Viscoelastic foam covering for the mattress

申请号 JP2008553447 申请日 2007-01-24 公开(公告)号 JP5197382B2 公开(公告)日 2013-05-15
申请人 エムエムアイ−アイピーシーオー、エルエルシーMmi−Ipco,Llc; 发明人 モーシェ・ロック; チヤールズ・ハーリスラーク; ダグラス・ラム;
摘要
权利要求
  • 粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーであって、
    丸編み布体であって、4方向への伸縮性を有すると共に、
    前記リクライニング面と係合して配置される第1のパイル面と、
    前記リクライニング面と係合して配置される第1のパイル面を有する該カバー上に横たわっている人が係合するように配置される、対向する第2のパイル面と、
    前記リクライニング面と、対向する、該カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域とを画定すると共に、
    前記第1のパイル面及び前記第2のパイル面のうちの少なくとも一方は、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域の間に配置される相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域を画定し、前記相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、前記粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、前記カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域を画定し、
    前記相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域は、マットレスをより圧迫する傾向にある身体の領域、たとえば尻及び肩に合わせられることを特徴とする粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 相対的にパイルが高い領域及び相対的にパイルが低いか又はパイルのない領域の間で高さを対照させることは、シンカループの高さを対照させることによって達成される、請求項1に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記丸編み布体は、
    (a) スパンデックスを有する編み目糸及び/又は、
    (b) 伸縮性編み目糸及び/又は、
    (c) 親水性繊維及び/又は、
    (d) コットン及びウールから成る群から選択される材料及び/又は、
    (e) ポリエステル、ナイロン、アクリル、親水性にされているポリエステル、ナイロン、又はアクリル、及びそれらの混紡から成る群から選択される合成材料の繊維を含む、
    請求項2に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記第1のパイル面及び前記第2のパイル面のうちの前記少なくとも一方の前記シンカループは、
    (a) ナッピングされていない糸の形態又は、
    (b) ナッピングされているベロアの形態又は、
    (c) 予めナッピングされていないカットループの形態である、
    請求項2に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記丸編み布体は、ウィッキングの向上、汚染除去性(stain release)、撥水性、防汚性、抗菌性、及び撥油性から成る群から選択される1つ又は複数の特性に関する化学処理を有する、請求項1に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記布体は親水性繊維を含む、請求項5に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記布体は布積層体であって、それぞれの布層の平滑な技術表面が共に向き合って接着されると共に、起毛面、パイルが高い領域及びパイルが低い領域、又はパイル柱を保持するそれぞれの外側の技術裏面が両面において外側を向いている2層積層体とする請求項1に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記相対的にパイルが高い1つ又は複数の領域は、複数の離間されたパイル柱を含み、前記相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、前記パイル柱の間に延在すると共に、前記粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、前記カバー上に横たわっている前記人の皮膚表面との間の空気循環を高める前記少なくとも1つの通気領域を画定する、交差するチャネルを含む、請求項1に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記布体は、
    (a) ダブルバーラッシェル縦編構成及び/又は、
    (b) 1インチ当たり約16ウェール〜約28ウェールの編み及び/又は、
    (c) 1インチ当たり約14コース〜約36コースの編み構造を含む、
    請求項8に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 前記布体の糸は、
    (a) 約40デニール〜約600デニールの範囲の繊度を有する及び/又は、
    (b) 約1dpf〜約12dpfの範囲の繊度を有する個々の繊維を含む、
    請求項8に記載の粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバー。
  • 粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーを形成する方法であって、
    4方向への伸縮性を有すると共に、第1のパイル面及び対向する第2のパイル面を有する丸編み布を形成すると共に、前記リクライニング面と、対向する、該カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域とを画定するステップと、
    前記第1のパイル面及び前記第2のパイル面のうちの少なくとも一方は、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域の間に配置される相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域を画定し、前記相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、前記粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、前記カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域を画定するステップと、
    前記丸編み布を形成して粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーにするステップとを含み、
    前記相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域は、マットレスをより圧迫する傾向にある身体の領域、たとえば尻及び肩に合わせられる、
    粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーを形成する方法。
  • 说明书全文

