Backrest of chair

申请号 JP2007285673 申请日 2007-11-02 公开(公告)号 JP2009112359A 公开(公告)日 2009-05-28
申请人 Okamura Corp; 株式会社岡村製作所; 发明人 TAKAGI YUICHIRO; HARFORD ALEXANDER;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a backrest of a chair which has excellent outside appearance by also covering right and left corners at the lower end of a back frame with stretching material.
SOLUTION: Fittings 17 which can be attached to both sides of the rear part of a seat body are secured to right and left ends of a horizontal rod 11a at the lower end of the frame-shaped back frame in such a way as to face forward. The lower part of the stretching material 14 stretched over a part of an upper frame 12 excluding the lower end, is stretched around the rear surface and lower surface of the horizontal rod 11a, and the front end of the stretching material in the stretched state is fastened to the upper faces of the right and left fittings 17 with screws.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT
权利要求
  • 枠状をなす背フレームの下端部の左右両端部に、座体後部の両側部に取付可能な取付部材を、前方を向くように固着し、前記背フレームの下端部を除く部分に張設した張り材の下部を、前記横杆の後面と下面に掛け回し、かつ引張り状態で、前端部を、前記左右の取付部材または座体の後部に固定したことを特徴とする椅子の背凭れ。
  • 背フレームの下端部の左右両隅部を、張り材の下部により外側方から覆ってなる請求項1記載の椅子の背凭れ。
  • 背フレームを、正面視下向U字状をなす上部フレームにおける左右1対の下向側杆の下端と、横杆を有する正面視上向きコ字状をなす下部フレームにおける左右1対の上向側杆の上端同士を互いに連結したものとし、かつ張り材における下端部を除いた外周縁に、左右の下端の一部が開口された正面視下向U字状の袋状部を設け、この袋状部を上部フレームに挿入してなる請求項1または2記載の椅子の背凭れ。
  • 張り材の下縁にも、両側端が開口された左右方向を向く袋状部を設け、この袋状部に挿通した固定板の両端部を、左右の取付部材にねじ止めしてなる請求項3記載の椅子の背凭れ。
  • 張り材を、下方が開口する袋状としてなる請求項1記載の椅子の背凭れ。
  • 说明书全文

    本発明は、背フレームに、可撓性の張り材を張設してなる椅子の背凭れに関する。

    この種の椅子の背凭れとしては、例えば特許文献1及び2に記載されているものがある。

    欧州特許出願公開第0922419号明細書

    特開2003ー135200号公報

    上記特許文献1及び2に記載されている椅子の背凭れにおいては、いずれも、下方が開口する袋状の張り材を、背フレームに上方より被せ、張り材の下端部を、単に下方に引っ張って、背フレームにおける下端の横フレームの下面に固定しているのみであるため、背フレームにおける下部の左右両側部の隅部を、張り材により覆うことができず、その部分のフレームが大きく露出して体裁が悪いという問題がある。

    本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、背フレームの下端の左右両隅部も張り材により覆いうるようにすることにより、体裁のよい椅子の背凭れを提供することを目的としている。

    本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
    (1)枠状をなす背フレームの下端部の左右両端部に、座体後部の両側部に取付可能な取付部材を、前方を向くように固着し、前記背フレームの下端部を除く部分に張設した張り材の下部を、前記横杆の後面と下面に掛け回し、かつ引張り状態で、前端部を、前記左右の取付部材または座体の後部に固定する。

    (2)背フレームの下端部の左右両隅部を、張り材の下部により外側方から覆う。

    (3)上記(1)または(2)項において、背フレームを、正面視下向U字状をなす上部フレームにおける左右1対の下向側杆の下端と、横杆を有する正面視上向きコ字状をなす下部フレームにおける左右1対の上向側杆の上端同士を互いに連結したものとし、かつ張り材における下端部を除いた外周縁に、左右の下端の一部が開口された正面視下向U字状の袋状部を設け、この袋状部を上部フレームに挿入する。

    (4)上記(3)項において、張り材の下縁にも、両側端が開口された左右方向を向く袋状部を設け、この袋状部に挿通した固定板の両端部を、左右の取付部材にねじ止めする。

    (5)上記(1)項において、張り材を、下方が開口する袋状とする。

    請求項1記載の発明によれば、背フレームに張設した張り材の下部を、背フレーム下端の横杆の後面と下面に掛け回し、前端部を左右の取付部材または座体の後部に固定しているので、張り材を前方に引っ張る際に、その下部により背フレームの下端部の左右両隅部を外側方より覆うことが可能となる。

    請求項2記載の発明によれば、背フレームの下端部の左右両隅部を、張り材の下部により外側方から積極的に覆うことにより、その部分が露出するのが防止され、背凭れの体裁がよくなる。

