Disaster prevention bed

申请号 JP2002382308 申请日 2002-12-27 公开(公告)号 JP2004208955A 公开(公告)日 2004-07-29
申请人 Hoei Koki:Kk; 株式会社宝永工機; 发明人 NAKAJO KOKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a disaster prevention bed, easily assembled in a site.
SOLUTION: Arch-shaped protection frames 3, 4 made of a metal pipe are erected in front and at the back of a bed body 2 on the floor, and fixed to the bed body 2. The paired protection frames 3, 4 are connected to each other by a plurality of metal pipe cross rails 6 inserted from the back side of the bed and a long bolt 18 penetrating through the cross rails 6. In an illustrated example, further an auxiliary cross rail 7 is inserted from the back side to perform positioning between both protection frames 3, 4 as shown in figure.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI
权利要求
  • ベッド本体の前面側および背面側にそれぞれ、円弧部の両側に垂直部を持つアーチ形の金属パイプ製の防護フレームを床に立てかつベッド本体に固定し、前記一対の防護フレームを、背面側から挿入した複数の金属パイプ製の横桟およびこの横桟内を貫通する長尺ボルトにより連結したことを特徴とする防災ベッド。
  • 前記一対の防護フレームを、背面側の防護フレームにあけた貫通の横桟挿通穴から水平に挿入され前面側の防護フレームの背面側管壁にあけた横桟挿通穴を通って前面側管壁に突き当たる金属パイプ製の横桟と、前面側から挿入され横桟内を貫通して背面側に延出する長尺ボルトと、前記長尺ボルトを通し背面側の防護フレームの背面に接触するカバープレートと、このカバープレートを背面側の防護フレームに固定する固定手段と、前記長尺ボルトの先端部に螺合させ締め付けたナットとで連結したことを特徴とする請求項1記載の防災ベッド。
  • 前記横桟の背面側の端面にワッシャを当て、このワッシャに前記長尺ボルトを通した筒状スペーサを突き当て、この筒状スペーサの端面に前記カバープレートを接触させたことを特徴とする請求項2記載の防災ベッド。
  • 前記横桟とは別に、背面側の防護フレームにあけた貫通の横桟挿通穴から水平に挿入され前面側の防護フレームの背面側管壁にあけた横桟挿通穴を通って前面側管壁にゴム状ワッシャを介して突き当たる金属パイプ製の補助横桟を設け、この補助横桟を、背面側の防護フレームの背面に接触するカバープレートと、このカバープレートを背面側の防護フレームに固定する固定手段とで前面側に押し付け固定したことを特徴とする請求項2記載の防災ベッド。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明に属する技術分野】
    この発明は、地震による家屋の倒壊等の際にも、ベッド上に落下する重量物を受け止めてベッド上の人の安全を守ることが可能な防災ベッドに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    2階建ての木造住宅で特に旧建築基準によるものは、大地震に対しても安全を確保するために、耐震補強工事をすることが望まれている。 しかし、種々の事情で耐震補強工事を行なえない場合も多く、そして、就寝中に地震に襲われることも多いので、例えば、家屋が倒壊して2階の床が落ちたような場合でも、ベッド上の人の生命を守ることが可能な防災ベッドが望まれている。
    【0003】
    この種の防災ベッドとして種々のものが提案されている。 例えば、堅牢な箱形のベッドフレーム内に空気膜マットを配置し、その空気膜マットを通常はフレーム上面まで膨らませてベッドとして使用し、大地震が生じた時には内部の空気を放出することで沈み、堅牢なベッドフレームが人を保護するというものがある(特願平7−167832号参照)。
