Stick with tiltable forearm holder, and tiltable connection device for forearm holder capable of being attached to and detached from stick |
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申请号 | JP2004155937 | 申请日 | 2004-05-26 | 公开(公告)号 | JP2005152592A | 公开(公告)日 | 2005-06-16 |
申请人 | Koichi Inoue; 浩一 井上; | 发明人 | INOUE KOICHI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To assist a stable continuous walking in a natural posture without causing a stagger by tilting backward a forearm holder relative to a stick pole that tilts forward in the process of walking, and receiving a moderate force by a forearm. SOLUTION: A connection body 30 is fixed to the upper end of a stick pole 10 and has, on its upper section, a turn support section A31 and also has a turn support section B32 protruding backward from the lower end section of the connection body 30. A turning body 50 has at its lower end a turn receive section A51, and a forearm holder is fixed at the upper end of a section extending upward from the position where the pivoting section is provided. A turn receive section C52 is formed, so as to extend downward to the rear, at an intermediate section of the upwardly extending section. A telescopic rod 63 telescopable in a limited range and urged in the extending direction is provided behind the connection body 30, the telescopic rod 63 having a turn fulcrum section B64 at its lower end section and a turn fulcrum section C65 at its upper end section. Turning sections A, B, C are connected to each other with rivets 25 or screws and turnably supporting each other, and perform link operation as the telescopic rod 63 telescopes. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI |
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权利要求 | 直立した棒状に伸長して形成された杖柱と、杖柱の上方に具備された握り柄と、握り柄の上方に配置されパイプ状もしくは開口部を前方即ち進行方向へ向けたハーフパイプ状に直立方向へ短く伸びて形成された前腕保持具と、前腕保持具が後方へ押圧されると杖柱に対してその軸芯を含む進行方向面内で後退移動可能に連結する連結手段と、押圧が解除されると元位置に復するよう付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする杖。 前記連結手段および前記付勢手段が、杖柱の上部に固定された支持体を上方へ伸長して形成しその上端部に前腕保持具を取付けたものであり、該支持体の全体をもしくは下方の局部のみを後方向へ弾性的に撓み得るよう構成したことを特徴とする請求項1記載の杖。 前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aを備えた回動体と、回動体が後方へ傾斜して回転動作できる範囲を限定する回動規制手段とによって構成され、連結体および回動体両者の回動部Aが互いに回転動作自在に支承し合うものであり、該回動規制手段は回動体が回転動作できる範囲の両端位置において回動体および連結体の該当部位同士が当接するものであり、前記付勢手段が、連結体に対して回動体を前方向へ回転付勢するように両者の間に配置された弾性体であって、回動体の上端部に前腕保持具を取付けたことを特徴とする請求項1記載の杖。 