Storage bed of the opening and closing device

申请号 JP30454290 申请日 1990-11-09 公开(公告)号 JPH0698066B2 公开(公告)日 1994-12-07
申请人 スガツネ工業株式会社; 发明人 達也 早川;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】前面パネルが、キャビネットに対して回動により開閉自在なるよう枢支されたベッド本体に固定されている上部パネルと、メンテナンス用の下部パネルとに二分割され、該下部パネルは上記ベッド本体収納時にあって、回動操作により単独にて開閉可能なるよう、その下端がキャビネットにおけるベッド本体の前記枢支点よりも前方下部に枢着され、当該ベッド本体、下部パネル相互が、上記ベッド本体に前後方向へ長く設けたガイドレールと、下部パネルに突設した係合ローラとの係合により開閉方向に対して移動自在に連結され、上記下部パネルがベッド本体の開閉時、当該ベッド本体と連動して開閉されるようにしたことを特徴とする収納ベッドの開閉装置。
  • 【請求項2】前面パネルがキャビネットに対して回動により開閉自在なるよう枢支されたベッド本体に固定されている上部パネルと、メンテナンス用の下部パネルとに二分割され、該下部パネルは上記ベッド本体収納時にあって、回動操作により単独にて開閉可能なるよう、その下端がキャビネットにおけるベッド本体の前記枢支点よりも前方下部に枢着され、当該上部、下部両パネル相互が、下部パネルの内面上部にあって、上部パネルと係け外しされる上下方向へ回動可能にして、かつバネにより中立点から上下両方向へ振り分け付勢して設けられた係止ローラが、上部パネルの内面に係止されることにより、開閉方向に対して移動自在に連結され、上記下部パネルがベッド本体の開閉時、当該ベッド本体と連動して開閉されるよう形成すると共に、上記下部パネルの単独による開閉時、その開き力とベッド本体により係止ローラが夫々起立、押倒されることで、上部パネルに対する係け外しと係止とがなされるようにしたことを特徴とする収納ベッドの開閉装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、かぶせタイプ(アウトセットタイプ)の収納ベッドにおける開閉装置に関する。

    《従来の技術》 収納ベッドには、ベッド本体の収納時にあって、キャビネットに対してベッド本体に付設の前面パネルが重ねるようにしたかぶせタイプと、当該キャビネットの内側に同上前面パネルが収まるようにしたインセットタイプの2種類があり、どちらのタイプも前面パネルは1枚ものの方が、収納時にあって、すっきりした外観がえられるので最も望ましいこととなる。

    そこで、かぶせタイプの収納ベッドにおいて、前面パネルに1枚ものを使用するためには、ベッド本体と前面パネルの回転軸を別々にするか、ベッド本体の回転軸をキャビネットの外側で、前面パネルの下部に設ける等の手段が知られている。

    しかし、前者の手段によるときは、ベッド本体と前面パネルの回転軸が異なるため、両回転軸の軸間差分だけベッド本体と前面パネルとに、ずれを生ずることとなる。

    一方、後者の方法においては、ベッド本体の回転軸がキャビネットの前方に出るため、当該軸廻りにバネ等によるベッド本体及び前面パネルの回転付勢機構を配設できない等の問題が生ずる。

    これらの問題点を解消したものとして、前面パネルを1
    枚ものではなく、上部パネルと下部パネルに二分割し、
    上部パネルを、ベッド本体がベッドとして使用される時サイドパネルとして利用するようにしたものも知られている。

    しかし、この手段は、上部、下部両パネルがリンクでベッド本体と連結されているため、常にベッド本体の開閉に連動されることとなるので、自由に開閉操作できるメンテナンス用パネルとして利用することができないこととなる。

    そこで、上記問題を解消するため次の如き収納ベッドも既に知られている。

    この収納ベッドは、第8図、第9図の如く、前面パネルを上部パネルaと下部パネルbに二分割し、上部パネルは、キャビネットcに対し、回動により開閉自在に軸支したベッド本体dに固定し、下部パネルbをキャビネットcに図示しない木ネジ等で固定し、メンテナンス時には、これを外せるようにしたものである。

    《発明が解決しようとする課題》 しかし、上記従来の収納ベッドにおいては、常には下部パネルbがキャビネットcに固定されているため、図示の如くベッド本体dのフレームeやマットレスfの基部にあって、下部パネルbに対する逃げ部gを欠設しなくてはならず、又、ベッドとしての使用時、マットレスf
    の上面が高くなったり、ベッド本体dが床面からかなり高所に配設されることとなり、この結果当該ベッド本体dに収納式に脚hが不可欠となり、従って、キャビネットcからベッド本体dを開出したり収納したりするとき、脚hを出し入れしたり、回転により収納状態や使用状態にしなければならず、操作が面倒となるばかりか外観上の意匠感も悪くなる。