    本開示は、粘弾性発泡体マットレス、及びそのようなマットレス用の布被覆に関する。

    マットレス市場では、「形状記憶発泡体」とも呼ばれる粘弾性発泡体、すなわち睡眠者支持面を形成するように圧縮性を記憶する発泡体を使用することが流行している。 粘弾性発泡体は、その表面上にある対象物の形状に合致し、対象物が除去されると概して平坦な表面に復帰する。 たとえば、その開示全体が参照により本明細書に援用される米国特許第6,734,220号に記載されているこれらの発泡体は概して、硬化ポリウレタンベースの粘弾性ポリマーから形成される。 粘弾性マットレスは、通常「布団地」と呼ばれる布から成る布カバーによって被覆されていることが多い。

    さまざまな態様において、本開示は、粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーを特徴とする。

    一態様では、カバーは、4方向への伸縮性を有すると共に、(a)リクライニング面と係合して配置される第1のパイル面、(b)リクライニング面と係合して配置される第1のパイル面を有するカバー上に横たわっている人が係合するように配置される、対向する第2のパイル面、及び(c)粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域を画定する丸編み布体を含む。

    いくつかの実施態様では、第1のパイル面及び第2のパイル面のうちの少なくとも一方が、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域の間に配置される相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域を画定し、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定する。 これらの実施態様のうちのいくつかは、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む。 相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域、及び相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、カバー上に横たわっている人の対応する身体領域の要件に従って、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を位置決めするように、工学的身体マッピング技法によって、第1のパイル面及び第2のパイル面のうちの少なくとも一方の上に配置される。 相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域、及び相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、概して、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を通常のパターンで位置決めするように、標準的な編成設計技法によって、第1のパイル面及び第2のパイル面のうちの少なくとも一方の上に配置される。 相対的に高いパイルを有する1つ又は複数の領域、及び相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域の間で高さを対照させることは、シンカループの高さを対照させることによって達成される。 シンカループは、ナッピングされていない糸の形態、ナッピングされたベロアの形態、又は予めナッピングされていないカットループの形態である。 布体は布積層体を含む。 布体は、伸縮性編み目糸、たとえばスパンデックスを有する編み目糸を含むことができる。 布体は親性繊維を含む。 布体は、たとえばポリエステル、アクリル、ナイロン、親水性にされたこれらの繊維、及びそれらの混紡から成る群から選択される合成材料の繊維を含む。 布体は、コットン及びウールから成る群から選択される材料を含む。 布体は、ウィッキングの向上、汚染除去性、撥水性、防汚性、抗菌性、及び撥油性から成る群から選択される1つ又は複数の特性に関する化学処理を有する。 いくつかの実施態様では、布体はダブルバーラッシェル縦編構成を含む。

    いくつかの実施態様では、相対的にパイルが高い1つ又は複数の領域は、複数の離間されたパイル柱を含み、相対的にパイルが低い又はパイルのない1つ又は複数の領域は、パイル柱の間に延在すると共に、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定する、交差するチャネルを含む。 これらの実施態様のいくつかでは、1インチ当たり約16ウェール〜約28ウェール、且つ1インチ当たり約14コース〜約36コースの編み構造を含む。 布体は、約40デニール〜約600デニールの範囲の繊度を有し、個々の繊維は約1dpf〜約12dpfの範囲の繊度を有する。

    別の態様では、カバーは、(a)リクライニング面と係合して配置される第1のパイル面、(b)カバー上に横たわっている人が係合するように配置される、対向する第2のパイル面、及び(c)粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域を画定する布体を含む。

