Umbrella folding with a reinforced rib structure

申请号 JP51780698 申请日 1997-10-09 公开(公告)号 JP4417436B2 公开(公告)日 2010-02-17
申请人 イノベンションズ・エンタープライジス・リミテッド; 发明人 ジョンソン、ガリー・ディー; ハロウエイ、フランク; ホクフェルクト、スタンレイ; ムルシア、アルフォンソ;
摘要
权利要求
  • 支柱と、
    前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、
    前記固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、
    前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、
    前記天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、
    前記スリーブと前記複数のリブの1つとの間に接続された折り畳み可能な複数のストラット組立体と、を備え、
    前記ストラット組立体の各々は、
    第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、前記リブの前記径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部で前記複数のリブの各1つに旋回可能に接続される第2の端部とを有する少なくとも第1のストラット部材と、
    前記リブと前記第1のストラット部材のいずれか一方側に装着され、前記第2の旋回部の近傍の位置に存在し、前記第2の旋回部と前記支柱の間に存在する略U字型のチャンネル部と、を備え、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記前記リブと前記第1のストラット部材のいずれか一方側から延びた離間した2つの脚を有し、その結果、少なくとも前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置で、前記リブと第1のストラット部材の他方側と係合し、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記前記リブと第1のストラット部材の他方側をきちんと受け入れるような寸法に設定されて おり、さらに前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記リブと前記第1のストラット部材の両者が前記略U字型のチャンネル部内に位置するように、前記前記リブの1つと前記第1のストラット部材を受け入れ、前記傘の反転を防止することを特徴とする、折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記リブに装着されるとともに、前記第1のストラット部材と係合 し、前記リブをその中に受け入れるために、前記傘が開状態で下方に延びる開放端部を有していることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記傘が通常の開状態にある時にも、前記前記リブと第1のストラット部材の他方側をきっちりと受け入れることができるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 前記支柱は、伸縮可能であり、少なくとも2つの伸縮支柱部材からなることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 支柱と、
    前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、
    固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、
    前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、
    前記天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、
    前記スリーブと前記複数のリブの各1つとの間に接続された折り畳み可能な複数のストラット組立体と、を備え、
    前記ストラット組立体の各々は、
    第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部で前記複数のリブの1つに旋回可能に接続される第2の端部とを有する第1のストラットと、
    第3の旋回部で前記固定ハブに旋回可能に接続された第1の端部と、第4の旋回部で前記第1のストラットの中間部に旋回可能に接続された第2の端部とを有する第2のストラットと、
    第5の旋回部で前記第2のストラットの中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部で前記複数のリブの1つに旋回可能に接続された第2の端部とを有し、前記第6の旋回部が前記第2の旋回部の径方向内側に位置されている第3のストラットと、
