乳児熟眠補助用機能性マット

申请号 JP2017551978 申请日 2015-12-02 公开(公告)号 JP2018501060A 公开(公告)日 2018-01-18
申请人 ジュネーフ カンパニーリミテッド; 发明人 カン,ドク ジュン;
摘要 【課題】眠りはじめた乳児をベッドに寝かした後、乳児が泣き出さないよう乳児の身体に「軽い圧迫感」を与えることができる乳児用マットを提供する。【解決手段】本発明の乳児熟眠補助用機能性マットは、乳児の身体であるオブジェクトを上方に向かって支持するマット本体と、マット本体の表面より全体として丘状に突出し、オブジェクトを側面方向に支持するサイドサポーターと、マット本体の幅方向に交差するか横切って 位置 し、マット本体に固定されてオブジェクトに密着する圧迫サポーターと、を含んで構成される。【選択図】図1
权利要求

乳児の身体であるオブジェクトを上方に向かって支持するマット本体と、 前記マット本体の表面より全体として丘状に突出し、オブジェクトを側面方向に支持するサイドサポーターと、 前記マット本体の幅方向に交差するか横切って位置し、前記マット本体に固定されてオブジェクトに密着する圧迫サポーターと、を含んでなることを特徴とする乳児熟眠補助用機能性マット。前記サイドサポーターは、前記マット本体と着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターは、前記マット本体と着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターのオブジェクトと対向する部分には、クッション充填部が設置されることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記サイドサポーターのマット縁側位置または下面位置に前記圧迫サポーターの固定のための固定手段が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記サイドサポーターには1箇所以上の締結孔が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記締結孔は、前記サイドサポーターのマット縁側の側面と下面が互いに連通された孔であり、マット本体に設置されている締結具を前記締結孔の中に挿入して前記マット本体と前記サイドサポーターを締結するものであることを特徴とする請求項6に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターの一方の端の連結片を前記締結具と結合して前記圧迫サポーターの一方を固定することを特徴とする請求項7に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記締結孔は、前記サイドサポーターのマット縁側の側面と反対側の側面が互いに連通された孔であり、前記圧迫サポーターの一方の端の連結片を前記締結孔の中に挿入した後、前記連結片を前記マット本体に連結することによって、前記圧迫サポーターの一方を固定するものであることを特徴とする請求項6に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターの使用時、オブジェクトを基準に前記圧迫サポーターの一方の面はオブジェクトの上に、他方の面はオブジェクトの下に位置することを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターは、一対の翼からなり、前記圧迫サポーターの使用時、オブジェクトの上方で前記一対の翼が互いに締結されてオブジェクトに密着するものであることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記サイドサポーターは、前記マット本体の側面に設置、前記マット本体の両側面にそれぞれ設置、前記マット本体の中央付近に設置、前記マット本体の上下左右の側面にそれぞれ設置、のいずれかに該当し、前記マット本体に設置されることを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記サイドサポーターが設置された位置の反対側マット本体の端部エッジの高さがマット本体の中央部分の表面の高さより高いことを特徴とする請求項1に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。乳児の身体であるオブジェクトを上方に向かって支持するマット本体と、 前記マット本体の長さ方向に沿って前記マット本体の両側に連結され、一対の翼形態からなり、各翼が前記マット本体の上方位置で反対側の翼と互いに締結されるか解除される圧迫サポーターと、を含んでなることを特徴とする乳児熟眠補助用機能性マット。前記マット本体の表面より全体として丘状に突出し、オブジェクトを側面方向に支持するサイドサポーターをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。前記圧迫サポーターは、前記マット本体と着脱可能に連結されるか分離されるものであることを特徴とする請求項14に記載の乳児熟眠補助用機能性マット。

说明书全文

本発明は育児補助器具に乳児熟眠補助用機能性マットに係り、より詳細には、乳児が横になって安心して寝ることができる乳児熟眠補助用機能性マットに関する。

親は乳児が安全かつ安心して寝ることを望む。これを充足するための多様な乳児専用マットが知られている。この種のマットは、クッション部材を使用し、安全のために乳児が定められた位置から抜け出せない形状とされる。

