Elastic body unit, and manufacturing method for the same

申请号 JP2012011872 申请日 2012-01-24 公开(公告)号 JP2013150651A 公开(公告)日 2013-08-08
申请人 Aisin Seiki Co Ltd; アイシン精機株式会社; 发明人 YAMADA HIROSHI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an elastic body unit which is excellent in fixing force for fixation when a thermoplastic elastomer member is fixed to a sheet-like member, and does not have restrictions in the size, the shape and heat resistance of the sheet-like member, and to provide a manufacturing method for the elastic body unit.SOLUTION: An elastic body unit 1 includes a low hardness thermoplastic elastomer resin member 8 having elasticity, and a stainless steel mesh 9. The low hardness thermoplastic elastomer resin member 8 includes a protruding section 13 brought into contact with the contact surface 11 of the stainless steel mesh 9, filled into a plurality of through holes 9a, and protruding to the opposite surface 12 of the stainless steel mesh 9. The protruding section 13 of the low hardness thermoplastic elastomer resin member 8 is brought into contact with a hot plate 10, and the adjacent through holes and at least two adjacent protruding sections are connected to each other. Further a method for manufacturing the elastic body unit 1 is provided.
权利要求
  • 弾性を有する熱可塑性エラストマー部材と、複数の貫通孔を有するシート状部材と、を備える弾性体ユニットであって、
    前記熱可塑性エラストマー部材は、前記シート状部材の一側に当接され、前記貫通孔を通して前記シート状部材の他側に突出する突出部を有し、
    前記突出部は、少なくとも2つの隣接する前記突出部が連結している弾性体ユニット。
  • 複数の貫通孔を有するシート状部材に、弾性を有する熱可塑性エラストマー部材が固定される弾性体ユニットの製造方法において、
    前記熱可塑性エラストマー部材を前記シート状部材の一側に当接させる第1工程と、
    前記熱可塑性エラストマー部材を前記貫通孔に通して、前記シート状部材の他側に突出した前記突出部を形成する第2工程と、
    前記貫通孔から突出された少なくとも2つの隣接する前記突出部を連結する第3工程と、を備えた弾性体ユニットの製造方法。
  • 第3工程において、前記シート状部材の他側に突出した前記突出部に、前記熱可塑性エラストマー部材の軟化点以上の温度の熱板を当接させることにより、前記突出部を加熱溶融して連結することを特徴とする請求項2に記載の弾性体ユニットの製造方法。
  • 請求項1に記載の弾性体ユニットが設けられたマットレス。
  • 说明书全文

    本発明は、弾性体ユニットおよびその製造方法に関する。

    従来技術として、熱可塑性エラストマー部材をシート状部材に固定した弾性体ユニットとして、熱可塑性エラストマーを溶剤に溶かして接着剤とし、その接着剤をシート状部材に塗布して熱可塑性エラストマー部材とシート状部材を接着したものがある。 また、シート状部材を金型内にセットした後に熱可塑性エラストマー部材を注入してシート状部材と結合させたものがある。 (例えば、特許文献1参照。)。

    特開2003−339484号公報

    しかしながら、特許文献1の弾性体ユニットは、熱可塑性エラストマーを溶剤に溶かした接着剤を塗布してシート状部材と接着させるため、接着剤を塗布する作業中に、接着剤に含まれる溶剤が揮発して接着剤の粘度が上昇してしまうため、シート状部材の接着面の微細な凹凸に接着剤が入り込みにくくなり、接着が低下する問題がある。 また、インサート成形により熱可塑性エラストマー部材をシート状部材に固定する方法では、シート状部材を金型内にセットするため、シート状部材の大きさ、形状、耐熱性に制約ができ、更に、金型を製造するために高価になる問題がある。

    本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、熱可塑性エラストマー部材をシート状部材に固定する際に、固定力に優れ、シート状部材の大きさ、形状、耐熱性に制約がなく、安価な弾性体ユニットおよびその製造方法を提供することを目的とする。

    本発明の第1の課題解決手段は、弾性を有する熱可塑性エラストマー部材と、複数の貫通孔を有するシート状部材と、を備える弾性体ユニットであって、前記熱可塑性エラストマー部材は、前記シート状部材の一側に当接され、前記貫通孔を通して前記シート状部材の他側に突出する突出部を有し、前記突出部は、少なくとも2つの隣接する前記突出部が連結しているものである。 ここで、「シート状」とは、薄板状で1枚のものを指すものである。

    また、本発明の第2の課題解決手段は、複数の貫通孔を有するシート状部材に、弾性を有する熱可塑性エラストマー部材が固定される弾性体ユニットの製造方法において、前記熱可塑性エラストマー部材を前記シート状部材の一側に当接させる第1工程と、前記熱可塑性エラストマー部材を前記貫通孔に通して、前記シート状部材の他側に突出した前記突出部を形成する第2工程と、前記貫通孔から突出された少なくとも2つの隣接する前記突出部を連結する第3工程と、を備えた製造方法である。

