制御装置及び電動家具

申请号 JP2017087386 申请日 2017-04-26 公开(公告)号 JP2018183430A 公开(公告)日 2018-11-22
申请人 パラマウントベッド株式会社; 发明人 吉田 友毅; 細川 雄史; 下川 真人;
摘要 【課題】使い易さを向上できる制御装置及び電動家具を提供する。 【解決手段】制御装置160は、電動家具310の可動部70の動作を制御可能な複数の第1操作受付部20と、第2操作受付部25と、を含む。可動部は、 角 度が変更可能なボトム部と、高さが変更可能な高さ変更部70dと、を含む。第2操作受付部は、操作モードにおいて、複数の第2操作受付部により記憶モードにおいて作られたボトム部及び高さ変更部の少なくともいずれかの状態を再現する。 【選択図】図1
权利要求

電動家具の可動部の動作を制御する操作を受け付け可能な複数の第1操作受付部と、 第2操作受付部と、 を備え、 前記可動部は、度が変更可能なボトム部と、高さが変更可能な高さ変更部と、を含み、 前記第2操作受付部は、操作モードにおいて、前記複数の第1操作受付部により記憶モードにおいて作られた前記ボトム部及び前記高さ変更部の少なくともいずれの状態を再現する、制御装置。前記第2操作受付部は、前記操作モードにおいて、前記複数の第1操作受付部により前記記憶モードにおいて作られた前記ボトム部及び前記高さ変更部の少なくともいずれかの動きの順番に従って前記ボトム部及び前記高さ変更部の前記動きを制御可能である、請求項1記載の制御装置。前記ボトム部は、背ボトム、膝ボトム及び脚ボトムの少なくともいずれかを含み、 前記第2操作受付部は、前記操作モードにおいて、前記複数の第1操作受付部により前記記憶モードにおいて作られた、前記背ボトム、前記膝ボトム及び前記脚ボトムの前記少なくともいずれか並びに前記高さ変更部の少なくとも2つの動きの順番に従って前記ボトム部及び前記高さ変更部の前記動きを制御可能である、請求項1記載の制御装置。請求項1〜3のいずれか1つに記載の制御装置と、 前記可動部と、 を備えた電動家具。

说明书全文

本発明の実施形態は、制御装置及び電動家具に関する。

例えば、高さや背もたれの度を変更可能な電動家具(例えば、電動ベッドまたは電動椅子など)がある。これらの電動家具は、手元スイッチなどの制御装置(例えばリモートコントローラ:リモコン)により操作される。このような制御装置において、使い易さの向上が望まれる。

特開平11−235363号公報

本発明の実施形態は、使い易さを向上できる制御装置及び電動家具を提供する。

実施形態によれば、制御装置は、電動家具の可動部の動作を制御可能な複数の第1操作受付部と、第2操作受付部と、を含む。前記可動部は、角度が変更可能なボトム部と、高さが変更可能な高さ変更部と、を含む。前記第2操作受付部は、操作モードにおいて、前記複数の第1操作受付部により記憶モードにおいて作られた前記ボトム部及び前記高さ変更部の状態の少なくともいずれかを再現する。 別の実施形態によれば、上記の制御装置と、前記可動部と、を含む電動家具が提供される。

本発明の実施形態は、使い易さを向上できる制御装置及び電動家具を提供できる。

図1(a)〜図1(c)は、実施形態に係る制御装置及び電動家具を例示する模式的斜視図である。

図2(a)〜図2(e)は、実施形態に係る電動家具の制御を例示する模式図である。

図3は、実施形態に係る制御装置における記憶モードを例示するフローチャート図である。

図4(a)〜図4(c)は、実施形態に係る制御装置により制御される電動家具の状態を例示する模式図である。

図5は、実施形態に係る制御装置を含む別の電動家具を例示する模式的斜視図である。

以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。 図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。 本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。

図1(a)〜図1(c)は、実施形態に係る制御装置及び電動家具を例示する模式的斜視図である。 図1(a)に示すように、実施形態に係る制御装置160は、電動家具310と共に用いられる。制御装置160は、電動家具310の可動部70を制御することができる。制御装置160は、例えば、電動家具310のリモートコントローラ(リモコン)である。制御装置160は、例えば、手元スイッチである。制御装置160は、照明の入り切り機能、看護者または介護者の呼び出し機能、または、電源の入り切り機能などの種々の機能を有しても良い。

