The modular supporting elements make such mattresses, and such elements in the mattress to be realized, such as

申请号 JP2010548235 申请日 2009-02-26 公开(公告)号 JP2011512936A 公开(公告)日 2011-04-28
申请人 テクノゲル イタリア エス.アール.エル.; 发明人 ロシオ,マッシーモ;
摘要 マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素は、少なくとも1つの変形方向に弾性変形可能な本体を備え、本体は、第1の弾性率を有する第1の部分と、第1の弾性率とは異なる第2の弾性率を有する第2の部分とを備える。
权利要求
  • マットレス、枕など(2)を作るのに好適なモジュール式支持要素であって、少なくとも1つの方向に従って弾性変形可能な支持本体(1)を備え、
    前記本体は、第1の弾性を有する第1の部分(1A)と、接合手段(70,80)によって前記第1の部分(1A)と接合され、前記第1の弾性とは異なる第2の弾性を有する少なくとも第2の部分(1B)とを備えることを特徴とし、
    前記第1の部分(1A)は、中空のまたは開放されたチャンバ(5;401)、またはゲル、ポリウレタンゲル、熱可塑性エラストマー(TPE)からなる群から選択される1つ以上の材料を用いた少なくとも1つの層を備えることを特徴とする、モジュール式支持要素。
  • 前記本体は、前記方向に対して少なくとも隣接する上側部分(1A)および少なくとも隣接する下側部分(1B)、または前記方向に対して少なくとも2つの近接する部分を備えることを特徴とする、請求項1に記載のモジュール式要素。
  • 前記接合手段は、貼付け手段、共同モールディング手段、オーバーモールド手段、または前記第1の部分(1A)と関連付けられる第1の接合要素(70)および前記第2の部分(1B)と関連付けられ第1の要素(70)との結合に好適な第2の接合要素(80)から選択されることを特徴とする、請求項1に記載のモジュール式要素。
  • 第1の要素(70)および第2の要素(80)は、取外し可能な態様でともに結合可能であることを特徴とする、請求項1に記載のモジュール式要素。
  • 前記中空のまたは開放されたチャンバ(5;401)は充填材料を内蔵するのに好適であることを特徴とする、請求項1から4のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記充填材料は、ゲル材料、気体状材料、粒状材料、流体材料から選択されることを特徴とする、請求項5に記載のモジュール式要素。
  • 少なくとも前記第1の部分(1A)および/または少なくとも前記第2の部分(1B)は各々、単一ピースから得られる本体を備えることを特徴とする、請求項1から6のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記単一ピースの本体は、弾性材料からなる本体を備えることを特徴とする、請求項7に記載のモジュール式要素。
  • 前記弾性材料は、発泡材タイプの材料、すなわちポリウレタン、エチルビニルアセテート、ラテックス、ゴム、ネオプレン、ポリエチレンから選択されることを特徴とする、請求項8に記載のモジュール式要素。
  • 少なくとも第1の上側部分(1A)は、体との接触表面(4;304)を規定することを特徴とする、請求項1から9のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記接触表面(4;304)は、抗アレルギー材料および医療用材料から選択される材料からなるカバー手段(12;17)で覆われ得ることを特徴とする、請求項10に記載のモジュール式要素。
  • 前記接触表面(4;304)は、マッサージおよび/または皮膚刺激手段(13;14)を備えることを特徴とする、請求項11に記載のモジュール式要素。
  • 少なくとも第2の下側部分(1B)は、支持ベース(6;106)に締結される締結手段(7)を備えることを特徴とする、請求項1から12のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記締結手段(7)は取外し可能であることを特徴とする、請求項13に記載のモジュール式要素。
  • 前記締結手段(6)は、螺着によって固定可能な手段(8)と、圧力によって締結可能かつ牽引によって解放可能な要素(11)とから選択されることを特徴とする、請求項13または14に記載のモジュール式要素。
  • 少なくとも前記第1の部分(1A)および少なくとも前記第2の部分(1B)はそれぞれ異なる材料で作られることを特徴とする、請求項1から15のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記接合手段(70,80)は弾性手段(701,801)を備えることを特徴とする、請求項1から16のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記弾性手段(701)は少なくとも1つの板ばね(702)を備えることを特徴とする、請求項17に記載のモジュール式要素。
  • 前記弾性手段(801)は少なくとも1つのコイルばね(802)を備えることを特徴とする、請求項17に記載のモジュール式要素。
  • 前記部分(1A)はハニカム構造を有することを特徴とする、請求項1から19のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記モジュール式要素の対向するベース上に位置決めされる前記第1の部分(1A)を2つ備える、請求項1から20のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記要素は実質的に方形のベースを有し、ベースの辺と高さとの間の比は0.6から1.2の間であることを特徴とする、請求項1から21のうち1つ以上に記載のモジュール式要素。
  • 前記要素のベースの辺と高さとの間の比が約0.78の間であることを特徴とする、請求項22に記載のモジュール式要素。
  • マットレス、枕などであって、
    請求項1から23のうち1つ以上に記載の2つ以上のモジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)を備えることを特徴とする、マットレス、枕など。
  • 前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)は、前記要素のすべての表面上に、フィルムまたは織物またはコーティングによるカバー層を備え、最終的に前記要素の前記ベースを排除し、前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)は、前記カバー層により、各モジュール式支持要素に隣接するまたはこれと接触する横方向表面同士の間の顕著な摩擦なしに互いから独立して弾性変形可能であることを特徴とする、請求項24に記載のマットレス、枕など。
  • 少なくとも1つの方向に弾性変形可能であり、接合手段(308;901)で実質的に互いに近接して維持される複数のモジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)を備え、
    近接した構成における前記モジュール式要素の間に自由な遷移隙間(15)が存在することを特徴とする、請求項24または25に記載のマットレス、枕など。
  • 前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)は、締結手段によって相互にともに組立てられて所望のプロファイルを有する支持ベースを形成するそれぞれの支持ベースのモジュール式部分の上にともにまとめられ得ることを特徴とする、請求項24から26のうち1つ以上に記載のマットレス、枕など。
  • 前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)は、包み込み要素で周の周りを包み込まれ得ることを特徴とする、請求項24から27のうち1つ以上に記載のマットレス、枕など。
  • マットレス、枕などであって、
    薄層接合手段(309)またはグリッド接合手段(901)と、
    予め規定された分布に従って位置決めされ、前記接合手段(309;901)の中に形成される貫通孔(307;511)またはポケット(902)と、
    弾性変形可能であり、前記貫通孔(307;511)の中に置かれ得るモジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)とを特徴とし、前記モジュール式支持要素には少なくともそれぞれの支持表面(4;304)が設けられる、マットレス、枕など。
  • 前記薄層接合手段は、プラスチック材料からなる少なくともシート(309)を備えることを特徴とする、請求項29に記載のマットレス、枕など。
  • 前記モジュール式要素は各々本体を備え、前記本体は、
    支持部(1A)と、
    接合区域に位置決めされる接合手段(70,80)によって前記支持部(1A)に接合され得るベース部(1B)とを備え、前記支持部(1A)は、第1の弾性を有する流体を内蔵するように設置される少なくとも閉じ込めチャンバ(5;401)を備えることを特徴とする、請求項30に記載のマットレス、枕など。
  • 前記ベース部(1B)は、前記第1の弾性とは異なる第2の弾性を有する弾性材料から作られることを特徴とする、請求項31に記載のマットレス、枕など。
  • 前記接合手段は、
    前記支持部(1A)と関連付けられた第1の接合要素(70)と、
    取外し可能/取外し不可能な態様で前記第1の接合要素(70)に結合され得る、前記ベース部(1B)と関連付けられる第2の接合要素(80)とを備えることを特徴とする、請求項31に記載のマットレス、枕など。
  • 前記グリッド接合手段(901)は、柔軟な材料から作られ、モジュール式要素(1;300;400;500;600;700;800)の挿入のためのポケット(902)を規定するグリッドを備えることを特徴とする、請求項27から31のいずれかに記載のマットレス、枕など。
  • 前記グリッド接合手段(901)は、天然もしくは合成布、不織布、またはたとえばエラストマー材料などの同等の特性を有するいずれの他の十分な材料からも作られることを特徴とする、請求項34に記載のマットレス、枕など。
  • 体を支持するマットレス、枕などを作るための方法であって、
    締結手段を有するモジュール式支持要素のための接合要素(6;106;308;901)を配置するステップと、
    前記締結手段を用いて、取外し可能/取外し不可能な態様で前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)を結合するステップとを備え、
    前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)は、少なくとも第1の弾性変形可能部分(1A)と、変形の方向に従って前記第1の部分(1A)に締結され得る第2の部分(1B)とを有することを特徴とする、方法。
  • 接合手段は、予め規定された形状に従って形作られ得る少なくとも支持および締結ベース(6;106)を備えることを特徴とする、請求項36に記載の方法。
  • 前記支持ベース(6;106)は、ともに組立てられ得るモジュール式要素(107)で形成されることを特徴とする、請求項37に記載の方法。
  • 前記接合手段は、薄層接合手段(309)またはグリッド接合手段(901)を備えることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  • 前記薄層接合手段は、前記モジュール式支持要素(1;300;400;500;600;700;800)を収容しかつ保持するための台座(307;511)が嵌合された少なくともシート要素(309)を備えることを特徴とする、請求項39に記載の方法。
  • 前記シート要素(309)は可撓性であることを特徴とする、請求項40に記載の方法。
  • 前記グリッド接合手段(901)は、前記モジュール式要素(1;300;400;500;600;700;800)を挿入するためのポケット(902)を規定する柔軟な材料のグリッドを備えることを特徴とする、請求項39に記載の方法。
  • 前記グリッド接合手段(901)は、天然もしくは合成布、不織布、またはたとえばエラストマー材料などの同等の特性を有するいずれの他の十分な材料からも作られることを特徴とする、請求項42に記載の方法。
  • 说明书全文

