Device to gradually operate along selected part of instep of shoe

申请号 JP11581892 申请日 1992-05-08 公开(公告)号 JPH05130905A 公开(公告)日 1993-05-28
申请人 Busm Co Ltd; ブリテイツシユ ユナイテツド シユー マシーナリー リミテツド; 发明人 DEIBUITSUDO KUREIKU RIIDOMAN; EDOWAADO JIYON RANZUDAUN;
摘要 PURPOSE: To apply an adhesive only to a roughly cut area by deciding a range and a degree of rough cutting from a scan of a camera, and comparing them with a model.
CONSTITUTION: A camera C gradually moves along the axis parallel to the axis HT to tiptoe from a heel of a shoe sole, and the rough cutting completed shoe sole is scanned during that time. In an image acquiring step I, a complete image in a digitalized shape of the shoe sole is stored in a memory of a computer. In image processing II, a sample of a small window continuous in a roughly cut area is taken, and a texture parameter is decided in respective windows. In a step III, its result is compared with a figure model stored in the memory of the computer. A passage of an adhesive applying molding tool can be made different by a deviation from a desirable roughly cut area. When rough cutting operation is confirmed as insufficient to a large number of shoes, correction processing is calculated by the computer, and the passage is corrected along the related X, Y, Z axes, and insufficiency of rough cutting can be corrected.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 靴支持体と、工具支持手段と、複数のn. c. モータを含み、靴支持体と工具支持手段の間の相対運動を、少なくとも2つの座標軸に沿って行なうようになった複数のn. c. モータを備えた手段とを有し、これにより工具支持手段によって支持された工具が、望ましい路に沿って漸進的に靴支持体により支持された靴の甲の選択された部分に操作するようになっており、また、ディジタル化された座標軸値を含むデータ・
    セットを含むプログラムされた命令に従って、望ましい路に沿って複数の連続した選択点に対して前記の少なくとも2つの座標軸を用いて、前記n. c. モーターの操作をコントロールする処理手段を有し、さらに、光学走査装置を有し、この光学走査装置は、荒削り操作の行なわれた後操作され、荒削りされた区域を走査し、走査中にそのような区域に関して処理手段に情報を供給し、処理手段はそのような情報からそのような区域の境界の位置を決定し、そのような境界に沿って複数の点に対するディジタル化された座標軸値を含むデータ・セットを生成して、そのようなデータ・セットが、先に荒削りされた区域の境界まで接着剤を塗布する接着剤塗布用工具の路をコントロールするプログラムされた命令あるいはその一部を構成するようになっていることを特徴とする靴の甲の選択された部分を荒削りし、その後接着剤を塗布する装置。
  • 【請求項2】 相対運動が靴支持体と工具支持手段の間で3つの座標軸に沿って行なわれ、前記3つの座標軸を用いて、そのような運動の路に沿って選択点に対して各データ・セットがディジタル化された座標軸値を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  • 【請求項3】 同一のプログラムされた命令が荒削り操作と接着剤塗布操作の両方に対して提供されるが、接着剤塗布工具の路をコントロールするためには、プログラムされた命令あるいはその一部を構成するデータ・セットが、光学走査装置により前述したように供給される情報に従って処理手段により修正されることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  • 【請求項4】 個別のプログラムされた命令が荒削り操作と接着剤塗布操作に対して提供され、接着剤塗布操作に対するプログラムされた命令あるいはその一部を構成するデータ・セットが、光学走査装置により前述したように提供される情報に従って処理手段により修正されることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  • 【請求項5】 接着剤塗布工具の路をコントロールするデータ・セットが、選択点において靴の甲に関して工具の角度位置に関連し、接着剤塗布操作の最中にそのような角度位置をコントロールする情報も含み、そのような情報が光学走査装置により供給される情報に従って処理手段によっては修正されないようになっていることを特徴とする請求項3または4記載の装置。
  • 【請求項6】 光学走査装置が、接着剤塗布ステーションの工具支持手段と靴支持体の間の相対運動を行う手段により前記外部境界に沿って漸進的に移動され、その操作をコントロールするようになっている線なぞり装置であり、線なぞり装置と工具支持手段により支持された工具が、工具のたどる路により接着剤が前述のように先に荒削りされた区域に塗布されるように互いに取りつけられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載の装置。
  • 【請求項7】 第1の荒削りステーションと第2の接着剤塗布ステーションを持ち、各ステーションが靴支持体、工具支持手段、及びその間で前述のように相対運動を行なう手段からなることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかの項に記載の装置。
  • 【請求項8】 光学走査装置が前記第1と第2のステーションの中間のステーションに位置することを特徴とする請求項7記載の装置。
  • 【請求項9】 光学走査装置が接着剤塗布ステーションの工具支持手段に取り付けられたことを特徴とする請求項7記載の装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は靴の甲の選択された部分に沿って漸進的に操作する装置、さらに詳細に述べると靴の甲の選択された部分を荒引きし、その後接着剤を塗布する装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術および発明が解決しようとする課題】靴の甲の部分に沿って漸進的操作を行なうさまざまな個別の装置が知られている。 例えば、欧州特許出願第 0 0
    43 645号に靴底の周辺部に漸進的荒削り操作を行なう装置が記述されているが、欧州特許出願第 0 3
    51 993号にはその第1の実施例に靴底の周辺部に接着剤を漸進的に塗布する装置が記載されている。 この後者にはまた、その第2の実施例に足型を取った靴の側面部に沿って漸進的に荒削り操作を行なう装置が記載されており、さらにこの中では、接着剤塗布操作は足型を取った靴の側面部に沿って漸進的に行なうこともできると考えられている。

