Structure for spreading tension material in frame, and back board of chair using the same |
|||||||
申请号 | JP2012228585 | 申请日 | 2012-10-16 | 公开(公告)号 | JP2014079343A | 公开(公告)日 | 2014-05-08 |
申请人 | Okamura Corp; 株式会社岡村製作所; | 发明人 | OKUDA NAOYUKI; ARAYA AYAKO; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a structure for spreading a tension material in a frame, which prevents a change in tensile force of a partial area of the tension material in the frame from affecting tensile force of other areas, and a back board of a chair using the same.SOLUTION: In a structure for spreading a tension material 3 in a frame 1, the tension material 3 is spread in the frame-like frame 1. A connection rod 2 is erected between opposed parts of the frame 1, and a part of the tension material 3 is laid around the connection rod 2 from at least either of upper and lower sides. Thus, the tension material 3 is provided with a tensile force transmission inhibition part 4 that inhibits tensile force from being transmitted from one side of the tension material 3 to the other side thereof, in such a manner that the connection rod 2 serves as a boundary. | ||||||
权利要求 | 枠状のフレームに張材を張設してなるフレームへの張材の張設構造において、前記フレームの対向部間に連結杆を架設し、かつ前記張材の一部を、前記連結杆に少なくとも一側方から掛け回すことにより、前記張材に、前記連結杆を境にして、張材の一方から他方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部を設けたことを特徴とするフレームへの張材の張設構造。 両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、 前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、 外周部に前記側部フレームおよび上部フレームが挿通する筒状部を有するとともに、中間部に、前記連結杆が挿通する筒状部を有し、前記フレームに張設された張材とを備え、 前記連結杆が挿通する筒状部を、前記連結杆を境にして、張材の上方から下方および下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部としたことを特徴とする請求項1記載のフレームへの張材の張設構造。 両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、 前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、 外周部に前記側部フレームおよび上部フレームが挿通する筒状部を有するとともに、前記上部フレームが挿通する筒状部を拡幅させて、その拡幅筒状部に、前記上部フレームの他に、前記連結杆と、両側部フレームにおける連結杆より上方の部分を挿通させて前記フレームに張設された張材とを備え、 前記拡幅筒状部における前記連結杆の下側に掛け回された部分を、前記連結杆を境にして、張材の上方から下方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部としたことを特徴とする請求項1記載のフレームへの張材の張設構造。 張材の拡幅筒状部における連結杆より上方の部分を架橋することにより、この架橋部を、前記連結杆を境にして、張材の下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部としたことを特徴とする請求項3記載のフレームへの張材の張設構造。 両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、 前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、 前記連結杆と、前記両側部フレームにおける連結杆より下方の部分とを収容しうるようにした下端が開口する袋状部と、この袋状部の上端両側部に連通し、かつ前記両側部フレームにおける連結杆より上方の部分と前記上部フレームとが挿通する筒状部とを有し、前記フレームに張設された張材とを備え、 前記袋状部の上端における連結杆の上側に掛け回された部分をもって、張材の下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部としたことを特徴とする請求項1記載のフレームへの張材の張設構造。 フレームにおける両側部フレームの下端同士を、下部フレームをもって連結し、張材の下端を、前記下部フレームの下方において閉塞したことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のフレームへの張材の張設構造。 請求項1〜6のいずれかに記載のフレームへの張材の張設構造におけるフレームを背フレームとし、連結杆より上方の部分をヘッドレストとし、かつ連結杆より下方の部分を背凭れ部分としたことを特徴とする椅子の背凭れ。 |
||||||
