pillow

申请号 JP2014504071 申请日 2012-04-09 公开(公告)号 JP2014509921A 公开(公告)日 2014-04-24
申请人 ジョン エス. アブド; 发明人 ジョン エス. アブド;
摘要 枕(10)は、上面(16)、下面(18)、及び両側端部(12,14)を備え、上面(16)は、上面(16)の上端部及び下端部の近位にある隆起した端部(20,21)を有する。 上面(16)は、少なくとも1つの切欠き(24)を有する。 少なくとも1つの切欠き(24)は、上端部又は下端部の近位にある隆起した端部(20又は21)のいずれか一方を通り、解剖学的に正しい 位置 にて使用者の首を支えるように構成される。 使用者の首及び頭蓋の後面、並びに、使用者の頭の両側を支えるための上面(16)にある凹面(22)は、左端部(12)の近くから右端部(14)の近くまで延在し、少なくとも1つの切欠き(24)に通じている。 枕(10)は、使用者の首から使用者の 耳 及び顔の上方まで延在するのに十分な高さを有する。 枕(10)は、少なくとも1つの内部アーマチャ(40,42)を有し、少なくとも1つの内部アーマチャ(40,42)は、枕(10)が手動で選択された形態に操作され得るように、フレキシブルであり、屈曲可能である。 アーマチャ(40,42)は、枕(10)が実質的に平坦な形態から、左端部(12)及び右端部(14)が使用者の顔の前方にある実質的に「U」字形状に構成され得るように、可鍛性を有しつつも十分な強度を有する。 「U」字状の構成においては、枕(10)が使用者の頭に直接 接触 しかつ頭と同様に回転することによって、首及び頭の両方を支えることを維持しながら、使用者が左右に転がることが可能である。 それによって、より快適な休息又は睡眠が提供される。
权利要求
  • 使用者の下頸部/肩部の領域から前記使用者の頭頂部の近位まで延在する高さと、半分に折り曲げられた場合に前記使用者の頭の後方から前記使用者の顔の前まで又は前記顔の前を越えて延在するのに十分な長さと、を有する枕であって、
    前記枕は、上面と、下面と、左端部と、右端部と、上端部と、下端部とを有する本体部を備え、
    前記上面は、
    第1及び第2の隆起した端部であって、上表面の上端部及び下端部と、前記第1及び前記第2の隆起した端部の間にある凹面と、に近接した前記第1及び前記第2の隆起した端部と、
    前記下端部から前記第1及び前記第2の隆起した端部のいずれか一方を通って延在し、前記凹面に通じる第1の切欠きと、を有し、
    前記切欠きは、使用者の首を支えるように構成され、前記凹面は前記使用者の頭を支えるように構成される枕。
  • 請求項1記載の枕であって、
    前記上面は、前記第1の切欠きから間隔を空けて配置された第2の切欠きであって、前記上端部及び前記下端部のいずれか一方から前記隆起した端部の他方を通って延在し、前記凹面に通じる第2の切欠きを備え、
    前記切欠きは、使用者の首を支えるように構成され、前記第1及び前記第2の切欠きは整列されている枕。
  • 請求項1記載の枕であって、
    前記第1及び前記第2の切欠きは、前記枕の第1の軸に沿って整列されている枕。
  • 請求項1記載の枕であって、前記本体部内に配置された少なくとも1つのフレキシブルなアーマチャを更に備え、
    前記少なくとも1つのフレキシブルなアーマチャは、所望の形態に折り曲げられるように手動で操作可能であり、追加の力なしで前記所望の形態を維持する枕。
  • 請求項4記載の枕であって、
    前記少なくとも1つのフレキシブルなアーマチャは、鋼管である枕。
  • 請求項1記載の枕であって、
    前記本体部内に配置され、互いに実質的に平行な、離れて配置された第1及び第2のフレキシブルなアーマチャを更に備え、
    前記第1及び前記第2のフレキシブルなアーマチャは、手動で所望の形態に折り曲げられ、追加の力なしで前記所望の形態を維持するように構成される枕。
  • 請求項6記載の枕であって、
    前記第1及び前記第2のフレキシブルなアーマチャは、相互にかみ合うコイルを有する鋼管を備える枕。
  • 請求項1記載の枕であって、
    少なくとも1つの通気管を更に備え、前記少なくとも1つの通気管は、左端部、右端部、上端部、又は、下端部から前記本体部内へと延在して、前記本体部へ空気を循環させ及び熱を除去し、前記使用者の首、顔、及び頭に対して解剖学的な輪郭圧縮性を提供し、前記枕を容易に折曲及び屈曲するために前記アーマチャへの抵抗を低減する枕。
  • 請求項8記載の枕であって、前記少なくとも1つの通気管は、前記本体部を通って前記枕の前記上端部から前記下端部へと延在する枕。
  • 使用者の肩から前記使用者の頭頂部の近位まで延在する高さと、半分に折り曲げられた場合に前記使用者の頭の後方から前記使用者の顔の前の近位まで延在するのに十分な長さと、を有する枕であって、
    前記枕は、
    上面と、下面と、左端部と、右端部と、上端部と、下端部とを有する本体部と、
    前記本体部内に配置され、離れて配置された第1及び第2のフレキシブルなアーマチャと、を備え、
    前記第1及び前記第2のフレキシブルなアーマチャは、手動で所望の形態に折り曲げられ、追加の力なしで前記所望の形態を維持するように構成される枕。
  • 請求項10記載の枕であって、前記第1及び前記第2のフレキシブルなアーマチャは、フレキシブルなスチール及び/又はプラスチック状の、ロッド又はチューブである枕。
  • 請求項10記載の枕であって、
    前記上面は、
    第1及び第2の隆起した端部であって、上表面の上端部及び下端部と、前記第1及び前記第2の隆起した端部の間にある凹面と、に近接した前記第1及び前記第2の隆起した端部と、
    前記下端部から前記第1及び前記第2の隆起した端部のいずれか一方を通って延在し、前記凹面に通じる第1の切欠きと、を有し、
    前記第1の切欠きは使用者の首を支えるように構成され、前記凹面は前記使用者の頭を支えるように構成される枕。
  • 請求項10記載の枕であって、
    前記上面は、前記第1の切欠きから間隔を空けて配置された第2の切欠きであって、前記上端部及び前記下端部のいずれか一方から前記隆起した端部の他方を通って延在し、前記凹面に通じる第2の切欠きを備え、
    前記第2の切欠きは使用者の首を支えるように構成され、前記第1の切欠き及び前記第2の切欠きは整列されている枕。
  • 請求項10記載の枕であって、
    前記第1及び前記第2の切欠きは、前記枕の第1の軸に沿って整列されている枕。
  • 請求項10記載の枕であって、少なくとも1つの通気管を更に備え、前記少なくとも1つの通気管は、左端部、右端部、上端部、又は、下端部から前記本体部内へと延在して、前記本体部へ空気を循環させ及び熱を除去する枕。
  • 請求項15記載の枕であって、前記少なくとも1つの通気管は、前記本体部を通って前記枕の前記上端部から前記下端部へと延在する枕。
  • 说明书全文

