折り畳み椅子

申请号 JP2015000920 申请日 2015-01-06 公开(公告)号 JP2015131109A 公开(公告)日 2015-07-23
申请人 永朔實業有限公司; 发明人 鮑志廷;
摘要 【課題】特に安全性を向上させた折り畳み椅子を提供する。 【解決手段】本発明に係る折り畳み椅子は、支持ユニットと、折り畳みユニットと、着座ユニットとを有し、該支持ユニットは、棒体を備え、該棒体に 位置 決め溝が形成され、該折り畳みユニットは、結合部材と、上部摺動部材と、折り畳み棒とを備え、該結合部材は、棒体に取り付けられ、該上部摺動部材は、結合部材の上方に位置するように、摺動可能に棒体に取り付けられ、該結合部材を位置決め溝に係合したり離れたりすることによって、折り畳みユニットが展開状態または折り畳み状態に切り替え、該折り畳み棒は、展開状態から折り畳み状態にするものであり、該着座ユニットは、上部摺動部材に枢設され、折り畳みユニットを展開状態にする時、折り畳み棒に支えられ、折り畳みユニットを折り畳み状態にする時、棒体に接近するように折り畳んで収納することができる。 【選択図】図1
权利要求

軸方向Lに伸びる棒体を備え、該棒体の外周面に長手方向に沿ってガイド溝が凹設され、該棒体の外周面に、径方向に延出すると共に、一部がガイド溝と連通する位置決め溝が形成される支持ユニットと、 結合部材と、上部摺動部材と、2つの折り畳み棒を備え、該結合部材は棒体に取り付けられ、該上部摺動部材は、結合部材の上方に位置するように摺動可能に棒体に取り付けられ、前記折り畳み棒は、一端に接近端、他端に離れ端を有し、該接近端が結合部材に枢設され、展開状態から折り畳み状態に操作可能であり、折り畳み状態において、上部摺動部材と結合部材との距離が長くなると共に、折り畳み棒と棒体との距離が短くなる、折り畳みユニットと、 接近端及び離れ端を備え、該接近端は、上部摺動部材に枢設され、該離れ端は、接近端の反対する端に形成され、折り畳みユニットを展開状態にする時、折り畳み棒に支えられ、前記棒体と度を有し、折り畳みユニットを折り畳み状態にする時、離れ端が棒体に接近する着座ユニットとを有し、 さらに、前記上部摺動部材は、スライド部材及び回動部を備え、該回動部は、軸方向Lを中心軸として、回転可能にスライド部材に取り付けられ、該回動部が位置決め溝に係合すると、該上部摺動部材が棒体及び結合部材に対して位置決められ、折り畳みユニットを展開状態または折り畳み状態に切り替えることを防止し、一方、該回動部が位置決め溝から離れると、折り畳みユニットが展開状態または折り畳み状態に切り替えることができることを特徴とする、 折り畳み椅子。前記上部摺動部材におけるスライド部材と回動部との間にロックバネが設置され、該ロックバネが回動部をロック位置に押付けることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。前記位置決め溝は、棒体の下端近傍に形成される位置決め上部溝及び棒体の上端近傍に形成される位置決め下部溝を有し、前記回動部は、キャップ及び係合リブを備え、該係合リブが位置決め下部溝に係合されると、折り畳みユニットが展開状態となり、該係合リブが位置決め上部溝に係合されると、折り畳みユニットが折り畳み状態となることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。前記位置決め上部溝は、摺動段及び保持段を有し、該摺動段は、ガイド溝と連通するように、径方向に沿って棒体の外周面に形成され、該保持段は、摺動段におけるガイド溝と反対する端に位置するように、棒体の軸方向Lに沿って延出し、前記回動部の係合リブは、位置決め上部溝の摺動段に係合されることによって、該回動部のスライド部材に対する回転を阻止することを特徴とする請求項3に記載の折り畳み椅子。前記結合部材と上部摺動部材との間に第二バネが設置され、該第二バネによって、結合部材と上部摺動部材とを引っ張って接近させることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み椅子。前記上部摺動部材のスライド部材に移動溝が棒体の径方向に沿って凹設され、前記回動部の係合リブは、摺動可能に移動溝に嵌め込まれることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み椅子。前記スライド部材の上端に移動溝と連通する組立溝が形成されることを特徴とする請求項6に記載の折り畳み椅子。前記ロックバネは圧縮ばねであり、両端を介してスライド部材及び回動部に当接されることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み椅子。前記着座ユニットは、メインプレート及び2枚のサブプレートを有し、その内、該メインプレートは、接近端及び離れ端を備え、該接近端は、上部摺動部材に枢設されると共に、該離れ端は、接近端の反対する端に形成され、該サブプレートはそれぞれ、着座ユニットの対向する側縁に枢設され、底面にガイドレールが設けられ、該ガイドレールの接近端は、メインプレートの接近端と接近するように形成され、該ガイドレールの離れ端は、メインプレートの接近端と離れるように設けられ、前記折り畳みユニットは、2つの折り畳み棒を備え、該折り畳み棒における離れ端がガイドレールに沿って摺動可能にサブプレートに枢設され、前記折り畳みユニットを展開状態にした時、前記メインプレート及びサブプレートが同一平面上に位置すると共に、前記折り畳み棒の離れ端がガイドレールの離れ端に位置し、一方、前記折り畳みユニットを折り畳み状態にした時、前記折り畳み棒の離れ端がガイドレールの接近端と接近し、両側のサブプレートがそれぞれメインプレートに対して折り畳まれてU字形となりながら折り畳みユニットをカバーすることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。前記折り畳みユニットはさらに連結棒を含み、該連結棒の一端が上部摺動部材に枢設される共に、他端が折り畳み棒に枢設されることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。前記結合部材が摺動可能に棒体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み椅子。