前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aおよび後下部に回動支承部Bを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aおよびその上方に回動被承部Cを備えた回動体と、回動体の後方に配置され下端部に回動支点部Bおよびその上方に回動支点部Cを備えた伸縮杆と、回動規制手段とによって構成され、それぞれの回動部A、B、およびCが互いに回転動作自在に支承し合って伸縮杆の伸縮に伴いリンク動作するものであり、該回動規制手段がリンク動作できる範囲の両端位置において伸縮杆、回動体および連結体のいずれか二者の該当部位同士が当接するもの、あるいは伸縮杆が伸縮範囲の両端位置でリンク動作を制限するものであって、 前記付勢手段が、限定された範囲で伸縮可能であり且つ伸長方向に付勢された伸縮杆の伸長付勢であり、回動体もしくは伸縮杆のいずれか一方が回動部Cの位置からさらに上方へ伸長して形成され上端部に前腕保持具を取付けたことを特徴とする請求項1記載の杖。 前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aおよび後下部に回動支承部Bを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aおよび上端部に回動被承部Cを備えた回動体と、回動体の後方に配置され下端部に回動支点部Dおよびその上方に回動支点部Cを備えた支持杆と、支持杆の下方に配置され前端部に回動被承部Bおよび後端部に回動被承部Dを備えた回動杆と、回動規制手段とによって構成され、それぞれの回動部A、B、CおよびDが互いに回転動作自在に支承し合ってリンク動作するものであり、該回動規制手段はリンク動作できる範囲の両端位置において連結体、回動体、支持杆および回動杆のいずれか二者の該当部位同士が当接するものであって、 前記付勢手段が、連結体、回動体、支持杆および回動杆のいずれか二者間に配置され回動体を前方向へ回転付勢する弾性体であって、支持杆が回動支点部Cの位置からさらに上方へ伸びて形成され上端部に前腕保持具を取付けたことを特徴とする請求項1記載の杖。 請求項1、2、3、4および5に記載した前腕保持具を後退移動可能に連結する連結手段および元位置に復するよう付勢する付勢手段を適用し、且つ杖に対して着脱可能であることを特徴とする前腕保持具の連結装置。 |
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说明书全文 | 本発明は、前腕保持具が可傾の杖、および杖に着脱できる前腕保持具の可傾連結装置に関するものである。 一本の棒状体の上端部に略直角な握り柄を備えたいわゆる「T型杖」が歩行を補助するものとして一般的に使用されており、歩行に伴って杖柱が振り子のように傾きを変えて動き(以後「傾動」と記す)、リズム良く体重を支えるものである。 図35に示す一歩の歩行過程において、 このように「T型杖」の場合は握り柄を握る掌だけの操作に依存しているため、預ける体重が増加するほど杖がふらついて操作が不安定になり、手首の関節に負担がかかることになる。 したがって脚力が減退している高齢者や傷病者がある程度の体重を預けて使用する杖としては十分な歩行介助ができない。 本発明は、握り柄の上方に配置された前腕保持具が歩行者の前腕で押圧されると杖柱に対して後方へ傾動可能に連結する連結手段と、押圧が解除されると元位置に復するよう付勢する付勢手段を備えた構成とし、上記した「T型杖」および「ロフストランドクラッチ」両者の長所を結合させ且つ欠点を補うための課題を解決しようとする。 本発明による杖は、直立した棒状に伸長して形成された杖柱と、杖柱の上方に具備された握り柄と、握り柄の上方に配置されパイプ状もしくは開口部を前方即ち進行方向へ向けたハーフパイプ状に直立方向へ短く伸びて形成された前腕保持具と、前腕保持具が後方へ押圧されると杖柱に対してその軸芯を含む進行方向面内で後退移動可能に連結する連結手段と、押圧が解除されると元位置に復するよう付勢する付勢手段とを備えたものである。 上記の課題解決手段によって、歩行過程で前方即ち進行方向へ傾動して行く杖柱に対して前腕保持具が前腕に押圧されて後方へ傾動するので、歩行者は杖を突くのに適した前腕の角度を維持することができ且つ前腕保持具から適度な付勢力を受けることによって杖のふらつきを抑えられ、安定して体重を預けることができる。 また本発明による杖の前記連結手段および前記付勢手段が、杖柱の上部に固定された支持体を上方へ伸長して形成しその上端部に前腕保持具を取付けたものであり、該支持体の全体をもしくは下方の局部のみを後方向へ弾性的に撓み得るよう構成したものである。 