中ウォーキング用ポール

申请号 JP2015532725 申请日 2014-04-28 公开(公告)号 JPWO2015025561A1 公开(公告)日 2017-03-02
申请人 株式会社キザキ; 发明人 秀臣 木崎;
摘要 水 中ウォーキング用ポールであって、中高年者の初心者でも歩行姿勢が安定して、水中歩行を容易とするものを提供する。筒状のポール本体(20)と、ポール本体(20)の上端に 位置 する把持部(30)と、ポール本体(20)の下端に位置する石突き部(40)を備え、ポール本体(20)は、比重が1以下である上側部(21)と比重が1以上である下側部(22)からなり、水中に放置したときに、石突き部(40)を水底(82)に向け、把持部(30)が水面(81)近傍に位置する。また、ポール本体(20)は、上側部(21)の容積を大きくするために、断面積を大きくした部分を備え、断面積を大きくした部分は、偏平な断面に形成されている。
权利要求

筒状のポール本体と、該ポール本体の上端に位置する把持部と、前記ポール本体の下端に位置する石突き部を備え、 前記ポール本体は、比重が1以下である上側部と比重が1以上である下側部からなり、 中に放置したときに、前記石突き部を水底に向け、前記把持部が水面近傍に位置することを特徴とする水中ウォーキング用ポール。前記ポール本体が、下側部の内部に重りを備えていることを特徴とする請求項1に記載の水中ウォーキング用ポール。前記重りが交換可能であり、重量を調整することができることを特徴とする請求項2に記載の水中ウォーキング用ポール。前記上側部が、容積を大きくするために断面積を大きくした部分を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の水中ウォーキング用ポール。前記断面積を大きくした部分が、偏平な断面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の水中ウォーキング用ポール。前記ポール本体が屈折部を備え、使用状態において、前記石突き部が使用者から離れるように位置することを特徴とする請求項1に記載の水中ウォーキング用ポール。

说明书全文

本発明は、中でのウォーキングを補助する水中ウォーキング用ポールに関し、特に、水中で自立する水中ウォーキング用ポールに関する。

従来から、プールなどにおいて水中歩行運動が盛んに行われている。水中歩行は、腰や膝への負担を軽減して歩行運動することができるために、リハビリ効果や中高年者の運動効果を目的として行われている。また、陸上歩行よりもカロリーの消費量が高いために、肥満対策を目的として行われている。しかしながら、水中で歩行すると姿勢が不安定になりやすく、中高年の初心者が長い時間継続して行うことが難しいために、効果的な運動を行うためには指導者を必要とすることが多い。すなわち、陸上における散歩のように、気軽に行えるものではない。

このような問題を解決するために、特許文献1には、リハビリテーション専用のプールが提案されている。このプールは、プールの外周に沿って回流を発生する回流発生装置、歩行者用手すりと緩やかに傾斜する床を備える歩行訓練セクション、懸垂バーを備える懸垂訓練セクションなどを備えている。また、特許文献2には、一人で水中歩行を行うことができる個人用の水中歩行装置が提案されている。しかしながら、通常のプールと異なる水中歩行専用の設備を設置することは、高額な費用を要するために、安価で気軽に使用できる設備とすることはできない。

そこで、通常のプールにおいて、中高年の初心者でも容易に水中歩行を始めることができる手段が求められている。本発明者らは、長年に亘ってスキー用ポール及び陸上ウォーキング用ポールを製作してきた経験から、水中ウォーキング用ポールを発案し、その試作と実用化試験を行うことにした。

水中ウォーキング用ポールを試作・試用した結果、ポールを使用することにより水中での姿勢が安定して歩行が容易となり、リハビリや中高年者の運動において有効な補助手段になり得ることが分かった。そして、より優れた補助手段とするために必要な事項を確認することができた。すなわち、陸上歩行用のポールと同様にするのではなく、その形態を大きく変えるべきであることが分かった。

特開平7−259363号公報

特開平8−206251号公報

本発明は、水中ウォーキング用ポールであって、中高年の初心者が、容易に水中歩行を始めることが可能であり、従来の水中歩行と比較しても同等以上の効果を発揮できるものを提供することにある。すなわち、腰や膝の負担を軽減した歩行が可能であるとともに、陸上での散歩と同じように気軽に行え、継続して行うことに魅が感じられるものを提供することにある。

本発明の請求項1に係る水中ウォーキング用ポールは、筒状のポール本体と、該ポール本体の上端に位置する把持部と、前記ポール本体の下端に位置する石突き部を備え、前記ポール本体は、比重が1以下である上側部と比重が1以上である下側部からなり、水中に放置したときに、前記石突き部を水底に向け、前記把持部が水面近傍に位置する手段を採用している。

また、本発明の請求項2に係る水中ウォーキング用ポールは、請求項1に係る水中ウォーキング用ポールであって、前記ポール本体が、下側部の内部に重りを備えている手段を採用している。 また、本発明の請求項3に係る水中ウォーキング用ポールは、請求項2に係る水中ウォーキング用ポールであって、前記重りが交換可能であり、重量を調整することができる手段を採用している。

