Paul with a shock absorbing device

申请号 JP2010513599 申请日 2008-06-24 公开(公告)号 JP5289434B2 公开(公告)日 2013-09-11
申请人 レキスポルト アーゲー; 发明人 レンハルト クラウス;
摘要
权利要求
  • 例えば、トレッキング、スキー、ハイキング、ノルディックスキーポールであって、ポールグリップ(28)及びポール端部(29)を備えるポール軸(24)の、少なくとも三つの入れ子状の管部を有し、それぞれ隣接する二つの管部は互いに調節でき、第一の管部に回転可能に固定されたガイドスリーブ(10)及び圧縮バネ装置(35)を備えた衝撃吸収装置(1)を有し、第二の管部に軸方向に固定された軸ピン(2)が、ガイドスリーブ(10)内でガイドされるポール(23)において、
    前記第一の管部が一番下の管部(25)であり、前記第二の管部が下から二番目の管部(26)であ り、
    前記ガイドスリーブ(10)が、前記一番下の管部(25)がその上端で当接する留め金(22)を備え、このガイドスリーブ(10)が、その中央領域に、二つの互いに相対するスロット(12)を有し、
    前記ガイドスリーブ(10)において、前記ポール軸に対して垂直に、前記圧縮バネ装置(35)の上方及び前記スロット(12)の少なくとも一部に、横方向ピン(15)が配置され、この横方向ピン(15)は、前記スロット(12)内部で、上部留め金(13)及び底部留め金(14)の間で軸方向に移動可能であり、
    前記圧縮バネ装置(35)全体が前記ガイドスリーブ(10)に搭載され、
    このガイドスリーブ(10)上にインサートピース(11)が配置され、このインサートピースが、部分的に前記ガイドスリーブ(10)に軸方向に係合するとともに、前記軸ピン(2)を収容するための中央開口部を有することを特徴とするポール(23)。
  • 前記一番下の管部(25)が前記下から二番目の管部(26)よりも直径が小さいことを特徴とし、好ましくは、前記下から二番目の管部(26)がそれに隣接する前記下から三番目の管部(27)よりも直径が小さいことを特徴とする、請求項1に記載のポール(23)。
  • 前記ガイドスリーブ(10)が、少なくとも、前記一番下の管部(25)に搭載された下部領域(10c)及び中央領域(10b)を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のポール(23)。
  • 前記圧縮バネ装置(35)が、少なくとも一つのコイル状圧縮バネ(18)及び/又は少なくとも一つの弾性バネ(17)を有することを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記圧縮バネ装置(35)が、その軸方向の二つの端部のそれぞれに、コイル状圧縮バネ(18)及び弾性バネ(17)を直列に配置して有することを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記ポール軸(24)が、三つあるいは四つの管部(25、26、27)を有することを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 中央ピース(8)が、前記ガイドスリーブ(10)の上側に、軸ピン(2)と同軸に配置されていることを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記ガイドスリーブ(10)の上側に、追加の衝撃吸収要素(9)、好ましくは弾性リング、特に好ましくは、ゴムリングが、前記圧縮バネ装置(35)に対して同軸に前記軸ピン(2)上に配置されていることを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記ガイドスリーブ(10)が 上部領域(10a)と下部領域(10b)の間に 環状ショルダー からなる留め金(22)を有し、前記一番下の管部(25)がその 管部の上端でそれに当接することを特徴とする、請求項1から のいずれか一項に記載のポール。
  • 前記横方向ピン(15)が前記軸ピン(2)の底端部を貫通していることを特徴とする、請求項 1から9のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 一番下の管部(25)が直径10から14ミリ、好ましくは12ミリであり、下から二番目の管部(26)が好ましくは直径12から16ミリ、好ましくは14ミリ、そして、下から三番目の管部が直径14から18ミリ、好ましくは16ミリで、好ましくは全ての管部(25、26、27)が等しい長さであることを特徴とする、請求項1から 10のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 少なくとも一つの延展装置(32)が前記軸ピン(2)上に、圧縮バネ装置(35)と同軸に及び好ましくは圧縮バネ装置(35)の上側に配置されていることを特徴とする、請求項1から 11のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記衝撃吸収装置(1)を有する前記一番下の管部(25)が、前記延展装置(32)により、前記下から二番目の管部(26)に軸方向にクランプ可能で、前記延展装置(32)が、放射状に分離可能で内部コーン(5)を備える延展要素(3)、反対方向に延びる外部コーンを有し、前記延展要素(3)において軸方向に移動可能に収容された内部要素(33)、及び、前記一番下の管部(25)に回転可能に保持され、前記内部要素(33)の、内側にネジを切られた空洞部で作動できるように結合した、軸方向に向いた調節ネジ(4)を有し、前記延展要素(3)の前記内部コーン(5)が、前記一番下の管部の方向に向かって開口し、前記延展要素(3)が 、一端で前記ガイドスリーブ(10)に固定されたインサートピース(11) 底部内部管上留め金と、前記調節ネジ(4)の自由端における上部留め金との間に、軸方向に、好ましくは狭い範囲で、 移動可能に保持されていることを特徴とする、請求項 12に記載のポール(23)。
  • 前記内部コーン(5)が、一つまたは二つのパーツに形成され、それを貫通し、上部と下部で開口している少なくとも一つの軸方向スロットを有していることを特徴とする、請求項 12及び 13のいずれか一項に記載のポール(23)。
  • 前記圧縮バネ装置(35)が、前記コイル状圧縮バネ(18)の一端に突出し、突出部(36)を有する、少なくとも一つのスタブ(34)を有することを特徴とする、請求項 に記載のポール(23)。
  • 说明书全文

