bed

申请号 JP4406492 申请日 1992-02-28 公开(公告)号 JPH0728784B2 公开(公告)日 1995-04-05
申请人 吉久 山口; 发明人 吉久 山口;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 基台の上面にマットレスが載置されてなるベッドであって、前記基台とマットレスとの間には、
    前記上面の外縁より内側に 前記マットレスを昇降せしめ
    膨張体が介装されており、 この膨張体は、前記上面の
    外縁のうち少なくとも該上面の長手方向に延在する二つ
    の側縁にそれぞれ沿って二列をなすように配置されると
    ともに、該膨張体には、流体の導入によって膨張可能な膨張部と、この膨張部に連通する非膨張部とが、前記外縁に沿う方向に交互に配設されていることを特徴とするベッド。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、マットレスの昇降機能を有して簡単にベッドメイキングを行うことができ、特にホテル等に設けて好適なベッドに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】このようなマットレスの昇降機能を有するベッドとしては、例えば図14に示すようなものが知られている。 これは特開平3−207308号公報に記載されたもので、図中の符号1はホテル等に設置されるベッドであり、このベッド1は基台2とその上面2Aに載置されるマットレス3とから構成されている。 そして、この基台2とマットレス3との間には、基台2の上面側からの平面視にベッド1の幅方向中央に、ベッド1
    の長手方向に沿って一面に袋状の膨張体4が介装されている。

    【0003】このような構成のベッド1においてベッドメイキングを行う場合には、まず膨張体4に設けられた空気吸入ホース5を、空気供給口6に接続された空気供給ホース7に連結して膨張体4内に圧縮空気を導入し、
    膨張体4を膨張させてマットレス3を上方に持ち上げる。 次いで空気吸入ホース5に取り付けられた弁8により膨張体4からの空気の流出を防ぐとともに、膨張体4
    への空気の供給を停止すると、マットレス3が浮上して基台2との間に間隔が開いた状態で維持されるので、マットレス3に被せられたシーツ9、毛布、およびベッドカバー等の端部をマットレス3の底面側に折り込む。 しかる後弁8を開放すると、マットレス3の自重によって膨張体4内の空気が放出され、膨張体4がつぶされて萎み、マットレス3が降下する。 そしてこれにより、シーツ9等の端部が基台2の上面との間に挟み込まれた状態で、マットレス3が基台2上に載置され、ベッドメイキングが終了する。

    【0004】このように前記構成のベッド1によれば、
    ベッドメイキングの際にマットレス3を基台2から浮かせた状態で維持できるので、以前は人手によってマットレスの端部を持ち上げながらシーツ等を折り込んでいたのに対し、きわめて容易にシーツ9等の端部をマットレス3の底面側に折り込むことができて、ベッドメイキングに要する労および時間を大幅に軽減・短縮することが可能となるという効果が得られる。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、このようなベッド1において、シーツ9等を折り込むのに必要十分な程度にマットレス3を浮上させるには、多くの空気を膨張体4に供給しなければならない。 このため、例えば足踏みポンプ等の比較的簡易な空気供給源を用いて空気の供給を行った場合には、膨張体4を膨張させるのに多大な労力および時間を要することとなり、前述した効果を得ることができなくなってしまう。 従って、従来は空気供給源としてホテル等の建物内に予め配管された空気供給口6等の供給設備や、あるいは可搬式のコンプレッサ、空気ボンベ等の装置が必要であり、供給源が大型化、複雑化、または重量化するのは避けられなかった。
    本発明は、このような事情に鑑み、足踏みポンプや小型の電動ポンプ等の比較的簡易な空気供給源による少量の空気でも、効率よくマットレスを浮上させて容易にベッドメイキングが可能なベッドを提供することを目的としてなされたものである。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、基台とマットレスとの間の基台上面の外縁より内側に前記マットレスを昇
    降せしめる膨張体を介装し、 この膨張体を、前記上面の
    外縁のうち少なくとも該上面の長手方向に延在する二つ
    の側縁にそれぞれ沿って二列をなすように配置するとと
    もに、該膨張体に、流体の導入によって膨張可能な膨張部と、この膨張部に連通する非膨張部とを、前記外縁に沿う方向に交互に配設したことを特徴とするものである。

    【0007】

    【作用】このような構成のベッドによれば、まずマットレスを浮上させる膨張体が、マットレスが載置される基台の上面の外縁のうち、少なくとも該上面の長手方向に
    延在する二つの側縁にそれぞれ沿って二列をなすように配置されているため、基台の上面の中央部に袋体等の膨張体が配置されていた従来のベッドに比べ、シーツ等を折り込み可能な一定高さまでマットレスを浮上させるのに必要な供給空気量が少なくて済む。 さらにこの膨張体は、流体の導入によって膨張する膨張部と膨張が拘束された非膨張部とが交互に配設されるように構成されているので、非膨張部が膨張しない分、より少ない空気量でマットレスを浮上させることが可能となる。

