折り畳み式椅子

申请号 JP2017518088 申请日 2015-09-24 公开(公告)号 JP2017536148A 公开(公告)日 2017-12-07
申请人 レキスポルト アーゲー; レキスポルト アーゲー; 发明人 セバスチャン レンハルト マルクス; セバスチャン レンハルト マルクス;
摘要 本発明は、2本の前椅子脚(2、3)と、2本の後椅子脚(4、5)と、2本の前椅子アーム(6、7)と、2本の後椅子アーム(8、9)と、接続ロッドにより接続される2個の接続要素とを有する可搬型椅子(1)に関する。前椅子脚及び後椅子脚は各々、下の地面(10)に向かって 配向 される自由端(2a、3a、4a、5a)を有し、前椅子アーム及び後椅子アームは各々、前椅子アームの自由端(6a、7a)と後椅子アーム(8、9)の自由端とにより規定された又は規定可能な座面(11)に向かって配向される自由端(8c、9c)を有する。
权利要求

2本の前椅子脚(2、3)と、2本の後椅子脚(4、5)と、2本の前椅子アーム(6、7)と、2本の後椅子アーム(8、9)とを含み、前記前椅子脚(2、3)及び前記後椅子脚(4、5)は各々、基面(10)に向かって配向される自由端(2a、3a、4a、5a)を有し、前記前椅子アーム(6、7)及び後椅子アーム(8、9)は各々、座面(11)に向かって配向される自由端(8c、9c)を有し、前記座面(11)は、前記前椅子アーム(6、7)の自由端(6a、7a)及び前記後椅子アーム(8、9)の自由端(8c、9c)にわたって架設されることが可能である、又は架設されている、可搬型椅子(1)であって、前記前椅子脚(2、3)及び前記前椅子アーム(6、7)は、第1の前側接続要素(12)に及び/又は第1の前側接続要素(12)の中に締結され、前記後椅子脚(4、5)及び前記後椅子アーム(8、9)は、第2の後側接続要素(13)に及び/又は第2の後側接続要素(13)の中に締結され、前記第1の前側接続要素(12)は、少なくとも1つの第1の接続ロッド(14)により前記第2の後側接続要素(13)に接続されることを特徴とする、可搬型椅子(1)。前記第1の前側接続要素(12)は、少なくとも2本の接続ロッド(14、15)により前記第2の後側接続要素(13)に接続され、好ましくは第2の接続ロッド(15)が前記第1の接続ロッド(14)に対して平行にかつ前記第1の接続ロッド(14)の上方に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の椅子(1)。前記前椅子脚(2、3)及び前記後椅子脚(4、5)並びに前記前椅子アーム(6、7)及び前記後椅子アーム(8、9)は各々、管状部として設計され、前記2本の前椅子脚(2、3)は、第1の弾性コード(16)により互いに接続され、前記2本の後椅子脚(4、5)は第2の弾性コード(17)により互いに接続され、前記2本の前椅子アーム(6、7)は第3の弾性コード(18)により互いに接続され、前記2本の後椅子アーム(8、9)は第4の弾性コード(19)により互いに接続される、請求項1又は2に記載の椅子(1)。前記弾性コード(16、17、18、19)は、各々が前記2本の前椅子脚(2、3)同士、又は前記2本の前椅子アーム(6、7)同士、又は前記2本の後椅子脚(4、5)同士、又は前記2本の後椅子アーム(8、9)同士を接続し、互いに接続されたそれぞれの前記2本の椅子脚(2、3/4、5)又は椅子アーム(6、7/8、9)のそれぞれの管状部を通るように案内され、互いに接続されたそれぞれの管状部間のそれぞれの前側又は後側接続要素(12、13)を通るように案内され、そこで曲げられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の椅子(1)。各々、2本の弾性コード(16、18/17、19)が前記前側接続要素(12)内及び前記後側接続要素(13)内に案内されて曲げられ、好ましくは、前記第1の弾性コード(16)及び前記第3の弾性コード(18)は、前記前側接続要素(12)内に案内され、前記第2の弾性コード(17)及び前記第4の弾性コード(19)は、前記後側接続要素(13)内に案内されることを特徴とする、請求項3又は4に記載の椅子(1)。前記前椅子脚(2、3)は互いに第1の鋭(α1)に配置され、前記後椅子脚(4、5)は互いに第2の鋭角(β1)に配置され、好ましくは前記前椅子脚(2、3)間の第1の鋭角(α1)は、同じく好ましくは前記後椅子脚(4、5)間の第2の鋭角(β1)も、50〜80度、特に好ましくは60〜70度であり、前記前椅子アーム(6、7)も好ましくは互いに第3の鋭角(α2)に配置され、ただし該第3の鋭角(α2)は、前記前椅子脚(2、3)間に規定される前記第1の鋭角(α1)よりも大きく、好ましくは80〜85度であり、好ましくは、前記後椅子アーム(8、9)は互いに第4の鋭角(β2)に配置され、前記後椅子アーム(8、9)間の前記第4の鋭角(β2)は好ましくは、前記前椅子アーム(6、7)間に規定される前記第3の鋭角(α2)よりも小さく、前記後椅子アーム(8、9)間の前記第4の鋭角(β2)は、好ましくは45〜50度であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記第1の前側接続要素(12)及び前記第2の後側接続要素(13)は各々、2本の椅子脚(2、3/4、5