    本発明は、例えば、トレッキング、スキー、ハイキングあるいはノルディックスキー用であって、ポールグリップと、少なくとも三つの入れ子状の管部からなるポール軸と、ポール先端部とを有するポールに関する。 いずれの場合も、隣接する二つの管部は、互いに調節することができる。 本発明のポールは、第一の管部に回転可能に固定された形で保持され、第二の管部に軸方向に固定された軸ピンをガイドする、ガイドスリーブを備えた衝撃吸収装置を有する。

    従来技術には、衝撃吸収装置を有する様々なポールが開示されている。 例えば、DEU29813601及びCH680771A5に記載のものが挙げられるが、これら二つのポールは、比較的ハードな衝撃のみしか吸収しない。 EP1435805B1には、上述した二つの明細書に記載のものと比べて、圧縮バネが特殊に配置されていることにより、より低い衝撃でも吸収し、スプリングバックがあまり突然に生じず、反動がより少ない衝撃吸収装置を備えたポールが開示されている。

    よって、本発明の一つの目的は、衝撃吸収装置を備えた簡単な構造を有し、可能な限り小さい重量とパッキング寸法、考えうる限り良好な揺動性能を有するポールであって、衝撃吸収装置をできるだけ場所をとらない方法で収納できるポールを提供することにある。

    この目的は、とりわけ、例えば、トレッキング、スキー、ハイキングあるいはノルディックウォーキングのポールであって、ハンドグリップ、ポール軸、ポール先端部及び少なくとも三つの入れ子状の管部を有するポールによって達成される。 隣接する二つの管部は互いに調節できる。 本発明のポールは、第一の管部に回転可能に固定された形で保持されたガイドスリーブ及び圧縮バネ装置を備えた衝撃吸収装置を有し、第二の管部に軸方向に固定された軸ピンが、ガイドスリーブ内でガイドされる。 ここで、第一の管部は、ポール軸の一番下の管部であり、第二の管部は下から二番目の管部である。

    本発明の特徴は、通常ならば、三つの管部を有するポールにおいて、中央の管部か上部の二つの管部の間に配置されている圧縮バネ装置を、下部の管部か下部の二つの管部の間に移動させることにある。 三つの入れ子状管部の一番下の管部は、ここでは、最小の直径を有し、同時にたたみこまれた状態で又はパッキング寸法を最小とした場合には、最内側の管部となる。 一番上の管部の直径は、真ん中あるいは下から二番目の管部の直径よりも大きく、真ん中あるいは下から二番目の管部の直径は一番下の管部の直径より大きい。 例えば、四つの管部を有するポールの場合、好ましくは、少なくとも一つの圧縮バネ装置が四つの管部の内の一番下に配置されており、同時に、一番下の管部が四つの管部の最も内部である。

    別の態様として、且つ一般的に、一番上の管部が最小の直径を有するようなポール(例えば、三つの入れ子状の部分を有するポール)の設計において、ここで説明する圧縮バネ装置は、クランプ装置を下方に向けて、一番上の管部に配置されてもよい。 これによって、有利な揺動性と最小のパッキング寸法が得られる。

