Bench

申请号 JP2001038148 申请日 2001-02-15 公开(公告)号 JP2002238699A 公开(公告)日 2002-08-27
申请人 Teikin Kk; 帝金株式会社; 发明人 OTSUKA SEIZO; NISHIWAKE KAZUYUKI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a bench for use in the park, public facilities, etc., which can be used for containers of emergency supplies required at the time of a disaster, an accident, etc., and can also be used as stretchers. SOLUTION: The bench comprises a box 10 capable of storing articles such as the emergency supplies or the like therein, and a top plate 20 for closing an upper opening thereof and capable of completely separating from the box 10. Recessed/projected shapes 22 are formed on the outside face of the top plate 20 so as to partition a seating space 21 for using as a bed face at the time of using inside face of the top plate 20 as the stretcher.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 地面又は床面に載置され、天井部分を開口とする内部に物品を収納可能な筺体と、前記筺体の開口を密閉すると共に、前記筺体から取り外し可能な天板とを具備し、前記天板を前記筺体の開口を密閉するように取り付けた状態で、前記天板の内側面を担架として使用する際のベッド面とし、外側面を座面とすることを特徴とするベンチ。
  • 【請求項2】 前記天板の座面に着座スペースを仕切るための凹凸形状を設けたことを特徴とする請求項1記載のベンチ。
  • 【請求項3】 前記着座スペースの仕切部に肘掛けを設けたことを特徴とする請求項2記載のベンチ。
  • 【請求項4】 前記ベッド面に人の体に合わせた凹凸形状を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のベンチ。
  • 【請求項5】 前記天板の両端部に担架として使用する際の把手を取り付け可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のベンチ。
  • 【請求項6】 前記天板は樹脂材料で成形された中空体であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のベンチ。
  • 【請求項7】 前記中空体部分に発泡剤を充填したことを特徴とする請求項6記載のベンチ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、公園や公共施設等において使用されるベンチ、特に災害発生時に役立つ防災関連用品を収納可能なベンチに関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来から、大地震や台風等の自然災害に備えて付近の住民の避難場所として公園や体育館等の公共施設等が指定されている。 災害発生時に被災者が一時的に避難生活する場合、汚染されたによる食中毒等を防止するための簡易浄水器や、雨露をしのぐための簡易テント等を用意しておくことが好ましい。

    【0003】また、これら公園や公共施設等には、災害や事故により負傷者が発生した場合に備えて、負傷者を搬送するための担架を準備しておく必要がある。 さらに、地震等の大規模な自然災害が発生した場合、それに伴って火災や土砂崩れ等が発生する可能性く、消火作業用の消火器や逃げ遅れた人を救助するためのシャベルやバール等の道具を、常時身近に用意しておくことが望ましい。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】上記担架、消火器、シャベル、簡易浄水器等の防災関連用品は、平常時にはなるべく目立たず、かつ邪魔にならない方が好ましい。 一方、災害又は事故の際には、すぐに使用できるように身近にある方が好ましい。

    【0005】本発明は、上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、内部に防災関連用品等を収納可能であり、かつそれ自体を担架としても使用可能なベンチを提供することを目的としている。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明のベンチは、地面又は床面に載置され、天井部分を開口とする内部に物品を収納可能な筺体と、前記筺体の開口を密閉すると共に、前記筺体から取り外し可能な天板とを具備し、前記天板を前記筺体の開口を密閉するように取り付けた状態で、前記天板の内側面を担架として使用する際のベッド面とし、外側面を座面とすることを特徴とする。

    【0007】上記構成において、前記天板の座面に、着座スペースを仕切るための凹凸形状を設けたことが好ましい。

    【0008】さらに、前記着座スペースの仕切部に肘掛けを設けたことが好ましい。

    【0009】さらに、前記ベッド面に、人の体に合わせた凹凸形状を設けたことが好ましい。

    【0010】さらに、前記天板の両端部には、担架として使用する際の把手を取り付け可能であることが好ましい。

    【0011】さらに、前記天板は、樹脂材料で成形された中空体であることが好ましい。

    【0012】さらに、前記中空体部分に発泡剤を充填したことが好ましい。

    【0013】

    【発明の実施の形態】本発明のベンチの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。 図1は本実施形態におけるベンチの通常使用状態を示し、図2はその天板を開いた状態を示す。 図3は天板を取り外して担架として使用する状態を示す。 図4は天板を筺体に開閉可能なように取り付ける蝶番部分の構成を示す。 また、図5は天板20の断面形状及びその使用方法を示し、(a)はベンチとして使用する場合、(b)は担架として使用する場合を示す。

