Vehicle seat-use load detecting apparatus

申请号 JP2006030201 申请日 2006-02-07 公开(公告)号 JP2007212196A 公开(公告)日 2007-08-23
申请人 Toyota Boshoku Corp; トヨタ紡織株式会社; 发明人 SAKUMA KO; ONO MAKOTO;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a low-cost vehicle seat-use load detecting apparatus with a small number of components. SOLUTION: A magnet 52 is attached to a spring 24 of a seat cushion 2, a connection member 22c is attached to a side arm 22a of a seat cushion frame 22, and a magnetic sensor 53 having a magnetic impedance element is fixed thereon so as to be located directly below the magnet 52. Sitting down onto the seat cushion 2 causes the spring 24 to bend downward, whereby the magnet 52 approaches close to the magnetic sensor 53, and a magnetic field of the magnet 52 is varied, and this is detected by the magnetic sensor 53. The load, applied to the seat cushion 2 by a person sitting down, is detected based on the change in the magnetic field. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT
权利要求
  • 荷重の有無に拘わらず撓まない固定部材と、加わる荷重により撓むことで、該固定部材に対して相対的に変位可能な可撓部材とを有する車両シートに対し加えられた荷重を、前記可撓部材の撓み量によって検出する車両シート用荷重検出装置において、
    前記固定部材および前記可撓部材の一側に、磁場を発生させる磁気発生体を備え、他側に前記磁気発生体により発生された磁場を検出する磁気インピーダンス素子を有する磁気センサを備え、
    前記車両シートに加えられた荷重に応じた量だけ前記可撓部材が撓み、前記磁気発生体および前記磁気センサとの間の距離が変化することにより、前記磁気センサが検出する前記磁気発生体による磁場が変化し、検出された磁場変化に基づいて、前記車両シートに加わった荷重を検出することを特徴とする車両シート用荷重検出装置。
  • 前記磁気センサは前記固定部材に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の車両シート用荷重検出装置。
  • 前記車両シートは着座者が座するためのシートクッションを備え、前記可撓部材は前記シートクッションへの着座により下方に撓み可能な複数のバネ部材であって、前記固定部材は該バネ部材の端部を固定するための枠状のシートフレームであり、複数の前記バネ部材には前記磁気発生体を支持する支持部材が設けられるとともに、前記シートフレームの対向する2辺間には、前記支持部材の下方に、所定距離離れて対向するように連結部材が掛渡されるとともに、前記連結部材上には前記磁気センサが固定され、前記車両シートへの着座によって、前記支持部材が複数の前記バネ部材とともに下方へと撓んで、前記磁気発生体が前記磁気センサに近づくことを特徴とする請求項2記載の車両シート用荷重検出装置。
  • 说明书全文

    本発明は、車両シートに加わる荷重を検出する車両シート用荷重検出装置に関する。

    車両においては、例えば、着座者の有無や体格によってエアバッグの作動を制御するために、着座者から車両シートに加わった荷重を検出して、車両シート上の物体の判別をする必要があった。 ここで、車両シートのシートクッションに内蔵された撓み部材であるバネは、通常、着座による撓みによって数10mm変位する。 従って、車両シートの撓み部材の変位量から、着座者が車両シートへ加えた荷重を検出するためには、本来、撓み部材と固定部材との間の、数10mmに渡る相対変位量を検出できるものでなければならない。 従って、これを従来からの磁気センサ等の変位センサによって、単純に実現しようとすれば、巨大な磁気発生体を用いたり、1箇所の変位を測るのに複数個のセンサを配置する必要があり、到底車両シートに搭載できるものではない。

    これを解決するために、着座によるシートクッションの撓み量を微小変位に変換し、この変換部材に発生する微小変位をストレインゲージによって検出して、車両シートへの荷重を検出する荷重検出装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。

    特開2005−49272公報(第4−6頁、第1−6図)

    特表2001−512573公報(第7−8頁、第3図)

    上述した従来技術においては、着座による撓み部材の変位量を微小変位に変換するために、車両シートのバネ部材に連結するように、特別の変位量変換部材を設けており、これによって部品点数が増大し、コスト高を招いている。 本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、構成部品の少ない、低コストの車両シート用荷重検出装置を提供することを目的とする。

    本発明の車両シート用荷重検出装置は、車両シートに加えられた荷重に応じた量だけ可撓部材が撓み、磁気発生体および磁気インピーダンス素子を有する磁気センサとの間の距離が変化することにより、前記磁気センサが検出する前記磁気発生体による磁場が変化し、検出された磁場変化に基づいて、前記車両シートに加わった荷重を検出する。

    このようにすると、磁気インピーダンス素子を有する磁気センサは磁気感度に優れており、磁場変化の検出により、数10mm離れた位置にある磁気発生体の変位も検出可能であるため、特別の変位量変換部材等を設けなくても、可撓部材の撓み量から、直接に車両シートに加わった荷重を検出することが可能である。

