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Manipulative treatment for aid to be used in the front and back of the manipulative treatment

申请号 JP2002248038 申请日 2002-08-28 公开(公告)号 JP3752479B2 公开(公告)日 2006-03-08
申请人 有限会社誠心; 发明人 義信 関澤;
摘要
权利要求
  • 整体治療の前後において使用する整体治療用補助具であって、断面形状が長辺と短辺と斜辺とを有する直角三角形からなる直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在、かつ、着脱自在に面ファスナー2で接合し、直角稜と短辺とからなる面の直角稜に対抗する端面に、各々面ファスナー3,4を設け、短辺同士からなる面を面ファスナーで固定できるようにしたことを特徴とする可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 請求項1記載の可変三角枕Aにおいて、
    (1)直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在に面ファスナー2で接合し、かつ、直角稜と短辺とからなる面の直角稜に対抗する端面に設けた面ファスナー3,4により、短辺同士からなる面を固定して、可変三角枕Aとして使用する、
    (2)直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在に面ファスナー2で接合し、かつ、直角稜と長辺とからなる面を重ね合わせて、可変三角枕Aとして使用する、
    (3)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥がし、各直角三角柱部材1a、1bを単独に独立して使用する、
    (4)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥がし、各直角三角柱部材1a、1bを2つ組み合わせて、各斜辺同士または各長辺同士からなる面が重ね合わさらない状態で使用する、
    (5)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナーを剥がし、各直角三角柱部材1a、1bの各斜辺同士または各長辺同士からなる面を重ね合わせて、断面形状が長方形または平行四辺形の形状で使用する、
    ことを特徴とする可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 請求項1記載の可変三角枕Aにおいて、
    直角三角柱部材1a、1bの三角形状の面を除いた全ての面に、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム等の弾性部材からなる滑り止めを設けたことを特徴とする請求項1および請求項2記載の可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 請求項1記載の可変三角枕Aにおいて、
    直角三角柱部材1a、1bの三角形状の面を除いた面に、
    使用目的、使用上の注意、および代表的な使用例を印刷等により表示したことを特徴とする請求項1、請求項2および請求項3記載の可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 整体治療の前後において使用する整体治療用補助具であって、断面形状が楔形で、横幅が体幅程度であり、楔形の先端を脊柱の腰仙部に当てた時に、臀部を覆う長さの短寸楔形マット、膝までの長さの中寸楔形マット、および頭頂部を覆うまでの長さの長寸楔形マットの3種の楔形マットからなり、
    中寸楔形マットには、上面に大腿部を受ける浅い長形の凹部を設け、
    長寸楔形マットには、上面に後頭部を受ける浅い凹部を設けた3種の楔形マットと、可変三角枕Aとの組合わせとからなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3および請求項4記載の可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 整体治療の前後において使用する整体治療用補助具であって、請求項5記載の3種の楔形マットを2種以上積み重ねて使用することを特徴とする請求項5記載の可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 整体治療の前後において使用する整体治療用補助具であって、四角柱状の角枕をさらに組合わせて使用することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5および請求項6記載の可変三角枕Aからなる整体治療用補助具。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明が属する技術分野】
