スリーピングシステム

申请号 JP2016554614 申请日 2015-02-23 公开(公告)号 JP2017512092A 公开(公告)日 2017-05-18
申请人 ポラールモント・アクチェンゲゼルシャフトPolarmond Ag; ポラールモント・アクチェンゲゼルシャフトPolarmond Ag; 发明人 シュービガー,マルセル; クルンメナッハー,バルター;
摘要 本発明は、屋外または加熱されない屋内空間で使用されるスリーピングシステム(1)に関する。上記スリーピングシステム(1)は、支持構造(13)と、使用時に支持構造(13)の下に配置され、少なくとも一人の人(18)のためのアクセス開口(15)を形成するスリーピングユニット(3)とを備える。使用時、スリーピングユニット(3)は、支持構造(13)によって直接的または間接的に張 力 付加手段(8)を備える張力付加装置によって張力を付加され、その結果、スリーピングユニット(3)は、張力付加装置によって形状が維持される身体収容空間(12)を形成する。
权利要求
  • 屋外または構内に滞在するためのスリーピングシステム(1)であって、支持構造(13)と、動作時に前記支持構造(13)の下方に配置されるスリーピングユニット(3)とを備え、
    前記スリーピングユニット(3)は、動作時、少なくとも1つの張力付加手段(8)を有する張力付加装置によって直接的または間接的に前記支持構造(13)によって架け渡され、その結果、前記スリーピングユニット(3)は、前記張力付加装置によって形状が保持される身体受け入れ空間(12)を形成することを特徴とする、スリーピングシステム。
  • 前記支持構造(13)は、支持フレームであることを特徴とする、請求項1に記載のスリーピングシステム。
  • 前記スリーピングシステム(1)は、テント外被(4)を有するテント(2)を備え、前記支持構造(13)は、前記テント(2)の一部であり、前記テント外被(14)は、動作時、前記支持構造(13)上に架け渡され、前記スリーピングユニット(3)は、前記テント(2)内に配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載のスリーピングシステム。
  • 前記張力付加装置は、締結手段を備え、前記少なくとも1つの張力付加手段(8)は、前記締結手段によって、前記スリーピングユニット(3)および前記支持構造(13)または前記支持構造(13)と相互作用する懸架構造(14)に締結され、前記締結手段は、前記張力付加手段の一部であり得ることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のスリーピングシステム。
  • 前記少なくとも1つの張力付加手段(8)は、屈曲可能な、特に柔軟な長尺体であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のスリーピングシステム。
  • 前記支持構造(13)または前記支持構造(13)と相互作用する前記懸架構造(14)は、前記少なくとも1つの張力付加手段(8)を前記支持構造(13)または前記支持構造(13)と相互作用する前記懸架構造(14)に締結する締結手段(10)を備え、前記スリーピングユニット(3)は、前記少なくとも1つの張力付加手段(8)を前記スリーピングユニット(3)に締結する締結手段(9)を備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のスリーピングシステム。
  • 前記テント(2)は、テント内部(16)に面する前記テント(2)の側において前記少なくとも1つの張力付加手段(8)を前記テント(2)に締結することにより前記スリーピングユニット(3)を架け渡す少なくとも1つの締結手段(10)を備え、前記締結手段(10)は、前記架け渡されたスリーピングユニット(1)の上方または側方に配置され、その結果、前記少なくとも1つの張力付加手段(8)は、前記スリーピングユニット(3)を上部へ架け渡すことを特徴とする、請求項3から6のいずれか1項に記載のスリーピングシステム。
  • 前記少なくとも1つの張力付加手段は、長さが調節可能であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のスリーピングシステム。
  • 請求項1から8のいずれか1項に係るスリーピングシステム(1)のためのスリーピングユニット(3,50)。
  • 前記スリーピングユニット(3)は、前記スリーピングユニット(3)を架け渡す目的で、張力付加手段(8)を前記スリーピングユニット(3)に解放可能に締結することができ、または張力付加手段(8)を前記スリーピングユニット(3)に解放不可能に接続する締結手段(9)を備えることを特徴とする、請求項9に記載のスリーピングユニット(3)。
  • 前記スリーピングユニットは、柔軟な性質の覆い本体を形成し、前記覆い本体は、身体受け入れ室を形成することを特徴とする、請求項9または10に記載のスリーピングユニット。
  • 前記スリーピングユニット(3)は、動作時に形状保持性身体受け入れ空間(12)を形成するベース部(6)および覆い本体(4)と、前記身体受け入れ空間(12)の熱的絶縁のための頭部開口を有するクロージャ部(5)とを備えることを特徴とする、請求項9から10のいずれか1項に記載のスリーピングユニット。
  • 前記スリーピングユニット(3)、特に前記ベース部(6)は、特に下側に、前記スリーピングユニット(3)をテント床(7)または地面に締結して固定するための少なくとも1つの締結手段(11)を備えることを特徴とする、請求項9から12のいずれか1項に記載のスリーピングユニット。
  • 前記ベース部(6)は、マットレス機能を担うために、
    中空チャンバを有する多壁の態様で設計され、前記中空チャンバは、それらの間にあり、空気を充填可能であり、または 中空チャンバを有する多壁スリーピングマットを受け入れるための受けポケットを形成し、前記中空チャンバは、それらの間にあり、空気を充填可能であることを特徴とする、請求項12から13のいずれか1項に記載のスリーピングユニット。
  • 請求項3から8のいずれか1項に記載のスリーピングシステム(1)のためのテント(2)であって、前記テント(2)は、前記テント(2)内に前記スリーピングユニット(3)を架け渡す目的で、張力付加手段(8)を前記テント(2)に解放可能に締結することができ、または張力付加手段(8)を前記テント(2)に解放不可能に接続する締結手段(10)を、前記テント内部(16)に面する側に備えることを特徴とする、テント。
  • 前記テント(2)は、支持構造(13)と、前記支持構造(13)上に架け渡されるテント外被(14)とを備え、前記締結手段(1)は、
    前記テント外被(14)に取り付けられ、および/または 前記支持構造(13)に取り付けられ、および/または 前記テント外被および/または前記支持構造(13)に接続される接続構造に取り付けられることを特徴とする、請求項15に記載のテント。
  • 前記テント(2)は、テント床(7)を備え、前記スリーピングユニット(3)を前記テント床(7)に締結して固定するための少なくとも1つの締結手段(11)が前記テント床(7)に設けられることを特徴とする、請求項15から16のいずれか1項に記載のテント。
  • 組立品セットであって、
    テント内にスリーピングユニットを架け渡す目的で、前記テントと前記テント内に配置された前記スリーピングユニットとの間に解放可能な接続を形成するための張力付加手段を備える、組立品セット。
  • テントへの取り付けのための第1の締結手段、および/または スリーピングユニットへの取り付けのための第2の締結手段、を備え、
    前記張力付加手段は、前記テント内に前記スリーピングユニットを架け渡す目的で、前記第1および/または第2の締結手段に解放可能に接続するように設計される、請求項18に記載の組立品セット。
  • 说明书全文