    いくつかの実施態様では、布体は、第1の表面を画定する第1の布層と、対向する第2の表面を画定する第2の布層とを含み、1つ又は複数の通気領域がそれらの間に画定され、布体は、概して第1の布層と第2の布層との間に、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を通じて延在する複数の中間部材をさらに含む。 これらの実施態様のいくつかは、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含む。 複数の中間部材は、第1の布層と第2の布層とを弾性的に引き離すように配置される。 第1の布層は水蒸気に対して透過性であり、液体の水に対して不透過性である。 第1の布層及び第2の布層のそれぞれは編み目糸を含む。 第1の布層の編み目糸は、約50デニール〜約600デニールの範囲の繊度を有する。 第1の布層の編み目糸は、約0.3dpf〜約6.0dpfの範囲の個々の繊維の繊度を有する。 第1の布層の編み目糸は親水性繊維を含む。 第1の布層の編み目糸は、たとえばポリエステル、アクリル、ナイロン、親水性にされたこれらの繊維、及びそれらの混紡から成る群から選択される合成材料を含む。 第2の布層の編み目糸は天然繊維を含む。 第2の布層の編み目糸はコットン及びウールから成る群から選択される材料を含む。 第2の布層は、編み目糸によって保持される添え糸、たとえば弾性糸をさらに含む。 添え糸は、約70デニール〜約300デニールの範囲の総繊度を含む。

    本開示は、粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーを形成する方法をも特徴とする。

    たとえば一態様では、本開示は、(a)4方向への伸縮性を有すると共に、リクライニング面と係合する第1のパイル面及び対向する第2のパイル面を有する丸編地を形成すると共に、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める少なくとも1つの通気領域を画定すること、並びに(b)丸編地を形成して粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーにすることを含む方法を特徴とする。

    さらなる一態様では、本開示は、上記方法によって形成される、粘弾性発泡体から成るリクライニング面を有するマットレス用のカバーを特徴とする。

    用語「パイル」は、本明細書において使用される場合、カットループ、編機上で切り出されるループ、編機の外で切り出されるループ、及び起毛繊維を含むがこれらには限定されない、任意の所望の方法によって形成されるパイル面を含む。

    いくつかの実施態様は、以下の利点のうちの1つ又は複数を示す。 布カバーは、粘弾性発泡体マットレスの表面に、当該発泡体がその元の平坦な形態から、合致する、圧縮された状態を経て再び元の平坦な形態に構成を変化させるにつれて、概ね合致する。 カバーは発泡体の動きに最小限の制約しか与えず、したがって発泡体の膨らみ及び/又はしわが形成される傾向が軽減される。 布カバーはユーザにとって快適である。 好ましいマットレスカバーは、マットレスの粘弾性発泡体表面と、対向する、マットレス上で寝ている人の皮膚表面との間の1つ又は複数の空気循環領域を画定し、それによって、粘弾性発泡体がマットレス上で眠っている人の形状に密に合致する場合であっても、より気温の高い状態中を含めて、カバーはマットレスの表面と人の皮膚との間の空気循環を可能にし、人が快適に眠れることを可能にする。

    1つ又は複数の実施態様の詳細が添付の図面及び以下の説明において述べられる。 他の特徴及び利点は当該説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなろう。

    さまざまな図面の同様の参照符号は同様の要素を示す。

    粘弾性発泡体表面層101を有するマットレス100が、カバー102と共に図1に図式的に示されている。 マットレスカバー102は、良好に回復する少なくとも2方向への伸縮性を有する編地、たとえば丸編み又は縦編みの布から形成される。 布は通常、負荷を受けて圧縮された粘弾性発泡体が複数の方向に変形するのに合致するのを可能にすると共に、負荷が取り除かれるか又は低減されたときに粘弾性発泡体が回復するのが制限されるのを回避するスパンデックス糸を含む。 好ましくは、布は4方向平行伸縮性を有し、すなわち、布が負荷を受けるときの伸長が布の長さと幅とに沿って実質的に同じである。 マットレスカバーは、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定するように構成される。 空気循環を高める領域は、さまざまな形態で提供することができる。

    図2を参照すると、一実施態様において、マットレスカバー102を形成する布211は、その技術表面及び技術裏面上に起毛面105、107を含む。 図2Aにおいて矢印で示されるように、パイル又はループから形成されるこれらの起毛面は、パイル繊維間又はループ間の通気を可能にする。 したがって、起毛面によって空気循環が高められる。 好ましくは、布211は4方向への伸縮性を有する丸編み布である。