    この発明は、人体の部分の必要性に適合可能な態様で人体を軟らかく支持できるようにするのに好適な、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素に関する。 この発明は、これらの支持要素で作られるマットレスなどにも関する。

    ここしばらく、マットレスまたは枕を形成するように組立てられる、通常は同一の複数のモジュール式要素からなるマットレスが公知であり、用いられている。

    これらのモジュール式要素の各々は、弾性変形可能な材料で作られる単一の本体ピース、またはたとえばゲルなどの流体物質を保持して中空の本体が弾性変形できるように設計された弾性中空本体から作ることができる。

    これらのモジュール式要素で作られるマットレスは、人体の安静表面の順応性がその人の特定的な順応性および必要性に適合できるようにする。

    この理由のため、複数のモジュール式要素を備えるこれらのマットレスは、患者が特に長期の入院期間の間ベッドに横になっていなければならない場合の医療部門で特に使用される。

    これらのマットレスの構造により、いわゆる「床ずれ」、すなわちマットレスと常時接触して爛れに発展してしまうまで皮膚が炎症を起こして悪化が進むことから生じるよくない影響を回避することができる、または少なくともかなりこれを低減することができる。

    実際に、弾性変形して潰れ、その上で安静にしている体の形態学的特性に自動的に適合する安静表面を作り出すすべてのモジュール式要素間で全体重が分割されるため、互いに異なる弾性率を有し、これによりやや剛性のマットレス区域を規定する要素を設けることも可能になる。

    これらのマットレスは、横になっていなければならない人が、たとえば背中または脊椎に特定的な痛みのある病状を有する場合にも用いられる。

    これらの場合にも、より撓む構造を有する場合、他と比較してより硬い構造を有するマットレスの区域を設けることが可能である。

    モジュール式要素が内部に流体を有する中空の本体からなる場合、モジュール式要素の内部同士をともに接続することにより、体をマットレス上に横たえたときに流体自体が自動的に分散可能になることも企図される。

    換言すると、流体は、非常に荷重がかかっている要素からそれほど荷重がかかっていない他の要素へ移動して変形を補う。

    場合によっては、モジュール式要素が、必要に応じてマットレスの剛性を大きくまたは小さくするように、流体の量を変更可能である流体供給源と連通するように置かれることも企図される。

    横たわる体を支持する1つのマットレスが特許US6,829,797によって公知である。

    この特許によると、平らなベース上に搭載された複数の変形可能円筒形要素からなるマットレスが提供される。

    円筒形要素はたとえばゲルまたは空気などの流体を内蔵し、これらは、人の体重によって圧縮される円筒形要素と荷重がかかっていない円筒形要素との間で変形を補うようにともに接続される。

