Folding cane

申请号 JP2012141368 申请日 2012-06-22 公开(公告)号 JP5158913B1 公开(公告)日 2013-03-06
申请人 株式会社丸冨士; 发明人 重仁 久万;
摘要 [Problem] To provide a walking stick with which it is possible to efficaciously use a rubber tip (60) from an ecological standpoint. [Solution] A collapsible walking stick comprises: collapsible walking stick main bodies (20a-20d) which are capable of being coupled with one another; a first piece of rubber (90) which is connected to the first collapsible walking stick main body (20a) which, among the collapsible walking stick main bodies (20a-20d), is coupled with a gripping part (10); a second piece of rubber (50) which is connected to the fourth collapsible walking stick main body (20d), among the collapsible walking stick main bodies (20a-20d), whereupon the rubber tip (60) is mounted; and an unwinder (100) which is disposed between the piece of rubber (90) and the second piece of rubber (50).
权利要求
  • 相互に連結可能な折り畳み杖本体と、
    前記各折り畳み杖本体のうち把持部に連結されている折り畳み杖本体に 所定のテンションで接続される第1伸縮部材と、
    前記各折り畳み杖本体のうちゴムチップが装着されている折り畳み杖本体に 所定のテンションで接続される第2伸縮部材と、
    前記第1伸縮部材と前記第2伸縮部材との間に設けられた撚り戻しとを備える折り畳み杖 であって、
    前記撚り戻しは、前記第1伸縮部材と前記第2伸縮部材との捩れを、これらが各々接続されている折り畳み杖本体相互の回動を回避しながら解消する折り畳み杖
  • 前記ゴムチップが装着されている折り畳み杖本体の側面に、当該折り畳み杖本体の長さ方向に延びる潤滑油の注入部が形成されている、請求項1記載の折り畳み杖。
  • 前記ゴムチップは、前記杖本体に対して螺合されている、請求項1記載の折り畳み杖。
  • 前記ゴムチップは、前記ゴムチップが装着されている折り畳み杖本体に設けられているキャップの内壁に形成されている第1ねじ切り部と螺合される第2ねじ切り部が外壁に形成され、
    当該折り畳み杖本体の下端外壁に形成されている第3ねじ切り部と螺合される第4ねじ切り部が内壁に形成された回動補助部が埋め込まれている、請求項1記載の折り畳み杖。
  • 前記ゴムチップ内部に位置し、当該ゴムチップと地面等との接触時に生じる音とは異なる音が生じる部材を有する報知手段が形成されている請求項1記載の折り畳み杖。
  • 前記ゴムチップの摩耗を視覚により段階的に報知可能な報知手段が、当該ゴムチップ側面に形成されている、請求項1記載の折り畳み杖。
  • 折り畳み杖本体は、長さが変更可能である、請求項1記載の折り畳み杖。
  • 说明书全文

    本発明は、折り畳み杖に関し、特に、歩行補助のための折り畳み杖に関する。

    従来、各々のパイプシャフトの連結部におけるジョイント嵌合部の軸心周りの回転を抑制した折り畳み杖がある。 この折り畳み杖は、凸型ジョイントの嵌合凸部側面に、該凸型ジョイントの軸線方向に沿った8本のリブが周方向に等間隔で分散して形成されていると共に、凹型ジョイントの嵌合凹部側面に、リブに対応した8本の溝が周方向に等間隔で分散して形成されていて、嵌合凸部側面に設けられるリブは、嵌合凸部上面側より基端側ほど、その幅と、高さが大きくなるように構成されており、これと対応するように嵌合凹部側面に設けられる溝は、嵌合凹部底面側より先端面側ほど、その幅と深さが大きくなるように構成されている。

    特開2006−081632号公報

    しかし、特許文献1に開示されている折り畳み杖は、折り畳み杖の下端に設けられているゴムチップが摩耗した場合の対処法についての記載も示唆もない。 通常、把持部を有する折り畳み杖は、ゴムチップが特定箇所が地面等と接するため、その部分のみが摩耗する。 係る場合には、相対的に短期間にゴムチップの交換が強いられる。 これでは、エコロジーの観点から好ましくない。

    そこで、本発明は、ゴムチップを有効的に使用可能な折り畳み杖を提供することを課題とする。

    上記の課題を解決するために、本発明の折り畳み杖は、
    相互に連結可能な折り畳み杖本体と、
    前記各折り畳み杖本体のうち把持部に連結されている折り畳み杖本体に接続される第1伸縮部材と、
    前記各折り畳み杖本体のうちゴムチップが装着されている折り畳み杖本体に接続される第2伸縮部材と、
    前記第1伸縮部材と第2伸縮部材との間に設けられた撚り戻しとを備える。

