Mattress

申请号 JP2006051623 申请日 2006-02-28 公开(公告)号 JP2007229034A 公开(公告)日 2007-09-13
申请人 Paramount Bed Co Ltd; パラマウントベッド株式会社; 发明人 TANAKA MAKOTO; NISHIMURA AKIRA; MORI YUMIKO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a mattress which is used as a stretcher when a disaster happens and is used as a normal mattress when it is not used as a stretcher. SOLUTION: The mattress 1 is formed by covering a pad with a cover. The cover 3 is provided with storing sections 7 which keeps grip sections 4 fixed to corners of the mattress, and one end of each of a plurality of fixing straps 6 fixed to the longitudinal sides of the mattress, and receives the fixing belts on the longitudinal sides. Fastening members 9 are fixed to the other ends of the fixing straps. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 詰物を被覆材で被覆して成るマットレスにおいて、被覆材には、マットレスの隅部側縁に把持部を固定すると共に、両長手側縁に複数の固定用ベルトの夫々の一端部を固定すると共に、固定用ベルトを格納する格納部を設け、固定用ベルトの他端部に締結部材を固定したことを特徴とするマットレス。
  • 把持部は、ベルト材をループ状にして構成したことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  • 締結部材は、対を成す雌部材と雄部材の嵌合における係合片の弾性的係合により締結するバックルであり、雌部材を一方の長手側縁の固定用ベルトに取り付けると共に、雄部材を他方の長手側縁の固定用ベルトに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  • 詰物は屈曲可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  • 格納部は開閉可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  • 说明书全文

    本発明は、主として、病院、その他の医療施設、高齢者の介護施設等において使用するマットレスに関するものである。

    病院、その他の医療施設、高齢者の介護施設等において、火事や地震等の災害が発生した場合、歩行困難な人や寝たきりの人等、自で避難するのが困難な人に対して、従来は、担架を用いて、人手により搬送して避難させることが多く行われている。 この場合、エレベータが停止している場合には、階段での搬送となる。

    このような避難作業においては、対象者を、使用しているベッドから担架に移乗させる作業と、移乗させた対象者を搬送する作業が必要であり、一般的には、一人の対象者を避難させるのに2〜4人の人手が必要となる。

    このような避難作業を、少ない人手で迅速に行うことを目的として、例えば特許文献1にはクッション性を有するマットレスによって構成した担架が提案されている。 即ち、特許文献1の担架は、クッション性を有する屈曲可能なマットレスの両長手縁に設けた筒状の保持部にショルダーベルトを挿通すると共に、マットレスの長手方向の両端部において両長手縁の夫々の保持部から引き出した対を成すショルダーベルトを接続してループ状に形成すると共に、両長手縁の端部に一端部を固定した複数の固定用ベルトをマットレスの幅方向に配置し、対向した固定用ベルトの他端部に締結部材としてバックルを固定した構成としている。

    以上の構成の担架は、特許文献1によれぱ、コンパクトに収納することができると共に、作業性が良く、容易に人を運び出すことができ、またクッション性を有するため、人を運んでそのまま地面等に待機させても寝心地が良い等の効果があるというものである。

    実公平6−21466号公報

    上述した特許文献1の担架は、マットレスを利用して構成したものではあるが、担架として使用しない時に人が仰臥するマットレスとして使用することは全く想定していない。 即ち、「コンパクトに収納することができる」ということから、担架として使用しない時には収納をしておくものである。

    仮に、担架として使用しない時に、いわゆる通常のマットレスとして使用した場合においては、マットレスの外側にショルダーベルトや固定用ベルトが露出しているため、これらが邪魔となり、通常のマットレスとして使用している患者や老人等がベッドから離床する時などに引っ掛かって転倒する等の危険性がある他、使用するベッドが電動ベッドの場合には、ボトムの昇降や起伏の動作において機構部材に挟まったりしてそれらの動作を妨げたり、マットレスを損傷する等の不都合が考えられ、結局、通常のマットレスとして使用することはできない。
    本発明は、このような点を鑑みて創案されたもので、即ち、災害発生時には担架として使用できると共に担架として使用しない時には、通常のマットレスとして使用することができるマットレスを提供することを目的とするものである。

    上述した課題を解決するために、本発明では、詰物を被覆材で被覆して成るマットレスにおいて、被覆材には、マットレスの隅部側縁に把持部を固定すると共に、両長手側縁に複数の固定用ベルトの夫々の一端部を固定すると共に、固定用ベルトを格納する格納部を設け、固定用ベルトの他端部に締結部材を固定したマットレスを提案するものである。

    また本発明では、上記の構成において、把持部は、ベルトをループ状にして構成することを提案するものである。

    また本発明では、上記の構成において、締結部材は、対を成す雌部材と雄部材の嵌合における係合片の弾性的係合により締結するバックルであり、雌部材を一方の長手側縁の固定用ベルトに取り付けると共に、雄部材を他方の長手側縁の固定用ベルトに取り付けることを提案するものである。