    【0003】これらの装置の各々は靴支持体、工具支持手段、及び複数のn. cモーターを含め、靴支持体と工具支持手段の間の相対運動を、靴支持体に支持された靴の縦方向、横方向、高さ方向に行なう手段からなり、これにより工具支持手段に支持された工具がそのような靴の周辺部に沿って漸進的に操作するようにし、プログラムされた命令に従って前記n. c. モーターの操作をコントロールする加工手段とともに、ディジタル化された座標軸値を含むデータ・セットからなり、靴の周辺部に沿って複数の連続した選択点に対して3つの座標軸を用いる。 (ここで使用した「n.c.モーター」という句は、モーターの望ましい操作に適切にディジタル化された情報に従って供給されるコントロール・シグナルによりその操作がコントロールされるモーターと理解すべきである。そのようなモーターの例はステッピング・モーターやd.c.サーボ・モーターである。) さらに、プログラムされた命令を提供するために、各装置は路決定操作モードをもっており、工具がオペレータ・コントロールのもとで靴の周辺部に沿って選択された点に連続的に移動され、そのような選択点の各々に対する座標軸値が「教えられ」、記憶されて必要なデータ・
    セットの一部をなす。 無論、靴の各スタイルに対して別個のデータ・セットが必要であるが、一般に前記装置の各々はグレーディング・プログラム持ち、それにより、
    あるスタイルに対してそのスタイルにおけるあらゆるサイズが、同一のデータ・セットを使用して操作でき、さらに左と右の靴に対して同一の「教えられた」データが使用できる。

    【0004】靴の製造において、荒削りや接着剤塗布のプロセス、あるいは場合によってはプライマーの塗布は平行して行なわれるが、荒削り操作の目的は要するに表面を接着剤(あるいはプライマー)を塗布できるよう調整することである。 従って、荒削りされた区域にのみ、
    接着剤を塗布することが望ましい。 また、荒削り操作において荒削りされた区域の外部境界が正確にコントロールされるように取り計らうのが非常に望ましいことを銘記すると、一方で、荒削りされた区域の境界が、さらなる靴の部品(例えば、靴底の場合、ソール・ユニット)
    が接着されるべき区域より突き出すと、露出した荒削り区域は完成した靴に見苦しい外観を与え、他方、荒削りされた区域が靴の部品が固定される区域より小さいと、
    部品と靴の甲の間に知覚できる隙間ができがちで、それは見苦しいばかりではなく、例えば、が靴に浸透することもある。

    【0005】上述した商業的に入手可能な装置を使用すれば、オペレーターは荒削りとその後の接着剤塗布操作の間に靴底を検査でき、その後の接着剤塗布操作を靴に施すのに先立って、荒削り操作が満足のいくように行なわれるように取り計らう。 荒削りが不十分な場合、オペレーターが、適当な荒削り装置に手動で提示することにより、靴の荒削りを「タッチアップ」できる。 さらに、
    荒削りの不十分さがプログラムされた命令の欠点から生じる場合、オペレーターがディジテル化された情報を「編集」してそのような不十分さを修正することができる。 しかし、そのような状況ではオペレーターが接着剤塗布操作をコントロールするディジタル化された情報も修正しない限り、荒削り区域と、その後接着剤が塗布される区域が一致しなくなる。