電動家具310は、例えば、病院、介護施設、または、家庭などで使用される。

この例では、電動家具310は、電動ベッドである。電動ベッドは、可動部70を有する。可動部70は、例えば、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び高さ変更部70d(例えばベッド昇降機)などを含む。背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cにおいて、互いの角度は変更可能である。背ボトム70aの動作により、使用者の背の角度が変更可能である。膝ボトム70bと脚ボトム70cとの間の角度の変更により、膝の角度が変更可能である。これらの角度は、連動して変化しても良い。高さ変更部70dは、例えば、床面とベッド面との間の距離(高さ)を変更可能である。高さ変更部70dは、ベッドの頭側の高さと、ベッドの足側の高さと、独立して変更できても良い。これにより、ベッド面の全体の傾斜が変更できる。これらの可動部70には、例えばアクチュエータなどが用いられる。可動部70の動作により、「背上げ」、「膝上げ」、「高さ調整」及び「傾斜」などの少なくともいずれかが可能である。「傾斜」は、ローリング及びチルトの少なくともいずれかを含む。

制御装置160は、上記の可動部70と電気的に接続される。制御装置160と可動部70との間に、制御回路が設けられても良い。このように、間に他の回路が設けられる場合も、電気的に接続される状態に含まれる。

図1(a)に示すように、制御装置160は、ケーブル15により、電動家具310と接続される。制御装置160は、無線通信により、電動家具310と接続されても良い。制御装置160は、操作部10を含む。

図1(b)及び図1(c)に示すように、制御装置160(操作部10)は、第1面10a及び第2面10bを有する。第2面10bは、第1面10aと反対側の面である。第1面10aは、例えば、表側の面である。第2面10bは、例えば、裏面である。第1面10aは、例えば、操作面である。

制御装置160は、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)と、第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)と、スイッチ50(切り換え部)と、を含む。

複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)及び第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)は、第1面10aに設けられる。スイッチ50は、例えば、第1面10a以外の部分に設けられる。この例では、スイッチ50は、第2面10bに設けられている。スイッチ50は、制御装置120の筐体の側面に設けられても良い。

スイッチ50は、例えば、ハードウエアスイッチ、または、ソフトウエア制御されるスイッチである。以下の例では、スイッチ50として、ハードウエアスイッチが用いられる。

複数の第1操作受付部20、及び、第2操作受付部25には、例えば、機械的な接点を有するスイッチ(例えばボタン)が用いられる。複数の第1操作受付部20、及び、第2受付部25には、この他、静電式または光学式などの任意の入装置(例えばタッチスイッチなど)が用いられても良い。

複数の第1操作受付部20(例えば、操作ボタン)及び第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)は、電動家具310の可動部70の動作を制御する操作を受け付け可能である。

制御装置160は、操作モードと、記憶モードと、を有する。操作モードにおいて、第1操作受付部20及び第2操作受付部25を操作することで、可動部70が制御される。記憶モードにおいて、可動部70の制御に関しての記憶が行われる。

スイッチ50により、操作モード及び記憶モードの切り替えが行われる。例えば、スイッチ50を押すことで、操作モードから記憶モードに切り替わる。このとき、例えば、メモリー表示部26(図1(b)参照)が、点灯、または点滅しても良い。スイッチ50を再び押すことで、記憶モードから操作モードに切り替わる。例えば、操作モードにおいて、メモリー表示部26は消灯しても良い。

記憶モードにおいて、可動部70の状態及び制御の順番などが、記憶される。

一方、操作モードにおいて、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)を操作することにより、電動家具310の可動部70の動作が制御される。さらに、操作モードにおいて、第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)の操作により、記憶モードにおいて記憶された可動部70の状態及び制御の順番などに従って、可動部70が制御される。