    また、ゴムチップが装着されている折り畳み杖本体の側面に、当該折り畳み杖本体の長さ方向に延びる潤滑油の注入部を形成することもできる。 こうすると、ゴムチップの交換を容易に行うことができる。

    あるいは、ゴムチップは、前記杖本体に対して螺合されていてもよい。 この場合には、潤滑油を用いることなく、ゴムチップの交換を容易に行うことができる。

    特に、ゴムチップは、ゴムチップが装着されている折り畳み杖本体に設けられているキャップの内壁に形成されている第1ねじ切り部と螺合される第2ねじ切り部が外壁に形成され、
    当該折り畳み杖本体の下端外壁に形成されている第3ねじ切り部と螺合される第4ねじ切り部が内壁に形成された回動補助部が埋め込まれていると、ゴムチップと折り畳み杖本体とが二重に螺合されるので、ゴムチップの離脱を防止することができる。

    さらに、ゴムチップ内部に位置し、当該ゴムチップと地面等との接触時に生じる音とは異なる音が生じる部材を有する報知手段が形成されていてもよい。 これにより、折り畳み杖のユーザは、聴覚により、ゴムチップの交換時期を知ることができる。

    あるいは、前記ゴムチップの摩耗を視覚により段階的に報知可能な報知手段が、当該ゴムチップ側面に形成されていてもよい。 これにより、折り畳み杖のユーザは、視覚により、ゴムチップの交換時期を知ることができる。

    折り畳み杖本体は、長さが変更可能な構成とするとよい。 そうすると、背の高い人低い人といった身体的特性、男女といった性別不問な折り畳み杖とすることができる。

    本発明の実施形態1の折り畳み杖の模式的な断面図である。

    図1の第1折り畳み杖本体20a付近の拡大図である。

    本発明の実施形態2の折り畳み杖の模式的な断面図である。

    本発明の実施形態3の折り畳み杖の模式的な分解斜視図である。

    本発明の実施形態4の折り畳み杖のゴムチップ周辺の模式図である。

    10 把持部 20a 第1折り畳み杖本体 20b 第2折り畳み杖本体 20c 第3折り畳み杖本体 20d 第4折り畳み杖本体 50 第2ゴム 60 ゴムチップ 90 第1ゴム 100 撚り戻し

    以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。

    なお、各図面において、同様の部分には同一符号を付している。 また、図面間の尺度は、説明の都合上、実際のものとは異なっている場合もあるので留意されたい。

    (実施形態1)
    図1は、本発明の実施形態1の折り畳み杖の模式的な断面図である。 図1に示すように、本実施形態の折り畳み杖は、その上端に把持部10が位置する。 把持部10の下方には、円筒状の第1折り畳み杖本体20aが連結されている。

    同様に、第2折り畳み杖本体20b、第3折り畳み杖本体20c、及び、第4折り畳み杖本体20dも円筒状であり、第1折り畳み杖本体20aには第2折り畳み杖本体20bが、第2折り畳み杖本体20bには第3折り畳み杖本体20cが、第3折り畳み杖本体20cには第4折り畳み杖本体20dが、それぞれ連結される。 また、第4折り畳み杖本体20dの下部には、ゴムチップ60が装着されている。

    ゴムチップ60は、例えば、軟質ゴム部とスパイクピン形状の硬質ゴム部とで構成された成型物とすることができ、側面からみると、略台形状の外形をしている。 底面からみた場合には、円形の外形ものが多いが、これに限定されず、例えば、六形又は八角形としてもよい。

    図1に示す折り畳み杖をバッグ等に入れて携帯しようとする場合には、折り畳み杖を折り畳みむことができる。 この時には、第1折り畳み杖本体20aと第2折り畳み杖本体20bとを相互に引っ張り、第2折り畳み杖本体20bと第3折り畳み杖本体20cとも相互に引っ張り、第3折り畳み杖本体20cと第4折り畳み杖本体20dとも相互に引っ張り、それぞれ、折り畳むようにすればよい。 各折り畳み杖本体20a〜20dは、後述するように、第1ゴム90及び第2ゴム50(伸縮部材)によって連結されている。

    したがって、折り畳み杖を折り畳んでも、第1ゴム90及び第2ゴム50の存在により、第1〜第4折り畳み杖本体20a〜20dが離れ離れになることはない。 第1ゴム90及び第2ゴム50には、所定のテンションがかかっており、折り畳み杖の使用中には、各折り畳み杖本体20a〜20dが相互に抜けることが防止される

