Cushion body

申请号 JP2004040819 申请日 2004-02-18 公开(公告)号 JP2005230137A 公开(公告)日 2005-09-02
申请人 Ebisu Kasei Co Ltd; 株式会社エビス化成; 发明人 ISHIDA YOSHINOBU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cushion body suited for use preventing or mitigating a bedsore, deforming following the shape of a body, having a heat dissipating property, is sanitary enough to remove bacteria on the surface of the cushion body. SOLUTION: The cushion body stores an inner bag filled with foamed resin particles in an outer bag. The outer bag is formed of a stretch cloth and the inner bag is a cushion body having a metal film formed at least on a part of its surface. The outer bag of the cushion body is formed of a moisture permeable, waterproof cloth. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI
权利要求
  • 外袋に発泡樹脂粒子が充填された中袋を収納したクッション体であって、
    前記外袋は、伸縮性生地で構成されており、
    前記中袋は、少なくとも表面の一部に金属被膜が形成されていることを特徴とするクッション体。
  • 前記伸縮性生地は、透湿防水性の生地である請求項1に記載のクッション体。
  • 前記伸縮性生地は、編地と多孔質合成樹脂シートの積層生地である請求項2に記載のクッション体。
  • 前記伸縮性生地は、引張加重2.5Kg重、引張速度10cm/分における縦方向の伸度が60〜80%、横方向の伸度が100〜120%である請求項1〜3のいずれかに記載のクッション体。
  • 前記中袋は、伸縮性生地で構成されている請求項1〜4のいずれかに記載のクッション体。
  • 前記発泡樹脂粒子は、原料ビーズを予備発泡させたものであり、原料ビーズは、原料ビーズ100重量部に対して0.5〜1.5重量部の流動促進剤によって表面被覆されている請求項1〜5のいずれかに記載のクッション体。
  • 前記クッション体は、褥瘡の予防又は緩和用に使用される請求項1〜6のいずれかに記載のクッション体。
  • 说明书全文

    本発明は、身体を適度に支持するクッション体に関し、特に褥瘡予防用又は褥瘡患者に対して好適に使用することができるクッション体に関するものである。

    従来から、身体障害者や高齢者には、寝たきりとなる者が存在する。 中には、自で寝返りをすることができないような寝姿を変えることができない者も多く存在する。 さらに身体障害者においては、四肢すら動かすことができない者すら存在する。 このような自力で身体を動かすことができない者の体には、身体の一定箇所に自重が集中しやすい。 身体の一定箇所への自重の集中を長時間放置した場合には、皮膚組織内の血管が圧迫されて、皮膚組織が破壊する褥瘡が生じ、これが進行すれば、皮下組織の破壊、筋肉組織の破壊、次いでは、骨組織の破壊に至ってしまうことになる。

    この褥瘡の予防又は緩和を図るには、褥瘡発生部位又は発生するおそれがある身体部位と床面等の身体支持面との間や密着している身体部位同士の間にクッション体を介在させて、皮膚組織内の血管の圧迫を緩和することが行われることになる。 そして、クッション体は、身体形状に合わせた形状変形を行うものが、身体の一定箇所に自重が集中することなく身体部位を支持して皮膚組織内の血管の圧迫を緩和できるので、好ましいクッション体といえる。 そのような身体形状に合わせた変形を行うクッション体としての一例は、特許文献1に開示されている。

    実開昭56‐115966号公報

    特許文献1に記載されたクッション体は、布等で形成された袋体に発泡樹脂粒子を収容したクッション体であり、クッション体使用時に収容されている発泡樹脂粒子が身体形状に合わせて流動することによって、身体形状に合わせたクッション体の変形を実現するものである。

    しかし、褥瘡の予防及び緩和のためには、皮膚組織内の血管の圧迫を緩和することのほか、身体表面が湿潤した状態となることを防止するともに衛生面に優れていることが要求されるが、特許文献1に記載されたクッション体は、内部に低熱伝導性の発泡樹脂を使用しているため、クッション体内部に熱が蓄積し易く、クッション体に熱が蓄積した結果、使用者の発汗を促進して身体表面を湿潤した状態にし易い。 そして、汗、体液、薬剤等がクッション体表面に付着した後、これを放置すると、その表面に細菌が繁殖することになり、褥瘡患部が細菌感染することを防止するためにクッション体を高温下において繁殖した細菌を殺菌しようとすれば、クッション体内部の発泡樹脂が溶融又は軟化することになってしまうため、衛生面を担保しながらクッション体を継続使用することができない。