この例では、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)は、「連動」に関する上昇のボタン21a、「連動」に関する下降のボタン21b、「頭」に関する上昇のボタン22a、「頭」に関する下降のボタン22b、「足」に関する上昇のボタン23a、「足」に関する下降のボタン23b、「高さ」に関する上昇降のボタン24a、及び、「高さ」に関する下降のボタン24bなどを含む。

操作モードにおいて、以下が行われる。例えば、「頭」に関する上昇のボタン22aが押されると、背ボトム70aの角度が大きくなる。例えば、「頭」に関する下降のボタン22bが押されると、背ボトム70aの角度が小さくなる。例えば、「足」に関する上昇のボタン23aが押されると、膝ボトム70b及び脚ボトム70cの角度が大きくなる。例えば、「足」に関する下降のボタン23bが押されると、膝ボトム70b及び脚ボトム70cの角度が小さくなる。これらの角度は、例えば、平面からの角度である。例えば、「高さ」に関する上昇のボタン24aが押されると、ベッド面が高くなる。例えば、「高さ」に関する下降のボタン24bが押されると、ベッド面が低くなる。例えば、「連動」に関する上昇のボタン21aが押されると、「頭」及び「足」が連動して変化する。例えば、「連動」に関する下降のボタン21bが押されると、「頭」及び「足」が連動して変化する。これらの変化は、可動部70の動作により行われる。例えば、第1操作受付部20が操作を受け続けている期間(例えば操作ボタンを押し続けている期間)に、上記の動作が行われる。これにより、安全な動作が得られる。

この例では、第2操作受付部25として、複数のボタン(第1メモリーポジションに関するボタン25a、及び、第2メモリーポジションに関するボタン25bなど)が設けられている。第2操作受付部25となる複数のボタンの数は、3以上でも良い。

操作モードにおいて、以下が行われる。ボタン25aが押されると、第1メモリーポジションが形成される。ボタン25bが押されると、第2メモリーポジションが形成される。第1メモリーポジションは、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び高さ変更部70dのそれぞれの状態の組み合わせの1つの状態に対応する。第2メモリーポジションは、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び高さ変更部70dのそれぞれの状態の組み合わせの別の1つの状態に対応する。

第2操作受付部25(ボタン25a及びボタン25b)により、所望の姿勢が形成できる。この所望の姿勢は、使用者などにより記憶させることができる。さらに、所望の姿勢に至るまでの可動部70の動きの順番も記憶することができる。記憶された順番に従って、可動部70が動く。

第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)による可動部70の制御は、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)よる可動部70の制御よりも簡単である。第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)により、使い易さが向上する。

第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)は、例えば、電動家具310の使用者により操作されるのに適している。さらに、第2操作受付部25は、電動家具310の使用者の介護者(看護師など)により、操作されても良い。

一方、複数の第1操作受付部20(例えば複数の操作ボタン)の少なくとも一部は、複数の可動部70のそれぞれを個別に独立して制御することができる。これにより、所望の状態が、細かく制御できる。従って、複数の第1操作受付部20は、介護者(看護師など)により操作されるのに適している。

第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)を設けることで、電動家具310(例えば電動ベッド)の使用者に、可動部70をより積極的に動かすことを促すことができる。複数の第1操作受付部20に加えて、第2操作受付部25を設けることで、例えば、使用者と、使用者の介護者と、の両方において、より使い易くなる。

このように、実施形態においては、可動部70は、角度が変更可能なボトム部と、高さが変更可能な高さ変更部70dと、を含む。記憶モードにおいて、複数の第1操作受付部20(操作ボタン)により、ボトム部及び高さ変更部70dの状態が形成され、その状態が記憶される。操作モードにおいて、第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)は、記憶されたその状態(記憶状態)を形成可能である。すなわち、操作モードにおいて、第2操作受付部25が操作を受けると(例えばメモリーボタンが押される)と、その記憶状態が形成される。すなわち、複数の第1操作受付部20により記憶モードにおいて作られたボトム部及び高さ変更部の少なくともいずれの状態を、操作モードにおいて、第2操作受付部25は、再現する。

例えば、第2操作受付部25が操作を受けると、可動部70が動いて、最終的な形状(姿勢)が得られる。さらに、複数の可動部70(ボトム部及び高さ変更部70d)の制御の順番も記憶されても良い。この場合、第2操作受付部25が操作を受けると、記憶された順番に従って可動部70が動いて、最終的な形状(姿勢)が形成される。