    前記リブの1つに装着された略U字型のチャンネル部であって、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置にあり、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記前記リブから前記第1のストラットの方向に延びた離間した2つの脚を有し、その結果、少なくとも前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置で、前記略U字型のチャンネル部の前記2つの脚間で前記第1のストラットの部分と係合し、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記第1のストラットの前記部分をきちんと受け入れるような寸法に設定されて おり、さらに前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記リブと前記第1のストラット部材の両者が前記略U字型のチャンネル部内に位置するように、前記前記リブの1つと前記第1のストラット部材を受け入れ、前記傘の反転を防止することを特徴とする、折り畳み傘。
  • 前記リブの各々の径方向内側端部に固定されたブラケットをさらに備え、
    前記第1のストラットは、前記第2の旋回部で前記ブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによって前記リブに取り付けられ、
    前記第3のストラットは、前記第6の旋回部で前記ブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによって前記リブに取り付けられ、
    前記U字型のチャンネル部は、前記第2の旋回部と前記第6の旋回部との間の位置で、前記ブラケットに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル部は、前記傘が前記開状態にある時に下方に延び且つその中に前記第1のストラット 及び前記リブを受ける開放端部を有していることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル部は、前記傘が通常の開状態にある時にも、前記第1のストラットの前記部分をきちんと受け入れるよう配置されていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記第1のストラットと係合するために前記U字型のチャンネル部を下方に方向付けるために、前記第3のストラットは前記第6の旋回部の近傍で下方に曲げられていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル内に受けられるチャンネル内の曲げ部を形成するために、前記第1のストラットは、前記第2の旋回部の近傍で下方に曲げられていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネルは、前記第1のストラット部材に装着され、前記傘の開状態で上方に延びた開放端部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネルは、前記複数のリブの1つを受け入れるような寸法に設定されていることを特徴とする請求項11に記載の折り畳み傘。
  • 前記第1のストラットは、前記傘の閉状態において、その中に前記傘の前記第5の旋回部を受け入れるために略U字型の曲げ部を有しており、その結果、前記傘がよりコンパクトな形状に折り畳まれる請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型の曲げ部は、前記第1のストラットがリブに結合される場所の付近にある請求項13に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル部は、前記U字型のチャンネル部と前記第2の旋回部との間に非係合領域を有して前記第2の旋回部から離間しており、前記非係合領域は、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側が係合されないか接触されない領域である請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側は、前記略U字型のチャンネル部の前記2つの脚間に受け入れられる請求項1に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記U字型のチャンネル部と前記第2の旋回部との間の非係合領域を有して前記第2の旋回部から離間しており、前記非係合領域は、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側が係合されないか接触されない領域である請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記第1のストラット部材の前記部分は、前記略U字型のチャンネル部の前記2つの脚間に受け入れられる請求項5に記載の折り畳み傘。
  • 支柱と、
    前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、
    前記固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、
    前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、
    前記天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、
    前記スリーブと前記複数のリブの1つとの間に接続された折り畳み可能な複数のストラット組立体と、を備え、
    前記ストラット組立体の各々は、