    本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
    (1)磁気センサは固定部材に取り付けられる。 これにより、ハーネスおよび電子回路等が接続された磁気センサが、着座によっても移動することはなく、その電気的な接続部の耐久性を向上させることができる。 また、接続されたハーネスの配索がしやすく、磁気センサの車両シートへの取り付けが容易となる。
    (2)複数のバネ部材には磁気発生体を支持する支持部材が設けられるとともに、シートフレームの対向する2辺間には、支持部材の下方に、所定距離離れて対向するように連結部材が掛渡されるとともに、連結部材上には磁気センサが固定され、車両シートへの着座によって、支持部材が複数のバネ部材とともに下方へと撓んで、磁気発生体が磁気センサに近づく。 これにより、複数のバネ部材の撓みによって磁気センサとの距離が変化するため、車両シートに加わる荷重を精度よく検出することができる。

    特別の変位量変換部材等を設けなくても、可撓部材の撓み量から、直接に車両シートに加わった荷重を検出することが可能であるため、部品点数を低減でき、製造が容易で低コストな車両シート用荷重検出装置にすることができる。

    本発明の実施形態を図1乃至図7によって説明する。 本実施形態による車両シート用荷重検出装置5が取り付けられた車両シート1は、ロアレール4を介して、車両のフロアパネル(図示せず)に取り付けられたシートクッション2と、シートクッション2に対して、車両前後方向に回動可能に取り付けられたシートバック3を備えている(図1示)。

    着座者が座するためのシートクッション2は、クッション材を支持するために、枠状のシートクッションフレーム22(本発明の固定部材およびシートフレームに該当する)を具備しており、これは、ロアレール4と移動可能に係合したアッパレール21に固定されている(図2示)。 シートクッションフレーム22は左右の対向する2辺である側辺22aを含んでおり、その後端は、連結シャフト23によって接続されている。 シートクッションフレーム22の前辺22bと連結シャフト23には、複数のバネ24(本発明の可撓部材およびバネ部材に該当する)の端部がそれぞれ取り付けられ、バネ24はそれぞれ前後方向に延びている。 バネ24は、車両シート1への着座等による荷重により下方に撓み、荷重の有無に拘わらず撓まないシートクッションフレーム22に対して、相対的に変位可能である。

    シートクッション2と同様に、シートバック3もクッション材を支持するシートバックフレーム31と、その端部が、シートバックフレーム31の左右辺に取り付けられた、複数のバネ部材32を有している(図2示)。

    シートクッション2の複数のバネ24は、荷重検出装置5を構成する磁気発生体支持部材51(本発明の支持部材に該当する)によって互いに連結されている(図3示)。 磁気発生体支持部材51は磁化しない非鉄金属や合成樹脂材料によって形成されており、略平板状を呈した基部51aと、各バネに自由度をもって取付できる両側端が、カール状の取付部51bにより形成されている。 磁気発生体支持部材51は、両端の取付部51bを側端にあるバネ24に嵌め込むことにより、複数のバネ24と係合している。

    基部51aの中央部には、金属等の透磁率の高い材質で形成されたヨーク51cが内蔵されている。 また、基部51aの中央部からは、複数の支持片51dが下方に突出しており、これには磁石52(本発明の磁気発生体に該当する)が装着されて、下端の爪部51d1と係合することにより、磁石52は脱落不能とされている(図4示)。 磁石52は磁場(磁界)を発生するための永久磁石であって、円柱形状を呈している。 磁石52は、基部51aに磁極の向きが天地方向になるように支持され、その上端面が、上述したヨーク51cの下面に当接するように形成されるとともに、下方に延びた支持片51dに囲繞されている。

    シートクッションフレーム22の対向する側片22a間には、磁気発生体支持部材51の下方に、所定距離だけ離れて対向するように、固定部材に該当する板状の連結部材22cが掛渡されており、連結部材22c上には、磁気インピーダンス素子(MI素子)を有する磁気センサ53が取り付けられ、上述した磁石52の磁極の向きと同軸に感磁向きを合わせて固定されている(図3示)。 また、磁気センサ53には、信号伝達用のハーネス55が接続されている。 磁気センサ53に含まれる磁気インピーダンス素子は、特許公開公報である特開2002−195854、あるいは特開2004−264050に開示された感磁素子と同様のもので、時間的に変化する電流を、アモルファス合金のような磁性線に印加することによって生じる円周磁束の時間変化に対する電圧が、外部磁場によって変化することを利用した磁気素子であり、磁石52によって発生された磁場(磁束)を検出している。

    図5に示すように、磁石52は、これに限定されるものではないが、下方にN極が配置されており、その磁極の向きが、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み方向(図5において矢印Lにて示す)と一致している。 また、磁気センサ53の感磁方向(図5において矢印Zにて示す)も、本実施形態においては、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み方向と一致している。 また、磁気センサ53には荷重変換器56が接続されており、磁気センサ53の出電圧ewは、荷重変換器56により着座者から車両シート1へ加えられた荷重に変換される。