    たとえば図3及び図8に示すような別の実施態様では、マットレスカバー102'''を形成する布211'は、三次元形状を有する起毛面を有し、片面又は両面が、所定のパターンの、ループがないか又はループ若しくはパイルが低い領域、及び相対的にループ又はパイルが高い領域を画定する。 相対的にパイルが高い領域110が、カバー上に横たわっている人を支持するように位置決め及び構成され、粘弾性発泡体から成るリクライニング面から離間され、パイルが低い領域及びパイルがない領域112は、粘弾性発泡体から成るリクライニング面Fと、カバー102'''上に横たわっている人の皮膚表面Sとの間の通気領域を通じて空気循環を高める通気領域を画定する。 場合によっては、布211'は、身体マッピング構想によって構成され、寝ている人の身体の異なる領域の異なる要件に合わせられる、際立った緩衝領域並びに通気能及び性能を有する加工熱布(engineered thermal fabric)である。 ループが相対的に高い領域110によって、より優れた緩衝が提供され、マットレスをより圧迫する傾向にある身体の領域、たとえば尻及び肩にかかる圧力を低減する。 さらに、ループが相対的に高い領域110の間に配置されるループがないか又はループが低い領域112内に換気が起こり、それによって、発汗及び発熱が低減されることによって快適度が上昇する。 したがって、このような布211'は寝ている間の人の快適度を最適化する傾向にある。 パイルが低い領域及びパイルが高い領域の分布は、特定の条件及びユーザの好みに適合するように選択することができ、異なる分布を有する異なる製品を提供することができる。

    パイルが高い領域及びパイルが低い領域を、規則的なパターン、たとえば帯状に分散させて、製造を単純化することができる。 たとえば、図4に示すように、相対的に高いパイル高さ及び/又は相対的に高い繊維密度を有する下側帯状領域220を、概ね人の尻を横切って延在するように配置することができ、同様に相対的に高いパイル高さ及び/又は相対的に高い繊維密度の上側帯状領域222を、概ね人の肩を横切って延在するように配置することができる。 マットレスカバーのそれぞれ上端及び下端において、相対的にパイルが低いか又はパイルがない上部領域224は、概ね人の頭の下に且つマットレスの頭部において側壁に沿って延在するように位置決めされ、相対的にパイルが低いか又はパイルがない下部帯状領域226は、マットレスの脚部において側壁に沿って延在するように位置決めされる。 同様に相対的にパイルが低いか又はパイルがない中間領域228は、概ね人の胴体上部を横切って延在するように位置決めされる。

    たとえば図5及び図9に示すような別の実施態様では、マットレスカバー102''を形成する布111は、技術裏面上の起毛面、及び技術表面上のベロア又はテリーシンカループを有する。 粘弾性発泡体表面層101に向き合うように配置される技術裏面上の起毛面は、たとえば、マットレスの表面Fと、マットレス上に横たわっている人の皮膚表面との間の、布の表面に沿った空気の移動を可能にする間隙又はチャネル104を画定する。 横たわっている人の皮膚Sに向き合うように配置される技術表面上のベロア又はテリーループは、同様に人の身体の皮膚表面と、マットレスの粘弾性表面との間の空気循環を可能にする間隙又はチャネルを画定する。 起毛パイル布111の表面は、交差チャネル104の間に離間されるパイル柱103を画定し、交差チャネル104はパイル柱103の間に画定される。 パイル柱は布の片面に見出すこともできるし、又はたとえば図5及び図9に示すように、布の両面(技術表面及び技術裏面)に見出すこともできる。 パイル柱は、粘弾性発泡体から成るリクライニング面Fと、カバー上102''に横たわっている人の皮膚表面Sとの間の空気循環を高めることを可能にする通気領域を画定する。 チャネルは水分の蒸発も高める。 チャネル104は任意の所望の構成を有することができ、たとえばチャネルは、相互に連結されてもよく若しくは相互に連結されなくてもよい、又は布の一端から対向端まで連続してもよい布の離散した領域内に存在することができる。