    また本発明では、上記の構成において、詰物は屈曲可能な構成とすることを提案するものである。

    また本発明では、上記の構成において、格納部は開閉可能に構成することを提案するものである。

    本発明のマットレスでは、両長手側縁に複数の固定用ベルトを固定しているが、これらの固定用ベルトは、折り畳んで格納部に格納することにより、マットレスの外側に露出していないので、邪魔とならず、美観を損なうこともない。 一方、隅部側縁に設ける把持部は、例えばベルトをループ状にした構成等であるが、それほど長い寸法は必要がないため、通常のマットレスの長手側縁に設けられている把手と同様に邪魔とならない。

    従って本発明のマットレスでは、通常のマットレスとして使用しても、それを使用している患者や老人等がベッドから離床する時などに引っ掛かって転倒する等の危険性は全くなく、また使用するベッドが電動ベッドであっても、ボトムの昇降や起伏の動作において固定用ベルトが機構部材に挟まったりしてそれらの動作を妨げたり、マットレスを損傷する等の不都合も発生しない。

    このようにして通常のマットレスとして使用している際に、火事や地震等の災害が発生した場合には、格納部を開いて固定用ベルトを取り出し、マットレスの幅方向に対向している夫々の組の2つの固定用ベルトを締結部材を以て接続することにより、患者等をマットレスに支持することができる。

    従って、この状態で看護師等が把手部を持ってマットレスを移動することにより、マットレスに支持されている患者等を安全に、安全な場所まで搬送することができる。

    この際、詰物として屈曲可能なものを用いれば、上記緊締操作により、マットレスの両長手側縁を引き寄せて、マットレスを凹状に変形することができ、この場合には、凹状のマットレスが患者等を囲むので、複数の組の固定用ベルトと相俟って、患者等を安全に支持することができる。

    従ってこの状態において、看護師等が把持部を持ってマットレスを移動することにより、マットレスに支持されている患者等を安全に、安全な場所まで搬送することができる。

    マットレスの移動は、十分な人手がある場合には、複数人で行うことができることは当然であるが、人数が足らない場合には、一人の看護師等が、適宜の個所の把持部、例えばマットレスに支持されている患者等の頭側の把持部を持って、マットレスを引き摺って移動することができる。

    この際、本発明のマットレスは、通常のマットレスとして使用するのに必要な詰物を有しているので、引き摺って移動する際に段差等の障碍があっても、その際の衝撃が詰物に吸収されるため、マットレスに支持されている患者等に不快感を与えない。

    次に本発明に係るマットレスの実施の形態を添付の図1〜図10を参照して説明する。
    これらの図において符号1はマットレスを外観的に示すもので、このマットレス1は通常に使用するマットレスと同様に、詰物2を被覆材3で被覆して構成されるものである。 詰物2は、通常のマットレスに使用される適宜の詰物とすることができるが、本発明では、屈曲可能な詰物2を使用するのが望ましい。

    そして本発明のマットレス1では、その隅部側縁に位置する被覆材3の個所に把持部4を固定している。 この実施の形態では、把持部4はベルト材をループ状にして構成している。

    また、マットレス1の両方の長手側縁に位置する被覆材3の個所には、夫々複数、この実施例では、夫々の長手側縁毎に2つの固定用ベルト6a,6bを、間隔をあけて、それらの一端部を固定して設けており、そしてこれらの2つの固定用ベルト6a,6bを格納する開閉可能な格納部7a,7bを設けている。 尚、図においては、マットレス1の一方の長手側縁側部材を添字aにより示し、他方の長手側縁側部材を添字bにより示している。

    この実施の形態では、格納部7はファスナー8、この場合、スライドファスナーにより開口部を開閉可能に構成しているが、その他、無数のループとフックの係合により開口部を開閉可能な面ファスナーやホック等の適宜の留め具を使用して開閉可能とすることができる。

    尚、他の実施の形態として、格納部7a,7bは、開閉可能とするのではなく、例えば比較的容易な操作により開口を形成して固定用ベルト6a,6bを取り出すことができるように縫製し、一度開操作をしたら、そのままでは閉とできない構成とすることもできる。

    そして夫々の固定用ベルト6a,6bの他端部には締結部材9a,9bを固定し、この締結部材9a,9bにより、マットレス1の幅方向に対向している夫々の組の2つの固定用ベルト6a,6bを接続する構成としており、この実施の形態では、固定用ベルト6a,6bのいずれか一方、この場合、固定用ベルト6aは締結部材9aに対して長さを調節可能に構成している。