    【0008】

    【実施例】図1ないし図3は本発明の一実施例を示すものである。 これらの図においてベッド11は、基台12
    とこの基台12の平面視方形状の上面12A上に載置されるマットレス13とから構成されており、このマットレス13にシーツ14等が被せられる。 そして、これら基台12とマットレス13との間には膨張体15が介装されている。 この膨張体15は、本実施例ではゴムやビニール等の可撓性および弾性を有する材質より構成されており、比較的肉厚の薄い球形の袋状部16…とこの袋状部16に連通する比較的肉厚の厚い管状部17…とがそれぞれ複数、交互に設けられて環状に形成されていて、この袋状部16が本実施例における膨張部となり、
    管状部17が非膨張部となる。 さらに、この膨張体15
    は本実施例では図1に示すように、前記上面12Aの上方側からの平面視に当該上面12Aの外縁部よりも僅かに内側を、この外縁部に沿って周回するように配設されている。 従って、この膨張体15は、上面12Aの長手
    方向については、この長手方向に延在する該上面12A
    の二つの側縁の僅かに内側を、これらの側縁にそれぞれ
    沿って延びるように、二列に配置されることとなる。

    【0009】また、この膨張体15の一の管状部17には空気吸入ホース18の一端が接続されており、この空気吸入ホース18の他端には開放可能な逆止弁19を備えた接続部20が設けられている。 さらに、図中の符号21で示すのは本実施例における圧縮空気供給源となる携帯式の足踏みポンプであり、その空気供給ホース22
    の端部は前記空気吸入ホース18の接続部20に接続可能とされている。

    【0010】次に、図2および図3を参照して、このような構成のベッド11によりベッドメイキングを行う際の手順について説明する。 まず、ベッドメイキングを行う前の膨張体15は、図2に示すようにマットレス13
    の重量によって袋状部16がつぶされて萎んだ状態であり、基台12の上面12Aとマットレス13の底面との間に狭装されている。 そこで、空気吸入ホース18の接続部20に足踏みポンプ21の空気供給ホース22を接続し、膨張体15内に圧縮空気を供給する。 すると膨張体15は、管状部17を通って導入された圧縮空気により各袋状部16…が膨張してその体積を増し、これによってマットレス13が浮上して図3に示すように基台1
    2の上面12Aとの間に間隙が形成される。 こうしてマットレス13がある程度まで浮上し、基台12との間に十分な間隙が開いたなら圧縮空気の供給を停止し、シーツ14等の端部をマットレス13の底面側に折り込む。
    ただし、この圧縮空気の供給を停止した状態では、空気吸入ホース18の逆止弁19によって膨張体15からの空気の漏出が遮られているため、マットレス13は基台12から浮上した状態のまま維持される。

    【0011】こうしてシーツ14等がマットレス13の底面側に折り込まれたなら、足踏みポンプ21の空気供給ホース22を空気吸入ホース18の接続部20から取り外し、次いで接続部20の逆止弁19を開放する。 すると、マットレス13の重量により各袋状部16…の内部の空気が管状部17を通って空気吸入ホース18から放出され、袋状部16がつぶされて萎む。 これに伴いマットレス13も降下し、シーツ14等の端部を基台12
    の上面12Aとの間に挟み込んだ状態で基台12上に載置され、ベッドメイキングが終了する。 なお、前記空気吸入ホース18は通常は、基台12の下方の空間や上面12Aとマットレス13との間に収納されている。

    【0012】このように、本実施例では膨張体15に圧縮空気を供給することによりマットレス13を浮上させることが可能であり、ベッドメイキングを容易に行うことが可能である。 そして、この膨張体15が基台12の上面12Aを周回するように配設されている上に、この膨張体15が膨張部である袋状部16と非膨張部である管状部16とが交互に設けられて構成されており、この袋状部16のみが膨張するから、マットレス13を浮上させるのに必要な供給空気量が少なくて済む。 このため、従来のようにホテル等の建物内に空気供給口を配管したり、コンプレッサや空気ボンベ等を持ち歩いたりせずとも、携帯式の足踏みポンプや小型の電動ポンプなどの比較的簡易な空気供給源によって、容易かつ短時間にベッドメイキングを行うことが可能である。 また、特に
    膨張体15が、上面12Aの長手方向に延在する二つの
    側縁の内側に、これらの側縁にそれぞれ沿って延びるよ
    うに二列に配置されているため、マットレス13を安定
    した状態で浮上させることができ、マットレスに撓みが
    生じてベッドメイキングに支障を来すような事態を防ぐ
    ことができる。