    図6及び図10に示す別の実施態様では、マットレスカバー102'を形成する布体11は、層間に画定される空気循環空間を有する2層の離間布の形態を有することができる。 たとえば、布11は、相互連結糸21によって弾性的に離間される第1の層13と第2の層15とから成る三次元二重編み布とすることができる。 このような布については以下で詳述する。 弾性相互連結糸21は、第1の層13と第2の層15とを強制的に離間し、これは横たわっている人の重量下で、2層間の、及びしたがって粘弾性発泡体マットレスの表面Fと、横たわっている人の皮膚の表面Sとの間の気流路22を可能にすることを含む。 これらの気流路22を通じての空気循環によって、冷却、及び蒸発による汗又は他の水分の除去が助けられる。

    図2、図3及び図5に示す実施態様では、布は、それぞれの布層の平滑な技術表面が共に向き合って接着されると共に、(図2の起毛面、図3のパイルが高い領域及びパイルが低い領域、又は図5のパイル柱を保持する)それぞれの外側の技術裏面が両面において外側を向いている2層積層体とすることができる。 たとえば図7を参照すると、積層体300は、平滑な表面が接触面306において共に接着される2つの布302、304を含む。 各布は、その技術裏面312、314上に起毛パイル領域308、310を保持する。

    ここで、図3〜図6を参照して上述した布をさらに詳述する。

    高いパイル領域及び低いパイル/パイルのない領域のパターンを有する布 図3及び図8を参照して上述した加工編み布211'では、さまざまな領域が所定の繊維密度及び所定のパイル高さのパイルを有することができる。 緩衝及び通気を対照させることは、たとえば、(たとえば異なるシンカ高さを使用して)異なるパイル高さ、(たとえば全面ベロア、並びに、パイル及びパイルなしのパターンを有するベロアを使用して)異なるパイル密度、及び/又は(たとえば低収縮の原糸及び高収縮の加工糸を使用して)異なる糸のタイプの領域を形成することによって達成することができる。 選択された形状及びサイズの領域を、上述したように、異なる年齢及び異なる性別等の人が使用するように、また季節性等のような他の要因に関して調整された所定の所望のパターンに構成することができる。

    相対的に高いパイル高さの領域の表面は、たとえばプレーンベロアとすることができる。 通常、糸及びパイルの密度は、ここでも製造を単純にするために、全ての領域に関して一定に維持される。 三次元パターンは布の片面又は両面に存在することができる。 たとえば布が裏編み工程によって形成される場合、三次元パターンは、通常位置合わせされている(in register)布の両面に存在する。

    加工熱布製品を、所定の設計の、パイル高さが対照的な領域及び/又はパイルがない領域を作成するのに適した任意の手法によって製造することができる。 適切な手法の例は、電子針及び/又はシンカ選択、たとえば両面フリースを形成するか若しくは擬似片面布(pseudo single face fabric)を形成する裏編みによるか、又は片面フリースを形成する表編みによる、管状丸編み構成又はテリーループ編み構成、縦編み構成、織構成、及びフルファッション編み構成を含むことができる。

    製造を単純化するために、たとえば図4に示して上述したようないくつかの実施態様では、対照的な性能の領域が、マットレスカバーを横切って延在する帯状の形態に構成される。

    任意の適切な糸又は繊維を加工熱布の形成に採用することができる。 適切な糸又は繊維の例は、たとえばポリエステル、ナイロン又はアクリルから形成される合成糸又は合成繊維、たとえばコットン又はウールから形成される天然糸又は天然繊維、レーヨンのような再生糸又は再生繊維、並びに、EI duPont de Nemours and Company, Inc.によって商標NOMEX(登録商標)及びKEVLAR(登録商標)で販売されているアラミド糸又はアラミド繊維のような特殊糸又は特殊繊維を含む。

    パイル柱を有する布 図5及び図14を参照すると、上述したナッピング面布111は、編み目糸又は裏糸115と組み合される複数のコースのループ糸113を含む。 この布においてパイル柱が形成される方法を以下に詳述する。

    最初に、複数の布ループ114(図15)を画定するために、ループ糸113が編み目糸115の周りに編まれる。 布111は、後述するような両面布を作り出すのに適した丸編み裏編み構造を有する。

