オフセットしたピラミッド型のヒンジ式折り畳み椅子

申请号 JP2014523912 申请日 2012-07-25 公开(公告)号 JP6112429B2 公开(公告)日 2017-04-12
申请人 ゲンデル,アレキサンダー; 发明人 ゲンデル,アレキサンダー;
摘要
权利要求

開いた位置において、複数の軸の少なくとも2つは共通する頂端では交わらないずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子であって、 少なくとも4つの支持部材を備える少なくとも1つのピラミッド型の支持構造物を含み、 前記支持部材の2つが椅子の脚部支持部材であり、 前記支持部材の2つが椅子の座部支持部材であり、 前記支持部材のそれぞれは、2つの軸で他の支持部材に柔軟に接続され、前記軸は開いた位置でずれたピラミッド型の形状をした少なくとも一部分を形成し、 前記支持部材は、互いに対して配され、平らな形状を形成し、折り畳まれた位置で互いに対して実質的に平らになり、および、 前記軸の少なくとも2つは共通する頂端では交わらず、前記椅子の座部支持部材は、接続された椅子の2つの脚部と、脚部支持部材の少なくとも1つに接続された椅子の背もたれを含み、前記椅子の脚部支持部材は椅子の座部を含み、 前記支持部材の2つは椅子の背もたれ支持部材であり、 椅子の背もたれ支持部材は、閉じた位置において、複数の軸のうちの2つが接続する内側の面で互いに柔軟に接続され、 椅子の脚部支持部材は、閉じた位置において、複数の軸のうちの2つが接続する内側の面で互いに柔軟に接続され、 椅子の座部支持部材は、閉じた位置において、複数の軸のうちの2つが接続する内側の面で互いに柔軟に接続され、 椅子の背もたれ支持部材は、閉じた位置において、複数の軸が接続しない外側の面で椅子の脚部支持部材に柔軟に接続され、 椅子の背もたれ支持部材は、閉じた位置において、複数の軸が接続しない外側の面で椅子の座部支持部材に柔軟に接続され、および、 それぞれの椅子の座部支持部材は、閉じた位置において、複数の軸が接続しない外側の面で椅子の脚部支持部材に柔軟に接続される、 ことを特徴とするずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。前記ピラミッド型の支持構造物が平らな位置で見て複数の頂端を含み、 各軸が頂端で別の軸と交わり、前記頂端の少なくとも2つは互いにずれている、 ことを特徴とする請求項1に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。前記軸の少なくとも2つが折り畳まれた位置の異なる面に設けられる、 ことを特徴とする請求項1に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。開いた位置において、複数の軸の少なくとも2つは共通する頂端では交わらないずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子であって、 少なくとも4つの支持部材を備える少なくとも1つのピラミッド型の支持構造物を含み、 支持部材の各々は2つの軸で2つの他の支持部材に柔軟に接続され、支持部材は広げられた位置でずれたピラミッド型の形状の少なくとも一部分を形成し、 支持部材は、互いに対して配され、平らな形状を形成し、折り畳まれた位置で互いに対して実質的に平らになり、および、 前記軸の少なくとも2つは、折り畳まれた位置で異なる平面の面に設けられ、 椅子の2つの脚部は支持部材の2つに接続され、椅子の背もたれは支持部材の少なくとも1つに接続され、椅子の座部は支持部材の少なくとも1つに接続され、 前記少なくとも4つの支持部材は、第1の対の支持部材と第2の対の支持部材を備え、 前記第1の対の支持部材の支持部材は、閉じた位置において、軸のうちの2つが接続する内側の面で互いに柔軟に接続され、 前記第2の対の支持部材の支持部材は、閉じた位置において、軸のうちの2つが接続する支持部材の内側の面の縁部に沿って互いに柔軟に接続され、および、 前記第1の対の支持部材の支持部材のそれぞれは、閉じた位置において、複数の軸が接続しない支持部材の外側の面の縁部で第2の対の支持部材に柔軟に接続される、 ことを特徴とするずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。ピラミッド型の支持構造物は、互いに柔軟に接続された第3の対の支持部材をさらに備え、 前記第3の対の支持部材のそれぞれの支持部材は、追加の軸で別の対の支持部材の支持部材に柔軟に接続される、 ことを特徴とする請求項4に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。前記追加の軸は、前記軸により形成された少なくとも1つの他の頂端からずれた前記軸の少なくとも1つで、少なくとも1つの頂端を形成する、 ことを特徴とする請求項5に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。前記第1の対の支持部材の第1の支持部材は第1の軸を有し、前記第1の対の支持部材の第2の支持部材は第2の軸を有し、前記第1の軸と前記第2の軸は第1の頂端で交わり、 前記第2の対の支持部材の第1の支持部材は第1の軸を有し、前記第2の対の支持部材の第2の支持部材は第2の軸を有し、前記第1の軸と前記第2の軸は第2の頂端で交わり、および、 前記第1の頂端は前記第2の頂端からずれている、 ことを特徴とする請求項4に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。