Browse garment model over a computer network, storage and a method and apparatus for transmission

申请号 JP2003577678 申请日 2003-03-24 公开(公告)号 JP2005524777A 公开(公告)日 2005-08-18
申请人 ワン,ケネス,クックキー; 发明人 ワン,ケネス,クックキー;
摘要 本発明は、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置に関する。 本発明の方法は、実マネキン(2)であって、仮想人間モデルのコピーでありかつ対象となる顧客(1)を表す前記マネキンをいくつかの異なる方向から写真撮影を行うことを含む。 仮想マネキン閲覧層および衣服モデルを、写真台(13,14,15,16,17,27,28)から懸架された裸または衣服を着たマネキン(2)のデジタル画像から作成する(3)。 レーザビーム(27)を用いて、マネキン(2)の正確な 位置 を決定する。 その後、トリミング用標識(17)および記録された基準線を用いて、閲覧層とモデルとを正確に合成(4)することができる。 前記データは、ベース(22)にアーカイブされ、遠隔地での閲覧のため、イントラネット、エクストラネットまたはインタネット上を送信される(5)。 本発明の方法および装置は、衣料業界における衣料サンプルのデザイン、製造、および検査に特に適している。
权利要求
  • コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法であって、該方法は、
    a)第1のコンピュータシステム(10)上で、所定の形態的特徴を有する特定人間マネキン(6)の3次元像を取得し、この3次元像から、人間の身体的特徴を分類するための第1のデータを抽出し、それを蓄積し、
    b)あるいは、これら第1のデータを、第2のコンピュータシステム(8)内のデータバンク(7)から抽出し、
    c)第3のコンピュータシステム(11)上で、3次元の特定仮想マネキン(SVM)を表す第2のデータを、前記第1のデータから生成し、
    d)前記第2のデータから、第4のコンピュータシステム(12)を利用して、特定実マネキン(2)を自動的に製造することからなる種類のものであって、
    第5のコンピュータシステム(20)から、特定実マネキン(2)の第1の像を取得し、それを前記第1の像と対応する第3のデータによって表すことを特徴とする、方法。
  • 衣服を着た前記特定実マネキン(2)の第2の像を前記第5のコンピュータシステム(20)からさらに取得し、前記特定実マネキンは、前記第2の像と対応する第4のデータによって全体が表されていることを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 3次元の特定仮想「ファッション」マネキン(SVFM)を表す第5のデータを取得するために、前記第2のデータは、好ましくは髪の毛や肌の種類および色を備える視覚上の特徴を用いて、第6のコンピュータシステム(21)上で個別化されることを特徴とする、請求項1または2に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記第1および第2の像は、規則的に間隔をあけた多数の、好ましくは12の半径方向における前記特定実マネキン(2)の複数の2次元画像からなることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記画像は、固定距離撮影のための格子基準点(17)の記録を含むことを特徴とする、請求項4に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記画像は、垂直および水平基準線の記録を含むことを特徴とする、請求項4に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 特定実マネキン(2)の空間位置付け信号が、前記第1および第2の写真を撮影すると同時に記録されることを特徴とする、請求項4に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記像の第1の2次元基本層が、前記第1の像のために、前記第6のコンピュータシステム(21)から抽出されることを特徴とする、先の請求項4から7のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • この視覚化の第2の2次元基本層は、前記方向において撮影された写真をシミュレーションすることによって、前記第5のデータから前記第6のコンピュータシステム(21)上に作成されることを特徴とする、先の請求項4から7のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記第1の層は、前記第6のコンピュータシステム(21)における前記基準点(17)、前記線、または前記信号によって、前記衣服を着た前記特定実マネキン(2)を表す前記第4のデータから取り除かれて、各前記方向における前記衣服の2次元モデルを形成することを特徴とする、請求項5から7のいずれかに従属する請求項8に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 特定仮想「ファッション」マネキンまたは前記特定仮想マネキン上に示されるモデルを表示するために、前記第1および第2の層ならびに前記モデルは、所定の通信プロトコル、好ましくはTCP/IPに従って、データ転送ネットワーク(31)によって、第7のコンピュータシステム(24,25,26)に送られることを特徴とする、先の請求項8,9,および10のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 着衣特定仮想「ファッション」マネキンの各前記方向における2次元像を衣服の査定用に得るために、モデルは、前記第6(21)または第7(24,25,26)のコンピュータシステム上の前記基準点(17)、前記線、または前記信号によって、前記第2の層と合成されることを特徴とする、先の請求項9,10,および11のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 第2の層を透明度によって示すために、モデルは、前記第6(21)または第7(24,25,26)のコンピュータシステム上で処理されることを特徴とする、先の請求項10から12のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記特定仮想「ファッション」マネキンまたは前記特定仮想マネキン上に示される前記モデルを表示するために、前記第1および第2の層ならびに前記モデルは、所定の通信プロトコル、好ましくはTCP/IPに従って、データ転送ネットワーク(31)によってアクセス可能な第8のコンピュータシステム(23)上のデータベース(22)に格納されることを特徴とする、先の請求項11から13のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 前記データベース(22)の各記録は、第1、第2、第3、および第4のファイルのうちの少なくとも1つに関連付けられ、好ましくは、「原料」、「アクセサリ」、「製造品」、および「パターン」の種類に関連付けられることを特徴とする、請求項14に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • 同一の特定仮想マネキンに対応する複数の衣服モデルが、層を重ねるようにあらゆる所望の透明度で表示されることを特徴とする、請求項14または15に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法。
  • コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置であって、先の請求項1から16のいずれか1項に記載の方法を行うために適合されており、
    a)第1のコンピュータシステム(10)に接続された特定人間マネキン(6)の3次元デジタル化のためのシステムと、
    b)前記第1のコンピュータシステム(10)に関連付けられ、前記特定人間マネキンに関する身体的特徴を分類するための第1のデータを抽出および蓄積するための第1の処理手段および第1の蓄積手段と、
    c)あるいは、第2のコンピュータシステム(8)に関連付けられ、前記第1のデータをデータバンク(7)から抽出するための第2の処理手段および第2の蓄積手段と、
    d)第3のコンピュータシステム(11)に関連付けられ、特定仮想マネキンを表す第2のデータを生成するための第3の処理手段および第3の蓄積手段と、
    e)第4の処理手段および第4の蓄積手段を搭載した第4のコンピュータシステム(12)に接続され、3次元オブジェクトを製造するためのデジタル制御されたシステムであって、前記第2のデータから特定実マネキン(2)を製造するためのシステムとを備え、
    衣服を未着衣または着衣の前記特定実マネキン(2)の画像を記録するデジタル写真を撮影するためのシステム(15)であって、未着衣または着衣の前記特定実マネキン(2)を前記画像に対応した第3および第4のデータによってそれぞれ表すために、第5の処理手段および第5の蓄積手段を搭載した第5のコンピュータシステム(20)と接続されて、写真を撮影するための前記システム(13,14,15,16,17,27,28)をさらに備えることを特徴とする、装置。