说明书全文 | 本発明は、椅子の背凭れもしくは座、または衝立等におけるフレームへの張材の張設構造、およびそれを用いた椅子の背凭れに関する。 椅子の背凭れや座、または衝立等には、倒立U字状、またはループ状等の枠状に形成したフレームに、下端が開口する袋状に形成したメッシュ地等よりなる張材を上方から被嵌して、フレームに張設したものがある(例えば特許文献1〜3参照)。 特許文献1に記載されているものは、椅子の背凭れ部分のみに張材を張設しただけであるが、特許文献2に記載されているものにおいては、椅子の背凭れ部分のみならず、その上に設けたヘッドレストまで張材で連続して覆うようにしており、その場合、着座者が背凭れ部分に凭れたとき、その部分の張材が後方に押し出され、それに伴って、ヘッドレスト部分を覆う張材までが下方に引き寄せられ、ヘッドレスト部分の張力が強くなって、着座者の頭をヘッドレストに凭せ掛けた際の感触が悪くなるという問題がある。 特許文献3に記載されているものにおいては、両側部フレームの上端同士を上部フレームによって連結するとともに、上部フレームの下方において、左右の側部フレーム間に、左右方向を向く中間フレームを架設してなる背フレーム本体に、袋状の張材を上方より被嵌し、張材の後方から、銘板を、上記背フレーム本体における中間フレームの後面中央部に止着することにより、張材の後面中央部を、背フレーム本体に止着している。 本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、フレーム内の張材における一部の領域の張力の変化が、他の領域の張力に影響を及ぼすことがないようにしたフレームへの張材の張設構造、およびそれを備える椅子の背凭れを提供することを目的としている。 本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 このような構成によると、連結杆より一側方の張材に外力が作用して、その領域の張材の張力が増大しても、その増大した張力は、張材における張力伝達阻止部である連結杆に掛け回された部分で吸収され、連結杆より他側方の張材に伝達されることはない。 (2)上記(1)項において、両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、外周部に前記側部フレームおよび上部フレームが挿通する筒状部を有するとともに、中間部に、前記連結杆が挿通する筒状部を有し、前記フレームに張設された張材とを備え、前記連結杆が挿通する筒状部を、前記連結杆を境にして、張材の上方から下方および下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部とする。 このような構成によると、連結杆より上方における張材の張力の変動が、連結杆より下方における張材の張力に影響を及ぼすことはなく、また、連結杆より下方における張材の張力の変動が、連結杆より上方における張材の張力に影響を及ぼすことはなく、それぞれの領域の張材の張力を、安定した状態で維持することができる。 (3)上記(1)項において、両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、外周部に前記側部フレームおよび上部フレームが挿通する筒状部を有するとともに、前記上部フレームが挿通する筒状部を拡幅させて、その拡幅筒状部に、前記上部フレームの他に、前記連結杆と、両側部フレームにおける連結杆より上方の部分を挿通させて前記フレームに張設された張材とを備え、前記拡幅筒状部における前記連結杆の下側に掛け回された部分を、前記連結杆を境にして、張材の上方から下方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部とする。 このような構成によると、連結杆より上方における張材の張力の変動が、連結杆より下方における張材の張力に影響を及ぼすことはなく、その下方の領域における張材の張力を、安定した状態で維持することができる。 (4)上記(3)項において、張材の拡幅筒状部における連結杆より上方の部分を架橋することにより、この架橋部を、前記連結杆を境にして、張材の下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部とする。 このような構成によると、上記(3)項の効果に加えて、連結杆より下方における張材の張力の変動が、連結杆より上方における張材の張力に影響を及ぼすことはなく、その上方の領域における張材の張力を、安定した状態で維持することができる。 (5)上記(1)項において、両側部フレームの上端同士が上部フレームによって連結され、両側部フレームの下端同士が互いに離間するようにしたフレームと、前記フレームにおける両側部フレーム間に架設した連結杆と、前記連結杆と、前記両側部フレームにおける連結杆より下方の部分とを収容しうるようにした下端が開口する袋状部と、この袋状部の上端両側部に連通し、かつ前記両側部フレームにおける連結杆より上方の部分と前記上部フレームとが挿通する筒状部とを有し、前記フレームに張設された張材とを備え、前記袋状部の上端における連結杆の上側に掛け回された部分をもって、張材の下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部とする。 このような構成によると、連結杆より下方における張材の張力の変動が、連結杆より上方における張材の張力に影響を及ぼすことはなく、その上方の領域における張材の張力を、安定した状態で維持することができる。 (6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、フレームにおける両側部フレームの下端同士を、下部フレームをもって連結し、張材の下端を、前記下部フレームの下方において閉塞する。 このような構成によると、フレームを完全なループ状として、その全外周を張材によって被包し、美麗な外観を呈することができる。 (7)上記(1)〜(6)項のいずれかのフレームへの張材の張設構造におけるフレームを、椅子の背フレームとし、連結杆より上方の部分をヘッドレストとし、かつ連結杆より下方の部分を背凭れ部分とする。 このような構成によると、背凭れ部分における張材の張力の変動が、ヘッドレストにおける張材の張力に伝達されることがなく、および/またはヘッドレストにおける張材の張力の変動が、背凭れ部分における張材の張力に伝達されることがないようにすることができ、椅子の着座者に、快適な着座感を与えることができる。 