Liquid pulsation device with foam support

申请号 JP2002518902 申请日 2001-08-09 公开(公告)号 JP2004505727A 公开(公告)日 2004-02-26
申请人 スタンレー、エリック・ディー; スタンレー、カーク・エー; 发明人 スタンレー、エリック・ディー; スタンレー、カーク・エー;
摘要 【課題】液体脈動装置付き発泡体支持物を提供する。
【解決手段】この装置は、中に液体材料を密封可能に受け入れるように形成された柔軟かつ変形可能な外側膜と、この外側膜に接着されることなく密接に 接触 して収容され、寸法が外側膜の寸法と実質的に同じである発泡体コアと、外側膜内に密封可能に含まれ、かつ発泡体コアを満たしている液体材料とを有している。 液体材料は、発泡体コアと通って少なくとも部分的に循環可能であり、発泡体コアと柔軟膜との協働により均一かつ熱的に調整可能な媒体と、負荷がかけられた時に脈動緩衝装置が容易かつ均一に変形可能であるような構造的支持物とを提供する。 外側膜内の液体を直接脈動させる手段をさらに有し、外側膜は装置を波動または振動させ、液体材料を加熱又は冷却するように液体材料と協働する。
权利要求
  • 熱的に調整可能な脈動緩衝装置であって、
    (a)中に密封可能に液体材料を受け入れるように形成された柔軟かつ変形可能な外側膜と、
    (b)前記柔軟かつ変形可能な外側膜に密接に接触するが接着されることなくこの中に収容されており、前記外側膜と実質的に同じ寸法を有する発泡体コアと、
    (c)前記柔軟かつ変形可能な外側膜の中に密封可能に含まれ、かつ前記発泡体コアを満たしており、少なくとも部分的に前記発泡体コアを通って循環可能であり、満たされた前記発泡体コアと前記密封可能な柔軟膜との協働により負荷がかけられた時に前記緩衝装置が容易に均一変形可能であるように熱的に調整可能な媒体及び構造的支持を与える液体材料と、
    (d)前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる脈動手段とを具備する熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアは、更に1インチ当たり10個から60個までの範囲の気孔率を持つ網状ポリウレタン発泡体を有する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記流体容器の前記外側膜は、更に1mmから200mmまでの範囲の厚みのビニルを有する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記液体材料を出し入れするための再密封可能な入口及び出口バルブを更に具備する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記柔軟な外側変形可能膜は、更に前記装置を所定位置に保持するように機能する非滑動表面を備えた下側外側膜を具備する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記非滑動表面は、ゴムスタッド付き布とビニルスタッド付き布とから成るグループから選出されたスタッド付き布である請求項5に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記液体材料を加熱するか又は冷却するために前記液体材料と協働する熱調整器を、更に具備する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 人を中に受け入れるように形成された受入れ部位を、更に具備し、満たされた前記発泡体コア及び前記外側膜が前記人を実質的に囲むように前記受入れ部位の前記人よりも大きい寸法を有する請求項1に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアと導通する少なくとも1つの導管を備えた請求項1に記載の前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる前記脈動手段。
  • 熱的に調整可能な脈動緩衝装置であって、
    一貫性のある寸法の複数のセグメントを有し、前記セグメントの各々が他の少なくとも1つの他のセグメントに接続可能であり、それによって、前記装置の長さが選択的に可変であり、前記セグメント各々が、
    (a)中に液体材料を密封可能に受け入れるように形成された柔軟かつ変形可能な外側膜と、
