マットレス用カバーアセンブリ

申请号 JP2016543739 申请日 2014-12-30 公开(公告)号 JP2017501823A 公开(公告)日 2017-01-19
申请人 テンピュール−ペディック・マネジメント・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー; 发明人 イーダ・テー・イェンセン; エルガー・オーバーウェルツ; トーマス・ディ・シー・オーバーサン; マーティン・シュニッツァー; カラ・ダブリュー・ジョンソン;
摘要 第1カバーと第2カバーとを備えたマットレス用カバーアセンブリが提供される。第1カバーは、全体としてマットレスを包むためのキャビティを画定する上側パネル、下側パネルおよび連続的な側面パネルを有する。第2カバーは、頂面および底面を有し、少なくとも第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つ少なくとも第1カバーの上側パネルを覆う寸法を有する。留め具が、第2カバーの外周部に沿って第2カバーを第1カバーに接続する。また、マットレスの特性を示す印をカバーアセンブリの第2カバーの上面の上に設けるステップを含む、マットレスをマーキングするための方法が提供される。
权利要求

マットレス用カバーアセンブリであって、 全体として前記マットレスを包むためのキャビティを画定する上側パネル、下側パネルおよび連続的な側面パネルを有する第1カバーと、 頂面および底面を有し、外周部を画定し、少なくとも前記第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つ少なくとも前記第1カバーの上側パネルを覆う寸法を有する第2カバーと、 前記第2カバーの外周部に沿って前記第2カバーを前記第1カバーに接続する留め具とを備えた、 カバーアセンブリ。前記連続的な側面パネルは、ヘッドパネル、フットパネル、および対向する2つのサイドパネルを有するものとして特徴付けられる、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分とを覆う寸法を有する、 請求項2に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分と、前記フットパネルの上側縁部と、前記ヘッドパネルの上側縁部とを覆う寸法を有する、 請求項2に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分と、前記フットパネルの上側半分と、前記ヘッドパネルの上側半分とを覆う寸法を有する、 請求項2に記載のカバーアセンブリ。前記留め具は、前記第2カバーの外周部の周りに延びる1つ以上のジッパーを含む、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記留め具は、双方向分離ジッパーである、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記留め具は、4つのジッパーを含み、 前記4つのジッパーのうち1つのジッパーは前記ヘッドパネルに沿って延び、1つのジッパーは前記フットパネルに沿って延び、1つのジッパーは各サイドパネルに沿って延びている、 請求項2に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーは、所定量の相変化材料を含む、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーの少なくとも底面は、不透性と蒸気透過性を有する材料を含む、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方は、布から構成されている、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方は、難燃性材料から構成されている、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第2カバーは、前記頂面と前記底面との間に配置された所定量の軟質フォームを含む、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方に組み込まれた炭シートをさらに備えた、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方は、前記マットレスの特性を示す印を含む、 請求項2に記載のカバーアセンブリ。前記印は、パターンである、 請求項15に記載のカバーアセンブリ。前記印は、色である、 請求項15に記載のカバーアセンブリ。前記パターンは、前記第2カバーの頂面の上に設けられている、 請求項16に記載のカバーアセンブリ。前記印は、前記第2カバーの頂面の上に設けられ且つ色を有するドットであり、 前記第1カバーのエンドパネルの色は、前記ドットの色と実質的に同じである、 請求項15に記載のカバーアセンブリ。前記印は、前記第1カバーのエンドパネルの上に設けられた複数列の幾何形状を有する、 請求項15に記載のカバーアセンブリ。前記印は、前記第1カバーの対向する2つのサイドパネルの上に設けられた複数列の幾何形状をさらに有する、 請求項20に記載のカバーアセンブリ。前記印は、前記第1カバーのエンドパネル、前記第1カバーの側面パネルまたはその両方に対してエンボス加工またはデボス加工された複数の幾何形状を有する、 請求項15に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバーは、該第1カバーを前記マットレスの周りに固定するためのジッパーを含み、前記ジッパーは、前記下側パネルの外縁部の周りに延びている、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記第1カバーは、該第1カバーに固定されたブランドタグをさらに含む、 請求項1に記載のカバーアセンブリ。前記ブランドタグは、ポケットを含む、 請求項24に記載のカバーアセンブリ。マットレスの特性を示す印を含む頂面を有し且つ外周部を画定する材料パネルと、 前記材料パネルを前記マットレスカバーに固定するために前記外周部の周りに延びる留め具とを備えたマットレスカバー用の保護カバー。マットレスと、マットレスカバーとを備え、 前記マットレスカバーは、 全体として前記マットレスを包むためのキャビティを画定する上側パネル、下側パネルおよび連続的な側面パネルを有する第1カバーと、 頂面および底面を有し、外周部を画定し、少なくとも前記第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つ少なくとも前記第1カバーの上側パネルを覆う寸法を有する第2カバーと、 前記第2カバーの外周部に沿って前記第2カバーを前記第1カバーに接続する留め具とを備えた、 ベッドアセンブリ。前記マットレスは、軟質フォームから構成されている、 請求項27に記載のベッドアセンブリ。前記軟質フォームは、粘弾性フォームである、 請求項28に記載のベッドアセンブリ。前記マットレスは、1つ以上の空気袋を含む、 請求項27に記載のベッドアセンブリ。前記第2カバーの頂面は、前記マットレスの特性を示す印を含む、 請求項27に記載のベッドアセンブリ。前記印は、パターンである、 請求項31に記載のベッドアセンブリ。前記印は、色である、 請求項31に記載のベッドアセンブリ。前記連続的な側面パネルは、エンドパネルを含むものとして特徴付けられ、 前記エンドパネルは、前記マットレスの特性を示す印を含む、 請求項31に記載のベッドアセンブリ。前記マットレスの特性を示す印を含むファンデーションをさらに備えた、 請求項31に記載のベッドアセンブリ。前記マットレスの特性を示す印を含む枕をさらに備えた、 請求項31に記載のベッドアセンブリ。前記第2カバーを前記第1カバーに固定することにより、前記マットレスの各面が丸くされた、 請求項28に記載のベッドアセンブリ。

说明书全文

本発明は、マットレス用カバーアセンブリに関する。具体的に言うと、本発明は、マットレスを包むための第1カバーと、第1カバーの少なくとも上側パネルを覆うための第2カバーとを利用する、マットレス用カバーアセンブリに関する。