    【0013】次に、図4ないし図6は本発明の他の実施例を示すものであり、前記実施例と同じ部分には同一の符号を配して説明を省略する。 本実施例のベッド31では、膨張体32が、ゴム等の可撓性および弾性を有し、
    かつ膨張性の高い材質から成るチューブ33と、このチューブ33に適当間隔をあけて外嵌される金属や硬質樹脂等から成る複数のスリーブ34…とから構成されており、チューブ33の互いに隣合う2つのスリーブ34,
    34の間の部分が本実施例における膨張部となり、スリーブ34に外嵌される部分が非膨張部となる。 そして本実施例では、このような膨張体32が図4に示すように前記実施例と同様、基台12の上面12Aの外縁部よりも僅かに内側をこの外縁部に沿って周回するように配置されていて、マットレス13の底面との間に狭装された状態となっている。

    【0014】このような構成のベッド31では、膨張体32に圧縮空気を供給することにより、図6に示すようにスリーブ34,34間の部分のチューブ33が膨張してマットレス13が浮上することとなり、前記実施例と同様の作用効果を得ることができる。 また本実施例では、膨張体32はゴム等のチューブ33に金属等のスリーブ34…を装着するだけであるから構造が簡単であり、また比較的安価に膨張体32が製造できるという利点も得えられる。

    【0015】さらに、図7および図8は本発明のその他の実施例を示すものである。 本実施例のベッド41において膨張体42は、基台12の上面12Aよりも外形の僅かに小さな平面視窓枠状のビニール等より成る2枚のシートを、互いの内縁周部と外縁周部とで張り合わせた四形の浮き袋状のものである。 さらにこれら2枚のシートは、その内縁部側が当該膨張体42の周回り方向に沿って一定間隔をおいて所定の面積で張り合わせられており、これらの張り合わせ部43…が本実施例における非膨張部となり、また前記周回り方向に隣合う2つの張り合わせ部43,43の間の部分44…が本実施例における膨張部となる。 そして本実施例でも、このような膨張体42が基台12の上面12A上に配置されてマットレス13との間に狭装されており、これによって基台1
    2の上面12A外縁部より内側を周回するように、膨張部と非膨張部とが交互に配設されることとなる。

    【0016】このような構成のベッド41でも、膨張体42に圧縮空気を供給すると前記張り合わせ部43は膨張することはないが、それ以外の部分は膨張してマットレス13を浮上させるので、図1ないし図3に示した実施例と同様の効果を得ることができる。 また本実施例では、膨張体42が2枚のシートを適宜張り合わせるだけであり、製造が安価かつ容易であるとともに、収縮時にはきわめて薄くなるようにできるので、例えばマットレス13が比較的薄い場合であっても、膨張体を介装したことによって寝心地が悪くなったりするのを防ぐことができる。

    【0017】なお、前記実施例ではいずれも膨張体1
    5,32,42を基台12の上面12A外縁部の内側を全周的に周回するように配設したが、膨張体をいくつかの部分に分割し、これらの膨張体が前記上面12Aの外縁部内側の一部に沿って配置されているような構成であってもよい。 例えば、図9ないし図13はこのような構成を採った場合の一実施例を示すものである。 この実施例のベッド51では、膨張体52が図9に示すように基台12の長手方向に沿って延びる2つの膨張体52A,
    52Bから構成されており、これらの膨張体52A,5
    2Bはそれぞれ基台12の上面12Aの両外縁側に配置されている。

    【0018】本実施例ではこれらの膨張体52A,52
    Bは、周知の構造の足踏みポンプのように蛇腹状の胴周部を有するビニール製等の伸縮自在な気密部材53が、
    前記長手方向に沿って複数個(本実施例では5個ずつ)
    配設され、これらの気密部材53…がやはりビニール等から成るチューブ54によって直列に連通せしめられた構成となっており、気密部材53が膨張部とされ、チューブ54が非膨張部とされている。 また空気吸入ホース18、逆止弁19、および接続部20は、膨張体52
    A,52Bのそれぞれに個別に設けられている。