)を受容するためのそれぞれ2個の下管状スリーブ(26、27/30、31)と、2本の椅子アーム(6、7/8、9)を受容するための2個の上管状スリーブ(28、29/32、33)とを有し、前記第1の前側接続要素(12)及び前記第2の後側接続要素(13)は、前記接続要素(12、13)の第1の側(22、24)から第2の側(23、25)に延在し、重ねて配置され、前記第1の下側接続ロッド(14)及び前記第2の上側接続ロッド(15)を受容するためのそれぞれ2個の中心管状スリーブ(34、35/36、37)を有することを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記接続要素(12、13)は一体型に構成されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の椅子(1)。基面(10)に向かって下向きに配向され、椅子脚(2、3、4、5)を受容するのに適しているそれぞれの前記下管状スリーブ(26、27、30、31)の第1の開口部(26a、27a、30a、31a)は、それぞれの前記下管状スリーブ(26、27、30、31)の上向きに配向される第2の開口部(26b、27b、30b、31b)よりも大きく、座面(11)に向かって上向きに配向され、椅子アーム(6、7、8、9)を受容するのに適しているそれぞれの前記上管状スリーブ(28、29、32、33)の第2の開口部(28b、29b、32b、33b)は、それぞれの前記上管状スリーブ(28、29、32、33)の前記第1の下向きに配向される開口部(28a、29a、32a、33a)よりも大きく、それぞれの前記下管状スリーブ(26、27、30、31)の前記第2の上側開口部(26b、27b、30b、31b)及びそれぞれの前記上管状スリーブ(28、29、32、33)の前記第1の下側開口部(28a、29a、32a、33a)は、弾性コード(16、17、18、19)を通すのに適しており、該弾性コードは各々、2本の椅子脚(2、3/4、5)又は2本の椅子アーム(6、7/8、9)を互いに接続する、請求項7又は8に記載の椅子(1)。前記椅子アーム(6、7、8、9)のための前記上管状スリーブ(28、29、32、33)は、その下端部が第1の下側補強リブ(38)により互いに接続され、その上端部が第2の上側補強リブ(39)により互いに接続され、前記椅子脚(2、3、4、5)のための前記下管状スリーブ(26、27、30、31)は好ましくは、前記補強リブ(38、39)のうち少なくとも1つに一体的に形成されることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記後椅子アーム(8、9)は前記前椅子アーム(6、7)よりも長く、前記後椅子アーム(8、9)は好ましくは、少なくとも2個の管状部(8a、8b/9a、9b)からなり、該2個の管状部は、伸縮自在であり、及び/又は互いに挿入可能であり、好ましくは調整要素(41)により互いに接続され、前記調整要素は好ましくは、前記後椅子アーム(8、9)の第1の下側管状部(8a、9a)により下側領域(41a)が受容され、前記後椅子アーム(8、9)の上側管状部(8b、9b)により上側領域(41b)が受容され、前記調整要素(41)は好ましくは、弾性コード(19)を受容するのに適している軸方向貫通開口部(49)を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記椅子脚(2、3、4、5)は、前記基面(10)に面するその自由端(2a、3a、4a、5a)に終端ストップ(42)を有し、弾性コード(16、17)の自由端(16a、16b、17a、17b)を好ましくは、該終端ストップの上及び/又は中に締結することができ、前記終端ストップ(42)は好ましくは、前記基面(10)に面するその端部がフット(44)の中及び/又は上に締結されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記椅子(1)は、好ましくはフック帯片、特に面ファスナ留めにより前記椅子(1)に付属品を締結するのに適した補足的な留め手段、特に面ファスナ(Velcro)帯片を備える少なくとも1つの締結領域を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記座面(11)は、片側又は両側が被覆された又は被覆されない、天然繊維織及び/又は合成繊維から製造される織布から構成され、前記織布は好ましくは、場所によって編み目の大きさが異なり、前記座面(11)の少なくとも1つの領域は、特に好ましくは通気性のあるメッシュの織布からなることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の椅子(1)。前記椅子(1)は折り畳み式椅子であり、折り畳んだ状態では、前記椅子アーム(6、7、8、9)及び椅子脚(2、3、4、5)は、前記接続要素(12、13)に及び/又は前記接続要素(12、13)の中に固定して締結された、又は前記接続要素(12、13)に及び/又は前記接続要素(12、13)の中に取外し可能に締結される前記接続ロッド(14、15)に沿って延在することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の椅子(1)。

