振動モータを備えたマットレスファンデーションおよびその取付け

申请号 JP2015524232 申请日 2012-07-27 公开(公告)号 JP2015522391A 公开(公告)日 2015-08-06
申请人 テンピュール−ペディック・マネジメント・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー; 发明人 ジェニファー・リン・タープリー; ジョン・ブレント・コンクル; トーマス・アレン・ザコウスキー; デイビッド・マンデル; ジェイミー・リー・イングラム; フィン・トーンクウィスト; チャールズ・メイソン・ハック; ジョージ・ハリー・コーマノス; モーリス・ビー・バスタラッシュ; ジョシュ・ナデルマン;
摘要 可動式マットレスファンデーションは、少なくとも1つの可動式フレーム部分を有するフレームと、可動式フレーム部分と一体となって動くパネルとを備える。パネルは、可動式フレーム部分に面する下面と、上面とを有する。ファンデーションはまた、フレームの上に支持され、少なくとも1つの可動式フレーム部分を選択的に傾斜させるように動作可能なアクチュエータと、振動モータと、パネルに対して振動モータを吊す支持部とを備える。支持部は、パネルの上面に取り付けられている。
权利要求

少なくとも1つの可動式フレーム部分を有するフレームと、 前記可動式フレーム部分と一体となって動くパネルと、 前記フレームの上に支持され、前記少なくとも1つの可動式フレーム部分を選択的に傾斜させるように動作可能なアクチュエータと、 振動モータと、 前記パネルに対して前記振動モータを吊す支持部とを備え、 前記パネルは、前記可動式フレーム部分に面する下面と、上面とを有し、 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられている、 可動式マットレスファンデーション。前記支持部は、前記パネルの上面に固定された第1端部と第2端部を両側に有する可撓性ストラップである、 請求項1に記載の可動式マットレスファンデーション。前記可撓性ストラップの長さは調節可能である、 請求項2に記載の可動式マットレスファンデーション。前記可撓性ストラップは、第1領域、第2領域、および、該第1領域と第2領域とを相互に接続するバックルを有する、 請求項3に記載の可動式マットレスファンデーション。前記可撓性ストラップは第1可撓性ストラップであり、 前記可動式マットレスファンデーションは、前記パネルの上面に固定された第1端部と第2端部を両側に有する第2可撓性ストラップを有する、 請求項2に記載の可動式マットレスファンデーション。前記可撓性ストラップの第1端部と第2端部は、前記パネルの上面にホッチキス止めされている、 請求項2に記載の可動式マットレスファンデーション。前記パネルの上面は、前記パネルの頂面に一致する、 請求項1に記載の可動式マットレスファンデーション。前記振動モータを少なくとも部分的に包囲するカバーを備えた、 請求項1に記載の可動式マットレスファンデーション。前記振動モータと前記カバーは、前記支持部により前記パネルに対して吊されている、 請求項8に記載の可動式マットレスファンデーション。前記パネルは開口部を有し、 前記カバーは前記開口部内に少なくとも部分的に受けられている、 請求項8に記載の可動式マットレスファンデーション。前記振動モータは、フランジと、該フランジに取り付けられたモータハウジングとを有し、 前記フランジは、前記モータハウジングの上方に配置されている、 請求項10に記載の可動式マットレスファンデーション。前記カバーは開口部を有し、 前記フランジは前記開口部内に配置されている、 請求項11に記載の可動式マットレスファンデーション。前記パネルの上面に固定されたシートを備え、 前記シートは、前記振動モータの上に少なくとも部分的に設けられ、前記カバーと前記振動モータが前記パネルの開口部から突出する程度を制限する、 請求項12に記載の可動式マットレスファンデーション。前記シートは、前記パネルの上面にホッチキス止めされている、 請求項13に記載の可動式マットレスファンデーション。前記支持部は、前記カバーと前記振動モータを前記シートに対してクランプする、 請求項13に記載の可動式マットレスファンデーション。前記シートは、布材料から作成されている、 請求項13に記載の可動式マットレスファンデーション。前記カバーは、外殻と、該外殻内部に少なくとも部分的に配置されたライナとを有する、 請求項8に記載の可動式マットレスファンデーション。前記ライナは、前記振動モータと前記外殻との間に配置されている、 請求項17に記載の可動式マットレスファンデーション。前記外殻は第1フォーム材料から作成され、前記ライナは第2フォーム材料から作成されている、 請求項17に記載の可動式マットレスファンデーション。前記第1フォーム材料は、前記第2フォーム材料よりも剛性が高い、 請求項19に記載の可動式マットレスファンデーション。前記第1フォーム材料は、前記第2フォーム材料よりも高密度である、 請求項19に記載の可動式マットレスファンデーション。前記第2フォーム材料は、前記振動モータが発生させる振動を減衰させる、 請求項19に記載の可動式マットレスファンデーション。前記第1フォーム材料は、前記振動モータから前記パネルへ伝達されるノイズを減衰させる、 請求項19に記載の可動式マットレスファンデーション。前記ライナは、前記外殻に接着により結合されている、 請求項17に記載の可動式マットレスファンデーション。マットレスファンデーションのパネルの上に支持されたマットレスの振動を生成するアセンブリであって、前記パネルには開口部が設けられており、前記アセンブリは、 振動モータと、 前記振動モータを前記パネルに対して吊す支持部とを備え、 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられ、前記振動モータの下側に延び、前記パネルの開口部と略一直線上の位置であって少なくとも部分的に前記パネルの下方にある位置に前記振動モータを吊す、 アセンブリ。フレームと、 前記フレームにより支持され、上に配置されるマットレスを支持するように構成されたパネルと、 振動モータと、 前記振動モータを前記パネルに対して吊す支持部とを備え、 前記パネルは、上面と、該上面に対向する下面とを有し、 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられている、 マットレスファンデーション。

