Mattress for nursing-bed and its manufacture

申请号 JP27342197 申请日 1997-09-19 公开(公告)号 JPH1189892A 公开(公告)日 1999-04-06
申请人 Morimura Kosan Kk; 森村興産株式会社; 发明人 MORIMURA TADAKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a mattress facilitating washing with hot water and sterilization by steam and maintaining a sanitary state by gathering many plastic bending wires given anti-bacterial treatment in a three-dimensional net state and providing a washing pipe and a ventilator or a hole part capable of mounting a deodorizer, etc., inside of it. SOLUTION: The mattress 1 is constituted by gathering the many bending wires made of plastic such as polypropylene given anti-bacterial treatment in the state of a three-dimensional net and hole parts 3 of a necessary diameter are formed inside of it. Each hole part 3 can insert a washing pipe, an air duct, etc., through it and a bag, etc., housing a deodorizer, etc., is inserted to it. In addition cuts 4 are provided at proper places to bend following the reclining operation of a bed main body. At the time of washing, the washing pipe, etc., is inserted through the part 3 to eject hot water, steam, etc., from this to wash the mattress 1 with hot water from inside or to sterilize with steam to easily secure a satisfactory sanitary state.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 抗菌処理を施したプラスチックス製の多数の線条2が屈曲しながら立体網状に集合して成り、かつ、その内部に洗浄パイプ、通気管、又は消臭剤等を装着可能な孔部3を設けるとともに、ベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲するための切込み4を設けたことを特徴とする介護用ベッドのマット。
  • 【請求項2】 下方へ向って開口する複数のオリフィスを平面的に且つ所要箇所に空白部分が存在するように配置したダイ5を押出機に取付け、その押出機によって流動状態の熱可塑性樹脂をダイ5の各オリフィスから連続的に押出して多数の線条2を形成して垂下させ、それら各線条2をいまだ溶融状態で可塑性を保っている間にその落下速度より遅く引取ることにより屈曲させて互いの接触部位をその粘着性を利用して接着させつつ上記のダイ5のオリフィス空白部位6の下方位置を除く個所に立体網状に集積させながら上記のオリフィス空白部位6の下方位置には孔部3を形成せしめ、その後、その孔部3
    を有する立体網状集合体8を冷却固化してからベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲するための切込み4を所要箇所に形成した後に所要長さに切断し、また、上記の線条2には原料樹脂の段階で抗菌剤を混入するか或いは抗菌剤を後からコーティングする等の手段によって抗菌処理を施すことを特徴とする介護用ベッドのマットの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、病院等で使用する介護用ベッドの芯となるマットと、その製造方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来の介護用ベッドのマットには、ウレタンマット、藁マット、合繊綿マット又はスプリングマット等が使用されている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】病人等が寝たきりになると、病人等の屎尿がベッドに付着することがあって、
    その処理に困ることがある。 そして、上記のような従来のベッドは、そのマットを簡単に熱湯洗浄や蒸気消毒できないという不便があった。 そこで本発明は、熱湯洗浄や蒸気消毒が容易で、かつ、清潔な状態を維持することができ、さらに、ベッド本体のリクライニング動作に追従しやすい介護用ベッドのマットを提供すること、及び、そのような介護用ベッドのマットを容易に製造できる製法を提供することを課題とする。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の介護用ベッドのマットは、抗菌処理を施したプラスチックス製の多数の線条2が屈曲しながら立体網状に集合して成り、かつ、その内部に洗浄パイプ、通気管、又は消臭剤等を装着可能な孔部3を設けるとともに、ベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲するための切込み4を設けたことを特徴とする構成としたものである。

    【0005】なお、立体網状に集合させる線条2は、熱湯洗浄や蒸気消毒に耐え得るもの、すなわち、100℃
    〜120℃の温度に耐え得るプラスチック材料を使用することが望ましい。

    【0006】また、マットが適度な柔軟性と耐圧性を有して、快適な使用条件を具えるように、線条2の線径や密度をマットの表面部と中心部で適宜に変えることが望ましい。

    【0007】また、本発明の介護用ベッドのマットの製造方法は、上記課題を解決するために、下方へ向って開口する複数のオリフィスを平面的に且つ所要箇所に空白部分が存在するように配置したダイ5を押出機に取付け、その押出機によって流動状態の熱可塑性樹脂をダイ5の各オリフィスから連続的に押出して多数の線条2を形成して垂下させ、それら各線条2をいまだ溶融状態で可塑性を保っている間にその落下速度より遅く引取ることにより屈曲させて互いの接触部位をその粘着性を利用して接着させつつ上記のダイ5のオリフィス空白部位6
    の下方位置を除く個所に立体網状に集積させながら上記のオリフィス空白部位6の下方位置には孔部3を形成せしめ、その後、その孔部3を有する立体網状集合体8を冷却固化してからベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲するための切込み4を所要箇所に形成した後に所要長さに切断し、また、上記の線条2には原料樹脂の段階で抗菌剤を混入するか或いは抗菌剤を後からコーティングする等の手段によって抗菌処理を施すことを特徴とするものである。