また、本発明の請求項4に係る水中ウォーキング用ポールは、請求項1乃至3の何れか1項に係る水中ウォーキング用ポールであって、前記上側部が、容積を大きくするために断面積を大きくした部分を備えている手段を採用している。 また、本発明の請求項5に係る水中ウォーキング用ポールは、請求項4項に係る水中ウォーキング用ポールであって、前記断面積を大きくした部分が、偏平な断面に形成されている手段を採用している。

また、本発明の請求項6に係る水中ウォーキング用ポールは、請求項1項に係る水中ウォーキング用ポールであって、前記ポール本体が屈折部を備え、使用状態において、前記石突き部が使用者から離れるように位置する手段を採用している。

本発明の水中ウォーキング用ポールを使用することにより水中での姿勢が安定するために、中高年の初心者が、気軽に水中歩行を始めることができる。そして、腰や膝の負担を軽減してのリハビリ歩行から、水の抵抗に逆らっての力強い歩行まで、各人の目的に応じた水中歩行を行うことができる。また、リハビリ効果や運動効果を実感することができるので、長期間継続して行うことになる。

本発明の水中ウォーキング用ポールは、水中で浮上するとともに把持部が水面の近傍に位置する構造としている。このために、把持部から手を離した場合でも、把持部が手から遠く離れてしまうことがない。また、浮力を大きくして把持部を水面から突出させることにより、遠く離れた位置からでも把持部を目視することができる。このため、余計な物を所持するというストレスを感じることなく使用することができる。

水中ウォーキング用ポールの一例を示す概略図である。

水中ウォーキング用ポールの主な構成部品を示す概略図である。

ポール本体の内部構造を示す概略図である。

重りの取り付け方法の一例を示す概略図である。

水中ウォーキング用ポールの他の一例を示す概略図である。

図3AにおけるA−A矢視断面図である。

水中ウォーキング用ポールのまた別の一例を示す概略図である。

は使用者とポールの関係を示す説明図である。

図1は、本発明の一例である水中ウォーキング用ポール10の概略図であって、水中に放置された状態を示している。水中ウォーキング用ポール10は、筒状をなすポール本体20と、ポール本体20の上端に位置する把持部30と、ポール本体20の下端に位置する石突き部40を備えている。

水中ウォーキング用ポール10は、全体の比重が1より小さく、水中に沈んでしまうことはない。また、ポール本体20は、比重が1以下である上側部21と、比重が1以上である下側部22で構成することにより、重心の位置を十分下方に位置させている。したがって、図1に示すように十分に深い水中に放置されると、石突き部40を水底82に向けて位置するとともに、把持部30が水面81の近傍に位置することになる。すなわち、水中ウォーキング用ポール10は、水中で自立している。

なお、浅い水中に放置された場合には、全体が傾斜した状態になって、石突き部40を水底82に付け、把持部30が水面81の近傍に位置することになる。このような構成とすることにより、使用者が把持部30から手を離した場合でも、把持部30が水中に沈むことはなく、把持部30が手から遠く離れてしまうこともない。

図2A〜図2Cは、水中ウォーキング用ポール10の具体的構造を示している。図2Aは主な構成部品を示し、図2Bはポール本体20の内部構造を示し、図2Cは重り50の取り付け方法の一例を示している。

図2Aに示すように、水中ウォーキング用ポール10は、筒状のポール本体20の上下端部に把持部30と石突き部40を備え、ポール本体20の下側部22の内部には、棒状の重り50を備えている。ポール本体20の素材としては、スキー用ポールなどと同様に、強度の高いアルミニウム合金製のパイプを使用することができる。

把持部30及び石突き部40も、スキー用ポールなどで使用されているものを使用することができる。すなわち、把持部30及び石突き部40は、ポール本体20を差し込むための取付け孔を備え、必要に応じてネジなどで固定できるものを使用する。なお、把持部30は、後述する水中ウォーキング用ポール11、12では、明確な方向性を備えるものを使用する。

水中ウォーキング用ポール10は水中で使用するものであり、水中で浮かぶように全体の比重を1より小さくしている。また、ポール本体20の内部に水が浸入することのないように構成する必要がある。このため、ポール本体20の素材として市販のパイプを使用するときには、その上下を密閉しなければならない。

また、水中ウォーキング用ポール10は、水中で自立させるために、筒状のポール本体20の下側部22の内部に棒状の重り50を挿入することにより、比重を1以上としている。また、上側部21の内部は空間とすることにより、比重を1以下としている。このようにして、水中ウォーキング用ポール10は、重心を十分に下方に位置させている。 なお、上側部21と下側部22とは、明確な境界を備えるものではなく、単に、ポール本体20の上下を区別するために使用している。