说明书全文

本発明は、マットレスファンデーション、マットレスファンデーション用の振動デバイスと方法に関する。

可動式マットレスファンデーションを利用して、その上に支持されたマットレスの形状をユーザの快適度に応じて変化させることが行われている。こうしたファンデーションは、例えば、マットレスの一部であってユーザの頭や肩に対応する部分、および、ユーザの脚や足に対応する部分を傾斜させるように動作可能である。また、典型的には、振動モータを可動式(adjustable)マットレスファンデーションと共に利用し、マットレスの一部であってユーザの身体の種々の身体や脚に対応する部分にマッサージ用の振動を与えている。

本発明は、第1の態様で、 少なくとも1つの可動式フレーム部分を有するフレームと、 前記可動式フレーム部分と一体となって動くパネルと、 前記フレームの上に支持され、前記少なくとも1つの可動式フレーム部分を選択的に傾斜させるように動作可能なアクチュエータと、 振動モータと、 前記パネルに対して前記振動モータを吊す支持部とを備えた可動式マットレスファンデーションを提供する。 前記パネルは、前記可動式フレーム部分に面する下面と、上面とを有する。 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられている。

本発明の幾つかの実施形態は、 マットレスファンデーションのパネルの上に支持されたマットレスの振動を生成するアセンブリであって、前記パネルには開口部が設けられており、前記アセンブリは、 振動モータと、 前記振動モータを前記パネルに対して吊す支持部とを備え、 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられ、前記振動モータの下側に延び、前記パネルの開口部と略一直線上の位置であって少なくとも部分的に前記パネルの下方にある位置に前記振動モータを吊す、 アセンブリを提供する。

本発明の幾つかの実施形態は、 フレームと、 前記フレームにより支持され、上に配置されるマットレスを支持するように構成されたパネルと、 振動モータと、 前記振動モータを前記パネルに対して吊す支持部とを備え、 前記パネルは、上面と、該上面に対向する下面とを有し、 前記支持部は、前記パネルの上面に取り付けられている、 マットレスファンデーションを提供する。

本発明の他の特徴と態様については、以下の詳細な説明と添付の図面を検討することにより明らかになるだろう。

本発明による、マットレスを支持する可動式マットレスファンデーションを平らな状態で示す斜視図である。

図1の可動式マットレスファンデーションを、傾斜した(または起きた)状態で示す斜視図である。

図1の可動式マットレスファンデーションの分解斜視図である。

図1の可動式マットレスファンデーションを平らな状態で示す、切欠き側面図である。

図1の可動式マットレスファンデーションを、傾斜した(または起きた)状態で示す切欠き側面図である。

図1の可動式マットレスファンデーションを、幾つかのパーツを取り除いた状態で示す上面斜視図であり、3つの振動モータアセンブリを示す。

図6の振動モータの分解斜視図を拡大した図である。

振動モータアセンブリを示す、図6の8−8線断面図である。

図7の振動モータアセンブリの変形例を示す、底面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す、上面斜視図である。

図10の振動モータアセンブリの正面図である。

図7の振動モータアセンブリのさらに別の変形例を示す正面図である。

図7の振動モータアセンブリの更なる変形例を示す正面図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す正面図である。

図7の振動モータアセンブリのさらに別の変形例を示す正面図である。

図7の振動モータアセンブリのさらに別の変形例を示す上面斜視図であるが、明確性のために振動モータを省略して図示している。

図7の振動モータアセンブリの更なる変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリのさらに別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリのさらに別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの更なる変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図23の振動モータアセンブリの正面図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図7の振動モータアセンブリの別の変形例を示す切欠き正面斜視図である。

図26の振動モータアセンブリの正面図である。

本発明の実施の形態について詳細に説明するに当たり、本発明は、その利用に際し、実施形態の詳細と、以下の説明で記述されまたは添付の図面に示されたコンポーネントの構成には限定されない。本発明には他の実施形態が存在し、本発明は、種々の方法で実施または実行されてよい。また、本明細書で用いる表現や用語は、説明のために用いているのであって、本発明を限定するものとはみなされない。

図1と図2は、マットレス14を平らな向きに支持するための平らな状態(図1)と、マットレス14を傾斜した(または起きた)状態で支持するための傾斜した(または起きた)状態(図2)との間で再構成可能な可動式マットレスファンデーション10を示す。ファンデーション10は、ユーザの好みや快適さに応じて、図1に示す平らな状態と図2に起きた状態の間で、部分的に傾斜した(または起きた)任意の状態をとるように調節可能である。