マットレスを保護すると共に、マットレスに汚れ、破れ、その他の損傷が生じるのを防ぐため、マットレスはその頂面、側面および底面を完全に覆うマットレスカバーに覆われていることが多い。多くのマットレスカバーは、ジッパーなどの留め具を用いて、マットレスの片側で、または下部を囲うようにして閉じられている。こうしたマットレスカバーにより、大抵は十分にマットレスを保護できる。しかし、マットレスカバーに汚れ、破れ、その他の損傷が生じた場合、マットレスからマットレスカバーを取り外し、新しい(または清潔な)ものに交換するのが非常に難しくなるおそれがある。さらに、マットレスカバーは、ほとんどの場合、プラスチックや粗い布などの保護材料から作られており、下側のマットレスに汚れや裂け、他の損傷が生じるのを防ぐ。しかし、こうした保護材料は、マットレスカバーに接するユーザの肌を刺激したり違和感を与えたりするおそれがある。

この点で、マットレスカバーは、その上部と側部と下縁部のごく一部とを完全に覆うボックスシーツに覆われていることが多い(ボックスシーツの下縁部がマットレスの下方に隠されている結果として)。ボックスシーツは、通常、ユーザの身体が横たわる軟らかい表面を提供し、また、ボックスシーツに汚れや裂け、他の損傷が生じたときに簡単に取り外して掃除または交換できる材料層を提供する。しかしながら、ボックスシーツはしばしばマットレスカバーおよび下側のマットレスから外れ、追加の層を十分に設けることができないおそれがある。さらに、ボックスシーツの汚れまたは損傷は、マットレスカバーに悪い影響を与えることがある。したがって、ボックスシーツは、下側のマットレスカバーを保護できない材料から作られることが多い。したがって、マットレス(または他のサポートクッション)にしっかり固定でき、より優れた保護作用や機能性を有する層を提供できるカバーアセンブリが好ましく有用である。

本発明は、マットレス用カバーアセンブリに関する。具体的に言うと、本発明は、マットレスを包むための第1カバーと、第1カバーの少なくとも上側パネルを覆うための第2カバーとを利用する、マットレス用カバーアセンブリに関する。

本発明の例示的な実施形態では、マットレス用カバーアセンブリであって、上側パネル、下側パネルおよび連続的な側面パネルを有する第1カバーを備え、これらのパネルが全体として前記マットレスを包む(囲う)ためのキャビティを画定するものが提供される。前記第1カバーの連続的な側面パネルは、ヘッドパネル、フットパネル、および対向する2つのサイドパネルを有するものとして特徴付けられてもよい。前記カバーアセンブリは、頂面および底面を有し且つ外周部を画定する第2カバーをさらに備えている。留め具(またはファスナー)が、前記第2カバーの外周部に沿って前記第2カバーを前記第1カバーに接続する。

前記カバーアセンブリの第2カバーは、大略、少なくとも前記第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つ少なくとも前記上側パネルを覆う寸法を有する。例えば、ある実施形態では、前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分とを覆う寸法を有する。他の実施形態では、前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分と、前記フットパネルの上側縁部と、前記ヘッドパネルの上側縁部とを覆う寸法を有する。更なる実施形態では、前記第2カバーは、前記上側パネルと、前記対向する2つのサイドパネルのそれぞれの上側半分と、前記フットパネルの上側半分と、前記ヘッドパネルの上側半分とを覆う寸法を有する。

前記第2カバーの具体的な大きさや配置とは無関係に、前記第2カバーを前記第1カバーに接続する留め具は、大略、前記第2カバーの周りに延びる1つ以上のジッパーから構成されている。ある実施形態では、前記留め具は、双方向分離ジッパーである。前記双方向分離ジッパーは、1つのレールの周りに(レールを中心に)延びる2つのスライダ本体を有し、スライダ本体と摘まみ部とをレールの流れに沿ってどの位置にでも配置でき、これにより、レールの長さに沿ったどの位置においてもジッパーを開くことができる。他の実施形態では、前記第2カバーの周りに延びる4つの分離ジッパーが設けられている。ここで、前記4つのジッパーのうち1つのジッパーは前記ヘッドパネルに沿って延び、1つのジッパーは前記フットパネルに沿って延び、1つのジッパーは各サイドパネルに沿って延びている。こうしたジッパーを本発明のカバーアセンブリに組み込むことにより、1つ以上のジッパーを開けて前記第1カバーから前記第2カバーを離せば、前記第1カバーから前記第2カバーを容易に取り外すことができる。その際、必要に応じて前記第2カバーを容易に掃除または交換できる。

前記第1カバーから取り外したときに容易に掃除できる第2カバーを提供するために、前記第2カバーは、通常、十分な耐久性を有し、洗濯機で洗うことができ容易に手入れできる布から構成される。これにより、前記第2カバーを前記第1カバーから取り外し、掃除し、再び前記第1カバーに接続できる。ただし、前記カバーアセンブリの第1カバーに対する第2のカバーの形状について更なる利点を得るために、前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方に、1つ以上の追加の材料を取りこんで、前記第1カバーおよび前記第1カバーに覆われる下側のマットレスを保護できる。例えば、ある実施形態では、前記第2カバーの底面は、不透性と蒸気透過性を有する材料を含んでいてもよい。前記材料は、液体または他の湿気が前記第2カバーから前記第1カバーおよび下側のマットレスへ移動するのを防止する一方、前記第1カバーにおいて液体または湿気が蒸発して前記第2カバーを通じて移動するのを可能にする。さらに別の例として、ある実施形態では、例示的なカバーアセンブリには、好ましくは、1つ以上の難燃性材料が、前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方に組み込まれる。

本発明のカバーアセンブリの更なる構成について、ある実施形態では、前記カバーアセンブリの上で横になっているユーザの快適性を向上させるように設計された追加の特徴を備えたカバーアセンブリが提供される。例えば、ある実施形態では、前記第2カバーは、該第2カバーの頂面を冷却するように構成された所定量の相変化材料を含む。さらに、ある実施形態では、前記第2カバーは、頂面と底面との間に配置された所定量の軟質フォームを含み、これにより前記第2カバーは、マットレスのオーバレイまたは他の支持クッションとして用いられ、快適性を向上させることができる。さらに、ある実施形態では、前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方に炭シートを組み込み、前記カバーアセンブリまたは下側のマットレス内に存在する臭気や化学物質を取り除きまたは和らげることができる。

本発明のカバーアセンブリに対する更なる改良として、ある実施形態では、前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方が、前記マットレスの特性を示す印(indicia、インディシア)を含む、カバーアセンブリが提供される。前記印を前記第1カバー、前記第2カバーまたはその両方に設けることにより、ユーザは、マットレスの特性(例えばマットレスの硬度またはマットレスの種類)を視覚的に識別できる。さらに、本発明のカバーアセンブリを用いて粘弾性フォームから構成されるマットレスを覆う実施形態では、前記印を用いて前記マットレスを粘弾性フォームのマットレスと識別できるだけでなく、前記印を用いて前記粘弾性フォームの特性(例えば、粘弾性フォームの密度や硬度、または前記マットレスに含まれる粘弾性フォーム層の数)を識別できる。

