歯間清掃用具

申请号 JP2016558419 申请日 2016-09-20 公开(公告)号 JP6276420B1 公开(公告)日 2018-02-07
申请人 株式会社無有; 发明人 伊藤 博;
摘要 歯間の食べ滓等を除去しやすい歯間清掃用具を提供する。歯間清掃用具1は、牽引部材10を備えている。牽引部材10は、フロス20を係止する係止部12を有している。牽引部材10は、係止部12に係止されたフロス20を牽引する。牽引部材10は、歯間に横から挿入され、歯間を通り抜けることが可能な線状の形状をしている。
权利要求

フロスを係止する係止部を有し、前記係止部に係止された前記フロスを牽引する牽引部材と、 前記牽引部材から当該牽引部材の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメントからなるブラシ部と、を備え、 前記牽引部材は、歯間に横から挿入され、当該歯間を通り抜けることが可能な線状の形状をしており、 前記複数のフィラメントのうち少なくとも1つのフィラメントは、 前記牽引部材から当該牽引部材の前記延在方向と交わる方向に延びる主フィラメント部と、 前記主フィラメント部の側面から当該主フィラメント部の延在方向と交わる方向に延びる副フィラメント部と、を有し、 1つの前記主フィラメント部に対して複数の前記副フィラメント部が設けられており、 前記複数の副フィラメント部は、前記主フィラメント部の前記延在方向の複数箇所にわたって設けられており、 前記複数の副フィラメント部の長さは、前記主フィラメント部の後端から先端に向かうにつれて次第に大きくなることを特徴とする歯間清掃用具。請求項1に記載の歯間清掃用具において、 前記牽引部材の先端は、丸く形成されている歯間清掃用具。請求項1又は2に記載の歯間清掃用具において、 前記牽引部材の先端付近は、曲線を描いている歯間清掃用具。請求項1乃至3の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記牽引部材の長さは、2cm以上5cm以下である歯間清掃用具。請求項1乃至4の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記係止部は、前記牽引部材の後端付近に設けられている歯間清掃用具。請求項1乃至5の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記係止部は、前記フロスが通る穴である歯間清掃用具。請求項1乃至5の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記係止部は、前記フロスが引っ掛かる溝である歯間清掃用具。請求項7に記載の歯間清掃用具において、 前記溝の幅は、前記フロスの太さ以下である歯間清掃用具。請求項1乃至5の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記係止部は、前記フロスが引っ掛かるフックである歯間清掃用具。請求項1乃至9の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記牽引部材の前記係止部に係止された前記フロスを備える歯間清掃用具。請求項10に記載の歯間清掃用具において、 前記フロスの一端は、ループ状になっている歯間清掃用具。請求項1乃至11の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記複数のフィラメントは、前記牽引部材から放射状に広がっている歯間清掃用具。請求項1乃至12の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記複数のフィラメントは、前記牽引部材の前記延在方向の複数箇所にわたって設けられている歯間清掃用具。請求項1乃至13の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記副フィラメント部の太さは、前記主フィラメント部の太さよりも小さい歯間清掃用具。請求項1乃至14の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記副フィラメント部は、前記主フィラメント部と同一の材料からなる歯間清掃用具。請求項1乃至15の何れかに記載の歯間清掃用具において、 前記副フィラメント部は、前記主フィラメント部の前記側面を毛羽立たせることにより形成されている歯間清掃用具。

说明书全文

本発明は、歯間の清掃に用いられる歯間清掃用具に関する。

従来の歯間清掃用具としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された歯間清掃用具は、棒状のハンドル部を備えている。ハンドル部からは、一対の支持片が所定間隔をおいて突出している。これらの支持片は、ハンドル部と一体に形成されている。両支持片の間には、フロス(デンタルフロス)が張られている。

特開2016−127965号公報

上述の歯間清掃用具によれば、フロスを歯間に通した後、当該フロスを動かすことにより、歯間の食べ滓や歯垢を除去することができる。しかしながら、当該歯間清掃用具の構造上、フロスを歯間に通すには、フロスを歯の先端側から歯間に押し入れなければならない。その際、フロスは、歯の先端側から根元側に向かって移動するため、食べ滓等を歯間の奥側(歯の根元側)に押し込んでしまうことがある。このことは、食べ滓等を除去しにくくする要因となる。

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、歯間の食べ滓等を除去しやすい歯間清掃用具を提供することを目的とする。

本発明による歯間清掃用具は、フロスを係止する係止部を有し、上記係止部に係止された上記フロスを牽引する牽引部材を備え、上記牽引部材は、歯間に横から挿入され、当該歯間を通り抜けることが可能な線状の形状をしていることを特徴とする。