    本発明は、屋外機器の分野に関する。 本発明は、屋外または屋内構内に滞在するためのスリーピングシステムに関し、当該スリーピングシステムは、支持構造と、動作時に支持構造の下に配置されるスリーピングユニットとを備える。

    屋内構内は、部屋またはホールなどの建物の内部であり得る。
    屋外に滞在する際に天候の影響から人を保護するのに役立つテント設備が知られている。 このような天候の影響は、風、、ひょうまたは雨などの豪雨、および温度条件であり得る。 テント設備は、特に、戸外で一晩過ごすのにも役立ち、就寝中の人を上記の天候の影響から十分に保護するはずである。

    テント設備は、さまざまな人々によって使用される。 トレッキング、山岳ツアー、旅行などの屋外活動でのテント設備の使用が、当然ながら知られている。 ここでは、テント設備は、固定の保護宿泊施設を利用できない地域において数日間にわたって屋外に滞在することを可能にする。

    さらに、テント設備は、どういうわけか永久的または一時的にいかなる固定の宿泊施設ももたないホームレスにも使用される。 このようなホームレスの人々は、例えば、貧しいという理由から、またはさらには地震、火事、洪または嵐などの大惨事のために、固定の宿泊施設にもはや住むことができなくなった人々、またはそのような固定の宿泊施設をもはや所有することができなくなった人々であり得る。 ホームレスになることは、さまざまな理由で固定の宿泊施設を去らなければならなかった難民にも関係し得る。

    テント設備は、固定の保護宿泊施設を利用できず、機動性が最重要である地域において複数日にわたる任務中に軍隊などの活動部隊または救援部隊によっても使用される。 さらに、テント設備は、救助活動の分野にも適用される。

    テント設備の不利な点は、これが十分な程度に熱的に絶縁されず、その結果、テント設備の使用が、通例、寝袋とともに使用することによってのみ可能であるという事実にある。

    テント設備とは別に、低い外部温度に対して身体を防護するための、屋外で一晩過ごすための寝袋も知られている。 このような寝袋は、例えばUS2004/0040087およびUS3959834Aに開示されている。 しかし、上記のテント設備とは対照的に、寝袋は、通例、風および豪雨などの天候の影響から十分に保護するものではない。

    本発明の目的は、取扱いに関して簡単であり、十分に熱的に絶縁する身体受け入れ空間を形成し、豪雨および風などの天候から最適に保護する、最初に記載したタイプのスリーピングシステムを提供することである。 さらに、身体受け入れ空間は、特定の形状安定性を有するべきであり、特に衣服などの私物の収容にも適しているべきである。

    この目的は、独立請求項1、8および15の特徴によって達成される。 本発明のさらなる発展例および特定の実施例は、従属請求項、明細書および図面から推測されるであろう。

    本発明に係るスリーピングシステムは、スリーピングユニットが、適用時に、少なくとも1つの張付加手段を有する張力付加装置によって直接的または間接的な態様で支持構造によって架け渡され(広げられるかまたは伸ばされ)、その結果、スリーピングユニットが、張力付加装置によって形状が保持される身体受け入れ空間を形成することを特徴とする。 このため、身体受け入れ空間は、特に形状安定性であり、つまりその形状を保つ。

    支持構造は、特に、支持フレームである。
    身体受け入れ空間は、特に、人の脚またはその一部を受けるのに役立つ。 また、身体受け入れ空間は、人の脚および上半身を受けるのにも役立ち得る。

    スリーピングシステムは、特に、スリーピングユニットを架け渡すいくつかの張力付加手段を有する張力付加装置を備える。

    張力付加手段、すなわち少なくとも1つの張力付加手段は、特にこのために張力を付加される。

    少なくとも1つの張力付加手段は、長尺体を備えていてもよい。 長尺体は、特に、長手方向の引張応力を吸収するように設計されている。

    長尺体は、ケーブル、コード(ひも)、バンド、ストリップ、ベルト、ストラップ、糸、鎖またはワイヤであってもよい。

    また、少なくとも1つの張力付加手段は、ケーブルバインダとして存在してもよい。
    少なくとも1つの張力付加手段は、ポリアミド(ナイロン)などのプラスチックからなっていてもよい。 また、張力付加手段は、アルミニウムなどの金属からなっていてもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、合成樹脂繊維もしくは天然繊維で構成されてもよく、またはこれらを備えていてもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、特に、テキスタイルシート構成などのテキスタイル構成を有していてもよい。 また、張力付加手段は、テキスタイル中空構造を形成してもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段または長尺体は、屈曲可能であってもよい。 少なくとも1つの張力付加手段または長尺体は、特に柔軟であってもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段または長尺体は、弾性特性を有していてもよい。 したがって、張力付加手段は、ゴム弾性材料、特にゴムケーブル、ゴムコードもしくはゴムバンドからなっていてもよく、またはそのようなものを備えていてもよい。 張力付加手段は、ばね軸の方向に延長可能ならせんばねも備えていてもよい。

    しかし、張力付加手段は、弾性がなくてもよい。
    また、少なくとも1つの張力付加手段または長尺体は、剛性または半剛性の態様で設計されてもよい。 張力付加手段は、例えば、ロッド、棒または管などの、単一部品または複数部品の、剛性または半剛性の長尺体の形態で存在してもよい。 張力付加手段は、例えば、伸縮式に互いに挿入されたり引っ張り出されたりすることができる管などの2つ以上の長尺体部品を備えていてもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、一般に、一つの部品またはいくつかの部品で形成されてもよい。 いくつかの部品からなる張力付加手段の部品は、以下で説明する解放可能な締結手段、例えばベルクロ接続(ベルクロ(登録商標))によって互いに接続されてもよい。 解放可能な接続は、以下で説明する長さ調節の機能も担ってもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、特にこれが剛性もしくは半剛性の長尺要素または可撓性のストリップ、バンドもしくはストラップを備える場合、開口を備えていてもよい。 これらの開口は、以下で説明する締結手段の一部であってもよく、または以下で説明する長さ調節のための装置の一部であってもよい。

    張力付加装置は、適用時に、締結位置において、少なくとも1つの張力付加手段を支持構造、特に支持フレーム、または支持構造と相互作用する懸架構造に締結する少なくとも1つの第1の締結手段を備える。

    張力付加手段は、第1の締結手段によって、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能に締結されてもよい。 したがって、第1の締結手段は、解放可能な接続を形成するように設計されている。