大韓民国特許第930289号は、乳児専用の寝具が開示され、着脱が可能な多様なクッションによって乳児の移動による危険を防止し、モビール(揺れる玩具)や防虫網を加えている。日本公開特許第2005−124639号の乳児用マットは、頭の部分を足の部分よりも高くなるよう傾斜させて、授乳後の乳児がゲップしやすいようにしている。大韓民国公開特許第2006−25251号には、ポリウレタン素材のマットに銀粉、黄土粉、炭の粉などの機能材を収納できる溝を内蔵し、皮膚炎に対する殺菌性を向上させ、モビール(揺れる玩具)を備えた乳児用マットが示される。

このような先行技術は、マット特有のやわらかさとともに乳児の安全を確保できるという長所がある。乳児が眠らず横になっているだけであるか、乳児が深く眠っている状況では機能上の差はあるものの、乳児用マットとして特に問題となることはない。しかも、そのような状況が特に親を困らせることもない。

しかし、育児において、親を困らせる状況は乳児がなかなか眠らないということである。保護者が抱っこしてあやすことによって眠り始めたとしても、乳児をマット上に寝かすと、またすぐに眠りから目が覚めて泣く場合がほとんどである。これをいわゆる「乳児の背中センサ」という。このような「乳児の背中センサ」問題は生後100日までのほとんどの乳児で見られる。背中センサとは、乳児の背中がマットに接触すると、乳児がすぐに感知して泣きはじめるということに付けられた名称である。多くの親がこのような「乳児の背中センサ」によって悩まされている。親は再度乳児を抱っこしてあやすが、このような状況が繰り返されるので、親も疲れて、乳児もなかなか眠ることができない。この対応が従来の技術にはない。

本発明の発明者は、親を悩ませ乳児の眠りを妨げる背中センサ問題を解決するとともに、乳児が安心してかつ安全に眠る又は休むことができる機能性マットを研究した結果、本発明を完成するに至った。

大韓民国特許第930289号公報

特開2005−124639号公報

大韓民国公開特許第2006−25251号公報

本発明の目的は、乳児が安心して熟眠できる新しい概念の乳児用マットを提案することにある。特に乳児が睡眠に入る初期に、背中センサ問題を効果的に解決できることに焦点を合わせた。

多くの親と保護者は、眠りはじめた乳児をベッドに寝かした後、両手を利用して乳児の胸をそっと押す。そして、そのような状態でしばらくの間待つ。つまり「軽い圧迫感」を人為的に作ってあげている。しかし、このような状態が解除されると乳児は眠りから覚める恐れがある。本発明の目的は、乳児に「軽い圧迫感」を与えることができる乳児用マットを提供することにある。

また、本発明の他の目的は、「軽い圧迫感」を提供するとともに、マット上に寝かせた乳児を安全に保護することにある。乳児がうつ伏せ寝で気道がふさがれ突然死することが防止できるマットを提案することにある。

また、本発明のさらに他の目的は、乳児の身体構造に適合し、使用が便利な乳児用マット構造を提案することにある。

本発明による乳児熟眠補助用機能性マットは、乳児の身体であるオブジェクトを上方に向かって支持するマット本体と、前記マット本体の表面より全体として丘状に突出し、オブジェクトを側面方向に支持するサイドサポーターと、前記マット本体の幅方向に交差するか横切って位置し、前記マットに固定されてオブジェクトに密着する圧迫サポーターと、を含んでなることを特徴とする。

前記サイドサポーターは、前記マット本体と着脱可能に設置されることを特徴とする。

前記圧迫サポーターは、前記マット本体と着脱可能に設置されることを特徴とする。

前記圧迫サポーターのオブジェクトと対向する部分には、クッション充填部が設置されることを特徴とする。

前記サイドサポーターのマット縁側位置または下面位置に、前記圧迫サポーターの固定のための固定手段が設置されていることを特徴とする。

前記サイドサポーターには、1箇所以上の締結孔が設置されていることを特徴とする。

前記締結孔は、前記サイドサポーターのマット縁側の側面と下面が互いに連通された孔であり、マット本体に設置されている締結具を前記締結孔の中に挿入して前記マット本体と前記サイドサポーターを締結するものであることを特徴とする。