本発明によると、フレーム内の張材における一部の領域の張力の変化が、他の領域の張力に影響を及ぼすことがないようにしたフレームへの張材の張設構造、およびそれを用いた椅子の背凭れを提供することができる。 以下、本発明を適用した椅子の背凭れの第1の実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。 フレーム1は、全体が金属管よりなり、上下方向を向き、かつ下端同士が互いに離間するようにした左右1対の側部フレーム5、5と、両側部フレーム5、5の上端同士を連結する左右方向を向く上部フレーム6とを備えている。 両側部フレーム5、5の上端部には、側面視において突部が前方を向く円弧状の屈曲部5a、5aが設けられており、同じく下端部には、平面視において前方に向かって互いに拡開するように斜め前外側方に延出する拡開部5b、5bが設けられている。 両側部フレーム5、5における拡開部5b、5bの前端には、前方に向かって拡開する平面視ほぼコ字状の下部フレーム7の両端より前上方に向かって起立する起立部7a、7aの上端が、L型接続具8、8を介して結合され、フレーム1は、全体として、下端部が拡幅する閉ループ状をなしている。 図1および図3に示すように、両側部フレーム5、5における屈曲部5a、5aの下端部における互いに対向する内側面には、差込孔10、10が設けられ、これらに、左右方向を向く連結杆2の両端に設けた差込部11、11を嵌合することにより、両側部フレーム5、5における上下方向の中間部間に、連結杆2が架設されている。 張材3は、全体の外形がフレームとほぼ同形をなし、下端の開口部3aにファスナ12が設けられ、外周部に両側部フレーム5、5と上部フレーム6とを挿通しうる正面視ほぼ倒立U字状の筒状部13を有するとともに、中間部に、両端が筒状部13の中間部に連通し、かつ連結杆2を挿通しうる左右方向を向く筒状部14を有している。 張材3における倒立U字状の筒状部13と、左右方向を向く筒状部14とによって囲まれた部分には、1枚のメッシュ地のみよりなるシースルー部15が形成されている。 また、張材3における筒状部14から、開口部3aのやや上方部にかけては、左右幅をシースルー部15とほぼ同一とした縦長方形のシースルー部16が形成されている。 張材3は、筒状部13に、両側部フレーム5、5と上部フレーム6とが挿通し、筒状部14に連結杆2が挿通し、筒状部13の拡幅部13aに、側部フレーム5の拡開部5bと下部フレーム7における起立部7aを含む側部が収容され、かつシースルー部16の下端と下部フレーム7との間に、下部フレーム7における両側部を除く部分が収容されるようにして、開口部3aに設けたファスナ12を閉じることにより、フレーム1に張設されている。 このようにしてフレーム1に張材3を張設することにより、着座者の腰部を両側方から挾むようにした拡幅部17aが下端両側部に形成された背凭れ部17の上端に、側面視ほぼ半円弧状のヘッドレスト部18が一体的に形成された椅子の背凭れが形成される。 このようにしてフレーム1に張設された張材3は、図2に示すように、連結杆2が挿通されている筒状部14によって、連結杆2を境にして、張材3の上方から下方および下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部4が形成され、連結杆2より上方における張材3の張力の変動が、連結杆2より下方における張材3の張力に影響を及ぼすことはなく、また、連結杆2より下方における張材3の張力の変動が、連結杆2より上方における張材3の張力に影響を及ぼすことはなく、それぞれの領域の張材3の張力を、安定した状態で維持することができる。 例えば、着座者が背凭れ部17に凭れたとき、その部分の張材3が後方に押し出され、背凭れ部17の張材3の張力が増大しても、その張力の増大は、張材3における張力伝達阻止部4である筒状部14における連結杆2の上側に掛け回された部分で吸収され、連結杆2より上方のヘッドレスト部18の張材3に伝達されることはない。 次に、図4〜図6を参照して、フレーム1への張材3の張設方法について説明する。 次いで、両側部フレーム5、5における拡開部5b、5bの前端に、下部フレーム7の両端に予め取り付けておいたL型接続具8、8を取り付け、その後、たぐり上げていた張材3の下部を、下部フレーム7の下方まで引き下げた後、ファスナ12を閉じることにより、フレーム1に張材3を、迅速かつ確実に張設することができる。 図7および図8は、本発明を適用した椅子の背凭れの第2の実施形態を示す。 なお、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付すに止め、それらについての詳細な説明は省略する(後述する第3の実施形態においても同様とする)。 第1の実施形態における筒状部14およびシースルー部15は省略してある。 この第2の実施形態においては、連結杆2の下側に掛け回された張材3における拡幅筒状部13bの下端部によって、張力伝達阻止部4が形成され、連結杆2を境にして、張材3の上方から下方への張力の伝達を阻止することができる。 この場合、連結杆2を境にして、張材3の下方から上方への張力の伝達を阻止することはできないが、図8に矢印Aで示すように、張材3の拡幅筒状部13bにおける連結杆2の直上部を、例えば前後から縫着、溶着、または接着等することにより架橋することによって、この架橋部をもって、連結杆2を境にして、張材3の下方から上方への張力の伝達を阻止する張力伝達阻止部4とすることができる。 図9および図10は、本発明を適用した椅子の背凭れの第3の実施形態を示す。 この第3の実施形態によると、連結杆2より下方における張材3の張力の変動が、連結杆2より上方における張材3の張力に影響を及ぼすことはなく、その上方の領域における張材3の張力を、安定した状態で維持することができる。 本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。 本発明は、椅子の背凭れだけでなく、椅子の座、ベッド、または衝立等、フレームに張材が張設されるあらゆるものに適用することができる。 1 フレーム 2 連結杆 3 張材 3a開口部 4 張力伝達阻止部 5 側部フレーム 5a屈曲部 5b拡開部 6 上部フレーム 7 下部フレーム 7a起立部 8 L型接続具 8a水平部 8b垂下部 9 止めねじ10 差込孔11 差込部12 ファスナ13、14 筒状部13a拡幅部13b拡幅筒状部15、16 シースルー部17 背凭れ部17a拡幅部18 ヘッドレスト部19 袋状部20 筒状部 |