    また、張力付加手段は、第1の締結手段によって、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放不可能に締結されてもよい。

    さらに、張力付加装置は、適用時に、締結位置において、少なくとも1つの張力付加手段をスリーピングユニットに締結する少なくとも1つの第2の締結手段を備える。

    張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放可能に締結されてもよい。 したがって、第2の締結手段は、解放可能な接続を形成するように設計されている。

    また、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放不可能に締結されてもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、第1の締結手段の一部を形成してもよい。 少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段の一部を形成してもよい。

    また、少なくとも1つの張力付加手段は、第1の締結手段を完全に形成してもよい。 また、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段を完全に形成してもよい。 すなわち、それぞれの締結手段は、張力付加手段に一体化されている。

    しかし、第1の締結手段は、1つ以上の部品からなる別個の構成要素としても設計されてもよい。 第2の締結手段は、1つ以上の部品からなる別個の構成要素としても設計されてもよい。

    本発明の実施例によれば、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放可能に接続され、第1の締結手段によって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放不可能に接続される。

    本発明のさらなる実施例によれば、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放不可能に接続され、第1の締結手段によって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能に接続される。

    本発明のさらなる実施例によれば、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放可能に接続され、第1の締結手段によって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能に接続される。

    本発明のさらなる実施例によれば、少なくとも1つの張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放不可能に接続され、第1の締結手段によって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放不可能に接続される。

    上記の実施例の変形例は、特に、部品を互いに解放可能に接続可能である複数部品張力付加手段と組み合わせられてもよい。

    したがって、複数部品張力付加手段は、長さ調節機能を含んでいてもよい。 また、当然ながら、上記の複数部品張力付加手段は、他の上記の実施例のうちの1つと組み合わせられてもよい。

    第1の締結手段が少なくとも1つの張力付加手段と支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造との間に解放可能な接続を形成するように設計される場合、締結手段を形成し、かつ、互いに接続可能である締結要素は、張力付加手段上、および、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造上に配置されてもよい。

    少なくとも1つの張力付加手段は、締結要素の相互接続によって、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に締結されてもよい。

    締結要素は、特に、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放不可能に締結される。 締結要素は、特に、張力付加手段上に解放不可能に締結される。 しかし、締結要素は、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能に締結されてもよい。 また、さらに、締結要素は、張力付加手段に解放可能に締結されてもよい。

    第2の締結手段が少なくとも1つの張力付加手段とスリーピングユニットとの間に解放可能な接続を形成するように設計される場合、締結手段を形成し、かつ、互いに接続可能である締結要素は、張力付加手段上およびスリーピングユニット上に配置されてもよい。 張力付加手段は、締結要素の相互接続によってスリーピングユニットに締結されてもよい。

    締結要素は、特に、解放不可能な態様でスリーピングユニットに締結される。 締結要素は、特に、張力付加手段に解放不可能に接続される。 しかし、締結要素は、スリーピングユニットに解放可能に締結されてもよい。 また、締結要素は、張力付加手段に解放可能に締結されてもよい。

    張力付加手段の解放可能な締結は、非ポジティブおよび/またはポジティブ接続によってなされてもよい。 解放可能な接続は、ベルクロ接続、スナップ接続、押圧接続、くさび接続、クランピング接続、デテント接続、タイ−ピン接続、ピン接続、アイレット接続、フックイン接続(吊り下げ)、クリップ接続、ループ接続、コード接続、結び目接続、真空接続(例えば吸着カップによる)、磁石接続、サンドイッチ接続、ジップクロージャ接続、またはねじ接続、特に生地を貫通させられるサンドイッチ−ねじ接続であってもよい。

    サンドイッチ接続は、ねじなどの接続要素によって互いに接続される第1の締結要素および第2の締結要素によって特徴付けられる。 さらに、接続要素は、張力付加手段を取り付けるためのアイレットなどの締結部を備えていてもよい。 テント外被は、サンドイッチの態様で第1の締結要素と第2の締結要素との間に配置されてもよく、接続要素は、テント外被を貫通する。

    スリーピングユニットに取り付けられる第2の締結手段の締結要素は、例えば、張力付加手段に解放可能に接続するための締結部を備えていてもよい。 このような締結部は、クリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットであってもよい。

    さらに、締結要素は、スリーピングユニットに解放可能に接続するためのさらなる締結部を備えていてもよい。 クリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットが、このような締結部であってもよい。 しかし、さらなる締結部は、スリーピングユニットに解放不可能に取り付けられてもよい。

    締結要素は、例えばタブ、吸着カップまたは磁石などの第1の締結部によってスリーピングユニットに締結されてもよく、ループ、スナップ要素、ベルクロ部、アイレットまたはフック要素などのさらなる締結部によって張力付加手段に接続されてもよい。

    アイレットまたはループは、例えばタブによって解放可能または解放不可能な態様でスリーピングユニットに締結されてもよい。 当該アイレットまたはループによって、張力付加手段はスリーピングユニットに締結される。

    支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に取り付けられる第1の締結手段の締結要素は、例えば、張力付加手段に解放可能に接続するための締結部を備えていてもよい。 このような締結部は、クリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットであってもよい。

    さらに、締結要素は、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能に接続するためのさらなる締結部を備えていてもよい。 このような締結部は、クリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットであってもよい。 しかし、締結要素は、支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放不可能に取り付けられてもよい。

    締結要素は、例えばタブ、吸着カップまたは磁石などの第1の締結部によって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に締結されてもよく、ループ、スナップ要素、ベルクロ部、アイレットまたはフック要素などのさらなる締結部によって張力付加手段に接続されてもよい。

    アイレットまたはループは、例えばタブによって支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に解放可能または解放不可能に締結されてもよい。 当該アイレットまたはループによって、張力付加手段は支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造に締結される。

    張力付加手段に取り付けられて支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造との解放可能な接続を形成するための第1の締結手段の締結要素は、例えばクリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットであってもよい。

    張力付加手段に取り付けられてスリーピングユニットとの解放可能な接続を形成するための第2の締結手段の締結要素は、例えばクリップ部、スナップ要素、ベルクロ部、フック要素、タブ、ループ、磁石、吸着カップ、クランピング要素、またはアイレットであってもよい。

    さらに上記したように、解放不可能な締結は、例えばプラスチックによる、縫い付け接続、プレス嵌め接続、リベット接続、材料フィット接続、接着接続、加硫、または溶接接続であってもよい。

    さらに上記した少なくとも1つの張力付加手段は、長さが調節可能であってもよい。 すなわち、張力付加手段は、特に引張方向または張力方向に調節可能である。 このようにして、張力付加手段は、スリーピングユニットおよび支持構造または支持構造と相互作用する懸架構造上の締結位置間のさまざまな距離に適合されることができる。