    また、ベッド本体の足元側に複数の下向きコ字形の保護アームを格納しておき、大地震発生時にその保護アームを移動させて、ベッド上の人を保護するものもある(特願平8−317835)。
    また、地震が発生した時に、ベッドの両側の防護フレームが上昇して、ベッド上の人を保護するというものもある(特願平7−76360)。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    上記従来の防災ベッドはいずれも、可動部を持つ複雑な構造であり、コストも高いものとなる。 また、可動部を持つ構成は、十分高い保護強度を確保するためには不利であり、家屋の倒壊にも安全を確保できるほど剛性を高くすることは困難である。 一方、十分な剛性を確保しようとすれば、保護フレームが大型化し重量も大となって、室内に搬入設置することが困難になる。
    本発明は上記背景のもとになされたもので、家屋の倒壊に対しても安全を確保できる程度に十分高い剛性を有すると同時に、現地組み立てが極めて容易で、室内に設置する上で問題のない防災ベッドを提供することを目的とする。
    【0005】
    【課題を解決するための手段】
    上記課題を解決する本発明の防災ベッドは、ベッド本体の前面側および背面側にそれぞれ、円弧部の両側に垂直部を持つアーチ形の金属パイプ製の防護フレームを床に立てかつベッド本体に固定し、前記一対の防護フレームを、背面側から挿入した複数の金属パイプ製の横桟およびこの横桟内を貫通する長尺ボルトにより連結したことを特徴とする。
    【0006】
    請求項2の防災ベッドは、請求項1記載の防災ベッドにおける一対の防護フレームを、背面側の防護フレームにあけた貫通の横桟挿通穴から平に挿入され前面側の防護フレームの背面側管壁にあけた横桟挿通穴を通って前面側管壁に突き当たる金属パイプ製の横桟と、前面側から挿入され横桟内を貫通して背面側に延出する長尺ボルトと、前記長尺ボルトを通し背面側の防護フレームの背面に接触するカバープレートと、このカバープレートを背面側の防護フレームに固定する固定手段と、前記長尺ボルトの先端部に螺合させ締め付けたナットとで連結したことを特徴とする。
    【0007】
    請求項3は、請求項2記載の防災ベッドにおいて、横桟の背面側の端面にワッシャを当て、このワッシャに前記長尺ボルトを通した筒状スペーサを突き当て、この筒状スペーサの端面に前記カバープレートを接触させたことを特徴とする。
    【0008】
    請求項4は、請求項2記載の防災ベッドにおいて、横桟とは別に、背面側の防護フレームにあけた貫通の横桟挿通穴から水平に挿入され前面側の防護フレームの背面側管壁にあけた横桟挿通穴を通って前面側管壁にゴム状ワッシャを介して突き当たる金属パイプ製の補助横桟を設け、この補助横桟を、背面側の防護フレームの背面に接触するカバープレートと、このカバープレートを背面側の防護フレームに固定する固定手段とで前面側に押し付け固定したことを特徴とする。
    【0009】
    【発明の実施の形態】
    図1は本発明の一実施形態の防災ベッド1の斜視図、図2は同縦断面図である。 図示のように、この防災ベッド1は、ベッド本体2の前面側(ベッドに乗り降りする側:図1の手前側)および背面側(図1の奥側)にそれぞれ、円弧部aの両側に垂直部bが連続するアーチ形の一対の金属パイプ製の防護フレーム3,4を床に立て、両防護フレーム3,4間を3本の金属パイプ製の横桟6および4本の補助横桟7で連結している。 ベッド本体2は木製であり、2aは頭部側の枠板、2bは足側の枠板を示す。 また、図示例では背面側に飾りフレーム30を取り付け、前面側に握り棒31を取り付けている。
    【0010】
    前記防護フレーム3、4は、いずれも矩形の鋼管を曲げて形成したものであり、短径がベッド幅方向である。 前面側防護フレーム3は、図3、図5、図6にも示すように、その背面側管壁3b(背面側の管壁:図3(ロ)参照)に、3本の各横桟6の端部をそれぞれ挿入する3つの横桟挿通穴3c、および4本の各補助横桟7の端部をそれぞれ挿入する4つの横桟挿通穴3dをあけている。 また、前面側防護フレーム3の前面側管壁3a(図3(イ)参照)に、前記横桟挿通穴3cに対応する3つのボルト挿通穴3eをあけている。
    なお、実施形態の防護フレーム3、4は、いずれもアーチの両脚部下端近傍間をフラットバー19で連結している。 このフラットバー19は、アーチ形の防護フレーム3、4に上から加わる荷重により両脚部が広がることを防止する作用をし、剛性が一層向上する。
    【0011】
    前記背面側防護フレーム4は、図4、図5、図6にも示すように、その前面側管壁4a(図4(イ)参照)および前面側管壁4b(図4(ロ)参照)にそれぞれ、3本の各横桟6の端部をそれぞれ挿入する3つの横桟挿通穴4c、4f、および4本の各補助横桟7の端部をそれぞれ挿入する4つの横桟挿通穴4d、4gをあけている。 また、背面側管壁4bの各横桟挿通穴4f、4g毎にそれぞれ2つのカバープレート取付穴4hをあけ、その内面側にナット8を溶接固定している。
