金属製品用吸着保持具

申请号 JP2015228790 申请日 2015-11-24 公开(公告)号 JP2017095826A 公开(公告)日 2017-06-01
申请人 クロバー株式会社; 发明人 河崎 裕次; 岩崎 千紘;
摘要 【課題】使い勝手を改善するのに適した金属製品用吸着保持具を提供する。 【解決手段】金属製品用吸着保持具Aは、本体1と、この本体1に装着可能なカバー体2と、を備える。本体1は、永久磁石体15,16と、当該永久磁石体15,16を収容し、底部111、頂部121、およびこれら底部111と頂部121間をつなぐ側部112,122を有するケース10と、を備える。頂部121には、永久磁石体15,16の磁 力 を利用して金属製品を吸着保持する吸着面125,126が設けられており、カバー体2の上部には、本体1の底部111を嵌入するための凹部201が設けられている。 【選択図】図6
权利要求

本体と、この本体に装着可能なカバー体と、を備えた金属製品用吸着保持具であって、 上記本体は、永久磁石体と、当該永久磁石体を収容し、底部、頂部、およびこれら底部と頂部間をつなぐ側部を有するケースと、を備え、 上記頂部には、上記永久磁石体の磁を利用して金属製品を吸着保持する吸着面が設けられており、 上記カバー体の上部には、上記本体の上記底部を嵌入するための凹部が設けられている、金属製品用吸着保持具。上記カバー体は、上記本体への装着時において、上記底部から上記頂部に向かう高さ方向において上記頂部と間隔を隔てて当該頂部を覆う天井部と、この天井部の周縁から筒状に垂れ下がり、上記高さ方向に対して垂直である方向において上記側部の一部を覆うスカート部と、を有し、 上記凹部は、上記天井部の上面に設けられている、請求項1に記載の金属製品用吸着保持具。上記凹部は、上記底部から上記頂部に向かう高さ方向視において環状をなしており、 上記天井部は、上記高さ方向視において、上記凹部の内側に位置して上方に隆起する内側隆起部と、上記凹部の外側に位置して上方に隆起する外側隆起部と、を有し、 上記底部は、周囲の部位よりも下方に突出し、上記カバー体の上記凹部に嵌まり得る凸状部を有する、請求項1または2に記載の金属製品用吸着保持具。上記凹部は、垂直方向に延びる中心軸線を含む垂直断面において曲線をなすようにラウンドしており、 上記凸状部は、上記凹部に嵌め合わされた状態において上記凹部に沿うようにラウンドしている、請求項3に記載の金属製品用吸着保持具。上記カバー体における上記スカート部の内周面には係合突起が設けられており、 上記本体における上記側部の外周面には、上記係合突起が係合し得る係合溝が設けられている、請求項2に記載の金属製品用吸着保持具。

说明书全文

本発明は、裁縫用の縫い針や待ち針などの針類やその他の金属製小物類を、磁石の磁を利用して吸着し、保持しておくのに用いられる、金属製品用吸着保持具に関する。

縫い針や待ち針などの裁縫用針は、一般に、不使用時にはクッション材などで形成された針山に突き刺して当該針山に保持させられる。また、クッション材からなる針山に代えて、磁石の磁力を利用して裁縫用針などの金属製品を吸着保持可能に構成された吸着保持具も提案されている(たとえば特許文献1を参照)。磁石を用いた吸着保持具によれば、金属製である裁縫用針等を、集合させた状態で強固に保持することができる。

裁縫作業の際、作業内容によっては、縫針や待ち針等の針類は複数種類のものが用いられる。上記した金属製品用吸着保持具にこれら複数種の針類を保持させる場合、針の種類毎に分類して保持させるべく、複数の金属製品用吸着保持具が使用される場合がある。複数の金属製品用吸着保持具を使用する場合、たとえばこれらをテーブル上に並べて、それぞれに異なる種類の針を保持させておく。このようにすれば、複数種類の針が混在せずに、種類ごとに区別して保持されるので、使用する針(各種類ごとの針)を迅速に保持具から取り出すことができ、使い勝手がよい。

一方、裁縫を行わない時には、上記複数の金属製品用吸着保持具をテーブル上等に並べて置くと収納スペースが大きくなり、使い勝手の面で改善の余地があった。

実用新案登録第3101736号公報

本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、使い勝手を改善するのに適した金属製品用吸着保持具を提供することを課題とする。