说明书全文

本発明は、特に折り畳むことができる椅子に関するものである。

折り畳み椅子は、杖として使えることから、一般に体の不自由な人や老人が使用しており、例えば、米国の特許No.2380437などを有する。それによれば、棒体及び該棒体に沿って摺動自在なチューブを有し、スライド部材を棒体に沿って摺動させることによって、椅子を折り畳み状態または展開状態に自由に変更するものであり、折り畳み状態または展開状態に維持する時は、ボルトによりチューブを締め付け固定する。

また、台湾特許No.102112330では、棒体及びチューブを有し、その内、チューブを簡単な操作により棒体に位置決めできる構成が開示されている。

台湾特許No.102112330

しかしながら、既存の折り畳み椅子の位置決め構造は、複雑であり、生産コストもかかるので、改善する必要があった。

本発明に係る折り畳み椅子は、軸方向Lに伸びる棒体を備え、該棒体の外周面に長手方向に沿ってガイド溝が凹設され、該棒体の外周面に、径方向に延出すると共に、一部がガイド溝と連通する位置決め溝が形成される支持ユニットと、結合部材と、上部摺動部材と、2つの折り畳み棒を備え、該結合部材は棒体に取り付けられ、該上部摺動部材は、結合部材の上方に位置するように摺動可能に棒体に取り付けられ、前記折り畳み棒は、展開状態から折り畳み状態にするものであり、一端に接近端、他端に離れ端を有し、該接近端が結合部材に枢設され、その場合、上部摺動部材と結合部材との距離を長くすると共に、折り畳み棒と棒体との距離を短くする折り畳みユニットと、接近端及び離れ端を備え、該接近端は、上部摺動部材に枢設され、該離れ端は、接近端の反対する端に形成され、折り畳みユニットを展開状態にする時、折り畳み棒に支えられ、前記棒体と度を有し、折り畳みユニットを折り畳み状態にする時、離れ端が棒体に接近する着座ユニットとを有し、さらに、前記上部摺動部材は、スライド部材及び回動部を備え、該回動部は、軸方向Lを中心軸として、回転可能にスライド部材に取り付けられ、該回動部が位置決め溝に係合すると、該上部摺動部材が棒体及び結合部材に対して位置決められ、折り畳みユニットを展開状態または折り畳み状態に切り替えることを防止し、一方、該回動部が位置決め溝から離れると、折り畳みユニットが展開状態または折り畳み状態に切り替えることができるものである。

上述したように、本発明の折り畳み椅子には、以下に示すようなメリットを有する。 1.ガイド溝、位置決め下部溝、位置決め上部溝、係合リブ及びロックバネを有することから、上部摺動部材を簡単に棒体に位置決めることができ、また、その構造も従来の台湾特許No.102112330より単純である。 2.保持段を有するため、折り畳み椅子を折り畳む時、回動部がスライド部材に対して回転することはないので、使用上極めて安全である。