    尚、第9図においてiは、ベッド本体d及び上部パネルaに対する回転力付勢機構を示している。

    本願は従来の収納ベッドが有する上記の如き問題点に鑑みなされたもの、請求項(1)によるときは、かぶせタイプの収納ベッドにおいて、前面パネルを上部パネルと下部パネルとに二分割し、上部パネルをベッド本体に固定し、係止ローラとガイドレールの適切な係脱機構により、下部パネルは通常、ベッド本体の開閉に連動して開閉するようにすると共に、ベッド本体を収納した時には、単独で開閉できるよう構成し、このことによって、
    ベッドとしての使用に際しては、マットレスの上面を低くするようにして、従来の如き脚を不要とし、外観、操作性ともに優れたものとするだけでなく、メンテナンスにおける作業をも容易にしようとするのが、その目的である。

    さらに、請求項(2)にあっては請求項(1)の構成における係止ローラとガイドローラの係脱機構にかえて、
    係合ローラとスプリングとによる係脱機構により前掲目的を達成し得るようにすると共に、下部パネルの閉成保持機能を上記係合ローラとスプリングとによって発揮させるようにして、別個にキャッチ機能をもった部材の付設を不要にすることをも、その目的としている。

    《課題を解決するための手段》 本発明は、上記目的を達成するため請求項(1)では、
    前面パネルが、キャビネットに対して回動により開閉自在なるよう枢支されたベッド本体に固定されている上部パネルと、メンテナンス用の下部パネルとに二分割され、該下部パネルは上記ベッド本体収納時にあって、回動操作により単独にて開閉可能なるよう、その下端がキャビネットにおけるベッド本体の前記枢支点よりも前方下部に枢着され、当該ベッド本体、下部パネル相互が、
    上記ベッド本体に前後方向へ長く設けたガイドレールと、下部パネルに突設した係合ローラとの係合により開閉方向に対して移動自在に連結され、上記下部パネルがベッド本体の開閉時、当該ベッド本体と連動して開閉されるようにしたことを特徴とする収納ベッドの開閉装置を提供しようとするものである。

    次に、請求項(2)にあっては上記請求項(1)の構成に、上記下部パネルの単独による開閉時、その開き力とベッド本体により係止ローラが夫々起立、押倒されることで、上部パネルに対する係け外と係止とがなされるようにした内容が付加されている。

    《作用》 請求項(1)の場合、ベッド本体が起立状態でキャビネットに収納されているベッド本体収納時では、該ベッド本体のガイドレールと、下部パネルの係合ローラとの係合が外れているため、下部パネルは回動により単独で開閉することができる。

    上記ベッド本体の収納状態において、外力が上部パネルに開き方向(倒れ方向)の回転力として加えられると、
    ベッド本体と上部パネルが少し開かれた状態になり、係合ローラがガイドレールに当たり、さらにベッド本体、
    上部パネルを開いていくと、ガイドレールの凹条溝に係合ローラが係合し、該係合ローラをガイドする。

    このため、下部パネルはベッド本体、上部パネルの開成に連動して開かれていき、上部パネルと側部パネルの切欠部に入り込むような状態にて、さらに開かれていき、
    ベッド本体、上部パネルと下部パネルは、キャビネットの前方にあって、平に開かれ(倒れ)、ベッド使用状態となる。

    上記の使用状態では、ベッド本体と床との隙間が少なくなるので、上部パネルの前面に突設される取手を脚としても兼用することができる。

    上記ベッド使用状態において、外力が上部パネルやベッド本体に閉じ方向(起立方向)の回転力が加えられることで、該上部パネル、ベッド本体と共に下部パネルも上方へ閉じられていき、キャビネットに対してベッド本体が、その収納状態となる少し手前になると、下部パネルは、上部パネルと側部パネルの切欠部から外れると共に、係合ローラはガイドレールの凹条溝から外れ、さらに上部パネルを閉じることで、キャビネット内にベッド本体は収納され、上部、下部両パネルはキャビネットの前面にかぶせ状態に閉じられ、ベッド本体の収納状態となる。

    尚、ベッド本体、上部パネルは、キャビネットの下部に内装されている回転力付勢機構によって、常時、閉じ方向に回転力が与えられているので、ベッド本体を収納状態から使用状態に開く場合は、上記回転力に抗してゆるやかに開き動作されることとなり、又、使用状態から収納状態に閉じる場合は、上記回転力により小さい力でもって軽快に閉じ動作することができる。