上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。

本発明によって提供される金属製品用吸着保持具は、本体と、この本体に装着可能なカバー体と、を備えた金属製品用吸着保持具であって、上記本体は、永久磁石体と、当該永久磁石体を収容し、底部、頂部、およびこれら底部と頂部間をつなぐ側部を有するケースと、を備え、上記頂部には、上記永久磁石体の磁力を利用して金属製品を吸着保持する吸着面が設けられており、上記カバー体の上部には、上記本体の上記底部を嵌入するための凹部が設けられている。

好ましい実施の形態においては、上記カバー体は、上記本体への装着時において、上記底部から上記頂部に向かう高さ方向において上記頂部と間隔を隔てて当該頂部を覆う天井部と、この天井部の周縁から筒状に垂れ下がり、上記高さ方向に対して垂直である方向において上記側部の一部を覆うスカート部と、を有し、上記凹部は、上記天井部の上面に設けられている。

好ましい実施の形態においては、上記凹部は、上記底部から上記頂部に向かう高さ方向視において環状をなしており、上記天井部は、上記高さ方向視において、上記凹部の内側に位置して上方に隆起する内側隆起部と、上記凹部の外側に位置して上方に隆起する外側隆起部と、を有し、上記底部は、周囲の部位よりも下方に突出し、上記カバー体の上記凹部に嵌まり得る凸状部を有する。

好ましい実施の形態においては、上記凹部は、垂直方向に延びる中心軸線を含む垂直断面において曲線をなすようにラウンドしており、上記凸状部は、上記凹部に嵌め合わされた状態において上記凹部に沿うようにラウンドしている。

好ましい実施の形態においては、上記カバー体における上記スカート部の内周面には係合突起が設けられており、上記本体における上記側部の外周面には、上記係合突起が係合し得る係合溝が設けられている。

本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。

本発明に係る金属製品用吸着保持具の一例を示す斜視図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具の本体からカバー体を取り外した状態を示す斜視図である。

本体の平面図である。

図3のIV−IV線に沿う断面図である。

図3のV−V線に沿う断面図である。

本体にカバー体を装着した状態を示す図4と同様の断面図である。

本体にカバー体を装着した状態を示す図5と同様の断面図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具の使用状態の一例を示す斜視図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具を積み重ねた収納時の状態を示す断面図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具の使用状態の他の一例を示す図4と同様の断面図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具の使用状態の他の一例を示す図5と同様の断面図である。

図1に示す金属製品用吸着保持具の使用状態のさらに他の一例を示す図7と同様の断面図である。

以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。

図1〜図7は、本発明に係る金属製品用吸着保持具の一例を示している。本実施形態の金属製品用吸着保持具Aは、本体1と、この本体1に装着可能なカバー体2とを備えて構成されている。図1は、本体1にカバー体2を装着した状態の金属製品用吸着保持具Aの全体斜視図であり、図2は、本体1からカバー体2を取り外した状態の斜視図である。図3は、本体1の平面図である。

図4〜図7に示すように、本体1は、ケース10と、磁性部材14と、永久磁石体15,16とを備える。ケース10は、下部ケース11および上部ケース12を組み合わせることによって中空のケース状に組み立てられたものであり、磁性部材14および永久磁石体15,16を内部に収容している。ケース10(下部ケース11および上部ケース12)は、たとえば所定の強度を有する合成樹脂からなる。下部ケース11および上部ケース12は、たとえば超音波溶着あるいは接着などの手法により一体的に接合されている。ケース10は、平面視において略楕円形状(図1〜図3におけるx方向が長径、y方向が短径)とされている。

図4〜図7に表れているように、下部ケース11は、底部111と、外周壁112と、突出部113,114とを有する。底部111は、平面視略楕円形状である。外周壁112は、底部111の外周縁から上方に延びている。突出部113,114は、外周壁112の内側において上方に突出している。これら突出部113,114は、互いに高さが異なっている。突出部113はその先端に磁性部材14を載置するためのものであり、突出部114は磁性部材14および永久磁石体15,16の位置がずれないように規制しておくためのものである。

下部ケース11の底部111には、凸状部111aが設けられている。凸状部111aは、周囲の部位よりも下方に突出しており、本体1の高さ方向視(底部111から頂部121に向かうz方向視)において環状(本実施形態では略楕円形状)をなしている。詳細は後述するが、凸状部111aは、後述のカバー体2の上部に設けられた凹部201に嵌入し得る部分である。