図3を参照して、図示した可動式マットレスファンデーション10は、第1フレーム(または下側フレーム)18と、下側フレーム18の上に支持された第2フレーム(または上側フレーム)22とを備える。下側フレーム18は、支持面(例えば床)の上にファンデーション10を支持する4つの支柱26と、下側フレーム18の内側を向く4つのローラ30とを有する。4つのローラ30は、それぞれ立設部34に回動自在に支持されている。立設部34は、下側フレーム18の平行な長手レール38に(例えば溶接により、締結部材により、または他の任意の好適な方法で)固定されている。ヘッドボード42(図1、図2を参照)は、従来の方法で長手レール38に連結されてよい。

上側フレーム22は、互いに離間して平行に設けられたガイドレール46を有する。ガイドレール46は、ローラ30を受けて、下側フレーム18の上に上側フレーム22を支持する(図3を参照)。このようにして、ローラ30により、ファンデーション10が図1に示す平らな状態と図2に示す傾斜した(または起きた)状態との間で移行するときに、上側フレーム22は、下側フレーム18とヘッドボード42に対して軸方向にまたは長手方向に変位する。図3を参照して、上側フレーム22は、図2のようにマットレス14の向きを傾斜させる(または起こす)ために、第1、第2、第3可動式フレーム部50a,50b,50cを備える。ただし、他の実施形態では、可動式フレーム部分の数はより少なくてもよいし、より多くてもよい。第1可動式フレーム部分50aは、マットレス14においてユーザの頭と身体を支持する部分である(図3参照)。第1可動式フレーム部分50aは、ガイドレール46に対して垂直な軸の周りに回動自在であるように、ガイドレール46を相互に連結するクロスビーム54に回動自在に連結されている。

第2可動式フレーム部分50bは、マットレス14においてユーザの太ももまたは大腿部を支持する部分である。第2可動式フレーム部分50bは、ガイドレール46に対して垂直な軸の周りに回動自在であるように、ガイドレール46を相互に連結するクロスビーム58に回動自在に連結されている。第3可動式フレーム部分50cは、マットレス14においてユーザの下腿または足を支持する部分である。第3可動式フレーム部分50cは、ガイドレール46に対して垂直な軸の周りに回動自在に第2可動式フレーム部分50bに連結されている。また、第3可動式フレーム部分50cは、各リンク62を介してガイドレール46に回動自在に連結されている(図5を参照)。このように、ガイドレール46、第2可動式フレーム部分50b、第3可動式フレーム部分50cおよびリンク52の組み合わせにより、フォーバーリンケージが画定される(または模倣される)。

図3を参照して、可動式マットレスファンデーション10は、上側フレーム22の上に支持されて第1、第2可動式フレーム部分50a,50bをそれぞれ選択的に傾斜させ、または起こすように動作可能な2つのアクチュエータ66を備える。図示した可動式マットレスファンデーション10の実施形態では、2つのアクチュエータ66はそれぞれ、ハウジング70と、ハウジング70内に設けられた伸縮式ラック74と、伸びた位置と縮んだ位置との間でラック74を直線的に変位させるようにラック74に駆動可能に結合されたサーボモータ78とを有する。また、可動式マットレスファンデーション10は、サーボモータ78を選択的に駆動して各アクチュエータ66のラック74を伸ばし、または縮めるように各アクチュエータ66のサーボモータ78に電気的に接続されたコントローラ82を備える。あるいは、アクチュエータ66は、空圧源または油圧源と一緒に用いるように構成されてもよい。アクチュエータ66は、可動式フレーム部分50a,50bを駆動できるものであれば他の形態を取ってもよい。他の形態には、例えば、これに限定されないが、リードスクリュー、スクリュージャッキ、ボールねじ、ローラねじリニアアクチュエータ、リニアモータ、可動式の空気圧または油圧シリンダなどがある。

図示した可動式マットレスファンデーション10の実施形態では、各アクチュエータ66のハウジング70は、上側フレーム22のクロスビーム54,58に回動自在に連結されている。一方、各ラック74は、レバー86に回動自在に連結されている。レバー86は、第1、第2可動式フレーム部分50a,50bから延びている。各レバー86は、ベルクランクを構成可能である。また、各レバー86は、第1、第2可動式フレーム部分50a,50bでのレバー比を増加させて、アクチュエータ66の各ラック74を延ばして第1、第2可動式フレーム部分50a,50bを傾斜させる(または起こす)のにサーボモータ78が作用させる必要があるトルクの大きさを低下させることができる。あるいは、各アクチュエータ66の向きを逆にして、ハウジング70が各レバー86に回動自在に連結され、2つのラック74がクロスビーム54,58にそれぞれ回動自在に連結されるようにしてもよい。

さらに図3を参照して、可動式マットレスファンデーション10は、下側フレーム18と上側フレーム22とを相互に連結し、下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させることが可能であってアクチュエータ66とは独立して動作するアクチュエータ90を備える。アクチュエータ90は、前述のアクチュエータ66に関連して説明した上記複数の形態のうちいずれの形態をとることができる。図示したアクチュエータ90は、アクチュエータ66と同様に、ハウジング94と、ハウジング94内に設けられた伸縮式ラック98と、伸びた位置と縮んだ位置との間でラック98を直線的に変位させるようにラック98に駆動可能に結合されたサーボモータ102とを有する。また、コントローラ82は、サーボモータ102を選択的に駆動してラック98を伸ばし、または縮めるようにサーボモータ102に電気的に接続されている。