  • 写真を撮影するためのシステム(13,14,15,16,17,27,28)は、特定実マネキン(2)の面に格子基準点(17)を備えることを特徴とする、請求項17に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 写真を撮影するためのシステム(13,14,15,16,17,27,28)は、特定実マネキン(2)、好ましくはその足に固定された光源(27)、好ましくはレーザダイオードによって発せられた光ビームの位置を検出する検出器(28)を備えることを特徴とする、請求項17に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 写真を撮影するためのシステム(13,14,15,16,17,27,28)は、規則的に間隔をあけた多数の、好ましくは12の半径方向に前記特定実マネキン(2)を方向付ける装置(13)を備えることを特徴とする、請求項17から19のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 方向付け装置(13)は、好ましくは12個の刻み目を有する刻み目入りディスク(18)と、刻み目の1つと係合する固定部材(19)とを備えることを特徴とする、請求項20に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 写真を撮影するためのシステム(13,14,15,16,17,27,28)は、好ましくはマトリックスCCDセンサが設けられた固定焦点のデジタル写真撮影装置(15)を備えることを特徴とする、請求項17から21のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • a)衣服の2次元モデルを生成、閲覧、および送信するための前記第2,3,および4のデータと、前記特定仮想マネキンおよび着衣特定仮想「ファッション」マネキンの閲覧層とを変更可能な透明度で処理および格納することが可能な第6の処理手段、第6の格納手段、閲覧手段および送信手段が設けられた第6のコンピュータシステム(21)と、
    b)このモデルおよび層の受信、モデルの表示、ならびに特定仮想マネキンおよび着衣特定仮想「ファッション」マネキンの生成および表示が変更可能な透明度で可能な受信手段、第7の処理手段、第7の格納手段、および表示手段が設けられた第7のコンピュータシステム(24,25,26)と、
    c)補足データファイル、好ましくは「原料」、「アクセサリ」、「製造品」、および「パターン」の種類に関連付けられた複数のこのモデルおよび層を受信、送信およびアーカイブするための通信手段、第8の処理手段、および第8の格納手段が設けられた第8のコンピュータシステム(22,23)と、
    d)前記第6(21)、第7(24,25,26)、および第8(22,23)コンピュータシステムを結ぶデータ転送ネットワーク(31)であって、好ましくはTCP/IPシステムを用いたネットワーク、特にインターネットであるネットワークとをさらに備えることを特徴とする、請求項17から22のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 格納手段の内容に対するアクセスが、機密保護手段、好ましくは「パスワード」または暗号方式のものによって制御されることを特徴とする、請求項17から23のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置。
  • 先の請求項1から24のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、衣料業界の供給チェーンに特化した処理に係わる重要な当事者に対して、前記衣服のスタイル、デザイン、およびパターン化の詳細ならびに良好な適合性、製造品、およびマーケティングの詳細に関する重要な情報が提供されることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25に記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、1対多の人々への1対1の通信リンクを通して、前記衣服に関するコンピュータ化された情報を共有する効果的な対話型方法が創設されることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から26のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、製品データの管理および対話型通信による迅速で連携した決定をアシストし、関係当事者間の遅れや誤解を軽減し、より高い生産性、コストの軽減、および衣服供給チェーンの各関係者のより高い満足度に貢献することを特徴とする、使用。
  • 先の請求項27から29のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、特定の市場を対象としたあらゆる衣服を閲覧および検査するために、寸法、姿勢、および格好が全く同一で、特定の顧客対象群を完璧に表す特定実マネキン(2)および特定仮想マネキンに依拠することを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から28のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、品質上重要である製造上の詳細のほか、様々な種類の商業上の魅力についての一般的かつ詳細な客観的および主観的な重要検査を行えるようにする目的で、特にズーム機能を用いる可能性もある検査を行えるようにする目的で、前記専用の特定実マネキン(2)または前記特定仮想「ファッション」マネキン上に表示された衣服を、場所や距離に関係なく、インターネットまたはイントラネット‐エクストラネット(31)を通して電子閲覧できることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から29のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、様々な特定の識別可能なファイルにある前記衣服に関連する幅広いデータをリンクかつ蓄積し、前記衣服の詳細に関連したすべての情報および重要な画像をデータベース(22)に統合することができることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から30のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、コンピュータシステム(24,25,26)のマウス(26)を用いて、前記衣服のどの分類の要素についてもズームして、イントラネット‐エクストラネットまたはインターネット(31)を介してデータファイルとのリンクを確立することができ、データファイルは、
    a)第1の専門ウェブサイト、好ましくは、「(公序良俗違反につき、不掲載)」を介して、または企業の「原料」データファイルを介して得た原料、特に布地や消耗品、
    b)第2の専門ウェブサイト、好ましくは「(公序良俗違反につき、不掲載)」を介して、または企業の「付加価値」データファイルを介して得た付加価値要素、特に、デザイン、刺繍、特殊効果、
    c)第3の専門ウェブサイト、好ましくは「(公序良俗違反につき、不掲載)」を介して、または企業の「製造工程」データファイルを介して得た製造であって、特に、衣服要素、飾り縫い、組み立て技術、採寸、
    d)従来利用されてきたデザインシステム、好ましくは、「ガーバー(Gerber)」または「レクトラ(Lectra)」に直接アクセスすることによって得たパターンボード、
    e)設計変更可能なオプションのボックスのボタンであって、好ましくは衣服要素、消耗品、デザイン、刺繍、カラーパレットを包含するもの、に関するものであることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から31のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、大量生産の決定が行われる前に、特定の衣服デザインについて行わなければならない変更について、衣服に係わる全当事者からの意見やコメントすべてを収集することができ、遅れを減らすために、迅速な応答方法を適用するのがより容易になり、生産性の改善、材料および製造時間の節約の可能性、予防的品質管理および外部委託のよりよい管理を可能にする明確で完全かつ厳密な仕様による製品の質の向上という観点から、多大な経済上の利点をもたらすことを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から32のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、閲覧した衣服サンプルを他の種類の前記衣服と混合および照合することができ、衣服サンプルを前記処理に従って前記装置を用いて作成および写真撮影ができることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から33のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、合成可能な様々な種類の衣服を重ね合わせて、前記特定実マネキン(2)に層を重ねるように表示し、写真として記録することができ、また、あらゆる所望の透明度で各層を検討して、適合性および快適性という観点でのつりあいを確実にすることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から34のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これによって、前記衣服の画像および前記データを、遠隔地で、管理された権限によって、送信および検索することができ、物理的なコピーや、好ましくは電子メールによるファイル転送や、FTPを用いて、前記画像や前記データをエクスポートする可能性もあることを特徴とする、使用。
  • 先の請求項25から35のいずれかに記載のコンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置の使用であって、これにより、前記衣服または選ばれた組み合わせの特定のスタイルについての受け入れ可能性および商業的魅力に関する顧客市場テストが強化されることを特徴とする、使用。
  • 说明书全文

    【技術分野】
    【0001】
    本発明は、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置、ならびにその使用に関する。
    【背景技術】
    【0002】
    より高度な技術装置を用いて衣服製造処理を合理化するための試みが、長年行われている。
    【0003】