说明书全文

本発明は、可搬型折り畳み式椅子に関し、特に例えばキャンピング、ハイキング等に用いる屋外用の折り畳み式椅子に関する。

アウトドア業界では、特に折り畳み式椅子、テーブル、ベッド等の軽量型の家具が非常に人気である。US5,709,428は、直に回転し容易に取外し可能な締結具により接続部分上に装着される支柱ロッドを備える折り畳み式椅子を開示する。この場合、椅子脚及び椅子アームはいずれも、別々に鳩目を介してそれぞれ1本の弾性コードにより接続部分に締結される。そのような椅子の製造は費用がかかり、別々に締結される脚及びアーム並びに個々の支柱ロッドのせいで、特に体重が重い場合安定性が不十分である。

US5,709,428

本発明の目的は、より大きい内部的安定性をし、体重の重い人の使用にも適した、改良された折り畳み式椅子を提供することである。該椅子は、製造が容易である一方で、容易に組立てと折り畳みとが可能であるように企図される。さらに、該椅子は、できるだけ小さい荷造りサイズになるように企図される。

この目的は、請求項1に記載の椅子により達成される。

この発明に従う可搬型椅子は、2本の前椅子脚と、2本の後椅子脚と、2本の前椅子アームと、2本の後椅子アームとを有する。ここで、前椅子脚及び後椅子脚は各々、それぞれ基面に向かって及び/又は地面に向かって下向きに、即ち座面から離れるように配向される自由端を有する。前椅子アーム及び後椅子アームは各々、座面に向かって及び/又は上向きに配向される自由端を有する。この座面は、前椅子アームの自由端と後椅子アームの自由端とにわたって跨ることが可能であり、及び/又は跨っている。この場合の座面は、織布生地又は織地又は編地により形成されてもよく、例えば、その角部のポケットにより上記自由端に被せられてもよく、又は布地上の成形部(例えば、尖状部又はプラスチックもしくは皮からなるキャップ)により上記自由端に締結されてもよい。この場合、椅子の組立て時に別個の要素として布地を装着することも可能である。取外し可能な締結の代わりに、座面は、上記自由端に固定装着されてもよく、折り畳み時に、椅子アーム及び椅子脚とともに折り畳まれてもよい。座面の材料としては、片面もしくは両面が被覆された又は被覆されていない、天然繊維及び/又は合成繊維から製造される織生地が可能である。織布生地は、織り密度により場所によって編み目の大きさが異なってもよい。好ましくは、座面の少なくとも1つの領域、好ましくは複数個の領域が通気性のあるメッシュの織布生地から構成される。

この発明に従えば、前椅子脚及び前椅子アームは、第1の前側接続要素に及び/又は第1の前側接続要素の中に締結され、後椅子脚及び後椅子アームは、第2の後側接続要素に及び/又は第2の後側接続要素の中に締結される。

上記第1の前側接続要素は、少なくとも1つの(第1の)接続ロッドにより第2の後側接続要素に接続される。特に好ましい例示の実施形態に従えば、該椅子は、第1の前側接続要素を第2の後側接続要素に接続する2本の接続ロッドを有する。この場合、2本の接続ロッドは、好ましくは、互いに平行に上下に配置され、第2の接続ロッドは、第1の接続ロッドに対して平行に第1の接続ロッドの上に配置される。しかしながら、2本より多い接続ロッド、例えば3本以上の接続ロッドを千鳥型配列で、又は2個の接続要素間の安定性を向上させる配置で設けることも可能である。また、安定性を向上させるために、接続ロッドは、例えば円形、楕円形、角形状、特に長方形又は正方形の断面に対応する断面を有してもよい。これは、前椅子脚及び後椅子脚並びに前椅子アーム及び後椅子アームが各々管状部として設計される場合、特に好都合である。好ましくは、2本の前椅子脚は、該2本の椅子脚の2本の管状部を通る第1の弾性コードにより互いに接続される。同様に、2本の後椅子脚は、好ましくは、第2の弾性コードにより互いに接続され、2本の前椅子アームは第3の弾性コードにより互いに接続され、2本の後椅子アームは第4の弾性コードにより互いに接続される。これにより、弾性コードの張により、複数の個別部品を要することなく椅子を簡単に組み立てることができ、椅子を解体した後に個別部品を置き間違えることがなくなる。

2本の前椅子脚もしくは2本の前椅子アーム、及び/又は2本の後椅子脚及び/又は2本の後椅子アームをそれぞれ互いに接続する弾性コードは各々、有利には、それぞれの2本の椅子脚もしくは椅子アーム、及び/又は互いに接続された2本の椅子脚もしくは椅子アームのそれぞれの管状部を通るように案内され、互いに接続されたそれぞれの管状部間の前側又は後側接続要素を通るように案内され、接続要素それぞれにおいて弾性コードは、方向が曲げられる。

好ましくは、各々、2本の弾性コードが、前側接続要素内及び後側接続要素内に案内され、そこで曲げられ、好ましくは、第1の弾性コード及び第3の弾性コードは前側接続要素内に案内され、第2の弾性コード及び第4の弾性コードは後側接続要素内に案内される。このように、2本の前椅子脚及び2本の前椅子アームは、前側接続要素内に締結され、2本の後椅子脚及び2本の後椅子アームは、後側接続要素内に締結される。

特に好ましい実施形態に従えば、前椅子脚は互いに鋭角に配置される。このために、関連する鋭角は、90度未満であり、好ましくは40〜90度である。同様に、後椅子脚は好ましくは、互いに鋭角に配置され、これらの2つの角度は有利には、実質的に同じ大きさであり、好ましくは50〜80度であり、特に好ましくは60〜70度である。前椅子アームも、好ましくは互いに鋭角に配置される。前椅子アーム間のこの角度は、好ましくは、前椅子脚間に規定される角度より大きく、特に好ましくは80〜85度である。後椅子アームも有利には、互いに鋭角に配置され、この角度は、好ましくは、前椅子アーム間に規定される角度より小さく、好ましくは45〜50度であり、特に後椅子アームが前椅子アームよりも長くなるように構成される場合は、該椅子が背もたれを有することになる。