    本発明は、整体治療の前後において使用する整体治療用補助具に係り、特に脊柱の矯正効果が得られるようにした整体治療用補助具に関するものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、床またはベット上で使用する整体治療用補助具としては、膝枕や枕がある。
    膝枕は、辺の長さが25cm×27cm×30cmの三角形断面であり、横幅の長さが40cmの三角柱状のものが市販されている。 その具体例を図11のEに示す(以下、膝枕Eという。)。 この膝枕Eは、仰臥時において、下肢の裏面に使用するものである。
    角枕は、辺の長さが8cm×13cm×33cmの四角柱状のものが市販されている。
    その具体例を図11のFに示す(以下、角枕Fという。)。
    また、他に、治療用ベッドに顔を入れる穴がない場合に使用する胸当てパッドがある。
    胸当てパッドは、断面形状が胸に当てる部分が楔形で、顔の部分が矩形であり、横幅が体幅程度であり、矩形部分の中央には顔が入るU字形の切り込みが形成されている。
    これらの治療用補助具は、いずれも治療師が治療中に使用するものである。
    【0003】
    人間の直立時においては、脊柱はそれを支える筋肉群によって、前後方向に湾曲していることが正常であり、腰仙部Yの湾曲が特に重要である。
    この腰仙部Yの湾曲は、仙骨の前後に関わる筋群、具体的には、その一つとして腸骨筋があり、これらと腰椎の前後に関わる筋群、具体的には、その一つとして大腸筋があり、これらの筋群により、直立のバランスをとっている。
    一方、仰臥位においては、脊柱は平状態に近く、すなわち腰仙部Yの前後方向は真直位に近くなることが正常である。
    ところが、日常生活において、(a)同一姿勢を長くとることが多いと、同じ筋肉だけを使うため、筋肉疲労や筋肉の緊張が進み、腹筋や背筋の筋肉低下を引き起こす、また、(b)前傾姿勢で長く仕事をすることが多いと、しらずしらずのうちに、背筋やももの表側などの体幹伸展筋群を多用するため、腰椎の前方向への歪みが増大する。 さらに、(c)座ったままの姿勢が多いと、腹筋やお尻の筋肉などの体幹屈曲筋群が低下しがちになり、相対的に体幹伸展筋群が強化され、これも腰椎の歪みを増大させる。
    これらの原因が加わると、仰臥位になっても、直立時に働く筋群の緊張状態が維持されてしまうために、腰仙部Yの前後方向湾曲状態が残ってしまう。
    そして、前記筋群の緊張が残存し、脊柱の腰仙部Yにおける湾曲状態が維持されてしまうと、脊柱のゆがみを誘発し、種々の悪影響を与え、例えば腰痛等を引き起こす。
    【0004】
    そこで、本発明者は、仰臥位における腰仙部Yの前後方向湾曲状態を矯正し、脊柱を水平状態、すなわち腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位にするために、強制的に矯正するための補助具を発明し、特願2001−151373号として、出願した。
    この発明は、整体治療の前後において使用する整体治療用補助具に係り、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を形成するために働く筋群の緊張を解くための機能を備え、腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位に近く矯正ができるようにした整体治療用補助具を提供するものである。
    即ち、断面形状が楔形で、横幅が体幅程度であり、楔形の先端を腰仙部に当てた時に、臀部を覆う長さの短寸楔形マットB、膝までの長さの中寸楔形マットC、および頭頂部覆うまでの長さの長寸楔形マットD有する3種の楔形マットを用いて、脊柱の腰仙部における前後方向湾曲状態の個人差・体型差に応じて、1種ないし3種を組合わせて使用することにより、腰仙部の前後方向湾曲状態を真直位迄の間で任意の状態に矯正すことを可能とするものである。
    また、断面形状が長辺と短辺とを有する直角三角形からなる直角三角柱部材を2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在に接合し、
    直角稜と長辺、および直角稜と短辺とからなる面のそれぞれに、各々面ファスナーを設け、短辺同士からなる面、または長辺同士からなる面を面ファスナーで固定することにより、三角柱の任意の一辺からなる面を底辺とするときに、その三角柱の頂点の角度を変えることができることを特徴とする可変三角枕を用いて、この可変三角枕を下肢の裏面に当て、下肢を屈曲させ、腸腰筋の緊張を緩めることにより、腰仙部の前後方向湾曲状態を真直位迄の任意の状態に矯正することを可能とするものである。