    1961年3月1日に発行されたA. レヴィ(A.Levy)の英国特許第861972号明細書には、仕立て屋が従来実施してきた衣服の着用者の採寸を、写真セッションにいかに置き換えることができるかが示されている。 旋回台の上に立つ人の写真を、垂直線で印付けされた白色の背景の前で少なくとも3つの異なる方向から少なくとも3枚撮影する。 モータでこの台を駆動し、カメラのシャッターと照明をこの回転に同期させる。
    【0004】
    1989年12月12日に発行されたJ. チュン(J.CHUN)の米国特許第4885844号に開示された装置は、同様の原理に基づいているが、使用するビデオカメラからの信号のデジタル処理の可能性をさらに利用したものとなっている。 網目を構成する紐の組を人に着用させ、その画像をコンピュータによって変換して、身体の「ワイヤーメッシュ」を表す。 これらのデータは、電気通信手段によって遠隔の製造工場に送信されて、現場にある調節可能なマネキンを調整する。 その結果、工場は、衣服の調整を目的とした、その人の身体の忠実な複製を有することとなる。
    【0005】
    最近では、他の方法やシステムとして、合成画像化の技術の進歩を利用して、形態データバンクから選択されたデータや特定の特徴に対応するデータから仮想マネキンを作成するものがある。
    【0006】
    このような取り組みの1つが、2001年5月11日に出願された本願出願人の国際出願第PCT/EP01/05480に記載されている。 対象の人々に対する形態調査を行った上で、データベースに格納された人間の身体的特徴を分類する重要パラメータ(民族、性別、身長、体重、採寸、姿勢、および身体の格好)を取り出す。
    【0007】
    衣服分野に応用された仮想現実技術により、今日、文字通り「仮想更衣室」を作成することが可能となっている。
    【0008】
    1998年12月15日に発行されたD. コーン(D.CONE)の米国特許第5850222には、特に、データベースに格納され、ある人物の測定値から生成された標準モデルから取得された3次元人体モデルを表すデータを、2次元衣服モデルを表すデータと合成するための方法およびシステムが記載されている。 測定値は、電子メールで送信することができる。 その結果、コンピュータ上で、衣服を身に着けた人のシミュレーションが行われる。
    【0009】
    2000年12月21日に公開されたゼニマックス・メディア(ZENIMAX MEDIA)社の国際公開第WO0077744号に記載の方法および装置は、現実感をさらに一歩進める試みを行っている。 衣服を身に着けた仮想マネキンを動画化して、ディスコや浜辺といった数種類の環境において移動することができるようにしている。 よって、このような状況で身に着けた場合の衣服の効果を判断することが可能となっている。 このシステムは、ローカルなコンピュータ、またはインターネットなどの通信ネットワークを介して複数のユーザがアクセス可能な中央コンピュータ上にインストールされてもよい。 カタログに登場する衣服モデルを、顧客に対して定期的に送信してもよい。
    【0010】
    しかしながら、衣服のコンピュータ閲覧のための様々な既知の方法およびシステムには、少なくとも2つの制約がある。
    a)以前からある制約としては、対話性が限定されている。
    b)最近の制約としては、シミュレーションがすべてソフトウェアで行われるため、現実感が多少乏しい場合がある。
    【0011】
    米国特許第4885844号に記載の装置は、衣服を試着する実際のマネキンを自動的に作成することができる。 したがって、現実感は、申し分ない。 しかしながら、衣服を着たいと思っている本人は現場にいないので、当該衣服の適合性についての意見交換を行うことは可能ではない。
    【0012】
    米国特許第4885844号および国際公開第WO0077744号に記載のシステムは、完全に対話型であるが、仮想マネキンを用いて衣服着用のシミュレーションを完璧に行うための手段を備えてはいないようである。
    【0013】
    したがって、上記引例から明らかなように、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、格納および送信のための方法および装置は、先行技術から既知である。 しかしながら、これらの方法および装置は、競争環境下にあって注文のうるさい大勢の関係者の利用が求められる大規模な衣服モデルのデザインおよび製造において用いることができるようにするのに望ましいすべての特徴を提供するものではないようである。
    【発明の開示】
    【課題を解決するための手段】
    【0014】
    本発明は、したがって、デザイナー、商品担当者、代理店業者、外注事業者、製造者、材料供給者などの「衣服供給チェーン」に沿った関係者すべてが、作成および選択処理に関する重要な情報、試作品の作成および製造、技術的および視覚的品質における重要な点、小売費用、および目標価格を、イントラネット、エクストラネット、またはインターネット通信網を介して解釈および送信される固有かつ同一の視覚化されたものに基づいて、効果的に通信できるようにするものである。
    【0015】
    より正確には、本発明は、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法であって、該方法は、
    a)第1のコンピュータシステム上で、所定の形態的特徴を有する特定人間マネキン(SHM)の3次元像を取得し、この3次元像から、人間の身体的特徴を分類するための第1のデータを抽出し、それを格納し、
    b)あるいは、これら第1のデータを、第2のコンピュータシステム内のデータバンクから抽出し、
    c)第3のコンピュータシステム上で、3次元の特定仮想マネキン(SVM)を表す第2のデータを、前記第1のデータから生成し、
    d)前記第2のデータから、第4のコンピュータシステムを利用して、特定実マネキン(SPM)を自動的に製造するということからなる種類のものである。
    【0016】
    本発明の処理に特徴的なのは、第5のコンピュータシステムから、特定SPMの第1の像を取得し、それをこの第1の像と対応する第3のデータによって表すことである。
    【0017】
    本発明に係る処理の第2の重要な特徴は、衣服を着た特定実マネキン(SPM)の第2の像を第5のコンピュータシステムからさらに取得し、特定実マネキンは、この第2の像と対応する第4のデータによって全体が表されていることである。
    【0018】
    本発明に係る処理のさらなる特徴は、3次元の特定仮想「ファッション」マネキン(SVFM)を表す第5のデータを取得するために、第2のデータは、髪の毛や肌の種類および色を好ましくは備える視覚上の特徴を用いて、第6のコンピュータシステム上でカスタマイズされることである。
    【0019】
    特に有利なのは、第1および第2の像は、規則的に間隔をあけた互いに異なる半径方向、好ましくは12の方向におけるSPMの複数の2次元画像からなることである。
    【0020】
    好ましくは、SPMの画像は、固定距離での見るためのの格子基準点の記録を含む。
    【0021】
    有利なのは、これらの画像は、また、垂直および平基準線の記録を含む。
    【0022】
    第1および第2の特定実マネキンの空間位置付け信号が、前記第1および第2の像を取得すると同時に記録されて便利である。
    【0023】
    本発明によれば、衣服モデルの視覚化における像の第1の2次元基本層は、第1の像の第6のコンピュータシステムから、すなわち、裸のSPMの図から抽出される。
    【0024】
    有利なのは、この視覚化の第2の2次元基本層もまた、SVFMを表す第5のデータから始まって、当該半径方向において撮影された像をシミュレーションすることによって、第6のコンピュータシステムから作成されることである。
    【0025】
    本発明によれば、表示の第1の層は、着衣SPMを表す第4のデータの基準点、線、または信号によって、第6のコンピュータシステムから取り除かれて、各方向における衣服の2次元モデルを形成する。
    【0026】
    有利なのは、SVFMまたはSVM上に示されるモデルを表示するために、第1および第2の基本層ならびに衣服モデルは、所定の通信システム、好ましくはTCP/IPに従って、データ転送ネットワークによって、第7のコンピュータシステムに送られることである。
    【0027】
    本発明に係る処理のさらなる特徴は、着衣SVFMの各半径方向における2次元像を衣服の査定用に得るために、モデルは、前記第6または第7のコンピュータシステム上の基準点、線、または信号によって、第2の層と合成されることである。
    【0028】
    好ましくは、表示の第2の層を透明度なものとして示すために、モデルは、第6または第7のコンピュータシステム上で処理される。
    【0029】
    有利なのは、SVFMまたはSVM上に示されるモデルを表示するために、第1および第2の層ならびにモデルは、所定の通信システム、好ましくはTCP/IPに従って、データ転送ネットワークによってアクセス可能な第8のコンピュータシステム上のデータベースに格納されることである。
    【0030】
    好ましくは、このデータベースの各記録は、第1、第2、第3、および第4のファイルのうちの少なくとも1つに関連付けられ、好ましくは、「原料」、「アクセサリ」、「製造品」、および「パターン」の種類に関連付けられる。
    【0031】
    特に有利なのは、同一のSVMに対応する複数の衣服モデルが、層を重ねるようにあらゆる所望の透明度で表示されることである。
    【0032】
    上記の処理を実行するために、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置は、既知の方法で、
    a)第1のコンピュータシステムに接続された特定人間マネキン(SHM)の3次元デジタル化のためのシステムと、
    b)前記第1のコンピュータシステムに関連付けられ、SHMに関する身体的特徴を分類するための第1のデータを抽出および格納するための第1の処理手段および第1の格納手段と、
