Disaster prevention bed

申请号 JP16783295 申请日 1995-06-12 公开(公告)号 JP3605777B2 公开(公告)日 2004-12-22
申请人 株式会社石井鐵工所; 发明人 正則 玉田; 宏治 石井;
摘要 PURPOSE: To protect a sleeper against an accident in which he is trapped under a collapsed roof by routinely using an air film mat inflated up to the height of an upper surface inside a frame and releasing the air from the air film mat at the emergency time of an earthquake. CONSTITUTION: This protection bed consists of the flame 1 of a bed, an air film mat 2 and an exhaust device 3, and is useful for a comfortable sleep with the help of the air film mat 2 inflated to the height of an upper surface 1U in the frame 1. In addition, when an emergency case occurs that an earthquake of high magnitude which collapses the upstairs or roofs of a house or topples furniture such as shelves, hits, the air film mat 2 is contracted by releasing the air from the mat 2, using an exhaust device 3, then a sleeper is lowered into the frame 1 of the bed durably structured, through the center of the upper surface 1U, and is accommodated inside the frame 1. On the other hand, the upstairs or roofs of a house collapsed by the earthquake or the toppled furniture are supported by the frame 1. Thus the sleeper accommodated inside the frame 1 is prevented from becoming trapped under the debris by the protection bad.
权利要求
  • 上面の中央部を開口し床面から所定高さまで堅牢に組枠したベッドのフレームと、当該開口したフレーム上面の高さまで空気を入れて膨らませた空気膜マットと、当該空気膜マット内の空気を所定地震動が生じたときに放出する排気装置を設けたことを特徴とする防災ベッド。
  • 上記排気装置は、上記空気膜マットに設けた空気放出用のノズルと、当該ノズルを閉塞する弁体と、当該弁体を所定地震動の揺動で開動させる開動具とで形成したことを特徴とする請求項1記載の防災ベッド。
  • 上記排気装置は、所定地震動の揺動で上記空気膜マットに衝突し当該空気膜マットの一部を破壊する開口具で形成したことを特徴とする請求項1記載の防災ベッド。
  • 说明书全文

    【0001】
    【産業上の利用分野】
    この発明は、平常時にはベッド本来の目的に快適に使用し、地震時には倒壊した家屋の上階や転倒した家具に下敷きされない防災用のベッドに関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    睡眠中に大きな地震が発生し、倒壊した家屋の上階や屋根、或は転倒した戸棚などの家具に下敷きされて死傷したり、下敷きされて逃げ出せず併発火災の被害を受ける事故が発生している。
    【0003】
    このような事故に備え、周囲に鉄パイプ等で堅牢に形成した保護ケージを被せ設けたベッドが考えられている。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかし、この保護ケージを設けたベッドは、地震時の事故防止に有効ではあるが、平常時の使用においては、保護ケージが室内行動の邪魔になったり、周囲に設けた保護ケージの圧迫感から快適さが損なわれたり、更にそのベッドの設置には広いスペースを必要とした。