    少なくとも1つの張力付加手段は、無限に長さが調節可能であってもよい。 張力付加手段は、段階的な態様で長さが調節可能であってもよい。

    長手方向のまたは長さ調節性、特に無限の調節性は、例えばベルクロクロージャ、バックル部、クリップ、クランピング部によって、または結び目構成もしくはループ構成によってもたらされてもよい。 張力付加手段は、このために、伸縮式に延長されたり引っ込められたりすることができる長尺要素も備えていてもよい。 長尺要素は、伸縮式の管または伸縮式のレールであってもよい。

    また、長さ調節性、特に段階的な調節性は、調節穴、および、吊り下げ可能なとげ付きバックル、クリップ部またはチェーンリンクなどのフックイン部によってもたらされてもよい。

    また、長さ調節性は、特に、異なる位置において部品を互いに解放可能に接続可能である複数部品張力付加手段によって達成される。

    張力付加手段の長さ調節性は、スリーピングユニットを最適に架け渡すことができるという利点を有する。 調節性は、支持構造までの被覆覆いの距離がさまざまであり得る場合に特に重要である。

    また、スリーピングユニットの身体受け入れ空間のサイズは、張力付加手段の調節性に起因して調節されてもよい。 例えばスリーピングユニットが完全に架け渡されない場合には、身体受け入れ空間もその最大サイズに達しない。 これは、ユーザの体温によって加熱される必要がある空間体積が小さくなるという効果を有し、これは低温の場合に有利である。 さらに、限られた身体受け入れ空間では生じる対流が少なくなり、スリーピング覆いに対する負荷が少なくなる。

    本発明の特別な実施例の変形例によれば、支持構造は、長手方向に対して横方向にスリーピングユニットの上方で導かれる支持フレームである。

    張力付加装置は、特に、支持フレームが通されるループの形態の締結手段を形成する。
    ループは、直接的な態様でスリーピングユニット上に締結されてもよい。 ループは、特に、スリーピングユニットの外側覆いに取り付けられる。 スリーピングユニット上でのループの締結は、特に解放不可能であってもよい。

    また、ループは、スリーピングユニットに取り付けられるアイレットまたはフックなどの締結手段によってスリーピングユニットに締結されてもよい。

    また、張力付加手段は、ループ自体によって形成されてもよい。 しかし、ループは、上記のように長尺体に締結されてもよく、これらが張力付加手段を形成する。 さらに、長尺体は、スリーピングユニットに締結される。

    支持フレームは、例えば、スリーピングユニットの長手方向に対して横方向にスリーピングユニットの上方で導かれる1つ以上の単一部品または複数部品フレームアーチ(ポールアーチまたはロッドアーチ)を備えていてもよい。 いくつかのフレームアーチは、スリーピングユニットの長手方向に配置された長手方向支柱によって、互いに接続されて安定化されてもよい。

    このようにして、支持フレームは、スリーピングユニットのベース部上の受け部に挿入され、固定されることができる。

    本発明の特定の実施例の変形例によれば、スリーピングシステムは、テント外被を有するテントを備え、支持構造は、テントの一部である。

    支持構造は、特に、支持フレームである。 支持フレームは、テントバーまたはテントロッドを備えていてもよい。 スリーピングユニットは、テント内に配置される。

    スリーピングユニットの上方に架け渡される支持構造およびテント外被の構成は、特に、テント屋根を形成する。

    テント外被は、支持構造と相互作用する上記の懸架構造に対応する。 テント外被は、特に、支持構造によって保持または支持される。

    テント外被は、特に、適用時に支持構造上に架け渡される。
    テント外被は、動作時、支持構造の頂上で張力をかけられてもよい。 したがって、支持構造は、内側に位置するように配置される。

    また、支持構造は、動作時、テント外被の最上部で張力をかけられるか、または架け渡されてもよい。 したがって、支持構造は、外側に位置するように配置される。

    また、さらに、支持フレームなどの支持構造は、テント外被に組み込まれてもよい。 テント外被は、単層であってもよく、または多層であってもよい。 テント外被に組み込まれた支持構造は、テント外被の2つの層の間に配置される。

    テント外被は、テントの外側外被を形成し得る。 また、テント外被は、内側テントのテント外被であってもよく、当該内側テントの上方に外側テントのテント外被が架け渡される。

    したがって、動作時、少なくとも1つ、特にいくつかの第1の締結手段がテント上に配置される。 第1の締結手段は、テント外被上、支持構造上、またはテント外被もしくは支持構造と相互作用するさらなる懸架構造上に配置されてもよい。

    本発明のさらなる発展例によれば、少なくとも1つの張力付加手段を締結するためのものである第1の締結手段の少なくとも1つの締結要素がテントに取り付けられる。 特に、いくつかの張力付加手段を締結するためのものである第1の締結手段のいくつかの締結要素がテントに取り付けられる。

    同様に、張力付加手段は、第1の締結手段に属する締結要素を備える。 張力付加手段は、第1の締結手段の締結要素の相互接続によってテントに解放可能に締結され、または解放可能に締結されることができる。 このようにして、スリーピングユニットは、テント内に架け渡されることができる。

    第1の締結手段の締結要素は、特に、テント内部に面するテントの側においてテントに取り付けられる。

    第1の締結手段の締結要素は、テントに解放不可能に取り付けられてもよく、または後付けの解決策の場合には、初めて作動させられたときにテントに解放不可能に取り付けられてもよい。 第1の締結手段の締結要素は、例えばテント外被を貫通する締結機構によってテント外被に取り付けられてもよい。 この締結機構は、例えばサンドイッチ−ねじ接続であってもよい。

    第1の締結手段の少なくとも1つの締結要素は、テントのテント外被に取り付けられてもよい。 第1の締結手段の少なくとも1つの締結要素は、テントの支持構造に取り付けられてもよい。 いくつかの第1の締結手段のいくつかの締結要素の場合、これらはテント外被および支持構造に取り付けられてもよい。

    例えば締結要素としての第1の締結手段は、テントに締結されるクリップ部、スナップ要素、ベルクロ部もしくはフック要素、またはテントに締結されるタブもしくはループ、またはテントに締結される磁石もしくは吸着カップもしくはアイレットを備えていてもよい。

    また、締結要素としての第1の締結手段は、対になった態様で互いに対して外部および内部からテント外被上に取り付けられ、真空または磁力によって互いに能動的に接続される態様でテント外被上に保持される磁石または吸着カップを備えていてもよい。 このようにして、張力付加手段は、テント外被に解放可能に締結されることができる。