    c)あるいは、第2のコンピュータシステムに関連付けられ、第1のデータをデータバンクから抽出するための第2の処理手段および第2の格納手段と、
    d)第3のコンピュータシステムに関連付けられ、特定仮想マネキン(SVM)を表す第2のデータを生成するための第3の処理手段および第3の格納手段と、
    e)第4の処理手段および第4の格納手段を搭載した第4のコンピュータシステムに接続され、3次元オブジェクトを製造するためのデジタル制御されたシステムであって、第2のデータからSPMを製造するためのシステムとを備える。
    【0033】
    本発明の装置は、衣服を未着衣または着衣のSPMの画像を記録するデジタル像を撮影するためのシステムをさらに備える。 像を撮影するこのシステムは、未着衣または着衣のSPMを記録された画像に対応した第3および第4のデータによってそれぞれ表すために、第5の処理手段および第5の格納手段を搭載した第5のコンピュータシステムと接続されている。
    【0034】
    好ましくは、像を撮影するシステムは、SPMの面に格子基準点を備える。
    【0035】
    本発明の装置は、像を撮影するシステムを利用するものであって、このシステムは、SPM、好ましくはその足に固定された光源、好ましくはレーザダイオードによって発せられた光ビームの位置を検出する検出器を備える。
    【0036】
    本発明に係る装置のさらなる特徴は、像撮影システムは、規則的に間隔をあけた多数の、好ましくは12の半径方向にSPMを方向付ける手段を備える。 この方向付け手段は、好ましくは12個の刻み目を有する刻み目入りディスクと、刻み目の1つと係合する固定部材とを備える。
    【0037】
    有利なのは、像撮影システムは、好ましくはマトリックスCCDセンサが設けられた固定焦点のデジタル写真撮影装置を備えることである。
    【0038】
    コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置は、また、
    a)衣服の2次元モデルを生成、閲覧、および送信するための第2,3,および4のデータと、SVMおよび着衣特定仮想「ファッション」マネキン(SVFM)の閲覧層とを変更可能な透明度で処理および格納することが可能な第6の処理手段、第6の格納手段、閲覧手段および送信手段が設けられた第6のコンピュータシステムと、
    b)このモデルおよび閲覧層の受信、モデルの表示、ならびにSVMおよび着衣SVFMの生成および表示が変更可能な透明度で可能な受信手段、第7の処理手段、第7の格納手段、および表示手段が設けられた第7のコンピュータシステムと、
    c)補足データファイル、好ましくは「原料」、「アクセサリ」、「製造品」、および「パターン」の種類に関連付けられた複数のこのモデルおよび閲覧層を受信、送信およびアーカイブするための通信手段、第8の処理手段、および第8の格納手段が設けられた第8のコンピュータシステムと、
    d)第6、第7、および第8コンピュータシステムを結ぶデータ転送ネットワークであって、好ましくはTCP/IPシステムを用いたネットワーク、特にインターネットであるネットワークとをさらに備える。
    【0039】
    有利なのは、格納手段の内容に対するアクセスが、機密保護手段、好ましくは「パスワード」または暗号方式のものによって制御されることである。
    【0040】
    このような重要な規定により、先行技術と比較して、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための本発明に係る方法および装置によって付与された利点が実証されるであろう。 特に、
    a)対象となる顧客の身体的特徴を忠実に表すものの利用可能性 当事者間(特に、デザイナーおよび販売者)で合意されたパラメータ的特徴や重要な採寸値を求めるための特定実マネキン(SPM)を、デザイナーの特定人間マネキン(SHM)を完璧に表すものとして用い、対象市場のサイズの範囲の補外を行うこと。
    b)採寸値を監視し、検討対象の衣服の位置決めを確実に行うことのできる、ツール。
    この対応は、以下の技術を用いることによって見出される。 すなわち、すべての当事者に対して標準として用いたマネキンに、検討対象のサンプル衣服を着せた場合に、サイズの重要な寸法特徴を容易かつ確実に確認できることを完全に確証でき、構成の主要点に関するマネキン上における衣服の正しい位置決めを検証できる(マネキン上で閲覧可能で、他のすべて層を重ね合わせると、それらの層を通して表示されるようになっている基準線のシステム)技術である。
    c)検討対象の衣服の機能的快適性を確実にすることができるツール あらゆる重要点において、検討中のモデルの「楽な着用の快適性および機能的能」を確認することができ、この確認は、特に、マネキン(SPM)の裸の身体または仮想マネキン(SVM)の採寸値を、対応する衣服採寸値と関連付けて、画面ウインドウに同時に表示することによって行われる。
    d)衣服供給チェーンの当事者間における通信ツール 表示におけるマルチメディア技術を、互いに異なる関係当事者による、場所や距離に関係ないインターネット‐イントラネット‐エクストラネット送信と組み合わせて用い、衣服の開発サンプルに対して変更を行う必要が生じる度に、相互通信において総対話型を維持する。
    e)「標準プラットフォーム」として用いられ、大量生産製品の品質管理を支援する、検査ツール。
    元々承認されている試作品から大量生産された衣服を、処理や完全に一致している要件に従って監視することができるこの表示および通信システムを、試用のための唯一の同一の基盤として利用することができる。
    f)通信を監視および記録するためのツール。
    生産物デザイン/生産チェーンを通じて、すべての対話およびやり取りを監視および記録することができる。
    g)市場調査のツール SVMまたはSVFM上に示された試作品サンプルを、インターネットを介して、顧客に対するテスト媒体として用いたり、店舗におけるマーケティングツールまたは販売ツールとして用いることができる。
    h)衣服供給チェーンの管理において現在利用されている他のシステムと互換性のあるツール 本発明に係る方法および装置を、コンピュータを用いた他の物流システムと、「衣料」供給チェーン全体に渡って統合することができる。
    【0041】
    本発明の特徴を組み合わせることにより、大量生産の注文を通す前に、衣料供給チェーンにおける「工業生産過程における、製品サンプルおよび製品の規定および承認」という重要なステップを全面的に改良するものであり、これによって、主な効果として、迅速性と、対話性と、誤りのない業務、コストの削減、品質保証、および(市場テストによる)需要と供給のよりよい一致という第1段階の実施とを確実なものにする。
    【発明を実施するための最良の形態】
    【0042】
    本発明は、衣服ブランドの特定のモデルに関する注文の構築、採寸、寸法直し、製造に関する適切な情報を閲覧、編成、および通信するためのツールを提案する対話型かつ統合型システムを全体として構成するものであり、本システムは、デザイナーによって用いられる特定人間マネキン(SHM)または同じ輪郭の特定仮想マネキン(SVM)が着た特定の衣服の写真画像または仮想画像を用意することに基づいている。
    【0043】
    従来の衣服製造方法は、衣料供給チェーンを通じて、国内外を問わず、それに係わる様々な関係者によって利用されている。 デザイナーは、自身の考えや製品管理者が指示したスタイルや部材仕様に基づいて、自身の衣服モデルを作成する。 その後、製造した試作品のサンプルならびに仕様書およびコストの技術ファイルを相手方に物理的に送付し、同意またはコメントを取得し、最終的には、スタイルに対する承認を得る。 これにより、前面合意を得るまで、多数の修正や議論がやり取りが生じる場合がある。 そのような場合でも、変更が精度を欠き、製品の性質や質的な要求を損なう場合がある。 重要ステップが厳格な条件の下で行われていないという事実による。 サンプルについて議論するための、衣服は、正しいマネキンに対して試されていない。 同一の体および測定値が異なる関係者によって用いられているので、これにより、対応が遅れたり、表現が厳密でなくなったり、認識が不正確になったり、遅れが長くなったり、複数のサンプルが必要になることによる費用の上昇が生じる。
    【0044】
    既に用いられている新しい通信技術は、この従来のやり方に対するよりよい取り組みを、ビデオ会議を利用することによって可能にしてきている。 ビデオ会議では、全関係当事者が標準のマネキンによって作られたサンプル試作品を検討してコメントを述べたり距離に関係なく変更を行ったりすることができる。 しかしながら、単純なビデオ会議では、まだ精度に欠ける。 なぜならば、このようなビデオ会議は、製造者のブランドが対象市場の顧客を完全に表現しているとみなすマネキンが着たサンプル衣服の閲覧に基づいていないからである。 さらには、ビデオ会議による取り組みには、全関係当事者をリアルタイムで同時に動員することが必要で、これは、絶対に必要でない場合には難しい場合もある。 本願出願人が完成させた衣服閲覧システム(GVS)を用いた最近の技術を用いれば、全関係当事者は、デザイナーがデザインしたマネキンによって作られたサンプルを検討して、コメントを述べたり、時間や場所に関係なく変更を依頼したりすることができる(システムが複製や漏れといった誤りを避けるための厳格な手続や記録を提供する一方で、電子メールやイントラネット、エクストラネット、またはインターネット回線を介したやり取りの記録および基礎を提供する場合には、通信はやや遅延するものの、「対話型」でありうるであろう)。
    【0045】