    これらの円筒形要素は高さの異なる2つの群に分割され、第1の群でより高いレベルの第1の安静表面を形成し、第2の群でより低いレベルの第2の安静表面を形成することも企図される。

    この特性により、第2の群を形成する要素と比較して、第1の群を形成する要素に対して、異なる圧で流体を供給することができる。

    米国特許出願US2007/0113352A1で別のマットレスが公知である。
    この特許出願は、互いと異なって撓む区域が規定される治療用マットレスに関する。

    これらの区域を得るため、マットレスは、合成発泡材製のモジュール式本体、および膨らませることができる本体からなるまたはゲルで充填可能なモジュール式要素で代替的に作られる並列かつ隣接セクションに分割される。

    このように、たとえば頭の区域および足の区域または腰の区域との間で、体を安静にする異なる区域同士の間で硬さを異ならせることができるマットレスを作ることができる。

    この場合も、空気またはゲルを保持可能な本体はともに接続されるように作られるため、マットレスの上に体重がかかっている場合または体重がかかっていない場合にそれらが内蔵する流体自体が自律的に分散することができる。

    モジュール式要素を隣同士にして形成される別のマットレスがフランス特許FR2.692.477に従って公知である。

    この特許に従うと、圧力を供給するための特別な供給および制御装置によって供給される流体で膨らませることができる複数のモジュール式要素を備えるマットレスが提供される。

    各々のモジュール式要素は、蛇腹形状にも作られる脚を有するマットレスのベースに向けて延在する蛇腹を形成する頭部を備える。

    各々のモジュール式要素は、マットレスの全体的な本体を形成する閉じ込め本体の中に得られるその中空の台座に嵌め込まれる。

    すべてのモジュール式要素は、その全変形を補うようにともに接続される。
    設定された圧力でモジュール式要素に流体を供給するだけでなく、供給および制御装置はそれらに振動効果を与えるので、マットレスはマッサージ特性を有し、これは特に血液の循環を向上させ、人がリラックスするのを助けるのに好適である。

    モジュール式要素を隣同士にして形成される別のマットレスが欧州特許EP934.740から公知である。

    この特許に従うと、各々のモジュール式要素は、他のものとは別個に動くことができるそれ自体の支持部上に載っている。 次に、支持部はそれらを鉛直方向に動かすように設計され、支持部とベースフレームとの間に位置する対応の線形アクチュエータに触れる。 各々のモジュール式要素は縦方向に展開し、側面および他の同様の要素に隣接して、マットレスの長手方向軸に対して交差するように配置される。 さらに、各々のモジュール式要素は好ましくは、おそらくは布で覆われた発泡材料で作られる。 さらに、この特許に従うと、2つの隣接するモジュール式要素は単一の線形アクチュエータによって動作可能であることが企図される。 この場合、底部から押され、それらを互いから異なる向きに回転させる(turn divergently)、それらの軸の周りのモジュール式要素の部分的回転により長手方向にもマッサージ作用が存在する。

    この先行技術はいくつかの欠点を有する。
    第1の欠点は、公知のモジュール式要素が、それ自体のただ1つの弾性率を有する実質的に単一の本体ピースを有することである。

    したがって、剛性が異なる区域を有するマットレスを作るためには、各々がそれ自体の弾性率を有する多数のモジュール式要素を作製して用い、次にやや撓む区域を得るように特定的な手法に従ってさまざまなモジュール式要素の分布を配置する必要がある。

    別の欠点は、膨らませることが可能なまたはゲルを内蔵するモジュール式要素の場合、体重で荷重をかけられるモジュール式要素同士の間の変形の十分な補償を得るためには、それらをともに接続して流体が1つの要素から別の要素へ移動できるようにする必要があり、必要ならば流体を供給する装置が必要であることである。

    別の欠点は、流体を内蔵するモジュール式要素では、損傷による漏れがあると、ともに接続されたモジュール式要素で作られるマットレス全部が体を支えるその容量をすぐに失ってしまい、萎んでしまうことである。 これは、マットレスに横になっている人を直ちに移動させる必要があり、全体を取替えなければならないことを意味する。

    別の欠点は、たとえばゲルなどの流体を内蔵し、常識であるように皮膚にとって良好なリフレッシュ特性を有し、各々1つが異なる弾性率を有するモジュール式要素で作られるマットレスが要件とされる場合、そのような要素を本当に多数作る必要があり、必要な弾性率が得られるまである量の流体で各々1つを特定的な態様で充填しなければならないことである。

    各々のマットレスは数百個のモジュール式要素を備えるので、その作製は極めて長いプロセスであり、何よりゲルの価格のために高価である。

    公知の技術の別の欠点は、公知のマットレスが、それが作られた後は、固定された構造を有することである。 これは、それらの全体的な寸法を変更できないことを意味する。 したがって、小さくすることのできないその寸法のために運搬コストが比較的高くなってしまう。

    別の欠点は、これらの公知のマットレスの運搬が実質的に不便であり、十分に広いコンテナを用いて特別な車両を使用しなければならないことが多いことである。

    発明の開示 この発明の1つの目的は先行技術を改良することである。

    この発明の別の目的は、他の同様のものの隣に置くことができ、互いの隣に置かれると異なる剛性も有する同じマットレス、枕などの支持区域を得ることができるようになる、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作ることである。

    この発明の別の目的は、快適な接触を維持し、起こり得る床ずれ現象を限定することもできる、人体の接触および安静表面を有することを可能にするマットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作ることである。

    この発明の別の目的は、損傷した場合でも支持作用を維持することを可能にするマットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作ることである。

    この発明の別の目的は、好みに合わせて変更可能なサイズにすぐに応じてマットレス、枕などを作ることを可能にし、かつ取替える必要ができた場合は個別にすぐに再びこれを取替えることができるマットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作ることである。

    この発明のさらに別の目的は、特定の用途またはユーザの好みによって決まる特定的な要件に応じて、1つの点から別の点へ好みに合わせて変更可能な硬さを有することができる安静表面を有するマットレス、枕などを作ることを可能にする、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作ることである。

    この発明のいくつかの局面は、この特許の請求項に従う、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素、マットレス、枕など、体を支えるマットレス、枕などを作るための方法を提供する。