既に説明したように、電動家具310は、例えば、病院、介護施設、または、家庭などで使用される。電動家具310の使用者は、例えば、被介護者である。電動家具310の使用者は、例えば、高齢者、怪我人(負傷者)または病人などである。電動家具310(例えば電動ベッド)を、このような使用者が望む、適切な状態に制御することが望まれる。

例えば、使用者によっては、予め決められた連動動作では、意図した動きにはならず、違和感を覚える場合が考えられる。

例えば、足や腰を骨折している使用者や、関節が拘縮している使用者もいる。このような使用者においては、例えば、動かしてはいけない部位(例えば関節)がある場合がある。例えば、膝の拘縮が発生している場合、電動ベッドには、膝動作を制限した連動機能が望まれる。例えば、使用者の状態に合わせて、動かす関節と、実質的に動かさない関節と、を所望のように組み合わせ、その使用者に特有の動作をさせたい場合がある。

さらに、使用者によっては、所望の順番でボトムの角度を変更することが望ましい場合もある。使用者の状態によっては、ボトムの角度の変化の順番が不適切だと、痛みを感じる場合があるからである。

このように、1つの姿勢を形成する場合にも、使用者に対する適性がある。このような使用者に対する適性を反映した動作を行うことが、使い易さの向上に重要であることが分かった。

例えば、最終的な姿勢に向かって、複数のボトム部が同時に動く場合には、使用者の使い易さの向上に限界がある。最終的な姿勢に至る、複数のボトム部の動きの順番と、動きの程度と、の組み合わせが適正になることで、使い易さが大きく向上する。

さらに、例えば、使用者が高齢者、怪我人(負傷者)または病人などである場合に、電動家具310の高さは、重要である。例えば、ベッドに使用者が移乗する場合や、ベッドから使用者が立ち上がる場合には、電動ベッドがある程度高いことが望まれる。これにより、移乗や立ち上がりが容易になる。一方、使用者がベッド上で睡眠している場合は、ベッドは低い方が望まれる。これにより、ベッドから転落したときも、重大な事故(けがなど)が生じ難くできる。

従って、高齢者、怪我人(負傷者)または病人などの被介護者が電動ベッド310を使用する場合には、高さを使用者の状態に合わせて調整することが特に重要となる。このため、角度の調整に加えて、高さの調整を行うことで、使用者の状態に合わせた電動家具310の姿勢が調整でき、使い易さが向上できる。

図1(b)に示すように、第1面10aに表示領域28が設けられても良い。表示領域28は、例えば、電動家具310の可動部70に関する情報(ボトムの角度や高さなど)を表示可能である。表示領域28は、複数の第1操作受付部20(操作ボタン)及び第2操作受付部25の、機能または動作状態に関する情報を表示しても良い。

以下、操作モードにおける複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)による可動部70の制御の例について説明する。

図2(a)〜図2(e)は、実施形態に係る電動家具の制御を例示する模式図である。 図2(a)に示すように、「頭」に関するボタン22aまたはボタン22bが操作されると、背ボトム70aの角度が変化し、「背上げ動作」、または、「背下げ動作」が行われる。

図2(b)に示すように、「足」に関するボタン22aまたはボタン22bが操作されると、膝ボトム70b及び脚ボトム70cの角度が変化し、「膝上げ動作」、または、「膝下げ動作」が行われる。

図2(c)に示すように、「高さ」に関するボタン24a及びボタン24bが操作されると、高さ変更部70dの動きが制御される。これにより、高さ調整が行われる。すなわち、ベッド面の高さH1が変更される。

図2(d)に示すように、「連動」に関するボタン21a及びボタン21bが操作されると、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cのそれぞれの角度が連動して変化する。高さH1が連動して変化しても良い。