前記少なくとも4つの支持部材は、第1の対の支持部材と第2の対の支持部材を備え、 前記第1の対の支持部材の支持部材は、閉じた位置において、複数の軸が接続しない外側の面で軸に沿って互いに柔軟に接続され、 前記第2の対の支持部材の支持部材は、閉じた位置において、複数の軸が接続しない外側の面で軸に沿って互いに柔軟に接続され、および、 前記第1の対の支持部材の支持部材のそれぞれは、閉じた位置において、複数の軸のうちの2つが接続する内側の面の軸で第2の対の支持部材に柔軟に接続される、 ことを特徴とする請求項4に記載のずれたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子。椅子を折り畳むための、開いた位置において、複数の軸の少なくとも2つは共通する頂端では交わらないずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置であって、 少なくとも4つの支持部材と少なくとも4つの軸を有する少なくとも1つのピラミッド型の支持構造物を備え、 前記4つの支持部材は第1の支持部材、第2の支持部材、第3の支持部材、および、第4の支持部材を含み、 前記4つの軸は第1の軸、第2の軸、第3の軸、および、第4の軸を含み、 前記第1及び第2の支持部材は、前記第1の軸で互いに柔軟に接続され、 前記第2及び第3の支持部材は、前記第2の軸で互いに柔軟に接続され、 前記第3及び第4の支持部材は、前記第3の軸で互いに柔軟に接続され、 前記第1及び第4の支持部材は、前記第4の軸で互いに柔軟に接続され、 少なくとも4つの軸は、支持部材が開いた位置にあるとき、ずれたほぼピラミッド型の形状を形成し、前記ピラミッド型は少なくとも2つの頂端を有し、前記頂端のそれぞれは前記軸の少なくとも2つの交差点に対応し、前記頂端の少なくとも2つは互いからずれている、 ことを特徴とする椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。支持部材の2つが椅子の座部を含み、 支持部材の2つが椅子の2つの脚部を含み、および、 支持部材の2つが椅子の背もたれを含む、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。第1の軸と第2の軸は鋭で交差し、 第2の軸と第3の軸は鋭角で交差し、 第3の軸と第4の軸は鈍角で交差し、および、 第4の軸と第1の軸は鈍角で交差する、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。支持部材が開いた位置にあるときに、第1の軸と第2の軸は鋭角で交差し、 支持部材が開いた位置にあるときに、第2の軸と第3の軸は鋭角で交差し、 支持部材が開いた位置にあるときに、第3の軸と第4の軸は鈍角で交差し、 支持部材が開いた位置にあるときに、第3の軸と第4の軸は鈍角で交差し、および、 支持部材が開いた位置にあるときに、第4の軸と第1の軸は鈍角で交差する、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。第1の軸と第2の軸は折り畳まれた位置で平行である、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。第1の軸と第2の軸は開いた位置で平行である、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記支持部材は、互いに対して配され、平らな形状を形成し、折り畳まれた位置で互いに対して実質的に平らになり、および、 前記軸の少なくとも2つは折り畳まれた位置の異なる面に設けられる、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記支持部材は、閉じた位置で平らになる、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記ずれた頂端は、前記支持部材が閉じた位置から開いた位置に動くように、まず互いに接近し、それから、前記支持部材が閉じた位置から開いた位置にさらに動くように、さらに離れる、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記ずれた頂端は、前記支持部材が開いた位置から閉じた位置に動くように、まず互いに接近し、それから、前記支持部材が開いた位置から閉じた位置にさらに動くように、さらに離れる、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記支持部材の少なくとも2つは支持部材の第1の対称的な対を含み、前記支持部材の少なくとも2つは支持部材の第2の対称的な対を形成し、前記支持部材の第1及び第2の対称的な対は互いに関して非対称的である、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記ずれた頂端は一体化し、それから前記ずれたピラミッド型のヒンジが開いた位置から閉じた位置に向かって動くように離れていく、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記ずれた頂端は、前記ずれたピラミッド型のヒンジが開いた位置から閉じた位置に動く際に、構造部材にを付与することにより、開く際の抵抗を強め、それから弱める、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記ずれた頂端は、前記ずれたピラミッド型のヒンジが開いた位置から閉じた位置に動く際に、前記軸の少なくとも1つにねじり力を付与する、 ことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。前記軸はずれており、前記軸の少なくとも2つは共通する頂端では交わらないことを特徴とする請求項9に記載の椅子を折り畳むためのずれたピラミッド型の複数のヒンジの配置。