本発明のカバーアセンブリに設けられる印は、パターン、色またはこれらの組み合わせを含んでもよく、前記第1カバーと前記第2カバーのさまざまな位置に設けられてもよい。例えば、ある実施形態では、前記印は、前記第2カバーの頂面の上に設けられたパターンである。他の実施形態では、前記印は、前記第1カバーのエンドパネル、前記第1カバーの対向する2つのサイドパネル、またはその両方にエンボス加工により(または凸状に)もしくはデボス加工により(または凹状に)設けられ、あるいはそれらの上に配置された複数の幾何形状を有する。

ある実施形態では、前記印は、前記第2カバーの頂面の上に設けられ且つ色を有するドットである。ある実施形態では、前記第1カバーのエンドパネルの色は、前記ドットの色と実質的に同じである。これにより、前記第2カバーと前記第1カバーの両方が、前記マットレスの特性を示す実質的に同じ印を含む。ある実施形態では、前記印は、ベッドアセンブリ全体の一部として用いられてもよく、このとき、前記ベッドアセンブリの各部品または選択した部品群が、前記印を含んでいる。これにより、前記ベッドアセンブリが前記カバーアセンブリに設けられた印を含んで前記マットレスの特性を示すだけでなく、前記ベッドアセンブリの追加の部品(例えばファンデーションや枕)も同じ印を含んで前記マットレスの特性を示すことができる。この点、ある実施形態では、本発明のカバーとベッドアセンブリをシステム全体として用いてもよく、このとき、前記ベッドアセンブリの複数の部品に、マットレスの特性の視覚的な識別を可能にする印でマーキングされている。

本発明の更なるカバーアセンブリに関して、例示的なカバーアセンブリは、マットレスをマーキングし(標識を付け)、マットレスの特性の視覚的な識別を可能にするための方法の一部として用いることができる。ある例では、マットレスの特性の視覚的な識別を可能にするための方法では、まず、マットレスを囲うための第1カバーと、少なくとも前記第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つ前記少なくとも前記第1カバーの上側パネルを覆う寸法を有する第2カバーとを備えたマットレスカバーアセンブリを準備する。次に、前記マットレスの第1の特性を示す第1の印を用いて、前記第2カバーの頂面をマーキングする。これにより、ユーザは、前記マットレスを観察して前記印を特性(例えば、前記マットレスの硬度や種類)に関連付けるだけで、前記マットレスの特性を視覚的に識別できる。ある例では、前記第1カバーのフットパネル、前記対向する2つのサイドパネルまたはその両方の上に、第2の印でマーキングしてもよい。ここで、前記第2の印は、前記マットレスの第1の特性または前記マットレスの第2の特性を示す。例えば、ある例では、前記第1の印の色と、前記第2の印の色とは、実質的に同じであり、前記第1の印と前記第2の印とを用いて、前記マットレスがある硬度を有することが示される。他の例では、前記第1の印は、前記第1カバーの上に設けられたパターンであり、前記マットレスが粘弾性フォームマットレスであることを示すために用いられる。一方、前記第2の印は、前記第1カバーのエンドパネルの上に設けられた複数列の幾何形状から構成されており、粘弾性フォームマットレスに含まれる粘弾性フォーム層の数や種類を示すために用いられる。

本明細書で説明しているカバーとベッドアセンブリに対する更なる追加として、ある実施形態では、ファンデーションの上にマットレスアセンブリ(例えば、本発明のカバーアセンブリを組み込んだマットレスアセンブリ)を位置決めするための位置決めシステムを備えた例示的なベッドアセンブリが提供される。前記ベッドアセンブリは、ファンデーションと、第1面、該第1面に対向する第2面、および、互いに対向する側面を有するマットレスとを備えている。前記マットレスの第2面の頭部に第1位置決め部材が固定され(取り付けられ)、前記マットレスの第2面の足部に第2位置決め部材が固定されている(取り付けられている)。

前記位置決めシステムにおいて、前記第1位置決め部材と前記第2位置決め部材の両方が、2つの湾曲端と、前記マットレスの幅に及ぶのに十分な長さを有する細長い中央部とを有する。この点、前記第1位置決め部材と前記第2位置決め部材が前記マットレスの第2面の上に配置された場合、これらの位置決め部材の湾曲端は、前記マットレスの第2面から延びて前記マットレスのある側面に回り込む。前記位置決め部材は、4つのブラケットを用いて前記ファンデーションに固定されている。第1ブラケットは、前記第1位置決め部材の2つの湾曲端のうち第1湾曲端に係合している。第2ブラケットは、前記第1位置決め部材の2つの湾曲端のうち第2湾曲端に係合している。第3ブラケットは、前記第2位置決め部材の2つの湾曲端のうち第1湾曲端に係合している。第4ブラケットは、前記第2位置決め部材の2つの湾曲端のうち第2湾曲端に係合している。

前記位置決め部材を前記ブラケットに固定し、前記マットレスを前記ベッドアセンブリのファンデーションに固定するために、各位置決め部材の細長い中央部は、前記2つの湾曲端のうち第1湾曲端に隣接する第1開口部と、前記2つの湾曲端のうち第2湾曲端に隣接する第2開口部とを画定する。この点、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットは、それぞれ、リッジの形をとる突起部を有する。前記リッジは、前記位置決め部材の湾曲端に係合する各ブラケットの上で、前記細長い中央部に設けられたあるチャネル内に延び、各ブラケットを前記位置決め部材に係合し、これにより前記ファンデーションの上に前記マットレスを位置決めする。

本発明の更なる特徴と利点は、本明細書に記載された説明、図面および被限定的な例を検討した当業者には明らかである。

本発明に従って作られたカバーアセンブリの例を示す斜視図である。

図1に示すカバーアセンブリの展開斜視図であり、第1カバーの頂面から取り外された第2カバーを示している。

図1に示すカバーアセンブリを右側から見た立面図である。

図1に示すカバーアセンブリを右側から見た立面図の部分拡大図である。

図1に示すカバーアセンブリを左側から見た立面図である。

図1に示すカバーアセンブリの底面図である。

本発明に従って作られたカバーアセンブリの他の例を示す斜視図である。

図7に示すカバーアセンブリの展開斜視図であり、第1カバーの頂面から取り外された第2カバーを示し、さらに、第2カバーの頂面と底面が、これらの間に配置された軟質フォーム層から互いに分離されていることを示している。