図2(e)に示すように、頭ボトム70hがさらに設けられても良い。頭ボトム70hの動作により、頭の角度が変更可能である。

一方、第2操作受付部25が操作を受けると(例えば、ボタン25aまたはボタン25bが操作されると)、第1メモリーポジション(第1姿勢)が形成される。この第1メモリーポジションは、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び高さ変更部70dのそれぞれの状態の1つの組み合わせである。例えば、第2操作受付部25が操作を受けると、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び高さ変更部70dが、記憶された順番に従って動く。第2操作受付部25(ボタン25aまたはボタン25b)の操作により、頭ボトム70hがさらに制御されても良い。この場合も、頭ボトム70hの動きの順番が記憶されても良い。

以下、記憶モードについて説明する。 図3は、実施形態に係る制御装置における記憶モードを例示するフローチャート図である。 図3に示すように、初期状態では、制御装置160は、待機状態(操作モード)である。この状態において、切り替え部(例えばスイッチ50)が操作されたかどうかが判断される(ステップS110)。操作されない場合は、ステップS110に戻る。

切り替え部(スイッチ50)が操作されたら、記憶モードに移行する(ステップS120)。

記憶モードにおいて、初期位置が設定される(ステップS130)。初期位置は、電動家具310における可動部70の初期位置である。例えば、可動部70のボトムがフラットになり、ベッド面の高さH1は、初期高さとなる。

複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)が操作されると、電動家具310の可動部70(例えばアクチュエータ)が制御されて動作する(ステップS140)。例えば、メモリー設定者(使用者でも良く、介護者でも良い)が、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)を所望の順番で所望の程度操作する。例えば、可動部70のボトム部(頭ボトム70h、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70c)及び高さ変更部70dが、所望の順番で所望の程度動く。

切り換え部(例えばスイッチ50)が操作されたかどうかが判断される(ステップS150)。

切り換え部(例えばスイッチ50)が操作されない場合、ステップS140に戻る。可動部70のボトム部及び高さ変更部70dの変更は、所望の状態が形成されるまで継続される。

ステップS140における可動部70のボトム部及び高さ変更部70dの動きは、例えば、制御部160または電動家具310に設けられる記憶部(記憶装置)に記憶される。動きは、電動家具310と有線または無線で接続されたサーバの記憶装置などに保存されても良い。

可動部70のボトム部及び高さ変更部70dにおいて所望の動きが得られたら、設定者により、切り換え部(例えばスイッチ50)が操作される。これにより、記憶モードが終了し(ステップS160)、初期の待機状態(操作モード)に移行する。これにより、メモリー設定が完了する。

このように、実施形態においては、切り換え部(例えばスイッチ50)により、操作モードから記憶モードへの移行、及び、記憶モードから操作モードへの移行が行われる。記憶モードにおいては、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)が実際に操作され、その操作に応じて、可動部70が動く。メモリー設定者が電動家具310の使用者である場合には、使用者が電動家具を使用している状態(電動ベッドに寝ている状態)で、記憶モードにおいて、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)を操作する。そして、所望の順番で所望の程度、可動部70を動かす。そして、その順番及び程度が、記憶部に記憶される。これにより、より好みに合った適正な動きを記憶させることができる。

実施形態において、メモリー設定者は、電動家具310の使用者の介護者でも良い。この場合には、使用者が電動家具を使用している状態(電動ベッドに寝ている状態)で、記憶モードにおいて、介護者が使用者の状態を見ながら、または、使用者と話しをしながら、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)を操作する。そして、所望の順番で所望の程度、可動部70を動かす。そして、その順番及び程度が、記憶部に記憶される。これにより、より好みに合った適正な動きを記憶させることができる。

図4(a)〜図4(c)は、実施形態に係る制御装置により制御される電動家具の状態を例示する模式図である。 これらの図は、第2操作受付部25が操作を受けたとき(例えばメモリーボタンが操作されたとき)の可動部70の動作の例を示している。この動作の例は、記憶された順番による可動部70の動きの例に対応する。

この例では、第2操作受付部25が操作を受けると(例えばボタン25aが押されると)、図4(a)に示すように、脚ボトム70cが少し上昇する。

図4(b)に示すように、この後、背ボトム70a及び脚ボトム70cが上昇しつつ、高さ変更部70dが高くなり、ベッド面が上昇する。

図4(c)に示すように、この後、脚ボトム70cが少し下降しつつ、高さ変更部70dがさらに高くなり、ベッド面がさらに上昇する。

このように、この例では、可動部70に含まれる複数のボトム(背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cなど)と、高さ変更部70dと、が、記憶された順番に従って、制御される。これにより、所望の1つのメモリーポジションが得られる。このメモリーポジションは、例えば、使用者がテレビジョンなどを観るときに使用されるポジションである。