    【0006】前記の議論では靴底の周辺部とその側面部、及びそれらへのその後の接着剤塗布操作にのみ言及してきたが、何らかの形の仕上げを提供された靴部品に接着剤を塗布する必要がある場合は常に、靴部品と接着剤によりそこに固定されるべきさらなる部品の間の適当な接着を達成するために、前もって荒削り操作が必要になることがある。 従って、靴部品が平らな状態で配置され、さらなる部品がそこに貼付される場合、同様な問題が起こるであろうことも考えられる。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】従って、平らな状態であろうと、成形した状態であろうお、荒削りをし、その後靴の甲の選択された部分に接着剤を塗布する装置を提供することが本発明のさまざまな目的の一つである。 成形した状態の例として、足型を取った靴の場合、荒引きされた靴の甲の区域が特に荒引きされた区域の境界に関して、その後接着剤で信頼のおけるように塗布される。

    【0008】従って、本発明はその幾つかの面の一つにおいて、靴の甲の選択された部分を荒削りし、その後接着剤を塗布する装置を提供するが、これは靴支持体、工具支持手段、及び複数のn. c. モーターを含み、靴支持体と工具支持手段の間の相対運動を、少なくとも2つの座標軸に沿って行う手段からなり、これにより工具支持手段に支持された工具が望ましい路に沿って漸進的に靴支持体により支持された靴の甲の選択された部分に操作を行なうようにし、プログラムされた命令に従って前記n. c. モーターの操作をコントロールする加工手段とともに、ディジタル化された座標軸値を含むデータ・
    セットからなり、望ましい路に従って複数の連続した選択点に対して前記の少なくとも2つの座標軸を用いる。
    この装置はさらに光学走査装置からなり、この装置は荒削り操作が行なわれた後操作可能で、荒削り操作が行なわれた区域を走査し、走査された区域に関する加工手段に情報を供給し、加工手段はそのような情報からそのような区域の境界の配置を決定し、そのような境界に沿った複数の点に対するディジタル化された座標軸値を含むデータ・セットを生み出す。 そういったデータ・セットは、先に荒削りされた区域の前記境界まで接着剤を塗布する、接着剤塗布用工具の路をコントロールするプログラムされた命令を構成するか、その一部である。

    【0009】従って、本発明による装置を使用すれば、
    接着剤塗布用工具の従う路は、光学走査装置により走査される際に、荒削りされた区域に依存するようになることがわかるであろう。 従って、荒削りされるべき区域がいったん満足のいくように決定されると、以前必要だったプリプログラミングの段階なしに、同一の区域が、特にその境界に関して、接着剤で信頼のおけるように塗布されるように取りはからうことが可能になる。

    【0010】本発明は、相対運動が3つの座標軸に沿って靴支持体と工具支持手段の間で行なわれる装置において使用するのに特に適しているが、それに限らない。 また、データ・セットはディジタルされた座標軸値を含み、そのような運動の路に沿って選択された点に対して前記3つの座標軸を使用する。 従って、本発明はさらにその幾つかの面の別の面において、足型を取った靴の周辺部を荒削りし、その後接着剤を塗布する装置を提供する。 足型を取った靴は、足型を取った靴を支持する靴支持体、工具支持手段、及び複数のn. c. モーターを含め、靴支持体と工具支持手段の間の相対運動を、靴支持体に支持された靴の縦方向、横方向、高さ方向に行う手段からなり、これにより工具支持手段に支持された工具がそのような靴の周辺部に沿って漸進的に操作するようにし、プログラムされた命令に従って前記n. c. モーターの操作をコントロールする加工手段とともに、ディジタル化された座標軸値を含むデータ・セットからなり、靴の周辺部に沿って複数の連続した選択点に対して少なくとも2つの座標軸を用いる。 この装置はさらに光学走査装置からなり、この装置は荒削り操作が行なわれた後操作可能で、荒削り操作が行なわれた区域を走査し、走査された区域に関する加工手段に情報を供給し、
    加工手段はそのような情報からそのような区域の外部境界の配置を決定し、靴支持体により支持される靴の周辺部に沿って、先に荒削りされた区域の前記外部境界まで接着剤を塗布する接着剤塗用工具を案内する。