说明书全文

本発明は折り畳み可能な家具の分野に関し、具体的には、オフセットしたピラミッド型の構造を利用するヒンジ式折り畳み椅子の構造に関する。ピラミッド型の支持構造物は、少なくとも1つの閉じた平らな位置で配することができ、および、少なくとも1つの開いた静止位置で配することができる。この構造物は少なくとも4つの軸を含み、これらの軸が互いにオフセットしており、その少なくとも2つはオフセットした頂端で交差する。

折り畳み可能なまたは折り畳み式の着座装置は、使用や運搬や保管のために折り畳み可能であることが必要不可欠である、様々な個人環境、家庭環境、および、ビジネス環境で使用されている。先行技術で知られているそのような着座装置は一般に、単純な幾何学的なパターンを利用し、往々にして剛性材料で作られていた。改善型の折り畳み式着座装置のなかには、より多くの柔軟な材料とピボット装置の使用を含むものもある。

したがって、様々な日常的および専門的な環境で使用するのに適している改善型の折り畳み椅子のニーズがある。とりわけ、操作と保管を容易にするための、使いやすい内部折り畳み機構を利用した折り畳み椅子のニーズがある。さらに、多くの柔軟な材料から作ることができる軽量であるが耐久性のある椅子が望ましい。

大がかりなユーザー操作を必要とせず、複雑なロック機構なく開位置にロックすることができる、効率的な使いやすい設計の折り畳み椅子を提供することが本発明の目的である。本発明の別の目的は、別部品を利用せず、アセンブリを必要としない、折り畳み椅子を提供することである。本発明の別の目的は、開位置にあるときに、安定し、頑丈で、かつ、様々な用途に適している、折り畳み椅子を提供することである。本発明の別の目的は、最小限のを加えるだけで運搬位置または保管位置へと容易に折り畳むことができる折り畳み椅子を提供することである。折り畳み椅子または他の支持構造物の設計においてねじれの力または他の応力を回避することは望ましいことであったが、本発明は、開位置、閉位置、またはその両方へと椅子を配置することができるスナップ効果(snapping effect)を生み出すために、ねじり力および/または他の応力を付与することを目的とする。本発明のさらなる目的は、開いた際に優れた剛性と安定性を有する非常に薄い折り畳み家具を提供することである。

様々な個人環境、家庭環境、またはビジネス環境で使用するのに適している、オフセットしたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み可能な椅子が提供され、ユーザーによる最低限の操作、時間、および労力で使用時に容易に開くことができる着座装置が望ましい。本発明にかかる折り畳み可能な椅子は、使用後に閉じた状態で着座装置を運びたいまたは保管したい人々が使用できるように適応可能である。したがって、折り畳み椅子は、オフセットしたピラミッド型のヒンジ、2本の椅子の脚部、椅子の背もたれ、および座部部材を含んで提供される。オフセットしたピラミッド型のヒンジは、折り畳み可能な椅子の内部支持構造物を提供し、4つの別々の支持部材を含んでいる。各支持部材は、椅子が開位置で固定されているときにピラミッド形状を形成するために、ヒンジのような柔軟な接続部によって互いに接続される少なくとも2つの面と2つの縁を備える。ヒンジの土台は、折り畳み式のピラミッド形状であり、それによって、反対の面にある1対の2つの点を順に互いに対して移動させることで、別の対の2つの正反対の点をさらに離し、およびその逆もまた同様である。

2本の椅子の脚部は土台として機能し、椅子を支持する。金属製のヒンジなどの柔軟な接続材料は、椅子の脚部のそれぞれを内部のピラミッド型のヒンジに接続する。さらに、椅子が開いた位置で固定されているとき、椅子のそれぞれの脚部はその遠位端から伸びて、椅子の背もたれの後端部に接触してこれを支持する。椅子の背もたれは、金属のヒンジ、ピボット、または同様の支持構造物のような柔軟な材料によって接続される2つの対称的な部分を含み得ることが理解されよう。椅子の背もたれは、対称的な部分をそれぞれ接続するヒンジを開閉する方法で対称的な部分に力を加えることにより、椅子を固定するまたは閉じる手段を提供する。座部部材は、椅子に座る手段をユーザーに提供し、ねじ、くぎ、あるいは、針やのりなどの接着材料のような様々な手段で、オフセットしたピラミッド型のヒンジに接続される。座部部材は、耐久性がありながらも快適な材料、好ましくは、布、ナイロンなどで作ることができることが理解されよう。代替的な実施形態では、硬い座部を提供することができる。

本発明の装置の好ましい実施形態が図面で例証され、以下に記載されているが、必ずしも同じ縮尺である必要はない。

開位置での本発明にかかる折り畳み椅子の斜視図を示す。

開位置での図1の折り畳み椅子の側方斜視図を示す。

開位置での図1の折り畳み椅子の側方背面図を示す。

開位置での図1の折り畳み椅子の側方斜視図を示す。

閉位置でのオフセットしたピラミッド型のヒンジの実施形態の側方端面図を示す。

閉位置でのオフセットしたピラミッド型のヒンジの実施形態の側面図を示す。

閉位置でのオフセットしたピラミッド型のヒンジの実施形態の側面図を示す。

開位置でのオフセットしたピラミッド型のヒンジの実施形態の側方斜視図を示す。

開位置でのオフセットしたピラミッド型のヒンジの実施形態の反対側の側方斜視図を示す。

A−Dは、本発明の実施形態の態様を例示するための、ピラミッド型の支持構造物の単純化した描写の平面図を示す。

A−Dは、本発明の実施形態の態様を例示するための、ピラミッドの単純化した描写の側方斜視図を示す。

開位置または静止位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の斜視図を示す。

閉位置または折り畳まれた位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の側方端面図を示す。

開位置または静止位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の斜視図を示す。

閉位置または折り畳まれた位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の側方端面図を示す。

開位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の側面図を示す。

開位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物の実施形態の側方斜視図を示す。

図面にわたって、同じ参照番号および文字は、特に明記しない限り、例証された実施形態の類似する特徴、要素、部品または部分を示すために使用される。さらに、主題となる発明は、図面を参照してここから詳細に記載されるが、本発明は例証的な実施形態に関連してそのようになされる。添付の請求項によって定義されるような本発明の真実の範囲と精神から逸脱することなく、記載された実施形態を変更および修正することができることが意図されている。