    折り畳み杖の組み立て時には、この一連の動作を逆に行えばよいが、後述するように、本実施形態の折り畳み杖の場合、特に、第1〜第4折り畳み杖本体20a〜20dの回動方向の位置について意識することなく組み立てることで、ゴムチップ60の底面の特定部位のみが摩耗することを回避することができる。 換言すると、本実施形態の折り畳み杖は、ゴムチップ60の底面を平滑的に摩耗させることができる。

    図2は、図1の第1折り畳み杖本体20a付近の拡大図である。 第1〜第4折り畳み杖本体20a〜20dの内部には、既述の第1ゴム90及び第2ゴム50と、これらを相互に結ぶ撚り戻し100が設けられる。

    なお、ここでいう撚り戻し100とは、第1ゴム90及び第2ゴム50の捩れを、これらが接続されている第1折り畳み杖本体20aと第4折り畳み杖本体20dとの回動を回避しながら解消することができるものの総称をいい、図2に示す形状、構造、機構のものには限定されない。

    撚り戻し100は、拡大図に示すように、第1ゴム90が通される上側部材110と、第2ゴム50が通される下側部材120と、上側部材110と上側部材120とを相互に回動可能に連結する断面I字状の連結部130とを備える。

    ここで、第1ゴム90は、撚り戻し100の上側部材110に一端が通された状態で、ストッパー30の中央に形成されている穴部に両端が通される。 その後、第1ゴム90の両端は、ストッパー30の穴部の直径よりも長いスティック40を組み込む態様で結ばれる。 その後、第1折り畳み杖本体20a内にストッパー30が圧入される。 以上の工程により、第1折り畳み杖本体20aと第1ゴム90とが接続される。

    同様に、第2ゴム50は、撚り戻し100の下側部材120と、第4折り畳み杖本体20dに圧入されるストッパー及びスティックとに接続される。 こうして、第4折り畳み杖本体20dと第2ゴム50とが接続される。

    つぎに、本実施形態の折り畳み杖のゴムチップ60の底面の特定部位のみが摩耗することを回避することができる原理について説明する。

    本実施形態の折り畳み杖の組み立て時には、第1折り畳み杖本体20aの下端部と第2折り畳み杖本体20bとの上端部とを、これらが直線状となる態様で位置合わせする。 そうすると、第1ゴム90及び第2ゴム50が縮もうとするため、第1折り畳み杖本体20aと第2折り畳み杖本体20bとの連結が実現される。

    同様の作業を行えば、第2折り畳み杖本体20bと第3折り畳み杖本体20cとを連結させることができ、第3折り畳み杖本体20cと第4折り畳み杖本体20dとを連結させることもできる。

    各折り畳み杖本体20a〜20dを相互に連結の際には、これらの間の回動方向の位置合わせは不要である。 寧ろ、当該位置合わせをしないことが、ゴムチップ60の底面の特定部位のみが摩耗することを回避することにつながる。

    ここで、撚り戻し100を備えていない場合には、厳密にいえば第1ゴム90及び第2ゴム50の両端は固定端ではないので、第1ゴム90及び第2ゴム50を意図的に捩じったような場合には、最大捩じれの限界点に到達することによって、ストッパー30がスティック40に対して回転することで、捩じれが解消される。

    しかし、折り畳み杖の使用中には、第1ゴム90及び第2ゴム50に所要のテンションがかかっているため、第1ゴム90及び第2ゴム50に捩れが生じた場合には、折り畳み杖の使用中に、捩れのない状態に戻ろうとするがかかり、また、折り畳み杖の使用中に最大捩じれの限界点に到達することは極めて稀であるから、実際には、第1ゴム90及び第2ゴム50が捩じれを解消しようとする。

    この結果、仮に、撚り戻し100が設けられていない場合には、第1ゴム90及び第2ゴム50の捩れ解消のためには、これらが接続されている第1折り畳み杖本体20aと第4折り畳み杖本体20dとが回動することになり、この結果、第1折り畳み杖本体20aと第4折り畳み杖本体20dとの回動方向の位置は、特定範囲内に収まってしまう。

    係る場合、第1折り畳み杖本体20aには把持部10が連結されていて、第4折り畳み杖本体20dにはゴムチップ60が装着されていることから、不可避的に、ゴムチップ60の底面のうち、特定範囲のみが道路等に接触することになってしまう。