本発明に従って作られたカバーアセンブリのさらに別の例を示す斜視図である。

図9に示すカバーアセンブリの展開斜視図であり、第1カバーの頂面から取り外された第2カバーを示している。

図9に示すカバーアセンブリの他の斜視図を示しており、カバーアセンブリの一部が除かれ、空気袋を含む下側のマットレスが見えている。

本発明に従って作られたカバーアセンブリの上に配置されるブランドタグの例を示す斜視図である。

図12に示すブランドタグの例を開いた形で示す他の斜視図であり、ポケットを有するブランドタグを示している。

本発明に従って作られた例示的なカバーアセンブリを組み込んだベッドアセンブリの例を示す斜視図である。

本発明に従って作られたカバーアセンブリのさらに別の例を示す斜視図である。

図15に示すカバーアセンブリの他の斜視図を示しており、カバーアセンブリの一部が除かれ、粘弾性フォームの4つの層から構成される下側のマットレスが見えている。

本発明に従って作られたカバーアセンブリのさらに別の例を示す斜視図である。

図17に示すカバーアセンブリの他の斜視図を示しており、カバーアセンブリの一部が除かれ、粘弾性フォームの3つの層から構成される下側のマットレスが見えている。

本発明に従って作られたカバーアセンブリのさらに別の例を示す斜視図である。

図19に示すカバーアセンブリの他の斜視図を示しており、カバーアセンブリの一部が除かれ、粘弾性フォームの2つの層から構成される下側のマットレスが見えている。

本発明に従って作られたマットレスのための位置決めシステムの例を示す斜視図である。

本発明は、マットレス用カバーアセンブリを包含する。具体的に言うと、本発明は、マットレスを包むための第1カバーと、第1カバーの少なくとも上側パネルを覆うための第2カバーとを備えた、マットレス用カバーアセンブリを包含する。

図1から図6を参照して、本発明の例示的な実施形態では、上側パネル22、下側パネル24および連続的な側面パネル30を有する第1カバー20を備えたマットレス用カバーアセンブリ10が提供される。第1カバー20の連続的な側面パネル30は、ヘッドパネル32、フットパネル34、および、対向する2つのサイドパネル36,38を有するものとして特徴付けられてもよい。これらは、上側パネル22および下側パネル24と合わせて、マットレスを包む(囲う)ためのキャビティを画定する。第1カバー20は、さらに、フットパネル34の一部に沿って縦方向に延びるブランドタグを有する。第1カバー20は、さらに、下側パネル24の外縁部25を囲うように延びて、マットレスの周りに第1カバー20を固定するために用いられるジッパー60を有する(図6に最も良く示されている)。

カバーアセンブリ10は、さらに、頂面42と底面44を有する第2カバー40を有し、また、第2カバー40は外周部46を画定している。カバーアセンブリ10の第2カバー40は、大略、第1カバー20の上側パネル22の上方に配置されており、少なくとも第1カバー20の上側パネル22を覆うような寸法を有する。第1カバー20の上側パネル22の面積は、図2にハッチングで示しており、青色で描かれている。具体的には、カバーアセンブリ10において、第2カバー40は、上側パネル22、対向するサイドパネル36,38のそれぞれの上側半分37,39、フットパネル34の上側縁部35およびヘッドパネル32の上側縁部33を覆う寸法を有する。このような第2カバー40をカバーアセンブリ10に設けることにより、第2カバー40は、過度の摩耗に曝されて汚れや損傷が生じるおそれが増すであろう、下側にある第1カバー20の一部、および第1カバー20の下側にあるマットレスの一部(つまり、上側パネル22、対向する2つのサイドパネル36,38のそれぞれの上側半分37,39、フットパネル34の上側縁部35、および、ヘッドパネル32の上側縁部33)を覆って保護するように構成されている。さらに、このような第2カバー40をカバーアセンブリ10に設けることにより、対向するサイドパネル36,38のそれぞれの上側半分37,39は、第2カバー40を第1カバー20に取り付ける際に、より丸い形状をとる。当然であるが、以下でさらに詳細に説明するように、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、第2カバー40についての他の多くの大きさと形状を、必要に応じて容易に選択し、特定のカバーアセンブリに組み込んで、マットレスに対する損傷または汚れを妨げ、または、マットレスの外観を変更できる。

図1から図6を参照して、カバーアセンブリ10は、さらに、双方向分離ジッパー50の形をとる留め具を備えている。双方向分離ジッパー50は、第2カバー40の外周部46に沿って第1カバー20に第2カバー40を接続している。図4に最も良く示されているように、双方向分離ジッパー50は、摘み部53a,53bにそれぞれ接続された2つのスライダ本体52a,52bを有する。好ましくは、摘み部53a,53bは、従来のマットレスカバーに用いられる摘み部よりも大きく、これによりスライダ本体52a,52bを第2カバー40の外周部46に沿って容易に移動させることができる。また、スライダ本体52a,52bは、それぞれ、双方向分離ジッパー50のレールに接続されている。これにより、スライダ本体52a,52bは、ジッパー50のレールの周りを(レールを中心にして)スライド移動できる。また、スライダ本体52a,52bを用いて、双方向分離ジッパー50の長さに沿った所望の位置で第1カバー20から第2カバー40を分離できる。この点、このような双方向分離ジッパー50をカバーアセンブリ10に組み込めば、摘まみ部53a,53bとスライダ本体52a,52bとを単に反対方向に移動させてジッパーを開くだけで第1カバー20から第2カバー40を容易に取り外す(例えば第2カバーを掃除するか交換するために)ことができるだけでなく、第1カバー20に第2カバー40を容易に取り付けることができる。

さらに、双方向分離ジッパー50を利用することにより、スライダ本体52a,52bと摘まみ部53a,53bとを双方向分離ジッパー50の上に配置できる。これにより、スライダ本体52a,52bと摘まみ部53a,53bは、使用しないときには見えないように隠すことができ、または、(スライダ本体52a,52bと摘まみ部53a,53bによるカバーアセンブリ10または下側のマットレスに対する損傷のリスクが最小化される)第2カバー40の外周部46に沿って配置できる。例えば、図4に最も良く示されているように、スライダ本体52a,52bは、第2カバー40の外周部46の上に設けられた補強布パネル54に隣接して配置されていてもよい。補強布パネル54は、ユーザが摘まみ部53a,53bの一方または両方を掴んでジッパー50のレールに沿ってスライダ本体52a,52bを移動させ始めるときに、第2カバー40を保護するのに役立つ。また、補強布パネル54は、スライダ本体52a,52bと摘まみ部53a,53bの位置を特定するのにも役立つ。