    また、張力付加手段は、解放不可能な接続によって、テント、特にテント内部に面するテントの側に締結されてもよい。

    しかし、張力付加手段が解放不可能な接続によってテントに締結される場合、この張力付加手段は、特に、スリーピングユニットに解放可能に締結されてもよい。

    スリーピングシステムは、テント上に配置される少なくとも1つ、特にいくつかの第1の締結手段を、架け渡されたスリーピングユニットの上方に備えていてもよく、その結果、関連の張力付加手段がスリーピングユニットを上部へ架け渡す。 テントは、テント屋根に配置される少なくとも1つ、特にいくつかの第1の締結手段を備えていてもよい。

    テント外被は別として、テントは、スリーピングユニットを間接的な態様で支持構造上に架け渡す懸架構造を形成してもよい。

    懸架構造は、点状の態様でテント外被および/または支持構造に締結される1つ以上の長尺要素をテントの内側に備えていてもよい。 長尺要素は、互いの間に接続されてもよい。

    長尺要素は、特に、可撓性であってもよく、例えば糸、コードまたはケーブルとして設計されてもよい。 懸架構造は、特に、テント張力付加コードを備えていてもよい。

    また、上記の懸架構造は、テントの内側に架け渡され、締結手段によってテント外被および/または支持フレームに締結されるネットまたはシート体であってもよい。 シート体は、例えばテキスタイルシート体である。

    このような懸架構造は、これがスリーピングユニットを架け渡す目的で張力付加手段のための多数の締結位置を形成するという利点を有する。

    少なくとも1つ、特にいくつかの第2の締結手段がスリーピングユニット上に配置されてもよく、当該第2の締結手段によって、張力付加手段は、スリーピングユニットに解放可能に締結され、または解放可能に締結可能であり、これにより、特にテント内にスリーピングユニットを架け渡す。

    本発明のさらなる発展例によれば、1つ以上の張力付加手段を締結するための、1つ以上の第2の締結手段の少なくとも1つ、特にいくつかの締結要素は、スリーピングユニットに取り付けられる。

    同様に、張力付加手段は、第2の締結手段に属する締結要素を備える。 張力付加手段は、第2の締結手段の締結要素の相互接続によって、スリーピングユニットに解放可能に締結され、または解放可能に締結されることができる。 このようにして、スリーピングユニットは、テント内に架け渡されることができる。

    また、張力付加手段は、第2の締結手段によってスリーピングユニットに解放不可能に締結されてもよい。

    張力付加手段が解放不可能な接続によってスリーピングユニットに締結される場合、この手段またはこれらの手段は、特に、テントに解放可能に締結可能である。

    上記のように、張力付加手段は、同様に、テントまたはスリーピングユニットにそれぞれ直接締結するため、または、第1および第2の締結手段のさらなる締結要素にそれぞれ締結するための第1または第2の締結手段の締結要素を備えていてもよく、上記さらなる締結要素は、テントおよびスリーピングユニットにそれぞれ取り付けられる。

    張力付加手段上にある第1および第2の締結手段の締結要素は、特に、第1および第2の締結手段の対応する締結要素とそれぞれ協働し、第1および第2の締結手段の上記対応する締結要素はそれぞれ、スリーピングユニットおよびテント上にある。

    締結要素は、特に、長尺体の端部セクションまたは両端部セクションに設けられる。
    スリーピングシステムは、動作時にスリーピングユニット上の身体受け入れ空間の上方に配置されることにより、スリーピングユニットを上部へ架け渡す少なくとも1つ、特にいくつかの第2の締結手段を備えていてもよい。

    いくつかの異なる締結位置においてテントに締結され、ともに共通のノード点に至るいくつかの可撓性の長尺要素を備える張力付加手段を想定することができる。 さらに、張力付加手段は、共通のノード点から外れて1つの締結位置においてスリーピングユニットに締結される長尺要素を備えていてもよい。 また、代替的に、張力付加手段は、共通のノード点から外れていくつかの異なる締結位置においてスリーピングユニットに締結されるいくつかの長尺要素を備えていてもよい。

    いくつかの異なる締結位置においてスリーピングユニットに締結され、ともに共通のノード点に至るいくつかの長尺要素を備える張力付加手段を想定することができる。 さらに、張力付加手段は、共通のノード点から外れて1つの締結位置においてテントに締結される長尺要素を備えていてもよい。 また、代替的に、張力付加手段は、共通のノード点から外れていくつかの異なる締結位置においてテントに締結されるいくつかの長尺要素を備えていてもよい。

    また、張力付加手段は、いずれの場合にもいくつかの長尺要素がともに至るいくつかのノード点を備えていてもよい。

    長尺要素は、特に可撓性である。 長尺要素は、ケーブル、コード、バンドまたは糸であってもよい。

    上記の共通のノード点を有する張力付加手段は、テント上の全ての締結位置がスリーピングユニット上の締結位置に対応している必要はなく、上記締結位置は、別個の張力付加手段によっていずれの場合にも互いに接続されるという利点を有する。 このようにして、張力付加手段の張力は、いくつかの位置においてテントまたはスリーピングユニットに導入されることができる。

    テントが地面に置かれるときに用いられるテントの底面形状は、円形、長円形、楕円形、弓形形状、半円形、三形、正方形、長方形、五角形(5-gonal)、n角形などの多角形、または台形であってもよい。

    テントは、特に、テント床を備える。 したがって、テント床は、上記の形状のうちの1つを有していてもよい。 しかし、テントは、テント床がない状態で設計されてもよい。

    スリーピングユニットは、テント床に締結され、ベルクロ接続などの締結手段によってこれに対して固定されてもよい。 このようにして、テントまたはテント床に対するスリーピングユニットの滑りを防止することができる。

    テントが床なしの状態で提供される場合、スリーピングユニットは、テントくいによって地面に固定されてもよい。

    接続を形成することができる1つまたはいくつかの締結手段が、このためにスリーピングユニット(例えばベース部)に取り付けられてもよい。

    さらに、上記の状態を形成するために、1つ以上の締結手段が、例えばテント内部に面する側のテント床に取り付けられてもよい。

    さらに、スリーピングユニットは、スリーピングユニットのために特別に設けられるテントまたは支持フレームなどの別の架け渡し構造または支持構造上に張力付加手段によって架け渡され得ることも可能である。

    したがって、スリーピングユニットは、一般に、枠組みもしくは台、または部屋の天井にも架け渡されてもよい。 さらに、スリーピングユニットは、例えば既存の構造に締結されるコードもしくはネット、またはこのために特別に設けられるものの上に架け渡されることも可能である。 コードまたはネットは、例えば部屋の天井の下方に取り付けられてもよい。