    上述した通り、特許文献1に記載された構成のクッション体は、身体形状に応じた変形を実現するため、褥瘡予防等のために使用するクッション体として使用することが可能であるが、一時的な使用である場合に、身体表面の湿潤防止及び衛生性を保てるに過ぎない。

    上述のような事情に鑑み、本発明は、褥瘡の予防及び緩和のために使用する褥瘡用具として継続的に使用することが可能なクッション体であって、身体形状に応じた変形をするのみならず、内部の熱蓄積を防止するための優れた放熱特性を有するとともに、クッション体表面の細菌を除去することが可能な衛生性を有するクッション体を提供することを目的とするものである。

    本発明は、外袋に発泡樹脂粒子が充填された中袋を収納したクッション体であって、前記外袋は、伸縮性生地で構成されており、前記中袋は、少なくとも表面の一部に金属被膜が形成されていることを特徴とするクッション体である。 前記発泡樹脂粒子の粒径は、0.1〜1.4mmであることが好適である。

    前記伸縮性生地は、透湿防性の生地であることが好ましく、より好ましくは、編地と多孔質合成樹脂シートの積層生地からなる伸縮性生地である。 この生地を使用したクッション体は、汗等がクッション体内部に侵入することを防止し、クッション体の内部における細菌の繁殖を防止することができる。 また、通気性を有するので、より優れた放熱特性を有するクッション体となる。

    また、前記伸縮性生地は、引張加重2.5Kg重、引張速度10cm/分における縦方向の伸度が60〜80%、横方向の伸度が100〜120%であることが好適である。 この伸度範囲の下限値に満たない場合は、身体形状に応じたクッション体の十分な変形が生じないと共に、クッション体表面が固い高反発性のクッション体となって褥瘡予防等の効果が低下することになる。 一方、前記伸度範囲の上限値を超える場合は、身体部位がクッション体の底面に底打ちしやすくなるため、褥瘡予防等の効果が低下する。 なお、この外袋を構成する伸縮性生地の伸度は、幅2.5cm、把持間隔10cmの試料を、テンシロン引っ張り試験機で、把持長が10cm、引っ張り速度が10cm/分、引っ張り加重が2.5Kg重の測定条件で、JIS L1018に則って測定したときに示されるものである。

    前記中袋は、伸縮性生地で構成されていることが好適であり、1Kg重の張力で、縦方向の伸度が250〜300%、横方向の伸度が100〜140%であるもの、及び/又は、3Kg重の張力に対して、縦方向の伸度が340〜380%、横方向の伸度が140〜180%のものを選択することが、特に好適である。 この伸度範囲にある伸縮性生地を使用した中袋と前記伸度範囲にある伸縮性生地を使用した外袋とを組み合わせることで、褥瘡の予防等に使用するクッション体として最適なクッション体となる。 なお、中袋を構成する伸縮性生地の伸度は、16cm×2.5cmまたは2.5cm×16cmに切り出された二種類の生地を、縦方向の伸度の測定では縦方向を16cmとした試料を使用し、横方向の伸度の測定では、横方向を16cmとした試料を使用したときの伸度である。

    前記発泡樹脂粒子は、原料ビーズを予備発泡させたものであり、原料ビーズは、原料ビーズ100重量部に対して0.5〜1.5重量部の流動促進剤によって表面被覆されていることが好ましい。 流動促進剤が発泡樹脂粒子に被覆されていることによって、神経過敏な者が発泡樹脂粒子同士の摩擦による異音によって苛立つこともなく、さらに、発泡樹脂同士の摩擦磨耗を防止してクッション体の使用期間を長期化させることができる。

    この発泡樹脂粒子は、中袋の容積に対する充填率が、60〜145%であることが好適である。 この充填率は、引張加重等の外的作用が加わっていない中袋の容積において、発泡樹脂粒子が占める体積の百分率である。

    前記クッション体は、褥瘡の予防又は緩和用に使用することが可能なクッション体である。

    上記のように構成された発明によれば、外袋の内部に発泡樹脂粒子が充填された中袋を収納した構成をとっているので、外袋を独立して殺菌可能な高温下に置くことができ、衛生性が優れたクッション体であり、さらに内袋の表面に金属被膜が形成されていることから、優れた放熱特性を発揮して、クッション体内部の熱蓄積を防止することができるので、使用者の発汗を促し身体表面が湿潤することを抑制可能なクッション体であり、褥瘡の予防及び緩和に使用するクッション体として好適なクッション体である。