    次に、本実施形態の荷重検出装置5による、着座者から車両シート1へ加えられた荷重の検出方法について説明する。 シートクッション2に着座していない場合、バネ24には撓みが発生しておらず、磁石52と磁気センサ53との間には所定の距離が保たれており、磁気センサ53は、その時の磁石52による磁場(磁束)を検出し、対応する所定の電圧ewを発生させている(図3および図5示)。 ここで、上端を閉塞したヨーク51cの働きにより、磁石52からの磁力線は上方へとは延びず、ヨーク51c内を通過して下方に集まるため、これにより、磁気センサ53の感度を増大させることができる。

    シートクッション2に着座すると、磁気発生体支持部材51が複数のバネ24とともに、着座者から加えられた荷重に応じた量だけ下方に撓み、これに支持された磁石52が、不動の連結部材22c上の磁気センサ53に近づく(図6示)。 これにより、磁気センサ53によって検出される磁石52の磁場が、磁石52と磁気センサ53との距離の変化量に応じて変化するため、出力する電圧ewも変化する。

    バネ24および磁気発生体支持部材51のストローク(撓み量)Sと電圧ewとの関係は、図7に示した線図のようになるため、磁気センサ53によって発生される電圧ewから、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み量が検出される。 また、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み量が分かれば、磁気発生体支持部材51と一体になった複数のバネ24のバネ特性から、これらに加えられた荷重を検出することができる。 上述したように、磁気センサ53の出力電圧ewは、荷重変換器56により着座者から車両シート1へ加えられた荷重に変換され、磁気センサ53によって検出された磁場変化に基づいて、車両シート1へ加えられた荷重を検出できる。

    本実施形態の荷重検出装置5によれば、車両シート1への着座によって、着座者から加わる荷重に応じた量だけバネ24が撓み、磁石52および磁気センサ53との間の距離が変化することにより、磁石52による磁場が変化し、磁気センサ53によって検出された磁場変化に基づいて、車両シート1に加わった荷重を検出している。 磁気センサ53は磁気感度に優れているため、磁場変化の検出により、数10mm離れた位置にある磁石52の変位も検出可能であるため、特別の変位量変換部材等を設けなくても、着座によるバネ24の撓み量から、直接に車両シート1に加わった荷重を検出することが可能である。 このため、部品点数を低減でき、製造が容易で低コストな車両シート用荷重検出装置にすることができる。

    また、磁気センサ53は、固定部材である連結部材22cに取り付けられる。 これにより、ハーネス55が接続された磁気センサ53が、着座によっても移動することはなく、それらの間の電気的な接続部の耐久性を向上させることができる。 また、接続されたハーネス55の配索がしやすく、磁気センサ53の車両シート1への取り付けが容易となる。
    また、車両シート1への着座によって、磁気発生体支持部材51が複数のバネ24とともに下方へと撓んで、磁石52が磁気センサ53に近づくことにより、複数のバネ24の撓みによって磁気センサ53との距離が変化するため、車両シート1に加わる荷重を精度よく検出することができる。

    <実施形態の変形例>
    次に、本発明の実施形態1の変形例を図8および図9によって説明する。 図8に示したように、磁気センサ53の感磁方向を、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み方向に対し垂直にしてもよい。 また、図9に示したように、磁石52の磁極の向きを、磁気発生体支持部材51およびバネ24の撓み方向に対し垂直にしてもよい。

    <他の実施形態>
    本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
    (1)磁気発生体を車両シートの固定部材に取り付け、磁気センサをバネに取り付けてもよい。
    (2)磁気発生体として、永久磁石に代えて電磁石等を用いてもよい。 また、ヨークの有無は問わない。
    (3)磁気発生体および磁気センサを、シートバックのフレームとバネ部材とに取り付けて、着座者の背中からシートバックに対して加えられる荷重を検出してもよい。 あるいは、シートクッションとシートバックの双方に荷重検出装置を取り付けることにより、更に精度のよい荷重検出を行うことができる。
    (4)磁石のS極を磁気インピーダンス素子側に配置してもよい。
    (5)磁気発生体あるいは磁気センサを、それぞれ複数個取り付けることにより、いっそう精度のよい荷重検出が可能である。
    (6)着座していない時に、磁気発生体と磁気センサとが互いに近傍にあり、着座によって、シートクッションのバネが撓むことにより、磁気発生体と磁気センサとが互いに離れるように配置してもよい。
    (7)磁気発生体は、磁気発生体支持部材を使用せずに、直接にバネに取り付けてもよい。

    本実施形態による車両シートの斜視図である。

    図1に示した車両シートからクッション材を取り外した状態を示した斜視図である。

    図2のA−A断面図である。

    図3の部分拡大図である。

    本実施形態による車両シート用荷重検出装置を模式的に示した図である。

    図3に示したバネが撓んだ状態を示した断面図である。

    バネの撓み量と磁気センサの出力電圧との関係を示したグラフである。

    実施形態の変形例を模式的に示した図である。

    図8とは異なる変形例を模式的に示した図である。

    符号の説明

    1…車両シート 2…シートクッション 5…車両シート用荷重検出装置 22…シートクッションフレーム 22a…シートクッションフレームの側辺 22c…連結部材 24…バネ 51…磁気発生体支持部材 52…磁石 53…磁気インピーダンス素子を有する磁気センサ

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