前記圧迫サポーターの一方の端の連結片を前記締結具と結合して前記圧迫サポーターの一方を固定するものであることを特徴とする。

前記締結孔は、前記サイドサポーターのマット縁側の側面と反対側の側面が互いに連通された孔であり、前記圧迫サポーターの一方の端の連結片を前記締結孔の中に挿入した後、前記連結片を前記マット本体に連結することによって、前記圧迫サポーターの一方を固定するものであることを特徴とする。

前記圧迫サポーターの使用時、オブジェクトを基準に前記圧迫サポーターの一方の面はオブジェクトの上に、他方の面はオブジェクトの下に位置するものであることを特徴とする。

また、前記圧迫サポーターは一対の翼からなり、前記圧迫サポーターの使用時、オブジェクトの上方で前記一対の翼が互いに締結されてオブジェクトに密着するものであることを特徴とする。

前記サイドサポーターは、前記マット本体の側面に設置、前記マット本体の両側面にそれぞれ設置、前記マット本体の中央付近に設置、前記マット本体の上下左右の側面にそれぞれ設置のいずれかに該当し、前記マット本体に設置されるものであることを特徴とする。

前記サイドサポーターが設置された位置の反対側マット本体の端部エッジの高さがマット本体の中央部分の表面の高さより高いことを特徴とする。

本発明による他の乳児熟眠補助用機能性マットは、乳児の身体であるオブジェクトを上方に向かって支持するマット本体と、前記マット本体の長さ方向に沿って前記マット本体の両側に連結され、一対の翼形態からなり、各翼が前記マット本体の上方位置で反対側の翼と互いに締結されるか解除される圧迫サポーターと、を含んでなることを特徴とする。

前記マット本体の表面より全体として丘状に突出し、オブジェクトを側面方向に支持するサイドサポーターをさらに含むことを特徴とする。 また、前記圧迫サポーターは、前記マット本体と着脱可能に連結されるか分離されるものであることを特徴とする。

本発明によれば、乳児がマット上に横になることができ、眠る時に「軽い圧迫感」を乳児に提供でき、あたかも親が乳児の胸をそっと押してあげるような気分を感じさせることができる。これによって背中センサ問題を効果的に解決することができ、乳児が熟眠できる環境を提供できる。

しかも、本発明の乳児熟眠補助用機能性マットによって乳児を寝かすときに安全性と安心感を同時に達成することができ、親が乳児を寝かすのにかかる多くの努と時間を軽減することができる。

また、機能性マットの表面に設置された乳児の身長を測定できる身長測定表示部が設置されることによって、乳児の成長が簡便にわかるという長所もある。

なお、ここには記載されないが、以下の明細書の段落に記載された効果も同様に扱われるものとする。

本発明による乳児熟眠補助用機能性マット1のマット本体10とサイドサポーター30とオブジェクト100の関係を概略的に示す図面である。

サイドサポーター30の設置位置と個数を示す図面である。

サイドサポーター30とマット本体10の連結方式を拡大して示す図面である。

本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1の各構成要素の連結方式を示す図面である。

本発明の他の実施例で、圧迫サポーター50が機能性マット1に連結されることを示す図面である。

本発明のさらに他の実施例で、圧迫サポーター50が機能性マット1に連結されることを示す図面である。

本発明のさらに他の実施例で、圧迫サポーター50がサイドサポーター30の下面で連結されることを示す図面である。

本発明による乳児熟眠補助用機能性マット1の正面構成を示す概略的な図面である。

乳児熟眠補助用機能性マット1の後面構成を示す図面である。

乳児熟眠補助用機能性マット1の断面構成を示す図面である。

乳児熟眠補助用機能性マット1の使用状態を示す図面である。

本発明の好ましい他の実施例で、乳児熟眠補助用機能性マット1の表面構成を示す図面である。

以下、図面を参照して、本発明による乳児熟眠補助用機能性マットを詳しく説明する。なお、この分野で自明な事項は、説明を省略する。

本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1は、マット本体10とサイドサポーター30と圧迫サポーター50を含んで構成される。図1はマット本体10とサイドサポーター30の機能を簡明に示している。特に多様な形態のサイドサポーター30を例示している。マット本体10の形態を変形させた例は図示しないが、マット本体10の物理的規格も多様に変形できる。マット本体10、サイドサポーター30及び圧迫サポーター50は、本実施例に限られるものではない。