    第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、前記リブの前記径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部で前記複数のリブの各1つに旋回可能に接続される第2の端部とを有する少なくとも第1のストラット部材と、
    前記リブと前記第1のストラット部材のいずれか一方側に装着され、前記第2の旋回部の近傍の位置に存在し、前記第2の旋回部と前記支柱の間に存在する略U字型のチャンネル部と、を備え、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記前記リブと前記第1のストラット部材のいずれか一方側から延びた離間した2つの脚を有し、その結果、少なくとも前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置で、前記リブと第1のストラット部材の他方側と係合し、前記第1のストラット部材に対する前記リブの横方向の移動を規制 し、また、前記略U字型のチャンネル部は、前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記リブと前記第1のストラット部材の両者が前記略U字型のチャンネル部内に位置するように、前記前記リブの1つと前記第1のストラット部材を受け入れ、前記傘の反転を防止し、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記U字型のチャンネル部と前記第2の旋回部との間に非係合領域を有して前記第2の旋回部から離間しており、前記非係合領域は、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側が係合されないか接触されない領域であることを特徴とする、折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記リブに装着されており、前記第1のストラット部材に係合 し、前記リブをその中に受け入れるために、前記傘の開状態で下方に延びた開放端部を有している請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記傘が通常の開状態にある時には、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側と係合するように配置されている請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記支柱は、伸縮可能であり、少なくとも2つの伸縮支柱部材からなることを特徴とする請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記第1のストラット部材に装着されており、前記傘の開状態で上方に延びた開放端部を有している請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記複数のリブの1つと係合できるような寸法に設定されていることを特徴とする請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記第1のストラットは、 前記傘が閉状態にあるときに、前記傘の旋回部を規定するブラケットに隣接して位置される略U字型の曲げ部を有しており、その結果、前記傘がよりコンパクトな形状に折り畳まれる請求項19に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型の曲げ部は、前記第1のストラットがリブに結合される場所の付近にある請求項25に記載の折り畳み傘。
  • 支柱と、
    前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、
    固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、
    前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、
    前記天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、
    前記スリーブと前記複数のリブの1つとの間に接続された折り畳み可能な複数のストラット組立体と、を備え、
    前記ストラット組立体の各々は、
    第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部で前記複数のリブの1つに旋回可能に接続される第2の端部とを有する第1のストラットと、
    第3の旋回部で前記固定ハブに旋回可能に接続された第1の端部と、第4の旋回部で前記第1のストラットの中間部に旋回可能に接続された第2の端部とを有する第2のストラットと、
    第5の旋回部で前記第2のストラットの中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部で前記複数のリブの1つに旋回可能に接続された第2の端部とを有し、前記第6の旋回部が前記第2の旋回部の径方向内側に位置されている第3のストラットと、