    【0011】この装置は単一の靴支持体からなり、工具支持手段が荒削り手段と接着剤塗布手段の両方を支持するように配置されていることが考えられる。 そのような場合、まず荒削り用工具により、次に接着剤塗布用工具により、2つの操作「パス」が靴底に行なわれるように、工具支持手段と靴支持体の間の相対運動が生じる。
    さらに、そのような場合、同一のプログラムされた命令を各「パス」に使用し、走査装置により供給される情報に従って第2の「パス」を修正できる。

    【0012】かわりに、この装置は第1の荒削りステーションと、第2の接着剤塗布ステーションからなっていてもよく、各ステーションは靴支持体と工具支持手段、
    及びその間で上述したように相対運動を行なう手段からなる。 さらに、そのようなステーションの各々は上述した商業的に入手可能な装置の1つにより提供されうる。
    そのような装置においてもまた、荒削り操作と接着剤塗布操作の両方に対して同一のプログラムされた命令を提供できる。 従って、この場合、荒削り装置の路決定操作のみが行なわれればよく、このように提供されたデータ・セットをその後使用して、荒削り装置のみでなく接着剤塗布装置もコントロールできる。 さらに、そのような場合、接着剤塗布用工具の路をコントロールする本発明に従えば、データ・セットは、プログラムされた命令あるいはその一部を構成し、光学走査装置により前述のように供給される情報に従って、加工手段により修正される。 従って、このように、荒削り用工具がその操作を実行し、接着剤塗布用工具が、荒削りされた区域の境界まで接着剤を確実に塗布するようにした後で、工具の路の概略を表示するデータ・セットが修正される。

    【0013】他方、本発明の別の実施例において、個別のプログラムされた命令を提供して荒削り操作と接着剤塗布操作を行なうことができる。 しかし、この場合も、
    データ・セットは、接着剤塗布操作用のプログラムされた命令あるいはその一部を構成し、光学走査装置により前述のように供給される情報に従って、加工手段により修正される。

    【0014】上述したさまざまな商業的に入手可能な装置の各々において、前述した欧州特許出願書類に開示されているように、工具支持手段により支持された工具の路をコントロールするデータ・セットはまた、選択点において靴の甲に関して工具の傾斜した配置に関連し、靴の甲への操作の最中に前記の傾斜した配置をコントロールする情報を含む。 従って、靴底の荒削り装置の場合、
    靴底を横に伸長し、工具の操作表面、すなわち靴底とかみ合った工具表面の部分を通過する軸の回りでピボット運動をするように、工具がホルダーに取り付けられる。
    他方、接着剤塗布装置及び側面荒削り装置において、工具が、操作されている靴の底を横切って延びる軸の回りでピボット運動をするように取り付けられているばかりでなく(この軸は工具の回転軸と交差する)、また、靴底の縦方向に延び、工具の回転軸と前記横軸の交差点を通過する軸の回りにピボット運動をするように工具が取り付けられる。 本発明による装置において、接着剤塗布用工具を靴の甲に関して傾斜をつけて配置するそのようなピボット運動も提供され、さらに工具の傾斜した配置にかんするそのような情報は、光学走査装置により供給される情報に従って加工手段により修正されない。 従って、例えば、X,Y,Z軸運動と、横軸と縦軸の回りのピボット運動が前もって決定されたプログラムされた命令にコントロールされる接着剤塗布装置の場合、交差軸の回りの工具のピボット運動(すなわち「傾斜運動」と「クラウン運動」)は、3つの座標軸値のいかなる修正にも無関係に保持される。