マット本体10は、乳児の身体100(以下オブジェクト100と表現する)が横になるクッション部材のマットとして機能する。したがってマット本体10はオブジェクト100を上方に向かって支持する。

マット本体10は乳児の体を支持するのでクッション部材で構成される。多様な種類のクッション部材を使用することができる。クッション部材はラテックス、メモリーフォーム、ポリウレタン、エアクッション、綿およびこれらの代用物の中から一つ以上の組合わせで選択され得る。また、マット本体10はこのようなクッション部材を裏地材質にし、天然綿を表地部材にして、クッション部材が収納されるようにする構成にしてもよい。表地部材は通風性のよい表面構成にした方がよい。このように構成することによって皮膚感触を向上し洗濯の便宜性を保障することができる。このようなクッション部材の特性は、以下のサイドサポーター30にも該当する。また、圧迫サポーターの全部または一部もこのようなクッション部材から構成され得ることは言うまでもない。

人は寝る時、大抵横向きになる。乳児も同じである。サイドサポーター30はオブジェクト100の側面方向でオブジェクト100を支持する。「側面方向」とは、マット本体10の側面というよりは、オブジェクト100の側面と理解されることが好ましい。側面方向でオブジェクト100を支持するために、サイドサポーター30はマット本体10の表面を基準に側壁を形成しなければならない。すなわち、サイドサポーター30はマット本体10の表面より直交方向(真上方向)に全体としてゆるやかな丘状に突出する構造物を特徴とする。

図1(a)は、サイドサポーター30がマット本体10の長さ方向を基準に一方のサイドに設置される例を示している。図1(a)の実施例では、平面視(図面を正面で眺める)において、サイドサポーター30の中央部分が、オブジェクト100が横になっているマット本体10の真ん中に向かって突出している構造である。このような構造によってサイドサポーター30の凸部と凹部ができる。凹部はオブジェクト100の身体の動きに余裕を提供する。凸部はオブジェクト100の胸を側面で軽く圧迫することによって本発明が追求する「軽い圧迫感」を提供する。

図1(b)は、サイドサポーター30の平面視で、オブジェクト100側に円弧状の屈曲した構造を例示する。オブジェクト100の身体の動きを規制することによって、あたかも親が寝ている乳児を抱いてあげた時の身体構造と類似した環境にできる。もちろん、この場合にも胸の部分で最も突出して湾曲形状となる構造であるため、同様に「軽い圧迫感」を提供することができる。

図1(c)は、図1(a)の構造と図1(b)の構造の長所を結合した変形例である。オブジェクト100の顔と足の動きをさらに多く規制するものの、同様にオブジェクト100の胸の部分に対する圧迫を少し強調する構造である。

一方、このようなサイドサポーター30の位置の反対側のマット本体端部エッジ(edge:19)の高さがマット本体の中央部分の表面の高さよりも高くなるようにすることができる。オブジェクト100が反対側に転がっていくことを規制するためである。

図1に示すように、マット本体10の表面上から丘状に突出するサイドサポーター30の形態が多様であり得る。ところで、サイドサポーター30の設置位置は図1に示すようなマット本体10の一方の側面にのみ限定されるものではない。これを図2に例示する。

図2(a)は、サイドサポーター30がマット本体10の側面に設置される。図示されたように、サイドサポーター30は一つである。

図2(b)は、サイドサポーター30がマット本体10の上下左右の側面にそれぞれ設置されている。マット本体10の上にあるオブジェクトが上側の側面にあるいは下側の側面に移動することを規制するためである。安定性をさらに確実に確保できる長所があるが、結果としてマットの領域が狭くなる可能性がある。もちろん、マット自体の規格をもう少し大きくすれば問題とはならない。マットの規格を大きくするのであれば、二人以上のオブジェクトが横になれるという長所もある。

図2(c)は、マット本体10の両側面にそれぞれサイドサポーター30が設置される構成を示す。図2(d)は、マット本体10の中央付近にサイドサポーター30を設置する構成例を示す。このようにサイドサポーター30の存在によって、本発明の機能性マットは平たいベッドのような構成ではなく、表面を基準に上側の空間に向かって緩やかに突出する丘領域があり、この丘領域によってオブジェクト100の側面移動が規制される。側面移動を規制する理由は、以下で圧迫サポーターとの関係を通じて軽い圧迫感を構造的に保障するためである。