    (b)この柔軟かつ変形可能な外側膜に密接に接触するが接着されることなく収容され、前記外側膜と実質的に一致する寸法を有する発泡体コアと、
    (c)前記柔軟かつ変形可能な外側膜内に密封可能に含まれ、かつ前記発泡体コアを満たしており、前記発泡体コアを通って少なくとも部分的に循環可能であり、満たされている前記発泡体コアと密封可能に柔軟な前記膜との協働によって、負荷がかけられた時に前記緩衝装置が容易に均一変形可能であるような実質的に均一な熱的調整可能な媒体及び構造的支持物を提供する液体材料と、
    (d)前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる脈動手段とを具備する熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアは、更に1インチ当たり10個から60個までの範囲の気孔率を持つ網状ポリウレタン発泡体を有する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記流体容器の前記外側膜は、更に1mmから200mmまでの範囲の厚みのビニルを有する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記液体材料を出し入れするための再密封可能な入口及び出口バルブを、更に具備する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 柔軟かつ変形可能な前記外側膜は、前記装置を所定位置に保持するように機能する非滑動表面を備えた下側外側膜を有する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 滑らない前記表面がゴムスタッド付き布とビニルスタッド付き布とから成るグループから選出されたスタッド付き布である請求項14に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記液体材料を加熱するか又は冷却するために前記液体材料と協働する熱調整器を、更に具備する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 人を中に受け入れるように形成された受入れ部位を更に具備し、満たされた前記発泡体コア及び前記外側膜が前記人を実質的に囲むように前記受入れ部位が前記人よりも大きい寸法を有する請求項10に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアと導通する少なくとも1つの導管を備えた請求項10に記載の前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる前記脈動手段。
  • 熱的に調整可能な脈動緩衝装置であって、
    (a)中に密封可能に液体材料を受け入れるように形成された柔軟かつ変形可能な外側膜と、
    (b)この柔軟かつ変形可能な外側膜に密接に接触するが接着されることなくこの中に収容されており、寸法が前記外側膜と実質的に同じである発砲体コアと、
    (c)前記柔軟かつ変形可能な外側膜の中に密封可能に含まれ、かつ前記発泡体コアを満たしており、少なくとも部分的に前記発泡体コアを通って循環可能であり、満たされた前記発泡体コアと前記密封可能な柔軟膜との前記協働により負荷がかけられた時に前記緩衝装置が容易に均一変形可能であるような熱的に調整可能な媒体及び構造的支持物を提供する液体材料と、
    (d)前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる脈動手段と、
    (e)前記液体材料を加熱するか又は冷却するために前記液体材料と協働する熱調整器とを具備する熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアは、更に1インチ当たり10個から60個までの範囲の気孔率を持つ網状ポリウレタン発泡体を有する請求項19に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記流体容器の前記外側膜は、更に1mmから200mmまでの範囲の厚みのビニルを有する請求項19に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記液体材料を出し入れするための再密封可能な入口及び出口バルブを、更に具備する請求項19に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 