    したがって、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素、マットレス、枕などを作るモジュール式支持要素を作るための方法、体を支えるマットレス、枕などを作るための方法は、
    −特定的な要件に応じて区域毎におよび各区域の点毎に変更可能な可撓性および弾性特性を有するマットレス、枕などを作ること、
    −各々の使用要件にすぐに適合可能な、実質的に単純な構造およびサイズを有するマットレス、枕などを作ること、
    −体を最良の姿勢に保ち、爛れおよび床ずれの形成を防止する、体との接触表面を得ること、
    −アレルギーによって発生する皮膚の発疹を回避すること、
    −モジュール式支持要素が損傷したためでも、または弾性特性を変える要求がなされても、モジュール式支持要素をすぐに交換すること、
    −すぐにかつ容易にともに組立てるまたは解体することができ、解体の場合は特に小さくなった寸法を与え、これにより手でも梱包および運搬可能になり、運搬のコストを限定し、または1つのベッドから別のベッドへもしくは1つの場所から別の場所へ小さな車両でもまたは単に手で容易に移動させることができるマットレス、枕などを作ること、
    −必要な場合は、マットレスを従来のタイプのベッドの上に置くことにより、またはマットレスをベッドから取外してこれを床の上に置いて快適な一時休息用の寝椅子を作ることによって使用可能なマットレスを得ること、
    −マットレス、枕などを作るのに必要なゲルの量を一貫して節約し、したがって生産コストを節約すること、を可能にする。

    添付の図面に非制限的な例を示すように図示される、マットレス、枕などのモジュール式要素の好ましいが排他的でない実施例の説明からこの発明のさらなる特性および利点がより明らかになるであろう。

    この発明に従う複数のモジュール式支持要素で作られたマットレスの全体的な斜視図である。

    II−II平面に従う図1のマットレスの断続断面図である。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第2の実施例で作られたマットレスの一部の、非常に拡大した縮尺での断続断面図である。

    マッサージ手段を有する、図3の第2の実施例のモジュール式要素の断続斜視図である。

    ベッドなどの分節されたフレームのプロファイルに従うようにかつ人間工学的観点から正しい安静表面を保つように、望まれるように形作られ得る、この発明に従う複数のモジュール式支持要素を有する、この特定的な場合はマットレスである製品の概略側面図である。

    第3の実施例のモジュール式支持要素の断続斜視図である。

    モジュール式支持要素の第4の実施例の断続側面および部分断面図である。

    図7のモジュール式支持要素を用いる、組立て段階のマットレス、枕などの一部の断続側面および部分断面図である。

    図7のモジュール式支持要素を用いた、組立て段階のマットレス、枕などの概略斜視図である。

    その寸法を小さくするように変更された、マットレス、枕などの断続側面および部分断面図である。

    望まれる寸法を有するマットレス、枕などを作る、この発明に従うモジュール式支持要素の組立て段階の断続概略断面図である。

    第1の上側部分および第2の下側部分との間の接合または分離段階の、図3のモジュール式支持要素の側面概略図である。

    その寸法を小さくする折畳み段階の接合要素の、縮小した縮尺での概略断続図である。

    所望の形状を得るための、の折畳み段階の接合要素の一部の、縮小した縮尺での概略図である。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第5の実施例の詳細図である。

    図5の第5の実施例に従っていくつかのモジュール式要素をともに接合することによって作られるマットレスの断続斜視図である。

    図15のモジュール式支持要素の可能な配置を見ることができる、XVII−XVII平面に従う図16のマットレスの断面図である。

    図15のモジュール式要素の代替的な配置を見ることができる、図17の断面図である。

    接合要素に応じたモジュール式要素の第1の可能な配置を概略的に示す図である。

    接合要素に応じたモジュール式要素の第2の可能な配置を概略的に示す図である。

    接合要素に応じたモジュール式要素の第3の可能な配置を概略的に示す図である。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第6の実施例の斜視図である。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第7の実施例の斜視図である。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第8の実施例の斜視図である。

    図22の第6の実施例に従う支持要素で作られるマットレスの詳細な斜視図である。

    図23の第7の実施例および図24の第8の実施例に従う支持要素で作られるマットレスの詳細な斜視図である。

    図25および図26のマットレスを作るのに用いられる接合要素の平面図である。

    図25および図26のマットレスの側面図である。

    図28の詳細の図である。

    発明の好ましい実施例の詳細な説明 図を参照して、軟らかい態様で人体「C」を支持する、たとえばマットレス2、枕などの製品を作るのに好適なモジュール式支持要素の第1の実施例を1で示す。

    支持要素1、または本明細書でより簡潔には要素1は、隣接してともに接合される少なくとも2つの部分1Aおよび1Bからなる本体を備え、要素1の好ましい使用状態では、その第1の部分1Aが要素1の変形の可能な主な方向「Z」に対して上であり、第2の部分1Bが下であると考えられる。

    この要素1の本体の形態は、特定的な使用要件に依存して、たとえば図2に示されるような円筒形または一般的には角柱形のいずれでもあり得る。 この用語は、規則的かつ対称、不規則かつ非対称の角柱形態の両方を含むことが理解される。

    好ましい実施例に従うと、要素1の本体は、第1の上側部分1Aを第2の下側部分1Bと接合することによって得られる。 この両者は通常は高さが異なるが、2つのそれぞれより小さい同じベース3を規定する角錐台形状を有するので、それらは接合表面で一致する。

    2つのより小さいベース3同士の間の接合はさまざまな態様でなすことができる。 たとえば、それらをともに貼付けたり、または図12に概略的に図示されるように上側部分1Aと下側部分1Bとの間の接合もしくは分離を可能にするように、それらの間の装着手段70、80を企図したりする。

    したがって、第1の上側部分1Aは、その大きい方のベースと一致し、かつ安静にする体3を受けるように上向きに設計される安静面4を規定する上下ひっくり返した角錐台である。

    さらに、第1の上側部分1Aは、たとえばポリウレタンゲルなどの流体物質が集まる閉じ込めチャンバ5を備える。 この種類の材料は、たとえばユーザの重さなどの加えられる圧力に反応して、3つの空間軸X、Y、Zに沿って変形する。 この結果、加わる圧力のより均一な分布が生じ、これにより接触点でユーザが感じる圧力が低減されて快適度が増大し、血液の循環および姿勢がよくなり、爛れおよび他の種類の潰瘍形成が回避される。