    しかしながら、「標準デザインマネキン」に関しては、重要な問題がまだいくつか残ったままである。 この「標準」は、衣服デザインの対象である特定の顧客の輪郭や寸法とわずかに異なる場合がある。 このことがいっそう問題となったり、困難になったりするのは、、様々な関係当事者が、その範囲内の特定のサイズの「正しい適合度」を確実にしたり、異なる身体的特徴が係わってくる世界市場に流通させようとする特定のモデルの適合性が正しく調整されているかを確認したり使用する場合である。 さらに難しい点が生じるのは、衣服の大半は、顧客の一番上に着衣されるという事実からである。 大きさ、サイズ、格好、および姿勢を変形することなく、各衣服が特定のマネキンの複製上に正しく位置づけされるという絶対的な保証があれば、最終顧客に対して、着衣の「良好な適合性」、快適性、および安楽性を確実にするであろう。 このような重要な事実に対処するには、素材やスタイル、サイズがきついかゆるいか、および主観的な評価基準(好きか嫌いか)を客観的なもの(良好な適合性)とするといったことを考慮する。
    【0046】
    いったん衣服が完成して大量生産の注文が送られると、予め格納され承認された画像が、生産者が実現した製造を評価するための基準として品質保証サービスが用いる基準基盤としての役割を果たす。 問題が生じた場合には、同様の処理が、マネキン上に正しく置かれていると承認された衣服上に現れた欠陥を議論するための通信ツールとして用いられる。
    【0047】
    このような場合には、衣服が選ばれる際の最終的な成功の秘訣は、顧客の好意的な意見に基づいていることは明白である。 インターネットを介して通信が広く利用可能であり、迅速な応答が当たり前の時代においては、開発中のどのような新製品も、大量生産される前に3次元上でマネキンに直接モデル化できるシステムに対する需要がある。 また、特定のブランドのデザイナーが、特定の顧客群の要求に対応した製造にふさわしい製品を明確にする目的で、対象顧客の形態を表したり、市場を調査して顧客からの反応やコメントを収集したりするのに用いることができるシステムに対する需要がある。 出願人のGVSは、上述の問題に対する包括的な対応を提供するものである。
    【0048】
    従前の開発に続いて、衣服の良好な適合性の把握を左右する原理や、衣服供給に係わる異なる当事者間通信用施設は、図1,2,3,および4に関連して以下に詳述する処理を実施することになる。
    【0049】
    図1は、GVSにおいて行われる処理の4つの主要ステップを示す、一般的な流れ図である。
    【0050】
    第1のステップ1では、それ自体知られているように、互いに全く同一であって、対象顧客の形態を完全に表す3次元の特定仮想マネキン(SVM)と特定実マネキン(SPM)2とを、検討中の特徴やサイズで並行して提供することとなる。
    【0051】
    第2のステップは、データを取得するステップ3である。 これには、処理に関連して、写真技術やシミュレーション技術が用いられる。
    【0052】
    第3のステップ4は、前のステップで取得されたデータを合成する。
    【0053】
    最後に、第4のステップ5において、衣服業界に合わせた特定の文書書式であるGDF(衣服文書書式)書式を用いて、データが閲覧され、アーカイブされ、分配される。
    【0054】
    第1のステップ1の開始時には、ブランドのデザイナーおよび製品管理者は、衣服提供先の対象顧客を代表するとみなされる身体的輪郭を定義する。 正確な特徴やサイズの寸法値を取得するために通常用いられている業界の実務は、この定義に最も近い生のモデル6(SHM、特定人間マネキン)を選択することに基づいている。 より科学的な対処の仕方としては、対象の個体群をスキャンして特定の形態調査を行った後に収集した情報であって、当該データは人間の身体的特徴を分類する重要パラメータ(民族、性別、身長、体重、採寸、姿勢、および身体の格好)の関数として、形態データバンク7や本願出願人が開発したデータバンク8に内に構成されるものを用い、かつ対象の特徴を選択する。 「モデル」として用いた生きたマネキン6を3次元デジタル化システム9や10を用いてスキャンして、上述の身体的特徴を分類するための重要データを格納することも可能である。
    【0055】
    対象の身体を規定するためのこれらの厳密な基盤からはじめて、仮想人間像を用い、それに対して、「サイバーフィット」として知られる特許済みの変形/展開処理をコンピュータ11上で行って、点の群によって規定されかつ人間の身体的特徴の選択された分野に特有な容積空間を完全に正確に埋めると同時に、非対称があれば補正して、衣服デザインに関して重要とされる選択された採寸データおよび姿勢/格好データから取得した、衣服デザインの重要線(「赤色線」)を示す。
    【0056】
    したがって、GVSは、対象とする身体の特定の仮想像(SVM、特定仮想マネキン)を有し、それは完全にパラメータで表現されている。 本願出願人による特許済みの他の処理および装置12を用いて、縮尺1として、仮想像を厳密に忠実に表している樹脂製の実像物、すなわちSPM2(特定実マネキン)であって、基準「赤色線」がその上に表示されて射る実像物を得ることができる。 このマネキンSPM2は、懸架システム13に連結するための鉤に取り付けられている。
    【0057】
    いったんこのSPM2が、当該ブランドのデザイナーおよび生産管理者によって承認されれば、基準サイズとみなされたSVMの身体的特徴から、GVSは、自動採寸サイズ展開システムを用いて、「赤色線」(身体的特徴を規定する、40以上の重要採寸線ならびに姿勢および格好の重要パラメータ)を表示することによって、当該ブランドが必要とする採寸値にしたがって、合理的に他のサイズを構成する。 すべてのこのような採寸値は、顧客の身体的特徴に対応し、同一のデータから「モデル化」されたSVMおよびSPM2にとって同一である。
    【0058】
    第2のステップ3の間に、本発明の処理は、閲覧基準として、裸のSPM2および衣服を着たSPM2の写真撮影を行って、これらをSVMと合成する方法を用いる。 それによって、正確な較正、良好な適合性および、問題の衣服の製造についての詳細を監視するための対話型通信が可能となる。
    【0059】
    マネキンSPMおよびSVMの定義が全く同一なので、SVM上に作成した3次元「赤色線」は、特別なプログラムを用いて、裸と衣服を着たSPMの両方の2次元写真に対して転送することができる。
    【0060】
    本方法の異なる段階は、以下の通りである(図2,3,および4参照)。
    【0061】
    検討される衣服を、支持体14から懸架されたSPM2に着せて、金属架台16上に設置されたデジタルカメラ15で写真撮影する。 支持体14から金属架台までの距離は、正確な写真焦点合わせを得るために調節可能となっている。 支持体14は、固定焦点用に、位置点17を有する。
    【0062】
    デジタルカメラ15は、この裸または衣服を着たSPM2の一連の写真を、規則的に間隔をあけた異なる半径方向から撮影することができる。 これを行うために、懸架手段13は、刻み目入りディスク18と、360度の全回転に対して30度の一連の運動を可能とする固定部材19とを備える。
    【0063】
    12枚の裸のSPMのデジタル画像を、12箇所の位置で撮影し、カメラ15を制御するマイクロコンピュータ20に転送する。 コンピュータシステム21に格納されたこれらの画像に対応するデータは、GVSシステムのデータバンク22,23内において、ブランドのSPMの第1の閲覧層を構成する。
    【0064】
    その後、衣服をSPMに着せて、同様に写真撮影する。 支持体14の構成に組み込まれ、垂直に配置された位置標識17を用いて、固定焦点の写真撮影機材15を調整する。
    【0065】
    数々の個々の細部を、コンピュータシステム21上のシミュレーションによって、SVMに追加されてもよい。 この追加は、SPM2の身体的特徴や、対象個体群の視覚的特徴の一部(髪の型や色、肌の型や色)に従い、当該ブランドの定義に従ったファッションマネキンの望ましい外観を提供するために行われる。 このような取り決めで、これは特定仮想ファッションマネキン(SVFM)と呼ばれ、業界のバイヤーおよび外部の顧客24,25,26の両者に対して画面上で衣服を示すために用いられる。
    【0066】
    12箇所における特定仮想ファッションマネキン(SVFM)の画像12枚すべてに対応するデータは、マネキン(SVFM)閲覧の第2層を構成する。 衣服を着たSPMをSVFMにコンピュータシステム21上で合成し、衣服を着た閲覧可能なSVFMマネキンを表示する。 衣服をマネキン2に着せれば、12箇所すべては主観評価のために閲覧可能となる。
    【0067】
    利用可能な結果を実現するためのこのステップ全体には、写真撮影ブース内の各要素(マネキン2、カメラ15)の相対的位置決めと、もう一方で、裸のSPM2または衣類を着たマネキン上で検討される衣服の正確な位置決めとに関して、直前の層のあるなしに関係なく、高い精度が要求される。
    【0068】
    特に、以下の点を考慮しなければならない。 すなわち、マネキン2の実際の高さ、底部とデジタル写真撮影機材15との距離、写真撮影機材15の焦点距離、写真撮影機材15の向き、取り込んだ画像の解像度、およびCCDセンサの所定の寸法である。
    【0069】
    以下の式を用いて、「写真画素数/物理単位」比をコンピュータ20にプログラムする。 このためには、
    d=SPM2およびカメラ15の距離 f=カメラ15の焦点距離 cw=CMOSセンサの物理的な幅 ch=CMOSセンサの物理的な高さ iw=写真の幅 ih=写真の高さ pw=写真によって取り込まれた物理的空間の幅 ph=写真によって取り込まれた物理的空間の高さ h=ミリ単位での実マネキン2の高さ r=ミリ単位での物理単位毎の画素の比1
    spmh=画素単位でのマネキンSPM2の高さであって、これらから以下のものが計算される。
    a)写真によって取り込まれた物理的空間の高さ pw=d×cw/f
    ph=d×ch/f
    b)1画素と物理単位の数との間の比 r=ph/ih
    c)SPM1の高さを表す画素数 spmH=h×ih/ph
    【0070】
    GVSは、ユーザに対して、写真空間内にある基準点と3つの基準点を規定するように問い合わせる。 これは、SPM2の基準点の位置、ブース14の架台、および写真撮影すべき特定の空間を固定するためである。 spmHおよび基準点間の類似性によって、SPM2の正確な位置決めが決定される。