    圧縮バネ装置を一番下の管部に移動させることによって、管部に必要な材料が少なくなることから、ポールの重量及び、全体のサイズが小さくなる。 同時に、その結果、ポールの重心がさらに下に移動し、ポールの揺動性の向上をもたらす。 圧縮バネ装置を中央の管部から移動することにより、三つの管部を、ほぼ完全に、互いに実質的に入れ子状にすることができ、ポールの長さはそのパッキングサイズにおいておよそ三分の二減少する。

    EP1435805B1に記載のポールは、たしかに衝撃吸収性の向上をもたらすが、比較的高価格の圧縮バネ装置をポールの中央部に配置することは、ポールを完全に入れ子状にすることが不可能になることを意味する。 なぜならば、二つの管部の外側の管部にある衝撃吸収装置は、内側の管部の途中にあるからである。 このような設計の場合、設置されたスプリングユニットも管部の長さとして確実に考慮されなくてはならない。 この設計では、底部あるいは最内部の管部がスプリングユニットに当ってしまい、入れ子状のポールのパッキング寸法に影響する。 直径の異なる三つの管部を有する入れ子状のポールの製造においては、例えば、衝撃吸収装置を中央の管部に配置する場合、衝撃吸収装置を有さないポールに使用される、標準の長さではない管部を製造するために要する追加の費用を支払うことも必要になる。

    スプリングユニットを底部、すなわち底部あるいは内部の管部に移動すると、スプリングを中央部、すなわち、中央の管部に設置するために事前に占有された空間が開放される。 本発明によって、圧縮バネ装置を底部、内部の二つの管部に配置する場合、通常、長さ調節機構がなにも配置されていないので、この管部の内部は好きなように使用できる。 さらに、本発明による移動は、ポールの重量が小さいことを意味する。 なぜなら、中央の管部において設置空間として使用されなくてはならなかった数センチの部分が不要になるからである。 特に、一番低い管部に設置されているおかげで、圧縮バネ装置はより精巧及び/または直径が小さくなることが可能である。 なぜなら、最も管直径が小さい、一番下あるいは最内側の入れ子状の管部を満たすために必要な材料が少なくてすむからである。 これもまた、設置された圧縮バネ装置の重量の減少を伴う。 さらに、本発明による設計によれば、衝撃吸収装置を有さないポールと管の長さが同じである、衝撃吸収装置を有するポールを使用することができ、圧縮バネ装置を中央の管部に配置するときには、より長い管部が必要となるために支払わなければならない、特殊な長さにするための追加費用が不要になる。 その結果、ポール軸の三つ全ての入れ子状の管部を同じ長さにすることができる。

    上述したような、本発明の実施態様の場合、一番下の管部は、ガイドスリーブを導入するための中央の軸方向の空洞部あるいはブラインドホールを有している。

    本発明の第一の好適な実施態様によると、一番下の管部は、下から二番目の管部よりも直径が小さく、好ましくは、さらに、下から二番目の管部は、それに隣接する下から三番目の管部よりも直径が小さい。

    本発明のさらに好ましい実施態様によると、圧縮バネ装置全体はガイドスリーブに載置されるか配置される。 ガイドスリーブは、好ましくは、少なくとも、一番下の管部に載置された、底部領域及び中央領域を有する。 ここで、ガイドスリーブが、一番下の管部に設置された長さのおよそ60−90%、好ましくはおよそ80%であると有利である。

    本発明のさらに好ましい実施態様によると、圧縮バネ装置は少なくとも1つのコイル状の圧縮バネ及び/または少なくとも一つの弾性バネを有する。 コイル状圧縮バネ及び弾性バネの、様々な直列あるいは並列な配置が可能である。 特に良好な衝撃吸収挙動は、圧縮バネ装置が、直列の配置において、その二つの軸方向端部のそれぞれにおいて、コイル状のバネ及び弾性バネを有した場合に達成される。 圧縮バネ装置が取り外し可能(disconnectable)か、バネに前もって圧縮応を付しておくことが考えられる。 また、さらに、例えば、硬度のレベルが異なったり、バネ定数が異なったりといった、圧縮バネ装置が異なったバネ特性を有するバネを有することも可能である。 圧縮バネの配置の特性を鑑みると、EP1435805B1の発明は、明らかに、本明細書の開示事項に含まれる。 本発明のポールのバネの動きは、実質的に5から15ミリ、好ましくは7から12ミリ、特に好ましくは8から10ミリである。 コイル状圧縮バネ及び弾性バネのバネ特性が異なることは、例えば、非線形の衝撃吸収が可能であることを意味する。 同じことが、拡張、すなわち、スプリングバック挙動にも当てはまる。