    前記リブの各々に装着された略U字型のチャンネル部であって、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置にあり、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記前記リブから前記第1のストラットの方向に延びた離間した2つの脚を有し、その結果、少なくとも前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記第2の旋回部の近傍で、前記第2の旋回部と前記支柱の間の位置で、前記略U字型のチャンネル部の前記2つの脚間に前記第1のストラットの部分と係合し、前記第1のストラット部材に対する前記リブの横方向の移動を規制 し、また、前記略U字型のチャンネル部は、前記傘が反転する状態に向けて前記リブが移動される時には、前記リブと前記第1のストラット部材の両者が前記略U字型のチャンネル部内に位置するように、前記前記リブの1つと前記第1のストラット部材を受け入れ、前記傘の反転を防止し、
    前記略U字型のチャンネル部は、前記U字型のチャンネル部と前記第2の旋回部との間に非係合領域を有して前記第2の旋回部から離間しており、前記非係合領域は、前記リブと第1のストラット部材の前記他方側が係合されないか接触されない領域であることを特徴とする、折り畳み傘。
  • 前記リブの各々の径方向内側端部に固定されたブラケットをさらに備え、
    前記第1のストラットは、前記第2の旋回部で前記ブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによって前記リブに取り付けられ、
    前記第3のストラットは、前記第6の旋回部で前記ブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによって前記リブに取り付けられ、
    前記U字型のチャンネル部は、前記第2の旋回部と前記第6の旋回部との間の位置で、前記ブラケットに形成されていることを特徴とする請求項27に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル部は、前記第1のストラット部材と係合 し、前記リブをその中に受け入れるために、前記傘が開状態で下方に延びる開放端部を有していることを特徴とする請求項27に記載の折り畳み傘。
  • 前記略U字型のチャンネル部は、前記傘が通常の開状態にある時にも、前記第1のストラットの前記部分をきちんと受け入れるよう配置されていることを特徴とする請求項27に記載の折り畳み傘。
  • 前記第1のストラットをその中に受け入れるために前記U字型のチャンネル部を下方に方向付けるために、前記第3のストラットは前記第6の旋回部の近傍で下方に曲げられていることを特徴とする請求項27に記載の折り畳み傘。
  • 前記U字型のチャンネル内に受けられてチャンネル内の曲げ部を形成するために、前記第1のストラットは、前記第2の旋回部の近傍で下方に曲げられていることを特徴とする請求項27に記載の折り畳み傘。
  • 说明书全文

    発明の背景
    本発明は、折り畳み傘に係わり、特に、補強されたリブ構造を有する折り畳み傘に関する。
    その下端部にハンドルが固定された伸縮式の支柱を有するコンパクトな折り畳み傘は公知である。 前記ハンドルは、その収納状態で傘を支持するために或いはその持ち上げられて開かれた状態で傘を保持するために、使用者によって握られるようになっている。 支柱の上端部には固定ハブが固定されている。 また、固定ハブの中央には天蓋(canopy)が固定されており、支柱にはスリーブがスライド可能に装着されている。 天蓋には、径方向に方向付けられた複数のリブが等度間隔で固定されている。 各リブは径方向内側端部と径方向外側端部とを有している。
    また、複数のストラット組立体が設けられており、各ストラット組立体はスリーブと各リブとを接続している。 各ストラット組立体は第1のストラットを有している。 第1のストラットは、第1の旋回部でスリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から僅かに径方向外側に離間された第2の旋回部でリブに旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 第2のストラットは、第3の旋回部で固定ハブに旋回可能に接続された第1の端部と、第4の旋回部で第1のストラットの中間部に旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 また、第3のストラットは、第5の旋回部で第2のストラットの中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部でリブに旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 この場合、第6の旋回部は第2の旋回部の径方向内側に位置されている。
    しかしながら、このような構成の問題は、強風時に天蓋に作用するによって、天蓋が反転され、傘の使用が不可能になるという点である。 特に、第1のストラットは、第1のストラットが第6の旋回部の近傍位置へと移動するように第2の旋回部を中心にリブに対して旋回する。 この場合、傘の反転を防止するための手段がない。 そのため、第1のストラットは、第1の旋回部を中心にスリーブに対して上側に旋回し続け、傘を反転させる。
    ストラット部材を受けるためのチャンネル部を有する様々な傘が知られているが、これらのチャンネル部は、傘の反転を防止するような方向でリブに向かって面しておらず、結果として、そのようなチャンネルは傘が強風を受けた場合等において生じるリブの上側への反転を防止できない。
    発明の概要