一方、他の実施例においては、支持脚を省いて、結合部材を棒体に固定してもよいので、公共施設などにおいて幅広く使用することもできる。

本発明に係る折り畳み椅子の斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子の他の斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子の他の斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子における棒体及び上部摺動部材の部分斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子における上部摺動部材の分解斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子における上部摺動部材の透明斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子において、上部摺動部材の回動部がロック位置にあることを示す、図6のVII−VII線の透明断面図である。

本発明に係る折り畳み椅子において、上部摺動部材の回動部が解錠位置にあることを示す、図6のVII−VII線の透明断面図である。

本発明に係る折り畳み椅子において、回動部が位置決め下部溝に係合した状態を示す部分斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子において、回動部が位置決め上部溝に係合した状態を示す部分斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子の折り畳み状態を示す部分分解斜視図である。

本発明に係る折り畳み椅子の着座ユニットを位置決めて折り畳んだ状態を示す部分断面説明図である。

図1及び図2に示すように、本発明に係る折り畳み椅子には、支持ユニット1と、折り畳みユニット2と、着座ユニット3を有する。

前記支持ユニット1は、棒体11と、2本の支持脚12と、取っ手16を備え、そのうち棒体11は軸方向Lに伸びる棒状体であり、4本のガイド溝13(図面に2本しか見えない)と、2つの位置決め下部溝14(図面に1本しか見えない)と、2つの位置決め上部溝15(図面に1つしか見えない)を含み、該位置決め下部溝14は、棒体11の上端と離れ、該位置決め上部溝15は、棒体11の上端と接近し、該取っ手16は、棒体11の上端に取り付けられる。

前記ガイド溝13は、棒体11の長手方向に沿って棒体11の外周面に凹設される。また、前記4本のガイド溝13はそれぞれ、間隔をおいて棒体11の外周面に環状に排列される。 本実施例における棒体11は、管状であり、環状の壁が形成される。また、該ガイド溝13の深さが棒体11の壁の厚さよりも深い設計となっている。

前記位置決め下部溝14はそれぞれ棒体11の外周面にガイド溝13と連通するように形成される。また、前記2本の位置決め下部溝14は、相対するように、棒体11の外周面に排列される。

前記2つの位置決め上部溝15はそれぞれ、棒体11の外周面にガイド溝13と連通するように形成される。また、前記2つの位置決め上部溝15は、相対するように棒体11の外周面に排列される。 図9に示すように、該位置決め上部溝15は、摺動段151及び保持段152を有し、該摺動段151は、ガイド溝13と連通するように、径方向に沿って棒体11の外周面に形成され、該保持段152は、棒体11の上端の軸方向に沿って摺動段151におけるガイド溝13と反対する端に形成される。

また、前記棒体11は、1本のガイド溝13、1つの位置決め下部溝14、1つの位置決め上部溝15のみでもよいが、複数の、ガイド溝13、位置決め下部溝14、位置決め上部溝15を有してもよい。また、場合に応じて、位置決め下部溝14や位置決め上部溝15を用いなくてもよい。

前記折り畳みユニット2は、結合部材21と、上部摺動部材22と、2つの折り畳み棒23と、2つの連結棒24と、2つのジョイント25と、2つの第一バネ26(図面においては1つしか現れていない)と、2つの第二バネ27(図面に1つしか見えない)を備え、そのうち結合部材21は、摺動可能に棒体11に取り付けられ、該上部摺動部材22は、結合部材21の上方に位置するように、摺動可能に棒体11に取り付けられ、該折り畳み棒23は、一端に接近端、他端に離れ端を有し、そのうち接近端は結合部材21に枢設され、該連結棒24の一端は上部摺動部材22に枢設され、他端は折り畳み棒23に枢設される。

前記折り畳みユニット2を用いて折り畳み椅子を展開状態(図2の如く)から折り畳み状態(図3及び図11の如く)にすることができる。折り畳み椅子を展開状態にする時には、上部摺動部材22が結合部材21と接近すると共に、折り畳み棒23の自由端が棒体11から離れるように操作する。一方、その折り畳み椅子を折り畳み状態にする時には、上部摺動部材22が結合部材21から離れると共に、折り畳み棒23の自由端が棒体11と接近するように操作する。 その折り畳みユニット2を展開状態から折り畳み状態にする時は、上部摺動部材22と結合部材21との距離を長くすると共に、折り畳み棒23と棒体11との距離を短くする。