    【0071】
    裸のSPM2の撮影中に、GVSは、付加的なデータを要求して、垂直方向の基準位置を保証する。 これは、SPM2の足の下にあるレーザ源27を設置することによって得られる。
    【0072】
    マネキン2が図3aに示す実施形態のように回転して撮影中に、一連の標準位置が格納される。
    【0073】
    正確な画像合成を実現するために、衣服の写真は、正確な縮尺、向き、および位置を実現するように変更されなければならない。
    【0074】
    このためには、基準基準点0を揃える手順により、SPM2上の正確な位置に衣服を移動させることができる。
    【0075】
    衣服を着たマネキンの高さとSPM2の高さがわかるので、正確な縮尺訂正度が決定できる。
    【0076】
    30度毎のレーザビーム27の軌跡29,30は、衣服の正確な向きを固定する助けとなる。 これらは、2つの同心円に配置され、その中心は、センサの水平面上にあるマネキン2の回転軸ZZ'の軌跡である。 裸のSPM2の位置に対応する円の半径OA(黒点)および衣服を着たマネキン2の位置に対応する縁の半径OB(白点)間の角間隔AOBを、図3aは示している。
    【0077】
    標準SPM2および衣服を着たSPM2が同一の懸架点Sを有している場合には、図3bに示す向きの距離Θ−Φもまた、以下のように計算される。
    【0078】
    Θはレーザビームおよび中心軸ZZ'によって形成される角度であって、式Θ=Arc tg(dmq/h)によって計算される。 式中、dmqは衣服を着たマネキン2のレーザビームおよび中心軸ZZ'間の距離に対応し、hは足の付け根および回転軸s間の物理単位における高さである。
    【0079】
    Φは、レーザビームおよび中心軸ZZ'によって形成される角度であって、式Φ=Arc tg(dSPM/h)によって計算される。 式中、dSPMは中心軸ZZ'から裸のマネキン2のレーザビームまでの離間距離であり、hは足の付け根および回転S間の物理単位における高さである。
    【0080】
    画像の正確な合成は、縮尺、位置、および向きの訂正を考慮して、第3のステップ4中に生じる。
    【0081】
    SPM2は、SVMから取られた型から取得されるので、両方共、「赤色線」と、姿勢および格好の採寸値およびパラメータが組み込まれている。 身体上部の基準赤色線と下部の基準赤色線(または胸の線および腰の線)は、SPM、衣服を着たSPM、および衣服を着たSVFMマネキンと合成されるSVMの画像用の位置決めおよび標識点として機能する。 これら2つの基礎層は、以下の機能を行う。 構成および垂直整列の重要基準点を有する第1の基本層(「赤色線」)は、「客観分析」(デザインおよび製造細目に関する確認とコメント)のために用いられる。 第2の層(ブランドのSVMファッションマネキン)は、「主観分析」(視覚的側面のコメント、スタイルの美観、差別化の付加的な詳細)のために用いられる。 様々な種類の衣服がSPM2に着せられる。 「画像処理プログラムGVS」を用いることによって、合成画像が、層毎に互いに正確に重畳されて表示される。 各層は、SPM2が身につけた1枚の衣服として観測され、どのような透明度でもよく(完全に透明から完全に不透明)、裸のSPM2または衣服を着たSPM2を示す。 各層は、他の層と関連付けて観察することができる。 これは、SPM2の一次層の採寸値や重要パラメータの基準点や線に基づいていてもよい。 「スタジオ」およびGDFビューアを用いて、デザイナーや関係者の一方は、衣服がマネキンや前の層の上に正しく位置づけられていることを(「赤色線」を参考に用い、また垂直揃えを用いて)確実なものとし、特にAMS(自動測定システム)を用いて採寸を確認し、12の閲覧角度のいずれか1つから衣服を検討し、「赤色線」(構成および垂直揃え線)付の裸のSPM2か、「赤色線」の付いたまたは付いていないのSPM2が着ている衣服のいずれかを示す所望の透明度で行うことができる。 正確な適合性(楽さと快適さ)を保証し、このデザインとサイズとが両方ともデザイナーの仕様と採寸値から見て客観的に対応すること、およびこれらが外観から見て主観的に対応することを保障するために、衣服およびSPM2間の空間を観察および測定する。
    【0082】
    合成方法は、以下のとおりである。
    【0083】
    SPM2は、SVMから取られた型から取得されるので、この2つは、同一の寸法、姿勢、および格好のパラメータを有している。 身体の上部および下部基準点、すなわち胸の測定値と腰の測定値が、SVMのSPM2への合成、および衣服を着たSPM2のSVFMファッションマネキンへの合成のための目印として用いられる。
    【0084】
    「赤色線」は、SPM2にインポートされる。 身体の位置決め目印をSPM2と一致させることによって、合成が可能となる。 写真領域におけるSPM2の位置決めも、閲覧支持体14,16の構造の一部を形成する構成のタブ17によって、正確に行うことができる。 これにより、カメラの焦点合わせや、距離同士をつなぐのがより容易になる。 レーザ光線を実施的に垂直に発する光源27を、SPM2の足の付け根に設置する。 水平マトリックスセンサ28が構成14の下に配置されて、レーザビームの衝突によって生じた光の点29,30の位置を検出する。 よって、完璧な位置合わせを確立するために、SPM2の標準位置からのずれをソフトウェアによって補正することができる。
    【0085】
    光ビーム送信器27および感光性の板28の身体の位置決め基準と閲覧基準点17を用いることによって、SVMは、その構図や向きが再度決定され、正確にSPM2と合成される。
    【0086】
    SVFMファッションマネキン上の第2の層を表示するために、カスタマイズする細目が、合成されたSVMに追加される。
    【0087】
    SPM2の着衣部分から非着衣部分を検出するためのコンピュータシステム21上の特殊プログラムを用いて、着衣部分、すなわち、検討対象の衣服を抽出することができる。 選択された結合アセンブリは、異なる衣服をSPM2またはSVFMファッションマネキン上で合成することによって、結合アセンブリを構築し、このアセンブリは、視覚化に供される。
    【0088】
    最終結果として、SVFMが着た衣服の図が得られ、この図は美的概観や適合性の主観的な管理に供される。
    【0089】
    合成ステップは、まず最初に、上述の写真撮影技術を用いて、異なる層を写真撮影することに基づいており、これによって、正確な位置決め、向き、および縮尺を確実にし、アセンブリは、基準面(裸のSPM2)から衣服の最終層に渡る。
    【0090】
    組み合わせが可能な複数の層の様々な透明/不透明度で閲覧することができるようにするためには、連結での画素単位での個別の最終値を、以下の式に従ってコンピュータに格納する。 式中、
    p1=画素単位での層1の値 o1=層1の割合としての透明度 p2=画素単位での層2の値 o2=層1の割合としての透明度 pr=画素単位での結果であって、式は pr=p1×o1+p2×o2である。
    【0091】
    「赤色線」をSPM2の写真へ転送する段階は、以下の手法を用いる。
    a)特定人間マネキン6(SHM)がデジタル化された後、3次元座標が自動的に自動測定システム(AMS)に転送され、「赤色線」の座標および測定値が生成されて、以下の構成に従ってファイル(「赤色線」仕様ファイル)に格納される。
    ファイルINTの第1の線は無意味なので、無視される。
    第2から最終の線までは、各線構成は、
    x1 Y1 z1 x2 y2 z2 番号_識別であって、式中、(x1,y1,z1)および(x2,y2,z2)は、原点の座標およID番号が「ID番号」である部分の終わりの座要である。
    測定に対応するすべての部分は、同一の識別番号を有しなければならない(50より大きいIDの線分は、表示されてはならず、測定の定義を表示するためのみに用いられる)。
    【0092】
    b)赤色線データから始まって、システムは、垂直中心線およびすべての身体の「赤色線」を示すことが可能である。 「赤色線」に表れる番号識別1は、頭の高さに対応し、番号識別4は、身体の赤線全体の高さに対応している。 この情報に基づき、システムは、首の高さを計算することが可能である。
    【0093】
    c)SPM2の写真に注目すると、懸架点の下に位置する写真の中心線は、完全に垂直でなければならない。 懸架点から足の付け根までのSPM2の高さは、データから既知である。
    【0094】
    d)追加の情報が必要であり、SPM2の首の高さ【0095】
    e)赤色線データのSPM2の写真上での位置が、中心線に対して決定される。 赤線データの縮尺が、SPM1の首の高さと身体の「赤色線」の首の高さとの比によって決定される。
    【0096】
    f)位置と縮尺が調整されると、赤色線データをSPM2の写真の上に重ねて合成することができる。 あらゆる点における層内空間の自動採寸方法は、「写真内の画素数/物理単位の数」比を正確に決定することに基づいている。 この比は、以下の式を用いて求められる。 式中、
    d=SPM2およびカメラ15間の距離 f=カメラ15の焦点距離 cw=CMOSセンサの物理的な幅 ch=CMOSセンサの物理的な高さ iw=写真の幅 ih=写真の高さ pw=写真によって取り込まれた物理的空間の幅 ph=写真によって取り込まれた物理的空間の高さ h=ミリ単位での実マネキンの高さ r=ミリ単位での物理単位毎の画素比 spmh=画素単位でのマネキンの高さであって、
    写真によって取り込まれうる物理面を決定するための式は、
    pw=d×cw/f
    ph=d×ch/fであり、
    1画素と物理単位の数との間の比は、
    r=ph/ihである。
    【0097】
    画像の拡大部分上にマウスを位置づけると、画素数の計数が開始されて、結果の読み取りが以下の方法によってコンピュータによって計算される。 式中、
    dm=2点間の採寸された距離 dp=2つの物理オブジェクト間の距離であって、