特に好ましい実施形態に従えば、第1の前側接続要素及び第2の後側接続要素はそれぞれ、2本の椅子脚を受容するための2個の下管状スリーブと、2本の椅子アームを受容するための2個の上管状スリーブとを有する。この場合、特に好ましい実施形態は、第1の前側接続要素及び第2の後側接続要素が各々、接続要素の第1の側から第2の側に延在し、上下に配置され、第1の下側接続ロッド及び第2の上側接続ロッドを受容するためのそれぞれ2個の中心管状スリーブを有することを特徴とする。好ましくは、接続要素はそれぞれ、例えば、炭素繊維もしくはガラス繊維による繊維強化材を備えた又は備えない熱可塑性樹脂からなる、又は複合材料等からなる一体型として、又は軽量金属部品として構成される。

基面に向かって下向きに配向され、椅子脚を受容するのに適しているそれぞれの下管状スリーブの第1の開口部は、好ましくは、それぞれの下管状スリーブの上向きに配向される第2の開口部よりも大きい。同様に、好ましくは、座面に向かって上向きに配向され、椅子アームを受容するのに適しているそれぞれの上管状スリーブの第2の開口部は、それぞれの上管状スリーブの下向きに配向される第1の上側開口部よりも大きい。それぞれの下管状スリーブの第2の上側開口部及びそれぞれの上管状スリーブの第1の下側開口部は、各々2本の椅子脚又は2本の椅子アーム同士を接続する弾性コードを案内するのに適している。椅子アーム用の上管状スリーブは、それぞれの接続要素において互いに接続され、好ましくはその下端部が第1の下側補強リブにより接続され、その上端部が第2の上側補強リブにより接続される。この場合、椅子脚用の下管状スリーブは、好ましくは、これらの補強リブのうち少なくとも1つの上に一体的に形成され、有利には上側補強リブ及び下側補強リブの両方の上に形成される。

好ましくは、後椅子アームは前椅子アームよりも長い。椅子アームが織物ウェブ及び/又は布地で覆われる場合、これにより背もたれを形成することが可能になり、使用者が背中をもたれさせてそこからの負荷を軽減することができるようになる。このために、後椅子アームは好ましくは、互いに軸方向に伸縮自在であり、及び/又は(それぞれの後椅子アームの軸方向に)互いに挿入できる少なくとも2個の管状部からなる。特に好ましい実施形態に従えば、後椅子アームのこれらのそれぞれ2個の管状部は、調整要素により互いに接続される。該調整要素は好ましくは、後椅子アームの第1の下側管状部に受容される下側領域と、後椅子アームの上側管状部に受容される上側領域とを有する。好ましくは、該調整要素は、弾性コードを受容するのに適している軸方向貫通開口部及び/又は貫通穴を有する。そして、上記弾性コードは、それぞれの後椅子アームの2個の管状部を通るだけでなく、これら2個の管状部を接続する調整要素の軸方向貫通開口部も通る。

椅子脚は、基面に面するその自由端に終端ストップを有し、弾性コードの(第1又は第2の)自由端がその上及び/又はその中に締結される。そして、該終端ストップは、椅子脚の下端に挿入及び/又は圧入され、好ましくは下側の周回フランジが、椅子脚の管状部のための下側ストップとなる。該終端ストップは、有利には、その基面に面する端部がフット内及び/又はフット上に締結される。この場合、終端ストップは(よって、好ましくは椅子脚の最下部も)、例えば接着又は圧入によりこのフットのめくら穴に受容されそこに締結され得る。同様に、椅子アームもその自由端が各々、好ましくは終端ストップを有し、弾性コードの自由端がその中及び/又はその上にそれぞれ締結又は固定され、それぞれの椅子アームの上側終端部を形成する。

上記フットは、例えば、ゴムもしくはゴム混合物から、又は熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エラストマから構成されてもよい。また、フットは、例えば間隔を空けた放射状フィンからなるラジアルリングを有してもよく、又はディスク領域及び硬質先端部を備えるスキーストック型のディスクとして設計されてもよい。これにより、折り畳み式椅子を柔らかい地面に置くことが可能になり、リング及び/又はディスクにより、椅子脚が基面に制御不能に沈み込むことを防ぐ。というのも、基面に対するフットの支持面が広がり、一体的に形成された先端部領域により、効果的な安定性が得られるからである。

特に好ましい実施形態に従えば、この発明に従う椅子は、折り畳み式椅子であって、折り畳んだ状態では、椅子アーム及び椅子脚は接続ロッドに沿って延在し、又はそれぞれ接続ロッドに折り重ねるか上に折り畳んでもよく、これらの接続ロッドは好ましくは、接続要素に又は接続要素の中に取り付けられる。接続ロッドは、例えば、接着固定、リベット留及び/又は圧入されてもよく、及び/又は、例えば、横ねじによりそれぞれの接続要素に締結されてもよい。代替的に、接続ロッドはそれぞれ接続要素に取外し可能に締結されてもよく、椅子を折り畳む際に対応の管状スリーブから取外してもよい。取外し可能な接続の場合、これらの要素は好ましくは、回転によって固定されるように互いに接続される。

折り畳み式椅子のフレームを分解する際、それぞれの接続要素から弾性コードを引き伸ばすことでそれぞれの椅子アーム及び椅子脚を取外すが、椅子脚及び椅子アームを接続要素のまわりに置くことができるので、椅子脚及び椅子アームを少なくとも1つの接続ロッドの上に置き、その長手軸に実質的に平行に延在させ、束を形成する。この場合、少なくとも1つの接続ロッドは2個の接続要素に締結されたままである。しかしながら、該少なくとも1つの接続ロッドをそれぞれの管状スリーブから取外すことも考えられる。個々の椅子アーム及び椅子脚が接続要素の方への弾性コードの復元力により引っ張られることで、弾性コードは椅子の組立を簡素にする。