    また、本発明の第3の課題解決手段は、第3工程において、前記シート状部材の他側に突出した前記突出部に、前記熱可塑性エラストマー部材の軟化点以上の温度の熱板を当接させることにより、前記突出部を加熱溶融して連結する製造方法である。

    また、本発明の第4の課題解決手段は、弾性体ユニットが設けられたマットレスである。

    本発明の弾性体ユニットは、熱可塑性エラストマー部材をシート状部材に固定する際に、
    前記熱可塑性エラストマー部材は、前記シート状部材の他側に突出する突出部を有し、前記突出部は、少なくとも2つの隣接する前記突出部が連結しているため、固定力に優れ、シート状部材の大きさ、形状、耐熱性に制約がなく、従来のものに比べ安価である。

    また、弾性体ユニットの製造方法では、前記熱可塑性エラストマー部材を前記シート状部材の一側に当接させる第1工程と、前記熱可塑性エラストマー部材を前記貫通孔に通して、前記シート状部材の他側に突出した前記突出部を形成する第2工程と、前記貫通孔から突出された少なくとも2つの隣接する前記突出部を連結する第3工程と、を備えた製造方法であるから、熱可塑性エラストマー部材をシート状部材に固定する際に、固定力に優れ、シート状部材の大きさ、形状、耐熱性に制約がない弾性体ユニットを製造することができる。

    また、揮発性の溶剤を含む接着剤を使用しないため、溶剤の揮発がなく、接着作業場に必要な排気設備が不要である。 さらに、接着剤が乾燥するための乾燥設備が不要である。 したがって、製造工程が簡略化でき、製造コストも安価である。

    また、上記弾性体ユニットは、従来のものに比べ安価なマットレスとして使用できる。

    本発明の実施の形態を説明するマットレスの断面図である。

    弾性体ユニットの説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。

    熱可塑性エラストマー部材とシート状部材が当接する前の説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図である。

    シート状部材の他側に熱可塑性エラストマー部材を突出させた説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図、(c)はA部の拡大図である。

    加熱溶融させた熱可塑性エラストマー部材と前記シート状部材を固定する説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図、(c)はB部の拡大図である。

    以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。

    図1は、本発明の実施の形態を説明するマットレス100の断面図である。 マットレス100は、3つの弾性体ユニット1、ベース部2、キルト部3、表布地部4、底布地部(図示せず)などから構成されている。 ベース部2の上部中央に付近に凹部が設けられ、この凹部中に3つの弾性体ユニット1が挿入されている。 弾性体ユニット1が挿入されたベース部2の上部および側面部はキルト部3で覆われている。 キルト部3の上部および側面部は表布地部4で覆われ、ベース部2の下部側に底布地部(図示せず)が設けられ、表布地部4と底布地部は図示しないファスナーで連結されている。 キルト部3、表布地部4および底布地部(図示せず)でマットレス100の外装を形成している。 ベース部2、キルト部3は発泡ウレタンで形成され、表布地部4、底布地部(図示せず)は化繊織物で形成されている 図2は、弾性体ユニット1の説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 弾性体ユニット1は、平板形状の台座部5と台座部5の平板上に立設された多数の柱状部材6と全体を覆うカバー7から構成されている。 台座部5は、発泡ウレタンで形成され、柱状部材6は低硬度熱可塑性エラストマー樹脂成形品で形成されている。 実施形態で使用した低硬度エラストマー樹脂成形品は、スチレン系エラストマー樹脂成形品であり、スチレン系ベースポリマーにオイルを含有させた成形品である。 熱可塑性エラストマー部材の材質は、スチレン系のエラストマー樹脂を使用したが、ウレタン系、エチレン系などのエラストマー樹脂でもよい。 実施の形態の柱状部材6は、円柱で千鳥状に配置されているが、特に形状や配置は限定されるものではない。

    図3は、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8(熱可塑性エラストマー部材)とステンレス金網9(シート状部材)が当接する前の説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図である。 (a)は、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8を5メッシュ(目開き約4mm)のステンレス金網9とが当接する前の状態である。 (b)は、ステンレス金網9の中央部に、ステンレス金網9に固定するための低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8が位置している。 実施形態では、シート状部材としてステンレス金網を使用したが、金属または樹脂プレート等でも良く、材質は任意である。 ただし、シート状部材の軟化点は、組み付ける熱可塑性エラストマー部材の軟化点より高くなければならない。

    図4は、ステンレス金網9の反対面12(シート部材の他側)に低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8を突出させた説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図、(c)はA部の拡大図である。 (a)は、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8は、5メッシュのステンレス金網9に当接面11(シート部材の一側)で当接し、ステンレス金網9のメッシュ間(貫通孔9a)を通り、当接面11と反対に位置する反対面12側に突出して複数の突出部13を形成している。 (b)は、ステンレス金網9の中央部に低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8が複数個充填されている。 熱可塑性エラストマー部材として使用する材料の硬度は、アスカーFP1〜JIS A40であることが望ましい。 アスカーFP1より小さいと弾性体として立体形状を維持できない問題を生じる恐れがある。 JIS A40より大きいとマットレスとして使用する場合に使用者の体型に沿った変位ができない問題が生じる恐れがある。 (c)は、ステンレス金網9のメッシュ間に低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8が充填され、かつ、反対面12側に突出して複数の突出部13を形成している。