また本発明による杖の前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aを備えた回動体と、回動体が後方へ傾斜して回転動作できる範囲を限定する回動規制手段とによって構成され、連結体および回動体両者の回動部Aが互いに回転動作自在に支承し合うものであり、該回動規制手段は回動体が回転動作できる範囲の両端位置において回動体および連結体の該当部位同士が当接するものであって、 また本発明による杖の前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aおよび後下部に回動支承部Bを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aおよびその上方に回動被承部Cを備えた回動体と、回動体の後方に配置され下端部に回動支点部Bおよびその上方に回動支点部Cを備えた伸縮杆と、回動規制手段とによって構成され、それぞれの回動部A、B、およびCが互いに回転動作自在に支承し合って伸縮杆の伸縮に伴いリンク動作するものであり、回動規制手段がリンク動作できる範囲の両端位置において伸縮杆、回動体および連結体のいずれか二者の該当部位同士が当接するもの、あるいは伸縮杆が伸縮範囲の両端位置でリンク動作を制限するものであり、 また本発明による杖の前記連結手段が、杖柱の上部に取付け固定され上部に回動支承部Aおよび後下部に回動支承部Bを備えた連結体と、上方へ伸長して形成され下端部に回動被承部Aおよび上端部に回動被承部Cを備えた回動体と、回動体の後方に配置され下端部に回動支点部Dおよびその上方に回動支点部Cを備えた支持杆と、支持杆の下方に配置され前端部に回動被承部Bおよび後端部に回動被承部Dを備えた回動杆と、回動規制手段とによって構成され、それぞれの回動部A、B、CおよびDが互いに回転動作自在に支承し合ってリンク動作するものであり、該回動規制手段はリンク動作できる範囲の両端位置において連結体、回動体、支持杆および回動杆のいずれか二者の該当部位同士が当接するものであり、 また本発明による前腕保持具の可傾連結装置は、前記連結手段および前記付勢手段を適用し、且つ杖に対して着脱可能に構成されたものである。 本発明の前腕保持具が可傾の杖は、従来の杖「T型杖」および「ロフストランドクラッチ」両者の長所を結合させ且つ欠点を補うものであって、 本発明に係わる前腕保持具が可傾の杖を好適な8種類の実施例について、および杖に着脱できる前腕保持具の可傾連結装置を2種類の実施例について、その形態を添付図面に基づいて説明する。 図1は、本発明を適用した実施例1の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図である。 直立して棒状に形成された杖柱10の上端位置に支持体21が取付け固定され、上方に伸長して形成されたその上端部に前腕保持具12が取付け固定される。 図2は、本実施例の杖による一歩の歩行過程中の3状態を示す側面図であり、 図3は、本発明を適用した実施例2の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図である。 本図は杖柱の中間をカットして表示しており、以降の斜視図においても同様にカット表示するものがある。 図4は、同方向から見た斜視図である。 図6は、実施例2の杖に装着される別形態の可撓体を進行方向の左側面やや後上方から見た斜視図である。 左右へ幅広に張り出して横方向には撓み難く且つ前後方向へのみ弾性的に撓み易く形成されており、後方には上下に対向した上顎部33および下顎部34を備える。 両顎部は撓み限度のストッパーであって、可撓体が後方へ撓んで行くと両顎部の対向面が接近して行き終には当接して撓みを制限する。 図7は、本発明を適用した実施例3の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図8は、本実施例の回動体50の回動被承部A51近傍を進行方向の左側面斜め後下方から見た斜視図であり、図9は、連結体30の回動支承部A31近傍を進行方向の左側面斜め後上方から見た斜視図であり、図10は、本実施例の杖を前腕保持具が元位置にある状態を進行方向の左側面やや後上方から見た斜視図であり、図11は、同状態における回動部A近傍の側断面図であり、図12は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を進行方向の左側面やや後上方から見た斜視図であり、図13は、同状態における回動部A近傍の側断面図である。 連結体30は、杖柱10を収容するべく下面で開口する直立した挿入穴および弾性体61を収容するべく上面で開口する直立した弾性体収容穴35を備えており、上端部には左右方向の中心位置から等距離を隔てて対向する一対の側板状に突起して上方へ伸びた回動支承部A31が形成され、左右方向へ貫通する支承穴を備えている。 杖柱10の上端部は該挿入穴に挿入され圧入、接着あるいはネジ止め等の手段により固定される。 また回動支承部A31の近傍から前方へ突出した握り柄11が形成されている。 なお握り柄11は別個に形成されて連結体または杖柱に取付け固定されるものであってもよい。 回動規制手段55は、回動範囲の初端位置において連結体30の上向面39前部と回動体50の回動被承部A51の下向面59前部が当接するものであり、回動範囲の終端位置において連結体30の上向面39後部と回動体50の回動被承部A51の下向面59後部が当接するものである。 