    これに対して、本実施形態の折り畳み杖は、撚り戻し100を設けているため、第1ゴム90及び第2ゴム50に捩れが生じた場合には、その捩れは撚り戻し100によって解消される。 したがって、折り畳み杖の使用中に、第1折り畳み杖本体20aと第4折り畳み杖本体20dとの回動方向の位置は特定範囲内となることはなく、折り畳み杖の組み立て毎に第1折り畳み杖本体20aと第4折り畳み杖本体20dとの回動位置は異なることになる。 したがって、ゴムチップ60の底面のうち、特定範囲のみが道路等に接触することが回避できる。

    したがって、折り畳み杖を組み立てる度に、各折り畳み杖本体20a〜20d相互の回動方向の位置合わせを意識的に行うといったことをしなければ、ゴムチップ60の底面の特定部位が偏って、道路等に接地することにはならず、特定部位のみが摩耗することを回避することができるのである。

    なお、本実施形態では、円筒状の折り畳み杖を例に説明したが、角柱状の折り畳み杖にも好適に用いることができる。 すなわち、たとえば、折り畳み杖本体20a〜20d自体が角柱状である場合、或いは、折り畳み杖本体20a〜20d相互の連結部分が角柱状のものなどが考えられるが、係る場合にも、撚り戻し100を設ければ、特定部位のみが摩耗することを回避することができ、さらに、第1ゴム90及び第2ゴム50に捩れが生じることを防止でき、折り畳み杖の寿命を延ばすことができるといった利点がある。

    (実施形態2)
    図3は、本発明の実施形態2の折り畳み杖の把持部10付近の模式的な断面図である。 なお、説明の都合上、図3には、第1ゴム90等は示していない。 第3折り畳み杖本体20cの下部には、その軸方向に沿って、複数の孔22,24,26が設けられている。 また、第4折り畳み杖本体20dの上部には、複数の孔22,24,26のいずれかに嵌められるボタン32と、ボタン32の位置を規定するためのスプリング34とが設けられている。 ボタン32を嵌める位置は、要求される杖の長さに応じて決定すればよい。 換言すると、孔22等とボタン32とによって、杖の長さが変更可能となる。

    (実施形態3)
    図4は、本発明の実施形態3の折り畳み杖の模式的な分解斜視図である。 図4には、本実施形態に係るゴムチップ60付近の分解斜視図を示している。 図4に示す折り畳み杖は、ゴムチップ60の交換時に好適なものである。

    図4に示す折り畳み杖は、第4折り畳み杖本体20dの下端付近内壁にねじ切り部A'が形成されているキャップ28を設け、かつ、第4折り畳み杖本体20dの下端外壁にねじ切り部Bを形成している。

    一方、ゴムチップ60は、ゴム製又は樹脂製などの回動補助部31を内包する形態で製造される。 回動補助部31は、上端外壁にキャップ28と螺合されるねじ切り部Aと、内壁にねじ切り部Bと螺合されるねじ切り部B'とが形成されている。 また、回動補助部31の外壁には、ゴムチップ60との間で回動を防止するためのいくつかの爪部3A〜3Cが形成されている。

    また、回動補助部31の下部には、底面が金属製の交換報知プレート92を設けている。 交換報知プレート92の底面は、ゴムチップ60の底面が摩耗することで、交換報知プレート92が露出した場合に、地面等の接地面に対して滑らないように、滑り止め加工69が施されている。

    ゴムチップ60の側面には、ゴムチップ60の交換を促すために、本体の摩耗を報知する目安を報知するべく、相互に異なる色彩が付された報知領域62,64,66を形成するとよい。

    以上をまとめると、本実施形態に係るゴムチップ60は、キャップ28の内壁に形成されている第1ねじ切り部A'と螺合される第2ねじ切り部Aが外壁に、キャップ28が下端付近に設けられる第4折り畳み杖本体20dの下端外壁に形成されている第3ねじ切り部Bと螺合される第4ねじ切り部B'が内壁に形成された回動補助部31が埋め込まれていることになる。

    図4に示す折り畳み杖は、第4折り畳み杖本体20dと回動補助部31とを、ねじ切り部Bとねじ切り部B'とで螺合する。 この状態で、キャップ28を締めることで、ねじ切り部Bとねじ切り部B'とが緩むことを防止する。 その後、折り畳み杖の使用によって、ゴムチップ60の底面が均等に摩耗していくと、交換報知プレート92が露出してくる。

    そうすると、地面等に対して交換報知プレート92が接触すると、ゴムチップ60が摩耗していない状態ではなることのない金属音が生じることになるので、ユーザは、ゴムチップ60の交換時期を知ることができる。