上部ケース12は、頂部121と、外周壁122と、突出部123,124とを有する。頂部121は、平面視略楕円形状である。外周壁122は、頂部121の外周縁から下方に延びている。突出部123,124は、外周壁112の内側において下方に突出している。突出部123,124は、永久磁石体15,16の位置がずれないように規制しておくためのものである。突出部124は、下部ケース11の突出部に114と対応する位置にある。

頂部121の上面部分には、x方向において互いに離間する吸着面125,126が設けられている。吸着面125,126は、永久磁石体15,16のそれぞれに対応して位置しており、本体1の高さ方向視(z方向視)において永久磁石体15,16と重なっている。本実施形態において、x方向とz方向とは、互いに直である。

頂部121における吸着面125,126の間には、y方向(z方向およびx方向のいずれにも直角である方向)に延びる凹溝127が設けられている。図2、図4等に表れているように、本実施形態において、凹溝127は、断面が略円弧形状であり、頂部121のy方向における略全長にわたって延びている。なお、凹溝127の形状は断面円弧形状に限定されず、種々な形状を採用することができる。

外周壁122の下端の適所には、外方に突出する突起部128が設けられている。また、本実施形態において、下部ケース11と上部ケース12との接合部分の外周面には、係合溝17が設けられている。突起部128および係合溝17の意義については後述する。

磁性部材14は、その上面に載置される永久磁石体15,16による磁場が下方に広がるのを防止するためのものである。磁性部材14は、平面視矩形の薄板状とされており、たとえば鉄や鉄系合金などの強磁性材料からなる。なお、磁性部材14については、鉄以外の強磁性材料によって構成することもできる。

永久磁石体15,16は、磁性部材14の上面に載置されており、x方向において互いに離間している。永久磁石体15,16は、たとえばやや偏平な四角柱形状とされており、たとえばフェライト磁石からなる。永久磁石体15,16は、ケース10内において、突出部113,114,123,124によって位置決めされている。

カバー体2は、本体1の上部に外嵌するように装着可能な部材である。カバー体2は、当該カバー体2の上部にある天井部20と、スカート部21とを有する。天井部20は、平面視略楕円形状である。スカート部21は、天井部20の周縁から筒状に垂れ下がっている。

天井部20は、カバー体2の本体1への装着時において、本体1の高さ方向(z方向)において本体1の頂部121と間隔を隔てて当該頂部121を覆っている。天井部20は、凹部201と、内側隆起部202と、外側隆起部203とを有する。凹部201は、天井部20の上面に設けられており、本体1の高さ方向視(z方向視)において環状(本実施形態では略楕円形状)をなしている。内側隆起部202は、本体1の高さ方向視(z方向視)において、凹部201の内側に位置して上方に隆起する部分である。外側隆起部203は、本体1の高さ方向視において、凹部201の外側に位置して上方に隆起する部分である。

図6、図7によく表れているように、凹部201は、垂直方向(z方向)に延びる中心軸線Oxを含む垂直断面において曲線をなすようにラウンドしている。また、凹部201に嵌まり得る、本体1の底部111に設けられた凸状部111aについても、中心軸線Oxを含む垂直断面において曲線をなすようにラウンドしている。そして、凹部201および凸状部111aの互いに対応する部分の断面形状は、略一致している。

スカート部21は、カバー体2の本体1への装着時において、本体1の高さ方向(z方向)に対して垂直である方向において本体1の外周壁112の略全部と外周壁122の一部(本体1の側部の一部)を覆っている。スカート部21の内周面の適所には、複数の係合突起211が設けられている。係合突起211は、本体1の係合溝17に係合し得る部分である。また、スカート部21の下端には、部分的に上方に変位する切り欠き212が設けられている。カバー体2の本体1への装着時には、切り欠き212に本体1の突起部128が当接しており、カバー体2の装着姿勢が規定される。そして、このカバー体2の装着時において、本体1の係合溝17にカバー体2の各係合突起211が係合している。

上記構成のカバー体2は、たとえば所定の強度を有する合成樹脂によって一体形成されている。

次に、上記構成の金属製品用吸着保持具Aの使用例および作用について、図8〜図12を参照して説明する。

金属製品用吸着保持具Aによって縫い針、待ち針等の金属製品Nを保持させる際には、図8に示すように、本体1の頂部121に金属製品Nを置くだけで、これら金属製品Nは、本体1の内部に収容された永久磁石体15,16の磁力によって、瞬時に吸着面125,126に吸着保持される。このとき、間隔を隔てて配置された2個の永久磁石体15,16の磁力線の関係で、複数の金属製品Nは、不規則な方向を向くことなく、2個の永久磁石体15,16を結ぶ線と平行に、凹溝127と交差するように吸着される。吸着された金属製品Nを吸着面125,126から取り外す場合には、凹溝127が形成されていることにより、金属製品Nと吸着面125,126との間に隙間が発生するため、所望の金属製品Nを指先で容易に摘むことができる。