    あるいは、上記3種のマットB、C、D、および上記可変三角枕を組合わせて使用することにより、個人差・体型差に応じて、腰仙部の前後方向湾曲状態を真直位迄の任意の状態に矯正することを可能とするものである。
    【0005】
    前記発明により、整体治療の前後において使用する整体治療用補助具に関して、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を形成するために働く筋群の緊張を解くための機能を備え、腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位に近く矯正ができるようにした整体治療用補助具を提供することができた。
    そして、短寸楔形マットB、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDからなる3種の楔形マット、ならびに可変三角枕の単独使用および併用、さらに膝枕E、角枕Fと組み合わせて使用することにより、体格差、体型差等の個人差に対応することができるという効果があった。
    しかし、体格差、体型差等の個人差に対応するために、使用する整体治療用補助具の種類が多いという欠点があった。
    【0006】
    【発明が解決しようとする課題】
    本発明は、前記した欠点を改善し、単純な整体治療用補助具でもって、体格差、体型差等の個人差に対応することができるようにすることである。
    【0007】
    【課題を解決するための手段】
    本発明は、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を矯正するために、整体治療の前後において使用するものであって、整体治療用補助具として、主に、可変三角枕を使用するものである。
    【0008】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
    本発明に係る整体治療用補助具は、整体治療の前後において使用するものであって、直角三角柱部材を2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在、かつ、着脱自在に接合し、短辺同士からなる面、または長辺同士からなる面を固定できるうえに、分離して、直角三角柱部材を単独に独立して、あるいは2つ組合わせて使用できるようにした可変三角枕である。 この可変三角枕を図1にAとして示す(以下、可変三角枕Aという。)。
    また、断面形状が楔形で、横幅が体幅程度であり、楔形の先端を脊柱の腰仙部に当てた時に、臀部を覆う長さの短寸楔形マット、膝までの長さの中寸楔形マット、および頭頂部を覆うまでの長さの長寸楔形マットの3種の楔形マットからなり、中寸楔形マットには、上面に大腿部を受ける浅い長形の凹部を設け、
    長寸楔形マットには、上面に後頭部を受ける浅い凹部を設けた3種の楔形マットと、可変三角枕Aとの組合わせとからなることを特徴とする整体治療用補助具である。 この際、3種の楔形マットを2種以上積み重ねて使用することができる。 さらに、可変三角枕Aに、或いは可変三角枕Aおよび3種の楔形マットに、公知の四角柱状の角枕を組合わせて使用することができる。
    【0009】
    【実施例1】
    本発明の可変三角枕Aは、図1のAに示すように、断面形状が長辺37cmと短辺20cmとを有する直角三角形からなる直角三角柱部材1a、1bを2つ用意する。 また、幅5.0cmの面ファスナー2を用意する。 そして、直角三角柱部材1a、1bの直角稜から長辺側にかけて幅2.5cmの面ファスナー2a、2bを取り付け、さらに、直角稜と短辺とからなる面の直角稜に対抗する端面に、各々幅2.5cmの面ファスナー3、4を取り付ける。
    この様にして用意した前記直角三角柱部材1a、1bを2つ、短辺同士からなる面をつきあわせ、直角稜から長辺側に張り付けた面ファスナー2a、2bに面ファスナー2を張り合わせて、直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在、かつ、着脱自在に接合する。
    また、直角稜と短辺とからなる面の直角稜に対抗する端面に取り付けた面ファスナー3、4により、短辺同士からなる面を、面ファスナー2と面ファスナー3、4とで強固に固定できるようにする。
    この可変三角枕Aを構成する部材は、表面は皮、擬革あるいは布等の公知の材料であり、内部はスポンジ、発体等の公知の材料からなるものである。
    この実施例1では、可変三角枕Aの断面形状は、長辺37cm、短辺20cmとしたが、この可変三角枕Aの断面形状は、長辺34cm、短辺18cm、あるいは長辺39cm、短辺21cmでも良く、必要に応じて、適宜変更できるものである。
    【0010】
    以上のような構成にしために、本発明の可変三角枕Aは、直角三角柱部材1a、1bの直角稜を回転自在に面ファスナーで結合して使用する場合を、図2に示す。 この際、可変三角枕Aの三角柱の任意の一辺からなる面を底辺とするとき、図2の(1)〜(5)に示すように、その三角柱の頂点の角度を変えることができることを特徴とする整体治療用補助具である。