オフセットしたピラミッド型のヒンジ式の折り畳み椅子の詳細な記載が、一般的な用途について以下に提供される。加えて、いくつかの特定の実施形態が装置の例として提供され、当業者は、特定の問題に取り組み、既知の解決策よりも優れた系の利点と改善を例証するために、これらの教示を適用してもよい。

図1、2および3は、開位置またはロック位置でのピラミッド型の二つ折りの椅子(100)の実施形態の斜視図を示す。図1は、開位置でのピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側方斜視図を示す。図2は、開位置でのピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側面図を示す。図3は、開位置でのピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の背面図を示す。

この構造では、1対の揃いの脚部支持部材(101A)は、1対の椅子の背もたれ支持部材(101B)に接続される。1つの実施形態において、支持脚部(101A)と椅子の背もたれ支持部材(101B)を含む部材間の接続は、それぞれの接続点にヒンジなどの1つ以上の柔軟な接続部(102)を設けることによって、行うことができる。他の柔軟な接続部は、布などの柔軟な材料と、ボールとソケットの組み合わせなどのピボット、ピボット、ロッド、だぼ、およびそれ以外のものを含んでいる。例えば、対の揃いの脚部支持部材(101A)のそれぞれは、第1の対の上部ヒンジ(102A)と第2の対の下部ヒンジ(102B)によって、対応する揃いの背もたれ支持部材(101B)に接続される。

1対の揃いの座部支持部材(101C)は、ヒンジ(102C)の中間の対によって、脚部(101A)に取り付けられる。1つの実施形態において、座部支持部材(101C)は、図1および2に例証されるように、脚部部材(101A)の下部部分の上側に取り付けられる。柔軟な座部部材(103)が座部支持部材(101C)の上部縁部に取り付けられることで、椅子(100)の座が提供される。

図4は、閉じた位置での二つ折りのオフセットしたピラミッド型の椅子(100)の実施形態の側面図を示し、本発明のいくつかの態様を例証している。

開いた位置での二つ折りのオフセットしたピラミッド型の椅子(100)は、背もたれ(101B)の上部部分を図3の観察者の方に回転させるように力を加えることによって、図4に示された折り畳まれた位置まで、閉じて平らに折り畳むことができる。背もたれ(101B)を閉じると、下部脚部部材(101A)と背もたれ部材(101B)がヒンジを支点に回転することで同時に閉じられ、座部部材(101C)は、対応するヒンジ(102)を支点に回転することによって一体化する。1つの実施形態において、1対の脚部部材、背もたれ部材、および、座部部材のそれぞれが揃いの形状をしているため、閉じたとき、各部材(102)は、1対のそれ以外の部材(101)の隣りで平らになる。

したがって、図1で例証された折り畳み椅子(100)のように適合させた本発明の実施形態は、3対の主たる支持部材(101)、つまり、脚部(101A)、背もたれ(101B)、および座部支持部(101C)から作られる。椅子の脚部(101A)、背もたれ(101B)、および、座部(101C)の揃いの対は、二つ折りのオフセットしたピラミッド型の椅子(100)に構造的な支持を与える。図1の開ひた位置では、椅子(100)には座部(103)が設けられ、座部(103)はキャンバスのような柔軟な材料から構成されるのが好ましく、座部支持部材(101C)の上側に取り付けられる。座部は剛性材料から作ることができることが当業者には理解されよう。

加えて、各支持部材(100)は、少なくとも1つのヒンジ(102)によって1対の対応する支持部材(100)に柔軟に接続される。当業者にはすぐに分かるように、開いた椅子(100)の1つの実施形態は、ヒンジ(102)を支点として部材(101)を回転させて、図4の平な構造に折り畳むことができるため、部材(101)は一致した表面で一体化する。例えば、背もたれのヒンジ(102D)は、背もたれ部材が、図1の開位置から図4の閉位置または折り畳まれた位置まで、その接合部で第1の軸(104A)のまわりを回転することを可能にする。座部支持部材(101C)は、第2の中心軸(104B)上の少なくとも第3の対のヒンジ(101C)によって、椅子の脚部部材(101A)に取り付けられるため、座部支持部材は、図1の開位置に移動して柔軟な椅子の座部(103)を支持し、および、保管のために柔軟な座部を折り畳むことが可能な閉位置または折り畳まれた位置に移動することができる。

支持部材(101)の各々は、その所望の機能にしたがって、様々な形状をなすことができることが理解されよう。例えば、脚部支持部材(101A)は、代替的に別々に設けることができる椅子の脚を含めるように形成することができる。同様に、それぞれの脚部部材(101A)は、2つの部分:土台が床と接触して床に対する支えを与えることができる水平部分と、1つ以上の支持部材と協働する垂直支持部とを含むことができ、椅子が開位置にあるときに椅子の背もたれ(101B)などの他の支持部材と接触して形成することができる水平支持部として、第1の対の支持部材(101)の一部として組み込むことができる。加えて、引っ掛け(106)は、支持部材の可動域を停止させ、安定性を改善するためにロック機構を形成し、あるいは、接触する対応面に台または座部を提供するために、1つ以上の支持部材(101)に設けることができる。例えば、1対の椅子の背もたれ部材(102B)の各部材には第1の引っ掛け(106)が設けられ、および/または、1対の椅子の座部部材(102B)の各部材には、第1の引っ掛け(106)と協働することができる対応する第2の引っ掛け(106)を設けることができる。