    発明の詳細な説明

    [背景]
    本発明は枕に関する。 より具体的には、本発明は、様々な形態に手動で操作可能でありながら、解剖学的にかつ快適に顔、顎、首、及び頭を支えるように構成される枕であって、使用者により選択された形態を保持する枕に関する。

    人の首の周囲に配置されるが、使用者の頭の下部、前部、後部、及び両側部に接する、囲む、及び/又は支えるようには上方に延在していない枕であるアジャスタブルな及び固定のU字状の枕は多くある。 首だけを包み頭付近まで延在しない枕では、頭は支えられず、頭は、前方に、後方に、及び、頭蓋の頸部(cervical)/首(neck)の軸のいずれかの側に、傾斜しやすい、及び/又はぐらつきやすい。 例えば、飛行機の座席で座る、くつろぐ、若しくは睡眠をとる場合や、ソファにもたれる場合、又は、ベッドでテレビを見る若しくは読書をする場合のように、人が上向きに度を有してもたれかかる姿勢又は実質的に垂直な着座姿勢をとっている場合には、頭/頭蓋の周りが支えられず、更に傾きやすく及び/又は当該頸部の軸から外れてぐらつきやすい。 そのようなU字状の枕を使用して伏臥位で横になろうとすると、枕は、当該枕によって頭、頭蓋骨(skull)、又は頭蓋(cranium)が支えられないことから、頸部/頭蓋頸部(cranium neck)の領域において後方へのかなりの屈曲を引き起こすこととなる。 これは何故なら、後頭部から睡眠又は休息面までの距離が過度に遠くなるためであり、それによっては、頭蓋、首の頚椎、上背部の胸椎、及び関連組織に圧迫及び変形が引き起こされる。 首の頚椎、上背部の胸椎、及び関連組織に関して頭蓋の圧迫及び変形が生じることで、睡眠の質の低下と共に、不快感、歪み(misalignment)、痛み、及び損傷が引き起こされ得る。