柔軟かつ変形可能な前記外側膜は、前記装置を所定位置に保持するように機能する非滑動表面を備えた下側外側膜を有する請求項19に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前非滑動記表面は、ゴムスタッド付き布とビニルスタッド付き布とから成るグループから選出されたスタッド付き布である請求項23に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 人を中に受け入れるように形成された受入れ部位を、更に具備し、満たされた前記発泡体コア及び前記外側膜が前記人を実質的に囲むように前記受入れ部位が前記人よりも大きい寸法を有する請求項23に記載の熱的に調整可能な脈動緩衝装置。
  • 前記発泡体コアと導通する少なくとも1つの導管を備えた請求項23に記載の前記緩衝装置内の前記液体材料を脈動させる前記脈動手段。
  • 人を脈動させる方法であって、
    (a)人またはこの人の一部分を脈動緩衝装置と密接に接触させ、前記装置が液体材料で満たされた発泡体コアを有し、前記液体材料が前記発泡体コアを通って流れる動作と脈動器と協調する作用とを交互に実施し、前記発泡体コアが密封可能かつ柔軟な外側膜によって覆われ、前記液体材料が前記発泡体コアを通って少なくとも部分的に循環させる工程と、
    (b)前記液体材料を波動または振動させるために前記液体材料と協調作動する前記脈動器を作動し、満たされている前記発泡体コアと密封可能かつ柔軟な前記外側膜との前記協働によって実質的に均一な脈動媒体に構造的支持物及び前記液体の振動が提供され、負荷がかけられた時に前記脈動緩衝装置が容易に均一変形可能である人の脈動の工程とを具備する方法。
  • 前記発泡体コアは、更に1インチ当たり10個から60個までの範囲の気孔率を持つ網状ポリウレタン発泡体を有する請求項27に記載の方法。
  • 前記流体容器の前記外側膜は、更に1mmから200mmまでの範囲の厚みのビニルを有する請求項27に記載の方法。
  • 前記液体材料を出し入れするための再密封可能な入口及び出口バルブを、更に具備する請求項27に記載の方法。
  • 柔軟かつ変形可能な前記外側膜は、更に前記装置を所定位置に保持するように機能する非滑動表面を備えた下側外側膜を有する請求項27に記載の方法。
  • 前記非滑動表面は、ゴムスタッド付き布とビニルスタッド付き布とから成るグループから選出されたスタッド付き布である請求項29に記載の方法。
  • (a)前記液体材料と協働を実施する熱調整器によって前記脈動緩衝装置内に含まれている前記液体材料を冷却または加熱する工程と、
    (b)前記熱調整器によって前記液体材料の温度を選択的に調整する工程とをさらに具備する請求項27に記載の方法。
  • 更に前記装置が人をその中に受け入れるように形成された受入れ部位を有し、満たされた前記発泡体コア及び前記外側膜が前記人を実質的に囲むように前記受入れ部位が前記人よりも大きいの寸法を有する請求項27に記載の方法。
  • 前記発泡体コアと導通する少なくとも1つの導管を備えた前記緩衝装置内の前記液体材料を前記脈動手段が脈動させる請求項27に記載の方法。
  • 少なくとも1つの導管を通って前記液体を前記発泡体コア内に波動的に流入させ、その後で波動を緩めることにより前記パルセータが前記液体材料を波動または振動させる請求項27に記載の方法。
  • 少なくとも1つの導管を通って前記液体を前記発泡体コア内に波動的に流入させ、その後で負の波動を供給することにより前記パルセータが前記液体材料を波動または振動させる請求項27に記載の方法。
  • 说明书全文

    【0001】
    本出願は1997年4月21日提出の出願第8/843,744号の分割出願である1999年10月7日提出の流体で満たされた発泡体容器(フォームコンテナ)に関する出願第9/414,415号の一部継続出願であり、全てが参照してここに組み込まれる、冷却流体容器に関する1997年5月27日発行の米国特許第5,632,051号の一部継続出願である流体で満たされた発泡体容器に関する1999年11月30日発行の現米国特許第5,991,948号である。 先々代出願は枕ユーザに一定の冷たいスポットを提供するため又は動物及びファミリペットを更に快適にするためにペット冷却ベッドを提供するために枕ケースと枕最上面との間で摺動する液体で満たされた発泡体充填容器を有する枕挿入品について開示している。 親発明はその上に居る動物または人に支持機能及び熱調整ユニットによってその機能を強化可能な熱調整機能を動物または人の身体に同時に提供する装置としての液体で満たされた発泡体充填容器に関し、更に詳細には、例えば、医療の分野において、ならびに娯楽用として使用される液体で満たされた発泡体充填緩衝式支持装置に関する。 本出願の種々様々な態様は、その上に居る人に支持機能及び体温調節機能を同時に提供する装置としての熱的に調整可能な脈動液体充満容器へ導かれ、更に詳細には、本発明の種々様々な実施形態は、例えば、医療分野においては、寝たきりの人の適切な血液循環を刺激するために脈動または振動を与え、それによって床擦れ等を防止するような脈動性液体充満発泡体充填緩衝式支持装置へ導かれる。