図14は、本発明を適用した実施例4の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図15は、前腕保持具が元位置にある状態を同方向から見た斜視図であり、図16は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を同方向から見た斜視図である。 連結体30は、杖柱10を収容するべく下面で開口する直立した挿入穴を備えており、圧入、接着あるいはネジ止め等の手段により杖柱10の上部に固定される。 連結体の上部には左右方向の中心位置から等距離を隔てて対向する一対の側板状に突起して上方へ伸びた回動支承部A31が形成され、左右方向へ貫通する支承穴を備えている。 またその近傍には前方へ突出した握り柄11が形成され、且つ後方へ突出した下顎部34が形成されている。 なお握り柄11は別個に形成されて連結体または杖柱に取付け固定されてもよい。 回動規制手段55は、回動範囲の初端位置において連結体30の側板状両突起の後縁部36と回動体50の上顎部33の前縁部56が当接するものであり、回動範囲の終端位置において連結体30の下顎部34および回動体50の上顎部33の対向面同士が当接するものであるが、連結体30および回動体50の別の該当部位同士が当接するものであってもよい。 図17は、本発明を適用した実施例5の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図18は、前腕保持具が元位置にある状態を同方向から見た斜視図であり、図19は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を同方向から見た斜視図である。 伸縮杆63は、下端部および上端部においてそれぞれ左右方向へ貫通する支点穴を有した回動支点部B64、および回動支点部C65を備える。 なお本図では一般的なガススプリングを用いているが、金属円管と丸棒および金属スプリングの構成によっても形成可能である。 連結手段20は、連結体30、回動体50および伸縮杆63の連結によって構成され、上記それぞれの回動部A、B、およびCが互いにリベット25により軸止め連結されて回動自在に支承し合っており、伸縮杆63の伸縮に伴ってリンク動作するものである。 なお前腕保持具12が元位置にある状態において伸縮杆63は既に若干短縮されており初期付勢力を付与している。 図20は、本発明を適用した実施例6の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図21は、前腕保持具が元位置にある状態を同方向から見た斜視図であり、図22は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を同方向から見た斜視図である。 本実施例は前実施例5の変形態として前腕保持具の取付け位置を変更したものであって、3節リンクを構成する伸縮杆を回動部Cの位置から更に上方へ伸長した上端部に前腕保持具を備える。 前実施例5と同等な要素により構成される。 即ち、 付勢手段60は、限定された範囲で伸縮可能であり且つ伸長方向に付勢された伸縮杆63の伸長付勢であって、回動体50を前方向へ回転付勢するものである。 伸縮杆63は下端部には左右方向へ貫通する支点穴を有した回動支点部B64を備え、且つその上方には左右方向の中心位置から等距離を隔てて対向する一対の側板状に前方へ突出した回動支点部C65を備えており左右方向へ貫通する支承穴を有する。 回動支点部C65は強化樹脂によって形成され、伸縮杆63は一般的なガススプリングを用いているが、金属円管と丸棒および金属スプリングの構成によっても形成可能である。 連結手段20は、連結体30、回動体50および伸縮杆63の連結によって構成され、上記それぞれの回動部A、B、およびCが互いにリベット25により軸止め連結されて回動自在に支承し合っており、伸縮杆63の伸縮に伴ってリンク動作するものである。 本実施例においても、前腕保持具12が元位置にある状態において伸縮杆63は既に若干短縮されており初期付勢力を付与している。 図23は、本発明を適用した実施例7の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図24は、前腕保持具が元位置にある状態を同方向から見た斜視図であり、図25は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を同方向から見た斜視図である。 本実施例は伸縮自在な伸縮杆を備えて3節リンク構成された連結手段による実施例6の変形態であって、伸縮杆に替えて支持杆および回動杆を備えた連結手段が4節リンクにより構成されており、その作用および効果は実施例6の杖と同等である。 即ち、 連結体30は、杖柱10を収容するべく下面で開口する直立した挿入穴を備えており、圧入、接着あるいはネジ止め等の手段により杖柱10の上部に固定される。 連結体30の上部には上方へ突出して左右方向へ貫通する支承穴を備えた回動支承部A31が形成され、後方へ突出した下顎部34が形成され、前方へ伸び出た握り柄11が形成されている。 