    したがって、本発明の第1の目的は、従来が有する前述の問題を解決し得る傘を提供することにある。
    また、本発明の第2の目的は、開いた状態における傘の構造的な安定度および完全度を向上させることである。
    また、本発明の第3の目的は、天蓋の反転を防止し得る傘を提供することにある。
    また、本発明の第4の目的は、リブの横方向の移動を防止し得る傘を提供することにある。
    前記目的を達成するために、本発明の折り畳み傘は、支柱と、前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、スリーブと各リブとを接続する折り畳み可能な複数のストラット組立体とを備え、前記ストラット組立体は、第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部でリブに旋回可能に接続される第2の端部とを有する少なくとも1つの第1のストラットと、第1のストラットとリブのいずれか一方側に装着され、傘が通常の開状態にある時にはその開状態で第1のストラットに対するリブの横方向の移動を規制するために第1のストラットとリブの他方側をその内部で受け、また、傘が反転する方向にリブが移動される時には第1のストラットとリブの他方側をその内部で受ける略U字型のチャンネル部とを有している。
    また、本発明の折り畳み傘は、支柱と、前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、スリーブと各リブとを接続する折り畳み可能な複数のストラット組立体とを備え、前記ストラット組立体は、第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部でリブに旋回可能に接続される第2の端部とを有する第1のストラットと、第3の旋回部で固定ハブに旋回可能に接続された第1の端部と、第4の旋回部で第1のストラットの中間部に旋回可能に接続された第2の端部とを有する第2のストラットと、第5の旋回部で第2のストラットの中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部で各リブに旋回可能に接続された第2の端部とを有し、第6の旋回部が第2の旋回部の径方向内側に位置されている第3のストラットと、各リブに装着され、傘が通常の開状態にある時にはその開状態で第1のストラットに対するリブの横方向の移動を規制するために第1のストラットをその内部で受け、また、傘が反転する方向にリブが移動される時には第1のストラットをその内部で受ける略U字型のチャンネル部とを有している。
    特に、各リブの径方向内側端部にはブラケットが固定されており、第1のストラットは、第2の旋回部でブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによってリブに取り付けられ、第3のストラットは、第6の旋回部でブラケットに旋回可能に取り付けられ、これによってリブに取り付けられ、前記略U字型のチャンネル部は、第2の旋回部と第6の旋回部との間の位置で、ブラケットに形成されている。
    また、前記略U字型のチャンネル部は、傘が前記開状態にある時に下方に延び且つその中に第1のストラットを受ける開放端部を有している。 また、前記略U字型のチャンネル部は、その中に第1のストラットを受けることができる寸法に設定されている。
    また、本発明の折り畳み傘は、支柱と、前記支柱の上端部に固定された固定ハブと、固定ハブの中央に固定された少なくとも1つの天蓋と、前記支柱にスライド可能に装着されたスリーブと、天蓋に固定され、径方向に方向付けられるとともに、径方向内側端部と径方向外側端部とを有する複数のリブと、スリーブと各リブとを接続する折り畳み可能な複数のストラット組立体とを備え、前記ストラット組立体は、第1の旋回部で前記スリーブに旋回可能に接続される第1の端部と、リブの径方向内側端部から径方向外側に離間された第2の旋回部でリブに旋回可能に接続される第2の端部とを有する第1のストラットと、第3の旋回部で固定ハブに旋回可能に接続された第1の端部と、第4の旋回部で第1のストラットの中間部に旋回可能に接続された第2の端部とを有する第2のストラットと、第5の旋回部で第2のストラットの中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部で各リブに旋回可能に接続された第2の端部とを有し、第6の旋回部が第2の旋回部の径方向内側に位置されている第3のストラットと、第1のストラットは、傘がよりコンパクトな形状に折り畳まれるように傘の閉状態でその内側に第5の旋回部を受ける略Uの字型の曲げ部を有している。
    【図面の簡単な説明】
    図1は、本発明に係る傘の正面図;
    図2は、傘が開かれた状態における図1の2−2線に沿う断面図;
    図3Aは、図1の傘が完全に開かれた状態におけるストラット組立体の拡大図;
    図3Bは、部分的に開かれた状態における図3Aのストラット組立体の拡大図;
    図3Cは、折り畳み状態まで完全に閉じられた状態における図3Aのストラット組立体の拡大図;
    図4は図3Aの4−4線に沿うストラット組立体の断面図;
    図5は図3Aの5−5線に沿うストラット組立体の断面図;
    図6Aは、本発明の改良された実施例に係る傘が完全に開かれた状態におけるストラット組立体の拡大図;
    図6Bは、部分的に開かれた状態における図6Aのストラット組立体の拡大図;
    図6Cは、折り畳み状態まで完全に閉じられた状態における図6Aのストラット組立体の拡大図;
