保護部材。
  • 取付壁の表面に溝との接触圧を高くする凸部を設けてなる請求項1又は2に記載の家具の脚下端部の保護部材。
  • 脚が重ね合わせ可能な椅子のものであって、立壁が底壁の前後に形成される請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の家具の脚下端部の保護部材。
  • 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の家具の脚下端部の保護部材を脚の下端部に取り付けてなる椅子。
  • 说明书全文

    本発明は、椅子や机などの家具の脚の下端部に取り付けて用いる保護部材及びその保護部材を備える椅子に関するものである。

    従来、棒状の脚を備える家具例えば椅子にあっては、例えばフローリングの床ではその脚の跡がつく場合があるため、脚の下端面に合成樹脂製材からなる保護部材を取り付けることが知られている。 一般的に、このような保護部材は、脚の接地部の面積に収まる大きさにするため、保護部材における単位面積当たりの荷重は大きく、限られた大きさにおいて荷重を軽減させるには限界があり、種々の工夫を凝らしている。

    例えば特許文献1に記載のもののように、凸型板を椅子の脚の接地部にネジで固定し、その凸型板をクッション材が下側に固定された凹型板の凹部に嵌め合わせて使用するものが知られている。

    特開2004−154293号公報

    ところが、このような構成のものであると、ネジで保護部材を固定するものでは、固定作業に際して、面積の小さな接地部において定位置に固定することが難しく、作業時間も長くなる傾向にあった。

    ところで、近年、介護老人福祉施設などの老人ホームが増えている。 このような施設にあっては、老人が転んだ場合などを考慮して、フローリングよりは柔らかい、つまりわずかに弾を有するいわゆるクッションフロアを採用している。 このクッションフロアの採用により、フローリングの床に比べて転倒などの際の安全性は増すものの、その一方で、利便性の低下も生じている。

    例えば、老人が座っている椅子の位置を変える場合、老人を座らせたまま椅子を引いて移動させることがある。 この場合、脚に荷重が集中しているため、床がわずかに沈み込んで脚を床上で滑らせることが困難になることがある。 このため、脚に保護部材を固定した椅子を少ない力で、上述のような椅子の位置の変更ができるようにすることが望まれている。

    そこで本発明は、このような不具合を解消するために、正確に取り付けることができ、椅子を滑らせて移動させる際の手間が軽減される家具の脚下端部の保護部材及び椅子を提供することを目的としている。

    すなわち、本発明の家具の脚下端部の保護部材は、家具の脚を介する荷重を受ける底壁と、底壁から起立し脚の起立面に添接する立壁と、底壁と立壁とを連結し脚の下端部に設けられる溝に嵌め込まれる取付壁とを備えてなることを特徴とする。

    このような構成であれば、取付壁を脚の溝に嵌め込むことにより立壁が脚の起立面に添接した状態で、取付を完了するものである。 したがって、取付に要する作業を簡素化することが可能になる。

    取付に際して、位置決めをより確実にするためには、立壁が、底壁を介して対向する位置に設けられてコ字形状であるものが好ましい。 このような構成では、クッションフロアのような柔らかい床において、底壁の下側外周部が床面に引っかからないため、床面を滑走させて家具を移動させる場合の作業に要する力を小さくすることが可能になる。

    脚に取り付けた場合の抜け落ちを確実に防止するためには、取付壁の表面に溝との接触圧を高くする凸部を設けてなるものが好適である。

    脚が重ね合わせ可能な椅子のものである場合には、立壁が底壁の前後に形成されるものが好ましい。 このような構成にすれば、複数の椅子を重ね合わせる場合に脚の左右に立壁がないので、重ね合わせを円滑にすることが可能になる。

    また、本発明は、上述の家具の脚下端部の保護部材を脚の下端部に取り付けてなる椅子である。 このような構成において、保護部材が底壁を備えていることにより、使用時に脚にかかる荷重は、その底壁にて形成される接地面により受けられ、荷重の集中を効果的に分散させることが可能になる。

    本願の請求項1に係る発明は、以上説明したように、脚に設けられた溝に取付壁を嵌め込む構成であるので、位置決めをしなくとも脚の取付位置に取り付けることができ、脚への取付を容易にすることができるものである。

    また、本願の請求項5に係る発明は、このような保護部材を用いるものであるので、その底壁において集中荷重を受けることができるものである。

    以下、本発明の一実施形態を、図1〜7を参照して説明する。

    この実施形態の椅子CHは、平方向に重ね合わせることが可能な構造のものである。 具体的には、椅子CHは、成型合板製の左右の前脚1、1及び後脚2、2と、左右の後脚2、2間に固定される背もたれ3と、左右の前脚1、1と後脚2、2との間に固定される座4とからなり、さらにそれぞれの前脚1、1及び後脚2、2の下端部11、21に取り付けられる保護部材5を備えるものである。 この椅子CHは、重ね合わせるつまりスタッキングすることができるように、座4の後縁部41の幅寸法が前縁部42の幅寸法より小さくしてあり、したがって、左右の後脚2、2間の距離が左右の前脚1、1間の距離より小さくしてある。 そして、椅子CHを重ね合わすつまり積み重ねる場合には、上の椅子CHの後脚2が下の椅子CHの後脚2の前側に位置した状態で、上の椅子CHの前脚1の肘掛け部分12が下の椅子CHの前脚1の肘掛け部分12に重なり合うものである。