図示した可動式マットレスファンデーション10の実施形態では、アクチュエータハウジング94は上側フレーム22の2つのガイドレール46の一方に回動自在に連結されている。一方、ラック98は、下側フレーム18の2つの長手レール38の一方に回動自在に連結されている。具体的には、アクチュエータ90は、図3に示すフレームから右側レール38,46の両方に回動自在に連結されている。このようにして、アクチュエータ90は、ガイドレール46と長手レール38に対して略平行な方向を向くことができ、右側ガイド46と長手レール38との間に配置される。あるいは、ハウジング94が下側フレーム18に回動自在に連結され、ラック98が上側フレーム22に回動自在に連結されるように、アクチュエータ90が逆側を向いていてもよい。他の実施形態では、アクチュエータ90は、ガイド46と長手レール38の両方の内側または外側に配置されてもよい。あるいは、アクチュエータ90は、上記の方法のうちいずれかの方法で、左側ガイド46と長手レール38の近くに配置されてもよい。あるいは、アクチュエータ90は、上側フレーム22を下側フレーム18に対して異なる位置に移動させる機能(後述する)を実行しつつ、ガイドレール46と長手レール38を相互に接続する部材のいずれかどうしの間に配置されて連結されていてもよい。

可動式マットレスファンデーション10の動作時、コントローラ82は、可動式フレーム部分50a,50b,50cを傾斜させる(または起こす)動作と、上側フレーム22をヘッドボード42へ向けて変位させる動作とを連動させ、図1と図4に示す平らな状態から図2と図5に示す傾斜した(または起きた)状態へファンデーション10が移行するときに、ヘッドボード42と上側フレーム22との間の軸方向の隙間(または間隔)をほぼ一定に維持するように動作可能である。このようにして、平らな状態から傾斜した(または起きた)状態へファンデーション10が移行するときに、ヘッドボード42に対するユーザの頭の軸方向位置(長手方向位置)は、相対的に不変であるか、またはほんの少し変わるだけである。

可動式マットレスファンデーション10が当初図4に示す平らな状態である場合、ユーザは、(例えば、図示しないユーザインタフェースに設けられた1つまたは複数のボタンを押して)コントローラ82に指示を出して、第1可動式フレーム部分50aを傾斜させる(または起こす)動作を開始させることができる。コントローラ82は、第1可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66と、上側フレーム22を下側フレーム18に対して種々の位置に移動させるアクチュエータ90とを同時に駆動する。ユーザの入またはコントローラ82の構成態様に応じて、コントローラ82は第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに関連するアクチュエータ66を駆動してもよい。可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66と一緒にアクチュエータ90を駆動することにより、上側フレーム22を下側フレーム18に対して変位させつつ可動式フレーム部分50aを傾斜させることができる。幾つかの実施形態では、可動式フレーム部分50b,50cは、アクチュエータ90により上側フレーム22を下側フレーム18に対して変位させ、さらに、あるいはこれに代えて、それぞれ対応するアクチュエータ66により傾斜させることができる。可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66と一緒にアクチュエータ90を駆動することにより、上側フレーム22を下側フレーム18に対して変位させつつ可動式フレーム部分50aを傾斜させることができる。具体的には、第1可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66のサーボモータ78をコントローラ82が駆動してラック74を伸ばし、これにより、第1可動式フレーム部分50aと、その上に支持されたマットレス14の一部であって第1可動式フレーム部分50aに対応する部分とを傾斜させる。コントローラ82は、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに関連するアクチュエータ66のサーボモータを駆動してラック74を伸ばし、これにより、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cと、その上に支持されたマットレス14の一部であって第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに対応する部分とを傾斜させることができる。

第1フレーム部分50aを傾斜させるのと同時に(幾つかの実施形態では、さらに、あるいはこれに代えて、第2、第3フレーム部分50b,50cの移動と同時に)、アクチュエータ90のサーボモータ102をコントローラ82が駆動してラック98を伸ばす。上記のように第1可動式フレーム部分50aが傾斜する例では、アクチュエータ90のサーボモータ102を同時に駆動することにより、上側フレーム22がヘッドボード42へ向かって変位する。同様に、幾つかの実施形態において、上記のように第2、第3可動式フレーム部分50b,50cが傾斜する例では、アクチュエータ90のサーボモータ102を同時に駆動することにより、上側フレーム22が例えば図示しないフットボードに向かっても変位する。幾つかの実施形態では、コントローラ82は、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cのみが傾斜する場合に、アクチュエータ90のサーボモータ102が駆動されない(下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させない)ように構成され、または、第1可動式フレーム部分50aのみが傾斜する場合に、アクチュエータ90のサーボモータ102が駆動されない(下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させない)ように構成される。しかし、多くの応用例では、第1可動式フレーム部分50aが傾斜する場合には、アクチュエータ90を駆動して、上側フレーム22を下側フレーム18のヘッドボード端部に向けて変位させ、壁に沿うような(wall-hugging)動きをさせることが望ましい。