    可変三角枕Aの頂点の角度は、(1)〜(2)〜(3)〜(4)〜(5)の順で大きく変化する。
    この使用例は、特願2001−151373号において、図2として示した例と同じである。
    【0011】
    そして、可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥離し、直角三角柱部材1a、1bを分離して、単独に独立して使用する場合を、図3に示す。
    この際、直角三角柱部材1a、1bの頂点の角度は、(6)〜(7)〜(8)〜(9)の順で大きく変化する。
    【0012】
    また、可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bを分離して、その内の1個を直角稜と長辺からなる面を下にして、もう1個を組み合わせて、各斜辺同士からなる面が重ね合わさらない状態で使用する場合を、図4に示す。
    この際、直角三角柱部材1a、1bからなる頂点の角度は、(10)〜(11)〜(12)〜(13)の順で大きく変化する。
    同じように、可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bを分離して、その内の1個の直角稜を上にして、もう1個を組み合わせて、各長辺同士からなる面が重ね合わさらない状態で使用する場合を、図5に示す。
    この際、直角三角柱部材1a、1bからなる頂点の角度は、(14)〜(15)〜(16)〜(17)の順で大きく変化する。
    【0013】
    さらに、可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bを分離して、直角稜と長辺とからなる面を下にして、もう1個の直角稜と長辺とからなる面を上にして、直角稜が左右対象になるように、斜面からなる面同士を重ね合わせて、断面形状が長方形になるようにして使用する場合を、図6(18)に示す。
    同じように、直角三角柱部材1a、1bを分離して、斜面同士からなる面を下にして、直角稜が上になるようにし、もう1個の直角稜が下に来るようにして、直角稜が左右対象になるように、長辺同士からなる面を重ね合わせて、断面形状が平行四辺形になるようにして使用する場合を、図6(19)に示す。
    この際、高さは、(18)は(19)よりも高くなる。
    【0014】
    【実施例2】
    本発明の可変三角枕Aは、実施例1に詳述したように、
    (1)直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在に面ファスナー2で接合し、かつ、直角稜と短辺とからなる面の直角稜に対抗する端面に設けた面ファスナー3,4により、短辺同士からなる面を固定して使用する、
    (2)直角三角柱部材1a、1bを2つ組合わせ、その直角三角柱の直角稜を回転自在に面ファスナー2で接合し、かつ、直角稜と長辺とからなる面を重ね合わせて使用する、
    (3)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥がし、各直角三角柱部材1a、1bを単独に独立して使用する、
    (4)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥がし、各直角三角柱部材1a、1bを2つ組み合わせて、各斜辺同士または各長辺同士からなる面が重ね合わさらない状態で使用する、
    (5)直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナーを剥がし、各直角三角柱部材1a、1bの各斜辺同士または各長辺同士からなる面を重ね合わせて、断面形状が四辺形または平行四辺形の形状で使用する、
    というように使用形態の変化が多いので、すべての使用状態において、安定した使用を可能とするために、三角柱部材1a、1bの三角形状の面を除いた全ての面に、滑り止めを設けた例を示す。
    滑り止めは、長さ約5cm、幅約1.5cm、厚さ約00mmの形状であり、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴム等の弾性部材からなるものである。
    なお、滑り止めの形状、素材は、この例に限定されるものではなく、同様の目的・効果を奏するものなら何でも良いことは明かであろう。
    取り付け場所は、各面の四隅の外端から内側へ、面ファスナーのある面では面ファスナーを避けて、全て直角稜と平行になるように取り付ける。
    取り付け方法は、接着剤、縫いつけ等の公知の方法により取り付ける。
    直角稜と短辺とからなる面に取り付けた例を、図7の(1)に示す。
    直角稜と長辺とからなる面に取り付けた例を、図7の(2)に示す。
    斜辺からなる面に取り付けた例を、図7の(3)に示す。