    又、ベッド本体収納時、下部パネルが自立できるような適宜の機構を付設することになる。

    請求項(2)にあっては、ベッド本体は起立状態でキャビネットに収納されているベッド本体収納時では、係止ローラがバネ力付勢によって上部パネルの内面に押しつけられるような形で係止されていることにより、下部パネルは閉じた状態に保持されている。

    ベッド本体収納時において、外力が下部パネルに開き方向の回転力として加えられると、当該下部パネルは開かれていくことにより、係止ローラ、つまりローラアームがバネ力に抗してベッド本体の裏側方向に回転され、中立点を越えた位置まで回転されると、バネによりローラアームは反対側に回転されて起立保持されることで上部、下部両パネルの連結が解かれ、これにより下部パネルは開かれることとなる。

    又、下部パネルの開き状態において、該下部パネルを閉じていき、全閉付近になることで、係止ローラがベッド本体の裏側に突き当るようにした場合は、ローラアームが中立点を越えた位置まで回転され、これにより、該ローラアームはバネ力によって上部パネル側に倒れて、当該上部パネル内面に係止され、下部パネルは閉じた状態に保持されるのであり、この際、係止ローラがベッド本体の衝当しないときは、手動によりローラアームを回動により倒すこととなる。

    下部パネルの保持力はバネの力等で調節できる。

    上記したベッド本体の収納状態において、外力が上部パネルに開き方向の回転力として加えられると、上部パネル、ベッド本体は、その回転軸を中心としてキャビネットの前方へ倒れる形で少し開かれ、下部パネルにベッド本体が当り、さらに開かれていくと、下部パネルの上端部が係止ローラとベッド本体の側部パネルの切欠部間に挟まれる形で開かれていき、そのままの形で係止ローラは上部パネルの内面に押付けられながら転動し、ベッド本体及び上部パネルとともに下部パネルもキャビネットの前方へ水平状態となるよう開かれ、ベッド使用状態となる。

    上記ベッド使用状態において、外力が上部パネルやベッド本体に閉じ方向(起立方向)の回転力として加えられると、該上部パネル、ベッド本体と共に下部パネルも上方へ閉じられていき、キャビネット内のベッド本体は収納され、上部、下部両パネルはキャビネットの前面にかぶせ状態に閉じられ、ベッド本体の収納状態となる。

    その他は、前期した請求項(1)による場合と同様である。

    《実施例》 以下、本発明を図面の実施により説明する。

    第1図、第2図は請求項(1)に係る一実施例であり、
    第3図、第4図は請求項(2)の実施例を示し、第5図〜第7図は請求項(1)、(2)に係る夫々ベッド本体使用状態、ベッド本体収納状態、メンテナンスのための作業状態を各々示している。

    請求項(1)にあっては、第1図、第2図及び第5図〜
    第7図に示したように、キャビネット1には、これに軸支されるベッド本体2が、縦向きの状態にて回動起立することで収納できるだけのスペースを有し、その前面には縦長矩形状の開口部3が開設されている。

    ベッド本体2は、平面縦長矩形状に枠組みされたフレーム2a上にマットレス2bを載置して形成され、そのフレーム2aの基部が、キャビネット1における左右の側壁1a,1
    aにあって、その下端部に回転軸4により軸支されることで、キャビネット1に対し、ベッド本体2は回転軸4
    を枢支点Oとして回動し、これによりキャビネット1内へ収納自在なるよう支承されている。

    すなわち、ベッド本体2は、キャビネット1への収納状態から、その開口部3により前方へ回動させる(開成)
    ことで、ベッドとして使用できる水平状態となるように、又このベッド使用状態から上方へ回動させる(閉成)ことで、垂直に起立してキャビネット1への収納状態となるように支承されており、さらに、当該ベッド本体2は第7図に示した如く、キャビネット1内における下端部に配設された複数本のバネ等により構成された既知の回転力付勢機構5とフレーム2aの基端部とを連結させることで、閉成方向の回転力が付勢され、これにより、ベッド本体2は収納状態に保持されると共に、その閉成作業を小さい力で円滑に行い得るようにしてある。

    上記キャビネット1の前面パネルは、上部パネル6と下部パネル7に二分割されている。

    上部、下部両パネル6,7は、その横幅が、キャビネット1の開口部3の横幅よりも広いかぶせタイプとなっており、下部パネル7は、ベッド本体2の軸支部や上記回転力付勢機構5等のメンテナンス用として開閉自在とするので、、キャビネット1における開口部3の下端部分を閉鎖できるだけの小さな縦方向の寸法としてあり、これに対し、上部パネル6は、上記開口部3の下端部分を除く、他のすべてを閉鎖できるだけの上記下部パネル7よりも大きな縦方向の寸法を有している。