    ポール軸は、好ましくは、二つ、三つあるいは四つ、特に好ましくは、三つの管部を有しており、それらは一つを他の内側に入れ子状にたたみこめるようになっている。 さらに好適な実施態様によると、本発明のポールの一番下の管部は、直径が10から14ミリ、好ましくは12ミリである。 下から二番目の管部は、有利には、直径が12から16ミリ、好ましくは14ミリであり、下から三番目の管部は、直径が14から18ミリ、好ましくは16ミリである。 さらに好ましい実施態様によると、本発明の設計においては、全ての管部を同等な長さにすることが可能である。

    ガイドスリーブの上側には、圧縮バネ装置に対して同軸に、軸ピン上に中央ピースを配置してもよい。 この中央ピースは、好ましくは、プラスチックか金属から成り、軸ピンに、プレス、ネジ止めまたは射出成形することが可能である。 それはまた、同時に圧縮バネ装置の上方に配置することもできる調節機構の留め金としても機能でき、ブロッキング防止手段としても機能できる。 しかし、それはまた、例えば管部のスペーサあるいは留め金としての役割を果たす。

    中央ピースの代替として、あるいはそれに付け加えて、ガイドスリーブの上に、追加の衝撃吸収部材、好ましくは、弾性リング、特に好ましくは、ラバーリングあるいは弾性材料から成るOリングを、軸ピン上に、圧縮バネ装置に対して同軸に配置することができる。 中央ピースが存在する場合、追加の衝撃吸収部材は、好ましくは、中央ピースの下に且つ隣接して配置される。 弾性リングは、バネシステムの機能に必ずしも必要ではないが、この追加の衝撃吸収部材は、ノイズ軽減作用を有するポールの端部の衝撃を吸収する目的を有している。 このような衝撃吸収部材がなければ、例えば、一番下の管部の上にあるインサートピースが中央ピースに衝突した場合、二つの管部の間に存在する過渡領域の金属部位が互いに衝突し合ったときポールの圧迫部に不愉快な雑音が生じてしまう。

    ガイドスリーブは、上部領域と下部領域の間に、好ましくは、留め金、好ましくは、環状ショルダーを有する。 その環状ショルダーに、一番下の管部の上縁部が衝突する。 ガイドスリーブの上部、中央部及び底部について、それぞれがガイドスリーブの長さの実質的に三分の一を占めると考えられるが、一番下の管部から突出する上部領域が、中央領域及び下部領域よりも小さいことが好ましい。 その底端部において、上部領域は好ましくは環状ショルダーを有し、そのショルダーに、一番下の管部の上縁部がぶつかることができる。 このショルダーは、ガイドスリーブの上部領域に一体に形成されるか固定されてもよい。

    本発明のさらに好ましい態様によると、ガイドスリーブは、好ましくはその中央領域に、少なくとも一つの軸方向のスロット、好ましくは2つの互いに対向するスロットを有する。 ここで、横方向ピンは、ガイドスリーブのポール軸に垂直に、好ましくは、圧縮バネ装置の上方及び少なくとも部分的にはスロット内部に配置される。 その場合、それは、上部の留め金及び下部の留め金の間のスロットを軸方向に移動することができる。 さらに、横方向のピンが軸方向ピンの底端部を通じて突出することが可能であり、好ましい。

    少なくとも一つの延展装置が軸ピン上、圧縮バネ装置と同軸及び好ましくは圧縮バネ装置の上側に配置される。 延展装置に関しては、EP1450906B1の発明を本明細書に明示的に援用する。 さらに好ましい実施態様によると、衝撃吸収装置を有する、一番下の管部は延展装置によって下から二番目の管部に軸方向にクランプされる。 延展装置は、放射状に強制的に分断でき、内部コーンを有する延展要素、及び反対方向にのびる外部コーンを有し、延展要素内で軸方向に移動できるように収容される内部要素、及び軸方向に向いた調節ネジを有する。 調節ネジは、一番下の管部に回転可能に固定された形で保持されており、内部要素の、内部にネジを切った孔に作用可能に連結している。 延展要素の内部コーンは、好ましくは、一番下の管部の方向に向かって開くように、そして、好ましくは、延展要素が好ましくはガイドスリーブ上、特に好ましくはガイドスリーブ内で一端に固定されたインサートピース上、あるいはガイドスリーブ上に同軸に配置された中央ピース上の底部内部管上留め金と、調節ネジの自由端の上部留め金の間を好ましくは狭い範囲で軸方向に移動できるように保持されている。