    更に、U字状の枕は、直立で直線状の位置にて頭を安定させることを意図しているが、例えば、飛行機の座席で睡眠をとる、ソファにもたれる、又は、ベッドでテレビを見る若しくは読書をする場合に、頭が左右に横方向へ傾く若しくは傾斜しないように頭を支える及び/又は不動化することができない。 首の周りを包むU字状の設計では、頭及び首の動きを防ぐことができない。 使用者の頭が支えられていないと、使用者の頭は、着座又はもたれる姿勢の場合に、前に倒れ得るし、一方の側又は他方の側へと横方向に傾斜し得る。 例えば、眠りに落ちる前の数秒のように、使用者の頭が、急な動きで一方の側又は他方の側に傾斜する若しくは揺れる場合、又は、使用者の頭が長時間にわたってこの位置にある場合に、顎、首、並びに、その脊椎、神経、及び組織において、実質的に歪みが生じ、屈曲され、及び/又は圧迫され、その結果、当該個人に対して、解剖学的に好ましくない姿勢、不快感、睡眠障害、損傷、及び/又は痛みがもたらされる。

    典型的にはベッドの上に置かれる標準的な「平らな」枕に関して、このような枕は、枕の表面の上部に睡眠者の頭を配置することが意図される。 枕は、ベッドの上部における同じ位置にとどまるが、睡眠者が寝返りを打ち、向きを変え、又は、頭及び身体をいずれか一方の側に片寄らせた場合に、睡眠者の頭は、当該枕の別の位置へ移動し、枕の端から揺れ落ちるかもしれず、及び/又は、頭は枕から完全にはずれてしまい、それによって、頭が枕からはずれて不自然な歪んだ傾斜位置に落ち、その結果、解剖学的に好ましくない姿勢となり得る。 これは、首の周りを包むように設計された枕を用いて伏臥位で睡眠をとる場合の圧迫及び傾斜の影響と同様の、顎及び頭蓋/頸部/胸部領域における圧迫及び潜在的な損傷を引き起こすこととなろう。

    例えば、手動で一方又は両方の及び目に枕をあてることで睡眠時の騒音を遮断する及び/又は光を遮断する等のために、標準的な平らな枕を、平らな枕の形態とは別の形態に適合させることが望まれる例が多くある。 標準的な平らな枕が平ら以外の任意の所望の形態を維持するためには、枕に対して、物理的にエネルギーを加えるを維持しなければならず、多くの場合、それは、人が就寝しようしているがゆえに不可能である。 そのため、多くの場合、標準的な平らな枕は、人のニーズを満足させることができない。

    [概要]
    本発明は、上面、下面、及び両側端部を備える枕に関する。 少なくとも上面は、その上面の上端部及び下端部の近位にある隆起した端部を有する。 上面は、上端部又は下端部の近位にある隆起した端部のいずれか一方を通る、解剖学的に正しい位置にて使用者の首を支えるように構成される少なくとも1つの切欠きを有する。 使用者の頭蓋の後面並びに使用者の顔、顎、及び頭の両側を支えるための上面にある凹面は、左端部の近くから右端部の近くまで延在し、少なくとも1つの切欠きに通じている。 枕は、使用者の下頸部(lower neck)の上方後部領域から使用者の耳の上方、顔、及び、少なくとも頭頂部の近くまで延在するのに十分な高さを有する。 枕は、少なくとも1つの内部アーマチャを有し、少なくとも1つの内部アーマチャは、枕が手動で選択された形態に操作され得るように、フレキシブルで屈曲可能である。 アーマチャは、枕が実質的に平坦な形態から、左端部及び右端部が使用者の顔の両側にあるような実質的に「U」字形状に構成され得るように、可鍛性を有しながらも十分な強度を有する。 「U」字状の構成において、首及び頭の両方に対する支持を維持しながら、使用者は左右に180度回転することが可能であると同時に、使用者は、枕の上における首及び頭の位置を維持することが可能である。 それゆえ、使用者が頭を左右に回転させるにつれて、枕は、その頭の回転に合わせて揃って移動して、この180度の移動中に快適性及びサポートを提供する。 その一方で、使用者の頭が枕の他の位置に移動するのを妨げ、及び/又は、頭が枕からはずれないようにすることで、一層癒される快適な休息又は睡眠が提供される。