    【0002】
    支持し、及び/又は、熱調節器として作用し、かつ柔軟または融通性のある容器内に例えばなどの液体を含む例えばウォータベッドなどの液体包含装置に或る種の利点があることは長期に亙って認められてきた。 この種の装置に固有な欠点は容器内の液体が拘束されることなく自由に動くこと、及び、一般に液体はその上に置かれる人または物体の全重量に耐える必要があることである。 従って、この種の装置は、今までは、支持しようとする対象がその上に置かれるとそれによって容器内の液体の圧が増大することを当然な結果として受け入れてきた。 これは一般に装置を大きくかつ重くする。 更に、この種の装置が対象の周りで曲げられるか、又は、対象の周りに「巻き付けられる」場合には、曲がった部分に液体が部分的または完全に無くなるので、曲がった部分に捩れまたは結び目を生じることが少なくない。
    【0003】
    多くのウォータベッド装置の場合には、容器内または装置内における液体の波動その他の望ましくない動きを防止するために装置内に充填物が配置されている。 ただし、例えば従来の技術によるこの種の装置が人の腕、脚、等に巻きつけられることによって負荷がかけられた場合には、捩れまたは曲がりを生じる傾向がある。 チャンバ間に設けられる複雑なバルブ付き装置は一般に当該装置全体に亙って液体の動きを支持することが必要なので、複数のチャンバを備えた装置であっても満足な結果は得られない。 他の装置では、波動及びこの種液体充満装置に固有の液体の変位を軽減するためにバルブ、バフル、フィッタ等が用いられる。 更に、他の装置では、ゲル又は変形可能な可塑型充填物が用いられる。 この種の装置では、波動及び装置全体に亙る液体の変位を軽減しようと意図されるが、装置全体を通じて拘束されない水の移動性と結合した均等化されたサポートを備えようとは一切しない。
    【0004】
    液体充満装置に固有の問題を幾らか軽減するために、例えば密封可能なビニール製バッグ等のような容器または連続したカバーも多種多様な泡で満たされている。 これらの泡含有装置では一般に支持物として空気充満泡構造体が使用されるが、これらの泡構造体は液体の熱伝達性も、はたまた、装置全体を振動させることなく含まれている液体を直接貫いて循環可能な波動または脈動を引き起こす能力も提供しない。
    【0005】
    詳細には、「振動ウォータベッド」に関してBettsに発行された米国特許第3,872,526号はマットレスの側部と機械的な導通によって結合された複数の振動ユニットを備えた水充満マットレスについて開示している。 振動原動機は機械的摂動または振動をマットレスまで移動させ、結果的にマットレス上の人にまで移動させる。 ここに開示される本発明は泡が充満していない「全運動」ウォータベッドを振動させることに関する。 ここに開示される本発明のマットレス内の水は完全に無拘束であり、1つのユニットとしてマットレスに機械的に結合された振動原動機によって機械的に振動させられる。
    【0006】
    「単一体ウォターベッド」に関してSantoに発行された米国特許4,114,215は当該ウォータベッドがその中に設置される部屋の環境を制御するための様々な機構を備えた単一体付属制御ユニットについて開示している。 開示されている機構には「全運動」柔軟ウォータベッドブラダを振動させ、当該ブラダの中の流体を運動させる振動原動機が含まれる。 振動原動機による機械的な摂動はウォータベッドブラダ全体またはマットレスを振動させ、中に含まれている流体その物に波動または脈動を直接発生させない。 更に、前述した特許に開示されている発明においては、マットレス全体を通じて流体が完全かつ無拘束に移動できる発泡体非充満式ウォータベッドマットレスを振動させる。
    【0007】