    【0015】
    【実施例3】
    本発明の可変三角枕Aは、実施例1、および実施例2に記載したように、使用形態の変化が多いので、利用者の便宜を図るために、目的・注意書や、代表的な使用例を可変三角枕Aの表面に印刷等により、表示しておく例を示す。
    先ず、使用目的として、
    「目 的これは、あなたにとって最もリラックスした姿勢をつくるためのマクラです。」
    と記載した文章を、図2の(2)における1b面に表示する。
    次いで、注意書きとして、
    「注 意1.あなたにとって最も楽な使用状態を選択し、使用してください。
    2. 「最も楽な使用状態」は、いつも同じとは限りません。
    3. 寝心地が悪いと感じた時は、より楽な姿勢を探してください。
    4. ガマンしてはいけません。
    5. 詳しくは、添付の取扱説明書をよく読んで下さい。 」
    と記載した文章を、図2の(2)における1a面に表示する。
    なお、図2の(2)における1b面、1a面は、上下を逆にして、1a面、1b面にしても同じことであることは明かであろう。 また、記載内容もこれに限定されるものでないことも明かであろう。
    さらに、代表的な使用例について、
    図2に(1)〜(5)として記載した使用例をまとめて、図2の(3)における1b面に表示した例を図8のaに示す。
    図3に(6)〜(9)として記載した使用例と、図6に(18)、(19)として記載した使用例とをまとめて、図2の(4)における1a面に表示した例を図8のbに示す。
    図4に(10)〜(13)として記載した使用例をまとめて、図2の(5)における1a面に表示した例を図9のcに示す。
    図5に(14)〜(17)として記載した使用例をまとめて、図2の(5)における1b面に表示した例を図9のdに示す。
    なお、図2の(3)における1b面、(4)における1a面、(5)における1a面、および(5)における1b面に表示した例を示したが、表示する使用例、および表示する面は、必要に応じて適宜選択できるものであり、この例に限られるものでないことは明かであろう。
    この様に、可変三角枕A本体に注意書きや使用例が表示されているので、利用者は取扱説明書を一々取り出さなくても、まごつかずに、色々と試してみることができるようになる。
    【0016】
    【実施例4】
    本発明において、可変三角枕Aと併用して使用する3種の楔形マットは、特願2001−151373号に記載したものと同じである。
    即ち、短寸楔形マットBは、図7のBに示すように、断面形状が直角三角形であり、その直角辺の一辺の長さが10cm、他の一辺の長さが15cmであり、横幅が45cmの三角柱状をしている。
    中寸楔形マットCは、図7のCに示すように、断面形状が直角三角形であり、その直角辺の一辺の長さが10cm、他の一辺の長さが50cmであり、横幅が45cmの三角柱状をしており、長辺からなる面を上にして大腿部を受ける浅い長径の凹部5を直角辺同士で作られる面に設けている。
    長寸楔形マットDは、図7のDに示すように、断面形状が直角三角形であり、その直角辺の一辺の長さが10cm、他の一辺の長さが55cmであり、横幅が45cmの三角柱状をしており、長辺からなる面を上にして頭部を受ける浅い凹部6を上面に設けている。
    これら3種の楔形マットを構成する部材は、表面は皮、擬革あるいは布等の公知の材料であり、内部はスポンジ、発体等の公知の材料からなる。
    なお、実施例3においては、楔形マットの長さを各々具体的に数値で規定しているが、本発明において併用して使用する3種の楔形マットは、この長さに限定されるものではなく、個人差・体型差の応じて、適宜変更が可能であることは当然である。
    【0017】
    【使用例1】
    本発明の可変三角枕Aの使用例、および、可変三角枕Aと、短寸楔形マットB、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDからなる3種の楔形マットとの使用例、さらに公知の四角柱状の角枕とを組合わせた使用例を、図面を用いて説明する。
    図面における使用例において、可変三角枕A、および3種の楔形マットは、すべてその先端を腰仙部Yの中心に当てた場合について説明する。
    さらに、角枕F組み合わせた使用例も説明する。
    先ず、可変三角枕Aを使用する際には、図2の左側に頭を位置し、図2の(1)〜(4)においては、可変三角枕Aの左側先端を腰仙部Yの中心に当ててから、可変三角枕Aの頂点を膝裏に当て、可変三角枕Aの右側先端の右外に足を持ってくるように、足を可変三角枕Aの上に載せる。 図2の(5)においては、深く足を曲げ、その内側に可変三角枕Aを挟み込むようにする。