    実質的に平らな形態での枕の斜視図である。

    枕の平面図である。

    枕の側面図である。

    「L字状」に折り曲げられた形態での、枕カバーが付けられた枕の斜視図である。

    二層枕の分解図である。

    実質的に「U」字状の形態での、枕カバーが付けられた枕の斜視図である。

    枕及び使用者の頭が左右に移動することを示す一連の斜視図である。

    カウチに置かれた、枕の別の「S字状」の形態の斜視図である。

    床に置かれるとともにカウチに置かれた枕の「L字状」の形態の斜視図である。

    カウチの上部に置かれた枕の別の「S字状」の形態の斜視図である。

    枕の別構成の平面図である。

    底部が実質的に「U」字状であり上部が実質的に平らである図11に図示される枕の側面図である。

    [詳細な説明]
    枕は、概して図1において符号10で示される。 枕10は、平面が、枕の左端部12から右端部14までの長さを横断する実質的に平らな形態から、枕10の左端部12及び右端部14が実質的に重なるように枕10が二つに折りで重なる形態までの、無数の形態に構成可能であるとともに、休息中の使用者の頭及び首を支えるように設計されている。

    枕10は、様々な寸法を有することが可能であって、当該寸法には、典型的な標準の枕寸法(20インチ×26インチ)、典型的なクイーンサイズの枕寸法(20インチ×30インチ)、或いは典型的なキングサイズの枕寸法(20インチ×36インチ)が含まれる。 枕カバーによって覆われる場合、枕10は、標準的な平らな枕の外観を有し得る。 しかしながら、枕10は、旅行に用いられ得るような小さな形態を有することも可能である。

    図1から図3を参照すると、枕10は、人の首及び頭を支えるために用いられる上面16と下面18とを有する。 上面16は、上面16の上端部及び下端部に近接する隆起した端部20及び21を有し、隆起した端部20及び21は、凹面22に向かって傾斜している。 凹面22は、実質的に平らであり又は窪んでおり、枕10の左端部12の近くから枕の右端部14の近くまで延在している。

    上面は、隆起した端部20及び21に交差する上部切欠き24及び下部切欠き26を有し、切欠き24及び26は、凹面28と通じている。 切欠き24及び26は、典型的な枕によって引き起こされ得る、人間の身体の胸部/頸部領域の屈曲を引き起こすことなく使用者の首を支え、凹面28は、使用者の頭を支える。

    上端部30又は下端部32のいずれかが使用者の肩の近くにある状態で枕10を使用できるように、上部切欠き24及び下部切欠き26は、枕10の縦軸28に沿って配列されている。 上部切欠き24及び下部切欠き26は、使用者の首の付け根を受容する円弧状の下端部25を有する。 また、上部切欠き24及び下部切欠き26は、頭に近い首を受容する円弧状の上端部27を有する。 円弧状の下端部25は、円弧状の上端部27よりも大きいが、これは、首の付け根は、典型的には、首の上部よりも広いという、人間の典型的な身体構造に適合させるためである。 しかしながら、各切欠き24及び26が使用者の首の頸部及び/又は胸部領域の屈曲を引き起こすことなく使用者の首を適切に支える限り、これらの切欠きはいかなる寸法であってもよい。 上部切欠き24及び下部切欠き26が説明及び図示されているが、首に対する切欠きを1つのみ有する枕も考えられることが理解されるべきである。