    【0005】
    この発明は、平常時にはベッド本来の目的に快適に使用し、非常時の大きな地震が襲ってきたときには、地震で倒壊した上階や屋根、或は家具の下敷きから睡眠者を護る機能を有する防災ベッドを提供するものである。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    この発明に係る防災ベッドは、上面の中央部を開口し床面から所定高さまで堅牢に組枠したベッドのフレームと、その開口したフレーム上面の高さまで空気を入れて膨らませた空気膜マットと、その空気膜マット内の空気を所定地震動が生じたときに放出する排気装置を設けてなり、家屋の上階や屋根が倒壊したり、家具が転倒するような大きな地震の所定地震動が襲ってきた時には、排気装置で空気膜マット内の空気を放出して睡眠者を開口したフレームの中央部を通して降ろし、堅牢に組枠したベッドのフレームで倒壊した家屋や転倒した家具等を支えて、睡眠者を下敷きから保護するように形成したものである。
    【0007】
    また、上記排気装置を、空気膜マットに設けた空気放出用のノズルと、そのノズルを閉塞する弁体と、その弁体を所定地震動の揺動で開動させる開動具とで形成し、家屋の上階や屋根が倒壊したり、家具が転倒するような大きな地震の所定地震動が襲ってきたときには、開動具が作動しノズルを閉塞していた弁体を開動して空気膜マット内の空気を放出するように形成したものである。
    【0008】
    また、上記排気装置を、所定地震動の揺動で空気膜マットに衝突してその一部を破壊する開口具で形成し、家屋の上階や屋根が倒壊したり、家具が転倒するような大きな地震の所定地震動が襲ってきたときには、開口具が衝突して空気膜マットの一部を破壊し、その破壊部から空気膜マット内の空気を放出するように形成したものである。
    【0009】
    【作用】
    この発明に係る防災ベッドは、睡眠者の横たわる上面の中央部を開口し、かつ床面から睡眠者を収容できる所定高さまで堅牢に組枠したベッドのフレームと、その開口したフレーム上面の高さまで空気を入れて膨らませた空気膜マットと、その空気膜マット内の空気を所定地震動が生じたときに放出する排気装置を設けているので、ベッド上を保護ケージのような覆うものがないため圧迫感がなく、保護ケージを設けたベッドのようにその設置に広い室内スペースを必要とせず、更にフレーム内側の上面高さまで膨らませた空気膜マットが快適な睡眠に役立つため、平常時にはベッド本来の目的に優れた機能を有し、大きな地震の所定地震動が襲ってきた非常時には、排気装置で空気膜マット内の空気を放出し、睡眠者を開口したフレーム上面中央部を通してフレーム内へ降ろし、収容した睡眠者より高い所定高さに上面を設けて堅牢に組枠したベッドのフレームが地震で倒壊した家屋の上階や屋根、或は転倒した家具を支えるため、睡眠者の下敷きを防げる。
    【0010】
    空気膜マットに設けた空気放出用のノズルと、そのノズルを閉塞する弁体と、その弁体を所定地震動の揺動で開動させる開動具からなる排気装置を形成した防災ベッドにおいては、弁体の開動具の調整によって、その開道具が作動する地震動の大きさをセットすることができるため、家屋の丈夫さや家具の設置状況に対応して開動具が作動する地震動の大きさを自由に選択してセットすることができるとともに、定期的な作動点検をすることができる。
    【0011】
    所定地震動の揺動で空気膜マットに衝突し、その一部を破壊する開口具で排気装置を形成した防災ベッドは、排気装置を簡単な構造で安価に形成できるため普及しやすい非常時用の構造に適したものである。
    【0012】
    【実施例】
    本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
    図面中、1はベッドのフレームで、マットレス8や布団9等を用いて睡眠者10が横たわる上面1Uはその中央部を開口した長方形状とし、かつその上面1Uの下部に睡眠者10を収容できるるとともに這って移動できる高さの所定高さが確保できるように床11に向けて脚1Lを延出するとともに斜材1S等を取付けて形鋼や鋼管材等で堅牢に組枠して形成する。
    【0013】
    その上面1Uの中央部を開口したフレーム1の内部には、フレーム1の上面1U高さまで給気口12から空気を入れて膨らませた空気膜マット2を設け、その空気膜マット2の上に柔らかいマットレス8等を敷き、布団9や枕等を用いて睡眠者10が横たわれるように形成する。
    【0014】