    上部パネル6は、前記ベッド本体2におけるフレーム2a
    の前面上部側にあって、左右の側面パネル8,8、上面パネル9を介して固定され、ベッド本体2と一体に開閉される。

    又、側面パネル8,8の基部には、ベッド本体2の開閉操作時、下部パネル7が入り込むのに必要な切欠部8aが各々設けられている。

    一方、下部パネル7は、上記ベッド本体2を閉成状態、
    すなわちキャビネット1内に収納した状態で、回動により単独に開閉できるよう、その下端を、キャビネット1
    における開口部3の下端部にあって、上記ベッド本体2
    の枢支点Oより所要寸法だけ前方下部に、キャッチ付蝶番10により枢着してある。

    さらに、上記の下部パネル7は、ベッド本体2の開閉に連動して開閉できるよう次のように構成されている。

    すなわち、下部パネル7の裏面における上端部には、ローラ保持部材11によって回転自在な係合ローラ12がベッド本体2のフレーム2aにあって、その裏側には、上記係合ローラ12と対応する位置にてガイドガイドレール13
    が、ベッド本体2の前後方向に長く固設されている。

    ここで、上記係合ローラ12は、第2図に示したように、
    下部パネル7に固定したローラ保持部材11の先端部にあって、片側一個とか図示の如く左右の夫々一個宛、支軸
    14にて回転自在なるよう支承され、一方、ガイドレール
    13は横断面略逆凹字形状にして、その開口部の左右にローラ受け13a,13aを長手方向に長く設けることで、ローラ係合用としての凹条溝13bが形成されている。

    この凹条溝13bは、上記両ローラ受け13a,13aの基端に切欠部13cを設けることで、キャビネット1に対しベッド本体2を閉成した収納状態において、上記係合ローラ12
    が、上記切欠部13cから係け外しできるようになっている。

    従って、キャビネット1に対し、ベッド本体2が閉成された第1図のイに示す収納状態では、上記ガイドレール
    13に対して係合ローラ12は係合されておらず、下部パネル7はベッド本体2に対しフリーの状態にあり、図示例ではキャッチ付き蝶番10により当該閉成状態に保持されるようになっているが、当該下部パネル7の保持手段としては、もちろん上記キャッチ付き蝶番10によらず、公知のキャッチ部材を用いてもよく、この場合のキャッチはベッド本体と下部パネルとにその雄雌部材を設けるようにすればよい。

    このように構成された収納ベッドの開閉装置においては、第1図のイに示す収納状態には、上記係合ローラ12
    とガイドレール13が前記の如く非係合状態にあることで、下部パネル7は単独にて開閉可能であるが、ベッド本体2を第1図のロの位置まで開成して行くと、係合ローラ12はガイドレール13の切欠部13cに入り込み、さらにベッド本体2を開いて第1図のハの位置まで開成が進められると、係合ローラ12はガイドレール13の凹条溝13
    bに係合されると共に、下部パネル7の上端が上部パネル6と、側面パネル8の切欠部8aに入り込み、さらに、
    ベッド本体2が開かれることで係合ローラ12はガイドレール13内を転動し、これにより、下部パネル7はベッド本体2の開きに連動して開かれ、第1図のニに示すベッドに使用状態とすることができる。

    上記したベッド使用状態において、ベッド本体2を上方へ回動して閉成することでキャビネット1内に収納する場合は上記の開成時における動作と逆行する動きにより、下部パネル7はベッド本体2に連動して閉じられている。

    次に請求項(2)における開閉装置にあっては、第3図乃至第7図に示したように、下部パネル7の上端部内面に固設した取付金具14に、側面略くの字形状にして、かつ先端に係止ローラ15を回転自在に軸支してあるローラアーム16が、その基端部をピン17にて枢着することにより、前記した上部パネル6の内面に対して係止ローラ15
    が係け外しされる上下方向に回転可能なるよう設けられていると共に、一端をローラアーム16の略中間位置に、
    他端を、上記取付金具14に各々係止して張設した引張りバネ18により、当該ローラアーム16は、中立点から上部パネル6の内面方向と、これと反対方向に振り分け付勢され、バネ力に抗して中立点を起える位置まで回転されることで、ローラアーム16は上部パネル6側に倒れ、その内面に係止ローラ15が押し付けられる形で係止され、
    又はこれと反対側へ回転して、第4図のように起立保持され、上部パネル6と内面との係止が解かれ得るようにしてある。