図7、図8を参照して、本発明の他の例示的な実施形態では、第1カバー120と第2カバー140とを備えたカバーアセンブリ110が提供される。第1カバー120は、上側パネル122と連続的な側面パネル130とを有し、連続的な側面パネルは、ヘッドパネル132、フットパネル134および対向する2つのサイドパネル136,138を有する。上側パネル122、下側パネル124および連続的な側面パネル130は、全体として、マットレスを包むためのキャビティを画定する。カバーアセンブリ110の第2カバー140は、頂面142、底面144および双方向分離ジッパー150を有する。双方向分離ジッパー150は、スライダ本体152a,152bと摘み部153a,153bとを有し、第2カバー140の外周部146に延びている。図1から図6に示すカバーアセンブリ10と同様に、カバーアセンブリ110の第2カバー140は、第1カバー120の上側パネル122を覆う寸法を有する。ただし、この例示的な実施形態では、カバーアセンブリ110の第2カバー140は、図1から図6に示すカバーアセンブリ10に備えられる第2カバー40と異なり、対向するサイドパネル136,138のそれぞれの上側半分137,139だけでなく、フットパネル134の上側半分135の全体とヘッドパネル132の上側半分133の全体とを覆い、フットパネル134とヘッドパネル132をさらに保護している。

カバーアセンブリ110の第2カバー140に覆われる領域の増加に加えて、第1カバー120に対する第2カバー140の形状について更なる利点を得るとともに、第1カバー120と第1カバーに囲われる下側のマットレスの保護性を高めるために、第2カバー140の底面144は、不透水性・蒸気透過性材料166を含んでいる。第2カバー140の底面144に含まれる不透水性・蒸気透過性材料166は、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE、例えばデラウェア州ニューアークのW. L. Gore & Associates社のGore-Tex(登録商標))などの材料を含んでいてもよい。この点、第2カバー140の底面144に含まれる不透水性・蒸気透過性材料166は、液体が第2カバー140の頂面142と底面144を通って第1カバー120と下側のマットレスとに流れるのを防止する一方、第1カバー120または下側のマットレス内で蒸気または湿気が蒸発して第2カバー140を通って移動するのを許容する。

十分に通気性があり、空気、熱、水分を通過させる一方、十分に軟らかく耐久性があり、これにより、掃除が容易であるとともに、第1カバー120または下側のマットレスへの損傷を妨げるように用いられるカバーアセンブリ110を提供するために、第1カバー120、第2カバー140またはその両方は、通常、布から構成される。例えば、図7、図8に示す実施形態では、第2カバーは、綿から構成されている。これにより、第2カバー140は、十分な耐久性を得て第1カバー120を保護でき、さらに洗濯機洗いが可能で手入れが容易となり、これにより第2カバー140を第1カバー120から取り外し、掃除し、そして第1カバー120に再び取り付けることができる。もちろん、綿100%の材料や他の多くの布(例えば絹)、さまざまな割合で綿を含む布を、本明細書で説明しているいずれかのカバーアセンブリで容易に用いることができ、さらに、特定のカバーアセンブリまたは所望の用途もしくは種類のマットレスのために選択できる。

下側のマットレスを保護するために、例示的なカバーアセンブリ110は、通常、1つ以上の難燃性材料を第1カバー120と第2カバー140に取り込む。第1カバー120に難燃性材料(例えばファイアソックス)を取り込むことにより、カバーアセンブリは、下側のマットレス(例えば、本明細書で以下に説明している粘弾性フォームマットレス)を十分に覆う難燃性バリアを提供する。さらに、第2カバー140に難燃性材料を取り込むことにより、第2カバー140は、炎により、または、第2カバー140に接する材料が加熱されて高温になり、下側の第1カバー120を損傷するのを防止する。

さらに、カバーアセンブリ110で用いられる形状や材料に関して、カバーアセンブリ110の第1カバー120は、カバーアセンブリ110の上で横になっているユーザ(つまり、カバーアセンブリ110はマットレスに用いられている)の快適性を向上させるための追加の特徴を有する。具体的に言うと、カバーアセンブリ110において、第2カバー140の頂面142と底面144との間には、軟質フォーム層164が配置される。軟質フォーム層164は、第2カバー140と一緒にマットレスの上に配置され、ユーザに更なる快適性を与えるために用いられる上敷きとして機能する。図7、図8に示す例示的な実施形態では、軟質フォーム層164は、以下でさらに説明するように、所望の快適性と身体適合性を与える一方、十分な材料耐久性を与えて第2カバー140に取り込むことができるような密度と硬度を有する粘弾性フォームから構成されている。

カバーアセンブリ110の上で横になっているユーザの快適性をさらに向上させるために、カバーアセンブリ110の第1カバー120は、炭シート168をさらに有する。図8に最も良く示されているように、炭シート168は、第1カバー120の上側パネル122に組み込まれている。これにより、炭シート168は、カバーアセンブリ110(具体的には、第1カバー120に包まれたマットレス)内の、または、そこから放出される、臭気や化学物質を取り除きまたは和らげる。例えば、ある実施形態では、カバーアセンブリ110の第1カバーを用いて、軟質フォームから構成される新しく製造したマットレスを囲うところ、炭シートは、そのマットレスに当初から存在するガスや臭気を取り除きまたは和らげるための有効な手段となる。もちろん、当該炭シートは、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、本発明の例示的なカバーアセンブリの第2カバーに組み込まれてよい。さらに、炭シートは、十分に毒性がなく、マットレス用カバーアセンブリに容易に組み込むことができるので、本発明のカバーアセンブリに関して用いられていれるが、本発明のカバーアセンブリには、臭気またはガスを除去する他の手段(例えば臭気またはガスを除去するための薬剤ベースのコーティング)を組み込んでもよい。

図9から図11を参照して、本発明の他の例示的な実施形態では、ユーザの快適性を向上させる更なる特徴を有するカバーアセンブリ210が提供される。図1から図6と図7、図8に示すカバーアセンブリ10,110と同様に、カバーアセンブリ210は、上側パネル222、下側パネル224および連続的な側面パネル230を有する第1カバー220を備えている。連続的な側面パネル230は、ヘッドパネル232、フットパネル234、および、対向する2つのサイドパネル236,238を有するものとして特徴付けられてもよい。上側パネル222、下側パネル224および連続的な側面パネル230は、全体として、マットレスを包むキャビティを画定する。また、カバーアセンブリ210は、頂面242と底面244を有する第2カバー240を備えている。ただし、第2カバー240内に軟質フォーム層または炭シートを組み込むのでなく、第2カバー240の頂面242に、所定量の相変化材料を取り込んでいる。