なお前実施例同様に握り柄11は別個に形成されて連結体または杖柱に取付け固定されるものであってもよい。 下方には後方へ突出して左右方向へ貫通する支承穴を備えた回動支承部B32が形成されている。 強化樹脂等により成型される。 連結手段20は、連結体30、回動体50、支持杆75および回動杆70それぞれの回動部A、B、CおよびDが互いにリベット25により連結されて回転動作自在に支承し合ってリンク動作する構成であって、回動規制手段55は、リンク動作できる範囲の初端位置において回動杆70中央の上方への突起が連結体30の該当部位に当接し、範囲の終端位置において連結体30の下顎部34および回動体50の上顎部33の対向面同士が当接するものである。 図26は、本発明を適用した実施例8の杖を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図27は、前腕保持具が元位置にある状態を同方向から見た斜視図であり、図28は、前腕保持具が後方へ傾斜した状態を同方向から見た斜視図であり、図29は、前腕保持具が回動可能範囲のほぼ中間位置まで後方へ傾斜した状態における回動部A、B、CおよびD近傍の側断面図である。 本実施例は、前実施例7の杖と同等な4節リンク機構の連結手段と、前記実施例3の杖と同等な付勢手段とにより構成した変形態であって作用および効果は同等である。 即ち、 連結体30は、杖柱10を収容するべく下面で開口する直立した挿入穴および弾性体61を収容するべく上面で開口する直立した弾性体収容穴35を備えており、上端部には左右方向の中心位置から等距離を隔てて対向する一対の側板状に突起して上方へ伸びた回動支承部A31が形成され、左右方向へ貫通する支承穴を備えている。 その後方には直下方向へ後方凹み54が溝状に形成されており且つ下方には後方へ突出して左右方向へ貫通する支承穴を備えた回動支承部B32が形成されている。 強化樹脂等により成型される。 杖柱10の上端部は該挿入穴に挿入され圧入、接着あるいはネジ止め等の手段により固定される。 また回動支承部A31の近傍から前方へ突出した握り柄11が形成されている。 連結手段20は、連結体30、回動体50、支持杆75および回動杆70それぞれの回動部A、B、CおよびDが互いにリベット25により連結されて回転動作自在に支承し合ってリンク動作する構成であって、回動規制手段55は、リンク動作できる範囲の初端位置において回動体50の上方の後向面が、支持杆75の回動支点部C76両側板状突起の底部78に当接し、範囲の終端位置において回動体50中央部の後方突起53の前下向面が、連結体30の回動支承部A31の後方直下方向への溝状後方凹み54底面に当接するものである。 図30は、本発明を適用した実施例8の前腕保持具の可傾連結装置を進行方向の左側面やや前上方から見た展開斜視図であり、図31は、本実施例の可傾連結装置を杖に装着して、同方向から見た斜視図である。 直立して棒状に形成された杖柱の上端部に握り柄を有する杖1に対して、握り柄の下方の杖柱に着脱可能に取付けられる前腕保持具の連結装置であって、杖柱に対して前腕保持具を傾動可能に支持するものである。 支持体21は弾性を有して実施例1の円弧状部分と同質且つ同機能に形成されており、その上端部に前腕保持具12を備える。 支持体21の下端部は、着脱体40との連結部分として成型され、上下に配置されて左右方向へ貫通する2個の被連結穴26を備える。 本実施例は、実施例1の杖の連結手段および付勢手段を適用したものであるが、本発明による前腕保持具の可傾連結装置は実施例2、3、4、5、6あるいは7の杖の連結手段および付勢手段を適用しても構成可能であり、請求項1ないし5に示した手段のいずれをも適用できるものである。 図32は、実施例9の別形態である実施例10の前腕保持具の可傾連結装置を進行方向の左側面やや後上方から見た展開斜視図であり、図33は、本実施例の可傾連結装置の着脱体を杖に装着し、且つ支持体21bを着脱体に装着しようとする状態で同方向から見た展開斜視図であり、図34は、本実施例の可傾連結装置を杖に装着固定した状態で、同方向から見た斜視図である。 本実施例の連結装置は、杖の握り柄11の下方で杖柱10へ取付けられる着脱体40と、後上方へ向かって伸びる上下2部体からなる支持体21a、21bと、両支持体を結合する可撓体29とによって構成され、支持体21bが該着脱体40に着脱可能である支持体21は、やや後傾して上方へ伸長して形成された上下2部体21a、21bであって、上部体21aはその下方で逆「く」字状に曲がって更に上方へ伸びている。 上部体21aの上端には冠体28が固着されており、前腕保持具12を支持するための左右方向へ貫通する支承穴24を備える。 該支承穴24が、前腕保持具12の被承穴13と、リベット25により若干の摩擦抵抗を有しながら回動自在に連結されている。 支持体21、冠体28および前腕保持具12は、実施例2と同様にアルミニウム管あるいは強化樹脂により形成されている。 本発明による前腕保持具が傾動可能な連結機構は、歩行器等にも適用できるものである。 1 杖10 杖柱11 握り柄12 前腕保持具13 被承穴20 連結手段21 支持体22 直線部23 円弧部24 支承穴25 リベット26 被連結穴(2個) |