二つ折りのオフセットしたピラミッド型の椅子(100)には、複数のオフセットしたピラミッド型の支持構造物が設けられる。該構造物は、協働して椅子の形態を形成することができ、および、構造物(100)の開閉時にヒンジ(102)間の材料に様々な圧力を与えることができ、これにより、椅子(100)を開閉中に必要となる抵抗または力のばらつきが生じることになり、スナップ方式の性質を生み出すために使用可能である。それぞれのオフセットしたピラミッド型のヒンジは、オフセットした頂端(105)でオフセットして交差する軸(104)と複数の支持部材(101)を組み合わせることによって設けることができる。例えば、図4に示される実施形態では、構造が平らな位置にあり、頂端(105)を図4の側面から見ると、頂端(105)は互いからオフセットしている。頂端がオフセットしているため、本実施形態のヒンジなどの軸(104)に沿った柔軟な接続部間の材料は、椅子(100)の開閉時に、ねじり力やその他の圧力を経験することができる。

オフセットしたヒンジを設けることで、当業者は、望ましいスナップを提供することができるヒンジの開閉時に圧力を加えることができる。オフセットは土台のピラミッド形状を変更することで生じる。例えば、本発明にかかる椅子の1つの実施形態において、椅子を開くか折り畳むと、オフセットは部材に対する応力をもたらし、2つの可能な位置の1つに椅子を緩めるように配する望ましいスナップを提供する。そのようなヒンジは、他の用途−わずかな「スナップ」が望ましい−に加えて、折り畳み式の折り畳み可能な椅子で役立つ。さらに、当業者は、このオフセットしたピラミッド型のヒンジが、様々な異なる形状をとることができ、特にここで記載されたもの以外の柔軟な材料から作ることができることを認識するだろう。

図4に示される構造物(100)の実施形態では、少なくとも2つのオフセットしたピラミッド型の支持構造物が設けられ、それぞれが少なくとも2つの共通する支持部材(101)と少なくとも2つの共通するヒンジ(102)とを有する。第1のピラミッド型の支持構造物は、互いからオフセットした第1の組の頂端(105A)において側面図で交差している軸(104)に関連付けられる柔軟な接続部により接続された2対の支持部材(101)を有している。第2のピラミッド型の支持構造物も、互いからオフセットした第2の組の頂端(105B)において側面図で交差している軸(104)に関連付けられる柔軟な接続部により接続された2対の支持部材(101)を有するように設けられる。

さらに、第1のピラミッド型の支持構造物と協働して第2のピラミッド型の支持構造物を組み込むことで、さらなる機械的なロック効果を提供することができる。例えば、平らな配置で提供された構造では、完全に閉じたまたは平らにした配置と完全に開いたまたはロックした配置との間の点まで構造物を開くためには、力を強めることが必要となる場合もある。同様に、ロックした位置から、完全に開いたまたはロックした位置と完全に閉じたまたは平らになった位置との間の点まで、構造物を閉じるためには、力を強めることが必要となる場合もある。そのような効果に望ましい力は、材料の選択、それぞれのピラミッド型の支持構造物に関連付けられる各組の頂端間の距離、同様に、それぞれのピラミッド型の支持構造物について支持部材の接合部によって形成される相対的な度、および、その関連する頂端のオフセットによって、修正することができることが理解されよう。さらに、構造物(100)の開閉時に可動域にわたって抵抗または力が徐々に強化されるか否かにかかわらず、鋭角または鈍角で軸を配置することで影響を与えることができる。

さらに、オフセットしたピラミッド型のヒンジ式折り畳み椅子のヒンジ(102)は異なる面に設けられ、したがって、追加のまたは代わりのオフセットを提供することができる。オフセットは、互いに異なる面に、軸の少なくとも2つを配することによって設けられる。例えば、第1の上部ヒンジ(102A)、第2の下部ヒンジ(102B)、および第3の中間のヒンジ(102C)は、支持部材(101)の対の外側にある2つの外部の面に設けることができる。同様に、背もたれのヒンジ(102D)、土台のヒンジ(102E)、および、座部のヒンジ(102F)は、支持部材(101)の対の間の内部の面に設けることができる。

少なくとも1対の追加の支持部材に、関連する柔軟なヒンジを備え付けることで、この追加の対の支持部材のそれぞれの支持部材と柔軟なヒンジとを接続し、それによって追加の対の支持部材と少なくとも他の対の支持部材を接続することができることが理解されよう。他の少なくとも1対の支持部材と協働するように、追加の対の支持部材(101)(図示せず)を設けることもでき、したがって、関連する軸(104)と頂端(105)(図示せず)を備えた、追加のピラミッド型の支持構造物を形成することができる。

オフセットしたピラミッド型のヒンジ、椅子の脚部、および椅子の背もたれを構築する適切な材料は、とりわけ、木材、金属、プラスチック、および複合材料などの、柔軟でありながらも耐久性がある材料であり得ることが理解されよう。さらに、座部部材を構築する適切な材料は、頑丈でかつまっすぐな着座位置に快適な、ナイロン、布、緩衝材、または他の柔軟な材料のようなものであり得る。