特に、この発明に従う実際の椅子は、例えばドリンクホルダーやバッグ等の付属品を椅子に締結するのに適した少なくとも1つの締結領域を有する。このような締結領域は、椅子のサブ構造、即ち椅子アーム及び椅子脚並びにその接続要素からなる形態の構造から独立しており、例えば、椅子に配置される補足的な留め手段により達成されてもよく、この留め手段を付属品上の補足的な対応部分に付けることができる。付属品が面ファスナ等により椅子に締結可能であれば特に好ましく、椅子は面ファスナ(Velcro)帯部を有し、これに締結される付属品は補足的なフック帯片を有する(この逆でもよい)。代替的に、例えば、掛金留め又はバックル留めにより締結が行われてもよい。ドリンクホルダーの場合、その上側領域を椅子の座面の織物材料に締結することが好ましく、これに加えて、その下端部に、椅子アームに締結されるスペーサを有してもよく、これにより椅子にドリンクホルダーを立てた状態で収納することが可能になる。この好ましくは硬質のスペーサは、例えば、ドリンクホルダーに対向する端部に設けられる小穴(eye)又は貫通開口部により椅子アームに掛けられてもよい。これにより、ドリンクホルダーの上側領域で締結できなかった場合、ドリンクホルダーの椅子への締結をさらに確保することが可能になる。例えばドリンクホルダー等の付属品のこのような締結は、椅子のサブ構造、即ち椅子アーム及び椅子脚並びにその接続要素からなる形態の構造とは独立しているので、折り畳み式椅子の他の実施形態にも実現可能である。

特に、折り畳んだ椅子をしまうための収納バッグとしてバッグを提供すると便利であろう。収納バッグは、椅子の使用状態では、そのような締結手段により椅子に締結されてもよく、例えば座面の下に締結されてもよい。これは、椅子の2つの側のうちの一方又は座面の後領域に実現されてもよい。しかしながら、好ましくは、この収納バッグは、座面の前領域に、特に好ましくは座面の左側及び右側前方の角に、例えば掛金留め又はバックル留めにより締結される。このバッグは、例えば長さ調整可能ベルトにより持ち運び用バックとして使用されてもよく、中に折り畳んだ椅子を入れてもよいし入れなくてもよい。収納バッグのこのような締結又はその使用は、椅子のサブ構造、即ち椅子アーム及び椅子脚並びにその接続要素からなる形態の構造とは独立している。 さらなる例示の実施形態は従属クレームに開示される。

以下図面を参照してこの発明の好ましい実施形態を開示するが、これらの実施形態は説明のためにのみ供され限定的に解釈されるべきでない。

図1は、本発明の第1の好ましい実施形態に従う、可搬型椅子又は折り畳み式椅子の斜視図である。

図2は、図1の椅子フレーム(座面なしの椅子)を上から見た概略図である。

図3は、図1の椅子フレームを前から(図4の視線方向Vにおける入口側から)見た概略図である。

図4は、図3の椅子フレームを左から(図3の視線方向Xにおいて)見た概略図である。

図5は、図3の椅子フレームの分解図である。

図6は、図1の椅子の前側接続要素の様々な概略図であって、図6a)は、下から(基面から)見た図であり、図6b)は上から(座面から)見た図であり、図6c)は、前から見た図であり、図6d)は後ろから(図4の視線方向Zにおける背もたれ側から)見た図であり、図6e)は、左から見た図であり、図6f)は右から(図3の視線方向Yにおいて)見た斜視図である。

図7は図1の椅子の後側接続要素の様々な図であって、図7a)は下から見た図であり、図7b)は上から見た図であり、図7c)は前から見た図であり、図7d)は後ろから見た図であり、図7e)は左から見た図であり、図7f)は右から見た斜視図である。

図8において、a)は、図1の椅子の調整要素の概略図であり、b)は図8a)の線A−Aに沿った断面図であり、c)は図8a)の調整要素を上から見た概略図であり、d)は図8aの調整要素の斜視図である。

図9において、9a)は、図1の椅子の終端ストップを前から見た概略図であり、9b)は図9a)の終端ストップを横から見た概略図であり、9c)は、図9a)の線B−Bに沿った断面図であり、9d)は図9a)の終端ストップを上から見た概略図であり、9e)は図9a)の終端ストップの斜視図である。

図10において、10a)は、図1の椅子のフットの概略図であり、10b)は図10a)の線C−Cに沿った断面図であり、10c)は図10a)のフットを下から見た概略図であり、図10d)は図10a)のフットの斜視図である。