図2Bに示すように、ポール本体20の上側部21の開口は、弾性素材を用いた栓61で密閉している。また、ポール本体20の下側部22の開口は、重り50を挿入した後にシール材を用いて密閉するとともに、かしめて固定している。または、接着剤を用いてポール本体20の内部に重り50を接着することもできる。重り50としては、例えばステンレス鋼の丸棒を使用することができる。 なお、重り50は、下側部22の内部に挿入するものに限らず、下側部22の外部又は端部に取り付けるものであってもよい。

上側部21は、比重を1以下とするために空洞とされている。しかし、上側部21は、必ずしも空洞である必要はなく、例えば、発泡スチロールなどを充填することもできる。充填構成とすることにより、上側部21の内部に水が浸入した場合でも、比重を1以下に保持することが可能であり、シールを行う必要がなくなる。すなわち、上側部21は、比重が1以下であり、十分に大きな容積を備えることによって、水中ウォーキング用ポール10全体の比重を1以下とすることが可能であれば良い。

水中に放置されたウォーキング用ポール10は、全体の比重が1以下であるために、全体の重力に相当する浮力を得ることができる。また、比重が1以下の上側部21には重力よりも大きな浮力が作用し、比重が1以上の下側部22には浮力よりも大きな重力が作用することになる。したがって、水中ウォーキング用ポール10は、水中で略垂直の状態で浮くことになり、把持部30を水面の近傍に位置させて自立することになる。

水中ウォーキング用ポール10は、図2Cに示すように、重り50を交換可能とすることで、その重量を調節可能とすることもできる。すなわち、重り50の下端にねじ孔58を設けて、弾性素材の栓62をボルト71及び座金72で取り付けたものである。栓62には取付け孔63が設けられ、ボルト71を締め付けることによって、栓62が拡径するようになっている。このため、ポール本体20に対して、シール性を持たせる状態で重り50を固定することができる。重量を軽めにすれば初心者でも使いやすく、リハビリや中高年者の運動に適した状態となる。また、重量を重く調節すれば、筋肉トレーニングに適した状態となる。

図3A及び図3Bは、本発明の他の一例である水中ウォーキング用ポール11を示している。図3Aはその概略図であり、図3Bは図3AにおけるA−A矢視断面図を示している。水中ウォーキング用ポール11は、ポール本体20の上側部21に断面積の大きな部分を形成して、これによって浮力を大きくしたものである。例えば、パイプ状の素材でポール本体20を形成する場合には、上側部21の一部に大径のパイプを使用してもよい。

浮力を大きくすることにより、水中に放置したときに、水中ウォーキング用ポール11の把持部30は、水面81から大きく突出することになる。すなわち、把持部30の長さをL1とするとき、突出部分の長さL2を、L1の半分程度とすることができる。このようにすることにより、水中ウォーキング用ポール11は、水中ウォーキング用ポール10以上に目立ち易くなり、遠く離れた位置からでも把持部30を目視することができる。

図3Bの断面図に示すように、断面積の大きな部分は、円形断面ではなく偏平な断面形状としている。ポール本体20の断面積を大きくすると、使用者が歩行するときに受ける水の抵抗が大きくなり、腕を振る姿勢が不安定になることがある。そこで、水の抵抗が少なくなるように、水の抵抗を受ける幅Wを小さくして偏平な断面を形成している。

偏平な断面を備えるポール本体20は、方向性を備える把持部30とともにその方向性を合わせて使用することが好ましい。すなわち、使用状態において、把持部30の形状によってポール本体20の進行方向が定まり、進行方向に対して最小の幅Wとなるようにすることが好ましい。

図4A及び図4Bは、本発明のまた別の一例である水中ウォーキング用ポール12を示している。図4Aはその概略図であり、図4Bは使用状態を示している。水中ウォーキング用ポール12は、ポール本体20の把持部30に近い部分に屈折部26を備え、方向性を備える把持部30とともに使用するものである。

すなわち、使用状態において、把持部30の形状によってポール本体20の進行方向が定まり、ポール本体20の下方部分、特に石突き部40が使用者から離れて位置するように形成することができる。これによって、石突き部40などが使用者の脚に当たることがなくなり、使用者は余計なストレスを感じることなく使用することができる。屈折部26の上下において、ポール本体20は平行移動しており、移動距離L3は、ポール本体20の外径に相当する長さ以上としている。

本発明の水中ウォーキング用ポール10などを用いることによって、一般的なプールを利用して容易に水中歩行を行うことができる。安定した姿勢で水中歩行ができるために、中高年の初心者でも、気軽に歩行運動を始めることができ、継続して行うことができる。そして、リハビリ効果や中高年者の運動効果を簡単に得ることが可能であり、肥満対策としても有効である。

関連出願の相互参照

本出願は、2013年8月22日に日本国特許庁に出願された特願2013−172217に基づいて優先権を主張し、その全ての開示は完全に本明細書で参照により組み込まれる。

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