図5に示すように、可動式マットレスファンデーション10が当初図5に示す傾斜した(または起きた)状態である場合、ユーザは、(例えば、図示しないユーザインタフェースに設けられた1つまたは複数のボタンを押して)コントローラ82に指示を出して、第1可動式フレーム部分50aを後ろに倒す(または下げる)動作を開始させることができる。コントローラ82は、上側フレーム22を下側フレーム18に対して異なる位置へ移動させるために、第1可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66とアクチュエータ90を同時に駆動する。ユーザの入力、またはコントローラ82の構成態様に応じて、コントローラ82は、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに関連するアクチュエータ66を駆動してもよい。可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66と一緒にアクチュエータ90を駆動することにより、上側フレーム22を下側フレーム18に対して変位させつつ可動式フレーム部分50aを後ろに倒すことができる。幾つかの実施形態では、さらに、あるいはこれに代えて、アクチュエータ90により上側フレーム12を下側フレーム18に対して変位させつつ、対応するアクチュエータ66により可動式フレーム部分50b,50cを後ろに倒すことができる。可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66と一緒にアクチュエータ90を駆動することにより、上側フレーム22を下側フレーム18に対して変位させつつ可動式フレーム部分50aを後ろに倒すことができる。具体的には、第1可動式フレーム部分50aに関連するアクチュエータ66のサーボモータ78をコントローラ82が駆動してラック74を縮ませ、これにより、第1可動式フレーム部分50aと、その上に支持されたマットレス14の一部であって第1可動式フレーム部分50aに対応する部分とを後ろに倒す。コントローラ82は、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに関連するアクチュエータ66のサーボモータを駆動してラック74を縮ませ、これにより、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cと、その上に支持されたマットレス14の一部であって第2、第3可動式フレーム部分50b,50cに対応する部分とを後ろに倒すことができる。

上記の通り第1フレーム部分50aを後ろに倒すのと同時に(幾つかの実施形態では、さらに、あるいはこれに代えて、第2、第3フレーム部分50b,50cの動作と同時に)、コントローラ82はアクチュエータ90のサーボモータ102を駆動してラック98を縮める。上記のように第1可動式フレーム部分50aを後ろに倒す例では、アクチュエータ90のサーボモータ102を同時に駆動することにより、上側フレーム22がヘッドボード42から離れる方向へ変位する。同様に、幾つかの実施形態では、上記のように第2、第3可動式フレーム部分50b,50cを後ろに倒す例で、アクチュエータ90のサーボモータ102を同時に駆動することにより、上側フレーム22が、例えばフットボード(図示せず)から離れる方向へ変位する。幾つかの実施形態では、コントローラ82は、第2、第3可動式フレーム部分50b,50cのみが後ろに倒れる場合に、アクチュエータ90のサーボモータ102が駆動されず(下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させない)ように構成されている。あるいは、コントローラ82は、第1可動式フレーム部分50aのみが後ろに倒れる場合に、アクチュエータ90のサーボモータ102が駆動されず(下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させない)ように構成されている。しかし、多くの応用例では、第1可動式フレーム部分50aが後ろに倒れる場合には、アクチュエータ90を駆動して、上側フレーム22を下側フレーム18のヘッドボード端部から離れる方向へ変位させ、壁に沿うような動きをさせることが望ましい。

コントローラ82は、上記のようにファンデーション10を傾斜させるときにアクチュエータ66,90を同時に駆動するのでなく、第1可動式フレーム部分50が充分に傾斜し、ヘッドボード42と下側フレーム18に対して上側フレーム22を充分に傾斜させて初めてアクチュエータ90を駆動してもよい。同様に、コントローラ82は、上記のようにファンデーションを後ろに倒すときにアクチュエータ66,90を同時に駆動するのでなく、第1可動式フレーム部分50が下側に傾いて、ヘッドボード42と下側フレーム18に対して上側フレーム22を変位させる前にアクチュエータ90を駆動してもよい。

図6を参照して、図示した可動式マットレスファンデーション10は、第1可動式フレーム部分50a、上側フレーム22に固定された2つのクロスビーム54,58、および第3可動式フレーム部分50cにそれぞれ取り付けられたパネル110から吊された3つの振動モータアセンブリ106を備える。振動モータアセンブリ106は、駆動されると、マットレス14の上に支持されたユーザの上体、腰または臀部、および下腿へマッサージ用の振動を加える。幾つかの実施形態では、3つの振動モータアセンブリ106は上記のように特定の位置にあるが、設けられる振動モータアセンブリ106の数はより少なくてもより多くてもよく、マットレスファンデーション10のパネル110の任意の位置に設けられてよい。また、幾つかの実施形態では、複数の振動モータアセンブリ106は、同じパネル110の上の複数の異なる位置で吊されていてもよい。

図7を参照して、各振動モータアセンブリ106は、振動モータ114と、振動モータ114を少なくとも部分的に包囲するカバー118とを有する。図示した振動モータアセンブリ106の実施形態では、カバー118は、外殻122と、その外殻122内に少なくとも部分的に位置し(または入れ子にされ)且つ振動モータ114と外殻122との間に配置されたライナ126とを有する。図示した振動モータアセンブリ106の実施形態では、ライナ126と外殻122とを一体化するように、ライナ126が外殻122に接着により結合されている。あるいは、ライナ126は、外殻122内で緩く保持され(または配置され)てもよい。