    それぞれの前脚1、1及び後脚2、2は、椅子CHの前後方向に単板Wが積層されて所定の形状に成形された成型合板により形成されるものである(図7に示す)。 成型合板は、単板Wを積層しているので、必ずしも全ての部分において同一の厚みとはなっていない場合がある。 保護部材5の取付精度を良好に保持するために、それぞれの前脚1、1及び後脚2、2の下端部11、12において、それぞれの前脚1、1及び後脚2、2の前起立面13、23と後起立面14、24間の厚みを、他の部分より薄くして所定の寸法に加工している。 つまり、前脚1、1の前起立面13、及び後脚2、2の後起立面24の下端から保護部材5の高さに対応する長さだけ肉盗み部15、25を形成して、その肉盗み部15、25と背向する側の起立面14、23との間の距離(寸法)が保護部材5の立壁内面間距離(寸法)とほぼ等しくなるようにしている。

    また、それぞれの前脚1、1及び後脚2、2との下端部11、21を構成する下向き面16の幅方向の中央には、単板Wの積層方向に延びる、言い換えれば各単板Wの積層面に対して交差する方向に延びる溝6が設けてある。 この溝6は、それぞれの前脚1、1においてはその前起立面13の一部を構成する肉盗み部15から後起立面14に、またそれぞれの後脚2、2においてはその前起立面23から肉盗み部25に達する長さ(奥行き)を有するとともに、保護部材5の取付壁54の厚みとほぼ等しい幅と取付壁54の高さを上回る深さとを有するものである。

    保護部材5は、合成樹脂例えば特殊ポリエチレンなどの摩擦抵抗の低い素材により成型するものである。 保護部材5は、椅子CHの前脚1及び後脚2それぞれにおいて前脚1及び後脚2を介する荷重を受ける底壁51と、底壁51から起立し前脚1においてはその前後の起立面13、14、及び後脚2においてはその前後の起立面23、24に添接する前及び後立壁52、53と、底壁51と前後立壁52、53とを連結し前脚1及び後脚2の下端部11、21に設けられる溝6に嵌め込まれる取付壁54とを備えている。 前及び後立壁52、53は、底壁51を介して対向する位置すなわち底壁51の前側と後側との位置に設けられるものである。 そして、この実施形態の保護部材5は、底壁51、前後立壁52、53及び取付壁54が一体に形成されており、側面視がコ字形状となっている。

    この実施形態においては、椅子CHの前脚1は床Fに対してほぼ垂直に接するものであるので、前脚1に取り付けられる保護部材5(図6の(a)に示す)は、前及び後立壁52、53は底壁51に対してほぼ垂直に形成されている。 一方、後脚2に取り付けられる保護部材5(図6の(b)に示す)は、後脚2が床Fに対して前傾するものであるので、前及び後立壁52、53は底壁51に対して後脚2の傾斜度に対応して前傾して形成されている。

    前及び後立壁52、53と連結される取付壁54は、底壁51の幅方向の中央に底壁51に対して垂直に、前及び後立壁52、53より低い高さに形成してある。 この取付壁54の上端部54aは、溝6に嵌め込む場合に作業が容易になるように、上に向かって厚みが薄くなるテーパ形状に形成してある。 また、取付壁54の背向する両表面には、溝6との接触圧を高くする凸部54bが設けてある。 この実施形態における凸部54bは、前立壁52から後立壁53に達する長さつまり取付壁54の幅の全長にわたる長さを有する断面形状が下向きに広がる三角形のもので、間隔をあけて高さ方向に平行に4列設けてある。 これは、溝6に取付壁54を嵌め込む場合に滑りやすくするとともに、一旦溝6内に嵌め込まれた場合に抜く方向の摩擦力が大きくなるようにするためである。 そして、取付壁54の背向する表面の同一高さにある二つの凸部54bの最も突出している頂点間の距離は、溝6の幅寸法よりわずかに大きいもので、溝6に取付壁54を嵌め込む場合にはこれらの凸部54bは弾性変形して、溝6の内面に圧接するものである(図5に想像線で溝6を示す)。