第2カバー240の頂面242に取り込まれている相変化材料269は、大略、ミクロスフェアから成る。ミクロスフェアは、溶解熱が大きい物質を含み、当該物質が固体と液体の間で相変化したときに(すなわち、相変化材料)熱を蓄積または放出する。第2カバー240の頂面242に含まれる相変化材料269は、カバーアセンブリ210の上で横になっているユーザが生成する熱により、固体から液体に変化する(すなわち溶解する)。これにより、相変化材料269は連続的に熱を吸収し、すべての相変化材料269が固体から液体に変わるまでユーザに冷却効果を与える。第2カバーの頂面242に相変化材料269のミクロスフェアを注入して頂面242を当該ミクロスフェアで覆うことにより、相変化材料269が頂面242に取り込まれる。ただし、当然ながら、カバーアセンブリ210の上で横になっているユーザの身体を充分に冷却するために、相変化材料269を第2カバー240の頂面242のみに注入し、かつ/または、相変化材料269を用いて第2カバー240の頂面242のみをコーティングする必要はなく、第2カバー240の底面244または第1カバー220の上側パネル222にも相変化材料269を注入し、かつ/または、相変化材料269を用いて第2カバー240の底面244または第1カバー220の上側パネル222もコーティングしてもよい。

図9から図11を参照して、カバーアセンブリ210の第2カバーは、第1カバー220の上側パネル222を覆う寸法を有する。ただし、図1から図6と図7、図8に示すカバーアセンブリ10,110と異なり、カバーアセンブリ210は、第1カバー220のフットパネル234とヘッドパネル232のいずれの部分も覆わない。代わりに、第2カバー240は、第1カバー220における、上側パネル222、および、対向するサイドパネル236,238のそれぞれの上側半分237,239のみを覆う寸法を有している。さらに、図1から図6、図7、図8に示すカバーアセンブリ10,110と異なり、第2カバー240の外周部246に沿って第2カバー240を第1カバー220に接続する留め具は、双方向分離ジッパーの形をとっていない。代わりに、カバーアセンブリ210に設けられた留め具は、4つの分離ジッパー250a,250b,250c,250dの形をとる。4つの分離ジッパー250a,250b,250c,250dは、それぞれ、スライダ本体252a,252b,252c,252dと、プルタブ253a,253b,253c,253dとを有する。分離ジッパー250a,250b,250c,250dは、それぞれ、第2カバー240の外周部246の1つの側部に沿って配置されている。具体的に言うと、ジッパー250bは、第1カバー220のフットパネル234に沿って延び、ジッパー250aは、第1カバー220のヘッドパネル232に沿って延び、ジッパー250c,250dは、第1カバー220の各サイドパネル236,238に沿って延びている。もちろん、ジッパーを用いる必要はなく、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、スナップ、ボタン、面留め具など他の留め具を用いて、例示的なカバーアセンブリの第2カバーを第1カバーに接続できる。

図9から図11を図12、図13と合わせて参照して、本発明のカバーアセンブリに対する更なる改良点として、カバーアセンブリ210は、第1カバー220のフットパネル234に固定されたブランドタグ262を有する。ブランドタグ262は、ロゴを表示するのに十分な大きさを有し、接着剤、面留め具、縫製などさまざまな手段を用いてフットパネル234に固定されてもよい。ただし、カバーまたはマットレスに布のロゴが縫い付けられる従来のブランドタグと異なり、ブランドタグ262は、通常、十分に固い材料(例えばプラスチック)で作られており、内側ポケット263を有する(図12、図13に最もよく示されている)。この点、ブランドタグ262を用いて、カバーアセンブリ210または下側のマットレスに関連付けることができるさまざまな材料(例えば、カバーアセンブリ210または下側のマットレスの保証内容)を内側ポケット263内に保管しておいてもよい。

本発明のカバーアセンブリに対する更なる改良点として、カバーアセンブリは、第1カバー、第2カバーまたはその両方のいずれかに、印を有していてもよい。印は、ユーザを示し、かつ、カバーアセンブリに覆われるマットレスの特性をユーザが視覚的に識別できるようにする。こうした印は、パターン、色、またはパターンと色との組合せを含んでいてもよく、第1カバーと第2カバーのさまざまな位置に配置されていてよい。例えば、図1から図6に示すカバーアセンブリ10は、第2カバー40の頂面42に設けられ、七宝つなぎ模様80の形をとる印を有している。他の例の印は、図7、図8に示すカバーアセンブリ110は、第2カバー40の頂面42の上で複数組の円180が互いに重なり合い、かつ、複数列の幾何形状181が、第1カバー120のフットパネル134と対向するサイドパネル136,138の両方にエンボス加工またはデボス加工されて設けられている(一方のみを図7、図8に示している)。

印の種類や位置とは無関係に、上述のとおり、印を用いて、本発明のカバーアセンブリにより覆われるマットレスの特性を表示することが好ましい。前記特性は、これに限定されないが、例えば、カバーアセンブリに覆われるマットレスの硬さまたはマットレスの種類である。例えば、具体的には図11を参照して、例示的なカバーアセンブリ210は、大きさがランダムである複数の円280の形をとる印を有する。当該複数の円280は、例示的なカバーアセンブリ210が、軟質フォーム層271に囲われた空気袋270を有するマットレスを覆っていることを示している。この点カバーアセンブリ210に近づいたユーザは、大きさがランダムである複数の円280を含む印を認識し、第2カバー240の頂面242の上に設けられた複数の円280が、フォーム層271に囲われた空気袋(エアーブラダ)270を含み且つ第1カバー220に囲われたマットレスを示していると識別する。

印の他の例として、図14を参照し、他の例示的なカバーアセンブリ310を提供する。カバーアセンブリ310は、マットレスを包むためのキャビティを画定する第1カバー320を備えている。また、カバーアセンブリ310は、頂面342を有する第2カバー340を備えている。上述のカバーアセンブリ10,110,210と同様に、カバーアセンブリ310の頂面342は、2列の曲線380の形をとるパターンを有している。また、上述のカバーアセンブリ10,110,210と異なり、カバーアセンブリ310は、第1カバー320に付された色(第1カバー320に点画で示されている)の形をとる印をさらに含む。当該色は、カバーアセンブリ310を用いて軟質フォーム(具体的には粘弾性フォーム)から構成されているマットレスが囲われていることを示すように指定されている。

図14を参照して、第2カバー340に付された2列の曲線380と第1カバー320に付された色に加えて、カバーアセンブリ310の第2カバー340の頂面342には、ドット381が付されている。ドット381の色は、第1カバー320の色と実質的に同じである。その結果、第2カバー340と第1カバー320の両方が、マットレスの特性を識別するための同じ印を有する。さらに、図14にも示しているように、ドット381および第1カバー320と実質的に同じ色の1組の枕316a,316bおよびファンデーション312を、カバーアセンブリ310と一緒に用いることができる。この点、カバーアセンブリ310は、ベッドアセンブリを構成する複数の部品(例えば、ファンデーション、枕およびマットレスカバー)が印によりマーキングされ、マットレスの特性(例えば、マットレスの軟質フォームの種類)を視覚的に識別可能とするようなシステム全体として利用できる。