    ここで、以下の使用例において、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を水平状態、すなわち真直位までに、強制的に近付けた矯正の程度を示す変位角度を、本発明においては、仙骨の腰椎に対する矯正角αする。 しかし、本来、矯正角αは水平線に対する角度で表示されるものであるところ、図面に書き込むと煩雑になるので、本使用例においては垂線に対してその大きさを図面に示した。
    以下の使用例も全て同じである。
    図3に示す例において、可変三角枕Aの面ファスナー2を剥がし、直角三角柱部材1a、1bを分離して、単独に独立して使う場合も上記と同様にする。
    図4および図5に示す例において、分離した直角三角柱部材1a、1bを2つ組み合わせて使う場合も上記と同様にする。
    なお、以下の使用例において、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を水平状態、すなわち真直位までに、強制的に近付けた矯正の程度を示す変位角度を、本発明においては、仙骨の腰椎に対する矯正角αする。
    この使用例1において、図2の対応では、矯正角αは、(1)<(2)<(3)<(4)<(5)となる。
    図3の対応では、矯正角αは、(6)<(7)<(8)<(9)となる。
    図4の対応では、矯正角αは、(10)<(11)<(12)<(13)となる。
    図5の対応では、矯正角αは、(14)<(15)<(16)<(17)となる。
    この使用例1においては、人体との関係を示す図面は省略した。
    【0018】
    【使用例2】
    図3に示した可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥離し、直角三角柱部材1a、1bを分離して単独で使用する場合と、本発明で併用する短寸楔形マットB、中寸楔形マットC、および長寸楔形マットDの内の1種又は2種とを組み合わせて使用した例を図12に示す。
    (1)仰臥位において、背面に長寸楔形マットDを使用し、脊柱の腰仙部Yより頭部までに傾斜を付け、背面より支え持ち上げ、さらに第3図の(6)に示す直角三角柱部材1a、1bを下肢の裏面に使用することにより、腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位までに近付けている使用例を図12の(1)に示す。
    (2)仰臥位において、背面に長寸楔形マットDを使用し、脊柱の腰仙部Yより頭部までに傾斜を付け、背面より支え持ち上げ、さらに、中寸楔形マットCの上に、図3の(6)に示す直角三角柱部材1a、1bを重ねて、下肢の裏面に使用することにより、腰仙部Yより膝窩部までに傾斜を付け、下肢背面より支え持ち上げることにより、腰椎に対する仙骨の前傾の程度を軽減させるとともに、股関節を軽度に屈曲させ、腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位までに近付けている使用例を図12の(2)に示す。
    (3)仰臥位において、背面に長寸楔形マットDを使用し、脊柱の腰仙部Yより頭部までに傾斜を付け、背面より支え持ち上げ、また、臀部に短寸楔形マットBを使用し、腰仙部Yより臀部までに傾斜を付け、仙骨の末端部を臀部背面より支え持ち上げ、さらに、図3の(8)、(9)に示す直角三角柱部材1a、1bを下肢の裏面に使用することにより、腰椎に対する仙骨の前傾の程度を軽減させ、腰仙部Yの前後方向湾曲状態を真直位までに近付けている使用例を図12の(3)および(4)に示す。
    以下の使用例において、本来、矯正角αは、前記したとおり、水平線に対する角度で表示されるものであるところ、図面に書き込むと、線が重なり合い、煩雑になるので、以下の使用例においては、垂線に対してその大きさを図面に示した。 この使用例2において、矯正角αは、(1)<(2)<(3)<(4)となる。
    【0019】
    【使用例3】
    図4の(12)、(13)、および図5の(17)に示した可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥離し、直角三角柱部材1a、1bを分離して、組み合わせて使用する場合と、本発明で併用する長寸楔形マットD、および第10図に示す角枕Fを組み合わせて使用した例を図13に示す。
    使い方は、前記使用例1、および使用例2と同じなので、以下は、省略して記載する。
    (1)図4の(12)と長寸楔形マットDとを用いた使用例を図13の(1)に示す。
    (2)図5の(17)と長寸楔形マットDとを用いた使用例を図13の(2)に示す。
    (3)図4の(13)と長寸楔形マットDとを用いた使用例を図13の(3)に示す。
    (4)図5の(17)と長寸楔形マットDと、さらに角枕Fとを用いた使用例を図13の(4)に示す。
    この使用例3において、矯正角αは、(1)<(2)<(3)<(4)となる。
    【0020】
    【使用例4】