    そこで、前記のキャビネット1に対してベッド本体2が収納された第3図のイに示す状態においては、上記係止ローラ15は上部パネル6の内面に押付けられて当接し、
    これにより下部パネル7は閉成状態に保持されると共に、当該下部パネル7はベッド本体2の閉じ動作に連動されることとなる。

    また、ベッド本体2の開成方向に対しては、その側面パネル8の切欠部8aにおける端面8bに、下部パネル7の上端部内面が当接することで該下部パネル7が連動されるようにしてあり、これによりベッド本体2が第3図のイ、ロ、ハ、ニの順に開かれる時、下部パネル7が、上記端面8bと円滑な滑り動作をするように、当該下部パネル7の上端部内面には滑り鋲19が固定してある。

    従って、ベッド本体2の収納状態から、下部パネル7が前方へ開成されると、その開き力により、ローラアーム
    16はバネ力に抗して中立点を起えた位置まで回転されると、第4図のようにローラアーム16はバネ力によって図示の矢印g方向に回転され、起立状態に保持されることで、上部パネル6との係止が解かれ、当該下部パネル7
    は単独で開かれることとなる。

    又、下部パネル7を閉じていき、全閉付近となると、係止ローラ15がベッド本体2の裏面に突き当たることでローラアーム16はバネ力に抗して第4図の矢印kが示す方向において中立点を越える位置まで回転されると、バネ力により上方へ倒れ、上部パネル6の内面に押付け係止され、当該下部パネル7は閉じ位置に保持されることとなる。

    又、上記係止ローラ15はベッド本体2の裏面にて直接押接して倒れるようにしてもよいが、図示例では押倒し部材20をベッド本体2の裏面に固設しておき、上記押倒し部材20に係止ローラ15の当接面である傾斜面20aが形成されており、このようにすることでローラアーム16を、
    より円滑にして確実に押倒しできるようにしてある。

    第6図において21は上部パネル6に設けた脚兼用の取手、22は下部パネル7に設けた取手を各々示す。

    尚、請求項(2)の装置にあって、上記した構成以外は、前記請求項(1)のものと同じである。

    《発明明の効果》 本発明は、以上説明したように構成されているので、請求項(1)によるときは、下部パネルが、ベッド本体の収納状態において、単独で開閉操作できるため、キャビネット内の下部に配設した軸廻りや、ベッド本体の回転力付勢機構等についてのメンテナンスが容易になると共に、当該下部パネルは、ベッド本体の開閉にも連動するため、ベッド本体のフレームや側面パネル等を、下部パネルに対する逃げの形状としなくてもよく、またベッド使用状態ではマットレス面を低くして、ベッド本体と床面の隙間をも小さくできるため、ベッド本体の取手などをベッド使用時の脚に兼用することもできるから、ベッド本体開閉時における脚の出入操作も不必要となり、収納式でない普通のベッドと同等の意匠感を保有させることができると共に、ベッド本体の開成や閉成が簡単となって操作性の優れたものとなる。

    請求項(2)にあっては、さらに、バネにて中立点から両方向に振り分けるとなるよう回転付勢される係止ローラが、上記パネルに係止することで下部パネルの保持がなされるため、ベッド収納時における当該下部パネルの閉成保持が確実となると共に、ベッド使用状態において、誤って下部パネルを踏下するようなことがあっても、係止ローラと下部パネルとがバネ力に抗して回転し、下方へ逃げるため、当該下部パネルが破損するようなこともない。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明に係る収納ベッドの開閉装置における請求項(1)に係る一実施例の主要部を示す拡大縦断面図、第2図は同実施例の係合ローラとガイドレールの係合状態を示す拡大横断面図、第3図は、請求項(2)に係る一実施例の主要部を示す拡大縦断面図、第4図は同実施例の下部パネル開閉状態を示す拡大縦断面図、第5
    図、第6図、第7図は請求項(1)、(2)の装置につき、その夫々ベッド使用状態、ベッド収納状態、一部切欠したメンテナンス状態を示す各斜視図、第8図、第9
    図は従来の収納ベッドの夫々ベッド使用状態と一部切欠したメンテナンス状態を示す各斜視図である。 1……キャビネット 2……ベッド本体 6……上部パネル 7……下部パネル 12……係合ローラ 13……ガイドレール 15……係止ローラ 18……バネ O……ベッド本体の枢支点

    QQ群二维码
    意见反馈