このような多様な形態のサイドサポーター30の設置位置について説明する。サイドサポーター30がマット本体10に設置されることは明確であるものの、好ましい一実施例では一体型設置されてもよい。一体型設置の第1実施例はマット本体10とサイドサポーター30が一体型製造(例えば一体型成形されて射出された後、表地部材で被せられる)にされる。一体型設置の第2実施例はマット本体10とサイドサポーター30がそれぞれ別途に製造されるが、マット本体10にサイドサポーター30を結合してから消費者に提供される。例えば面ファスナーなどの締結手段でマット本体10の表面上にサイドサポーター30を固定させた後、同時に表地部材で処理して本発明のマットを完成することができる。

本発明の好ましい他の実施例ではサイドサポーター30を着脱式に構成することができる。すなわち、使用者は必要に応じてサイドサポーター30をマット本体10に連結するか解除することができる。

着脱方式は多様に工夫できる。その中の一つの実施例を図3に例示する。サイドサポーター30のマット縁側の側面と下面が互いに連通された締結孔35があり、この締結孔35の中にマット本体10に設置されている締結具11aを挿入することによって、サイドサポーター30をマット本体10に締結することができる。締結具11aは、図3に示すように、一対のリングと各リングに連結された紐で構成され得る。そして、以下で再度説明するが、この締結孔35と締結具11aを利用して圧迫サポーターもともに締結することができる。

図示しないが、サイドサポーター30とマット本体10の着脱方式は、面ファスナーを利用した連結と解除、スナップボタンを利用した連結と解除、ファスナーを利用した着脱、紐を利用した連結など多様な手段を利用できる。構造的には、面ファスナー、ファスナー、紐、ボタン、バックルなどの手段を利用してサイドサポーター30とマット本体10を連結するとともに、締結孔35を使うことができる。

図4は、本発明の好ましい一実施例で、乳児熟眠補助用機能性マット1の基本構成を例示する。マット本体10、サイドサポーター30および圧迫サポーター50の結合構成を示している。図4に示すように、サイドサポーター30がマット本体10に設置されると、サイドサポーター30の丘状の頂部31を中心に側壁が形成される。その後、圧迫サポーター50が設置されることによってオブジェクト(図示せず)に優しく圧迫できる環境をつくる。

図4(a)に示すように、マット本体10のサイド表面にサイドサポーター30を位置させる。図3で説明したサイドサポーター30の締結孔35はマット本体の縁側と反対側と下面側が互いに連通された孔で構成される。そして、締結孔35の中に、図4(b)に示すように、圧迫サポーター50の一方の端の連結片51を挿入する。また、図4(c)に示すように、マット本体10の締結具11aも締結孔35に挿入する。

その後、マット本体10の締結具11aと圧迫サポーター50の連結片51を連結することによって、本発明の主な構成を結合させる。好ましくは、連結片51の一方の面には面ファスナーが設置されており、連結片51を締結具11aのリングの中に挿入して連結片51に結び目をこしらえて締結する。また、連結片51を締結具11aのリングの中に挿入して結び目をこしらえることもできる。

図4に圧迫サポーター50の構成例を示す。図4(c)の状態でオブジェクトが横になると圧迫サポーター50の反対側で、サイドサポーター30側に移動させる。そして、反対側の連結片52をマット本体10の締結具11aのリングと連結する。そうすると自然にマット本体10に横になっているオブジェクトがサイドサポーター30側に図1のように寝返るようになる。圧迫サポーター50の連結片52を適切に引っ張ると、サイドサポーター30はオブジェクトの側面(胸の部分)側から軽い圧迫感を、圧迫サポーター50はオブジェクトに向かって上側から軽い圧迫感を与えることができる。また、サイドサポーター30と圧迫サポーター50によって乳児が睡眠中にうつ伏せとなることが構造的に防止される。したがって、乳児が寝ている途中で、気道がふさがれることがない。

好ましくは、圧迫サポーター50にはクッション充填部55が設置される。このクッション充填部55はオブジェクトの対向位置に設置される。好ましくは、クッション充填材が圧迫サポーター50の表地部材の内側に位置しながらその位置を変位できるようにする。すなわち、クッション充填材が圧迫サポーター50の長さ方向に長さを有するように設置される。