    図7は改良された実施例に係る図3Bに類似する図である。
    詳細な説明
    図1に詳しく示されるように、本発明に係る傘10は、その下端部にハンドル13が固定された伸縮可能な伸縮式支柱12を有している。 支柱12が伸縮する態様は、この技術分野において良く知られており、商標TOTESで販売されている傘をはじめとする従来のどのような傘においても見いだすことができる。
    伸縮式支柱12の上端部には固定ハブ14が固定され、固定ハブ14の中央には天蓋(canopy)が固定されている。 この天蓋16は、商標TOTESで販売されている傘の天蓋、あるいは、従来のどのような傘における天蓋と同様のものであるが、USP4979534号、USP5065779号、USP5368055号、USP5487401号やUSDesign Patent 336982号に開示されているダブルキャノピベンテッドタイプ(double-canopy vented type)のもの(これらの公報に開示されている技術は全てJohnson et alに属する)であることが望ましい。 ダブルキャノピベンテッドタイプのものは、通気孔付きの下側天蓋16aと、ゴムひも等の弾性部材16cもしくは裁縫16d(図1参照)によって下側天蓋16aに固定された上側天蓋16bとを有しており、Johnson et al特許に開示された耐風特性(windproof characteristic)をもって特徴付けられる。 前記通気孔としては、Johnson et al特許に示されたタイプのもの、すなわち、上側天蓋16bによってカバーされるメッシュ状もしくはその他のタイプの通孔を採用することができる。 上側天蓋16bは、Johnson et al特許の図面に示されるような弾性部材により、もしくは、所定距離離間された部分で裁縫や仮縫いによって、下側天蓋16aに接続されている。 無論、上側天蓋16bの接続手段としては他の方法も使用できる。 以下に述べる本発明は、全ての種類の天蓋において適用され得るが、好ましくは、ダブルキャノピベンテッドタイプの耐風傘(double canopy windproof vented umbrella)に適用される。
    図2に示されるように、伸縮式支柱12にはスリーブ18がスライド可能に装着されている。 このスリーブ18は、従来と同様、バネ作動式のラッチ20によって、傘10が開かれた状態となる位置で、解除可能にロックされる。 支柱12は、従来と同様、伸縮型の2つの支柱部材12a,12bとハンドル13とを有している。
    天蓋16には、径方向に方向付けられた複数のリブ22が等角度間隔で固定されている。 各リブ22は径方向内側端部24と径方向外側端部26とを有している。 径方向外側端部26は、チップ部材を用いた従来と同様の手段によって或いはJohnson et al特許に示されるような手段によって、天蓋16の外周部に固定されている。 一方、径方向内側端部24は、天蓋16の中間部に固定されている。 リブ22は、所望の位置で天蓋16を保持するように機能する。 各リブ22の径方向内側端部24にはブラケット27が取り付けられている。
    固定ハブ14とリブ22との間であってスリーブ18とリブ22との間には、複数のストラット組立体(strut assemblies)28が接続されている。 特に、図示される実施例において、各ストラット組立体28は第1のストラット30を有している。 この第1のストラット30は、第1の旋回部32でスリーブ18に旋回可能に接続された第1の端部と、第2の旋回部34すなわちブラケット27で各リブ22に旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 第2の旋回部34は、各リブ22の径方向内側端部24から僅かな距離だけ径方向外側に離間されている。 特に、第2の旋回部34は、ブラケット27の径方向外側端部に形成されている。
    また、各ストラット組立体28は第2のストラット36を有している。 この第2のストラット36は、第3の旋回部38で固定ハブ14に旋回可能に接続された第1の端部と、第1のストラット30の中間部に配置された第4の旋回部40に旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 この関係において、第4の旋回部40を形成するために、第1のストラット30の中間部にはブラケット41が取り付けられている。
    また、各ストラット組立体28は第3のストラット42を有している。 この第3のストラット42は、第5の旋回部44で第2のストラット36の中間部に旋回可能に接続された第1の端部と、第6の旋回部46で各リブ22に旋回可能に接続された第2の端部とを有している。 第6の旋回部46は第2の旋回部34の径方向内側に位置されている。 特に、第6の旋回部46はブラケット27の径方向内側端部に形成されている。 第5の旋回部44を形成するために、第2のストラット36の中間部にはブラケット45が取り付けられている。
    これによって、各ストラット組立体28は、4本のバーを旋回部34,40,44,46を頂点とする平行四辺形状に結合して成るリンクを構成する。