    【0019】このような構成の膨張体52は、圧縮空気が供給される前は図10に示すように気密部材53…が収縮して萎んだ状態であるが、接続部20に空気供給ホース22を接続して足踏みポンプ21により圧縮空気を供給すると、図11に示すように膨張部である気密部材53…の蛇腹状の胴周部が伸長してマットレス13を押し上げる。 ここで、本実施例では膨張体52が二つの膨張体52A,52Bから構成されているから、図12および図13に示すように一方の膨張体52Aの気密部材53…と、他方の膨張体52Bの気密部材53…とを交互に膨張させてマットレス13を浮上させることができる。 すなわち、まず一方の膨張体52Aの気密部材53
    …を膨張させてマットレス13の一方の側だけを浮上させ、この側のシーツ14をマットレス13の下に折り込んだ後、逆止弁19を開いてマットレス13を降下させる。 次いで他方の膨張体52Bの接続部20に足踏みポンプ21の空気供給ホース22を接続し、圧縮空気を供給して他方の膨張体52Bの気密部材53…を膨張させ、マットレス13の他方の側を浮上させてシーツ14
    をマットレス13の下に折り込み、逆止弁19を開いてマットレス13を下降させる。

    【0020】このように本実施例によれば、膨張体52
    Aと52Bとを交互に膨張させ、マットレス13を片側ずつ浮上・降下させてベッドメイキングすることができる。 これにより、1回に供給する圧縮空気量を減少させることができるので、ベッドメイキングの際の労力をいっそう軽減させることができ、きわめて容易にベッドメイキングできるという利点が得られる。

    【0021】また、以上で説明した実施例では膨張体1
    5,32,42,52に圧縮空気を供給するのに携帯式の足踏みポンプ21や小型の電動ポンプを用いたが、従来のようにホテル等の建物内に配管された空気供給口や、可搬式のコンプレッサあるいは空気ボンベ等を用いても、もちろん構わない。 また、各ベッドごとに電動ポンプ等を配設し、予め空気吸入ホースと空気供給ホースとを接続した状態としておいてもよい。 さらに前記の実施例では、膨張体15,32,42,52を膨張させる流体としてすべて圧縮空気を用いたが、これ以外に例えばなどの液体を用いても構わない。 この場合には、前述のように各ベッドごとに電動ポンプ等の供給源を配設しておくとともに、リザーバを用意して液体を保持しておき、ベッドメイキングの際にはこのリザーバから液体を膨張体に供給するようにし、さらにベッドメイキング終了時には液体が再びこのリザーバに戻るようにしておけばよい。

    【0022】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、膨張体が膨張部と非膨張部とから成り、このような膨張体が基台上面の外縁のうち少なくとも上面の長手方向に延
    在する二つの側縁にそれぞれ沿って二列をなすように配
    されているので、少量の流体供給量によって効率的にマットレスを浮上させることができ、足踏みポンプ等の簡易な供給源によって短時間かつ容易にベッドメイキングを行うことが可能となるとともに、マットレスを安定
    した状態で浮上させることができ、マットレスに撓みが
    生じてベッドメイキングに支障を来すような事態を防ぐ
    ことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例において、膨張体15が膨張している状態を示す斜視図である。

    【図2】図1に示す実施例において、膨張体15が収縮している状態を示す側断面図である。

    【図3】図1に示す実施例において、膨張体15が膨張している状態を示す側断面図である。

    【図4】本発明の他の実施例において、膨張体32が収縮している状態を示す斜視図である。

    【図5】図4に示す実施例において、膨張体32が膨張している状態を示す斜視図である。

    【図6】図4に示す実施例において、膨張体32が膨張している状態を示す側断面図である。

    【図7】本発明の他の実施例において、膨張体42が収縮している状態を示す斜視図である。

    【図8】図7に示す実施例において、膨張体42が膨張している状態を示す斜視図である。

    【図9】本発明の他の実施例において、膨張体52A,
    52Bがいずれも収縮している状態を示す斜視図である。

    【図10】図9に示す実施例において、膨張体52が収縮している状態を示す側断面図である。

    【図11】図9に示す実施例において、膨張体52が膨張している状態を示す側断面図である。

    【図12】図9に示す実施例において、一方の膨張体5
    2Aが膨張している状態を示す斜視図である。

    【図13】図9に示す実施例において、他方の膨張体5
    2Bが膨張している状態を示す斜視図である。

    【図14】従来のマットレス昇降機能を有するベッドを示す斜視図である。

    【符号の説明】

    11,31,41,51 ベッド 12 基台 12A 基台12の上面 13 マットレス 14 シーツ 15,32,42,52 膨張体 16 袋状部(膨張部) 17 管状部(非膨張部) 18 空気吸入ホース 19 逆止弁 20 接続部 21 足踏みポンプ 22 空気供給ホース 33 チューブ(膨張部) 34 スリーブ(非膨張部) 43 張り合わせ部(非膨張部) 53 気密部材(膨張部) 54 チューブ(非膨張部)

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