    【0014】各図からわかるように、本実施形態のベンチは、内部に防災関連用品等の物品を収納可能な筺体1
    0と、筺体10の上部開口を開閉可能に密閉すると共に筺体10から分離可能な天板20で構成されている。

    【0015】図1に示すように、通常使用状態では天板20の外側面は座面として機能し、複数人分の着座スペース21を仕切るように凹凸形状22が形成されている。 また、天板20の側面には、天板20を開閉したりあるいは担架として使用する際の取手24が形成されている。 このように、天板20の座面を1人分用の着座スペース21に仕切ることにより、ベンチの座面により多くの人が座れるようになり、ベンチを有効に利用することができる。 特に、座面に凹凸形状22を形成することによりベンチに寝にくくなり、ベンチを1人で占領されにくくすることができる。

    【0016】一方、図3に示すように、天板20の内側面は担架として使用する際のベッド面として機能し、負傷者等の被搬送者を安定して保持し得るように、人の体に合わせた凹凸形状23が形成されている。 図3中、右側を頭、左側を足とする。 また、天板20の内側面には、蝶番を構成する軸17(図4参照)が嵌装される嵌合穴を有する第2蝶番部25と、筺体10側の第1施錠部13と係合される第2施錠部26が形成されている。

    【0017】なお、天板20は、例えば樹脂により成形された一体もの又は複数の部材を組み合わせたものとし、図5に示すようにその内部を補強用のリブ27を除いて中空とすることが好ましい。 このような樹脂製とすることにより、担架として使用する際の重量を低減することができると共に、ベンチとして使用する際の耐候性に優れる。 さらに、樹脂成形方法を利用することにより、天板20の表側面に形成される着座スペース21を仕切るための凹凸形状22や裏側面に形成される凹凸形状23、蝶番部25、施錠部26等の複雑な凹凸を容易に形成することができる。

    【0018】筺体10は、水平方向の断面が略矩形の容器であり、その上端開口部11は、天板20の内側面に形成された凹凸形状23と嵌合し、外部からの雨水、塵埃、落ち葉等の侵入を防止し得るように、容器内部を密閉するための突出部12が形成されている。 なお、この突出部12は、天板20の内側面と密着するゴム製のパッキン等であっても良い。 上記第1施錠部13は筺体1
    0の前壁に設けられており、その周囲は、南京錠15等で施錠した場合に南京錠が邪魔にならないように、凹部14が形成されている。

    【0019】図4に示すように、筺体10の後壁の上端には、第1蝶番部16が設けられている。 第1蝶番部1
    6にも第2蝶番部25と同様に軸17が嵌装される嵌合穴が設けられており、軸17を各蝶番部16及び25の嵌合穴に嵌装することにより、この蝶番構造により天板20が筺体10に対して開閉可能に軸支される。 なお、
    軸17は完全に引き抜き可能であり、少なくとも軸17
    を第2蝶番部25の嵌合穴から引き抜くことにより、天板20を筺体10から完全に分離することができる。

    【0020】なお、筺体10も天板20と同様に、例えば樹脂により成形された一体もの又は複数の部材を組み合わせたものとし、その底板及び側壁の内部を補強用のリブを除いて中空とすることが好ましい。 その場合、筺体10の重量が比較的軽くなり、ベンチ自体の安定性が悪くなったり、盗難される可能性が高くなる。 そのため、筺体10の底部に金属やコンクリート等で形成された重り18を取り付けても良い。 あるいは、筺体10の底部に、地中に埋設されるアンカー等を取り付けても良い。