    【0015】このように修正されない工具の位置に関する情報を保持することにより、光学走査装置は、
    X,Y軸次元のみ、そしてZ軸次元もまた効率的に検出する比較的簡単な装置のままでよい。 従って、光学走査装置は線なぞり装置からできる。 この装置は、接着剤塗布ステーションの工具支持手段に取り付けられており、
    工具支持手段と接着剤塗布ステーションの靴支持体の間の相対運動を行なう手段により前記外部境界に沿って漸進的に移動され、その手段の操作をコントロールする。
    線なぞり装置と工具支持手段により支持された工具は、
    工具のたどる路により接着剤が前述したように先に荒削りされた区域に塗布されるように、互いに取り付けられている。 しかし、かわりに、光学操作装置はディジタル・カメラ、例えば、線走査カメラでよく、あるいはビデオ・カメラでもよい。 いずれにせよ、カメラは従来のタイプのものであるが、そのようなカメラを選択する際に、靴の甲の荒削りされた区域と荒削りされていない区域の境界が容易に検出されるように、走査中の製品の表示のテキスチャーの相違を識別する設備が必要であろう。

    【0016】同様に、本発明による装置の処理手段は完全に従来のものであり、フレーム・ストア、イメージ分析設備、テクスチャー識別設備からなる。 特に線なぞり装置を使用する際は、可能な比較的短時間のうちに望ましい分析を達成できる処理手段を選択するよう注意せねばならない。 同様に、ビデオ・カメラもしくはディジタル・カメラの場合、速度の要求は線なぞり装置に関してと同様程ではないが、本発明による装置から比較的高い生産性を確保するため、荒削りされた区域の境界の識別と、既存のデータ・セットの修正によるものであれ、別の方法によるものであれ、その結果としてのデータ・セットの供給における迅速な反応が、選択された処理手段に関して必要とされる。

    【0017】さらに、テキスチャー識別設備を備えたカメラを使用すれば、荒削り操作が適切に行なわれたかどうかを決定するために、接着剤塗布操作の開始前に光学走査装置を使用して荒削りされた区域を検査することも可能である。 荒削り操作の質において不十分さが検出された場合、処理手段がそのような不十分さを知らせ、特定の靴に対する接着剤塗布操作は阻止される。 続いてオペレーターが何らかの必要な行動をとれば、例えば、
    「タッチ・アップ」操作を行なうか、荒削り操作をさらに通過すれば、接着剤塗布操作が続行できる。 他方、荒削りステーションと接着剤塗布ステーションが個別の装置、例えば、現在商業的に入手可能な装置により提供される場合、自動靴移動装置が荒削り装置の靴支持体から接着剤塗布装置の靴支持体に提供され、この場合もまた、いかなる検査も、この目的のために荒削りステーションと接着剤塗布ステーションの中間のステーションに位置する光学走査装置を使用して行なわねばならない。
    あるいは、荒削りされた靴を手動で接着剤塗布ステーションに移動してもよく、その場合、オペレーター自身が荒削りの質を検査し、靴を接着剤塗布装に装入する前に必要な修正行動を取ることができる。

    【0018】しかし、どの検査システムが提供されようと、本発明に従えば、接着剤塗布操作に対するプログラムされた命令は、既存のプログラムされた命令の修正によるものであれ、別の方法によるものであれ、荒削りされた区域の実際の境界に従って決定されることがわかるだろう。 本発明による装置を使用すれば、接着剤塗布操作を実行でき、接着剤を正確に荒削りされた区域の境界まで信頼のおけるようにかつ一貫して塗布でき、オペレーターが正確に接着剤塗布用工具の路を決定する必要がないことがわかるだろう。 従って、このように、かなりの生産性の向上が期待される。 いったん路決定操作が必要な正確度のコントロールをもって荒削りステーションで効率的に行なわれれば、その正確度はオペレーターの時間にさらに要求を加えずに接着剤塗布操作に自動的に伝達できるからである。

    【0019】上の説明は別個の荒削りステーションと接着剤塗布ステーション、あるいは実際その目的のための別個の装置の使用にはほとんど言及してきたが、本発明の範囲内には単一ステーション装置も含まれていることがわかるだろう。 そのような装置においては、荒削り操作と接着剤塗布操作は前記の単一ステーションにおいて靴支持体により支持された靴に対して連続的に行なわれ、2つの操作に使用される工具は、同一の工具支持手段に取りつけても、個別の工具支持手段に取り付けてもよい。 さらに、単一ステーション装置を使用すると、既述したように、単一のプログラムされた命令を両方の操作に使用してもよく、あるいはかわりに、一方は荒削り用に、他方は接着剤塗布用に、2つの別個のステーシュンを提供する場合と同様に、2つの個別のプログラムされた命令を提供してもよい。