この歯間清掃用具においては、フロスを牽引する牽引部材が設けられている。牽引部材は、歯間に横から挿入され、当該歯間を通り抜けることが可能な形状をしている。それゆえ、牽引部材を歯間の片側から挿入して反対側から引き抜くことにより、当該牽引部材に牽引されたフロスが歯間に通された状態となる。このため、歯の先端側から歯間に押し入れなくても、フロスを歯間に通すことができる。これにより、フロスを歯間に通す際に、食べ滓等が歯間の奥側に押し込まれるのを防ぐことができる。

本発明によれば、歯間の食べ滓等を除去しやすい歯間清掃用具が実現される。

本発明による歯間清掃用具の第1実施形態を示す平面図である。

牽引部材10を示す平面図である。

図1の歯間清掃用具の使用方法を説明するための図である。

図1の歯間清掃用具の使用方法を説明するための図である。

図1の歯間清掃用具の使用方法を説明するための図である。

本発明による歯間清掃用具の第2実施形態を示す平面図である。

フィラメント32の変形例を説明するための図である。

係止部12の一変形例を説明するための図である。

係止部12の他の変形例を説明するための図である。

変形例に係る牽引部材10を示す平面図である。

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。 (第1実施形態)

図1は、本発明による歯間清掃用具の第1実施形態を示す平面図である。歯間清掃用具1は、歯間の清掃に用いられる歯間清掃用具であって、牽引部材10、及びフロス20を備えている。牽引部材10は、フロス20を係止する係止部12を有している。牽引部材10は、係止部12に係止されたフロス20を牽引する。

図2は、牽引部材10を示す平面図である。牽引部材10は、歯間に横から挿入され、歯間を通り抜けることが可能な線状の形状をしている。牽引部材10の先端10a付近は、曲線を描いており、当該牽引部材10の一方の側に向かって屈曲している。牽引部材10の先端10aは、丸く形成されている。

係止部12は、牽引部材10の後端10b付近に設けられている。本実施形態において係止部12は、フロス20が通る穴である。牽引部材10の長さは、2cm以上5cm以下であることが好ましい。牽引部材10は、歯間に挿入される際、その形状を維持できる程度の剛性を有している。牽引部材10の材料としては、例えば、ステンレス等の金属を用いることができる。

図1に戻って、フロス20は、牽引部材10の係止部12に係止されている。フロス20の一端は、ループ状になっている。フロス20は、当該ループ状の部分が係止部12を通るようにして、牽引部材10に連結されている。

続いて、図3〜図5を参照しつつ、歯間清掃用具1の使用方法の一例を説明する。まず、図3に示すように、牽引部材10を歯間90に横から挿入する。すなわち、歯間90の片側から、牽引部材10を歯間90に挿入する。そのまま、図4に示すように、牽引部材10の先端10aが歯間90の反対側に出るまで、牽引部材10を歯間90に押し入れる。その後、牽引部材10がフロス20を牽引しながら歯間90を通り抜けるように、歯間90の反対側から牽引部材10を引き抜く。これにより、図5に示すように、フロス20が歯間90に通された状態となる。この状態でフロス20を動かすことにより、歯間90の食べ滓等を除去することができる。特にフロス20を歯の根元側から先端側に向けて動かすことにより、歯と歯の間に挟まった食べ滓等を外に押し出すことができる。

歯間清掃用具1の効果を説明する。歯間清掃用具1においては、フロス20を牽引する牽引部材10が設けられている。牽引部材10は、歯間に横から挿入され、当該歯間を通り抜けることが可能な形状をしている。それゆえ、牽引部材10を歯間の片側から挿入して反対側から引き抜くことにより、牽引部材10に牽引されたフロス20が歯間に通された状態となる。このため、歯の先端側から歯間に押し入れなくても、フロス20を歯間に通すことができる。これにより、フロス20を歯間に通す際に、食べ滓等が歯間の奥側に押し込まれるのを防ぐことができる。したがって、歯間の食べ滓等を除去しやすい歯間清掃用具1が実現されている。

このように歯間清掃用具1によれば、歯間(歯肉と2本の歯との間の隙間)に対して、フロス20を直接に通すことができる。これに対して、特許文献1に記載された歯間清掃用具においては、フロスを歯の先端側から歯間に押し入れない限り、フロスを歯間に通すことができない。そのため、2本の歯が極端に密接している場合や、歯が被せ物(クラウン)で覆われている場合には、フロスを歯間に通すこと自体が難しくなる。この点、歯間清掃用具1においては、歯の先端側からフロス20を押し入れることが困難な場合であっても、フロス20を歯間に容易に通すことができる。