金属製品用吸着保持具Aによって吸着保持させる金属製品Nが複数種類ある場合、当該複数種の金属製品Nの種類毎に応じて複数の金属製品用吸着保持具Aが使用される場合がある。本実施形態において、カバー体2の上部には、本体1の底部111を嵌入するための凹部201が設けられている。このような構成によれば、複数の金属製品用吸着保持具Aを使用した後の収納時には、図9に示すように、各金属製品用吸着保持具Aの本体1にカバー体2を装着した上で、カバー体2の凹部201に、他の金属製品用吸着保持具Aにおける本体1の底部111を嵌入させて積み重ねることができる。このように複数の金属製品用吸着保持具Aを積み重ねることで、収納スペースが大きくなることを回避でき、収納時を含めた使い勝手の改善を図ることができる。

カバー体2の凹部201は、高さ方向視(z方向視)において環状をなしており、天井部20は、高さ方向視において、凹部201の内側で上方に隆起する内側隆起部202と、凹部201の外側で上方に隆起する外側隆起部203と、を有する。そして、本体1の底部111は、周囲の部位よりも下方に突出し、カバー体2の凹部201に嵌まり得る凸状部111aを有する。このような構成によれば、凹部201に嵌り込む環状の凸状部111aは、その内側および外側をそれぞれ囲む内側隆起部202および外側隆起部203によって動きが規制される。したがって、カバー体2の凹部201に本体1の底部111を嵌入させて積み重ねた状態での姿勢の安定を図ることができる。また、凸状部111aが楕円形状である本実施形態の構成によれば、中心軸線Ox回りの回転の動きも効果的に規制される。

カバー体2は、天井部20と、この天井部20の周縁から筒状に垂れ下がるスカート部21と、を有する。このような構成によれば、たとえば図10、図11に示すように、金属製品用吸着保持具Aの使用時において、カバー体2の天井部20の上に本体1を載せて使用することができる。ここで、本体1の吸着面125,126の高さは図4、図5等に示す場合よりも高い位置にあり、嵩上げされた状態となる。たとえばミシンでの縫い作業の際に金属製品用吸着保持具Aを用いる場合、ミシンのテーブルが比較的に高い位置にあるところ、図10、図11に示すような使用態様によれば、吸着面125,126の高さ位置をミシンのテーブルの高さ位置に近づけることができ、使い勝手がよい。また、図10、図11に示す使用状態において、本体1の凸状部111a(底部111)はカバー体2の凹部201に嵌入しており、カバー体2および本体1の積み重ね状態が安定する。

金属製品用吸着保持具Aにおいては、図12に示すように本体1にカバー体2を装着した状態において、本体1に収容された永久磁石体15,16の磁力によってカバー体2の天井部20上に置いたクリップ等の金属製品Nを吸着保持することができる。本実施形態では、凹部201は、垂直方向に延びる中心軸線Oxを含む垂直断面において曲線をなすようにラウンドしており、凸状部111aは、凹部201に嵌め合わされた状態において凹部201に沿うようにラウンドしている。このような構成によれば、たとえば図12において仮想線で示すように、金属製品Nを凹部201まで滑らすと、当該金属製品Nが凹部201のラウンド形状に沿って傾き、金属製品Nを指先で容易に摘むことができる。

カバー体2におけるスカート部21の内周面には係合突起211が設けられており、本体1における外周面には、係合突起211が係合し得る係合溝17が設けられている。このような構成によれば、本体1へのカバー体2の装着時において、カバー体2が本体1から不当に脱落することが防止される。

以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る金属製品用吸着保持具の各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。

A 金属製品用吸着保持具 N 金属製品 Ox 中心軸線 x 方向 y 方向 z 方向(本体の高さ方向) 1 本体 10 ケース 11 下部ケース 111 底部 111a 凸状部 112 外周壁(側部) 113,114 突出部 12 上部ケース 121 頂部 122 外周壁(側部) 123,124 突出部 125,126 吸着面 127 凹溝 128 突起部 14 磁性部材 15,16 永久磁石体 17 係合溝 2 カバー体 20 天井部 201 凹部 202 内側隆起部 203 外側隆起部 21 スカート部 211 係合突起 212 切り欠き

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