    以下、本発明を実施形態に基づいて説明するが、本実施形態における具体的な記載内容は、特に本発明を限定するものではない。 図1は、本発明に係るクッション体の一実施形態の斜視図であり、図2は、図1のクッション体のA−A間断面模式図である 本発明の第一実施形態であるクッション体1は、直方体形の外袋2に発泡樹脂粒子4が充填された外袋2と同形の中袋3を収納したクッション体である。 このクッション体1の外袋2は、伸縮性生地を直方体形に縫合したものであり、その一側辺には、図示していない中袋3を出し入れするためのファスナーが備えられている。

    外袋2を構成している伸縮性生地は、2枚の編地をポリウレタン弾性繊維で柱状に無数連結し、外袋2の内面となる一表面には、厚み0.02mm程度の透湿防水性を有する多孔質ポリウレタンシートが積層されている。 この2枚の編地を柱状に連結し、透湿防水性ポリウレタンシートを積層した伸縮性生地を使用している本実施形態のクッション体は、透湿・通気性を有するクッション体であり、その上、血液、体液又は薬剤等がクッション体内部に浸透することを防止することで、クッション体内部において細菌が発生することを防止する。

    さらに、前記伸縮性生地には、テンシロン引っ張り試験機で、把持長が10cm、引っ張り速度が10cm/分、引っ張り加重が2.5Kgの測定条件で測定したときの伸度が、縦方向では、60〜80%、横方向では100〜120%の伸度の範囲内に入る伸縮性生地を選択している。 このような伸度の生地を選択することで、クッション体への身体荷重に対して伸縮性生地が反発することなく伸張し、荷重の支点となった身体部位の周辺を包み込むことができるクッション体を実現する。

    中袋3は、伸張性生地であるツーウェイトリコット生地を使用して製造されたものであり、クッション体使用時におけるクッション体内部の熱蓄積を回避するため、クッション体の外表面側に、金属蒸着によって金属膜層を形成し、クッション体の熱分散性を向上させている。

    ツーウェイトリコット生地は、ナイロン糸やポリエステル糸の経編み(トリコット)組織に、ポリウレタン糸を挿入した生地であり、好適には、ナイロン糸又はポリエステル糸90〜75重量%、ポリウレタン糸10〜25重量%のものが選択される。 また、この生地は、0.3〜1.5mmの厚みのものを使用すると良く、好ましくは1mm未満、より好ましくは0.5〜0.6mmの厚みである。

    また、前記ツーウェイトリコット生地には、1Kg重の張力での縦方向の伸度が250〜300%、横方向の伸度が110〜140%となる生地が選択使用される。 この生地は、3Kg重の張力において、縦方向の伸度が340〜380%、横方向の伸度が140〜180%のものが特に好適な生地である。

    ツーウェイトリコット生地に蒸着される金属は、特に限定されるものではないが、アルミニウム、ステンレス、チタン等を選択することができ、チタンを選択することが耐食性や加工容易性の観点から好適である。 また、蒸着された金属被膜の膜厚が50〜2000Åとなるように蒸着することが好適である。

    本発明の発泡樹脂粒子4は、好適には、各粒子を球形に換算した場合の等価直径である各粒子の平均直径が0.1〜1.4mmのものを選択して使用することが好適である。 発泡樹脂粒子の平均直径が1.4mmを超えると、クッション内での流動性が損なわれて使用者に違和感を与えることになる。 一方、発泡樹脂粒子の平均直径が0.1mmより小さいと流動性には優れるが、生地が伸びたときに生地の隙間から発泡樹脂粒子が流出するおそれがあるので不適である。 本発明の発泡樹脂粒子は、より好ましくは、その粒子径(各発泡樹脂粒子の平均直径)が0.4〜0.9mm程度のものが使用される。