既に説明した、本発明のカバーアセンブリにより覆われるマットレスと軟質フォーム層に用いられる軟質フォームに関連して、マットレスと軟質フォーム層は、大略、復元が小さく、十分な密度と硬度とを有し、これにより、さまざまなマットレスと軟質フォーム層にわたって圧力を均一に吸収して均等に分散できる。軟質フォームの例は、これに限定されないが、ラテックスフォーム、網目状または非網目状粘弾性フォーム(メモリフォームまたは低反発フォームとも称されることがある)、網目状または非網目状非粘弾性フォーム、ポリウレタン高反発フォーム、発砲ポリマーフォーム(例えば、発砲エチレンビニルアセテート、発砲ポリプロピレン、発砲ポリスチレンまたは発砲ポリエチレン)などである。

あるマットレスと軟質フォーム層で用いられる粘弾性フォームの硬度に関して、好適な粘弾性フォーム片の硬度は、通常、約10N以上約80N以下である。この硬度の測定方法は、国際標準化機構(ISO)2439の硬度測定標準により規定されたものであり、ほぼ室温(すなわち21℃から23℃)で、プレートから材料サンプルに対して圧力を加え、元の材料の厚さの少なくとも約40%圧縮し、40%の圧縮を所定時間保持して測定される。ある実施形態で、粘弾性フォームの硬度は、所望の快適性と身体適合性を与える約10N、約20N、約30N、約40N、約50N、約60N、約70Nまたは約80Nであってもよい。

あるマットレスと軟質フォーム層で用いられる粘弾性フォームの密度に関して、好適な粘弾性フォームは、所望の快適性と身体適合性を与えるのに役立ち、さらに、材料耐久性を向上させるのに役立つ密度を有する。ある実施形態では、マットレスと軟質フォーム層で用いられる粘弾性フォームの密度は、約30kg/m3以上約150kg/m3以下である。ある実施形態では、用いる粘弾性フォームの密度は、約30kg/m3、約40kg/m3、約50kg/m3、約60kg/m3、約70kg/m3、約80kg/m3、約90kg/m3、約100kg/m3、約110kg/m3、約120kg/m3、約130kg/m3、約140kg/m3、約150kg/m3である。もちろん、選択される粘弾性フォームの密度により、フォームの他の特性(硬度、フォームの圧力応答性、フォームの全体的な感触など)が影響を受けることになるが、特定の用途または所望のサポートクッションについて、所望の密度と硬度を有する粘弾性フォームを容易に選択できると理解すべきである。

さらに、本発明のカバーアセンブリと一緒に用いるマットレスとフォーム層で利用される粘弾性フォームは、一片の粘弾性フォームで構成されている必要はなく、さまざまな密度と硬度を有する複数の粘弾性フォーム層から構成されていてもよいと理解すべきである。例えば、ある実施形態では、密度が約80kg/m3であり硬度が約13Nである粘弾性フォームの下側支持層と、密度が約35kg/m3であり硬度が約10Nである粘弾性フォームの上側コンフォート層(快適層)とを備えた粘弾性フォームマットレスを利用してもよい。

図15から図20に戻り、本発明の他の例示的な実施形態では、それぞれマットレスの別の特性を示す複数の印を含むカバーアセンブリ410,510,610が提供される。例えば、図15と図16を参照して、ある例示的な実施形態では、上述のカバーアセンブリと同様に、マットレスを包むためのキャビティを画定する第1カバー420と、第1カバー420の上方に配置され且つ結合した複数の円480の形をとる印を含む第2カバー440とを備えたカバーアセンブリ510が提供される。例示的なカバーアセンブリ410では、結合した複数の円480は、第2カバー440の頂面442の上に配置される。また、当該複数の円480を用いて、粘弾性フォームから構成されるマットレスがカバーアセンブリ410で覆われていることを示している。ただし、結合した複数の円480に加えて、カバーアセンブリ410は、エンボス加工された6列の円482の形をとる第2の印を含む。6列の円482は、第1カバー420のフットパネル434の上に配置され、マットレスの第2の特性(つまり、粘弾性フォーム層の数)を示す。具体的に言うと、カバーアセンブリ410では、エンボス加工された6列の円482を用いて、以下のことが示されている。つまり、カバーアセンブリに囲われているマットレスは、粘弾性フォームの4つの層471a,471b,471c,471dから構成されている。また、最下層471dから最上層471aに向かって、硬度と密度の両方が小さくなる。

マットレスの複数の特性を示すために複数の印を用いる他の例として、図17、図18に示すように、マットレスを包むためのキャビティを画定する第1カバー520と、第1カバー520の上方に配置され且つ結合した複数の円580の形をとる印を含む第2カバー540とを備えたカバーアセンブリ510が提供される。複数の円580は、下側のマットレスが、粘弾性フォームで構成されていることを示している。ただし、図15、図16に示すカバーアセンブリ410と異なり、カバーアセンブリ510の第1カバー520のエンドパネル534は、エンボス加工された5列の円582のみを含み、カバーアセンブリ510で覆われているマットレスが4層の粘弾性フォームから構成されておらず、最下層571cから最上層571aに向けて、硬度と密度の両方が小さくなる3層の粘弾性フォーム571a,571b,571cを含んでいることを示している。

同様に、図19、図20を参照して、本発明の更なる実施形態では、図15から図18に示すカバーアセンブリ410,510と同様に、マットレスを包むためのキャビティを画定する第1カバー620と、第1カバー620の上方に配置され且つ結合した複数の円680の形をとる第1の印を含む第2カバー640とを備えたカバーアセンブリ610が提供される。ただし、カバーアセンブリ610では、フットパネルの上に、複数の円682が4列のみ含まれており、これは以下のことを示している。つまり、下側のマットレスは2層の粘弾性フォーム671a,671bから構成されており、上側の粘弾性フォーム層671aの密度と硬度は、下側の粘弾性フォーム層671bよりも小さい。

例示的なカバーに含まれる印に関して、例示的なカバーアセンブリ410,510,610は、それぞれ、マットレスの第1特性と第2特性を示す印として、特定のパターンや複数列の幾何形状を利用しているが、他の多くのパターンや色などを例示的なカバーアセンブリに組み込んで、マットレスの特定の特性を示すように指定してもよいと理解される。さらに、カバーアセンブリ410,510,610に設けられた印482,582,682を用いて、粘弾性フォーム層の数や、粘弾性フォーム層の硬度または密度などを示す例について説明したが、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、こうした印を用いて、マットレスの他の特性を示してもよいと理解される。