    さらに、外部領域では、スリーピングユニットは、張力付加手段によって、木、低木、建築構造物などの既に既存の構造の上に架け渡され得ることも可能である。

    また、上記のタイプに係るいくつかのスリーピングユニットを受け入れるまたは収容するように設計されたテントも想定することができる。 これは、いずれの場合にも張力付加装置によっていくつかのスリーピングユニットを共通のテント内に架け渡すことができることを意味する。 このさらなる発展例は、特に、複数の人々に宿泊設備を提供しなければならない適用例にとって興味深い例である。

    さらに、本発明は、上記の説明に係るスリーピングシステムのための上記のスリーピングユニットにも関する。 スリーピングユニットは、特に、アクセス開口と、少なくとも一人の人のための身体受け入れ室とを備える。

    スリーピングユニットは、特に、スリーピングユニットを架け渡す目的で、少なくとも1つ、特にいくつかの張力付加手段をスリーピングユニットに解放可能に締結し、または解放可能に締結することができる少なくとも1つ、特にいくつかの第2の締結手段の少なくとも1つ、特にいくつかの締結要素を備える。 また、張力付加手段は、締結手段または締結要素によってスリーピングユニットに解放不可能に締結されてもよい。

    スリーピングユニットは、特に、張力付加手段によって、支持フレームなどの支持構造上に、特にテント内に架け渡されるように設計される。

    スリーピングユニットは、特に、ベース部を備える。
    ベース部は、特に、その下側に、スリーピングユニットをテント床に締結するための締結手段のための締結手段を備える。

    スリーピングユニットは、特に、覆い本体を備える。 この本体は、ベース部とともに、身体受け入れ空間を形成する。 覆い本体は、特に、自立型ではなく、つまり形状安定性がない。 覆い本体は、特に、柔軟な性質を有する。

    覆い本体は、単壁であってもよい。 覆い本体は、多壁であってもよい。
    覆い本体は、2つの外壁の間に位置するチャンバを備えていてもよい。 チャンバは、絶縁の目的で絶縁材料を受け入れてもよい。 また、チャンバは、圧縮空気を充填可能であってもよい。

    絶縁材料は、綿毛、メリノウールなどの羊毛、または発泡プラスチックもしくは合成樹脂繊維などの柔らかいプラスチック材料からなっていてもよい。 また、繊維含有絶縁材料が不織布、つまりフリースとして存在してもよい。

    覆い本体は、外部に向かう熱放射を減少させる反射層を備えていてもよい。
    チャンバは、互いに間隔をあけて配置される覆い本体の外壁などの2つの層を互いに接続する中間ウェブによって形成されてもよい。

    スリーピングユニットは、特に、身体受け入れ空間へのアクセスのためのアクセス開口を備える。 アクセス開口は、ジップクロージャによって閉鎖可能であってもよい。 同時に、ジップクロージャは、身体受け入れ空間における気温の制御のための制御要素としても機能してもよい。

    アクセス開口は、胸/身体領域に配置されてもよい。
    アクセス開口は、例えば側方に配置されてもよく、例えばスリーピングユニットの長手方向に延びていてもよい。

    本発明のさらなる発展例に係るスリーピングユニットは、特に、クロージャ部によって閉鎖されるクロージャ開口を備える。 クロージャ部は、特に、可撓性かつシート状の態様で設計される。

    クロージャ部は、覆い本体に解放可能または解放不可能に接続されてもよい。 アクセス開口は、クロージャ部が取り付けられるクロージャ開口によって形成されてもよい。 また、アクセス開口は、クロージャ部自体によって形成されてもよい。

    クロージャ部は、特に、頭部を押し通すための頭部開口を備える。 したがって、頭部は、身体受け入れ空間の外側に配置される。

    クロージャ部は、クロージャ部の頭部開口に接続する一体型のまたは取外し可能なフードまたは頭部カバーを備えていてもよい。 フードまたは頭部カバーは、特に首部分によってクロージャ部の本体に接続される。

    フードは、特に、顔部開口を形成する。 ユーザの身体が形状保持性身体受け入れ空間に配置されている間、頭部はフードにはめ込まれることができ、したがって、フードの顔部開口から顔を出すことができ、その結果、頭部は、顔とともに、形状保持性身体受け入れ空間の外側に配置される。

    頭部カバー、つまりフードは、特に、ユーザの頭部輪郭の上に載ることにより、頭部および頭部開口の優れた熱絶縁を保証する。

    クロージャ部は、特に、袖ありまたは袖なしのジャケット状の態様で設計されてもよい。

    クロージャ部は、単層材料または多層材料からなっていてもよい。 クロージャ部は、特に、テキスタイルシート構成を有していてもよく、またはそのようなものを備えていてもよい。

    クロージャ部は、弾性的に伸縮自在の特性を有していてもよい。 クロージャ部は、天然ゴムもしくは合成ゴムで構成されてもよく、またはこれを備えていてもよい。 クロージャ部は、特に、ネオプレン(登録商標)の商標でも知られているクロロプレンゴムまたはポリクロロプレンゴムまたはクロロブタジエンゴムからなっていてもよい。

    クロージャ部は、二層または多層のテキスタイル材料からなっていてもよい。 クロージャ部は、2つの層の間にチャンバを形成してもよい。 チャンバは、絶縁の目的で、綿毛、羊毛、メリノウール、または発泡プラスチックもしくは合成樹脂繊維などのプラスチック材料の柔らかい充填材などの絶縁材料を含んでいてもよい。 繊維含有絶縁材料が不織布、つまりフリースとして存在してもよい。 また、チャンバは、圧縮空気を充填可能であってもよい。

    スリーピングユニット自体が、外部からの湿気に対して不浸透性であってもよい。
    クロージャ部を有するスリーピングユニットは、防水性および水蒸気不浸透性の態様で設計されてもよく、または防水性および水蒸気浸透性の態様で設計されてもよい。

    上記の張力付加装置は、クロージャ部を架け渡すための張力付加手段を備えていてもよい。 張力付加手段は、締結位置によってクロージャ部に締結される。

    ベース部は、スリーピングユニットの一体部品であってもよい。 ベース部は、スリーピングユニットに組立てられることができる別個の部品であってもよい。

    ベース部は、マットレス機能を担うために空気を充填可能な中空のチャンバが間に位置する多壁の態様で設計されてもよい。 ベース部は、能動的に空気で膨らますことができてもよく、または受動的に空気で膨らますことができ、すなわち自己膨張式の態様で設計される。

    ベース部は、マットレス機能を担うために空気を充填可能な中空のチャンバが間に位置する多壁スリーピングマットを受け入れるための受け入れポケットを備えていてもよい。 このようなスリーピングマットは、例えば絶縁マットであってもよい。