    この実施の形態においては、締結部材9a,9bは、対を成す雄部材9aと雌部材9bの嵌合における係合片10の弾性的係合により締結するバックルを使用している。 そしてこの雄部材9a側において上述したように固定用ベルト6aの長さを調節可能に構成している。 このバックルの構成や長さ調節動作は自明であるので説明は省略する。

    尚、雄部材9aにおける固定用ベルト6aの長さは、予め適切な長さを設定することができるので、雄部材9aは、雌部材9bと同様に所定長の固定用ベルト6aの他端部に長さ調節できないように固定することもできる。 即ち、雄部材9aと雌部材9bは、いずれか一方側において固定用ベルト6a,6bの長さを調節可能として構成しても良いし、いずれの側も長さの調節が出来ない構成とすることもできる。

    尚、図1において、符号11は通常のマットレスに設けられているのと同様なマットレス1の運搬用の把手である。

    以上の構成においてこの実施の形態のマットレス1では、両長手側縁に複数、この場合夫々2つの固定用ベルト6a,6bを固定しているが、これらの固定用ベルト6a,6bは、折り畳んで夫々格納部7a,7bに格納し、格納部7a,7bの開口部をファスナー8によって閉じることにより、図1、図2に示すように、マットレス1の外側に露出しなくなるので、邪魔とならず、美観を損なうこともない。 一方、隅部側縁に設ける把持部4は、図1に示すように、それほど長い寸法は必要がないため、通常のマットレスの長手側縁に設けられている把手11と同様に邪魔とならない。

    従って本発明のマットレス1では、通常のマットレスとして使用しても、それを使用している患者や老人等がベッドから離床する時などに引っ掛かって転倒する等の危険性は全くなく、また使用するベッドが電動ベッドであっても、ボトムの昇降や起伏の動作において固定用ベルトが機構部材に挟まったりしてそれらの動作を妨げたり、マットレスを損傷する等の不都合も発生しない。

    このようにして通常のマットレス1として使用している際に、火事や地震等の災害が発生した場合には、格納部7a,7bを開いて固定用ベルト6a,6bを取り出し、図5に示すようにマットレス1の幅方向に対向している夫々の組の2つの固定用ベルト6a,6bを締結部材9a,9bを以て接続し、一方側の固定用ベルト6aを引いて緊締操作を行う。

    この際、詰物として屈曲可能なものを用いれば、上記緊締操作により、図9に示すようにマットレス1の両長手側縁が固定用ベルト6a,6bにより引き寄せられて、マットレス1が凹状に変形するので、凹状のマットレス1が患者等12を囲むので、複数の組、この場合、2組の固定用ベルト6a,6bと相俟って、患者等を安全に支持することができる。

    従ってこの状態において、看護師等が把持部4を持ってマットレス1を移動することにより、マットレス1に支持されている患者等12を安全に、安全な場所まで搬送することができる。

    マットレス1の移動は、十分な人手がある場合には、複数人で行うことができることは当然であるが、人数が足らない場合には、一人の看護師等13が、マットレスの適宜の個所の把持部、例えば図10に示している場合では、マットレス1に支持されている患者等12の頭側の把持部4を持って、マットレス1を引き摺って移動することができる。

    この際、本発明のマットレス1は、通常のマットレスとして使用するのに必要な詰物2を有しているので、引き摺って移動する際に段差等の障碍があっても、その際の衝撃が詰物に吸収されるため、マットレスに支持されている患者等に不快感を与えない。

    本発明は以上の通りであるので、通常時は、歩行困難な人や寝たきりの人等、自力で避難するのが困難な人等が、通常のマットレスとして使用しているマットレスを、災害発生時には担架として安全に、その上に寝ている人を安全な場所まで搬送して避難させることができるという効果がある。

    そして本発明では、災害時における担架としての使用を、一人の看護師等でも安全に行うことができ、また通常時のマットレスとしてのクッション性を提供する詰物により、引き摺り動かす際の衝撃を吸収して緩和することができ、患者等に不快感を与えないという効果がある。

    本発明に係るマットレスの外観を示す斜視図である。

    本発明に係るマットレスの長手側縁の要部を示す拡大正面図である。

    図2のA−A線断面図である。

    図2の部分における動作を示す拡大正面図である。

    本発明に係るマットレスを担架として使用する際の途中の動作を示す要部斜視図である。

    一方側の固定用ベルトの締結部材を示す斜視図である。

    他方側の固定用ベルトの締結部材を示す斜視図である。

    本発明に係るマットレスの隅部の斜視図である。

    本発明に係るマットレスを担架として使用している状態を示す斜視図である。

    本発明に係るマットレスを担架として使用している他の状態を示す斜視図である。

    符号の説明

    1 マットレス2 詰物3 被覆材4 把持部6a,6b 固定用ベルト7a,7b 格納部8 ファスナー9a,9b 締結部材10a 係合片11 把手12 患者等13 看護師等

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