    その空気膜マット2は、ナイロンやビニールの合成樹脂膜材等で気密状の袋体に形成し、その袋体には、空気を内部に入れるとともに入れた空気の流出を止める弁を設けた給気口12を取付け、図3及至図6にその構造例を示したような排気装置3を設け、家屋の上階や屋根が倒壊したり、家具の戸棚等が転倒するような大きな地震の所定地震動が襲ってきたときには空気膜マット2内の空気を放出するように形成する。
    【0015】
    叙述のようにベッドのフレーム1、空気膜マット2及び排気装置3を設けた防災ベッドは、ベッド上を保護ケージのような覆うものがないため圧迫感がなく、保護ケージを設けたベッドのようにその設置にひろい室内スペースを必要とせず、フレーム1内側の上面1U高さまで膨らませた空気膜マット2が快適な睡眠に役立つため、平常時にはベッド本来の目的に優れた機能を有する。
    【0016】
    また、この防災ベッドは、家屋の上階や屋根が倒壊したり、戸棚等の家具が転倒するような大きな地震の所定地震動が襲ってきた非常時には、空気膜マット2内の空気を排気装置3で放出して空気膜マット2を収縮させ、睡眠者10を開口した上面1Uの中央部を通して堅牢に組枠したベッドのフレーム1内へ降ろして収容するとともに、地震で倒壊した家屋の上階や屋根、或は転倒した家具は堅牢に組枠したベッドのフレーム1が支えるので、フレーム1内に収容された睡眠者10の下敷きが防げ、睡眠者10は地震動が収まってから安全に脚1L,1L間の脱出口13から脱出又は救出することができる。
    【0017】
    なお、空気を入れて膨らませる空気膜マット2は、を入れて膨らませる水膜マットで形成して平常時の睡眠を快適にしても良いが、その際には、非常時の地震動が襲ってきたときに放出される水の排水対策が必要である。
    【0018】
    図3の排気装置3Aは、空気膜マット2に設けた空気放出用の鍔付き円筒状のノズル4Aと、そのノズル4Aを閉塞する合成ゴム材等で形成した円台状の弁体5Aと、その弁体5Aと図示の壁14又は床11に取付けた鈎状金属製係止具15とを係合した綿製等の開弁紐16からなる開道具6Aで形成し、大きな地震が襲ってきたときには、壁14や床11或はフレーム1内の空気膜マット2が他と関係無く各々独自に揺動することによって、壁14又は床11に係止具15を介して係合した開弁紐16が引っ張られ緊張してノズル4Aから弁体5Aを引き抜き開動し、空気膜マット2内の空気を放出するように形成している。
    【0019】
    このように開弁紐16の開道具6Aを設けた排気装置3Aは、構造が簡単で安価に形成できるため普及に適した構造であり、その開道具6Aの作動は開弁紐16の緊張度合いの調整によって行えるため、家屋の丈夫さや家具の設置状況に対応して開道具6Aが作動する地震動の大きさをより適切に選定することができ、空気膜マット2を破壊することなく空気放出の作動テストを行うことができるのでより安全である。
    【0020】
    図4に弁体5Bの閉塞状況を実線、開動状況を破線で示した排気装置3Bは、空気膜マット2に設けた空気放出用の鍔付き円筒状のノズル4Bと、そのノズル4Bを閉塞する合成ゴム材等で形成した鍔付き円台状の弁体5Bと、その弁体5Bを開動させるバネ体17を設けた開道具6Bで形成し、そのバネ体17を設けた開道具6Bは、伸張して弁体5Bを押し開けるように弁体5Bの鍔とノズル4Bの鍔との間に設けたコイル状のバネ体17と、そのバネ体17の伸張を抑える如く弁体5Bとノズル4Bの両鍔を両外側から挟んで設けたコ字状のストッパー18と、そのストッパー18を地震動の揺動によって引き抜くように上方の例えばベッドフレーム1から張りだしたサポート等に係合した吊り紐19Bで吊り下げて設けた金属球等の重錘20で形成する。
    【0021】
    このバネ体17の開道具6Bを設けた排気装置3Bは、大きな地震が襲ってきたときには、吊り紐19Bで吊り下げた重錘20が揺動して弁体5Bとノズル4Bの両鍔からストッパー18を引き抜き、コイル状のバネ体17が伸張して弁体5Bをノズル4Bから押し出して空気膜マット2内の空気を放出する構造としているので、その開道具6Bの作動は吊り紐19Bの長さや重錘20の大きさ、或は重さの調整等によって行え、家屋の丈夫さや家具の設置状況に対応して開道具6Bが作動する地震動の大きさをより適切に選定することができるとともに、定期的な作動点検を空気マット2を破壊することなく行うことができる。
    【0022】
    図5に弁体5Cの閉塞状況を実線、開動状況を破線で示した排気装置3Cは、空気膜マット2に設けた空気放出用の円筒状のノズル4Cと、そのノズル4Cを閉塞する合成ゴム材等で形成した円板逆止弁状の弁体5Cと、その弁体5Cを先端部で押して開動するとともにその弁体5Cの端部に鈎状の先端部が係合してその弁体5Cの開動を保持するような形状の弁棒21を上方の例えばベッドフレーム1から張りだしたサポート等に係合した吊り紐19Cで吊り下げて設けた開道具6Cで形成し、大きな地震が襲ってきたときには、吊り紐19Cで吊り下げた弁棒21が揺動してノズル4Cを閉塞している弁体5Cを開動するとともにその開動を保持し、空気膜マット2内の空気を放出するように形成する。