    よくあるように、個体が長期に亙ってベッド内の実質的に同じ位置に横になっていなければならない場合には、患者が寝返りをうつか、或いは、身体の位置を頻繁に変えるように介護されなければ、標準フォームマットレス、ウォータベッド、又は、他のタイプのベッドクッションは加圧点接触、及び/又は、血液循環障害に関連する床擦れその他の問題を患者に経験させ兼ねない。 従って、発泡体の構造的支持、液体の熱移動可能性、及び、液体の無拘束運動に起因する固有の問題を起こすことなしに装置を脈動、振動、或いは、波動運動させる能力を提供する軽量装置であれば有利なはずである。
    【0008】
    ここで、発泡体充満、柔軟、液体不浸透性容器を液体で満たすことにより、装置の構造的安定性ならびに負荷に耐える能力を強化することが可能であり、同時に外部手段により選定された移動性を持つ液体によって有益な振動または脈動運動の提供を可能にし、同時に従来の技術による装置では入手不可能な強化された熱調整性、柔軟性、及び、移動性を保持することが可能なことが分かった。
    【0009】
    本発明の種々様々な実施形態によれば、同一寸法の発泡充填体をカプセルに入れた柔軟かつ液体不浸透外側膜を有する液体充満、発泡体充満、柔軟な容器が用いられている。 この場合、発泡充填体全体に亙って液体が少なくとも部分的移動性を持つように発泡充填体は液体で満たされ、柔軟性及び構造安定性の両方を備えた装置を提供するために発泡体と液体が外側膜の境界内で協調作動する。 本発明において、液体不浸透かつ柔軟な容器は液体で満たされた多孔性の発泡体材料によって実質的に充填されても差し支えない。 外側液体脈動源と容器内部との間で脈動する液体が交換されることを可能にすることによって、この充満した液体は直接的に波動または振動を発生させられ、それによって、その上に横たわっているか又は柔軟な液体容器と密接に接触している人の循環系の刺激に影響を及ぼし、同時に、「床擦れ」の原因となる加圧接触点の除去を支援する。
    【0010】
    本発明は、例えば、虚弱、老齢、入院患者、又は、長期に亙って寝たきりの患者、及び、血液沈降、擦り傷、筋肉萎縮、等の疾患を持つ患者用として理想的である。 本発明は、一般に標準的なマットレス又はウォータベッドと関連した問題の解決にも役立つ。 即ち、本発明の液体充満発泡体コアは、個人の体重が一層均等に配分されることを可能にし、それによって、床擦れ及び血液循環不良に起因する他の問題の原因となる身体の「加圧接触点」、又は、ベッドまたはライナとの接触点に連続的な圧力が加えられることを防止し、同時に、従来型ウォータベッドにおける液体の自由な流れを緩衝または拘束する。
    【0011】
    その上、本発明は、鎮静化して効果的な仕方において患者を連続的に動かすか又は振動させる波動または脈動を発生させ、かつ調整して、血液循環を改善し、床擦れ及び例えばマットレスパッドの表面に対する皮膚の一定加圧接触に関連する他の接触問題を防止する。
    【0012】
    多種多様な実施形態によれば、波動または振動を起こさせるために、装備と発泡体によって充填された柔軟な容器のコアとの間の液体を脈動または移動させる外部装置が装備されている。 本装置は振幅と振動数が変動する脈動様式において液体を動かすことが可能であり、これによって、種々異なる治療を施すために、振動または低速波動が導入されることになる。 一実施形態において、本装置は、徐々に変化する運動を提供するために、振動数及び振幅に関するプログラムを介して循環作動する。 一態様によれば、波動は開始されてから、その後で緩和される。 別の態様によれば、波動は開始されてから、その後で逆転される。
    【0013】
    発泡体によって充填された柔軟な容器としての本装置は、人と容器内に封じ込められた液体との間の対流性熱交換によって人を本来的に冷却、及び/又は、加熱する。 熱は周囲環境に受動的に消散される。 他の一実施形態において、液体は熱調整器、又は、外部の加熱または冷却装置によって加熱、及び/又は、冷却される。 前述の装置は容器外部の液体を直接的に加熱または冷却する。 従って、加熱及び冷却装置、及び、脈動及び波動装置は容器内で交換される液体に同時に作用する。 典型的一実施形態においては、外部の熱調整及び液体の波動化は同一装置によって実施される。
    【0014】
    本発明の上記以外の他の目的、特徴、及び、利点は以下に示す好ましい実施形態についての詳細な記述、添付特許請求の範囲、及び、本明細書の一部を形成する添付図面の参照によって一層明白になるはずである。 ここに、同じ参照番号は幾つかの図面において対応する部分を示すものとする。