    胸部及び頸部領域を含む首の筋肉及び骨が使用者の頭を支えるために必要とされないように、凹面28は、使用者の頭蓋後部及び側頭部を支えるのに適切な寸法及び形状を有する。 首及び頭蓋の後部は、切欠き24又は26、及び、凹面28によって支えられるので、使用者の頭及び首は、望ましくない屈曲、圧迫、又は、緊張を引き起こすことなく解剖学的に正しい位置に配置され、使用者は、本明細書に開示された枕10を用いてより有益な睡眠を得ることができる。

    下面18は典型的には平坦である。 しかしながら、下面18は、隆起した端部20及び21、凹面22、並びに、切欠き24及び26を有する上表面と、同じ構成を有し得ると考えられる。

    下端部32は、任意選択的には、縦軸28から実質的に等距離にある、離間された窪み36及び38を有してもよい。 任意選択的な窪み36及び38は、人の肩/僧帽筋/鎖骨の領域に適合するように構成されており、これは、使用者が着座、直立、及び/又はもたれる姿勢をしている間に枕10が使用者の頭を包むとき、その人に更なる快適性をもたらす。

    図2及び5を参照すると、枕10は、枕10の本体内部に配置される上方アーマチャ(armature)40と下方アーマチャ42とを備える。 枕10の本体は、貫通穴(bore)又は孔(hole)を本体に設けることができるように、典型的には発泡性の材料であり、アーマチャ40及び42は、そこに配置される。 それらの開口部は、アーマチャ40及び42が枕の本体の外に出ないように、単一及び/又は複数の、クリップ及び/又はカバー39によって閉鎖される。 クリップ及び/又はカバー39はまた、使用者が枕10を掴みやすくするための、又は、枕10を所望の形態に構成するための構造を提供する。 アーマチャ40及び42は、アーマチャ40及び42が実質的に軸29に対して平行となるように、典型的には枕10の本体に配置される。 アーマチャ40及び42は、フレキシブルで折曲可能であって、折り曲げられた形状を保持する。 しかしながら、これらのアーマチャは、枕の機能的な屈曲性に影響する、例えば、十字形、湾曲、及び/又は、非平行な形態のような、別の位置及び角度配置を有してもよい。 これらのアーマチャは、実質的に平らである場合において、下面18に沿った平面に対して異なる水平面に位置されてもよい。

    アーマチャ40及び42は、典型的にはフレキシブル鋼管であり、これは、一般的には、グースネックチューブ又はコンジットチューブと呼ばれる。 典型的なグースネックチューブを含むフレキシブル鋼管は、相互にかみ合う(intermeshed)円形コイルと平らな表面を有するコイルとを有しており、枕を任意の所望の形態に構成するために必要な強度、適合性、剛性、及びフレキシビリティを備える。 フレキシブル鋼管の製造業者の1つは、コネティカット州テリービルにあるユニプライズ インターナショナル社(Uniprise International,Inc.)である。 フレキシブル鋼管は、容易に屈曲可能であり、また、屈曲される際に音を生じない。 使用者の耳がアーマチャと近いがゆえに、いかなる音も容易に気付かれ、使用者の休息又は睡眠を妨げ得ることがわかっている。

    しかしながら、プラスチック状(plastic−like)のロッド、並びに/又は、連動するセグメントを有する多関節(multi−jointed)及び/若しくはヒンジつきロッドを含む、他の種類のアーマチャも考えられ、セグメントは、選択された位置に移動し、当該選択された形態を保持する。 どのようなアーマチャが用いられたとしても、アーマチャは、選択された位置へ手動で操作されて当該位置を保持するための、十分なフレキシビリティ及び強度を有していなければならない。

    枕は、任意選択的には、通気管44を有してもよい。 図示されているように、枕10は、2組の3本の通気管44を備える。 これら2組の3本の通気管44は、縦軸28の両側に配置されている。 通気管44は、使用者から生じた熱を枕から除去するのに有用であり、これは、使用者の頭を涼しく保つことを支援する。 通気管44は、任意である。 通気管44は、枕全体にわたって存在してもよく、又は、枕10の本体部を部分的に貫通してもよい。

    通気管44は、図示されているものとは別の構成を取り得るものであって、枕の様々な挿入位置にて配置され得るものである。 しかしながら、通気管44が典型的にはアーマチャ40及び42に対して直交するように構成されることによっては、曲げられることによる発泡材並びにアーマチャ40及び42に対する枕の圧縮抵抗が最小限に抑えられる。 ゆえに、枕10を選択された形態にする操作が、使用者によって容易になされる。