    さらに、ベース部は、補償装置の一部として、空気を充填可能な1つ以上のチャンバを備えていてもよく、当該補償装置は、使用位置をとる前でさえベース部が局所的に調節可能にさまざまな高さを有し得るような態様で空気を可変的に充填可能であり、これによって、ベース部の地面側は、少なくとも部分的に地面の傾斜および/または高低差に適合されることができ、その結果、使用位置において横臥または就寝側が地面に対してより水平になり、および/または、傾斜が少なくなる。

    このような概念は、例えばスイス出願番号第1409/13号に記載されている。
    また、スリーピングユニットは、身体受け入れ室を形成するスリーピング覆いであってもよい。 スリーピングユニット、特にスリーピング覆いは、特に、少なくとも一人の人のためのアクセス開口を形成する。 スリーピング覆いは、例えば寝袋、インレットまたは保護被膜であってもよい。

    また、スリーピングユニットは、人を被覆するためのスリーピングカバーであってもよい。 スリーピングカバーは、例えばベッドフレームおよびマットレスならびに上記の張力付加装置とともに、スリーピングシステムを形成してもよい。 このスリーピングシステムは、上記の支持構造も備えていてもよい。

    スリーピングユニット、特に寝袋は、脚領域に、一体型の、すなわち解放不可能な終端(閉鎖)要素を備えていてもよい。 また、終端要素は、完全に解放可能な態様で脚領域に締結されてもよい。 アクセス開口またはクロージャ開口と閉鎖要素との間のスリーピングユニットの長手方向における空気の循環は、終端要素を開放することによってなされ得る。

    スリーピングユニットがテント内に配置される場合、テントは、脚領域に、例えばジップクロージャによって閉鎖可能な開口を備えていてもよく、当該開口によって空気循環を外部まで継続させることができる。

    さらに、スリーピングユニットは、ユーザによって吐き出された呼吸空気を身体受け入れ空間に送風するための装置を備えていてもよい。

    身体受け入れ空間は、身体を受け入れることは別として、これが靴、衣服などの私物または食物および飲料も収納するための空間も提供するという性質を有していてもよい。

    スリーピングユニットは、脚側および/または頭部側に、昆虫および小動物に対するネットを備えていてもよい。

    スリーピングユニットは、特に、一人の人を受け入れるように設計されてもよい。 また、スリーピングユニットは、二人または三人以上の人を収容するように設計されてもよい。 したがって、スリーピングユニットは、上記のクロージャ要素のうちのいくつかを備えていてもよい。

    本発明は、上記のスリーピングシステムのためのテントにも関する。 テントは、スリーピングユニットをテント内に架け渡す目的で1つ以上の張力付加手段を締結するための少なくとも1つ、特にいくつかの第1の締結手段の少なくとも1つ、特にいくつかの締結要素によって特徴付けられる。 締結要素は、特に、テント内部に面するテントの側に配置される。 上記のように、張力付加手段は、締結要素によってテントに解放可能に締結されてもよい。 また、張力付加手段は、締結手段または締結要素によってテントに解放不可能に締結されてもよい。

    テントのテント外被は、特に、防水性および防風性であり、スリーピングユニットに対して最優先の天候からの保護を提供する。

    本発明に係るテントは、上記の締結手段を後付けされた従来のテントであってもよい。 また、本発明に係るテントは、本発明に係るスリーピングシステムのために特別に設計されてもよい。

    本発明に係るテントは、一人以上の人のためのスリーピングユニットを受け入れて架け渡すように設計されてもよい。

    また、テントは、数人の人のためのいくつかのスリーピングユニットを受け入れて架け渡すように設計されてもよい。

    本発明のさらなる局面は、市販の寝袋を市販のテント内に架け渡すための組立品セットに関する。 したがって、組立品セットは、後付けの解決策で適用される。

    張力付加セットとも呼ばれる組立品セットは、スリーピングユニットをテント内に架け渡す目的で、テントとテント内に配置された寝袋などのスリーピングユニットとの間に解放可能な接続を形成するための少なくとも1つの張力付加手段を有する張力付加装置を備える。

    本発明のさらなる発展例によれば、組立品セットは、テントへの取り付けのための第1の締結手段の締結要素をさらに備える。

    本発明のさらなる発展例によれば、組立品セットは、スリーピングユニット、特に寝袋への取り付けのための第2の締結手段の締結要素をさらに備える。

    本実施例に係る張力付加手段は、テントまたはスリーピングユニット上の上記の締結要素に締結するように設計される。

    張力付加手段は、上記の態様に従って設計されてもよい。 繰返しを回避するために、本明細書のそれぞれの箇所における張力付加手段に関する開示をはっきりと参照する。

    これは、張力付加手段が曲げ柔軟な態様で設計され得ることを意味する。 張力付加手段は、弾性特性を有してもよい。 また、張力付加手段は、剛性または半剛性に設計されてもよい。 さらに、張力付加手段は、単一部品または複数部品の態様で設計されてもよい。 張力付加手段は、調節可能であってもよい。

    張力付加手段は、特に解放可能な態様で、締結手段によってテントに取り付け可能である。 張力付加手段は、特に解放可能な態様で、締結手段によってスリーピングユニットに取り付け可能である。

    したがって、張力付加手段は、第1の締結手段の締結要素および第2の締結手段の締結要素を備え、これらは、第1および第2の締結手段のそれぞれの締結要素に接続可能であり、上記第1および第2の締結手段は、それぞれテントおよびスリーピングユニット上にある。

    締結要素は、テントもしくはスリーピングユニットへの解放可能な取り付けのために設計されてもよく、またはテントもしくはスリーピングユニットへの1回限りの解放不可能な取り付けのために設計されてもよい。

    締結要素は、例えばさらに上記した態様のうちの1つに従って設計されてもよい。 繰返しを回避するために、本明細書の対応する箇所における締結要素に関する開示をはっきりと参照する。

    本発明に係るスリーピングシステムは、これが取扱いに関して非常に容易かつ簡単であるという利点を有する。 さらに、スリーピングシステムは、収納スペースが少なくて済む。 これにもかかわらず、スリーピングシステムは、最適に熱的に絶縁された身体受け入れ空間の形成を可能にし、さらに、豪雨および風からも十分に保護される。 また、身体受け入れ空間は、架け渡しのおかげで空の状態でも形状保持性があり、つまり形状安定性がある。

    テントを有するまたはテントを持たない本発明に係るスリーピングシステムは、屋外領域および屋内領域において適用可能である。 スリーピングシステムは、屋外、特に以下の分野において適用される:
    ・山登り ・登山 ・旅行 ・トレッキング ・ハンティング ・難民救済 ・ホームレス施設 ・貧困者のための宿泊施設 ・救助 ・キャンプ ・軍隊 ・危機地帯。