    【0015】
    本発明の開示された実施形態について詳細に説明する前に、本発明の実施形態としてはここに示す以外の実施形態も可能であるので、本発明はここに示された特定の配置構成の詳細への適用に限定されないことを理解されたい。 また、ここで使用される用語は記述を目的とするものであって、限定を意図するものではない。 実際問題として、本発明を実施するためには、「必須」又は「必要」と特記されていていない要素は一切必要としない。
    【0016】
    【発明の実施の形態】
    図面を参照すると、図1は本発明の液体波動装置10の上面斜視図であり、ここに示す液体を含んだベッド20は動揺または振動運動を与える。 この装置10は、脈動器、即ち、液体脈動ユニット30と適宜導通し、本ユニットは、制御装置を介して作動されると、液体22の動きを介して圧力を交互に増減することによってベッド20内の水を振動または脈動させる機構を提供する。 ベッド20に対して制御された様式で液体22を追加または排除することによりベッド20は振動または波動するように作成されている。 バイブレイタの迅速性(振動数)、大きさ(振幅)、及び、位相は、ベッド20における振動運動のレベルを制御するために変化させることが可能である。 マニフォルド33及び液体移送チューブ32は、液体22の流れを容易にするためにユニット30へ適宜結合されている。 ベッド20の水平軸に沿って配置された液体移送チューブ34、35、36とも導通しているチューブ32及びマニフォルド33は、ベッド20のコアと導通している。
    【0017】
    前記ユニット30は、例えばユニット30が正の波動を加えてから緩和するような任意の適当な技法によってベッド20を波動運動させる。 ベッド20を振動させる本方法において、液体22は、ユニット30から発生し、その後で緩和される液体の脈動波によってベッド20のコアに対して出入りする振動運動として波動を生じる。 初期波動において、ユニット30は、矢印38により示されるように、チューブ32を通って液体22をベッド20に向かって前方に押し、マニフォルド33を通り、液体移送チューブ34、35、36を通ってベッド20内に押し込む。 次に、波動は適宜緩和され、液体22は、矢印38により示されるように、適当な波動運動によりベッド20からチューブ32、34、35、36に戻る。
    【0018】
    代わって、ユニット30は、正波動と、これに後続する負波動とを交互に供給することが可能である。 ベッド20を振動させる第2の方法において、液体22は、ユニット30からの液体脈動波と、これに後続するユニット30からの負の波動とによって、ベッド20のコアに対して振動運動の形で波動を生じる。 この第2の方法においては、第1の正の波動はユニット30によって供給される。 この場合、ユニットは、矢印38により示されるように、液体22をチューブ32を通ってベッド20まで前方に押し、更に、マニフォルド33、液体移送チューブ34、35、36を通ってベッド20内へ押し込む。 ユニット30は、正の波動を供給した後で、ベッド22から液体22をチューブ32、34、35、36へ引き戻すために、矢印38に示すように、負の波動を供給する。 勿論、ポンピング作用、波動作用、又は、サージング作用による方式が本発明の多種多様な実施形態に従って公式化することも可能である。 正と負の波動は、例えば緩和周期を用いて組み合わせることが可能である。 更に、チューブ32及びマニフォルド33に関して他の構造体を公式化することも可能である。 例えば、チューブ32は、ベッド20への多重チューブ干渉効果を持つマニフォルド構造体として実現可能であり、或いは、チューブ32、34、35、36の個数は2本から数打または数百本までの広範囲に亙ることがあり得る。
    【0019】
    前記ユニット30は、脈動ポンプ機構(図示せず)を含んでも差し支えない。 この脈動ユニット30によるこの動作は、ベッド20全体に亙って脈動、波動、又は、振動運動を発生させるように調整され得る。 この運動は、ベッドに横たわる患者によって感知されるとは限らないが、患者の身体へ伝達され、当人の血液循環を効果的に刺激し、同時に、ベッド20の表面と身体との加圧接触点を移動させる。
    【0020】