図12に示すように、前記折り畳みユニット2はさらに、下部摺動部材124を備え、該下部摺動部材124は、摺動可能に棒体11に取り付けられ、前記結合部材21は、連結ロッド211を介して下部摺動部材124に連結され、下部摺動部材124と連動するように棒体11に対して移動することができる。 前記支持ユニット1の支持脚12は、上段脚部121、下段脚部122、駆動リンク123、サブリンク125を備え、該上段脚部121の接近端は結合部材21に枢設され、該下段脚部122の枢設端は上段脚部121の離れ端に枢設され、該駆動リンク123の両端はそれぞれ上段脚部121及び上部摺動部材22に枢設され、該サブリンク125の両端はそれぞれ下段脚部122及び下部摺動部材124に枢設される。

図4乃至図6に示すように、前記上部摺動部材22は、スライド部材221と、回動部222と、2つのロックバネ223を備える。

前記スライド部材221は、2つの掛止部224と、2つの嵌合凹部と、組立溝226を備え、該掛止部224は、摺動可能にガイド溝13に嵌設され、該各嵌合凹部(図面に1つしか見えない)は、移動溝225を含み、該移動溝225は、棒体11の径方向に沿って凹設され、該組立溝226は、スライド部材221の上端に移動溝225と連通するように形成される。

前記回動部222は、回転可能にスライド部材221に取り付けられ、キャップ227及び2つの係合リブ228を備え、そのうち係合リブ228は、摺動可能に嵌合凹部の移動溝225に嵌め込まれ、該係合リブ228は、回動部222をスライド部材221に組み合わせる時、組立溝226を通って嵌合凹部の移動溝225に組み合わされる。

この構成によれば、前記回動部222が軸方向Lを中心軸としてスライド部材221に対して回転すると、ロック状態(図7の如く)またはアンロック状態(図8の如く)を切り替えることができる。その内、ロック状態においては、その回動部222の係合リブ228が位置決め上部溝15または位置決め下部溝14に係合され、上部摺動部材22が棒体11及び結合部材21に対して位置決められることにより、折り畳みユニット2が自由に展開状態または折り畳み状態に変更されることを防止する。一方、アンロック状態においては、その上部摺動部材22の係合リブ228が位置決め上部溝15または位置決め下部溝14から離れて摺動可能にガイド溝13に嵌合されることにより、折り畳みユニット2を展開状態または折り畳み状態に変換することができる。

前記ロックバネ223は、圧縮ばねであり、その両端を介してスライド部材221及び回動部222に当接され、それにより該回動部222をロック位置に押付ける。

前記第一バネ26はそれぞれ、ガイド溝13に設置される。詳しく述べると、該第一バネ26は引張ばねであり、一端が下部摺動部材124に取り付けられると共に、他端が棒体11に挿設されるピン111に取り付けられることから(図11の如く)、該第一バネ26の付勢によって、下部摺動部材124及び上部摺動部材22が棒体11の上端から下方へ移動する。

一方、前記第二バネ27はそれぞれ、ガイド溝13に設置される。詳しく述べると、該第二バネ27は引張ばねであり、一端が結合部材21に取り付けられると共に、他端が上部摺動部材22のスライド部材221の掛止部224に掛止されることから(図2及び図5の如く)、該第二バネ27によって、結合部材21と上部摺動部材22とを引っ張ると接近する。

前記着座ユニット3は、メインプレート31及び2枚のサブプレート32を有し、その内、該メインプレート31は、接近端311及び離れ端312を備え、該接近端311は、上部摺動部材22に枢設されると共に、該離れ端312は、接近端311の反対する端に形成され、該サブプレート32はそれぞれ、着座ユニット3の対向する側縁313に枢設され、底面にガイドレール33が設けられる。該ガイドレール33の接近端332は、メインプレート31の接近端311と接近するように形成され、該ガイドレール33の離れ端331は、メインプレート31の接近端311と離れるように設けられる。 また、前記折り畳みユニット2のジョイント25は、折り畳み棒23に枢設されると共に、ガイドレール33に沿って摺動可能にサブプレート32に取り付けられる。

尚、他の実施例においては、そのジョイント25を省略してもよく、着座ユニット3は、キャンバスからなる軟質の織物であってもよい。また、その場合、該着座ユニット3の先端は上部摺動部材22に取り付けられ、末端は折り畳み棒23に取り付けられる。