図11は、折り畳んだ状態の図1の椅子フレームの概略図である。

本発明の第1の好ましい実施形態に従う折り畳み式椅子を図1に示す。該折り畳み式椅子は、2本の前椅子脚2、3と、2本の後椅子脚4、5と、2本の前椅子アーム6、7と、2本の後椅子アーム8、9とを有する。椅子脚2、3、4、5は各々、下方を向く、又は基面10もしくは地面を向いている自由端2a、3a、4a、5aをそれぞれ有し、各脚には、例えばフェルールとして構成されてもよいフットが締結される。椅子アーム6、7、8、9は各々、基面10から離れる、又は上方を向いている自由端6a、7a、8c、9cをそれぞれ有する。これらの自由端6a、7a、8c、9cにわたって座面11が架設されており、該座面は、好ましくは、シートサポート及び背もたれを使用者に提供する。この例示の実施形態に示すように、後椅子アーム8、9が前椅子アーム6、7よりも長く構成されることにより背もたれが可能となる。図1に示す例示の実施形態では、これは、後椅子アーム8、9が複数の部品から構成されることにより実現され、2本のロッド部又は管状部が軸方向に互いに内側に挿入される。この例示の実施形態では、座面11は織布材料から形成される。該座面は、好ましくは、天然繊維又は合成繊維からなってもよく、異なった機能(例えば通気性)又はパターンを有してもよい複数種類の材料からなる個別部分の組み合わせから形成される。この場合、織布地は、その下面側の隅に締結された小さいポケットにより椅子アーム6、7、8、9の自由端6a、7a、8c、9cに被せられる。前椅子脚2、3及び前椅子アーム6、7は前側接続要素12に締結され、後椅子脚4、5及び後椅子アーム8、9は後側接続要素13に締結される。図1に示す好ましい例示の実施形態では、2個の接続要素12、13は、上下に互いに平行に配置される2本の接続ロッド14、15によりそれぞれ長手軸L14又はL15に沿って互いに接続される。

この場合、各接続要素12、13には、6個の管状スリーブ26〜37が締結されており、これらの管状スリーブは、椅子脚2、3もしくは4、5、又は椅子アーム6、7もしくは8、9及び接続ロッド14、15をそれぞれ受容する役割を担う。前側接続要素12は、左側前椅子脚2を受容するための左側下管状スリーブ26と、右側前椅子脚3を受容するための右側下管状スリーブ27とを有する。同様に、前側接続要素12は、左側前椅子アーム6を受容するための左側上管状スリーブ28と、右側前椅子アーム7を受容するための右側上管状スリーブ29とを有する。前椅子脚2、3及び前椅子アーム6、7を受容するための4個の管状スリーブ26、27、28、29は、プレート20により実質的に相互に接続され、このプレートは同時に、それぞれの2個の下管状スリーブ26と27との間又はそれぞれの上管状スリーブ28と29との間の補強リブ38、39としての役割を担う。

後側接続要素13は、左側後椅子脚4を受容するための左側下管状スリーブ30と、右側後椅子脚5を受容するための右側下管状スリーブ31とを有する。同様に、後側接続要素13は、左側後椅子アーム8を受容するための左側上管状スリーブ32と、右側後椅子アーム9を受容するための右側上管状スリーブ33とを有する。後椅子脚4、5及び後椅子アーム8、9を受容するための4個の管状スリーブ30、31、32、33は、プレート21により相互に実質的に接続され、このプレートは同時に、それぞれの2個の下管状スリーブ30と31との間又はそれぞれの上管状スリーブ32と33との間の補強リブ38、39としての役割を担う。

この場合、左側下管状スリーブ26及び右側下管状スリーブ27は、プレート20の又は前側接続要素12の前側22にそれぞれ前向きに配向され、左側上管状スリーブ28及び右側上管状スリーブ29は、プレート20の又は前側接続要素12の後側23にそれぞれ後ろ向きに配向される。これに対して、プレート21の又は後側接続要素13の後側25の左側下管状スリーブ30及び右側下管状スリーブ31はそれぞれ後ろ向きに配向され、プレート21の又は後側接続要素13の前側24の左側上管状スリーブ32及び右側上管状スリーブ33はそれぞれ前向きに配向される。上から見た図である図2からもわかるように、この結果、図示される例示の実施形態においては、椅子脚2、3、4、5の椅子1への連結は、椅子アーム6、7、8、9の連結よりも、椅子の周方向Uにおいてさらに外側に配置される。

さらに、各接続要素12、13は、上下に互いに平行に配置され、前側接続要素12を後側接続要素13に接続する接続ロッド14、15のそれぞれ一方端を受容するためのそれぞれ2個の中心管状スリーブ34、35又は36、37を有する。これらの中心管状スリーブ34、35又は36、37はそれぞれ、プレート20、21の延在方向に対して又はそれぞれの接続要素12、13のプレート20、21の面に対して横切るように配置され、又はある程度プレート20、21を貫通する。図示の例示の実施形態において、前側接続要素12の前面22及び後側接続要素13の後面25では、それぞれ中心管状スリーブ34、35又は36、37は閉じている。2本の接続ロッド14、15は、前側から後側に向かってそれらの長手軸L14、L15に沿って延在し、互いに間隔を空けて上下に配置され、中間空間48を形成する。

前椅子脚2と3、後椅子脚4と5は各々、互いに、この例示の実施形態では約60〜70度である鋭角α1(第1の鋭角)、β1(第3の鋭角)に配置される。前椅子アーム6と7も互いに鋭角α2(第2の鋭角)に配置され、鋭角α2は、前椅子脚2と3との間に跨る角度α1よりも大きく、図3のこの例示の実施形態では80〜85度である。図3のこの例示の実施形態では背もたれを実質的に架設する後椅子アーム8と9とは、互いに鋭角β2(第4の鋭角)に配置され、この角度β2は、この例示の実施形態では前椅子アーム6と7との間に跨る角度α2よりも小さく、図3の例示の実施形態では45〜50度である。