    次に、液体封じ込めベッド20の横断面図を図2に示す。 液体22によって満たされることになる発泡体コア21は、ビニル被覆、即ち、外側膜23によってきちんと封入されている。 ビニル被覆、即ち、外側膜23は、強力な液密密封を形成するように、例えば熱または無線周波数(RF)放射により26において一緒に熔融された上側ビニルシート、即ち、上側膜24及び下側ビニルシート、即ち、下側膜25によって構成される。 厚さが2mmから200mmの範囲の柔軟ビニルシート24及び25が利用可能であり、下側ビニルシート25は、例えばゴムスタッド付き布またはビニルスタッド付き布のような非滑動表面を持つものとする。 ベッド20は、ベッド20に対する液体の出し入れ用として簡単な液体入口及び出口を備えるものとする。 液体入口及び出口27は水密様式においてビニル被覆に取り付けられ、発泡体コア21は液体22で満たされている。 図2に示す典型的なベッド20は、1つの単一入口27を備えているが、他の実施形態においては、複数の入口を備えても差し支えないことを理解されたい。
    【0021】
    種々の実施形態によれば、発泡体コア21は、例えば、多孔性セル28を有する網状ポリウレタン製発泡体で構成構成される。 この発泡体コア21は、発泡体コア21内での液体の実質的に自由な移動を可能にするための開孔構造に適する。 発泡体コア21は水その他の液体22によって満たされている。 発泡体コア21は比較的大きいサイズの孔が得られるように酸処置または音波処置されることが可能であり、例えば、1インチ当たり(PPI)10個から60PPIまでの範囲の孔密度の材料が入手可能である。 少なくとも20PPIの孔密度であれば、ベッドのビニル被覆23が破裂するか又は裂かれた場合に、ノイズ及び漏洩の危険性両方を軽減できる。 ノイズが軽減される理由は、液体22は発泡体コア21内に保持され、被覆23内で聞こえる「はね」又は「しぶき」を発生するほど自由でないことに因る。 また、液体22は発泡体コア21内に保持され、裂け目から漏れるほど自由でないので、漏洩の危険性も軽減される。 従って、裂け目またはその近傍に圧力がかからない限り、発泡体コア21は液体22を解放したり、或いは、漏れを生じる傾向は無い。 その上、全ての液体22が、例えば導通によって、コア21全体に均等に配分されるので、液体22がスポットに溜まる傾向はない。 これは発泡体コア21が重量シンクとして作用することを可能にし、装置10を安定させ、かつ装置10が所定位置から滑って移動することを防止する。
    【0022】
    発泡体コア21の細胞状構造の閉鎖を強化するにつれて、装置10による機械的支持も強化されることを理解されたい。 ただし、細胞孔28の閉鎖を更に強化すると、発泡体コアコア21内液体22の移動性は低下する。 従って、発泡体コア21内に含まれている液体22の混合が小さければ小さい程、その結果として、液体に波動運動を起こさせるために必要な圧力は一層大きくなる。 最も効果的であるためには、液体22は広範囲に亙ってできる限り多くの細胞孔28に浸透しなければならないことを理解されたい。 或る特定の熱容量特性が装置全体に付与されるように、液体22を選択することが可能であることを理解されたい。
    【0023】
    当出願者による本発明の多種多様な実施形態においては、発泡体コア21全体に亙り脈動する熱的調整可能な液体材料22を循環させるための媒体を提供するために、密封されたビニル被覆23と満たされている発泡体コア21との間の関係を利用する。 密封されたコンパートメント間で液体を前後に動かすためにバルブを備えた複雑でない装置が膜内に配置されているので、装置10の発泡体コア21は、ベッド20境界の中の液体22が循環することを可能にする。 発泡体コア21全体を通じて液体材料22の循環可能性は本発明の装置10が、ベッド20自体でなく効果的ではあるが穏やかに、その上に横たわっているか又はベッド20の表面に密接に接触している人の血液循環を強化するために液体22を直接脈動及び波動運動させることを可能にする。
    【0024】
    図3において、液体を波動運動させる装置100の他の典型的な一実施形態を示す。 液体封じ込めベッド120は、液体封じ込めベッド120と導通する外部液体脈動ユニット130によって動揺または振動運動を提供する。 ベッド120は被制御様式において、ベッド120に対して液体122を追加または排除することによって振動または波動するように作成されている。 迅速性(振動数)及び大きさ(振幅)は両方共、ベッド120にける振動運動のレベルを制御するために変更することが可能である。 更に、チューブ138及びマニフォルド133に供給されるパルスの整相は変更可能である。 装置100は液体122の動きを介して圧力を交互に増減することによりベッド120内の水を振動または脈動の形で移動させる脈動器または液体脈動ユニット130を有する。 マニフォルド133及び液体移送チューブ132はユニット130において生成されたパルスに感応する。 ベッド20の水平軸に沿って配置された液体移送チューブ134、135、136とも導通するチューブ132及びマニフォルド133はベッド120のコアと導通している。 脈動はユニット130と導通しているユーザ入力制御装置(図示せず)によって制御可能である。