本発明のカバーアセンブリの上に印を配置することにより、本明細書で説明している各カバーアセンブリは、マットレスをマーキングしてマットレスの特性の視覚的な識別を可能にする方法の一部としても利用できる。ある例では、マットレスをマーキングして、マットレスの特性の視覚的な識別を可能にするための方法は、最初に、マットレスを囲うための第1カバーと、少なくとも第1カバーの上側パネルの上方に配置され且つそれを覆う寸法を有する第2カバーとを備えたマットレスカバーアセンブリを準備するステップを含む。次に、第2カバーの頂面に、マットレスの第1の特性を示す第1の印でマーキングする。これにより、ユーザは、単にマットレスを見て、印と特性(例えば、マットレスの硬さや種類)とを結び付けることにより、マットレスの特性を視覚的に識別できる。ある実施例では、第1カバーのフットパネル、対向する2つのサイドパネル、または、フットパネルと対向する2つのサイドパネルとの両方に第2の印でマーキングされてもよい。ここで、第2の印は、上述したマットレスの第1の特性または第2の特性のいずれかを示すものである。

本明細書で説明しているカバーとベッドアセンブリに対する更なる改良として、図21を参照して、ファンデーションの上にマットレスアセンブリ(例えば、本発明のカバーアセンブリを組み込んだカバーアセンブリ)を位置決めするための位置決めシステムを備えた例示的なベッドアセンブリ710が提供される。位置決めシステムを利用するベッドアセンブリ710は、ファンデーション712と、第1面715、第1面715に対向する第2面716および対向する側面717,718を有するマットレス714とを備えている。第1位置決め部材730aは、マットレス714の第2面716の頭部720に固定されている。第2位置決め部材730bは、マットレス714の第2面716の足部722に固定されている。位置決め部材730a,730bはともに、堅いプラスチック材料、または、マットレス714を支持するのに十分な強度を有する他の材料で作られている。

第1位置決め部材730aは、第1湾曲端732aと第2湾曲端733aとを有する。図21では十分に示されていないが、第1湾曲端732aの形状と第2湾曲端733aの形状とは実質的に鏡像の関係にある。また、第2位置決め部材730bは、第1湾曲端732bと第2湾曲端733bとを有する。第1湾曲端732bの形状と第2湾曲端733bの形状とは実質的に鏡像の関係にある。また、第1位置決め部材730aと第2位置決め部材730bとは、細長い中央部734a,734bを有する。細長い中央部734a,734bは、各位置決め部材730a,730bがマットレス714の幅に及ぶような長さを有する。この点、第1位置決め部材730aと第2位置決め部材730bをマットレス714の第2面の上に配置した場合、位置決め部材730a,730bの第1湾曲端732a,732bは、マットレス714の第2面716から延びてマットレス714の一方の面718に回りこんでいる。第2湾曲端733a,733bは、マットレス714の第2面716から延びてマットレス714の他方の面717に回りこんでいる。

位置決めシステムを完全なものにし、マットレス714と位置決め部材730a,730bをファンデーション712に固定するために、位置決めシステムは、それぞれ位置決め部材730a,730bの湾曲端732a,732b,733a,733bに係合するように構成された4つのブラケット750a,750b,751a,751bをさらに含んでいる。また、4つのブラケット750a,750b,751a,751bは、堅いプラスチック材料または十分な強度を有する他の材料で作られている。第1ブラケット750aは、第1位置決め部材730aの第1湾曲端732aに係合している。第2ブラケット751aは、第1位置決め部材730aの第2湾曲端733aに係合している。第3ブラケット750bは、第2位置決め部材730bの第1湾曲端732bに係合している。第4ブラケット751bは、第2位置決め部材730bの第2湾曲端733bに係合している。

ブラケット750a,750b,751a,751bに位置決め部材730a,730bを固定し、これによりベッドアセンブリ710のファンデーション712にマットレス714を固定するために、位置決め部材730aの細長い中央部734aは、細長い近位側チャネル736aおよび細長い遠位側チャネル738aの形をとる第1開口部と、細長い近位側チャネル737aおよび細長い遠位側チャネル739aの形をとる第2開口部を画定する。細長い近位側チャネル736aと細長い遠位側チャネル738aは、所定の距離を隔てて互いに平行に設けられ且つ位置決め部材730aの第1湾曲端732aに隣接している。細長い近位側チャネル737aおよび細長い遠位側チャネル739aは、所定の距離を隔てて互いに平行に設けられ且つ位置決め部材730aの第2湾曲端733aに隣接している。同様に、位置決め部材730bの細長い中央部734bは、細長い近位側チャネル736bおよび細長い遠位側チャネル738bの形をとる第1開口部と、細長い近位側チャネル737bおよび細長い遠位側チャネル739bの形をとる第2開口部を画定する。細長い近位側チャネル736bと細長い遠位側チャネル738bは、所定の距離を隔てて互いに平行に設けられ且つ位置決め部材730bの第1湾曲端732bに隣接している。細長い近位側チャネル737bおよび細長い遠位側チャネル739bは、所定の距離を隔てて互いに平行に設けられ且つ位置決め部材730bの第2湾曲端733bに隣接している。細長いチャネル736a,738a,737a,739a,736b,738b,737b,739bは、さらに、位置決め部材734a,734bのそれぞれの長手軸に対して垂直な方向に延びている。この点、4つのブラケット750a,750b,751a,751bは、それぞれ、リッジ(隆起部)754a,755a,754b,755bの形をとる突起部を有する。これらのリッジは、4つのブラケット750a,750b,751a,751bの上に配置され、これにより、各ブラケット750a,750b,751a,751bが対応する位置決め部材730a,730bの湾曲端732a,733a,732b,733bに係合したときに、各リッジ754a,755a,754b,755bは、対応するチャネル736a,738a,737a,739a,736b,738b,737b,739b内に延び、ブラケット750a,750b,751a,751bを位置決め部材730a,730bに固定する。もちろん、望ましい程度であれば、さまざまな形状の開口部に対応するさまざまな形状の突起部を、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、本発明の例示的な位置決めシステムにおいて用いることができる。

明細書を通じて、さまざまな引用文献を挙げている。これらの引用文献はすべて、参照により本明細書に組み込まれる。

当業者は、本発明または特許請求の範囲の教示から逸脱しなければ、追加の実施形態または実施例が可能であると認識するだろう。この詳細な説明、具体的に言うと、本明細書で開示している例示的な実施形態と実施例の具体的な詳細は、主として理解を明確にするために記載しているのであって、それらから不要な限定はなされないと理解すべきである。本開示に触れた当業者には、本明細書で説明している主題の精神と範囲から逸脱しない範囲で、変形例が明らかである。

QQ群二维码
意见反馈