図5の分解図からわかるように、各々2本の椅子脚2、3又は4、5、及び各々2本の椅子アーム6、7又は8、9はそれぞれ弾性コードにより相互に接続される。図5に示す例示の実施形態では、椅子1は、4本のそのような弾性コードを有する。この場合、椅子脚2、3、4、5又は椅子アーム6、7、8、9を通るように案内された各弾性コード16、17、18、19はそれぞれ、この時点で、同じ接続要素12、13に対して連結された、椅子1の周方向Uに対して隣接している椅子脚2、3、4、5又は椅子1の周方向Uに対して隣接している椅子アーム6、7、8、9に入るために、接続要素12、13において曲げられる。この場合、各弾性コード16、17、18、19は、2個の端部16a、16b、17a、17b、18a、18b、19a、19bを有する。これらの端部の各々は、図5に示すように、終端ストップ42に固定される。この場合、終端ストップ42は、中空の空間及び/又は窪み43を有する柱状部42aを有し、その周囲に面する側部に、周囲フランジ42を有する基部が設けられており、該周囲フランジ42は、それぞれの椅子脚又は椅子アームの端部に当接し、それぞれの椅子脚又は椅子アームの管状部を閉鎖する。弾性コード16、17、18、19は、その2つの端部16a、16b、17a、17b、18a、18b、19a、19bが、例えば、図9に示すように、組立て時に終端ストップ42の窪み43に挿入され、窪み43のテーパー状部分に嵌る結び目を有し、弾性コードは、テーパー状の窪みからそれぞれの管状部に差し込むことができる。

椅子アーム6、7、8、9上の終端ストップ42は、椅子アーム6、7、8、9それぞれの終端部又は上端部を形成する。さらに、フット44が、終端ストップ42によって閉鎖される椅子脚2、3、4、5それぞれの端部を介して椅子脚2、3、4、5に装着される。この場合、椅子脚2、3、4、5の端部は、フットのめくら穴47に受容され、例えば接着固定又は圧着により中に締結される。また、図10に示すフット44は、椅子1を基面10に支持するための先端部46を有する。また、フット44は、互いに一定の間隔が空けられ径方向外側に延在し基面10に対するフット44の支持面を拡大する複数個の放射状フィン45からなるリングを有する。これは、先端部46が地面に沈み込む、例えば森林の土等の柔らかい物に特に有用である。フットの形状及び設計は様々に構成することが可能であり、地面の種類によって置換可能に構成してよい。

図示の例示の実施形態では、後椅子アーム8、9は各々、上記のように特に図5の分解図に明瞭に示すように、2個の管状部8a、8b又は9a、9bからそれぞれ構成される。上記管状部は各々、調整要素41により互いに接続され、調整要素41は各々、上部41b及び下部41aを有する。この場合、調整要素41の上部41bは上側管状部8b、9bに挿入され、下部41aはそれぞれの後椅子アーム8、9の下側管状部8a、9aに挿入される。上部41bの直径は下部41aの直径よりも大きいので、下側管状部8a、9aはその上端部が、調整要素41の上部41bの方に向かって肩部41dに当接するようになる。

図5及び図8に示す例示の実施形態では、下部41aは、接着結合により下側管状部8a、9aそれぞれに締結する場合にグリップを向上させるためのうね状領域41c又はうねを有する。調整要素41の上端部及び下端部は若干円錐状に延在するように構成される。弾性コード19をそれぞれの調整要素41を通って案内できるように、調整要素は、弾性コード19の直径よりほんのわずかに大きい直径を有する、軸方向の貫通開口及び/又は貫通穴49を有する。

前側接続要素12をより詳細に図6に示し、後側接続要素13をより詳細に図7に示す。

各接続要素12、13は、それぞれ6個の管状スリーブ26、27、28、29、34、35又は30、31、32、33、36、37を備えるいわば結節状要素の態様で形成される。この場合、椅子アーム6、7、8、9のための上管状スリーブ28、29、32、33は、その下端部が、第1の又は下側補強リブ38によりそれぞれ互いに接続され、その上端部が第2の又は上側補強リブ39によりそれぞれ互いに接続される。椅子脚2、3、4、5のための下管状スリーブ26、27、30、31は、これらの補強リブ38、39にいわば一体的に形成される。椅子脚2、3、4、5のための管状スリーブ26、27、30、31は、それぞれの上側補強リブ39を貫通する。その結果、管状スリーブ26、27、30、31それぞれの上端部は、管状スリーブ26、27、30、31それぞれの下端部に対して、それぞれの上側補強リブ39の反対側に当接する。よって、前椅子脚管状スリーブ26、27の上側開口部26b、27bは、前側接続要素12の後面23上に配置され、下側開口部26a、27aは、前側接続要素12の前面22上に配置される。後椅子脚管状スリーブ30、31の上側開口部30b、31bは、後側接続要素13の前面24上に、下側開口部30a、31aは後面25上に対応して配置される。換言すれば、前側及び後側接続要素12、13の左側及び右側では各々、上管状スリーブ28、29、32、33が下管状スリーブ26、27、30、31に交差する。

接続要素12、13は、(補強リブを形成する)プレート20、21から形成され、6個の管状スリーブがその上に一体的に形成される外観を有し、プレートは、それぞれ椅子アーム6、7、8、9が角度α2又はβ2で架設される平面において、接続ロッド14、15の延長方向L14、L15に対して横切るように実質的に延在する。この場合、プレート20、21は、実質的に扇形の形状を有する。