図5Aおよび5Bは、閉位置で提供されたピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態を例証している。図5Aは、ピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の正面図を示し、図5Bは、ピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側面図を示す。

ピラミッド型の支持構造物(100)は、少なくとも4つの支持部材(101)を含んでいる。各支持部材は、少なくとも2つの面と少なくとも2つの縁を有している。図5Bでは、支持部材(101)の2つが見えており、それぞれが1つの面を示している。各支持部材は、1つ以上のヒンジ(102)などの柔軟な接続部によって、2つの他の支持部材に柔軟に接続されている。

図5Aで示されるように、ピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態は、第1の対の支持部材(201)と第2の対の支持部材(201)のような、少なくとも2対の支持部材(201)を含んでいる。本発明の1つの実施形態において、第1の対の各支持部材は、1つの面の第2の対の支持部材に接続することができ、異なる面の第1の対の別の支持部材に接続することができる。例えば、このような面は、ヒンジが支持部材の面に接続されることがある場所であってもよい。同様に、本発明の1つの実施形態では、第2の対の各支持部材は、第1の面(107)の第1の対の支持部材に接続することができ、異なる面(107)の第2の対の別の支持部材に接続することができる。したがって、図5Aで示されるように、1つの実施形態には、端面図から見て2つの外側の面と1つの内側の面などの3つの異なる面に配された柔軟なヒンジを設けることができる。支持部材は異なるように対にすることができ、それによって、図5Bはピラミッド型の支持構造物(100)の片側面の対の支持部材の1つを示しているということが、この記載目的からも理解されよう。あるいは、上記柔軟なヒンジの1つ以上を設けることができ、それによって、接続される2つの支持部材の間と、支持部材の少なくとも1つの面の間に、ヒンジのピボットが設けられる。

図6は、図5Bで示されたような閉位置でのピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側面図を示す。各支持部材は、少なくとも2つの接合部で2つの他の支持部材に柔軟に接続され、各接合部は、支持部材(101)が移動して相互作用する軸(104)に対応している。各接合部は、2つの支持部材の交差を定義し、軸(104)の一部を形成することができる。支持構造物(100)が開位置にあるとき、それぞれの軸(104)は、オフセットしたピラミッド形状の仮想上の縁部を定義する。図6に示される実施形態では、4つの軸が、軸(104A)、(104B)、(104C)、および(104D)で示されている。図6では、軸(104C)と(104D)は重複するが、異なる面にある。図6で示されるように、第1の軸(104A)は、閉位置において側面から見ると、頂点(105)で第2の軸(104B)と交差することができる。本発明の1つの実施形態では、互いにオフセットした少なくとも2つの頂点(105)が設けられる。図6に示される実施形態では、頂点(105)は、頂点の少なくとも2つが閉位置において異なる面に設けられるため、横から見ると、XとYの方向に互いにオフセットしており、同様にZ方向にもオフセットしている。

図7Aと7Bは、正面と背面の斜視図でのピラミッド型の支持構造物の実施形態を示しており、ピラミッド型の支持構造物(100)は開位置にある。支持部材の角の角度、および/または、支持部材の縁に関連付けられる各軸(104)が頂端と交わる角度と、支持部材の厚み、および、支持部材の縁からその縁に関連付けられる軸までの距離を含む、各支持部材(101)の形状はすべて、ピラミッド型の支持構造物の性能に影響を与えることがあることが理解されよう。当業者は本明細書の教示を考慮して所望の効果に従ってその寸法を選択することができる。例えば、ピラミッド型の支持構造物(100)の相対的な形状は、図5に示されたような閉位置でほぼ平らになり、および、ピラミッド型のヒンジ(200)をそれ以上開くことができない、図7に示されるような完全に開いた位置を有する、構造を提供することができる。

図面の柔軟なヒンジ(102)の相対位置と同様に支持部材(101)の大きさと形状は、説明目的のためにのみ提供され、正確な縮尺ではない。様々な形状を有する様々な実施形態を備えるピラミッド型の支持構造物(100)を提供することが本発明の目的である。

1つの位置から別の位置に構造物(100)を曲げる際、受け取る抵抗量−−それに応じて、必要とされる力の量−−に影響を与えるために、互いにオフセットするように複数の軸(104)を位置付けることができる。例えば、1つのそのような実施形態では、構造物を、閉位置または平らな位置から、開位置または静止位置まで開く際に、抵抗の増加に備えるために軸(104)をオフセットすることができる。加えて、構造物を、閉位置から開位置または静止位置まで開く際に、抵抗の増加に備えるために軸(104)をオフセットすることができ、ここで、構造物を開くと抵抗は最大まで増加し、最大の抵抗に達した後、構造物をさらに開くと、抵抗は消える。したがって、本発明に従ってピラミッド型の支持構造物(100)を提供することによって、構造を開いて静止位置に嵌めこむ際に、最大の抵抗に打ち勝ってあらかじめ決められた静止位置で構造を静止させるスナップ作用を備えた、オフセットしたピラミッド型のヒンジを提供することができる。