    式において、
    dp=dm×rである。
    【0098】
    最後に、本発明の処理の最後のステップ5の最中に、GVSは、供給チェーンにおける関係当事者をさらに自然に助けるものとして提示され、さまざまな文書、データベース、および情報の注文や要求に関して検査すべき画像に関連する通信にアクセスできるようにする。 GDF文書形式のおかげで、GVSは、異なる目的に必要な複数の項目のファイルを利用できるようにしたり、処理が継続的に監視されてよりよい理解と利用しやすさを可能にする。 GVSのすべての機能は、多数のソフトウェアモジュールにグループ化されて、以下のようなGDFオーガナイザを構成する。 すなわち、
    ―GDFスタジオ、
    ―GDFビューア、
    ―GDFカタログ、
    ―GDFエディタである。
    【0099】
    この後半のモジュールは、また、管理連絡のために編集される処理計画を可能とする。 これは、すべての管理レベルが、開発中のどんな衣服をも取りまとめるのに役立つ。
    【0100】
    GDFオーガナイザは、以下に説明するとおりである。
    【0101】
    GDFスタジオおよびビューアは、GDF項目ファイルの要素を作成およびアクセスするためのアプリケーションである(衣服に関する問い合わせや、衣服の注文)。 SPM2が着ている衣服に基づいて、コメントを直接GDFファイルに記録することができる。 これらは、対話型通信のための基準、追跡、記録、および基礎としての役割を果たす。
    【0102】
    GDFスタジオを用いて、同一の衣服または他と組み合わせた衣類を着た異なるSPMを閲覧することができる。
    【0103】
    このスタジオおよびGDFビューアによって、ユーザは、衣服および身体間の寸法上の関係を、異なる透明度を指定することによって視覚化することができる。 その後、様々なユーザは、この視覚化を用いて、検討対象の衣服の「適合性」に関する対話型議論を設定することができる。
    【0104】
    GDFカタログは、GDFデータバンク内に含まれている情報を発見しスクロールするためのツールである。
    【0105】
    GDFエディタは、ウェブサーバによってGDFカタログを全体的または部分的に発行し、このウェブカタログのユーザに対して話し合いの基盤を提供するためのツールである。
    【0106】
    GDFダイヤグラムは、衣服供給チェーンの特定の処理にかかわる当事者たちの特定の役割定義に基づいた、対話型通信のシステムである。 各特定のサービスによって実行される各特定の機能に関するステップの進行について完全に理解するために利用可能な、特権的なオフィスツールの形式を取る。 この進行は、実行された各特定の機能に適した、一連の進行型格子によって監視されることによって、処理を閲覧可能にする。
    【0107】
    行うべき仕事によって、ユーザは、対応の進行型格子を選択する。 各ステップについての特定の監視プランを作成されたGDF文書に導入する。 ダイアグラムにより、GDFオーガナイザ内における対話型通信を促進する。
    【0108】
    衣服の供給チェーンに関わる異なる当事者は、生産過程において、様々な時点での様々な文書における様々な情報を記録する必要がある。 ユーザは、異なる生地および寸法表を記録する必要がある場合もある。 また、各ステップ毎に中間報告を出す必要がある場合もある。 GDFは、品質、数量、迅速な応答、および顧客満足度を検討、記録、および監視することを確実にすることによって、全体の処理を管理するのに役立つ。
    【0109】
    GDFのAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)は、衣服に関して発行された要求に応答して、またはGDFスタジオまたはビューアを介してXMLアナリストやインタープリタ(拡張マーク付け言語)を通じて詳細な情報および仕様を取り出すためのツールである。
    【0110】
    GDFオーガナイザは、APIアプリケーションインターフェースおよびXMLインタプリタを介して情報を収集する。 その結果、ユーザは、様々な文書について検索するために、このシステムを呼び出すことができる。 基本のGDFは、特定の衣服に関する顧客の注文や要望の詳細である、原料(布地、消耗品)、衣服パターン、寸法表、データベース、ワークシートなどに関する仕様を含む。
    【0111】
    「(公序良俗違反につき、不掲載)」(原料に関するウェブサイト)上の材料に関する情報が、APIやXMLトランスレータによって、GDFオーガナイザを介して検索される。
    【0112】
    GDFスタジオおよびビューアを通じて、ユーザは、GDFリンクを呼び出すことができる。 これにより、衣服に関する注文や要望の仕様および詳細を規定する数々のシステムと連絡するようになる。 これらのシステムは、組み込まれた原料や消耗品についての「(公序良俗違反につき、不掲載)」、刺繍、プリント、製造の詳細についての「(公序良俗違反につき、不掲載)」を含む。 また、これらは、影を規定するための「カラーパレット」を示唆する。
    【0113】
    GDFオーガナイザは、また、顧客が定義したある一定数の開発用ボタンを提供する。 これらの目的は、ユーザがファッションアクセサリや衣服を飾る要素などを規定するのに役立つことである。 また、多くの要望があるユーザを助けるため、必要に応じて、開発用ツールボックスもある。
    【0114】
    前記から明らかなように、GDFは、汎用情報ファイリング構造である。 GDFオーガナイザは、SHM、SPM2、衣服を着たSPM2および衣服を着たSVFMファッションマネキンの像を用いるGVSの一部であって、衣服に関する重要情報や注文の視覚化および通信の助けとなる。 ユーザは、すべての当事者からGDFファイル内の衣服に関する衣服供給チェーンへのすべてのデータを格納することができる。 ユーザは、電子メールまたはFTP(ファイル転送用プロトコル)に含まれるデータのやり取りを行う。
    【0115】
    よって、ユーザは、GDFスタジオおよびビューア、GDFカタログ、GDFエディタ、およびGDFダイアグラムを介して、検討対象の衣服についての実行可能性条件に関して、客観的には以下によって、再確認することができる。 すなわち、
    ―画面上または印刷されたコピーでの、デザインや採寸の各重要点、SPM2の姿勢や格好のパラメータ、(検討対象の層にしたがった)対応する衣服寸法、層間の間隔(適合性や伸びのしやすさ)についての完全なリストの入手可能性、
    ―あらゆる点における詳細な図の拡大(ズーム)、
    ―消耗品、仕事、および製造技術を検討するための、衣服のあらゆる特定部分についてのサイジング、
    ―衣服の寸法や対応するSPMの寸法を得るための、特定の基準線のサイジングである。 主観的には、
    ―適切なマーケティングを確認するためにSVFMに着せるための第1の近似としてデザインを作成するために「GDFデータバンク」22,23に格納された様々な衣服の混合および取りまとめ、
    そして、オプションを―ボタンバーを介して、衣服のカスタマイズや差別化の特別のオプションおよび詳細(サブアセンブリ、消耗品、カラーパレット、デザイン、プリント、刺繍)を、所望したとおり正確に衣服へ位置づけられるであろうと予想して呼び出すことによって追加し、
    通信および相互対処は―様々な関係当事者に対して、実際の対話型通信機能(デザイナーまたは他の人からの明確化の要請、コメント、変更および結果の速やかな確認の要請)を利用可能にすることによって行われる。 これは、製品の開発段階過程において、製品が所望の時間枠および所望の品質を有し、適正価格での大量生産に適した形式で最終的に得られることを確実にするものであり、
    結果生じた画像の格納は、
    ―いったん正確な衣服デザインが承認されたら、画像を「GDFデータバンク」に格納する機能によって行われ、
    これは、GVS画像をミキシング、ブレンディング、座標化、および重ね合わせることによって行われ、これは、
    ―デザイナーによって承認された他の衣類について取得された画像を用いて、同一のデザイナによって作成された衣服の特定のラインのすべての画像を処理するために「GDFカタログ」を用いることによって行われる。 GDFフォーマットのこれらの画像は、層毎に合成され、他との関係において相対的に検討される。 これは、SPM2上に現れる同一の重要測定点および基準線(構成の「赤色線」および垂直揃え)で合致するという事実による。
    衣服の商業的な魅力をテストおよび分析するには、
    ―承認された試作品サンプルの画像をGDF形式として、デザイナーのスタジオ(仮想サンプリング室)から、選択委員会(デザイナーおよび生産管理者)に送信する。 また、インター生産に関する何らかの決定が行われる前に、サンプルテストマーケティング(消費者および販売業者)用に、インターネット市場調査を利用して送る場合もある。
    送信の機密が保護されていることを確実にするには、
    ―ファイアウォールシステムおよび安全機構を作成して、インターネット、イントラネット、エクトラネットを介する他のコンピュータ化されたシステムへの、あらゆる画像、情報、コメント、技術ファイル(数量や供給源を示すような要素のリストなど)の送信における、あらゆる不審または不正な進入を防止する。
    【0116】
    GVSは、衣料業界の供給チェーンに特化した、当該特徴の身体に提示されたあらゆる衣服製品を通信および視覚化するための統合型汎用システムを提供する。 この処理に係わる重要当事者に対して、スタイル、デザイン、型紙切り、適合性、製造、およびマーケティングに関する重要なデータを提供する。 1対1通信リンクまたは1対多リンクを通じて、GVSは、衣服製品に関するコンピュータ化された情報を共有する、効果的な対話型方法を提供する。 この新技術により、製品データの管理や対話型通信による迅速で連携した決定がよりしやすくなり、関係当事者間の遅れや誤解を軽減し、より多くの生産性、コストの軽減、および衣服供給チェーンの関係者すべてのより高い満足度に貢献することとなる。
    このツールの重要な利点は、以下のものがある。