    この発泡樹脂粒子4は、原料ビーズを予備発泡させたものであり、より好ましくは、ビーズ法ポリスチレンフォームの予備発泡工程で生成される予備発泡体が使用される。 この場合、原料ビーズ100重量部に対して0.5〜1.5重量部の流動促進剤によって表面被覆されているのが好ましい。 ここで、前記流動促進剤は脂肪酸と金属の塩であり、前記脂肪酸は、ステアリン酸、エチレンビスステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸から選択される何れか一種以上であり、前記金属は、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウムから選択される何れか一種以上であるのが好ましい。 流動促進剤で表面被覆し発泡樹脂粒子を使用すれば、発泡樹脂粒子間の摩擦がないため、摩擦によって異音を発すること及び発泡予備粒子の磨耗によるクッション体の委縮が防止される。

    発泡予備粒子を中袋に充填し、さらにこの中袋を外袋に収納することによって、クッション体内への発泡樹脂粒子の充填が行われる。 このとき発泡樹脂の充填率は、使用態様に応じ、中袋の容積に対して60〜145%であることが好ましい。 充填率が60%に満たない場合には、身体部位の沈み込みが大きくなって、容易に体位変換できなくなり、また、身体の沈み込みが深くなって、身体がクッション体底部に底打ちし易く、適切に褥瘡予防または緩和を行うことができない。 一方、充填率が145%を超える場合には、クッション体の反発力は、褥瘡の予防及び緩和に適さない反発力となる。

    充填率は、身体部位によって適宜変更すればよく、肘、踵等の骨突起部位にクッション体を使用する場合には、前記充填率範囲内で高充填率となる105〜145%の充填率であることが好ましく、より好ましくは、139〜145%の充填率である。 骨突起部位以外又は骨突起部位の少ない身体部位にクッション体を使用する場合には、充填率を下げた90〜105%の充填率としてクッション体の使用感触を高めることが好ましく、両足間等の密着している身体部位同士の間に介在させて使用するクッション体として使用する場合には、充填率が90〜96%であることが好適である。 充填率を60〜90%に設定すれば、身体形状に応じた変形を一層高めることが可能となる。

    以上の構成による図1のクッション体は、肘、踵、膝、背等のクッションとして使用することが可能である。 図3は、図1のクッション体の一使用例を表した図である。 クッション体1は、仰臥位になった者の臀部と床面の間に介在されている。

    図4は、図3におけるB−B間の断面模式図である。 クッション体1は、使用者5の自重によって、臀部の形状に応じて変形している。 また、クッション体1の変形は、クッション体内部に充填された発泡樹脂粒子の流動によって、臀部を包み込むような変形も伴っており、より一層の体圧分散効果を発揮する。

    次に本発明の他の実施形態について説明する。 図5は、本発明に係るクッション体の他の実施形態の斜視図である。 図5のクッション体6は、円柱状の外袋に、発泡樹脂粒子が充填された小型円柱状の中袋7が5個収納されている。 そして中袋7に充填されている発泡樹脂粒子の充填率は、66〜72%であり、クッション体6は、身体形状に応じた十分な変形によって、身体部位を包み込むようにして支持することができる好適なクッション体となっている。 このクッション体6は、屈曲自在なクッション体であり、例えば、踵に対して使用すると同時に、その他の身体部位に対して使用することができる。 また、クッション体6を屈曲させず直線状のままにして、仰臥位の者の背筋に沿って配置して使用する等の使用方法もとることができる。

    図6は、図5のクッション体の一使用例を表した図である。 本使用例においては、横臥位の者の肘、膝、踝及び踵の骨突起に当接させることを、一のクッション体6を屈曲させることで可能としている。

    更に他の実施形態について説明する。 図7は、本発明に係るクッション体の他の実施形態である。 図7のクッション体8は、扁平円柱を略半円弧状に湾曲した形状を基本形状とし、湾曲した内側周からは2つの山が内側周の内側に向けて隆起し、なだらかな曲線が波打った形状となっている。 このクッション体8の使用は、例えば、主に内側周の隆起部、先端及び末端を身体の複数部位下に配置させることによって行われる。 この使用において、クッション体8の外袋及び中袋には伸縮性の生地が使用され、クッション体自体が伸縮自在であるので、クッション体8を支持する身体部位まで伸長させて使用することが可能である。

    図8は、図7のクッション体の一使用例を表した図である。 本使用例においてクッション体8は、骨突起部への圧迫が少ない身体傾斜が30度程度の半側臥位の者に使用されている。 クッション体8の先端は、側頭部下に置かれ、先端側の内側周隆起部、末端側の内側周隆起部及び末端は、それぞれが、肩、臀部、大腿部の下に置かれ、クッション体8は、各身体部位に応じた変形をしつつ各身体部位を支持すると共に、一定部位への自重の集中を十分に軽減している。 また、大腿部を支持しているクッション体8の末端を膝下や踵下にまで伸長させて使用することもできる。