    また、前面側防護フレーム3および背面側防護フレーム4にベッド本体2にボルトで固定するためのボルト穴3j、3k、4j、4kをあけている。
    【0012】
    また、両防護フレーム3、4の下端部には、ナット10を穴あき底板を介して溶接固定している。 このナット10に、図7に示すようにボルト11aを垂直に溶接固定し、滑り防止のゴムシート11bを裏面に貼り付けたベースプレート11の前記ボルト11aがねじ込まれて、高さ調節可能に取り付けられる。 このベースプレート11は畳上に設置する場合には、沈み込み防止の作用も果たす。
    【0013】
    背面側防護フレーム4に取り付けた前記飾りフレーム30は、図8(イ)、(ロ)に示すように、丸鋼管を十字形および円形を組み合わせた形状に溶接固定したもので、十字の上端は丸棒30cを溶接固定してこの丸棒30cを防護フレーム4の頂部下面にあけた穴に挿入し、十字の左右両端はブラケットを溶接固定してこのブラケットを防護フレーム4の側部にボルトで固定し、十字の下端はフランジを溶接固定してこのフランジをベッド本体2の背面にボルトで固定している。
    【0014】
    上記の防災ベッド1を組み立てる要領を説明する。 まず、前面側防護フレーム3および背面側防護フレーム4のそれぞれ左右下端部にベースプレート11を取り付ける。 次いで、両防護フレーム3、4をベッド本体2の前面側および背面側にそれぞれを立て、ボルト穴3j、3k、4j、4kに通したボルトでベッド本体2に固定する。 これにより両防護フレーム3、4が手を離しても直立状態を保ち、続く作業が容易になる。
    次いで、図5に示すように、3本の横桟6を背面側から背面側防護フレーム4の横桟挿通穴4f、4cに挿入し、さらに前面側防護フレーム3の背面側管壁3bの横桟挿通穴3cに挿入して、前面側管壁3aに当てる。
    【0015】
    次いで、長尺ボルト18を前面側防護フレーム3のボルト挿通穴3eから挿入し背面側防護フレーム4を貫通させる。 なお、図示の長尺ボルト18は、2本のボルト18a、18bを繋ぎナット18cで連結したものであり、長さを調整することができる。 次いで、この長尺ボルト18にワッシャ13、並びに、筒状スペーサ14を溶接固定したカバープレート15を通し、次いで、このカバープレート15を、取付ボルト16を裏側のナット8にねじ込んで背面側防護フレーム4に固定する。 次いで、長尺ボルト18の先端に袋ナット17を螺合させ締め付けると、カバープレート15は筒状スペーサ14およびワッシャ13を介して横桟6の端面を押し付け、これにより横桟6は前面側防護フレーム3の前面側管壁3aと背面側防護フレーム4の背面側管壁4bとの間(カバープレート15との間)で軸方向に圧縮された状態となって、両防護フレーム3、4を結合する。
    【0016】
    次いで、図6に示すように、4本の補助横桟7を背面側から背面側防護フレーム4の横桟挿通穴4g、4dに挿入し、さらに前面側防護フレーム3の背面側管壁3bの横桟挿通穴3dに挿入して、前面側管壁3aにゴム状ワッシャ23を介在させて当てる。 次いで、カバープレート24に溶接固定した筒状スペーサ22を横桟挿通穴4g、4dから挿入して前記端面板21に当て、カバープレート24を、取付ボルト25を裏側のナット8にねじ込んで背面側防護フレーム4に固定する。
    こうして両防護フレーム3、4間に取り付けられた補助横桟7は、両防護フレーム3、4間の離間を防ぐ結合作用はないが、両防護フレーム3、4がフレーム長手方向に互いに位置ずれすることを防止する。 また、補助横桟7の先端部にゴム状ワッシャ23を噛ませているので、補助横桟7と端面板21と筒状スペーサ22との全体長さが厳格に適合していなくても、補助横桟7を前面側管壁3aに突き当て固定できる。 そして、ゴム状ワッシャ23が補助横桟7の回り止めを図る作用をする。
    【0017】
    その後、背面側の飾りフレーム30を背面側防護フレーム4に取り付け、前面側の握り棒31を前面側防護フレーム3とベッド本体2との間に取り付けると、防災ベッド1の組み立てが完了する。
    【0018】
    上記の防災ベッド1は、防護フレーム3、4がアーチ形をなしているので、上から加わる荷重に対して剛性が十分高く、地震で家屋が倒壊した場合等の際に重量物が落下してきても、これを支えることが可能であり、ベッド上の人の安全を確保することができる。
    【0019】
    そして、上記の防災ベッド1の組み立てに際しては、金属パイプ製からなるアーチ形の2本の防護フレーム3、4は、単重が25Kg以下で2人で取り扱うことが可能であり、かつ、持ち易い単純な形状なので、防護フレーム3、4をベッド本体2の両側に立てる作業には、特に困難はない。