    布111が形成されると、技術表面117がナッピングされるか、または他の方法で起毛される(図16)。 ナッピング処理は、全ループ範囲で技術裏面119のゆがみが最小限に維持されるように実行される。 特に、ナッピング処理中、ループ糸113の技術裏面119への組み合せは、ナッピング処理に起因してループ糸113がより短く引き込まれるため、或る程度損なわれるおそれがある。 したがって、ナッピング処理の終了時に技術裏面119に沿ったループ114をせん断するために、ループ糸113は一般に、たとえば少なくとも2.0mm以上のシンカループを利用してより長く編まれなければならない。

    ナッピング処理又は起毛処理が完了すると、技術裏面119に沿ったループ114は、図17に示すようにせん断される。 一般に、せん断工程はナッピング工程の後に行われる。 標準的な片面カットループ布によくあるように、せん断が最初の布仕上げ工程として行われる場合、カットループ114は任意の後続のナッピング処理中に裏面を通じて表面へ引くことができる。

    パイル柱間のチャネルを、たとえば、その開示全体が参照により本明細書に援用される米国特許第6,927,182号に記載されている技法を使用して形成することができる。 このような技法において、垂直チャネルが、傾いたシンカ及び傾きのないシンカ、高いシンカ及び低いシンカ、又はその両方の或る組み合せ(たとえば4つの傾いたシンカ、2つの傾きのないシンカ、3つの傾いたシンカ、2つの傾きのないシンカ、その繰り返し;3つの高いシンカ、1つの低いシンカ、2つの高いシンカ、2つの低いシンカ、その繰り返し等)を使用して構成される。 水平チャネルはループ糸を或る構成の1つ又は複数のフィード(feed)から除去することによって、又は湿式加熱(たとえば熱水若しくは蒸気)若しくは乾式加熱(空気)によって処理した後にチャネルを作成する収縮性ループ糸を使用して作成することができる(たとえば、4つのループイン、2つのループアウト、3つのループイン、2つのループアウト、その繰り返し;3つの低い収縮ループ、3つの高い収縮ループ、3つの低い収縮ループ、3つの高い収縮ループ、その繰り返し等)。

    ループ糸113は一般に、編み目糸115よりもかさが大きい。 たとえば、ループ糸113は、約70〜600のデニールを有することができ、一方で編み目糸115は約30〜150のデニールを有する。 ループ糸113は、好ましくは100%ポリエステル又はナイロンから形成される。 ループ糸113はアクリルのような他の材料からも形成することができる。 編み目糸115は、たとえばポリエステル又はナイロンから形成することができる。

    布111は標準的なテリーシンカループ編機又はジャカード編機で編むことができ、後者は布の技術裏面に沿って異なる高さの編物ループを作り出すことができる。

    2層布 図6及び図10を参照して上述した2層布11を、両方とも当該技術分野において既知である2本針棒縦編機又は丸編機で三次元編み布を編むことによって作成することができる。 図11及び図12に示すように、三次元編み離間布は包括的に11で示し、編み目糸17から形成される第1の布層13、編み目糸19から形成される第2の布層15、及び2つの層を相互に連結するパイル糸21を含む。 加えて、編み布11は、それぞれ編み目糸17及び19によって保持される裏糸又は添え糸25及び26(図11)を含む。

    パイル糸21は、たとえば圧力が布層の外面上に印加される場合を含み、2つの布層を離間するのに十分な弾性及び合成を有する。 パイル糸21は概して第1の布層13と第2の布層15との間にそれらの間の通気領域を通じて延在する。 上述したように、パイル糸21によって提供される弾性分離が、粘弾性発泡体から成るリクライニング面と、対向する、カバー上に横たわっている人の皮膚表面との間の空気循環を高める。 パイル糸は2つの布層を弾性的に強制的に分離するように離間及び位置決めされ、それによって通気領域がユーザの快適性を最適化するように維持される。 さらに、パイル糸21は、布11の中間領域を通じての空気流の循環を可能にするように互いに十分に離間される。 この高められた通気が、身体に常に圧力がかかること、及び空気循環が制限されていることによって生じる可能性のある床ずれを回避するのを助ける。