    以上において、保護部材5の底面を構成する底壁51と前後立壁52、53との下側外周部55が、曲面に形成してある。 すなわち、保護部材5の底面の外周部55は、角が削られた状態に外側に膨らむ曲面に形成してあり、床Fとの接触が円滑になるようにしてある。 このような構成にあっては、曲面の曲率は、2面により形成される角部の面取り程度の小さなものから、比較的大きなもののいずれであってもよく、その大きさは限定されるものではない。

    このような構成において、保護部材5は、その取付壁54をそれぞれの前脚1及び後2の溝6に嵌め込んでそれぞれの前脚1及び後2の下端部11、21に取り付ける。 この場合に、上述のように、取付壁54には凸部54bが形成してあるので、嵌め込みに際しては、溝6に取付壁54の上端部54aを宛った後にハンマーなどにより底壁51を叩いて、取付壁54を溝6に打ち込むようにして保護部材5を取り付けるものである。

    このように、保護部材5のそれぞれの前脚1及び後2への取付は、取付壁54を溝6に嵌め込むだけの作業であるので、作業が極めて容易であり、作業時間を短くすることができる。 また、前立壁52が前脚1及び後脚2の前起立面13、23に、後立壁53が前脚1及び後脚2の後起立面15、25に添接するように構成してあるので、これらの立壁52、53が前脚1及び後脚2の起立面13、23、14、24に沿うことで取付作業時に保護部材5を所定位置に案内することになり、取付時に位置合わせをすることなく取り付けることができる。

    保護部材5を取り付けた椅子CHは、保護部材5が滑りやすい材料により成型されていることと、その底面の外周部55に曲面が形成してあることにより、クッションフロアにおいて人が着座している場合においても、着座した状態のまま容易に移動させることができる。 つまり、保護部材5は底面の外周部55の曲面により、若干荷重で沈み込んだ状態にあっても、その外周部55において保護部材5とクッションフロアとが線接触ではなく面接触していることで、荷重を分散させることができ、引っかかることなく円滑な移動を実現するものである。

    このように椅子CHを使用中に引きずるようにして移動させる場合において、床Fとの摩擦により保護部材5には大きな外力がかかるが、取付壁54には複数の凸部54bが高さ方向に対して水平に設けてあるので、このような外力が加わったとしても保護部材5がそれぞれの脚1、2から外れることを確実に防止することができる。 しかも、椅子CHの前後方向には前後立壁52、53が脚1、2の起立面13、23、14、24に添接しており、椅子CHの左右方向に対しては取付壁54が横断するものであるので、上述のような移動において前後左右を含む全ての方向に対して、保護部材5が外れにくくなるように機能するものである。

    また、取付壁54を嵌め込む溝6を単板Wの積層方向に合わせて形成しているので、積層された単板Wが相互に剥がれることを防止することができる。

    加えて、保護部材5は、底壁51の左右部分に立壁を有していないので、椅子CHをスタッキングする場合に後脚2を円滑に抜き差しすることができる。 つまり、スタッキングに際しては、上から見た場合に現れる下の椅子CHの前脚1の肘掛け部分12と座4との間の隙間にスタッキングする椅子CHの後脚2を挿入しなければならないが、左右に立壁がないので、後脚2の幅寸法にほぼ等しい最小限の前記隙間であっても、前脚1の肘掛け部分12や座4に引っかかることなくスタッキングすることができるものである。

    なお、上記実施形態にあっては椅子CHを説明したが、保護部材5は、脚を持つ家具、例えば机、テーブル、サイドボードなどの収納棚などの脚に取り付けるものであってよい。 このような家具に置いて、脚は、成型合板以外であってもよい。 例えば合板ではない木製(図8に示す)、鉄製、ダイキャスト製、合成樹脂製のものであってもよい。 これらの場合においても、その下端部に溝を設けてあるものであればよい。 なお、図8において、上記実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付与して図示するものである。

    上記実施形態においては、スタッキングが可能な椅子CHを説明したが、スタッキングしない構造の椅子やテーブルの脚に取り付ける保護部材の場合、立壁が4枚であってもよい。 また、比較的荷重が軽い家具や、日常的な移動の可能性が低い家具にあっては立壁は1枚のものであってもよい。

    また、上記実施形態においては、保護部材5を滑りやすい材質で成型するものを説明したが、家具の滑り止めとする場合においては、材質を変更することにより実現することができる。

    その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

    本発明の実施形態の椅子の斜視図。

    同実施形態の椅子の側面図。

    同実施形態の椅子の平面図。

    同実施形態の保護部材の斜視図。

    同実施形態の保護部材の断面図。

    同実施形態の保護部材の側面図。

    同実施形態の要部の分解斜視図。

    本発明の変形例を示す図7相当図。

    符号の説明

    1…前脚 2…後脚 5…保護部材 6…溝 11、21…下端部 13、23…前起立面 14、24…後起立面 51…底壁 52…前立壁 53…後立壁 54…取付壁

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