外殻122とライナ126はそれぞれフォーム材料から作成されている。ただし、外殻122を構成するフォーム材料は、ライナ126を構成する材料とは異なる密度と剛性を有する。幾つかの変形例では、外殻122を構成するフォーム材料は、ライナ126を構成する材料と実質的に同じ密度と剛性を有している。図示した実施形態では、外殻122は、より高剛性で高密度のフォーム材料(例えば独立気泡(クローズドセルポリマーフォーム))から作成されており、ライナ126は、より低剛性で低密度のフォーム材料(例えば連続気泡(オープンセル)フォーム)から作成されている。外殻122とライナ126は連動して、振動モータ114が発生させるノイズを減衰させると共に、振動モータアセンブリ106がぶら下がる特定のパネル110へ振動モータ114から伝達される振動を減衰させる。ライナ126用に選択されるフォーム材料が有する振動減衰特性は、カバー118の振動減衰能力の大部分を生み出し、外殻122用に選択されるフォーム材料が有するノイズ減衰特性は、カバー118へある程度の構造剛性を与えつつ、カバー118のノイズ減衰能力の大部分を生み出す。

図7と図8を参照して、可動式マットレスファンデーション10は、振動モータアセンブリ106をパネル110に対して吊す二重の支持部130を備える。図7には2つの支持部130を示しているが、必要に応じて1つまたは3つ以上の支持部を用いることができる。また、全体については示していないが、ファンデーション10はさらに、他の振動モータアセンブリ106をパネル110に対して吊す同一の支持部130(図6を参照)を備えてもよい。具体的には、3つのパネル110は、振動モータアセンブリ106を受ける開口部134をそれぞれ有する。支持部130のそれぞれが、パネル110の頂面138に取り付けられるように開口部134を通って延びる。あるいは、支持部130は、パネル110の上面(頂面とは一致しない)に取り付けられるように開口部134を通って延びていてもよい。例えば、支持部130は、パネル110の頂面と底面142(図8を参照)との間で、切り欠かれたパネル110の上面(または上向き面)に取り付けられてもよい。

図7と図8を参照して、支持部130は、パネル110の頂面138に固定された両側の端部150をそれぞれ有する可撓性ストラップ146として構成されている。図示した可動式マットレスファンデーション10の実施形態では、ストラップ146の端部150は、ホッチキス針154を用いてパネル110の頂面138に固定されている。あるいは、種々のファスナー、接着剤などを用いてストラップ146をパネル110に固定してもよい。可撓性ストラップ146はそれぞれ、振動モータアセンブリ106のフォームカバー118の大きさの違いを相殺するよう調節可能な長さを有する。ただし、必要に応じて、長さを調節可能でないストラップ146を用いてもよい。図示した実施形態では、各ストラップ146は、第1領域158、第2領域162、および第1領域158と第2領域162とを相互に接続するバックル166を有する。第2領域162は面ファスナ(図示せず)を有し、第2領域162の遠位部分が近位部分に重ね合わされかつ貼付されるようにする。

図示した振動モータ114は、フランジ170と、フランジ170に取り付けられたモータハウジング174とを有する。フランジ170は、一般に平らであり、図8に示すフレームからモータハウジング174の上方に配置されている。また、フランジ170は、パネル110の上面と略同一平面内にあるようにカバー118の開口部178内に配置されている。さらに、可動式マットレスファンデーション10は、各パネル110の頂面138に固定された布シート182を有する(図6を参照)。シート182は、(例えばホッチキス針186または他の好適なファスナーもしくは固定材料を用いて)パネル110の頂面138に固定されると共に、各振動モータ114の上に設けられて各振動モータアセンブリ106のカバー118と振動モータ114がパネル110の開口部134から突出する程度を制限する。特に、幾つかの実施形態では、可撓性ストラップ146が締め付けられて、振動モータアセンブリ106とシート182との間にクランプ力を作用させるようにしてもよい。このようにして、振動モータアセンブリ106はマットレス14の下側に対して維持され、これによりマットレス14への振動伝達効率が増加し、また幾つかの例ではパネル110へ伝達される振動の大きさが低下する。