乳児熟眠補助用機能性マット1と着脱可能に設置される圧迫サポーター50は、図4の実施例に示すように、オブジェクトを基準に一方の面はオブジェクトの下にあり、他方の面はオブジェクトの上に位置する。図5の実施例も同じである。ただし、図5の実施例は圧迫サポーター50を乳児熟眠補助用機能性マット1に締結する方式の変形例を示す。

図5の実施例では、マット本体10とサイドサポーター30が一体形成されている機能性マットを示している点で図4の実施例とは異なる。このような場合にもサイドサポーター30の縁の部分に締結具11bが設置されており、この締結具11bに圧迫サポーター50の片方の連結片51が固定される。そして矢印方向に圧迫サポーター50の他方の連結片52を移動させて締結具11bに連結して固定する。圧迫サポーター50を乳児熟眠補助用機能性マット1に連結して固定する方式は図4のとおりである。そして、その変形例も多様であり得る。また、オブジェクトを優しく圧迫するメカニズムも同じである。

図6は、圧迫サポーター50がマット1に連結されるさらに他の実施例である。

図6は、図5の実施例と同様に、マット本体10とサイドサポーター30が一体固定される。もちろん、マット本体10の縁に沿ってファスナーで固定することもできる。ただし、圧迫サポーター50の一方がサイドサポーター30の下面を通じて固定され、その端部がサイドサポーター30の略中央付近の外側に露出されたバックル54で構成される。このように構成し、オブジェクトを圧迫サポーター50の上に位置した後、他の一方の端を圧迫サポーター50側に移動させながらバックル54を利用して締結する。この時、オブジェクトはサイドサポーター30側に密着される。そしてクッション充填部55がオブジェクトに当接する。

図7は、圧迫サポーター50が乳児熟眠補助用機能性マット1に設置されるさらに他の実施例である。この実施例は、圧迫サポーター50の一方の端の固定に対する代案方法を示す。圧迫サポーター50の片方の端部に、図7に示した通り、固定輪56を設置し、固定輪56に弾性を有する差し込み部材60を差し込む。固定輪56と差し込み部材60の連結はサイドサポーター30の下面でなされるため外部には露出されない。そして、差し込み部材60の反対側はサイドサポーター30の下面に設置された固定輪33に挿入して連結する。このように構成した後、サイドサポーター30を前述した通りにあるいは変形された方法でマット本体10に設置する。なお、同じようにクッション充填部55の充填材は、圧迫サポーター50の表地部材の中で位置を変更させることができる。

以上の実施例において、圧迫サポーター50は使用時、マット本体10の表面上で、マット本体10の幅方向を横切る部分がある。すなわち、圧迫サポーター50の少なくとも一つの部材はオブジェクトの上で、マット本体10を幅方向に横切りながら位置してオブジェクトに密着される。

図8は、本発明の好ましいさらに他の実施形態で、乳児熟眠補助用機能性マット1の正面構造を示す図である。乳児熟眠補助用機能性マット1は、マット本体10と一対の翼20a、20bを含む。本実施例では、一対の翼20a、20bが圧迫サポーターとして機能する。本実施例は、圧迫サポーターがマット本体10の表面上でマット本体10の幅方向に交差して位置する例である。

マット本体10の表面上で、乳児が横になる。マット本体10は、乳児の体を支持するため、クッション部材で構成される。これは図1の実施例と同じである。

マット本体10の上側は、乳児の頭が位置し、下側は足が位置する。マット本体10の頭対応部11には屈曲が形成される。また、頭対応部11の厚さが足対応部の厚さより厚い方がよい。これについては後述する。

また、マット本体10の両側の側面には一対の翼20a、20bが連結される。翼20a、20bは、図8に示すように、マット本体10と連結される翼の根元の幅が翼の袂部の幅より長い。このように構成することによって、両翼20a、20bを畳む時に、乳児に息苦しさを感じさせない。また、動きの激しい乳児の身体がマット本体10から抜け出さないよう優しく維持する。

一対の翼20a、20bもクッション素材で構成される。本発明の一実施例では翼20a、20bのクッション素材は、マット本体10のクッション素材と同じ素材である。本発明の他の実施例では、翼20a、20bのクッション素材はマット本体10のクッション素材と異なる材質であってもよい。特に好ましくはラテックス、メモリーフォーム、ポリウレタン、綿およびこれらの代用物の一つ以上の組合わせで選択される。また、このようなクッション部材を裏地材質にし、天然綿を表地部材にして、クッション部材が収納される構成にしてもよい。皮膚感触の向上と洗濯の便宜性がともに保障される。