    この場合には、キャップ28を緩め、ねじ切り部Bとねじ切り部B'とを緩めれば、容易にゴムチップ60を交換することが可能となる。

    図5は、本発明の実施形態4の折り畳み杖のゴムチップ60周辺の模式図である。 図5(a)には、図1のA部分付近の拡大図である。 図5(b)は、図5(a)の左方向から見たゴムチップ60の平面図である。

    図5(b)に示すように、ゴムチップ60の上部には、第4折り畳み杖本体20dの先端が挿入される溝部110が形成されている。 なお、以上はゴムチップの一般的な構成を述べたものであり、本実施形態に係るゴムチップ60は、前記の材料、構成に限定されるものではない。

    ゴムチップ60には、軟質ゴム部側の端部から硬質ゴム部側へ向けて、潤滑剤などの注入部120が形成される。 注入部120の深さは、ここから潤滑剤などを注入する目的から、溝部110の深さと同じか、それ以下のとすればよい。 また注入部120の大きさは、潤滑剤等の注入に適した幅であれば特に限定されるものではなく、例えば3mm〜5mm程度の直径の円形状の外縁の一部を含むものとすることができる。 もっとも、この形状、大きさはこれに限定されるものではない。

    注入部120は、少なくとも1本形成されるが、複数本形成してもよい。 注入部120が増加すると、第4折り畳み杖本体20d装着時におけるゴムチップ60の強度や第4折り畳み杖本体20dに密着するための弾力が低下する。 そのため、注入部120は1本〜4本程度とすることが好ましい。

    つぎに、本実施形態に係るゴムチップの典型的な交換方法について説明する。 第4折り畳み杖本体20dに取り付けられているゴムチップ60を交換する際、例えばスプレー式の潤滑剤であれば注入部120に挿入可能なノズル等を用いて潤滑剤を注入する。 注入された潤滑剤は、ゴムチップ60と第4折り畳み杖本体20dとをひねるなどすれば、これらの間隙に入り込むことで、密着するゴムチップ60と第4折り畳み杖本体20dとの摩擦が緩和される。 これにより、ゴムチップ60を第4折り畳み杖本体20dからの取り外しが容易となる。

    なお、注入部120から注入される潤滑剤としては、例えば市販の潤滑油が想定されるが、潤滑効果のある物質であれば、特にこれに限定されるものではない。

    ここで、第4折り畳み杖本体20dには、その先端部の外周縁に一又は複数の環状溝250といった溝や窪みが形成されているものがある。 この種の第4折り畳み杖本体20dに対して本実施形態のゴムチップ60を組み合わせて用いる場合には、注入部120から注入された潤滑剤がかかる溝や窪みにも浸入するため、ゴムチップ60と第4折り畳み杖本体20dとを特段ひねるなどしなくても、潤滑剤がこれらの間に滲出していくことになるので、潤滑剤によりもたらされる摩擦の緩和効果は、さらに高くなる。

    これと同様の考えから、本実施形態のゴムチップ60は、その溝部110の側面に、環状溝を形成してもよい。 なお、環状溝250を有する第4折り畳み杖本体20dと環状溝を有するゴムチップ60とを組み合わせて用いる場合には、いわば両環状溝が凹凸を相殺する態様で取りつけられる場合には、環状溝250への潤滑剤の侵入は期待できない。 したがって、かかる場合には、ゴムチップ60と第4折り畳み杖本体20dとをひねるなどして、注入部120から注入された潤滑剤が、ゴムチップ60と第4折り畳み杖本体20dとの間隙に入り込むようにするとよい。

    注入部120への潤滑剤の注入後は、摩耗により擦り減ったゴムチップ60を第4折り畳み杖本体20dの下端部から引き抜くことで取り外せばよい。 その後、第4折り畳み杖本体20dの先端部に付着した潤滑油をふき取るなどしてから、新たなゴムチップ60を装着すれば、ゴムチップ60の交換が完了する。

    なお、本実施形態では、ゴムチップ60に注入部120を設ける場合について説明したが、これによる効果と同様のものは、第4折り畳み杖本体20dの先端部に対して、第4折り畳み杖本体20dの伸びる方向に対して、注入部を設けることによっても実現してもよい。 この場合の注入部の大きさ等の条件は、注入部120と同様とすればよく、また、その形成方法は、例えば、第4折り畳み杖本体20dの製造段階において、注入部を形成しようとする位置に、注入部に対応するプレス部材を用いてプレスすればよい。

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