    本発明のさらに好ましい態様によると、内部コーンは二つのパーツから形成されている。

    しかし、内部コーンを一つのパーツとして形成することもできるし、上部と下部に開口し、内部コーンを通り抜ける軸方向のスロットを有することもできる。 その結果、例えば、もし磨耗の兆候があっても、内部コーンを交換することができる。 なぜなら、コーンを軸ピン上に軸方向に配置させるだけでなく、固定手段を固定させた状態で、軸ピンに放射状に締め付けることができるからである。 この目的のため、内部コーンは、二つのコーンハーフのための、例えば、フィルムヒンジか、あるいはいくつかの他の連結手段を有していてもよい。 延展装置の存在下で、中央ピースあるいは追加の弾性の衝撃吸収要素、あるいはこれらの二つのパーツが存在しなければ、インサートピースあるいはガイドスリーブの上端部が、延展要素のための留め金を備えていてもよい。 次の、内部コーンの設置のため、スロットを有した、あるいは二つに分かれた態様に加え、内部コーンが、固定したネジ頭あるいはその他の固定手段のヘッドの上方を通るように、フィルムヒンジを介して揺れるように設計してもよい。

    延展装置を有した本発明のポールの場合、軸ピンが上部領域、好ましくは延展装置が設置される領域のみにネジ山を有することができる。 軸ピンのヘッドは、好ましくは一体に形成されている。 しかし、それはまた、軸ピン上に、例えば止めナットあるいはネジで、解除可能に固定されていてもよい。 別につけられた、軸ピンの端部を構成するヘッドは、高負荷に曝すことのできる当接ショルダーを提供するために、好ましくは、高負荷に曝され、一体に形成されたヘッドの効果を遡及的に生み出す、延展装置の連結方法で固定される。 もし、ヘッドが一体に形成されると、すなわち、軸ピンがヘッドと一体であると、組み立て時、軸ピンがガイドスリーブに導入される前に、内部コーンを下方から軸ピンにネジ止めすることが考えられる。 分離したヘッドの場合、スロットが入ってないか、あるいは分離した内部コーンを、ヘッドを取り外し、内部コーンをその時自由な上部端を介して取り付けることにより、後で交換することができる。

    コイル状の圧縮バネを備える場合、その圧縮バネ装置は、コイル状の圧縮バネの一端に突出して、突出部を有するスタブを少なくとも一つ有することが好ましい。 コイル状の圧縮バネと弾性バネが直列に配置された場合、スタブの突出部が直接弾性バネに隣接し、弾性バネがコイル状圧縮バネを貫くのを防ぐと有利である。 そのような場合、ある程度まで、スタブがコイル状の圧縮バネと弾性バネの間に配置され、二種のバネが軸方向に、多くとも、スタブ突出部の小さい領域分だけ、離間する。

    組み立てに際し、第一に、圧縮バネ装置をガイドスリーブに挿入する。 この圧縮バネ装置の上には収納要素があると有利である。 収納要素は、上向きに、好ましくは実質的にカップ状に開放しており、その中に、軸ピンが挿入できるようになっている。 その後、好ましくは、インサートピースがガイドスリーブ上に配置でき、このインサートピースは、部分的に、ガイドスリーブに軸方向に係合する。 そして、同様に、軸ピンを収容するための中央開口部を有している。 ガイドスリーブに突出している部分の上に、インサートピースは少なくとも一つのノーズ、好ましくは二つのノーズ、あるいは環状ノーズを有していると有利である。 環状ノーズは、対応する開口部あるいはガイドスリーブの少なくとも一つの切り口に自動的にラッチする。 横方向のピンをガイドスリーブ及びスロット、好ましくは二つの互いに相対するスロットに挿入させるためには、一番下の管部において、軸ピンの底部端における貫通開口部がスロットに最終的に位置するまで、軸ピンが上からの力を受けることが好ましい。 その場合、横方向ピンがスロット及び軸ピンの貫通開口部そして、好ましくは存在する、反対に位置する第二のスロットに押し込まれる。 かくして、ポールの、圧縮されていない位置において、わずかにまた応力を与えられている。 同時に、横方向ピンは、圧縮バネが上方に向かって破けるのを防ぎ、スロット内部で圧縮バネ装置を軸方向に移動させる。 横方向ピンが挿入された後、ガイドスリーブを一番下の管部のブラインドホールに挿入させることができる。