図1及び図2に示すように、本考案に係る折り畳み椅子を展開状態にする時は、結合部材21を、第一バネ26の付勢力によって、棒体11に設置した下制限部17に当接することで棒体11に位置決めると共に、上部摺動部材22を、第二バネ27の付勢力によって、棒体11に設置した下制限部18に当接させることで、結合部材21及び上部摺動部材22をそれぞれ棒体11に位置決めると共に、各支持脚12の上段脚部121の末端を棒体11から離れるように展開する。そして、その下段脚部122の自由端が棒体11から離れて床に付く。そのメインプレート31及びサブプレート32を、棒体11に対して角度を有する同一の平面になるように展開しながら折り畳み棒23に支えられる。この時、各ジョイント25が引導レール33に沿って摺動して離れ端331に位置決める。 この構成によれば、回動部222の係合リブ228をそれぞれ位置決め下部溝14に係合することによって、折り畳みユニット2を展開状態に維持することができる。

図9に示すように、回動部222を回転させてロックバネ223の付勢力により解錠すると、回動部222の係合リブ228が位置決め下部溝14から離れて摺動可能にガイド溝13に嵌合されるので、上部摺動部材22が棒体11に沿って摺動し、上部摺動部材22が上方の取っ手16に向かって移動することによって、結合部材21が連動して上方の取っ手16に向かって移動し、止め手段により棒体11に位置決める。そして、上部摺動部材22をさらに上方へ移動させると、折り畳みユニット2が折り畳まれて収納状態となる。

図3、図11、図12に示すように、その折り畳みユニット2を折り畳み状態にする場合は、支持脚12の上段脚部121を棒体11に接近させると共に、支持脚12の下段脚部122の自由端を棒体11に接近させ、更に、各ジョイント25をサブプレート32に対してガイドレール33の接近端332に接近させ、着座ユニット3の離れ端312を棒体11に接近させることにより、両側のサブプレート32をそれぞれメインプレート31に対してU字形に折り畳みながら、折り畳みユニット2及び支持脚12をカバーする。

図10に示すように、上部摺動部材22を上方へ移動させて係合リブ228を位置決め上部溝15に係合させると、回動部222がロックバネ223の付勢力によりロック位置に移動する。つまり、回動部222の係合リブ228を、位置決め上部溝15の摺動段151に嵌め込んで第二バネ27によって位置決め上部溝15の保持段152に係合する。この構成によれば、回動部222がスライド部材221に対して回転することなく、折り畳みユニット2を折り畳み状態に維持することができる。

また、本発明の折り畳み椅子を展開する時は、上部摺動部材22を上方に移動させて、回動部222の係合リブ228を位置決め上部溝15の保持段152から離脱させ、更に回動部222を回転させればロックバネ223の付勢力により解錠することができ、この時、回動部222の係合リブ228は、位置決め上部溝15から離れて摺動してガイド溝13に嵌合する。この構成によれば、上部摺動部材22は棒体11に沿って摺動することができる。

上述したように、本発明の折り畳み椅子は、以下に示すようなメリットを有する。 1.ガイド溝13、位置決め下部溝14、位置決め上部溝15、係合リブ228及びロックバネ223を有することから、上部摺動部材22を簡単に棒体11に位置決めることができ、且つ、本発明の構造は、従来の台湾特許No.102112330よりもシンプルである。 2.位置決め上部溝15に保持段152を有するため、折り畳み椅子を折り畳む時、回動部222がスライド部材221に対して回転することはないので、安全性が高い。

また、他の実施例においては、支持脚12を省略し、結合部材21を棒体11に固定してもよい。尚、このような折り畳み椅子であれば、公共交通機関において使用し易い。

1 支持ユニット 11 棒体 12 支持脚 121 上段脚部 122 下段脚部 123 駆動リンク下段脚部 124 下部摺動部材 13 ガイド溝 14 位置決め下部溝 15 位置決め上部溝 151 摺動段 152 保持段 16 取っ手 17 下制限部 18 下制限部 2 折り畳みユニット 21 結合部材 211 連結ロッド 22 上部摺動部材 221 スライド部材 222 回動部 223 ロックバネ 224 掛け部 225 移動溝 226 組立溝 227 キャップ 228 係合リブ 23 折り畳み棒 24 連結棒 25 ジョイント 26 第一バネ 27 第二バネ 3 着座ユニット 31 メインプレート 311 接近端 312 離れ端 313 側縁 32 サブプレート 33 ガイドレール 331 離れ端 332 接近端

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