    代わりに、第2の下側部分1Bは、たとえばプラスチック/エラストマー発泡材などのゲルよりはコンパクトであるが弾性変形可能な材料で好ましくは作られる。 このように、第1の上側部分1Aは、たとえば第1の弾性率E1のような第1の弾性を有する一方で、第2の下側部分1Bは、E1とは異なる、たとえば第2の弾性率E2のような第2の弾性を有する。 2つの弾性率E1およびE2は通常、不等式の関係E1<E2でともに接続される。

    しかしながら、下側部分1Bのいくつかの可能な実施例では、たとえば、弾性発泡材グリッドの形状で作られると、2つの弾性率E1およびE2が不等式E1>E2の関係にともになることが起こり得る。

    したがって、この関係はこの発明を拘束するものと考えるべきではない。
    しかしながら、E1<E2である場合、第1の上側部分1Aは第2の下側部分1Bよりもより多く顕著に変形可能であり、E1>E2の場合はその逆のことが起こる。

    このように、第1の上側部分1Aによって主な軟化作用が得られる一方で、第2の下側部分1Bは主に支持機能を有する。 しかしながら、必要に応じて、下側部分1Bも曲がることができ、上側部分1Aが与える軟化に対して一種の第2の軟化段階を得るのを助ける。

    しかしながら、この分野の専門家によると、第2の下側部分1Bが、閉じ込めチャンバ5に内蔵される流体よりもたとえばより高密度でより変形しにくい流体を内蔵し得るそれ自体の閉じ込めチャンバも内部に備えることを企図することは通常のことである(このため図には図示しない)。

    図2、図3および図6に図示される実施例に従う各要素1は、図1および図2に示されるように実質的に平らであり得る安静ベース6上に、好ましくはすべて同一の他の要素1とともに搭載され得るか、またはこれは図5に見られるように特定的な要件に応じて形作られ得る。 ここでは、形作ることができるベースは、参照番号6で示される実質的に剛性の実施例から区別するために参照番号106で示される。

    このベース6は、ただ1つのブロックで、または図11に見られるように望まれる寸法に応じてベースを形成するようにともに接合されるモジュール式要素の組でも、作られ得る。 ここでは、ベース6は、通常は市販のセクションを切断することによって得られ、摺動してともに結合する雄108および雌109要素を対向側に有する1組のプレート107から構成される。

    プレート107の数は、予め確立された寸法を有するベース6を得るために予め定められている。

    プレート107内部に、可動な態様で要素1を締結することができる平らな要素110も配置することができる。

    第2の下側部分1Bとベース6または106との間に、安静ベース6または106上の各要素1の硬い、しかし必要に応じて可動な組立てを可能にする拘束手段7が設けられる。

    これらの拘束手段7は、第1の実施例では、図3を見る人には右側に見える、ベース6、106または要素1の第2の下側部分1Bの中に、すなわち、詳細には、第2の下側部分1Bの中に規定され、安静面4に平行かつ対向する1つの拘束面10の中に無作用的に作られ得る対応の中空締付け台座9に螺着可能なねじ8を備え得る。

    別の実施例に従うと、拘束手段7は、互いに対して押圧されるとともに接着し、離れるように引張ることによって分離可能な2つの部分から構成される、ベルクロ(登録商標)として公知の材料からなるストリップ11から作られ得る。

    この場合、図3を見る人には左側に見ることができる実施例では、ストリップ11の一部はたとえば接着材料で拘束面10と一体化される一方で、他の部分はベース6または106と一体化される。

    図11に図示される別の実施例に従うと、拘束手段7は、各要素1に底部で拘束され、かつ平らな要素110の中に得られかつそれらの中に保持される対応の中空の台座201の中に押圧によって挿入すべき弾性変形可能な足200から構成され得る。

    しかしながら、すべての場合、ベース6または106に固く固定される要素1を組立て、しかしそれらを必要に応じて選択的に取外すことができる。

    この発明に従うと、安静面4上において、抗アレルギー性材料で作られるカバー層12の適用も提供可能であるので、体3は、安静面4と直接接触することによって生じる病的な現象を経験しない。

    マットレス2(または枕)の特定的な用途の場合、図4に見られるように、これは、体3の動きとともに皮膚に対して刺激効果すら有して血液の循環およびリラックスを助けることができる、たとえば特に軟らかく可撓性のある隆起またはリブのような突出するマッサージ要素13を盛上がり14の中に有することができる。

    要素1は、ユーザの特定的な要件または使用条件によって確立され、碁盤目状配置または行列状のいずれかを有し得る手法に応じて、ベース6または106上に搭載可能である。

    さらに、要素1の特定の形状により、ベース6または106上に搭載された際に、空気が通過し体3の皮膚に達することができる自由な遷移隙間15を要素間に得ることができ、これにより痛みを伴う床ずれの形成および発汗を防止する。

    軟らかい安静用のモジュール式要素1がベース6または106上に搭載されると、体「C」を刺激しないために好適な材料で有利に作られる開放可能な閉じ込め裏地17のたとえば側16のような閉じ込め要素がその周りに置かれる。

    この場合は300で示されかつ図7から図10に見ることができるモジュール式支持要素の別の実施例に従うと、それらの各々1つは、前述のモジュール式要素1と同様に、すなわち、たとえば、図7に見られるように貼付け材料によりまたは装着手段70、80を用いてともに接合される安静部301とベース部302とを備える。

    詳細には、安静部301は、たとえば、流体またはゲルの閉じ込めチャンバをこの中に作製することによって得られる特定的な弾性特性を有する部分303を備える。

    このように、部分303は第1の弾性率E1を有し、人体「C」と接する安静表面304と、第1の弾性率E1よりも大きなたとえば第2の弾性率E2のような、チャンバ303に内蔵されるゲルとは異なる弾性特性を有する、弾性変形可能なたとえば発泡性ポリマー材料で作られる中間部分305とを規定する。 換言すると、中間部分305は頂部部分303よりも可撓性が低い。

    中間部分305はベース部302の方に向いた区域を有する形状を有し、ベース部302は、ベース部が中間部分に接合する接合区域において、この接合区域に対して外向きに周の回りに延在する実質的に平らなリング形状の境界306を形成するようにわずかにアサガオ状に開いている。

    弾性変形可能なモジュール式支持要素300は、モジュール式要素300のこの実施例ではベース6および106を置き換える接合要素308中に得られる対応の孔307中に挿入されかつ保持されるように、必要に応じて手で押込まれ得る。