    パイル糸21は、1インチ当たり16ウェール〜28ウェール、且つ1インチ当たり14コース〜36コースで編むことができる。 この密度は布が圧力下の2つの層の間隔を維持する能力を高める。 パイル糸21は、2つの布層と同じ材料から作成することができるか、又は異なる材料から作成することができる。 相互連結パイル糸を弾性にするために、糸は、単繊維又は多繊維のポリエステル、ナイロン等のような弾性材料から作成することができる。 パイル糸21は、40デニール〜600デニール、たとえば40デニール〜300デニールの繊度を有することができ、個々の繊維の繊度は1dpf〜12dpfである。

    パイル糸は、上層13から層15への水分の移動を促進するために親水性にされている繊維から作成することができる。 上層13の編み目糸17もまた、好ましくは親水性にされている繊維から作成される。 この構造によって水分の身体から離れての移動が促進され、上層の快適性、及び皮膚に接する部分での空気循環が維持される。 上層13は、その開示全体が参照により本明細書に援用される米国特許第5,312,667号に記載されているように、化学処理することができるか、又は布層を親水性にする改質繊維から形成することができる。 液体の水分は層の糸繊維の表面に沿って容易に移動可能であるため、水分の表面からの移動は上層の親水性によって大幅に高められる。

    上層13は、多繊維の場合個々の繊維の繊度が0.3dpf〜2.5dpfの範囲内にある50デニール〜600デニールの繊度を有する編み目糸から形成することができる。 上層13の裏糸又は添え糸25及び26は多繊維とすることができ、70デニール〜300デニールの繊度を有することができ、個々の繊維の繊度は0.5dpf〜5.0dpfである。

    編み目糸は、ポリエステル、アクリル若しくはナイロンのような合成材料、又は場合によってはコットンのような天然材料から形成することができる。 糸は、フィラメント、又は紡がれるか、織られるか、若しくは十分に調整されたものとすることができる。 好ましくは、編み目糸17及び19並びに裏糸25及び26は汗又は水の移動を高めるために親水性にされているポリエステル又はナイロンから形成される。

    第2の布層15は上層13と同じとすることができるか、又は異なる特性を有することができる。 層15は場合によっては、相当量の水分を吸収及び保持するために吸湿繊維から成ることができる。 好ましくは、第2の布層15の裏糸26は、コットン(その重量の2〜3倍の水を吸収する)、レーヨン、ウール、又は、アクリル酸の加水分解コポリマー(その重量の2〜8倍を吸収する)のような超吸収性繊維のような吸水材料から作成することができる。 本開示によれば、層15用に選択される糸又は繊維の材料が層13の糸又は繊維よりも相対的に優れた吸水性を有する限り、任意の適切な吸水材料、たとえば、天然繊維又は合成繊維を使用することができる。

    超吸収性繊維が圧力下にあってさえ、自身の重量の何倍も吸収し、圧力を受けているときに吸収された液体を保持するという点において、当該繊維を使用することは非常に望ましい。 適切なタイプの超吸収性繊維の例は、その開示全体が参照により本明細書に援用される米国特許第5,344,698号に記載されている。

    コットン又はレーヨンの繊維は、第2の布層に使用される場合、複合布を編んだ後に、当業者には既知であるように、第2の層を超吸収性にするために、塩化アルキルによって処理し、結果生じたエーテルを架橋してカルボキシメチル化セルロース繊維を形成することによって、化学的に改質することができる。

    上部布層13の表面はサンディング、ブラッシング、又はナッピングすることができ、パイル又はベロアの表面が形成される。 より粗い糸、すなわち編み目糸又は相互連結パイル糸はナッピングされる。 概して、ナッピングされる糸は多繊維糸である。

    任意選択的に、上述したように、布は、LYCRA又はSPANDEXのような弾性糸を、層13及び15のそれぞれの添え糸25及び26の一方若しくは両方、並びに/又は編み目糸17、19に組み込むことができる。 このような糸は約70デニール〜300デニールの総繊度を有する。 これによって、層の軟度及び柔軟性、並びにしたがってその粘弾性発泡体の快適性が高められる。 弾性糸も一方又は両方の層の編み目糸に加えることができる。