    図3の(7)、(9)および図5の(14)に示した可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥離し、直角三角柱部材1a、1bを分離して、単独で、または組み合わせて使用する場合と、本発明で併用する短寸楔形マットB、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDからなる3種の楔形マットの内、その1種または2種と、さらに角枕Fとを組み合わせて使用した例を図14に示す。
    (1)図3の(7)と、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDと、さらに角枕Fとを用いた使用例を図14の(1)に示す。
    (2)図3の(9)と、短寸楔形マットBおよび長寸楔形マットDと、さらに角枕Fとを用いた使用例を図14の(2)に示す。
    (3)図5の(14)と、長寸楔形マットDと、さらに角枕Fとを用いた使用例を図14の(3)に示す。
    この使用例4において、矯正角αは、(1)<(2)<(3)となる。
    【0021】
    【使用例5】
    図3の(8)、図4の(12)、(13)、および図5の(16)に示した可変三角枕Aの直角三角柱部材1a、1bの直角稜から、面ファスナー2を剥離し、直角三角柱部材1a、1bを分離して、単独で、または組み合わせて使用する場合と、本発明で併用する中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDの1種または2種と、さらに角枕Fとを組み合わせて使用した例を図15に示す。
    (1)図3の(8)と、中寸楔形マットC、および長寸楔形マットDを2重に積み重ねとを用いた使用例を図15の(1)に示す。
    (2)図4の(13)と、長寸楔形マットDを2重に積み重ねとを用いた使用例を図15の(2)に示す。
    (3)図5の(16)と、長寸楔形マットDを2重に積み重ねと、さらに角枕Fとを組み合わせて使用した例を図15の(3)に示す。
    (4)図4の(12)と、中寸楔形マットC、および長寸楔形マットDを2重に積み重ねとを用いた使用例を図15の(4)に示す。
    この使用例5において、矯正角αは、(1)<(2)<(3)<(4)となる。
    【0022】
    【使用例6】
    図6の(18)、(19)は、前記してきた仰臥位(仰向け)の使用とは異なり、従来のバストマットの使用状態のように、腹臥位(うつ伏せ)になって使用するものである。 このことにより、脊柱の前後方向の湾曲を無くし、真直に近付く体位を可能とする。
    (18)、(19)の使用例を、それぞれ第16図の(1)、(2)に示す。
    この使用例を見ればわかるとおり、高さは、(18)は(19)よりも高いが、底辺は、(19)の方が(18)よりも長い。 この違いは、体格差等により使い分けが可能である。
    【0023】
    以上の各使用例において、矯正角αは、標準的な状態について示したが、実際には体型差、体格差等の個人差により変化するものである。 例えば、ねこ背の人の場合には、長寸楔形マットDを背中側に入れた場合の方が矯正角αがより大きくなる。 また、3種の楔形マットの使用状況により矯正角αは、矯正の程度を必ずしも正しくあらわすものではない。
    さらに、前記使用例においては、楔形マットの先端を腰仙部Yの中央に当てた場合について説明したが、腰仙部Yには幅があり、その幅の範囲において楔形マットの先端を移動することにより、個人差に対応した微調整が可能である。
    その他に、可変三角枕A、3種の楔形マット、および角枕Fの設置位置を移動することによっても、矯正角αを微調整することが可能となるものである。
    【0024】
    本発明の可変三角枕A、および、短寸楔形マットB、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDからなる3種の楔形マットは、整体治療の前後において使用する整体治療用補助具と規定しているが、整体治療を行う時に治療師が使用するものではないから、整体治療と関係なく使用できることは当然である。
    【0025】
    【発明の効果】
    以上説明したように本発明の整体治療用補助具は、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を矯正するために、整体治療の前後において使用するものである。 すなわち、整体治療の前において使用する場合には、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲状態を形成している筋群の緊張を解くことができるので整体治療がより容易になる。 また、整体治療の後において使用する場合には、矯正状態を維持することができるので、治療効果が一層高まる。 さらに、整体治療の前および後において2度使用する場合には、なおさら治療効果がより一層高まる。
    【0026】