牽引部材10の先端10aは、丸く形成されている。これにより、牽引部材10を歯間に挿入する際に、歯肉を傷つけるのを防ぐことができる。ただし、牽引部材10の先端10aを丸く形成することは、必須でない。

牽引部材10の先端10a付近は、曲線を描いている。このため、牽引部材10の直線部分を歯の側面に対して傾けた状態で、牽引部材10の先端10aを歯間に挿入することができる(図3参照)。これにより、奥歯の歯間に対しても、牽引部材10を挿入しやすくなる。

牽引部材10の長さが大きい方が、歯間に挿入する際、牽引部材10を指で摘まみやすくなる。かかる観点から、牽引部材10の長さは、2cm以上であることが好ましい。他方、牽引部材10の長さが大きすぎると、牽引部材10が頬の内側にぶつかる等して、口内で牽引部材10を動かしにくくなってしまう。かかる観点から、牽引部材10の長さは、5cm以下であることが好ましい。

係止部12は、牽引部材10の後端10b付近に設けられている。これにより、牽引部材10とフロス20とが重なる部分の長さを最小限に抑えることができる。牽引部材10とフロス20とが重なる部分は、その他の部分に比べて、歯間を通りにくい。それゆえ、牽引部材10とフロス20とが重なる部分の長さを小さくすることは、牽引部材10が歯間をスムーズに通り抜けられるようにする上で有利である。

係止部12は、フロス20が通る穴である。かかる構造により、牽引部材10が歯間を通る際、フロス20が係止部12から外れにくくすることができる。

歯間清掃用具1には、フロス20が設けられている。このため、ユーザは、フロスを別途用意しなくても、歯間清掃用具1を使用することができる。また、フロス20は、牽引部材10の係止部12に予め係止されている。これにより、ユーザがフロス20を牽引部材10に取り付ける手間を省くことができる。

フロス20の一端は、ループ状になっている。これにより、牽引部材10が歯間を通る際、フロス20が係止部12から外れるのを一層確実に防ぐことができる。ただし、フロス20の一端をループ状にすることは、必須でない。 (第2実施形態)

図6は、本発明による歯間清掃用具の第2実施形態を示す平面図である。歯間清掃用具2は、歯間の清掃に用いられる歯間清掃用具であって、牽引部材10及びフロス20に加えて、ブラシ部30を備えている。牽引部材10及びフロス20の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。

ブラシ部30は、牽引部材10から、牽引部材10の延在方向と交わる方向に延びる複数のフィラメント32からなる。なお、以下の記述において「複数のフィラメント32」は、別段の断りがない限り、ブラシ部30を構成する全てのフィラメント32を指すものとする。各フィラメント32の延在方向は、牽引部材10の延在方向と略直に交わっている。複数のフィラメント32は、牽引部材10から放射状に広がっている。複数のフィラメント32は、牽引部材10の延在方向の複数箇所にわたって設けられている。各フィラメント32の長さは、例えば、0.2〜3.0mm程度である。また、各フィラメント32の太さは、例えば、1.0〜5.0mil(1mil=0.0254mm)程度である。フィラメント32の材料としては、例えばナイロンを用いることができる。

歯間清掃用具2の効果を説明する。歯間清掃用具2においては、ブラシ部30が設けられている。このため、牽引部材10が歯間を通る際にも、ブラシ部30によって歯間の食べ滓等を除去することができる。このとき、牽引部材10をその延在方向に沿って往復運動させることにより、ブラシ部30による食べ滓等の除去効果を高めることができる。

複数のフィラメント32は、牽引部材10から放射状に広がっている。これにより、牽引部材10が歯間を通る際、歯間の周囲の広範囲にフィラメント32を当てることができる。

複数のフィラメント32は、牽引部材10の延在方向の複数箇所にわたって設けられている。これにより、牽引部材10が歯間を通る際、歯間の周囲の同一箇所に対して多くのフィラメント32を当てることができる。歯間清掃用具2のその他の効果は、歯間清掃用具1と同様である。

本発明による歯間清掃用具は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。ブラシ部30を構成する複数のフィラメント32のうち少なくとも1つのフィラメント32は、図7に示すように、主フィラメント部32a、及び副フィラメント部32bを有していてもよい。主フィラメント部32aは、牽引部材10から、牽引部材10の延在方向と交わる方向に延びている。上記実施形態においては、各フィラメント32が主フィラメント部32aのみからなる場合を例示した。副フィラメント部32bは、主フィラメント部32aの側面から、主フィラメント部32aの延在方向と交わる方向に延びている。副フィラメント部32bの延在方向は、主フィラメント部32aの延在方向と略直角に交わることが好ましいが、鋭角ないし鈍角に交わってもよい。