    【0025】
    ユニット130は、例えば正の波動を供給した後でこれを緩和することにより、又は、混合された正と負の波動を供給することによりベッド120を振動させる。 ベッド120を振動させる第1の方法において、液体122は、ユニット130からの液体を脈動させ、その後でこれを緩和することによりベッド120のコアに対して振動運動の形で波動を発生させられる。 初期波動において、ユニット130はチューブ132を通って液体122を前方にベッド120に向かって押し、更に、マニフォルド133及び液体移送チューブ134、135、136を通って、矢印138によって示すように、ベッド120内へ押し込む。 次に、液体122がベッド120からチューブ132、134、135、136へ、矢印138によって示すように、押し戻されるにつれて、波動は緩和される。
    【0026】
    ベッド120を振動させる第2の方法において、液体122は、ユニット130からの負の波動によって後続されるユニット130からの液体の脈動波動によって振動運動に形において、ベッド120のコアに対して波動運動を起こさせられる。 この第2の方法において、第1の正の波動は、チューブ132を通ってベッド120に向かい液体122を前方に押し、更に、マニフォルド133、液体移送チューブ134、135、136を通って、矢印138で示すように、ベッド120内へ押し込むことによりユニット130によって供給される。 即座に、ユニット130は負の波動を供給し、液体122は、矢印138によって示すように、ベッド122からチューブ132、134、135、138へ引き戻される。
    【0027】
    図2に関連して上述した一実施形態の場合と同様に、液体封じ込めベッド120は液体で満たされ、かつビニル被覆または外側膜123によってきちんと囲まれた発泡体コア121によって構成される。 ビニル被覆または外側膜123は、強化水密密封を形成するために例えば熱、RF、または、他の放射によって一緒に熔融された上側ビニルシートまたは上側膜124、及び、下側ビニルシートまたは下側膜125によって構成される。 下側ビニルシート125は、例えばゴム製スタッド付き布またはビニル製スタッド付き布などのように、非滑動表面を有する。 ベッド120は、ベッド120に対して液体を出し入れするために簡単な液体入口及び出口127を備える。 液体用入口及び出口127は水密様式においてビニル被覆123取り付けられ、発泡体コア121は水または他の液体によって満たされている。
    【0028】
    本発明のベッド120は、ベッド120内の液体を冷却または加熱する方法の場合と同様に制御装置を介して作動されると既に述べたように波動を供給する熱調整器140と適宜導通する。 液体の冷却または加熱を達成するために、液体移送チューブ132は調整器140にベッド120を接続する。 ポンプ機構(図示せず)はベッド120内の液体を液体移送チューブ132に入れさせ、矢印136に示すように、調整器140に導く。 調整器140は液体122を適宜冷却または加熱し、液体を波動運動させ、液体移送チューブ134、135、136を通ってベッド120へ導き戻すために、液体移送チューブ142を通って、矢印144によって示すように、液体122を脈動器130に導く。
    【0029】
    本発明は好ましい実施形態に関して記述したが、結果が依然として本発明の範囲に含まれるように多数の変形及び改変が可能である。 ここに開示された特定の実施形態に関しては一切の制限を意図するものでなく、或いは、意図するものでないことが推論されるべきものである。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明に従い本体に接続された外部脈動手段を備えた脈動、液体充満発泡体容器の典型的実施形態の上面斜視図である。
    【図2】本発明の液体封じ込めベッドの横断面図である。
    【図3】本発明に従い外部液体熱調整器及び本体に接続された脈動手段を備えた脈動、液体充満発泡体容器の典型的実施形態の上面斜視図である。

    QQ群二维码
    意见反馈