    接合要素308は、図9に図示されるように、可撓性プラスチック材料の、および応力に耐えるように好適な厚みのシート309から本質的に構成される。

    モジュール式要素300がそれぞれの孔307の内部に挿入されると、図8を参照して、リング形状の境界306は、310で示される、シート309の1つの面に実質的に接しかつこれに支えられることに気付くことができる。 これは、それぞれの孔307の中のモジュール式要素300の位置を安定させてこれらが傾いて誤って滑り出てしまうのを防止できるようにする。

    同時に、中間部分305のアサガオ状に開いた表面は、それらのそれぞれの孔307中のモジュール式要素300の芯合わせおよび周保持体として働く。

    図6に図示され、この場合は400で示されるこの発明に従うモジュール式支持要素の第3の実施例では、上側部分1Aまたは安静部301のいずれかにチャンバ401が作製される。 しかしながら、このチャンバは、その全容積を占めるのではなく、通常は中央部など一部のみを占める。

    この場合も、チャンバ401は、たとえば第1の弾性率E1などの第1の特定的な弾性を有する流体またはゲルで充填される一方で、チャンバ401を内蔵する部分402は、ゲルとは異なり、通常はよりコンパクトでより可撓性の低い、たとえば弾性率E2などの弾性を有する発泡性ポリマー材料で作られる。

    図15から図21に図示されるモジュール式支持要素の第5の実施例に従うと、この場合は参照番号500で示されるモジュール式要素は、安静および支持部と考えられる第1の端501とベースと考えられる対向端502とを規定することに気付くことができる。

    この第5の実施例に従うと、各モジュール式要素500は、蛇腹タイプの形状を有し、かつ、各々が周溝のようであり、506、507および508でそれぞれ示されるさらに形作られた結合部でともに結合される、実質的に角柱状ですべて同一の部分503、504および505がその中に規定される本体を有する。

    モジュール式要素500の端501に、チャンバ509を形成するインサートが設けられ、この中に、通常は、ゲルのような高密度の流体材料、またはたとえば砂もしくはプラスチック材料の粒子などのばらばらの状態の材料を入れて内蔵することができる。

    このチャンバ509は、人体「C」の形態にそれ自体を自発的に適合させ、人体との快適かつ外傷を生じない接触を維持することができる。

    図16を参照して、十分な数のモジュール式支持要素500を近くにまとめることにより、たとえばマットレス2または枕すら(図示せず)のような製品を作ることができることがわかる。

    さまざまなモジュール式要素500をともに接合したまま保つためには、図8から図10に図示される実施例のように、中空の台座511の行列が得られる薄層状の要素、実際には通常は可撓性のシート510から構成される接合要素が設けられる。

    中空の台座511およびモジュール式要素500の周はともに接合可能であることが好ましいが、必ずしもそうでなくてもよく、中空の台座511の周の寸法は、モジュール式要素500を中空の台座511の内部に嵌め込み可能であるように、モジュール式要素500の一時的な手作業での押し潰しを必要とするようなものである。

    内部への嵌め込みが一旦完了すると、モジュール式要素500は解放され、弾性があるためそれらの元の形態に戻り、それら自体が対応の中空の台座511に適合して、これにより図15および図17から図21に図示されるようにそれらを定位置に保持する。

    図15を参照して、ここでは各モジュール式要素500と相対的な中空の台座511との間に3つの可能なレイアウトが示されることがわかる。

    P1で示される第1のレイアウトは、周溝507が中空の台座511の周の境界を定める端縁と係合することを企図する。 P2で示される第2のレイアウトは、中空の台座511の周端縁と係合するのが周溝506であることを企図する。 P3で示される第3のレイアウトは、中空の台座511の端縁と係合するのが周溝508であることを企図する。

    この同じ図15に見られるように、各々の異なるレイアウトP1、P2およびP3には、モジュール式要素500、またはより正確にはシート510に対するこの要素の端の、それぞれH1、H2およびH3で示される異なる高さが対応している。

    これらの同じレイアウトP1、P2およびP3は、わずかに縮小した縮尺で図19、図20および図21にも見られる。

    これらの図で、点線は、その端501上で休む人体の対応する部分によって応力がかかると、その長手方向の軌跡軸「A」に対して各モジュール式要素500が受け得る可能な曲げを示すのに用いられている。

    再び図19から図21を参照して、P1のレイアウトでは、モジュール式要素500は、中間から上のゾーンで曲がることができ(点線512を参照)、P2のレイアウトでは、実質的に上のゾーンで曲がることができ(点線513を参照)、P3のレイアウトでは、部分503、504および505を備えるゾーンで曲がることができる(点線514を参照)ことに気付くことができる。

    換言すると、必要に応じて、シート510の表面に対する各モジュール式要素500の可撓性を変更して、「S」で示される端501の表面を変えないまま、P1とP3との間でレイアウトを変更することができる。

    図に図示される場合、企図される周溝は合計3個であり、同数の可能なレイアウトがこれに対応している。 しかしながら、当業者には、モジュール式要素500とシート510との間でより数多くのまたはより数の少ないレイアウト可能性を得るようにモジュール式要素500を作る際にこれらの周溝の数を2つに減らしたりまたは3つよりも多くに増やしたりすることが直感的にわかる。

    図18を参照して、同じマットレス2で、たとえば互いに異なる変形性を有する区域を規定してシート510に対するモジュール式要素500のレイアウトを変化させたことに気付くことができる。

    この場合も、台座511に挿入されたモジュール式要素500によって得られるマットレス2(または枕)が、抗アレルギー物質を有する布で作ることができる取外し可能裏地(図示せず)の中に包まれて閉じられる。

    第1の実施例におけるモジュール式支持要素1の使用は以下のとおりである。 以上説明したように、これは、安静ベース6または106上に他の要素1とともに搭載され、ねじ8を締めることによってまたはストリップ11を構成する部分に対する押圧によってまたは対応の中空の台座201の中へ足200を押込むことによって、このベースに固定される。

    モジュール式支持要素1の組立が一旦完了すると、互いに隣接して配置された要素1のすべての安静面4からなる軟らかい安静表面がユーザの体「C」について規定される。

    好ましくは、これらはすべて同じ高さを有するが、必要ならば、それらは、背骨の正しい姿勢を維持しつつ、たとえば手足の上に嵩張るギブスまたはコルセットをはめた患者のためにより高いまたはより低い区域をマットレス2に形成するように、異なる高さであり得る。