    通気管44は、典型的には、枕の本体部から切り抜かれたものである。 しかしながら、通気管は、金属又はプラスチックチューブであってもよい。 通気管44は、とりわけ本体部から材料を取り除いて形成される場合には、枕10の圧縮性、解剖学的な快適性、及びフレキシビリティを向上かつ容易にすることができる。 これは、よりコンパクトな収納サイズに圧縮する及び/又は丸める場合にも有用である。

    枕10は、典型的には2層の材料で構成される。 下方の材料はアーマチャ40及び42を保持し、上層は通気管44を有し、これら2層は互いに接着及び/又はシールされる。 枕の本体部は、例えば発泡材又は任意のラテックスのような材料等の材料を型に注入して作成される一体型構造であることが考えられる。 また、3つ以上の接着された層を有する枕とすることも考えられるし、枕の厚みを厚くするために追加の枕用材料を用いることも考えられる。

    発泡材が考えられるが、枕用の他の材料としては、例えばビーズ、ラテックス材料などが用いられてもよい。 更に、枕10は、任意選択的には、単一の又は複数の空気袋を備えてもよい。 空気袋は、枕の固さ及び解剖学的な輪郭を調整するためだけでなく、収納及び旅行のためにも、枕に空気を注入し及び枕から空気を放出させることによって膨張及び収縮され得る。

    図1及び4を参照すると、枕10は、様々の異なる形態に操作され得る。 枕10は、図1において実質的に平らなものとして図示されている。 図4を参照すると、アーマチャ40及び42が操作されて枕10が実質的に「L」字状の形態に構成され、アーマチャ40及び42は実質的に軸28に沿って曲げられる。 枕10が自身に折り重なることができるように、アーマチャ40及び42は十分にフレキシブルであることにも注目されるべきである。

    図6及び7A−7Cを参照すると、枕10はまた、実質的に「U」字状に構成可能であり、そこでは、人の頭を受容する、包む、及び支えるように窪み50が形成される。 実質的に「U」字状の形態において、枕10は、枕の上端部20が人の耳及び頭蓋のトップと実質的に同じ位置、又は、それらの上方に延在し、かつ、枕10の左端部12及び右端部14が人の顔と同じ位置、又は、その前方にあるような、十分な大きさを有する。 使用者の顔の前方に端部12及び14があることで、光が使用者の目から遮られる。 任意選択的には、日よけを端部12及び14に取り付けて、使用者の目から更に光を遮ってもよい。

    図7A−7Cに示されるように、実質的に「U」字状の形態である枕10を用いると、左端部12及び右端部14が使用者の顔の前方にあって、上端部20が使用者の頭51の上方にある状態で、使用者の頭51が窪み50内にフィットする。 使用者は、図7Aに示されるような使用者の頭51の左側が休息面に近い状態から、図7Bに示されるような頭51の後部が休息面に近い状態へ、更には、図7Cに示されるような頭51の右側が休息面に近い状態へと、180度回転することが可能である。 枕10によっては、使用者は枕における首及び頭の位置を維持可能であると同時に、首及び頭の両方が支えられながら、左右へ移動可能である。 それゆえ、使用者が、自身の頭51を左右に回転させるにつれて、枕10は、使用者の頭51の回転に合わせて揃って移動する。 また、枕10は、使用者の頭51を枕10における異なる位置に移動させないようにしながら、及び/又は、使用者の頭が枕10からはずれないようにしながら、この180度の移動中に快適性と支えを提供し、それによって、一層癒される快適な休息又は睡眠を提供する。

    枕10の形態は、先行技術の枕よりも有利な点がいくつかある。 枕10のそのような利点の1つは、静止姿勢にあるとき、並びに、休息する、読書をする、テレビを見る、睡眠をとる、又は、休憩若しくは睡眠をとろうとするような他の活動をしている場合であって、人がうつ伏せ又は着座直立姿勢及び/若しくはリクライニング姿勢にある場合において左右への動きが生じるときもまた、頭蓋及び首を整列姿勢に維持するために、首及び頭が切欠き24又は26及び凹面28内にあることである。