    ―測定値、姿勢、および格好が全く同一で、特定の顧客対象群を完璧に代表する実マネキンおよび仮想マネキンに着せた、特定の市場を対象としたあらゆる衣服を閲覧および検査するために、SPMまたはSVMに依拠することができる。
    ―寸法または測定の一連の基準線、すなわち、AMS(自動測定システム)の「赤色線」であって、3次元のSVMから、それから派生したSPM2の2次元写真複製品へと伸びる線をシミュレートすることができる。
    ―特定の実マネキン(SPMマネキン2)または当該ブランド専用の仮想マネキン(SVMまたはSVFM)に着せたあらゆる衣服またはファッション小物を提示するために、厳密な測定値と正確な縮尺で、かつ閲覧される製品の変形を伴うことなく、デジタル写真を撮影および利用することができる。
    ―GDFスタジオおよびビューアを用いて、30度毎の正確な間隔をおいた360度のSPM2の画像を写真として記録、閲覧、および格納し、これらをGVSにおける衣服を客観的に閲覧するための第1の基本層として利用することができる。
    ―SPMの画像の位置および寸法を正確に複製した物として、水平面において30度毎の正確な間隔をおいた360度のSVMまたはSVFMファッションマネキンの画像をデジタル的にシミュレーションし、これらをGVSを用いて衣服を主観的に閲覧するための第2の基本層として利用することができる。
    ―SPM2やSVMまたはSVFMファッションマネキン上で示した衣服を検討する機能であって、(基本のSPMだけがみえる)完全に透明から(SPM上に示した衣服のみを示す)完全に不透明までの様々な透明度であって、両極端の間のあらゆる所望の透明度で、検討することができる。 この動作において、衣服の適合性は、衣服とSPM2間の間隔を採寸することによって基本のSPM2またはSVFMファッションマネキンに対して付けた重要点および基準線(採寸の「赤色線」)に関連付けて衣服を検討することによって、検査することができる。 製造および品質の重要点は、観察者によって、客観的および主観的に評価される。
    ―品質レベルや販売上の魅力の差別化にとって重要である製造詳細に対し、客観的および主観的共に(ズーム機能を用いる可能性もある)、一般的および詳細な重大な検討を行うために、場所や距離とは無関係に、インターネット、イントラネット、エクストラネットを介して、専用特定実マネキン2(SPM)または特定仮想ファッションマネキン(SVFM)上に示したサンプル試作品を、電子的に閲覧することができる。
    ―衣服製品に関する複数のデータを一致させ、様々な特定の認識可能なファイルに格納させ、汎用ツールであるGDFデータベース22,23に、この特定の衣服の詳細に関連付けられたすべての情報および重要画像を統合させることができる。 衣服供給チェーンに係わる当事者はすべて、この対話型技術を通じて、結果を共有することができる。
    ―コンピュータ24のマウス26を用いて、衣服のあらゆる要素分類に対してズームを行い、イントラネット、エキストラネット、またはインターネット31と、通信手段32とによって、データファイル22,23とのリンクを形成する可能性であって、関連するのは、
    ―「(公序良俗違反につき、不掲載)」サイトまたは企業の原料データファイルを通して得られる材料、
    ―布地、
    ―消耗品、
    ―「artwarok.com」ウェブサイトを通してまたは企業の仕上げデータファイルによって得られる仕上げ要素、
    ―デザイン、
    ―刺繍、
    ―特殊効果、
    ―「(公序良俗違反につき、不掲載)」ウェブサイトによってまたは企業の製造工程データファイルを通して得られる製品、
    ―衣服要素、
    ―飾り縫い、
    ―特殊処理、
    ―ガーバー(Gerber)のシステムやレクトラ(Lectra)のシステムなどの従来利用されてきたデザインシステムに直接アクセスすることによるパターンボード、
    ―オプションボックスを個別に設定するボタンであって、オプションボックスには、例えば、
    ―衣服要素、
    ―必要寸法、
    ―色範囲、
    ―手入れ手順を含む。
    ―GDFオーガナイザを通して行われる大量生産の決定が行われる前に、特定の衣服デザインについて行わなければならない変更に対する衣類試作品に関する関係当事者からの意見やコメントすべてを収集することができる。 開発段階における製品の詳細図を提供できるということによって、遅れを減らすために、「迅速な応答方法」を適用するのがより容易になる。 電子手段の利用によって、全当事者が、物理的な場所に関係なく、議論や意思決定を行うことが促進される。 これは、事実上コストがゼロで行われ、生産性の改善(材料および時間の節約)、製品の質の向上(予防的品質管理を伴う、明確で完全かつ厳密な仕様)、および外部委託のよりよい管理という観点から、多大な経済上の利点がある。
    ―閲覧した衣服サンプルと他の種類の衣服とを混合および照合する(これらの衣服が同一のSPM2上で作成および写真撮影されている場合)ことができ、これらの衣類を調整して、当該衣類が効果的で魅力があることを確実にする目的を有する。
    ―同一のSPM2に提示され、写真撮影で取り込まれたこれらの様々な衣服を、層毎に正確に重ね合わせ、あらゆる所望の透明度で各層を検討して、適合性および快適性という点でのつりあいを確実にすることができる。
    ―GDFオーガナイザを通して、遠隔地や(機密保護のための)管理された権限によって、画像やデータを送信および検索することができ、物理的なコピーや、電子メールによるファイル転送や、FTPを用いてこれらの画像やデータをエクスポートする場合もある。
    ―GDF処理プランを用いて、通信支援やGVSにリンクされたすべての電子ファイルにアクセスしたりすることができる。
    ―大量生産を行う前の特定の衣服スタイルについての受け入れ可能性および商業的魅力に関する顧客市場テストを強化することができる。
    ―システム全体を不審または不正な進入から守り、GVSによって一時的または永久的に格納されたあらゆるデザインおよびノウハウの知的財産権を保護することがその構造上、行うことができる。
    【0117】
    コンピュータネットワーク上での、本願に係る衣服モデルの閲覧、保存および送信のための方法および装置は、したがって、多くの利点があるツールであるように思われる。 なぜなら、生きたマネキンを付随する不完全性を有したまま用いるという従来の取り組み方だけに基づくのではなく、検査、監視、仕上げ、ブランドによるモデルの試作品の個別化およびカスタマイズへの追求が、精密で、理解や利用が容易な処理システムによって促進されるからである。 生きたマネキンは、時間が経つにつれて(太ったりやせたりして)その測定値が変化することがあり、また、一般的に、幾分非対称形をしている。 したがって、表示された身体的特徴は、ブランドの寸法およびパラメータ条件に合致しているかもしれないし、合致していないかもしれないが、その一方で、顧客満足度を高めるために、条件により近くなければならない。 さらに、生きたマネキンでは、範囲内のすべてのサイズを想定することができず、生産されるサイズの範囲内の寸法表によって規定するしかない。 最後に、生きたマネキンは、衣服が対象としている特定の対象個体群の特徴や寸法を、検討中のサイズで表すかもしれないが、他の対象に対しては有効でないのは明らかであり、たとえ作成された衣服モデルが他の対象向けであって同様に満足のいくものであったとしても、有効ではない。
    【0118】
    衣服視覚化システムGVSは、各特定の販売対象に対して、そして意図したサイズの全範囲に渡って、「良好な適合性および快適性」を客観的かつ主観的に確実にする可能性を提供する。 これは、大量生産予定の衣服であって、対象特徴の特定実マネキン(SPM)および特定仮想マネキン(SVM)または特定仮想ファッションマネキン(SVFM)上でモデル化された衣服を検査するための閲覧ツールを利用して行われる。 これらのマネキンは、扱おうとする人間の形態を対称表現で厳格に表現している。
    【0119】
    そのため、GVSは、閲覧および通信のためのシステムを備え、本システムは、場所や距離に関係なく、衣服供給チェーンに係わるあらゆる当事者が、定義に適用された処理にアクセス、検討、変更および修正を行って、ある特定の製品が仕上げや採用となるようにする。 これは、(大量生産サンプルとしての)試作品サンプルを所望のサイズで視覚化する一方、良好な適合性、測定値の正確性、および実際の生産を確実なものにすることによって行われる。 このようなことがすべて可能なのは、検討中の(または大量生産を意図した)サンプル衣服は、意図した対象に特有で、所望のサイズの、実際および仮想形式両方において厳格に同一な二重像であるファッションマネキン上で、(意思決定が必要な当事者すべてによって同時にまたは遅れて)検討可能だからである。 このような閲覧は、裸のファッションモデルや仮想ファッションモデル上で、様々な透明状態で行うことができる。 モデルは、各対象顧客群が、着た衣料の他の層との関連で、快適性、適合性、および「見た目」を確実なものとするための機能として、当該ブランドが規定したものである。
    【0120】
    GVSを通してこうして得られたすべての画像およびデータは、電子的に送信され、コンピュータ化されたメモリに格納され、機密保護がなされる。
    【0121】
    本発明は、上述の好ましい実施形態のみに限定されるものではないことは明らかとなるであろう。 逆に、本発明は、可能な代替実施例を含んでいる。
    【図面の簡単な説明】
    【0122】
    【図1】本発明に係る処理の4つの主要ステップを図示する。
    【図2】本発明に係る処理の実施に用いられるデジタル撮影システムの図である。
    【図3a】マネキンの衣服を正しく位置決めすることを保証するための処理を図示する。
    【図3b】マネキンの衣服を正しく位置決めすることを保証するための処理を図示する。
    【図4】本発明に係る、コンピュータネットワーク上での衣服モデルの閲覧、保存および送信のための装置のコンピュータ構造を図示する。

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