    スリーピングシステムは、特に個人用の野営システムとして特に好適である。 したがって、関連のテントは、野営テントであってもよい。

    以下、添付の図面に示される実施例の例によって、本発明の主題をより詳細に説明する。 いずれの場合にも概略的に示されている。

    本発明に係るスリーピングシステムの第1の実施例の断面図である。

    開放されたスリーピングシステムの側方斜視図である。

    本発明に係るスリーピングシステムのさらなる実施例の斜視図である。

    張力付加手段および締結手段の具体的な実施例の図である。

    張力付加装置の具体的な実施例の斜視図である。

    基本的に、図中、同一の部分には同一の参照番号が与えられている。
    図1に係るスリーピングシステム1は、概略的にのみ示されているテント2と、テント内部16に配置されたスリーピングユニット3とを備える。 テント2は、テントポールの支持フレーム12と、支持フレーム13によって張力を付加されるテント外被14とを備える。 テント外被は、防水性および防風性のプラスチックテキスタイルからなっている。 さらに、テント2は、地面にテント内部16を密閉する防水性のテント床7を備える。 テント床7は、プラスチックテキスタイルである。

    スリーピングユニット3は、チャンバを有する多壁ベース部6を備え、当該チャンバは、空気を充填可能であり、その結果、ベース部6は、エアマットレスまたはスリーピングマットの機能を担うことができる。 ベース部6は、ベルクロ接続11によって、滑りに対してテント床7に固定される。

    さらに、スリーピングユニット3は、一体的なまたは解放可能な態様でベース部6に接続される覆い本体4を備える。 覆い本体4は、可撓性の、形状安定性がない態様で設計される。

    覆い本体4は、ベース部6とともに、人18を受け入れるための身体受け入れ空間12を形成し、身体受け入れ空間12は、クロージャ開口を有する。 クロージャ開口は、ジャケット状の袖なしクロージャ部5により閉鎖される。 クロージャ部5は、身体受け入れ空間12へのアクセスのためのアクセス開口15を形成する。

    さらに、クロージャ部5は、頭部開口を形成し、当該頭部開口を通して、人18の頭部は身体受け入れ空間12の外側に導かれる。

    第1の締結手段9は、スリーピングユニット3の外面に取り付けられる。 第2の締結手段10は、テント外被14の内面に取り付けられる。 スリーピングユニット3は、張力コード8によってテント2内に架け渡される。 このため、張力コードは、一方では第1の締結手段9によってスリーピングユニット3に締結され、他方では第2の締結手段10によってテント外被14に締結され、張力を付加される。

    これによって、形状保持性の十分に熱絶縁性の身体受け入れ空間12が形成され、これにより、ユーザ18へのアクセスが簡素化され、ユーザ18には高い程度の移動の自由が与えられる。

    図2に示されるスリーピングシステム1は、基本的には図1に係るスリーピングシステムに対応し、特にテント2は、図2よりも図1においてより概略的に示されている。 さらに、クロージャ要素5は、顔用の開口を有するフード19を備える。 ユーザ18の身体が形状保持性身体受け入れ空間に配置されている間、頭部はフード19に挿入されることができ、したがって、顔はフード19の顔部開口を通して挿入されることができる。 フード19は、ユーザ18の頭部の輪郭の上に載ることにより、頭部および頭部開口を熱的に絶縁する。

    図3に示されるスリーピングシステム51は、スリーピングユニット53と、形状保持性身体受け入れ空間を形成する目的で張力付加装置58,59,60によってスリーピングユニット3を架け渡すための支持フレーム63,66とを備える。 支持フレームは、スリーピングユニット53の上方にスリーピングユニット53の長手方向軸Lに対して横方向に導かれる2つのフレームアーチ(ポールアーチ)63を互いに間隔をあけた態様で備える。 フレームアーチ63は、長手方向軸Lに平行に延びる接続フレーム(接続ポールまたはロッド)66によって互いに接続され、それにより安定化される。

    張力付加装置58,59,60は、締結手段60によってスリーピングユニット53の覆い本体54に締結される張力付加手段58を備える。 さらに、張力付加手段58は、さらなる締結手段を形成する締結ループ59によってフレームアーチ63にくくりつけられる。 すなわち、フレームアーチ63は、締結ループ59を通して導かれ、スリーピングユニット53は、締結ループ59によって支持フレーム63,66上に架け渡される。

    スリーピングユニット53は、多層の態様で設計され、綿毛、フリースまたは柔らかいプラスチック材料充填材(図示せず)などの絶縁材料を受け入れるチャンバを備える。

    さらに、スリーピングユニット53は、顔部開口を有するフード69を形成するクロージャ要素55を備える。 ユーザの身体が形状保持性身体受け入れ空間に配置されている間、頭部はフード69に挿入されることができ、したがって、顔はフード69の顔部開口を通して挿入されることができる。

    さらに、クロージャ部55は、ユーザのためのアクセス開口65を形成し、上記アクセス開口は、ジップクロージャによって閉鎖可能である。

    さらに、スリーピングユニット53は、ベース部56を形成する。 ベース部56は、圧縮空気を充填可能なチャンバを備え、スリーピングマットを形成する。

    ここでは、フレームアーチ63は、ベース部56の受け部64によって地面に支持または固定されている。

    図4は、例えば図3に係るスリーピングシステム51で適用可能であるような長さ調節機構を有する張力付加手段58a,58b,58cのさまざまな実施例の変形例を示す。 示される張力付加手段58a,58b,59cは、各々、バンド状(テープ状)またはベルト状の可撓性長尺体を備える。

    張力付加手段58aのベルト状長尺体は、バックルを備え、このようにして長さを調節可能である。 ベルト状長尺体は、フレームアーチ63の周囲にくくりつけられる。

    さらに、張力付加手段58bのベルト状長尺体は、調節穴と、調節穴によって長手方向の調節を固定するための固定要素とを備える。 さらに、張力付加手段58bは、クリップ要素によってフレームアーチ63に解放可能にクリップ留めされる。

    張力付加手段58cのバンド状長尺体は、フレームアーチ63の周囲にくくりつけられる。 くくりつけられた長尺体の自由端セクションは、それ自体が、閉ループを形成しながらベルクロ接続によって長尺体に固定される。

    図5に係る張力付加装置は、さまざまな締結位置85a,85b,85cにおいてスリーピングユニット81上に取り付けられるいくつかのコード状の可撓性長尺体82a,82b,82cを備える。 長尺体82a,82b,82cは、共通のノード点84にまとめられる。 締結位置86によってテント(図示せず)に締結されるさらなるコード状の可撓性長尺体83は、このノード点84から出ている。 したがって、さまざまな位置において、張力がスリーピングユニット81に導入される。

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