2個の中心管状スリーブ34と35との間にいわゆるウェブとして構成される補強リブ40は、図6dに見てとれ、上記補強リブは、接続ロッド14、15の長手軸に対して実質的に横切るように、第1の前側接続要素12の後面23上に延在する。同様に、図7cにおいて、補強リブ40は、接続ロッド14、15の長手軸L14、L15に対して実質的に横切るように、第2の後側接続要素13の前面24上に、2個の中心管状スリーブ34と35との間に延在する。

以下、弾性コード17のこのような経路を2本の後椅子脚4、5を参照して例として説明するが、他の3本の弾性コード16、18、19の経路も同様である(ただし、弾性コード19は、他のものよりも長く、後椅子アーム8、9のそれぞれ2個の管状部8a、8b及び/又は9a、9bを通り、それらの間に調整要素を介して延在する)。

図5の分解図に見てとれるように、弾性コード17は、左側後椅子脚4の終端ストップ42にその第1の端部17aが固定され、後椅子脚の管状部を通る。後側接続要素13において後椅子脚4は、左側下管状スリーブ30の下側開口部30aに挿入され(図7に詳細に示す)、弾性コード17は、上側開口部30bを通って後側接続要素13から出て、その方向が曲げられ、右側下管状スリーブ31の上側開口部31bを通って右側後椅子脚5の管状部の中に入る。次に、弾性コード17は、右側後椅子脚5を通ってから、その第2の端部17bが右側後椅子脚5の終端ストップ42に再び固定される。

図11において、この発明に従う椅子1は、折り畳んだ状態で示される。椅子1を折り畳む場合、2本の接続ロッド14、15をそれぞれの接続要素12、13に接続した状態で、2本の椅子脚2、3/4、5及び椅子アーム6、7/8、9をそれぞれの管状スリーブ26、27/28、29/30、31/32、33から引き抜き、接続ロッド14、15の長手軸L14、L15に対して平行に置く。まとめる際は、椅子アーム8、9のそれぞれの上側管状部8b、9bをそれぞれの調整要素41から分離することで、椅子アーム8、9の上側管状部8b、9bと下側管状部8a、9aとを、互いにさらに分離する。この場合、それぞれの下側管状部8a、9a及び調整要素の下側領域41aは、下側管状部8a、9aの中に残っている。

1 折り畳み式椅子 2 左側前椅子脚 2a 2の自由端 3 右側前椅子脚 3a 3の自由端 4 左側後椅子脚 4a 4の自由端 5 右側後椅子脚 5a 5の自由端 6 左側前椅子アーム 6a 6の自由端 7 右側前椅子アーム 7a 7の自由端 8 左側後椅子アーム 8a 8の第1の下側管状部 8b 8の第2の上側管状部 8c 8の自由端 9 右側後椅子アーム 9a 9の第1の下側管状部 9b 9の第2の上側管状部 9c 9の自由端 10 基面 11 座面 12 第1の前側接続要素 13 第2の後側接続要素 14 第1の下側接続ロッド 15 第2の上側接続ロッド 16 第1の弾性コード 16a 16の第1の端部 16b 16の第2の端部 17 第2の弾性コード 17a 17の第1の端部 17b 17の第2の端部 18 第3の弾性コード 18a 18の第1の端部 18b 18の第2の端部 19 第4の弾性コード 19a 19の第1の端部 19b 19の第2の端部 20 12のプレート 21 13のプレート 22 12の第1の前側 23 12の第2の後側 24 13の第1の前側 25 13の第2の後側 26 12の左側下管状スリーブ 26a 26の第1の下側開口部 26b 26の第2の上側開口部 27 12の右側下管状スリーブ 27a 27の第1の下側開口部 27b 27の第2の上側開口部 28 12の左側上管状スリーブ 28a 28の第1の下側開口部 28b 28の第2の上側開口部 29 12の右側上管状スリーブ 29a 29の第1の下側開口部 29b 29の第2の上側開口部 30 13の左側下管状スリーブ 30a 30の第1の下側開口部 30b 30の第2の上側開口部 31 13の右側下管状スリーブ 31a 31の第1の下側開口部 31b 31の第2の上側開口部 32 13の左側上管状スリーブ 32a 32の第1の下側開口部 32b 32の第2の上側開口部 33 13の右側上管状スリーブ 33a 33の第1の下側開口部 33b 33の第2の上側開口部 34 14のための12の下側中心管状スリーブ 35 15のための12の上側中心管状スリーブ 36 14のための13の下側中心管状スリーブ 37 15のための13の上側中心管状スリーブ 38 下側補強リブ 39 上側補強リブ 40 中心補強リブ 41 調整要素 41a 41の下側領域 41b 41の上側領域 41c 41aのうね状領域 41d 41aと41bとの間の肩部 42 終端ストップ 42a 42の柱状領域 42b 42の周囲フランジ 43 42における窪み 44 フット 45 44のフィン 46 44の先端部 47 44におけるめくら穴 48 14と15との間の中間空間 49 41の軸方向貫通開口部 α1 2と3との間の第1の鋭角 α2 6と7との間の第2の鋭角 β1 4と5との間の第3の鋭角 β2 8と9との間の第4の鋭角 L2 2、26の長手軸 L3 3、27の長手軸 L4 4、30の長手軸 L5 5、31の長手軸 L6 6、28の長手軸 L7 7、29の長手軸 L8 8、32の長手軸 L9 9、33の長手軸 L14 14の長手軸 L15 15の長手軸 U 1の周方向 U 1の周方向 V 前から見た方向 X 左側から見た方向 Y 右側から見た方向 Z 後ろから見た方向

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