    さらに、軸方向ピンを二つのパーツに形成することも可能であり、二つのパーツを、結合部分を経由して結合させることも可能である。 しかし、軸方向ピンを一つのバーツとして設計することが好ましい。 その理由は、これによって、組み立てが単純になるからである。 このような場合、一つのバーツとして設計された軸方向ピンは、通り道(スルーパッセージ)を有する。 軸方向ピンは、好ましくは、直径0.3から1センチであり、好ましくは0.4から0.7センチである。

    従属項に記載の、本発明のさらに好ましい態様を説明する。

    図1は、非圧縮状態にある、本発明の第一の実施態様による衝撃吸収装置の二つの概略図であり、図1a)及び図1b)は、衝撃吸収装置が90度回転した二つの図を示す。

    図2は、図1に示す衝撃吸収装置の2つの軸方向断面図であり、図2a)は軸A−Aの断面図であり、図2b)は軸B−Bの断面図である。

    図3は、圧縮状態にある、本発明の第一の好ましい態様による衝撃吸収装置を示す二つの概略図であり、図3a)及び図3b)は周方向に90度回転させた二つの図を示す。

    図4は、図3に示す衝撃吸収装置の二つの軸方向断面図であり、図4a)は軸C−Cの断面図であり、図4bは軸D−Dの断面図である。

    図5は、非圧縮状態にある、本発明の衝撃吸収装置の他の三つの例示的実施態様の概略図であり、図5a)は、中央ピースのない衝撃吸収装置であり、図5b)は、ラバーリングのない衝撃吸収装置であり、図5c)は、中央ピースもしくはラバーリングのない衝撃吸収装置を示す。

    図6は、三つの入れ子状の管部を有するっポールの概略図である。

    本発明を、例示的実施態様に従って、図面を参照しながらより詳細に説明する。
    上述した発明を説明するために、例示的実施態様を以下に述べる。 これらの実施態様は、発明の実現可能性を説明及び記録するためのものであり、添付の請求項に定義した発明の一般概念を制限するためのものでないことに留意されたい。 下記に述べるように、例示的実施態様を変更することは、当業者にとって周知であり、請求項によっても保護されている。

    図1は、非圧縮状態にある本発明の第一の好ましい実施態様による衝撃吸収装置が、それぞれ互いに90度回転した状態を示す二つの概略図である。 非圧縮状態では、衝撃吸収装置1は、長さL1を有している。 長さL1は、固定手段ヘッドの上端からガイドスリーブ10の下端までの距離に対応する。 管部はこの図には示されていない。 図示した本発明の衝撃吸収装置1の例示的実施態様は、ポール軸24の一番下の管部25のブラインドホールもしくは軸方向の中央の空洞部20に回転可能に固定された状態で取り付けられたガイドスリーブ10を有しており、その中に軸ピン2がその底部の自由端を通じて係合している。 ガイドスリーブの上には延展装置32が、ガイドスリーブと同軸に示されている。 そして、この延展装置は、延展要素3、図2の断面図に見られる内部要素33 、及び内部コーン5を有している。 軸ピン2は、少なくともその上端に、内部要素33の内側にネジを切られた空洞部33aで作動できるように結合した、軸方向に向いた雄ネジを有し、固定手段好ましくはネジによって軸方向に固定されたヘッド4を備えている。 ヘッド4は延展要素3のための上部留め金(トップストップ)を形成している。 延展要素3の底部留め金は、図1aでは、中央ピース8によって形成されており、それは、例えば、軸ピン2の上に一体に形成されるか、その上にネジとめされるか、置かれるか、クランプされるか、あるいは溶接される。 追加の衝撃吸収要素9、この場合は弾性のOリングであるが、図1では中央ピース8の下に配置されている。 そして、この衝撃吸収要素は、衝撃吸収されたポール23の端部におけるノイズを抑える役割を果たす。 ポール23が衝撃吸収されていない状態、すなわち図1a及び1bに示した状態では、軸ピン2の一部が延展要素あるいは中央ピース8及び弾性リング9の下に露出する。 この後、下方向に向かって、圧縮バネ装置35がガイドスリーブ10内に配置される。

    延展要素3は、少なくとも一つの軸方向開口部6、好ましくは二つの相対する軸方向開口部6を有する。 内部要素33は、延展要素3の内部に同軸に配置されているが、少なくとも一つの軸方向のリブ7、好ましくは、内部要素33の上に互いに相対して位置している二つのリブ7によってこの開口部6に係合している。 この開口部6は、図1bでは視認できない。 なぜならば、衝撃吸収装置は図1aに対して90度回転し、図示した例示的実施態様においては、開口部6から90度回転した位置において、延展装置3内に位置する他の開口部は存在しない。 図1及び2に示した例においては、延展装置は延展していない状態にある。