    本発明における構成のクッション体となる限り、上記実施形態に関わらず、本発明のクッション体を構成する。 即ち、クッション体の形状は、前記略直方体形状、円柱形状等に特に限定されるものではなく、クッション体の用途も褥瘡の予防又は緩和に使用することに限定されるものではない。

    また、外袋を構成する伸縮性生地の伸度、内袋を構成する伸縮性生地の伸度及び内袋に充填される発泡樹脂粒子の充填率を、前記範囲内にすることで、クッション体使用時において、使用者の身体部位がクッション体の底部に底打ちすることのないクッション体を実現することができる。

    以下に本発明の圧力分散性能を実施例1及び実施例2に基づき具体的に説明する。 なお、実施例におけるクッション体は、発泡樹脂粒子を充填した内袋を外袋に収納したクッション体である。 このクッション体に使用したクッション体構成部材は、以下の通りである。

    (外袋)
    2枚の編地をポリウレタン弾性繊維で柱上に連結した生地を使用した。 このとき、2枚の編地の間隔が2〜3mm程度の間隔になるように、ポリウレタン弾性繊維で連結した。 そして、柱状連結された2枚の編地には、外袋の内面となる表面に厚さ0.02mmの多孔質ポリウレタンシートシートを積層した。 外袋の形状は、実施例1のクッション体が、略長円柱形状、実施例2クッション体が略直方体形状とした。

    (内袋)
    ツーウェイトリコット生地を使用した。 この生地のうち内袋の外表面となる一表面には、チタン被膜を蒸着によって形成した。 実施例1のクッション体においては、外袋よりも長さが5分の1程度の短円柱形状の内袋とし、実施例2においては、外袋とほぼ同寸法の内袋とした。

    (発泡樹脂粒子)
    発泡倍率が20倍の発泡ポリスチレンを使用した。 中袋の内容積に対する発泡ポリスチレンの充填率は、実施例1が69%、実施例2が93%とした。

    上記クッション体の構成部材によって、実施例1及び実施例2のクッション体を製造した。 なお、実施例1のクッション体における内袋は、外袋内に5個収納されている。

    ついで実施例1及び実施例2のクッション体の体圧分散状況を測定した。 図9は、実施例1のクッション体の体圧分散を測定したときのクッション体使用状態を表す図面代用写真である。 図11は、実施例2のクッション体の体圧分散を測定したときのクッション体使用状態を表す図面代用写真である。

    (実施例1)
    クッション体の上に体圧マットを覆い、図9に示すように、クッション体を背筋に沿わせ、半側臥位状態で体圧分散状況を測定した。

    (実施例2)
    クッション体の上に体圧マットを覆い、図11に示すように、両足の間にクッション体を挟んで体圧分散状況を測定した。

    図10は、実施例1のクッション体の体圧分散を測定した結果を表す図であり、図12は、実施例2のクッション体の体圧分散を測定した結果を表す図である。 これらの測定結果において、着色部分がクッション体が圧力を受けている部分であり、何れの測定結果においても、圧力分布を示す範囲が広範囲であるので、身体形状の凹凸に関わらずクッション体が身体形状に応じた変形をし、身体部位を広範囲かつ包み込むようにクッション体が支持していることが確認できた。 なお、実施例の何れのクッション体も、クッション体の底部に身体部位が底打ちしなかったことが確認されている。

    本発明に係るクッション体の一実施形態の斜視図である。

    図1のクッション体のA−A間断面模式図である

    図1のクッション体の一使用例を表した図である。

    図3におけるB―B間の断面模式図である。

    本発明に係るクッション体の他の実施形態の斜視図である。

    図5のクッション体の一使用例を表した図である。

    本発明に係るクッション体の他の実施形態の斜視図である。

    図7のクッション体の一使用例を表した図である。

    実施例1のクッション体の体圧分散を測定したときのクッション体使用状態を表す図面代用写真である。

    実施例1のクッション体の体圧分散を測定した結果を表す図である。

    実施例2のクッション体の体圧分散を測定したときのクッション体使用状態を表す図面代用写真である。

    実施例2のクッション体の体圧分散を測定した結果を表す図である。

    符号の説明

    2 外袋3、7 中袋4 発泡樹脂粒子

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