    そして、ベッド本体2に取り付けて自立させた両防護フレーム3、4に横桟6および補助横桟7を横から挿入する構造なので、両防護フレーム3、4を横桟6、7で結合する作業時の重量負担は極めて軽く、また、その作業内容も単純である。
    また、横桟6および補助横桟7を挿入することで、両防護フレーム3、4相互の位置決めが行なわれるので、両防護フレーム3、4間の相互の位置決めは容易である。
    また、横桟6および補助横桟7を固定する作業もカバープレート15、24を取付ボルト16、25で固定し、あるいは、長尺ボルト18にナット17を螺合させ締め付けるという簡単な操作であり、その固定作業も容易である。
    上記のように、この防災ベッド1は現地組み立てが極めて容易な構造となっている。
    また、防護フレームはアーチ形をなしているので、大重量を支える構造として極めて効率的であり、十分な剛性を有しながら部材重量の軽減が図られている。 また、両防護フレーム3、4は、長尺ボルト18による締め付け固定をしない補助横桟7で相互のずれを防ぐ構造としているので、長尺ボルト18による締め付け固定をして両防護フレーム3、4を結合する横桟6は少なく済み、この点でも構造が簡略化され、かつコストも安くできる。
    【0020】
    なお、実施形態では、防護フレームとして角パイプを用いたが、丸パイプを用いることも可能である。 また、横桟6の数には少なくとも2本以上であれば特に制限はない。 また、補助横桟7を省略することもは可能である。 また、横桟および補助横桟は丸パイプに限らず、角パイプでもよい。
    【0021】
    【発明の効果】
    本発明の防災ベッドによれば、次のような種々の効果を奏する。
    ▲1▼防護フレームがアーチ形をなしているので、大荷重を支える構造として効率的に大きな剛性を確保でき、地震の際に重量物が落下しても、ベッド上の人の安全を確保できる。
    ▲2▼防護フレームは構成部品の中では最大重量であるが、上記のようアーチ形で効率よく剛性を確保できあまり重くならないので、また、持ち易い単純な形状なので、組み立て時は容易である。
    ▲3▼ベッド本体に取り付けて自立させた両防護フレームに横桟を横から挿入する構造なので、両防護フレームを横桟で結合する作業時の重量負担は極めて軽く、また、その作業内容も単純かつ容易である。
    ▲4▼両防護フレーム間の相互の位置決めが横桟および補助横桟で行なわれるので、防護フレーム相互の位置決めは容易である。
    ▲5▼横桟を固定する作業は、カバープレートを取付ボルトで固定し、長尺ボルトにナットを螺合させ締め付けるという簡単な操作であり、その固定作業も容易である。
    以上のように本発明の防災ベッドによれば現地組み立てを極めて容易に行なうことができる。
    【0022】
    また、請求項4のように、長尺ボルトによる締め付け固定をしない補助横桟で防護フレーム相互のずれを防ぐ構造とすると、長尺ボルトを用いて両防護フレーム間を結合する横桟の数を少なくすることができ、この点でも構造が簡略化され、かつコストも安くできる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の一実施形態の防災ベッドの斜視図である。
    【図2】図1の縦断面図である。
    【図3】図1の防災ベッドの表側の防護フレームを示すもので、(イ)は一部を切り欠いて表側から見た図、(ロ)は裏側から見た図である。
    【図4】図1の防災ベッドの裏側の防護フレームを示すもので、(イ)は一部を切り欠いて表側から見た図、(ロ)は裏側から見た図である。
    【図5】図2の中間省略のA−A拡大断面図である。
    【図6】図2の中間省略のB−B拡大断面図である。
    【図7】防護フレームの下端に取り付けるベースプレートの断面図である。
    【図8】上記防災ベッドにおける飾りフレームを示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は図(イ)の左側面図である。
    【符号の説明】
    1 防災ベッド2 ベッド本体3 前面側の防護フレーム4 背面側の防護フレーム3a、4a 前面側管壁3b、4b 背面側管壁3c、4c、3d、4d、4f、4g 横桟挿通穴3e ボルト挿通穴4h カバープレート取付穴a 円弧部b 垂直部6 横桟7 補助横桟8、10 ナット11 ベースプレート13 ワッシャ14、22 筒状スペーサ15、24 カバープレート16、25 取付ボルト21 端面板23 ゴム状ワッシャ

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