    【0020】

    【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために、以下に説明を行なうが、付属の図面を参照しながら読まれたい。 この図面は、靴底の周辺部を荒削りし、その後接着剤を塗布する、本発明による単に1つの実施例であり、
    本発明がこの実施例に限定されるものではない。

    【0021】本発明による装置を以下に説明するが、これは靴底の選択部を荒削りし、その後接着剤を塗布する装置で、2つの作業ステーションからなる。 ステーションの一方は荒削りステーションで、欧州特許出願第 0
    043 645号に説明したタイプの装置で、もう一方は接着剤塗布ステーションで、欧州特許出願第 03
    51 993号で説明した装置である。 これらの装置の各々において、上述したように、複数のn. c. モーターが提供されて、装置の靴支持体と工具支持手段の間の相対運動を、靴支持体により支持された靴の縦方向、横方向、高さ方向に行い、それにより工具支持手段により支持された工具が、そのような靴底の周辺部に沿って漸進的に操作するようにする。 さらに、n. c. モーターをコントロールするために、靴底の周辺部に沿った複数の連続した選択点に対し、プログラムされた命令に従えば効果的である加工手段が提供される。 命令は、3つの座標軸を使用し、ディジタル化された座標軸値を含むデータ・セットからなる。 これらの2つの装置の構造のより詳細な点は前述の明細書に記載されている。

    【0022】荒削りされた靴の荒削りステーションから接着剤塗布ステーションへの移動を行なうためには、オペレーターが靴を移動するか、あるいはこちらの方が望ましいが、自動搬送装置(示していない)を提供してもよい。 本発明による装置はさらに、荒削りステーションでの特定の場合に、CCDライン走査カメラCからなり、前記ステーションでのカメラCと靴支持体(示していないが、前述の明細書では18と表示されている)の間に、前記ステーションで操作地点の縦の中央面に沿って相対運動が起こるように調整される。 説明中の装置において、カメラCは靴底のかかとからつま先への軸HT
    に平行な軸に沿って漸進的に移動し、その間に荒削りの完了した靴底を走査する。

    【0023】ライン走査カメラのかわりにビデオ・カメラを使用することもでき、その場合、カメラと靴支持体の間の相対運動の必要性がなくなる。 他方、ビデオ・カメラを使用した高度の分析が必要なため、カメラのサイズとそれを操作地点に隣接して、あるいは操作地点に適切に取り付ける困難さを考慮しないとしても、ビデオ・
    カメラは高価になるであろう。 さらに、説明中の本発明による装置において、カメラCは荒削りステーションに位置しているが、接着剤塗布ステーションか、実際荒削りステーションと接着剤塗布ステーションの間の中間のステーションに取り付けることも同様にできる。 この点に関して主に考慮すべきことは、この装置を使用して比較的高い生産性を保持する必要性に関する。

    【0024】図2を参照すると、最初のイメージ獲得ステップIにおいて、カメラと靴支持体の間の漸進的相対運動の最中に、靴底は漸進的に走査され、ライン走査カメラの各ピクセルの受け取る光の強さに従って、ディジタル形の値がコンピュータのメモリーに記憶される。 従って、靴底の漸進的走査の終わりに、靴底のディジタル化された形での完全ま画像がコンピュータのメモリーに記憶される。

    【0025】ピクセルの受け取る光の強さのレベルは比較的少数の等級に分けられる。 無論、靴底表面の荒削り度により、ピクセルに当たる光の強さは変化すると考えられる。 従って、このように強さの等級を区別することにより、荒削り度の指標を設定できる。 従って、次のステップ、すなわちイメージ処理ステップIIで、記憶されたディジタル化された値から靴底の荒削りされた区域の境界と荒削りの範囲も決定される。 図3をさらに詳細に参照すると、イメージ処理は、荒削りされた区域内で連続する小さな窓のサンプルを取ることにより起こる(ステップIIa)。 各窓の中でテクスチャー・パラメーターを決定する(ステップIIb)望ましい方法は、
    ハラリック(HaraIick)法を使用することである。 このシステムは窓の中の荒削りを設定するばかりではなく、隣接するピクセルの相対的強さを考慮することにより、テクスチャーの特徴を効率的に、いかなる区域においても荒削り度を示す数字的値に変換する。