    請求項3記載の発明によれば、張り材を1枚により形成することができるので、材料費が節約されてコスト低減が図れる。

    請求項4記載の発明によれば、張り材の下端部を固定板により均等に引っ張りながら、左右の取付部材に容易に、かつ強固に固定することができる。

    請求項5記載の発明によれば、背フレームへの張り材の張設作業を、上方より容易に行いうるとともに、交換も容易である。

    以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
    図1は、本発明の背凭れを備える椅子の斜視図、図2は、同じく正面図、図3は、背凭れの分解斜視図である。

    椅子の脚体1は、内部に高さ調整用のガススプリング(図示略)が収容された脚柱2と、その上部外周面に固着された、先端にキャスタ3を有する放射方向を向く5本の脚杆4とからなり、脚柱2の上部に取付けられた支基5の上部には、座体6が取付けられている。
    座体6は、合成樹脂よりなる座板7と、その上面に取付けられたクッション材8とからなり、座板7の両側縁には、上端が外側方に折曲された肘掛け9、9が一体的に連設されている。

    背凭れ10は、下部フレーム11と上部フレーム12とからなる背フレーム13と、背フレーム13に張設される張り材14とを備えている。
    下部フレーム11は、金属パイプを正面視上向きコ字状に折曲することにより、横杆11aの両側端に、短寸の上向側杆11b、11bが連設された形状をなし、両上向側杆11bには、それよりも小径の連結ロッド15、15が、上方に突出するように嵌合され、上向側杆11bの前面の上下の取付孔16より挿入した止めねじ(図示略)により固定されている。

    横杆11aと上向側杆11bとの連設隅部の前面には、座板7における後端部の両側部下面に取付けられる、正面視内向きL字状をなす左右1対の取付金具17、17の後端が、前方を向くように溶接により固着されている。

    上部フレーム12は、上記下部フレーム11と同外径の金属パイプを、正面視において、下方がやや外開きとなるように下向U字状に折曲するとともに、上下方向の中央部よりもやや下方が前方に突出するように、側面視ほぼく字状をなすように折曲して形成され、その左右の下向側杆12a 、12a の下端部を、下部フレーム11の左右の連結ロッド15、15に嵌合したのち、下向側杆12a の下端部内面に設けた取付孔18より挿入した止めねじ19を、連結ロッド15の内面のめねじ孔20に螺合して固定することにより、正面視方形枠状の背フレーム13が形成される。

    張り材14は、例えばポリアミド繊維またはポリエステル繊維等、引張強度が高く、かつ適度な伸縮性を有する合成繊維を1枚のメッシュ状に編むか、織るなどして長方形状に形成され、背フレーム13に張設する前の左右寸法は、背フレーム13の左右寸法よりも小さく、かつ上下寸法は、背フレーム13のそれよりも長寸とされている。

    張り材14の下端部の左右寸法は、下端部の両部を斜めに切除することにより、漸次下方に向かって小となるようにしてある。
    また、張り材14の下縁と、下端部を除いた外周縁とには、それぞれ、左右方向を向く袋状部21と、上部フレーム12に挿通される下向U字状の袋状部22とが形成されている。

    張り材14における袋状部22により囲まれた上半部、すなわち座者の背中を支える、下向側杆12a のく字状折曲部よりも上方に位置する部分は、メッシュの目の粗い低密度部23とされている。
    また、下向側杆12a の折曲部よりも下方に位置する張り材14の下部、すなわち座者の腰部付近を支える部分には、上半部のメッシュの目よりも細かな複数の高密度部24と、上半部のメッシュの目と同じ粗さの複数の低密度部23とが、上下方向に交互に、かつ左右方向に向かって帯状に形成されている。
    張り材14の下端部と袋状部21、22のメッシュの粗さは、引張強度を確保するために、高密度としてある。

    次に、背凭れ10の組立要領を、図4及び図5を参照して説明する。
    下部フレーム11と上部フレーム12とを連結する前に、まず張り材14を、上部フレーム12に、次のようにして仮装着する。
    図3に示すように、張り材14の外周縁の袋状部22における左右の下端部の内側前面には、上下方向を向くスリット状の開口25、25が形成されており、図4に示すように、左右いずれか一方の下向側杆12a の端部を、いずれか一方の開口25より挿入し、張り材14全体を他方の下向側杆12a 側にたぐり寄せながら、下向側杆12a の端部を他方の開口24より突出させる。 この際、張り材14は、その左右寸法を上部フレーム12の左右寸法よりも小としてあるので、左右方向に引っ張られ、張が付与される。