    図5は、加熱溶融させた熱可塑性エラストマー部材と前記シート状部材を固定する説明図であり、(a)は断面図、(b)は下面図、(c)はB部の拡大図である。 (a)は、ステンレス金網9から突出した低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8の突出部13が、熱板10により加熱溶融されて一様になっている。 (b)は、ステンレス金網9の中央部に固定された低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8が位置する。 (c)は、反対面12側に突出した低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8の突出部13が加熱溶融されて一様になり、ステンレス金網9に連結部14で固定されている。 なお、反対面12側に突出した低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8は、少なくとも1つ以上が加熱溶融して繋がり、ステンレス金網9に固定されればよい。

    つぎに、本発明の実施形態による弾性体ユニットの製造方法を説明する。

    図4において、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8をステンレス金網9に当接面11で当接させ、さらに、C方向に押圧して、ステンレス金網9の反対面12側に低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8を突出させ、複数の突出部13を形成する。 低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8を加温すると軟化するため、ステンレス金網9の反対面12側に突出させやすい場合がある。 ここで、熱可塑性エラストマー樹脂部材を成形する際に、シート状部材と当接させる面に凹凸形状を形成し、この部位にシート状部材の貫通孔に貫通させる場合には、熱可塑性エラストマー樹脂部材の硬度は低硬度である必要はない。

    図5において、ステンレス金網9の反対面12側に低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8の軟化点以上である150℃以上の熱板10を接触させて、突出した低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8の突出部13を一様に加熱溶融させる。 この処理により、突出部13は、隣接する少なくとも2つが溶融により接合され、連結部14を形成する。 その後、熱板10を突出部13に接触させた状態で軟化点以下になるまで放冷し、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8とステンレス金網9が固着した後に熱板10を取り外すことにより低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8とステンレス金網9が固定される。 上記のように低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8とステンレス金網9が固定させたものを複数個製造して、弾性体ユニットを製造する。

    つぎに、本発明の実施形態による弾性体ユニットおよびマットレスとその製造方法の効果を説明する。

    本発明の弾性体ユニット1は、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8をステンレス金網9に固定する際に、ステンレス金網9の反対面12側に突出した低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8の突出部13は、少なくとも1つ以上が加熱溶融して繋がるため、固定力に優れ、ステンレス金網9の大きさ、形状、耐熱性に制約がなく、従来のものに比べ安価である。

    また、弾性体ユニット1の製造方法では、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8をステンレス金網9の当接面11に当接させる第1工程と、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8をステンレス金網9の複数の前記貫通孔9aに通して、ステンレス金網9の反対面12に突出した前記突出部13を形成する第2工程と、前記貫通孔9aから突出された少なくとも2つの隣接する前記突出部13を連結する第3工程と、を備えた弾性体ユニットの製造方法であるから、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8をステンレス金網9に固定する際に、固定力に優れ、ステンレス金網9の大きさ、形状、耐熱性に制約がない弾性体ユニット1を製造することができる。

    また、揮発性の溶剤を含む接着剤を使用しないため、溶剤の揮発がなく、接着作業場に必要な排気設備が不要である。 さらに、接着剤が乾燥するための乾燥設備が不要である。 したがって、製造工程が簡略化でき、組み付け時間が短縮され、製造コストも安価である。

    接着剤を使用したものが、接着剤塗布部の硬化により部分的に硬くなるのに比較して、本発明の弾性体ユニットは、低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材8とステンレス金網9のみで構成されるため、柔軟性があり、全体のクッション性に優れる。

    この固定方法は、熱可塑性エラストマー樹脂部材を個々に固定できるため、熱可塑性エラストマー樹脂部材の形状が異なっていても固定可能であり、材料の異なる熱可塑性エラストマー樹脂部材が混在していても溶融可能である。

    また、弾性体ユニット1が設けられた、従来のものに比べ安価なマットレスとして使用できる。

    実施の形態ではマットレスで説明したが、本発明の弾性体ユニットは、車椅子、自動車の座席部分に敷くシートなどとしても使用できる。 マットレスは、ベッドに装着して使用できるほか、それ単独で介護用シートなどとしても使用できる。

    1 弾性体ユニット 8 低硬度熱可塑性エラストマー樹脂部材(熱可塑性エラストマー部材)
    9 ステンレス金網(シート状部材)
    9a 貫通孔 10 熱板 11 当接面(シート状部材の一側)
    12 反対面(シート状部材の他側)
    13 突出部 14 連結部

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