本発明では、一対の翼20a、20bを互いに対向する方向に畳みながらマット本体10の上で折り畳むことになる。このような動作メカニズムをより自然にするために、図8に示すように、折り畳みライン25a、25bが翼20a、20bに形成される。

翼20a、20bの袂部には左右にそれぞれ締結手段としての締結片21、22が設置される。図8に示す例では、締結手段の一例として、片方の翼20bには締結片21が、他方の翼20aには、締結片21と面ファスナー結合する締結片22が設置される。これに限らず、例えば、締結手段は結び紐やボタンでもよい。このように一対の翼部を畳んで固定することによって、オブジェクトを優しく圧迫することができる。

図9は、本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1の後面構成を示す。この例は、マット本体と一対の翼が一体結合されるのではなく、分離可能な構成を有する乳児熟眠補助用機能性マット1を提供できる。図9に示すように、マット本体と一対の翼20a、20bが着脱式で結合され、結合位置が可変にできる。

図9に示すように、マット本体の後面10bにはマット本体の長さ方向に沿って左右に複数の翼結合部15がそれぞれ設置される。そして、この翼結合部15を選択して、翼20a、20bの根元位置に設置された結合片27を翼結合部15に結合するか分離する。

一対の翼20a、20bがマット本体10に結合する結合位置は、図9に示すように、左右のラインに沿ってそれぞれ選択されるため、乳児の身体に合わせて翼20a、20bの位置を変更できる。

また、翼結合部15と結合片27の結合方式は多様に工夫される。好ましくは面ファスナー結合にできる。マット本体の後面10bに左右のラインにそれぞれ設置された翼結合部15を雌面ファスナーにし、翼20a、20bの根元位置にそれぞれ設置された結合片27は雄面ファスナーとする。これによって、面ファスナー結合が可能となる。翼結合部15と結合片27は、スナップボタンで構成でき、ボタン式で着脱されてもよい。他の例では翼結合部が輪で構成され、翼20a、20bの結合片27を輪に入れて結び目をこしらえてもよい。

図10は、図8の乳児熟眠補助用機能性マット1の各部分の断面構成を示す。

図10の符号10aは、マット本体10の長さ方向の断面を示す。図示されるように、マット本体10の厚さは全体的に同じではない。マット本体10の頭対応部11の厚さを足対応部の厚さより厚くすることによって、乳児が心地よさを感じるようにできる。頭対応部11が枕として機能する。

図10の符号10bは、符号10aのマット本体10を90度回転させた上側の部分、すなわち頭対応部11の断面を示す断面図である。符号10bの断面に示すように、頭対応部11には屈曲部が形成され、この屈曲部は内側の部分の厚さを両側の部分より厚さを薄くすることによって溝が形成される。そのため、乳児の頭が人体工学的にこの溝に位置するよう誘導できる。さらに、一対の翼20a、20bを対向させて連結することによって乳児の体を翼20a、20bが囲み、所定の力で優しく押さえることになる。これを通じて乳児の背中センサ問題を改善できる。これは、あたかも親が眠り始めた乳児を寝かした後、両手で乳児の胸をそっと押すのと同じ効果をもたらす。

図10の符号10cは、符号10aのマット本体10を90度回転させた上側の部分、すなわち頭対応部11の断面を示す断面図である。符号10bの断面図とは異なって、図10の10cの屈曲部の真ん中には溝が形成されず、膨らむように構成される。このように構成することによって、乳児が寝る時横向きになって横になる習慣を身に着けることができる。また、横向きになった状態で一対の翼20a、20bを対向させて連結することによって、乳児の体を翼20a、20bが囲みながら所定の力で圧迫する。これを通じて、いわゆる乳児の背中センサ問題を効果的に解決することができた。

図10の符号10dは、一対の翼20a、20bの断面図である。符号10dに示すように、一対の翼20a、20bは、クッション素材で構成され、折り畳みライン25a、25bが形成される。