図9は、変形例による振動モータアセンブリ190を示す。アセンブリ190は、両端のタブ198(図9には一方のみを示している)によりパネル110の頂面138から吊された硬いプラスチックカバー194を有する。また、カバー194は、弾性的に屈曲可能なフィンガ202を有する。フィンガ202は、パネル110の底面142に係合し、これによりタブ198とフィンガ202との間でパネル110を挟んでいる。タブ198とフィンガ202は、硬いプラスチックカバー194の残りの部分と一体に形成されてもよい。タブ198とフィンガ202がこうした形状を有することと、硬いプラスチックカバー194の残りの部分に対して移動できることとにより(タブ198とフィンガ202は図示しているように片持ち状にプラスチックカバー194の隣接部分から延びてもよいことに留意されたい)、ユーザは、プラスチックカバー194をパネル110の上へ取り付ける際にタブ198とフィンガ202を屈曲させることができる。具体的には、パネル110の下側からカバー194を(内部の振動モータアセンブリ190と一緒に)取り付けるために、ユーザ(取り付ける人)は、タブ198を握って、パネル110における開口部134の端部を超えるように内方側へ変位させ、フィンガ202がパネル110の下側と接触するまでカバー194を開口部134内へ挿入することができる。この点で、タブ198の両端とフィンガ202の両端との間のクリアランスは、それらの間のパネル110の厚さより小さくすることができる。これにより、硬いプラスチックカバー194を開口部内に設置した後、タブ198とフィンガ202は屈曲した状態を維持する。このタブ198およびフィンガ202(総称して、単に硬いプラスチックカバー194の「突起部」と称される)とパネルとの関係により、タブ198とフィンガ202とによりパネル110に対して偏った力を作用させて、硬いプラスチックカバー194をパネル110に対して堅く固定できる。こうして硬いプラスチックカバー194とパネル110とを堅く固定する関係は、堅いプラスチックカバー194がマットレスファンデーション110の寿命にわたって大きい振動を受けられることに鑑みると非常に好ましいものである。

図示した実施形態において、カバー194は硬いプラスチックから作成されていると説明したが、他の弾性材料から構成されるカバーが同一または類似の機能を発揮でき、代替として利用できることがわかるだろう。例えば、カバー194はアルミニウム、鋼、または他の金属、複合材料などを含んでいてもよい。

図10と図11は、振動モータアセンブリ206の別の実施形態を示す。アセンブリ206は、パネル110の底面142に(種々のファスナー、接着剤などを用いて)取り付けられたカバー210と、カバー210のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。カバー210は、キャビティの上端部を画定する弾性屈曲式フィンガ214を有する。フィンガ214は、その弾性変形可能な性質により、振動モータ114にクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー210内で振動モータ114を堅く保持する。

図12は、さらに別の変形例による振動モータアセンブリ218を示す。アセンブリ218は、パネル110の上面から吊されたカバー222と、カバー222のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。カバー222は、キャビティの上端部を画定する弾性屈曲式フィンガ226を有する。フィンガ226は、その弾性変形可能な性質により、振動モータ114にクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー222内で振動モータ114を堅く保持する。カバー222は、パネル110の底面142に隣接する追加のタブ230を有する。この追加のタブ230は、パネル110の頂面138に隣接するタブ230と協働して、パネル110内でカバー222を好適な位置に保持する。こうしたタブ230は、その一方または両方をパネル110の隣接面142,138に設けられる凹部に配置できるが、図12の実施形態では、上側のタブ230のみをパネル110に設けられる凹部に配置している。

図13は、更なる変形例による振動モータアセンブリ234を示す。アセンブリ234は、パネル110の上面から吊されたカバー238と、カバー238のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。カバー222は、キャビティの上端部を画定する弾性屈曲式フィンガ226を有する。フィンガ242は、その弾性変形可能な性質により、振動モータ114にクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー238内で振動モータ114を堅く保持する。図12の実施形態における上側のタブ230と同様に、カバー238にも、パネル110の隣接面138に設けられた凹部に配置される上側のタブが設けられる。

図14は、別の変形例による振動モータアセンブリ246を示す。アセンブリ246は、パネル110から吊されたカバー250と、カバー250のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。カバー250は、キャビティの上端部を画定する弾性屈曲式フィンガ254を有する。フィンガ254は、その弾性変形可能な性質により、振動モータ114にクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー250内で振動モータ114を堅く保持する。カバー250は、パネル110の中央に設けられたスロット(または溝)262内で受けられて横方向に延びるタブ258を有する。このタブ258は、パネル110からカバー250を吊すためのものである。

図15は、さらに別の変形例による振動モータアセンブリ266を示す。アセンブリ266は、パネル110の上面から吊されたカバー270と、カバー270のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。カバー270は、キャビティの上端部を画定する弾性屈曲式フィンガ274を有する。フィンガ274は、その弾性変形可能な性質により、振動モータ114にクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー270内で振動モータ114を堅く保持する。図示した図15の実施形態では、キャビティの下端部はカバー270の凸面278により画定され、これによりカバー270と振動モータ114とが接触する面積が低下する。このようにして、カバー270の振動の大きさは低下し、パネル110への不要な振動伝達が防止される。

図16は、さらに別の変形例による振動モータアセンブリ282を示すが、明確性のために振動モータを省略して図示している。アセンブリ282はカバー286を有し、カバー286は、上側で振動モータが支持される複数のあぶみ部290と、振動モータに係合する弾性屈曲式フィンガ294とを有する。フィンガ294は、その弾性変形可能な性質により、振動モータにクランプ力を作用させ、振動モータのフランジ170をマットレス(図示せず)の下面に接触した好適な状態に配置しつつ、カバー286内で振動モータ114を堅く保持する。カバー286は、パネル(図示せず)の頂面または底面のいずれか一方に取り付けられてもよい。