装置の使用に有益な2つの静止位置が構造物に備え付けられるように、オフセットを提供することができることが理解されよう。例えば、折り畳み椅子の1つの実施形態では、保管するために椅子を平らに折り畳むことが有益であり、使用するために椅子を開位置にすることが有益である。したがって、中間の位置でスナップを引き起こすようにオフセットを提供することができ、その結果、構造物は、使用のための開位置または保管のための平らな位置のいずれかになりやすい。他の実施形態では、使用に応じて様々な静止位置を生じさせるために、異なるオフセットを提供することができる。

図5に示される実施形態には、側面図から見たときの2つの外面の面と1つの内面の面のような3つの異なる平面の面に配された柔軟なヒンジを設けることができる。支持部材は異なるように対にすることができ、それによって、図5はピラミッド型の支持構造物(100)の片側面の対の支持部材の1つを示しているということが、この記載目的からも理解されよう。あるいは、上記柔軟なヒンジの1つ以上を設けることができ、それによって、接続される2つの支持部材の間と、支持部材の少なくとも1つの面の間に、ヒンジのピボットが設けられる。

図8は、オフセットを有する本発明の実施形態における動作時の原則の1つを例証するために、オフセットしていないピラミッドの単純化した描写の平面図を示す。図8は、4つの図、図8A、8B、8C、および、8Dを含み、折り畳んだときの仮想上のピラミッドの要素の4つの起こり得る位置を示している。具体的に、図8Aは、重ならない(すなわち、凸面の)開位置を示している。図8Bは重ならない閉位置を示している。図8Cは重なる(すなわち、凹面の)開位置を示している。図8Dは重なる閉位置を示している。

図9は、図9A、9B、9C、および9Dにそれぞれ対応する、図9A、9B、9C、および9Dを含む図8の描写を簡略化した斜視図を示している。図8および9では、部品にはある程度番号が付けられており、それらは、ピラミッド形状に対応する態様を示すために提供されたもので、他の図で示されたような本発明の実施形態の構造を指定するためのものではない。

図8および9では、各ピラミッドの4つの縁は軸(104)に対応しており、ピラミッドの側面が相互に作用し、実際の物理的な実施形態で互いに力を伝達することができる場合が示されている。このオフセットしていない実施例において、4つの軸は1つの頂端(105)で交わる。例示目的のために、基点(301)、(302)、(303)、および(304)も示されており、基点は、各接合部に沿った点を表しており、1つの位置の基準面と交差することができる。したがって、基点と交差して線が引かれる場合、おおよそのピラミッド形状が形成される。具体的には、ピラミッドは、接合部または軸によって定義される側縁部と、基点(301)、(302)、(303)、(304)と交差する線によって定義された基縁部と、頂端(105)を有している。この基本的なピラミッド形状を参照して、本発明にかかるピラミッド型の支持構造物に関連する概念をより容易に記載することができる。

ピラミッド型の支持構造物(100)の基礎は、ピラミッド形状を折り畳む動きである。点(301)と(302)は図8Aの矢印で示されているようにまとめられるため、ピラミッド構造を、図8Bで示されるように、実質的に平らで重ならない閉位置に折り畳むことができる。そうすることで、点(302)と(304)はさらに離れていく。加えて、または、代替的に、点(302)と(304)が図8Cの矢印で示されるようにまとめられるため、ピラミッド構造物(100)を、図8Dで示されるように、実質的に平らで重なる位置へと折り畳むことができる。図8Bで示されるように、実質的に平らで重ならない折り畳み位置が望ましい場合、支持部材の第1の対の頂端の角の角度の合計は、好ましくは、支持部材の第2の対の頂端の角の角度の合計と等しいことが理解されよう。

図8および9に示されるように、仮想上の平らな構造物を折り畳むまたは広げるとき、いかなる幾何学的収差(geometric aberration)も必要ではなく、すべての軸(104)は頂点(105)にまとめることができる。

しかしながら、実際には、材料は一般にある程度の厚みを有しており、ヒンジ(102)またはそれ以外の柔軟な接続部は、柔軟な機械的な接続を行うために提供される。これらの因子は、構造の設計に依存してピラミッドの折り畳み範囲を制限することがある。例えば、柔軟なヒンジと材料の厚みにより接合部の1つが設けられ得る点(302)などでの動作が可能となる程度に、図8Aで示された位置から図8Cに示された位置まで構造物(100)を折り畳むことができる。

図10Aは、開位置または静止位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物(100)の代替的な実施形態の斜視図を示している。図10Bは、閉位置または平らな位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側面図を示している。図10Aおよび10Bで示される支持構造物(100)では、各支持部材(101)は、関連する軸(104)を有する接合部で別の支持部材(101)に接続される。この実施形態では、ヒンジ(102)は、接合部で柔軟な接続を提供するために、部材の縁部に設けられ得る。図10Aで示されるように、支持部材(101)の少なくとも2つは、図8Cで示されるように重なり合うことで凹面のピラミッドを提供することができ、それによって、支持部材を含む材料の厚みが同じ面の一部を占めることができる。図10Aと10Bで示されるピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態において、ヒンジ(102)(および、接合部)のピボット点は、図10Bで示されたような閉位置において縁部から見たとき、オフセットしており、異なる面に設けられている。