図11は、本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1の使用状態を示す図である。オブジェクト100が横になった状態で、一対の翼20a、20bを畳む。マット本体10の上側位置で各翼20a、20bの締結片21、22を利用して一対の翼20a、20bを折り畳んで締結する。このように一対の翼を締結することによって乳児の身体を保護するとともに、乳児の胸位置に一対の翼20a、20bが位置して翼の重さと締結によって発生する所定の圧力によって、乳児の胸を優しく圧迫することができる。

このような一対の翼20a、20bの締結メカニズムは、あたかも横になっている乳児の胸を親が手でそっと押すことによって深く熟眠できる機能と同様の機能を具現する。マット上で寝ている乳児は親が手で自分の胸を優しく押してくれるような体験をすることができて安心して熟眠することができる。本発明の機能性マットの模型を製作して実験した結果、一対の翼を互いに対向させて結合することによって乳児の胸を優しく圧迫したので、その結果、乳児がマットに置かれる時、習慣的に眠りから覚めて泣きだす状況がほとんどなくなった。乳児熟眠補助用機能性マット1の上で乳児が安心してかつ安全に熟眠することができるようになった。したがって、親も他のことに専念できる付随の効果も得ることができた。

図12は、本発明の他の応用例を示す。本発明のマット本体10の表面の片方にマット本体10の長さ方向に沿って身長測定表示部40が設置される。身長測定表示部40には定規のような目盛りが表示される。このようにマット本体10の表面に身長測定表示部が一体設置されることによって、乳児をマット本体10に寝かして乳児の身長を測ることができる。乳児は成長速度が速いため、乳児の身長に対する情報は健康上非常に重要な指標となる。したがって、親は自分の乳児の身長情報に関して大きな関心を持たざるを得ない。このような実施例の構成を通じて、親は乳児を寝かすたびに、すぐに乳児の成長情報がわかるという優れた効果を有する。乳児が起きている状況では、乳児の体をまっすぐにして正確な身長を測定することができる。

身長測定表示部40は、目盛りが表示された部材をマット本体10の表面に縫い合わせて設置する。この時、好ましくはマット本体10の表地部材と同じ部材で設置することによって乳児の触感を悪化させないようにする。また、他の実施例ではマット本体10の表地部材に目盛りを印刷することによって身長測定表示部40をマット本体10の表面に一体化して構成することもできる。

「多様な変形例」

(1)本発明は乳児熟眠補助用機能性マット1の構造に関するもので、その長さ、幅、厚さの寸法は最適な数値で多様に変形されて製造される。その寸法によって制限されるものではない。添付の図面は、説明の便宜のために寸法が誇張されて表現されるため、これによって乳児熟眠補助用機能性マット1の寸法が限定されるものではない。なお、好ましくは乳児熟眠補助用機能性マット1の材質は乳児の皮膚によい素材を使う。

(2)本発明の機能性マット1には視覚的な部材の追加や視覚的な形態変形構成を加えることができる。例えば色彩の追加やキャラクターの構成が追加される。

(3)また、マット本体10の表面あるいは翼20a、20bのあらかじめ決定された位置に収納部材が設置される。例えば収納部材にはハンカチや乳児のにおいを軽減する機能性部材が収納される。

(4)本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1の特定位置に電子デバイスが設置されてもよい。そのような電子デバイスとしては、例えばお母さんの心臓拍動音を連想させる振動モジュールや歌あるいは音声が出力されるようにするサウンドモジュールなどが含まれる。

(5)本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1に取っ手を付着し、移動便利性を図ることや、蚊帳を設置して多様なアクセサリーを設置することができる。また、本発明の乳児熟眠補助用機能性マット1をベッド、乳母車、物置き台などに外部構造物と連結して使うことも可能である。

本発明は、上記実施例に制限されるものではない。変更や置換が可能である。

1 乳児熟眠補助用機能性マット 10 マット本体 11 頭対応部 11a、11b 締結具 15 翼結合部 19 マット本体端部エッジ 20a、20b 翼 21、22 締結片 25a、25b 折り畳みライン 27 結合片 30 サイドサポーター 31 頂部 33 固定輪 35 締結孔 40 身長表示部 50 圧迫サポーター 51、52 連結片 55 クッション充填部 56 固定輪 60 差し込み部材 100 オブジェクト(乳児の身体)

QQ群二维码
意见反馈