    上層13を通気性バリア層、すなわち、液体の水に対して不透過性であるが、水蒸気に対しては透過性であるバリア層でコーティングすることができる。 布層上に堆積されるバリア層は好ましくは良好な水蒸気透過特性を有するフィルムである。 適切なフィルムはポリウレタン、ポリシロキサン及びポリスルファンを含む。

    当該技術分野において既知の方法によって、バリア層を布層に塗布することができる。 これらは、バリア層が最初にキャリア上に配置又は塗布される転写コーティングを含む。 その後、フィルムは布層上に配置され、次いでキャリアが廃棄される。 フィルムを塗布する代替的な方法は、押出フィルムを直接積層すること、及び、溶液を布層に直接ローラ塗りすることであって、その後溶媒は布層から蒸発する、ローラ塗りすることを含む。 バリア層を塗布するさらなる方法は、最初に噴霧又はグラビア印刷によって布層に接着剤を塗布し、次いで自耐フィルムを接着剤の上部に積層の方法で配置することである。

    2つの層を相互に連結するパイル糸21の一部は、第1の布層及び第2の布層のそれぞれに対して垂直とすることができ、一方で残りのパイル糸21は2つの層の間にさまざまな度で配置することができ、その結果、前者はかさが小さくなり、後者はかさが大きくなる。 そのような構成は、その開示全体が参照により本明細書に援用される米国特許第6,156,406号に記載されている。

    多数の実施態様を説明してきた。 それにもかかわらず、本開示の精神及び範囲から逸脱することなくさまざまな変更を行うことができることが理解されよう。 したがって、他の実施態様は添付の特許請求項の範囲内にある。

    眠っている人がマットレス表面上に横たわっている、粘弾性発泡体表面層を有するマットレス上のマットレスカバーの側面図である。

    一実施態様によるマットレスカバーの斜視図である。 カバーの起毛上面及び/又は起毛下面が、寝ている人とマットレス粘弾性表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定する。

    図2のエリアA−Aを大きく拡大した部分斜視図である。

    別の実施態様によるマットレスカバーの断面図である。 起毛上面及び/又は起毛下面は、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域の中で相対的にパイルが高い1つ又は複数の領域を有し、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、寝ている人とマットレス粘弾性表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定する。 この実施態様では、それらの領域は、工学的身体マッピング技法に従って構成され、寝ている人の対応する身体領域に適合する。

    図3の実施態様に類似の、別の実施態様によるマットレスカバーの断面図である。 起毛上面及び/又は起毛下面は、相対的にパイルが低いか又はパイルのない領域の中で相対的にパイルが高い1つ又は複数の領域を有し、相対的にパイルが低いか又はパイルのない1つ又は複数の領域は、寝ている人とマットレス粘弾性表面との間の空気循環を高める1つ又は複数の通気領域を画定し、この実施態様における領域は標準的な編み設計技法によるパターン全体に均一に分散している。

    本開示の別の実施態様によるマットレスカバーの断面図である。 カバーの上面及び/又は下面から延在するパイル柱が、寝ている人とマットレスの粘弾性表面との間の空気循環を高める通気領域を画定する。

    本開示のさらなる実施態様によるマットレスカバーの断面図である。 中間部材が、マットレスカバーの上面と下面との間に画定される、寝ている人とマットレスの粘弾性表面との間の空気循環を高める通気領域に架かる。

    マットレスカバーの斜視図である。 2つの布層の平滑な技術表面が向き合って共に接着され、それらのそれぞれの外側の技術裏面が外側を向いている、2層ラミネートが形成される。

    図3のマットレスカバーの斜視図である。

    図5のマットレスカバーの斜視図である。

    図6のマットレスカバーの斜視図である。

    図6及び図10に示すマットレスカバーにおける使用に適した2層三次元布のループ構造を示す側面図である。

    図11の布のより広い領域を示す側面図である。

    図12の布をその技術裏面から見た、シンカループの形成を示す斜視図である。

    図12の布をその技術表面から見た正面図である。

    (a)技術表面のナッピング、及び(b)技術裏面のせん断の前の図12の布構成のテリーループを示す側面図である。

    ナッピング後の図15の布構成の技術裏面上のテリーループの側面図である。

    せん断後の図16の布構成の技術裏面上のテリーループの側面図である。

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