    体「C」がマットレス2の上に安静にされると、第1の上側部分1Aは第1の瞬時の軟化作用(または第1の段階)を与え、それら自体が主な変形方向「Z」に応じて主に変形するだけでなく、すなわちそれら自体が圧縮するだけでなく、それを横切る方向にも弾性的に膨張する。

    この状態で、第2の下側部分1Bは実質的にそのままの状態であることが通常であり、体「C」に対する支持作用を与える。

    何らかの理由で安静面4に対する圧力が大きく増大すると、第2の下側部分1Bも弾性変形し、軟化作用を与える際に部分1Aと協働する。 とは言え、第2の下側部分1Bは第1の上側部分1Aよりも軟化がより少ない。

    これが起こるのは、弾性、たとえば第2の下側部分1Bの弾性率E2がたとえば第1の上側部分1Aの弾性率E1よりも小さいことが企図されるからである。

    しかしながら、場合によっては、第2の下側部分1Bは第1の上側部分1Aよりもより弾性が高くなり得ることを指摘しておくべきである。

    このことは、モジュール式支持要素1の可能な実施例に従うと、この場合は第1の上側部分1Aよりもはるかにこれを変形可能にするグリッド構造に従って第2の下側部分1Bが作られている場合に起こる。

    たとえば損傷またはユーザからの特定的な要望により要素1のうち1つ以上を他のものと取替える必要があれば、行なわなければならないのは、ベース6または106から取替えが必要な要素1を取外し、これらを同様のまたは他の弾性特性を有する他のものと取替えることである。

    図5および図11に図示されるこの発明の可能な実施例に従うと、ベース6および106はともに接続可能ないくつかのモジュール式要素から構成可能である。 これにより、必要な場合は、これらのベース6または106を解体して、これらをそれら自体は非常にわずかな場所しか取らないモジュール式要素に変えて、ベース6および106から要素1を解体してこれらをすべてまとめて運搬用に鞄に詰めたり梱包したりできる、すべてのその構成要素部品になった完全に解体されたマットレス2を容易に運搬して、小さな車両を用いてもまたは単に手での運搬および取扱いを非常に容易にすることが可能になる。

    図7から図10に図示されるモジュール式支持要素300のまた別の実施例では、マットレス2または枕を作るため、これがシングルもしくはダブルマットレスまたは枕の安静面の寸法を元々有するようにシート309を準備することができる。

    次にモジュール式支持要素300をそれぞれの筐体孔307の中に挿入して一時的にそれらを押圧すると、ベース部302がそれらを貫通することができる。

    モジュール式支持要素300がそれぞれの孔307に挿入されて解放されると、それはその元の形状に弾性的に戻り、一方の側では中間部分305表面のアサガオ形状により、他方の側では孔307を貫通後にそれ自体が延在してシート309の面310に支えられるようになるリング型の境界306により、孔307の中に保持される。

    すべての孔307が対応のモジュール式支持要素300で埋まると、マットレス2または枕が完成し、ベッド構造上に置かれたり、床の上に直接にすら置かれたり、または肘掛け椅子、椅子、ソファーなどのための可動カバーとして用いたりすることができる。

    この発明のこのさらなる実施例により、たとえばダブルマットレス2に対応する大きな寸法を有する1枚の同じシート309から、シングルマットレスまたは単に枕も得ることもできる。

    この目的のため、シート309を、たとえば対称の中心線などの少なくとも1つの長手方向の折り線に実質的に沿って折り畳み、図10および図13に示されるように、本のように互いに重ね合わせることができる、通常は実質的に同じ2つの層320および330を作製して、層の孔307が他の層の孔307と実質的に同軸であるようにして、これにより重なる孔30の対の中へのモジュール式支持要素300の挿入を可能にすることができる。 この場合、モジュール式支持要素300は、2つの層320および330をともに保持するボタンとしても働く。

    必要ならば、さらに折り畳んで、および結果的に生じる他の重ね可能な層を作製して、シートが枕のサイズに到達するまでシート309のサイズをより一層小さくするか、または図14に概略的に示されるようにたとえばその1つの角をなくすなど、望まれるようにシート309を形作ることが可能である。

    図15から図21に図示されるモジュール式支持要素500の第5の実施例は以下のように働く。 各モジュール式要素500は、これがちょうど中に入って次に解放されるまでこれを瞬間的に押圧することによってそれぞれの中空の台座511に挿入されるので、これは膨張してその元の寸法に戻る。

    中空の台座511内の各モジュール式要素500のP1、P2またはP3レイアウトは、全支持表面にわたって実質的に一定の可撓性を代替的に有するか、またはたとえば人体「C」の背中を支持すべき区域においてはより可撓性を低くし、脚および頭がある場所についてはより高い可撓性で、点毎に異なるマットレス2もしくは枕などを得るように予め確立される。

    この弾性変形性の差は、各モジュール式要素500の端501とシートまたは接合要素510との間の距離H1、H2およびH3を変更することによって得られる。

    実際、たとえばH1のように距離がより小さくなるほど、モジュール式要素500の変形はより小さくなり、したがって安静および支持表面を形成する端501がより剛性になる。

    P2およびP3レイアウトが対応するたとえばH2またはH3のように距離が大きくなると、反対のことが起こる。

    この後者のレイアウトでは、モジュール式要素500の弾性変形性はシート510に対して最大であり、したがって、人体「C」が表面501上に安静にしている場合、これは特に軟らかい。

    この場合も、実質的に同軸な態様で重なりかつともに整列される中空の台座511の対の中に1つ以上のモジュール式要素500を挿入することにより、たとえばこの折り畳まれた構成でともに固定される2つの重なる層にこれを折り畳むことによって、望まれるようにシート510の全体的な寸法を形作るまたは小さくすることができる。