図11Aは、開位置または静止位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の斜視図を示している。図11Bは、閉位置または平らな位置での本発明にかかるピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態の側方端面図を示している。図11Aの実施形態は、支持部材(101)の2つが図8Cで示されたような凹面型のピラミッドを提供するために重なり合うことができるという点においては、少なくとも図10Aで示される実施形態とは類似しており、それによって、支持部材の材料は構造上オフセットされることで、異なる面を占める。図11Aで示されるピラミッド型の支持構造物(100)の実施形態において、ヒンジ(102)(および接合部)のピボット点は、図11Bで示されたような閉位置の縁部から見たとき、オフセットしており、異なる面に設けられている。

図10A、10Bと、図11A、11Bで示される両方の実施形態において、接合部(および、ヒンジ(102)のピボット点)は、閉位置で見たときに少なくとも2つの異なる面に設けられ、したがって共通する頂端(105)では交わらない。ピラミッド型の支持構造物(100)の異なる面に少なくとも2つの接合部またはヒンジ(102)を設けることによって、ねじれの力とその他の応力が構造物(100)に加えられ、構造物(100)の開閉時に所望のスナップ特性を生じさせることができる。軸が交わる頂端のオフセットは、支持部材(101)と柔軟なヒンジ(102)の材料を通じて伝えられ得る圧力を形成する。延長部分が頂端(105)では交わらない1以上の軸(104)を設けることによって、ピラミッド型の支持構造物(100)の開閉時に、圧力のばらつきが形成され得る。

接合部の少なくとも2つが、閉位置で見たときに異なる面に設けられ、したがって、共通する頂端(105)を有していない場合に、ピラミッド型の支持構造物の凸面の重ならない実施形態を提供することができることが理解されよう。

圧力のばらつきは、とりわけ、柔軟な材料から作られた支持部材を提供することで、あるいは、接合部の少なくとも1つに固くないヒンジを設けることで、許容され得る。支持構造物(100)は、ピラミッドを開く際、閉じる際、またはその両方の際に圧力が増加するように、設けることができることが理解されよう。例えば、ピラミッド型の支持構造物(100)を閉じるとき、圧力は増加し、中間位置で最大に達して、その後、構造物(100)をさらに閉じる際に減少する。

共通する頂端でまったく交わらない接合部を設けることによって、支持部材を閉位置から開位置へと曲げる際に支持部材のスナップが行われ、その逆もまた然りである。これによって、開閉位置のいずれかに留まるように支持部材は配される。柔軟なヒンジ(102)中の遊びと同様に、支持部材を含む材料の可撓性は、開位置から閉位置へと、または、閉位置から開位置へとヒンジを移動させるのに必要な労力に影響を与え得ることが理解されよう。1つの実施形態では、柔軟な接続部(104)は金属製のヒンジである。柔軟な接続部(102)は、プラスチックなどの他の材料、炭素強化材料、および、柔軟な接続部を維持するために構造的な支持を与えるのに十分な他の材料で作られたヒンジを含むことができることが理解されよう。したがって、スナップまたは圧力の量に影響を与える因子は、支持部材(101)の堅さ、柔軟な接続部(102)の剛性、接合部または軸(104)に沿ったピボット軸の長さまたは柔軟な接続部(102)の間隔、軸(104)のオフセットの量、および、ピラミッド(100)の非対称性を含んでいる。さらに、本発明にかかる構造物(100)は、開閉時に様々な圧力特性を有する構造物(100)を形成するように協働可能な複数のオフセットしたピラミッド型のヒンジ(100)を含むように設けることができる。

図12Aと12Bは、ピラミッド型の支持構造物(100)の代替的な実施形態を示しており、ここで、支持部材は脚部と、背もたれ支持部材(101A)と、椅子の座部支持部材(101C)を備える。図12で示される構造物(100)の実施形態では、ピボットは柔軟なヒンジ(102)として設けられる。ピボット(102)は、だぼまたは金属製のロッド、あるいは、支持部材(101)間の接続を回転自在に支持することができるタイプのピボットであり得る。特に脚部と背もたれ支持部材(101A)の第1の対には椅子の脚部が設けられ、少なくとも1つの第1のヒンジ(102A)で互いに回転自在に接続される。加えて、第2の対の座部支持部材(101C)は、少なくとも1つの第2のヒンジ(102B)で互いに回転自在に接続される。第1の対の脚部支持部材(101A)は、少なくとも1つの第3のヒンジ(102C)で第2の対の椅子の座部支持部材に回転自在に接続される。ユーザーにバックレストを与えるために椅子の背もたれを設けて、第1の対の支持部材(101A)に接続することができ、椅子の開きを制限することができる。加えて、あるいは、代替的に、椅子の座部は、ユーザーに座る場所を提供するために第3の対の支持部材(101C)に接続することができ、椅子の開きを制限することができる。

ヒンジ(102)がある軸(104)は、軸の少なくとも2つが並列にならないように設けられる。加えて、軸(104)の2つは、離間した状態で第1の仮想の頂端(105)に交わるように設けることができ、そのような頂端(105)は、他の2つの軸(104)によって形成されたその他の2つの他の頂端(105)が離間した状態で交わるように設けることができる場所からオフセットされる(図示せず)。頂端が仮想上の頂端(105)を形成する角度を非常に小さくすることで、椅子の開きに対してスナップ動作をもたらすことができ、その結果、開いた位置または閉じられた位置のいずれかになるように椅子を配置することができる。

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