1つの主フィラメント部32aに対して複数の副フィラメント部32bが設けられている。複数の副フィラメント部32bは、主フィラメント部32aの延在方向の複数箇所にわたって設けられている。複数の副フィラメント部32bの長さは、主フィラメント部32aの後端から先端に向かうにつれて次第に大きくなっている。各副フィラメント部32bの太さは、主フィラメント部32aの太さよりも小さい。副フィラメント部32bは、主フィラメント部32aと同一の材料からなっていてもよいし、異なる材料からなっていてもよい。副フィラメント部32bは、例えば、主フィラメント部32aの側面を毛羽立たせることにより形成することができる。

かかる構成によれば、歯間の周囲に主フィラメント部32aの先端が当たらない場合であっても、副フィラメント部32bの先端が当たるようにすることができる。これにより、副フィラメント部32bで掻き出すようにして食べ滓等を除去することができる。1つの主フィラメント部32aに対して複数の副フィラメント部32bが設けられているため、副フィラメント部32bが1つしか設けられていない場合に比して、食べ滓等の除去能を向上させることができる。複数の副フィラメント部32bが主フィラメント部32aの延在方向の複数箇所にわたって設けられているため、歯間の周囲の広範囲に副フィラメント部32bを届かせることができる。

牽引部材10を歯間に挿入する際、主フィラメント部32aは、手前(牽引部材10の挿入方向後方)に倒れた状態となることが多い。それゆえ、主フィラメント部32aにおいては、後端が挿入方向前方に位置し、先端が挿入方向後方に位置することになる。この点、複数の副フィラメント部32bの長さは、主フィラメント部32aの後端から先端に向かうにつれて次第に大きくなっている。このように挿入方向後方の副フィラメント部32bの長さに比して挿入方向前方の副フィラメント部32bの長さを小さくすることにより、牽引部材10を歯間に挿入しやすくなる。ただし、複数の副フィラメント部32bの長さの相互関係は、任意である。例えば、複数の副フィラメント部32bの長さは、一定であってもよい。

副フィラメント部32bの太さは、主フィラメント部32aの太さよりも小さい。このように実際に歯に当接する副フィラメント部32bの太さを小さくすることは、食べ滓等の除去能力を向上させるのに有利である。副フィラメント部32bが主フィラメント部32aと同一の材料からなる場合、主フィラメント部32aの側面を加工することにより副フィラメント部32bを形成することが可能となる。このことは、副フィラメント部32bを低コストで形成するのに有利である。主フィラメント部32aの側面を毛羽立たせることにより副フィラメント部32bを形成した場合、副フィラメント部32bの形成コストを特に低く抑えることができる。

上記実施形態においては、係止部12が穴である場合を例示した。しかし、係止部12は、図8に示すように、フロス20が引っ掛かる溝であってもよい。その場合、溝の幅は、フロスの太さ以下であることが好ましい。あるいは、係止部12は、図9に示すように、フロス20が引っ掛かるフックであってもよい。係止部12が溝又はフックである場合、牽引部材10に対してフロス20を容易に取り付けることができる。特に溝の幅がフロス20の太さ以下である場合、フロス20が溝に挟持されるため、牽引部材10が歯間を通る際にフロス20が溝から外れにくくなる。なお、フロス20の係止は、フロス20の一端をブラシ部30に巻き付けることにより行ってもよい。

上記実施形態においては、牽引部材10の先端10a付近が曲線を描いている場合を例示した。しかし、牽引部材10は、図10に示すように、全体が直線状をしていてもよい。

上記実施形態においては、係止部12が牽引部材10の後端10b付近に設けられた場合を例示した。しかし、係止部12は、牽引部材10の後端10bから離れた位置に設けられてもよい。

上記実施形態においては、歯間清掃用具にフロス20が設けられている場合を例示した。しかし、歯間清掃用具にフロス20を設けることは、必須でない。フロス20が設けられていない場合、ユーザは、フロスを別途用意した上で、当該フロスを牽引部材10に取り付けてから歯間清掃用具を使用すればよい。

1 歯間清掃用具 2 歯間清掃用具 10 牽引部材 10a 先端 10b 後端 12 係止部 20 フロス 30 ブラシ部 32 フィラメント 32a 主フィラメント部 32b 副フィラメント部 90 歯間

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