    以上のような組立構成は一般的なものである。 しかしながら、そのような組立構成における問題は、強風時に、天蓋16に作用する力によって天蓋16がひっくり返されてしまうという点である。 すなわち、図2に示される位置から上方に向かってリブ22が煽られるような力を受けて曲げられ、傘が使用不能になるという点である。 特に、そのような反転時では、リブ22が第2の旋回部34を中心に第1のストラット30に対して上側に旋回する。 従来の組立構成では、リブ22が第1のストラット30に対して横方向に移動するため、第6の旋回部46が横方向さらには第1のストラット30よりも下側の位置へと移動してしまう。 なぜなら、従来の構成においては、そのような移動を防止する手段が何もなかったためである。
    本発明の一実施例において、ブラケット27は、第2の旋回部34と第6の旋回部46との間に、リブ22に装着されるように形成されたU字型のチャンネル部48を有している。 その結果、傘10が開かれた状態では、第1のストラット30の径方向外側端部がU字型のチャンネル部48内に係合される。 図5に示されるように、U字型のチャンネル部48は、第1のストラット30に対するリブ22の横方向への移動を防止する。 また、反転力がリブ22に作用する状況下では、U字型のチャンネル部48がそのような反転を防止する。 すなわち、そのような反転力は第2の旋回部34を中心にリブ22を図2において反時計回りに回転させようとするが、この旋回移動は、U字型のチャンネル部48内に第1のストラット30が係合することによって、阻止される。 したがって、リブ22の反転は生じない。 チャンネル部48内に対する第1のストラット30の係合状態を高めるために、第1のストラット30の径方向外側端部は、図4に示されるように、拡大された厚肉の拡大端部31を有している。 U字型のチャンネル部48は、その内部に拡大端部31を受ける(snugly receive)ことができるように、その寸法が設定されている。
    傘10が開かれる際にU字型のチャンネル部48内に第1のストラット30を確実に係合させるために、第1および第3のストラット30,42の径方向外側端部は曲げ部49,50(図3B参照)で下方に曲げられている。 曲げ部50の存在によって、U字型のチャンネル部48は下方に向かって所定の角度を成してその内部に第1のストラット30を受けることができるようになる。 一方、曲げ部49は、第1のストラット30がU字型のチャンネル部48内に受けられるように形成されている。 従来の折り畳み傘構造は曲げ部49,50を有していない。 なお、曲げ部49が十分に大きい場合、もしくは、傘が開かれる時に第1のストラット30と係合できる十分な長さをU字型のチャンネル部48が有している場合には、曲げ部50を削除することもできる。
    曲げ部49,50によって、第1のストラット30の最外端部とブラケット27の端部との間で接触が維持され、これによって、リブ構造の安定度および構造的な強度(integrity)が向上される。 各種の旋回部は、好ましくは、図4に添字34,46で示されるように、リベットを使用することによって形成される。 無論、従来のような他のピボット装置が使用されても良い。
    風のような反転力が作用する時でも第1のストラット30がU字型のチャンネル部48内に受けられて反転が防止されるくらいまで第1のストラット30の最外端部がU字型チャンネル48に十分に接近しているのであれば、第1のストラット30の最外端部をU字型チャンネル48の外側に位置させることもできる。
    次に、図6A〜図6Cを参照しながら、本発明の他の実施例に係る改良されたストラット組立体28'について説明する。 なお、本実施例において、図1〜図5に示された第1の実施例と共通する構成要素については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
    図6A〜図6Cに示されるストラット組立体28'は、曲げ部50'が大きく形成されるとともに第1のストラット30の僅かな部分に小さな曲げ部60が形成されこの曲げ部60がブラケット41および第4の旋回部40の近傍に位置されている点を除き、第1の実施例のストラット組立体28と同一である。 このような構成において、部分的に閉じられた位置を示している図6Cに示されるように、曲げ部60内にブラケット45が受けられるため、傘10はよりきっちりと閉じた形状まで閉じることができる。
    図3Cにおいて、折り畳み可能となるように、曲げ部49,50の長さ、曲げ角、曲げ位置等は様々に変化させることが可能である(無論、U字型のチャンネル部48が第1のストラット30と係合し得るように配置されることが条件である)。 また、そのような結果を達成するために、図6Cにおいて、曲げ部50'は、他の図面に示される曲げ部50よりも大きく示されている。
    図7は本発明の改良された実施例を示している。 この実施例は、図3Bと類似しているが、U字型のチャンネル部材48'が第1のストラット30上に装着されている。 また、U字型のチャンネル部材48'は、傘が十分に開かれた状態の時あるいはリブ22が天蓋16を反転させる方向に上向きの力を受けた時にリブ22のブラケット27と係合するように配置されている。 このような構造は、前述したU字型のチャンネル部48と同様の効果を提供する。 傘が反転位置へ向かう力を受けた時にU字型のチャンネル部材48'がリブ22およびブラケット27の上側に突出して天蓋16の膜を突き破ってしまわないように、U字型のチャンネル部材48'は十分に短く形成されなければならない。
    リブおよびストラット構造の材料としては、金属の他、合成樹脂にファイバーグラスを含侵させてなる材料のような他の軽量材料やプラスチック等を使用することができる。

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