    【0023】
    このように弁棒21の開道具6Cを設けた排気装置3Cは、その開道具6Cの作動を吊り紐19Cの長さや弁棒21の大きさの調整によって行えるため、家屋の丈夫さや家具の設置状況に対応して開道具6Cが作動する地震動の大きさをより適切に選定することができ、定期的な作動点検を空気マット2を破壊することなく行うことができる。
    【0024】
    また、前述の開動具6A,6B,6Cを設けた排気装置3A,3B,3Cでは、空気膜マット2に設けた空気放出用のノズル4A,4B,4Cを大きくしたり、取付け個数を増やせば睡眠者10を短時間にベッドフレーム1内へ降下させることができ、ノズル4A,4B,4Cを小さくしたり、その取付け個数を減らせばゆっくり降下させることができるので、利用者に適した降下速度を選定することができる。 よって、マットレス8との組合わせを勘案して、若年者の利用には衝撃が少し大きくても素早く降下させ、老年者の利用には降下作動の開始時期を早くしてゆっくり降下させるようにより適切な降下速度を選択し、選定するように形成する。
    【0025】
    図6に破線で空気膜マット2の開口状況を示した排気装置3Dは、空気膜マット2に衝突してその一部を破壊する図示のような鋭利な先端部を針山球状に設けた打具22又は注射針状の鋭利な先端を有する筒体を複数組合わせて設けた打具(図示省略)を上方の例えばベッドフレーム1から張りだしたサポート等に係合した吊り紐19Dで吊り下げた開口具7で形成し、大きな地震が襲ってきたときには、吊り紐19Dで吊り下げた打具22が地震動で揺動し空気膜マット2に衝突してその一部を破口又は突き刺し、空気膜マット2内の空気を破口部又は突き刺した筒体から放出するように形成する。
    【0026】
    この開口具7を設けた排気装置3Dは、簡単な構造で安価に形成できるため普及しやすい非常時用に適す。 また、この開口具7を設けた排気装置3Dでは、空気膜マット2を破壊する開口具7を大きくしたり、取付け個数を増やせば睡眠者10をベッドフレーム1内へ短時間に降下させ、空気膜マット2を破壊する開口具7を小さくしたり、その取付け個数を減らせば睡眠者10をゆっくり降下させることができるので、マットレス8との組合わせを勘案して、若年者の利用には衝撃が少し大きくても素早く降下させ、老年者の利用には降下作動の開始時期を早くしてゆっくり降下させるように、より適切な降下速度を選択して形成する。
    【0027】
    【発明の効果】
    叙述の通り、本発明に係る防災ベッドは、平常時は、ベッド本来の目的に快適に使用でき、かつ大きな地震が襲ってきた非常時には、排気装置で空気膜マット内の空気を放出して睡眠者をベッドのフレーム内へ降ろすため、地震で倒壊した上階や屋根、或は転倒した家具に下敷きされず安全である。
    【0028】
    開動具を設けた排気装置を形成した防災ベッドは、家屋の丈夫さや家具の設置状況に対応して排気装置が作動する地震動の大きさをより適切に設定でき、更に定期的な作動点検で確実な作動が確保でき、若年者から高齢者まで幅広く、より安全に利用することができる。
    【0029】
    開口具を設けた排気装置を形成した防災ベッドでは、排気装置を簡単な構造で安価に形成できるので非常時用に適した普及しやすいベッドとなる利点を有する。
    【0030】
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明に係る防災ベッドの一実施例を示した斜視概略説明図である。
    【図2】防災ベッド使用状況の一例を示す側面概略説明図である。
    【図3】排気装置の一実施例を一部破断するとともに省略して示した正面概略説明図である。
    【図4】バネ体の開動具を設けた排気装置の一実施例を一部省略して示した断面概略説明図である。
    【図5】弁棒の開動具を設けた排気装置の一実施例を一部省略して示した断面概略説明図である。
    【図6】開口具を設けた排気装置の実施例を一部省略して示した断面概略説明図である。
    【符号の説明】
    1 ベッドのフレーム 1U 上面 1L 脚 1S 斜材2 空気膜マット3,3A,3B,3C,3D 排気装置4,4A,4B,4C ノズル5,5A,5B,5C 弁体6,6A,6B,6C 開道具7 開口具8 マットレス9 布団10 睡眠者11 床12 給気口13 脱出口14 壁15 係止具16 開弁紐17 バネ体18 ストッパー19,19B,19C,19D 吊り紐20 重錘21 弁棒22 打具

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