    ついで、左右の下向側杆12a の下端部を、上述した要領で、下部フレーム12の両連結ロッド15に嵌合して固定し、下部フレーム11と上部フレーム12とを連結する。

    ついで、張り材14の下縁の袋状部21に、左右方向を向く固定板26を挿通し、この固定板26を下方に強く引っ張りながら、張り材14の下端部の前面を下部フレーム11の横杆11aの後面と下面に掛け回し、かつ横杆11aを支点として固定板26を張り材14と共にさらに前方に強く引っ張ったのち、固定板26の両端部を左右の取付金具17、17の上面に載せる。 この状態で、図5に示すように、固定板26の左右の突出端部に設けた通孔27、27に挿入した止めねじ28、28を、左右の取付金具17、17の内向片17aに設けためねじ孔29に螺合して締め付ける。

    これにより、背凭れ10の組立ては終了し、張り材14は、所定の緊張状態をもって、背フレーム13に張設される。
    背凭れ10の組立後において、座体6の左右の肘掛け9、9と近接する対向面間に、左右の取付金具17、17を挿入した状態で、その両内向片17a、17aを、それに穿設された前後2個の取付孔30、30に挿入したねじ(図示略)により、座板7の後端部の両側部上面に固定し、背凭れ10を座体6に取付ける。 なお、クッション材8は、背凭れ10を取付けた後、左右の内向片17aの上面と横杆11aを覆うようにして、座板7の上面に取り付けられる。

    以上説明したように、上記実施形態の背凭れにおいては、上部フレーム12に、張り材14の外周縁の袋状部22を挿入し、かつ張り材14の下端部を、背フレーム13における下部フレーム11の横杆11aの後面と下面に掛け回すようにして、前方に引っ張りながら、前端部を座板7取付用の取付金具17に固定しているので、図1及び図5に示すように、張り材14の下部を前方に引っ張る際に、背フレーム13の下端部の左右両隅部を、張り材14の下部により容易に覆うことができる。

    また、左右の取付金具17の外側面は、両肘掛け9により、横杆11aもクッション材8により、それぞれ覆われ、外部に露呈しないので、見栄えがよい。
    さらに、背中を支える張り材14の上半部を、メッシュの目の細かい低密度部23とし、腰部付近を支える張り材14の下部には、張り材14の上半部のメッシュの目より細かな高密度部24と、上半部のメッシュの目と同じ粗さの低密度部23とを、上下方向に交互に形成してあるので、張り材14の上半部の撓み剛性が、下部のそれよりも大となり、下部に比して、小さな荷重で後方に大きく撓むこととなる。
    従って、張り材14の上半部と下部との撓み量を、互いに適当に異ならせることができ、例えば張り材14の下部を、ランバーサポートの機能を有するように、小さな撓み量に設定した際でも、張り材14の上半部の撓み量を大としうるので、快適な座り心地が得られる。

    上記実施形態においては、張り材14の下縁の袋状部21を、固定板26により、左右の取付金具17の上面に固定しているが、袋状部21を設けたり、固定板26を用いたりしないで、張り材14の下端部を、直接座板7の後端部下面に、タッキング等により固定してもよい。

    また、上記実施形態では、張り材14を、その外周縁に形成した下向U字状の袋状部22を上部フレーム12に挿入して張設しているが、張り材14全体を、下方が開放する袋状とし、背フレーム13に上方より被せて張設してもよい。 このようにすると、張り材14を、枠状とした背フレーム13に上方より容易に張設しうるとともに、交換も容易となる。 なお、この際にも、張り材14の下端部を、上記と同様、座板7の後端部下面に、タッキングなどにより固定すればよい。

    上記実施形態では、張り材14の下部の撓み量を調整しうるように、低密度部23と高密度部24とを、上下方向に交互に形成しているが、下部全体を高密度部24としてもよい。

    本発明の椅子の背凭れの一実施形態の斜視図である。

    同じく、正面図である。

    同じく、背凭れの分解斜視図である。

    同じく、背凭れの組立要領を示し、張り材を背フレームに仮装着した状態の斜視図である。

    同じく、背凭れの組立終了後の斜視図である。

    符号の説明

    1 脚体 2 脚柱 3 キャスタ 4 脚杆 5 支基 6 座体 7 座板 8 クッション材 9 肘掛け 10 背凭れ 11 下部フレーム 11a 横杆 11b 上向側杆 12 上部フレーム 12a 下向側杆 13 背フレーム 14 張り材 15 連結ロッド 16 取付孔 17 取付金具(取付部材)
    17a 内向片 18 取付孔 19 止めねじ 20 めねじ孔 21 袋状部 22 袋状部 23 低密度部 24 高密度部 25 開口 26 固定板 27 通孔 28 止めねじ 29 めねじ孔 30 取付孔

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