    そうであるがゆえに、枕10の使用者の頭は、典型的な枕に比べて、直立、うつ伏せ、線形、及び、左右、といったあらゆる姿勢において、睡眠姿勢がよりサポートされることになる。 また、枕10の使用者の頭は、睡眠時又は平らな枕から転がり落ちた時に首の後部及び両側の周囲において頭の下方基部まで延在するだけのU字状の枕を使用することから生じ得る、疼き及び痛み並びに睡眠障害が最小限に抑えられる又は取り除かれるように、首及び頭の適切な配置を維持する。

    枕10の更なる利点は、枕10が左側又は右側いずれかの側の「L」又は「U」字状の形であるように構成された場合に、発泡材によって提供される騒音低減材によって使用者の頭が覆われ、使用者の耳が音を低減する当該材料に覆われることである。 更に、枕10が左側又は右側いずれかの側の「L」又は「U」字状の形であるように構成された場合、枕10は使用者の顔を越えて延在するので、枕10によっては、睡眠中に使用者の顔にあたる光の少なくともいくらかが遮断される。 これによって、使用者の睡眠の質及び時間もまた向上する。

    ベッドに置く枕として有用であることに加えて、枕10は、座っている又は他の家具にもたれている使用者に支え及び快適さをもたらすことにおいても有用である。 枕10は、身体の特定領域に適合しつつ、使用者の身体における所望位置に加温又は冷却パッドを保持するための架台(cradle)又は支持体として使用され得る。

    図8から図10を参照すると、枕10のフレキシビリティ及び操作性が、カウチにおける異なる形態に適合するものとして示されている。 図8を参照すると、枕10は、当該枕10が置かれるソファ又はカウチの背もたれに適合できるように、3つのセクション64、66及び68をそれぞれ形成するための2つの個別の屈曲面60及び62を有する、実質的に「S」字状の形態にて示されている。 図8のように構成される枕10は、頸部、胸部、及び腰部のサポートを提供する。

    図9を参照すると、枕10は、カウチの背もたれと座面との両方に位置された、実質的に「L」字状の形態にて示されており、枕10は、背もたれに適合する直立部70と、座面に適合する実質的な水平部72とを有する。 図9のように構成された枕10は、骨盤、臀部、胸部、及び腰部のサポートを提供する。

    図10を参照すると、枕10は、別タイプの実質的に「S」字状の形態にて示されており、上部80がカウチのクッションの上に配置され、中間部82がカウチの前面に隣接して配置され、底部86が床に配置されている。 当該「S」字状の形態において、枕10は、骨盤、臀部、腰部、及び胸部のサポートを提供する。

    図11を参照すると、枕110の別構成が示されている。 枕110は、枕10の形態と類似の形態である。 しかしながら、枕110は、左端部112から内側の窪み128の近くまで、内側に向かって延在する左スリット109を有する。 枕110は、右端部114から内側に向かって延在する右スリット111を有する。 スリット109及び111は、上方アーマチャ140と下方アーマチャ142との間に位置し、その結果、アーマチャ140及び142は、それぞれ、枕110の上方部分113内及び枕110の下方部分115内に位置する。 アーマチャ140及び142がそれぞれ上方部分113及び下方部分115内にあることで、上方部分113及び下方部分115は、使用者の所望の形態に応じて、互いに同時に又は独立して操作され得る。

    枕110の上方及び下方セクション113及び115は、枕が従来の平らな枕の形態を有するように、平らに広げられ得る。 上方及び下方セクション113及び115は、図6に示されるように、実質的に「U」字状の枕を形成するように操作され得る。 図12において矢印146で示されるように、下方セクション113は実質的に平坦でありながら、上方セクション115は、頭を支えるために、独立して及び/又は同時に操作されて実質的に「U」字状の形態とされ得る。 枕110は、上方セクション113を実質的に平坦としつつ、下方セクション115で使用者の首を包むように操作され得る。

    上方及び下方セクション113及び115は、他の様々な形態に構成され得る。 ゆえに、スリット109及び111を有する枕110は、使用者のニーズに応じて枕110を構成することにおいて更なるフレキシビリティを提供することが可能である。

    本発明は好適な実施形態を参照して説明されてきたが、本発明の精神及び範囲を逸脱することなしに形式及び詳細についての変更が可能であることは、当業者によって認識されよう。

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