    モジュール式要素500のこの第5の実施例においても、図に見られるように、端501は可撓性壁を有する閉じ込めチャンバ509を有することができ、これはたとえばゲルなどのばらばらまたは液体のいずれかの状態の材料を保持するように設計され、人体「C」との接触を特に快適にする。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第6の実施例が600で示されて図22に図示される。 この第6の実施例では、第1の上側部分1Aおよび第2の下側部分1Bは、端縁が丸められた直方体として実質的に形作られ、第2の下側部分は第1の上側部分1Aよりも高い。 第1の上側部分1Aは、たとえばプラスチック/エラストマー発泡材または熱可塑性材料などの弾性変形可能な材料からなる、平らにされたベース601の一種を備える。 この上に、ゲルなどの流体物質が蓄積される空気循環チャネルを規定する4つの三角形の要素602が存在する。 これに代えて、第1の上側部分1Aは、空気循環チャネルを規定する方形または他の異なる形に作られる要素からなり得る。 第2の下側部分1Bは、プラスチック/エラストマー発泡材または熱可塑性材料などの弾性変形可能な材料からなる。 この材料は、たとえば平らにされたベース601が作られるものと同じであり得る。 第2の下側部分1Bの反対側端に固定される付加的な第1の部分1Aも設けて、ゲルなどの流体が存在する表面が双方ともに設けられた2つの対向面を有するマットレス、枕などを作ってもよい。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第7の実施例が700で示されて図23に図示される。 この第7の実施例のモジュール式支持要素は2つの第1の部分1Aを備える。 その各々は、プラスチック/エラストマー発泡材または熱可塑性材料などの弾性変形可能な材料からなるそれぞれの第2の部分1Bと関連付けられている。 2つの第2の部分1Bの間に、弾性手段701を備える接合手段70、80が存在する。 これらの弾性手段701は、たとえば、交互の空間的整列で相互に重なって、プラスチック/エラストマー発泡材タイプの材料とは異なる十分な厚みおよび高い弾性特性を有する組成を形成する、たとえば板ばね702を備える。 板ばね702はそれぞれの鉛直方向プレート703を横方向に規定し、これは、支持要素1を永久的に鉛直方向位置に維持することに寄与する。 板ばね702は外側ケースと関連付けられてもよい。

    この第7の実施例では、第1の部分1Aは、たとえばゲルなどの流体またはTPEという略称で公知の熱可塑性エラストマーなどの別の十分な材料で作られるハニカム構造を備える。 これらの構造は、流体で完全に充填されたチャンバとは異なる弾性を有する。 特に、それらはより大きな撓み性を有する。

    別の代替的な実施例では、板ばね702は、プラスチック/エラストマー発泡材タイプの材料または熱可塑性材料の層の中に組入れられてもよい。

    この発明に従うモジュール式支持要素の第8の実施例が800で示されて図24に図示される。 この第8の実施例では、モジュール式支持要素は2つの第1の部分1Aを備える。 その各々は、たとえばプラスチック/エラストマー発泡材または熱可塑性材料などの弾性変形可能な材料から作られるそれぞれの第2の部分1Bと関連付けられる。 2つの第2の部分1Bの間に、弾性手段801を備える接合手段70、80が存在する。 これらの弾性手段801はたとえばコイルばね802を備え、そのそれぞれの端は第2の部分1Bに固定されて、プラスチック/エラストマー発泡材タイプ材料および板ばねとは異なる十分な厚みおよび高い弾性特性を有する組成を形成する。 コイルばね802はそれぞれの鉛直方向プレート803と横方向に関連付けられ、これは、支持要素1を永久的に鉛直方向位置に維持するのに寄与する。 コイルばね802は外側ケースと関連付けられてもよい。

    この第8の実施例では、第1の部分1Aは、たとえばゲルなどの流体またはTPEなどの別の十分な材料で作られるハニカム構造を備える。 これらの構造は流体で完全に充填されたチャンバとは異なる弾性を有する。 特にそれらはより大きな撓み性を有する。

    別の代替的な実施例では、プラスチック/エラストマー発泡材タイプ材料の層の中にコイルばね803が組入れられてもよい。

    また他の実施例では、接合手段70、80は、たとえば、他の形状および/または形態を有する1つ以上のばねを備える別のタイプの弾性手段を備えてもよい。

    図25、図27、図28および図29は、全体として900で示される、特に図22の支持要素で作られたマットレスの代替的な実施例を詳細に図示する。

    この実施例では、マットレスは、実質的にグリッドとして形作られた接合要素901中に複数の支持要素を挿入することによって作られる。 この接合要素901は、支持要素が個別にかつ互いに隣接してその中に挿入される複数のセルまたはポケット902を規定する。 接合要素901は、支持要素、およびしたがって全般的にマットレスの可撓性に悪影響を及ぼさないように、実質的に柔軟な材料から作られ得る。 たとえば、接合要素901は、天然もしくは合成布、不織布、またはたとえばエラストマー材料などの同等の特性を有するいずれの他の十分な材料から作られてもよい。 マットレス900は、支持要素1とともに接合要素901を囲むシース903を備える。 図28および図29に示されるように、シース903は、端縁で、製品に適切な硬さを与える補強要素904に嵌合される。 しかしながら、上述の特性を有する接合要素901の存在により、これは実質的に可撓性である。

    マットレスの別の代替的な実施例が図26に図示される。 ここでは、接合要素901の中に規定されるポケット902の中に、図23または図24に示されるような支持要素が嵌め込まれる。

    一例として、前述の実施例の支持要素の各々は、ベースが方形で、かつベースの辺と高さとの間の比率が0.6から1.2の間にあるように作られ得る。 この発明の実施例では、ベースの辺と高さとの比は約0.78である。

    支持要素のベース寸法と高さ寸法との間のこれらの比は、特定的な支持構造の必要性なく、支持要素が自立することもできるようにする。 支持要素には、要素の全表面上に、フィルムまたは織物またはコーティングによるカバー層を設けることができ、最終的に要素のベースを排除する。

    この発明に従うマットレスを区別する明白な利点は、各支持要素と接触する隣接する横方向表面または表面同士の間の顕著な摩擦なく、カバー層により、また各要素の安定性および自立特性により、支持要素1が互いから独立して弾性的に圧縮可能なことにある。

    この特性は、連続的な支持表面を有しかつハンモックと同様の効果を定める、たとえば先行技術のマットレスとは異なり、その上で休む体の一部を最適な態様で支持するように適合するマットレスの各々の表面区域で正確な弾性強さが得られるようにする。

    この結果は、たとえば褥瘡または他の同様の不快な状況を回避するには特に好ましい。
    さらに、この特性は、支持要素1の辺に沿った隙間15の存在により、マットレス中の空気の循環および蒸散という利点を与える。

    また、このように作られたマットレスは完全に両面使用可能である。 すなわち、マットレスは両側で同じ弾性特性を有する。

    この発明は実施例の好ましい形態に従って説明されたが、発明の概念の範囲から逸脱することなくいくつかの態様で変更および適合されてもよい。

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