    【0026】ハラリック法を使用した別のアプローチは、自動相関関係テクニックを使用することであろう。
    各窓を荒削りの範囲と内部の荒削り度に関してもこのように処理した後、次の窓から同様にサンプルを取り、先に説明したステップを再び行なう(ステップIIc)。

    【0027】荒削りされた区域内のすべての窓からこのようにサンプルを取り、処理した後(ステップII
    d)、その結果をコンピュータのメモリーに記憶された数字モデルと比較する(ステップIII,図2)。 この比較により、まず荒削り度が比較され、実際の荒削り度が前もって決定された許容差内の望ましい程度と比較できない場合、靴は不合格になり、接着剤塗布ステーションに移動されず、オペレーターは靴の不合格を警告される。 そのような状況では、オペレーターは手動で不十分な荒削りを「タッチ・アップ」するか、荒削りが非常に不満足なものであれば、靴をもう一度荒削りステーションに装入し、さらに荒削り操作を行なうことができる。

    【0028】あるいは、全体的な荒削り度が不満足ならば、すなわち、許容できないほどに低ければ、機械が自動的に靴底にさらに荒削り操作を開始するようにしてもよい。 同時に、実際の荒削り区域と望ましい荒削り区域とを比較すると、特に荒削りされた区域の境界で、両者の偏差が示されるだろう。 そしてこういった偏差は数字的計算値の形を取り、接着剤塗布ステーションでの操作をコントロールするデータ・セットに偏差要因として容易に適用でき、イメージ処理ステップとその後のステップ(ステップIV)で決定されるように、望ましい荒削りされた区域からの偏差により、接着剤塗布成形用具の路が異なるようにできる。 このように効率的に新しいデータ・セットが生み出され、実際別の実施例においては接着剤塗布成形用具の路を前もって決定する必要がなくなり、荒削り区域と特にそういった区域の境界に関して得られたデータから個別に各成形用具の路に対してデータ・セットが生み出される。

    【0029】上述の装置において、荒削りの範囲及び荒削り度の検出は、要するに接着剤塗布用工具の以後の操作をコントロールするために行なわれるが、実際の荒削りを望ましい荒削りの標準と比較して、多数の靴に対して一貫して、荒削りの範囲か荒削り度において、荒削り操作が不十分であることが判明した場合、コンピュータにより補正処理を計算し、修正シグナルを生成し、それを荒削りステーションで装置の処理手段に供給し、場合により、関連したX,Y,Z軸に沿って路を修正し、荒削りの不十分さを修正することができる。

    【0030】

    【発明の効果】従って、この装置を本発明に従って使用すれば、先に荒削りされた靴底の区域にのみ確実に接着剤が塗布されるように準備でき、オペレーターが干渉する必要がなくなる。 さらに、荒削り度を荒削りと接着剤塗布の間に検査することもでき、荒削りと接着剤塗布装置に対する以前の提案にこの特徴がなかったことは従来欠点と見なされてきたのである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】かかとからつま先の軸が自動底荒削り機械の操作地点の縦の中央面にある靴底とライン走査カメラとを示した略図である。

    【図2】イメージ獲得、イメージ処理及びシグナル生成を含め、ライン走査カメラによる靴底の走査から生じるさまざまなステップを示した略図である。

    【図3】図2のイメージ処理工程を示す概略図である。

    【符号の説明】

    C・・・走査カメラ I・・・カメラ・ドライブを含むカメラとのインタフェース(イメージ獲得、ディジタル化及び記憶) II・・・イメージ処理(荒削りされた区域の境界と荒削り度を決定する) III・・・ディジタル化された情報と記憶された数字的モデルの比較(荒削り区域と荒削り度の両方に関して) IV・・・接着剤塗布ステーションにおける工具の路の修正 IIa・・・小さな窓の内部のサンプル・イメージ IIb・・・ハラリック法を用いてのテクスチャー・パラメーターの計算 IIc・・・次の小さな窓に進み、ステップIIaとI
    Ibを繰り返すこと IId・・・すべての窓のサンプルを取ったら、ステップIIIに進むこと

    フロントページの続き (72)発明者 エドワード ジヨン ランズダウン イギリス レスター エルイー2 4エフ エイチ オウドビー フオレスト ライズ 8

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