    図1aは、スロット12を示す。 スロット12は、ガイドスリーブ10の中央部10bに、実質的にU形の断面を有して配置されており、上部留め金13及び底部留め金14を形成している。 その底端で軸方向ピン2を通り抜けている横方向ピン15は、ガイドスリーブに係合されるべく、これら留め金13及び14の間に、少なくとも部分的には、スロット12に放射状に配置される。 図1及び2に示すように、すなわち、ポール23が非圧縮状態あるいは衝撃吸収されていない状態で、横方向ピン15は、ガイドスリーブ10のスロット12の上部留め金13に位置している。 インサートピース11は、ガイドスリーブ10上あるいはその上部領域10aに位置するか、固定されている。 その底部端で、放射方向内側においてガイドスリーブの切り込みに自動的にラッチする、少なくとも一つのノーズ37 、好ましくは環状ノーズ37を支えている領域を経由して、このインサートピースは、図2の断面図からわかるように、ガイドスリーブ10あるいはその上部領域10aに係合する。 軸方向ピン2は、その底部端38を収容要素16に収容している。 収容要素16は、実質的にカップ状の形状をしており、ガイドスリーブ10に搭載されている。 収容要素16はかくして、圧縮バネ装置35及び軸ピン2の間に中間要素を形成する。 図2aにおいて、ポール軸Sに対して垂直に図示されている横方向ピン15は、外側から内部へと見て、第一に、ガイドスリーブ10の壁を貫通し、そして軸ピン2を貫通し、そしてガイドスリーブ10の反対側の壁を貫通する。

    図1から5は、ポール軸の管部25、26及び27のいずれも図示していない。 しかし、ガイドスリーブ10が、一番下の管部の当接ショルダー22まで回転可能な形で取り付けられていることが好ましい。 当接ショルダー22はかくて、一番下の管部25の上縁の上部留め金を形成する。 圧縮力が、一番下の管部25に搭載された圧縮バネ装置35に作用しているため、ガイドスリーブ10が一体に形成され、そしてまた、当接ショルダー22もガイドスリーブ10の上部領域10aに一体に形成されているのが有利である。 しかし、インサートピース11が一番下の管部25のための上部留め金を形成するためには、この場合も、インサートピース11はガイドスリーブ10に適度にしっかりと固定されなくてはならない。

    図2a及び図2bにおいて、圧縮バネ装置は三つのバネを直列に並べたものとして形成されている。 圧縮バネ装置においては、弾性バネ17が、コイル状圧縮バネ装置18の2つの軸端、それぞれ上下に配置されている。 弾性バネ17及びコイル状圧縮バネ18は、それらの間に、実質的にT形のスタブ34を配置している。 そのスタブは、部分的に、コイル状圧縮バネ18に係合し、かくして、弾性バネ17がコイル状圧縮バネ18に貫通するのを防ぐ。 T形のスタブのディスク状の領域は、弾性バネ17及びコイル状圧縮バネ18の間の距離を規定する。

    特に、断面図2a及び断面図2bに特に効果的に示されているが、中央ピースは、好ましくは、その上端に、軸方向には環状ノーズ39及び放射方向には環状突出部40を有している。 環状ノーズ39は、内部コーン5の下側で中央ピース8を止める役割を果たしている。 ノーズ39によって生じる中央ピースのへこみは、狭い範囲で、延展装置がある程度、軸方向に動けるゆとりを提供する。

    図3及び図4は、圧縮状態にある本発明の衝撃吸収装置1の一つの例示的実施態様を示す。 図1に示すものと対照的に、この場合は、延展要素3及び係合ピース11の間に露出する軸ピンの部分はない。 弾性リング9が、係合ピース11上に乗っている。 圧縮された位置においては、横方向ピン15は、ガイドスリーブのスロット12の底部留め金14上に実質的に配置されている。 収容要素16に収容されている、横方向ピン15が貫通している軸ピン2の低端部38の一部のみが、横方向ピン15が底部留め金14に直接接触するのを防ぐ。 圧縮状態で、衝撃吸収装置1は、非圧縮状態の衝撃吸収装置の長さL1よりも短い長さL1'を有する。 典型的には、衝撃吸収されていない状態から衝撃吸収された状態への変化に伴う長さの縮小は、およそ5から15ミリ、好ましくは7から12ミリ、特に好ましくは8から10ミリである。