    【0021】次に、本実施形態の変形例を図6に示す。
    図6に示す変形例は、天板20の両端部にねじ穴等の嵌合穴28を設け、嵌合穴28に把手29を装着するように構成したものである。 このように、把手29を別途装着することにより、天板20を担架として使用する際の搬送性が向上する。 なお、把手29は、他の防災関連用品と共に、筺体10の内部に収納しておくことは言うまでもない。 また、天板20を樹脂で成形する場合は、把手29の装着部分強度を考慮して、嵌合穴28を有する金属製(例えばステンレス製)のブッシュを天板20の端部にインサートすることが好ましい。 また、嵌合穴2
    8と把手29の嵌装方法は、上記ねじに限定されず、バヨネット等公知の取付方法を用いることができる。

    【0022】さらに、本実施形態の別の変形例を図7に示す。 図7に示す変形例は、天板20の外側面(座面)
    の着座スペース21を仕切る部分に肘掛け30を設けたものである。 肘掛け30を設けることにより、このベンチに寝ることが事実上不可能となる。 また、天板20を担架として使用する場合、この肘掛け30が脚として機能する。 従って、肘掛け30として、アルミ等の金属製のものをねじ等で固定しても良いし、金属製の心材をインサートとして樹脂成形しても良い。

    【0023】なお、上記実施形態では、筺体10及び天板20を樹脂成型品として説明したが、これに限定されるものではなく、一部又は全部をアルミ等の軽金属や木材で形成しても良い。 さらに、筺体10をコンクリート製、鋼製、ステンレス製等にしても良い。

    【0024】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明のベンチによれば、地面又は床面に載置され、天井部分を開口とする内部に物品を収納可能な筺体と、前記筺体の開口を密閉すると共に、前記筺体から取り外し可能な天板とを具備し、前記天板を前記筺体の開口を密閉するように取り付けた状態で、前記天板の内側面を担架として使用する際のベッド面とし、外側面を座面とするので、災害や事故等の緊急事態が発生した場合に、筺体の内部に収納された物品、特に防災関連用品を取り出して、すぐに使用することができる。 また、天板を外して裏返すことにより、天板を担架として使用することができる。 さらに、
    平常時には、ベンチとして使用されるので、担架、消火器、シャベル、簡易浄水器等の防災関連用品は、目立たず、かつ邪魔にならない。

    【0025】また、前記天板の座面に着座スペースを仕切るための凹凸形状を設けることにより、ベンチとして使用する場合に、着席スペースを有効利用でき、より多くの人が利用することができる。

    【0026】さらに、前記着座スペースの仕切部に肘掛けを設けることにより、少人数(例えば1人)に独占されにくくなる。

    【0027】さらに、前記ベッド面に人の体に合わせた凹凸形状を設けることにより、担架として使用する際、
    負傷者等の被搬送者を搬送しやすくなる。

    【0028】さらに、前記天板の両端部に担架として使用する際の把手を取り付け可能とすることにより、通常のベンチとしての使用する際には把手が邪魔にならず、
    また担架として使用する際には搬送が容易になる。

    【0029】さらに、前記天板を樹脂材料で成形された中空体とすることにより、必要な所定の強度を維持しつつ、担架としての重量を軽減することができる。

    【0030】さらに、前記中空体部分に発泡剤を充填することにより、被搬送車の体重による中空体部分の変形を防止したり、担架としての使用感触(寝心地)を向上させることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の一実施形態におけるベンチの通常使用状態を示す図である。

    【図2】 上記実施形態のベンチの天板を開いた状態を示す図である。

    【図3】 上記実施形態のベンチにおいて、天板を筺体から取り外し、担架として使用する状態を示す図である。

    【図4】 上記実施形態のベンチにおける天板と筺体を接続する蝶番部の構成を示す図である。

    【図5】 上記実施形態のベンチにおける天板の断面形状及びその使用状態を示す図である。

    【図6】 本発明の一実施形態におけるベンチの変形例(天板を外した状態)を示す図である。

    【図7】 本発明の一実施形態におけるベンチの別の変形例を示す図である。

    【符号の説明】

    10:筺体 11:上端開口部 12:突出部 13:施錠部 14:凹部 15:南京錠 16:第1蝶番部 17:軸 20:天板 21:着座スペース 22:凹凸形状 23:凹凸形状 24:取手 25:第2蝶番部 26:第2施錠部 27:リブ 28:嵌合穴 29:把手 30:肘掛け

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