図1(b)に関して説明したように、第2操作受付部25として、複数のボタン(ボタン25a及びボタン25b)が設けられていても良い。例えば、ボタン25bにより形成される第2ポジションは、例えば、食事、読書、立ち上がり、睡眠、または覚醒(ただし、ベッド上に横たわっている)などに適した姿勢でも良い。

例えば、電動家具310の使用者は、第2操作受付部25の操作(例えばメモリーボタンを押す)だけで、実質的に十分な、所望の姿勢を得ることができる。これにより、使い易さを向上できる制御装置及び電動家具を提供することができる。

実施形態において、第2操作受付部25(例えばメモリーボタン)の数(すなわち、記憶される姿勢の数)は、1でも良く、2以上でも良い。

このように、実施形態においては、第2操作受付部25は、操作モードにおいて、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)により記憶モードにおいて作られたボトム部及び高さ変更部70dの少なくともいずれかの動きの順番に従って、ボトム部及び高さ変更部70dの動きを制御可能である。上記の、「複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)により記憶モードにおいて作られたボトム部及び高さ変更部70dの少なくともいずれかの動きの順番」は、「複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)により記憶モードにおいて形成されて記憶されたボトム部及び高さ変更部70dの少なくともいずれかの動きの順番」に対応する。ボトム部は、例えば、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cの少なくともいずれかを含む。このとき、第2操作受付部25は、操作モードにおいて、複数の第1操作受付部20(例えば操作ボタン)により記憶モードにおいて作られた(形成されて記憶された)、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cのこの少なくともいずれか、並びに、高さ変更部70dの少なくとも2つの動きの順番に従って、ボトム部及び高さ変更部70dの動きを制御する。

実施形態において、記憶部として、例えば、半導体記憶装置、磁気記憶装置または光学記憶装置などを用いることができる。この記憶部は、電動家具310が設けられる場所とは異なる場所に設けられても良い。例えば、電動家具310(制御部160を含む)と通信可能なサーバに設けられる記憶装置を、記憶部として用いても良い。実施形態において、記憶部に記憶された可動部70の状態の少なくとも一部は、例えば、初期化(初期値に設定)可能でも良い。例えば、記憶モードにおいて、所定の操作(ボタンなどの操作)により、一括または個別に初期化されても良い。

図5は、実施形態に係る制御装置を含む別の電動家具を例示する模式的斜視図である。 図5に示すように、電動家具311は、電動椅子である。電動家具311は、可動部70を含む。可動部70は、例えば、背もたれ部70e及び座面部70fを含む。背もたれ部70eは、角度が変更可能なボトム部に対応する。座面部70fは、高さ変更部に対応する。座面部70fの角度が変更可能でも良い。実施形態に係る制御装置160により、これらの可動部70が制御される。電動家具311においても、操作性を向上できる電動家具が提供できる。

実施形態によれば、使い易さを向上できる制御装置及び電動家具が提供できる。

以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、制御装置に含まれる第1操作受付部、操作ボタン、第2操作受付部、メモリーボタン、スイッチ及び表示領域などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。

各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。

その他、本発明の実施形態として上述した制御装置及び電動家具を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての制御装置及び電動家具も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。

その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。

10…操作部、 10a、10b…第1、第2面、 15…ケーブル、 20…第1操作受付部、 21a、21b、22a、22b、23a、23b、24a、24b…ボタン、 25…第2操作受付部、 25a、25b…ボタン、 26…メモリー表示部、 28…表示領域、 50…スイッチ、 70…可動部、 70a…背ボトム、 70b…膝ボトム、 70c…脚ボトム、 70d…高さ変更部、 70e…背もたれ部、 70f…座面部、 70h…頭ボトム、 160…制御装置、 310、311…電動家具、 H1…高さ

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