図17は、別の変形例による振動モータアセンブリ298を示す。アセンブリ298は、パネル110の上面から吊されたカバー302と、一枚の材料(例えば布、プラスチックなど)から作成されたカバー302により支持された振動モータ114とを有する。カバー302は弾性スリング306として構成されて、振動モータ114をパネル110に対して浮かせるようになっている。このようにして、パネル110へ伝達される振動の大きさが低下する。振動モータ114のフランジ170の周りには、スリング306内で振動モータ114を中央揃えすると共にスリング306内で振動モータ114が横方向へ移動するのを禁止するカラー310が配置されている。

図18は、さらに別の変形例による振動モータアセンブリ314を示す。アセンブリ314は、パネル110の頂面138から吊された複数の弾性ストラップ318と、このストラップ318により支持された振動モータ322とを有する。図17に示す弾性スリング306と同様の方法で、ストラップ318は、振動モータ322をパネル110に対して浮かせる。このようにして、パネル110から伝達される振動の大きさが低下する。 ストラップ318は、振動モータ322内のスロット326を貫通してねじ止めされ、ストラップ318内で振動モータ322を中央揃えすると共に振動モータ114が横方向へ移動するのを禁止する。

図19は、更なる変形例による振動モータアセンブリ330を示す。アセンブリ330は、パネル110の底面142に取り付けられた硬いカバー334と、カバー334のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。振動アイソレータ338(例えばゲルアイソレータ)を利用して、振動モータ114からカバー334とこれに取り付けられたパネル110とに振動が伝達するのを抑制する。一方、振動モータのフランジ170からパネル110の上のマットレスへ向けて、振動が上方に伝達される。

図20は、別の変形例による振動モータアセンブリ342を示す。アセンブリ342は、パネル110の底面142に取り付けられた硬いカバー346と、カバー346のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。また、アセンブリ342は、カバー346と振動モータ114との間に配置され、振動モータ114とその上のマットレス14との間隔を変化させる調節機構350を有する。これにより、取り付ける人(またはユーザ)は、マットレス14に伝達される振動を合成した後の振動の大きさを変化させることができる。調節機構350は、例えば、振動モータ114が着座するあぶみ部354と、カバー346に取り付けられてあぶみ部354およびモータ114をマットレス14に対して上昇・下降させる止めねじ358が設けられたノブとを有する。

図21は、さらに別の変形例による振動モータアセンブリ362を示す。アセンブリ362は、振動モータ114と、この振動モータ114をパネル110に固定する複数のクランプ366とを有する。具体的には、クランプ366は、フランジ170に存在するホールを通じて振動モータ114に結合している。パネル110は、クランプ366がパネル110の頂面138と同一平面に位置するようにクランプ366を受けるノッチ370を同数有していてもよい。フランジ170の上のライザパッド374を利用して、フランジ170とパネル110の頂面138との間の隙間を埋めるようにしてもよい。

図22は、更なる変形例による振動モータアセンブリ378を示す。アセンブリ378は、パネル110内の開口部の周辺でパネル110の上側凹面384から吊された振動モータ114と、振動モータ114のフランジ370とパネル110の上側凹面384との間に位置するフォームアイソレータ386とを有する。フォームアイソレータ386は、パネル110から伝達される振動を減衰させる。

図23と図24は、別の変形例による振動モータアセンブリ390を示す。アセンブリ390は、パネル110の底面142に取り付けられた硬いカバー394と、カバー394のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。複数の突起部402(図示した実施形態ではそれぞれ返しが設けられている)を有するライザパッド398が振動モータ114のフランジ170の上に配置されており、突起部402はマットレス14に挿入されている。この方法で、振動モータ114からの振動を、ライザパッド398と突起部402を通じてマットレス14に伝達できる。

図25は、更なる変形例による振動モータアセンブリ406を示す。アセンブリ406は、パネル110の底面142に取り付けられた硬いカバー410と、カバー410のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。リブ形状の複数の突起部418を有するライザパッド414が振動モータ114のフランジ170の上に配置されており、リブ418はその上のマットレス(図示せず)に挿入されている。このようにして、振動モータ114からの振動を、ライザパッド414とリブ418を通じてマットレスに伝達できる。

図26と図27は、更なる変形例による振動モータアセンブリ422を示す。アセンブリ422は、パネル110の底面142に取り付けられた硬いカバー426と、カバー426のキャビティ内で受けられた振動モータ114とを有する。マットレス14には凹部が設けられ、この凹部にトレイ430が配置されており、振動モータ114はトレイ430内で少なくとも部分的に受けられている。このようにして、振動モータ114からの振動を、トレイ430を通じてマットレス14に伝達できる。

本明細書に開示している振動モータアセンブリ、ならびに当該振動モータアセンブリを位置決めおよび/または取り付ける構造や方法について、可動式マットレスファンデーションと関連させて文章と図面で説明してきた。ただし、これらの利用は、可動式マットレスファンデーションに限定されない。さらに、これらと非可動式マットレスファンデーションとを組み合わせて利用することは、本明細書で予定されていることであって、このように利用することは、本発明の一態様を構成する。同様に、本明細書で開示している可動式マットレスファンデーショは必ずしも振動モータアセンブリを利用する必要はない。

本発明の種々の特徴について、以下の特許請求の範囲に記述する。

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