    図5は、非圧縮状態における衝撃吸収装置1の他の三つの例示的実施態様を示す。 ここでは、図5aに示す衝撃吸収装置1aは、なんら追加の衝撃吸収要素9を有していない。 図5bの衝撃吸収装置は、中央ピース8を有しておらず、図5cの衝撃吸収装置1cは、これら要素8及び9のいずれも有していない。 よって、図5aの非圧縮状態の衝撃吸収装置1aの長さL2が、図1に示す非圧縮状態の衝撃吸収装置1の長さL1よりも短い場合である。 図5bに示す、非圧縮状態の衝撃吸収装置1bの長さL3は、さらに、非圧縮状態の衝撃吸収装置1aの長さL2よりも短く、そして、非圧縮状態の衝撃吸収装置1cの長さL4は、非圧縮状態の衝撃吸収装置1bの長さL3よりも短い。

    図6は、ポール23の概略図である。 ここで、ポール23は、単に例として、スキーポールとして示している。 既に上述したように、本発明のポール23は、また、例えばトレッキングポール、ハイキングポール、ノルディックスキーポールなどでもよい。 この例示的実施態様によると、図示してあるポール軸24は、三つの管部25、26、27を有し、それらは、二つの隣接する管部25と26、及び26と27が互いに入れ子状になっている。 その結果、ポール23の長さが調節可能になる。 ポール23の底端部には、ポールの端部29が配置され、それは、必要ならば、ポールバスケット30をその上に有していてもよい。 ノルディックやハイキングポールの場合、ポールの端部29が、スパイクあり、またはスパイクなしの、バッファとして構成されることも可能である。

    図6によると、ポール軸24を形成する、図示した三つの管部25、26及び27の中で、一番下の管部25の直径が最小であると好ましい。 ポール軸24が三つ以上の管部を含んでいることも可能である。 ポールグリップ28の直下に配置された、一番上の管部27の直径は、好ましくは、最も直径が大きい。 しかし、下から二番目の管部26が、一番上の管部27よりも大きい直径を有することも考えられる。 これは例えば、ポール23が改善された揺動パフォーマンスを達成するために考えられる。 ポールを入れ子状に折込んで、できる限り最も小さいパッキング寸法にするためには、管部が、上から下に見たときに、直径が小さくなることが有利である。 管部25、26、27のそれぞれが、それ自体異なった直径を有することも可能である。 典型的には、一つの管部の底部領域の直径は、同じ管部の上部領域の直径よりも小さい。 もし適切であるならば、ポールグリップ28はそこに固定されたハンドストラップ31、あるいは、固定可能なハンドストラップ31のためのカップリング機構を有してもよい。 ポール軸24は、通常、二つの管部25と26、26と27の間の過渡領域において、それらを囲むカラーを有する。 本発明においては、このようなポールの場合、衝撃吸収装置1は25と26で示される管部の間に配置される。 すなわち、ガイドスリーブ10が、一番下の管部25の上端に導入される。

    1 ダンパー、衝撃吸収装置 1a 9のない衝撃吸収装置 1b 8のない衝撃吸収装置 1c 8もしくは9のない衝撃吸収装置 2 軸ピン 3 延展要素 4 2のヘッド 5 内部コーン 6 3の軸方向開口部 7 5の軸方向リブ 8 中央ピース 9 追加の衝撃吸収要素、ラバーリング 10 ガイドスリーブ 10a 10の上部領域 10b 10の中央領域 10c 10の底部領域 11 インサートピース 12 10の軸方向スロット 13 12の第一の留め金 14 12の第二の留め金 15 横方向ピン 16 2の収容要素 17 弾性バネ 18 コイル状圧縮バネ 19 2の開口部 20 10の軸方向の空洞部、ブラインドホール 21 軸方向の開口部、溝 22 10aの留め金、当接ショルダー 23 ポール 24 ポール軸 25 一番下の管部 26 下から2番目の管部あるいは中央の管部 27 下から3番目の管部あるいは一番上の管部 28 ポールグリップ 29 ポール端 30 ポールバスケット 31 ハンドストラップ 32 延展装置 33 内部要素
    33a 33の内側にネジを切られた空洞部
    34 スタブ 35 圧縮バネ装置 36 34の突出部 37 11のノーズ 38 2の底端 39 8の環状ノーズ 40 8の環状突出部 L1 1の非圧縮状態の長さ L1' 1の圧縮状態の長さ L2 1aの非圧縮状態の長さ L3 1bの非圧縮状態の長さ L4 1cの非圧縮状態の長さ S ポール軸

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