    【0008】

    【作用】本発明のマット1は、孔部3に洗浄パイプ等を挿通することによって内部から熱湯洗浄し、又は、蒸気消毒することができる。 また、立体網状なので切れが良く、乾燥も容易なので、短時間で洗浄作業を終了させることができる。 また、抗菌処理を施してあるので、清潔な状態を維持して、院内感染の予防にも有効である。
    また、切込み4を設けたことにより、ベッド本体のリクライニング動作に追従してスムースに屈曲することができる。

    【0009】

    【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について説明する。 まず、図1及び図2は本発明のマット1を示したものである。 このマット1は、ポリプロピレン等のプラスチック製の多数の線条2が立体網状に集合して成るものである。 そして、このマット1は、その内部に所要径の孔部3を有しており、その孔部3には洗浄パイプや通気管などを挿通可能とし、又は、消臭剤などを収納した袋等を挿入可能としている。 なお、孔部3の形状や大きさは自由である。 また、図2に示すように、ベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲できるように適宜な箇所に切込み4を設けている。 また、線条2には抗菌処理が施されている。

    【0010】次に、図3は上記のマット1の製造工程を示したものである。 図中、符号5が押出機のダイであり、このダイ5は下方へ向って複数のオリフィスを開口している。 オリフィスは平面的に且つ所要箇所に空白部分が存在するように配置されていて、図中の符号6がダイ5においてオリフィスが存在しない空白部位を示す。
    押出機はポリプロピレン等熱可塑性樹脂を加熱溶融して、その流動性を得た樹脂をダイ5のオリフィスから下方へ向って押出して多数の線条2を形成して垂下させる。 なお、押出機から樹脂を押出す前に抗菌剤を樹脂に混入させる。 これにより線条2に抗菌処理を施すことができる。 次に、これら線条2の下方位置で、これら線条2がいまだ溶融状態で可塑性を保っている間にその落下速度より遅く引取る。 つまり、ダイ5の下方位置に配した引取ロール7の上面で線条2を受け、その引取ロール7を線条2の落下速度より遅い速度で回転させながら引取ることになる。 これによって各線条2は屈曲することになり、各線条2は互いの接触部位をその粘着性を利用して接着させつつ立体網状に集積していく。 ただし、ダイ5において上記のようにオリフィスが存在しない空白部位6の下方位置は、線条2が降りてゆかないので線条2が立体網状に集積することはなく、この箇所には孔部3が形成されることになる。 この孔部3を有する立体網状集合体8は冷却水9に浸されて冷却固化された後に引上げられ乾燥される。 そしてベッド本体のリクライニング動作に追従して屈曲できるように適宜な箇所に切込み4を形成してから所要の長さに切断する。 これにより上記のマット1が完成する。 なお、線条2に抗菌処理を施す方法としては、上記のように押出機から樹脂を押出す前に抗菌剤を樹脂に混入させてもよいが、後から抗菌剤を樹脂にコーティングしてもよい。

    【0011】

    【発明の効果】本発明の介護用ベッドのマットは上記の通りであり、その孔部に洗浄パイプ等を挿通して、その洗浄パイプ等から熱湯や蒸気等を噴出して内部から熱湯洗浄したり、又は、蒸気消毒することができるので、病人等が屎尿等を付着させてもその処理が容易であり、極めて良好な衛生状態を保つことができる。 また、マットは立体網状構造であり、水洗いしても水切れが良く乾燥が速いので、洗浄作業等を短時間で済ますことができる。 また、孔部から新鮮な空気を送り込んだり、逆に汚れた空気を孔部から吸引して排出することができ、更に孔部に消臭剤の袋等を挿入しておくこともできるので、
    病人等を好ましい環境下に置くことができ、介護効果を高めることができる。 また、抗菌処理を施してあるので清潔な状態を維持することができて衛生管理に好適であり、院内感染の防止等に大いに寄与することができる。
    また、切込みを設けたことにより屈曲が容易なのでベッド本体のリクライニング動作にスムースに追従することができる。 また、本発明のマットの製造方法は上記の通りであり、衛生管理に好適な介護用ベッドのマットを極めて容易に製造し得るものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】マットの斜視図である。

    【図2】ベッド本体のリクライニング動作に追従するようにマットが屈曲した状態の側面図である。

    【図3】マットの製造工程を示す概略図である。

    【符号の説明】

    1 マット 2 線条 3 孔部 4 切込み 5 押出機のダイ 6 ダイのオリフィス空白部位 7 引取ロール 8 立体網状集合体 9 冷却水

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