    また、本発明は、整体治療用補助具として、可変三角枕Aの単独使用、および短寸楔形マットB、中寸楔形マットCおよび長寸楔形マットDからなる3種の楔形マットとの併用、さらに角枕Fと組み合わせて使用することにより、組み合わせのバリエーションが非常に多くなるので、体格差、体型差等の個人差に対応することができるという効果がある。
    【0027】
    さらに、本発明の整体治療用補助具は、その構造が単純であり、かつ、その使い方が容易であるうえに、使い方のバリエーションが豊富であるという効果がある。
    そのために、本発明の整体治療用補助具は、整体治療者の指導の元で、その使用になれた患者は、自宅において使用することが可能となり、日常生活に起因する脊柱の歪みを日常生活において解くことができるという効果が得られる。
    【0028】
    また、本発明の可変三角枕Aは、使用形態の変化が多いが、滑り止めを設けたことにより、すべての使用状態において、安定した使用が可能となるという効果がある。
    【0029】
    さらに、本発明の可変三角枕Aは、その本体に注意書きや使用例が表示されているので、利用者は取扱説明書を一々取り出さなくても、まごつかずに、色々と試してみることができるようになるという効果がある。
    【0030】
    前記の使用例において、本発明の整体治療用補助具は、整体治療の前後において使用することを示したが、治療師が整体治療を行う時に使用するものではないから、(1)治癒した後に、整体治療なしに、自宅で使用できるものである、
    また、(2)初めから整体治療をすることなく、自宅で使用することもできるものである。
    以下に、初めから整体治療をすることなく、自宅で使用できる応用例として、いくつか列挙する。
    【0031】
    【応用例1】
    本発明の整体治療用補助具は、脊柱の腰仙部Yにおける前後方向湾曲を形成するために働く筋群の緊張状態を緩めることができるので、身体のリラックス状態を容易につくり出すことができるという特徴を有するために、(1)入眠時間を短縮することができる、および(2)熟睡することができる。
    そのために、効率的な仮眠や、不眠の解消等、眠りに関して、多岐に亘る効果が期待できるものである。
    【0032】
    【応用例2】
    本発明の整体治療用補助具は、使用形態の変化が多く、体位変換を容易に行うことができるという特徴を有するので、この特徴を生かして、寝たきりによる褥瘡(床ずれ)の予防と軽減、および身体関節拘縮の予防と軽減に、その効果が期待できるものである。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】可変三角枕Aを示す斜視図である。
    【図2】可変三角枕Aの頂点の角度が(1)〜(2)〜(3)〜(4)〜(5)の順で大きく変化することを示す全体斜視図である。
    【図3】可変三角枕Aを分離して単体で使用した例を示す。 頂点の角度は、(6)〜(7)〜(8)〜(9)の順で大きくなる。
    【図4】可変三角枕Aを分離して単体を2個組み合わせて使用した例の1を示す。 頂点の角度は、(10)〜(11)〜(12)〜(13)の順で大きくなる。
    【図5】可変三角枕Aを分離して単体を2個組み合わせて使用した例の2を示す。 頂点の角度は、(14)〜(15)〜(16)〜(17)の順で大きくなる。
    【図6】可変三角枕Aを分離して単体を2個組み合わせて使用した例の3を示す。 高さは、(18)は(19)よりも高くなる。
    【図7】可変三角枕Aの各辺に取り付けた滑り止めを示す平面図である。
    【図8】可変三角枕の表面に記載した使用説明図の例1および例2
    【図9】可変三角枕の表面に記載した使用説明図の例3および例4
    【図10】短寸楔形マットB、中寸楔形マットC、および長寸楔形マットDを示す全体斜視図である。
    【図11】公知の膝枕Eと、公知の角枕Fとを示す斜視図である。
    【図12】組み合わせ使用例2
    【図13】組み合わせ使用例3
    【図14】組み合わせ使用例4
    【図15】組み合わせ使用例5
    【図16】組み合わせ使用例6
    【符号の説明】
    A 改良可変三角枕B 短寸楔形マットC 中寸楔形マットD 長寸楔形マットE 公知の膝枕F 公知の角枕Y 腰仙部1a 改良可変三角枕Aの一部1b 改良可変三角枕Aの他方の一部2 着脱自在な接合部を構成する面ファスナー2a 改良可変三角枕Aの1aの結合部に設けた面ファスナー2b 改良可変三角枕Aの1bの結合部に設けた面ファスナー3 改良可変三角枕Aの1aの結合面の端部に設けた面ファスナー4 改良可変三角枕Aの1bの結合面の端部に設けた面ファスナー5 滑り止め6 中寸楔形マットBの大腿部を受ける浅い長径の凹部7 長寸楔形マットDの後頭部を受ける浅い凹部

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