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結び付けシステム、結び付け方法及びこれを用いたかつら製造方法

申请号 JP2018500500 申请日 2016-06-23 公开(公告)号 JP2018520274A 公开(公告)日 2018-07-26
申请人 株式会社ハイモ; 发明人 ホン イン ピョ;
摘要 本発明は結び付けシステムに関し、地糸の移送方向に沿って一つ以上設けられ、前記地糸に毛を結ぶ毛結び付け装置を含む。 ここで前記毛結び付け装置は、一つ以上の毛が挿入される挿入溝と、前記挿入溝の底面に形成される引出孔とが形成される毛挿入部材; 前記引出孔を介して前記挿入溝に挿入された前記毛を掴んで前記地糸の下部を通過して 位置 するように引き出させるとともに、前記地糸と前記毛が連結されつつ結び目孔が形成される毛引出部材; 前記結び目孔を下から上に貫通して前記地糸の上部に位置する毛結び付け部材; 及び前記毛挿入部材から引き出された毛の両端部を掴んで前記地糸の上部を介して前記毛結び付け部材の周囲を回転しつつ前記毛の両端部を巻く毛巻き部材を含み、前記毛結び付け部材は、前記周面に巻かれた毛の両端部を前記結び目孔を介して下部に引っ張って前記毛を地糸に結ぶ。
权利要求

地糸の移送方向に沿って一つ以上設けられ、前記地糸に毛を結ぶ毛結び付け装置を含み、前記毛結び付け装置は、 一つ以上の毛が挿入される挿入溝と、前記挿入溝の底面に形成される引出孔が形成される毛挿入部材; 前記引出孔を介して前記挿入溝に挿入された前記毛を掴んで前記地糸の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、前記地糸と前記毛が連結されつつ結び目孔が形成される毛引出部材; 前記結び目孔を下から上に貫通して前記地糸の上部に位置する毛結び付け部材;及び 前記毛挿入部材から引き出された毛の両端部を掴んで前記地糸の上部を介して前記毛結び付け部材の周囲を回転しつつ前記毛の両端部を巻く毛巻き部材を含み、 前記毛結び付け部材は、前記周面に巻かれた毛の両端部を前記結び目孔を介して下部に引っ張って前記毛を地糸に結ぶことを特徴とする結び付けシステム。前記挿入溝は上方向に開放された「U」字状に形成され、 前記引出孔は前記「U」字状に形成された挿入溝の底面中央に形成されることを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛挿入部材は、前記挿入溝に挿入された毛を押さえる押圧片を含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛引出部材は、前記引出孔に挿入されるか又は引出されるように直線運動し、先端に前記挿入溝に挿入された一つ以上の毛が引っ掛って掴まれる引掛り鉤が形成された毛引出片と、前記引出片を直線運動させる第1駆動片とを含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛結び付け部材は、前記結び目孔を下から上に挿入されるか又は引出されるように直線運動し、先端に巻かれた毛が引っ掛って掴まれる引掛り鉤が形成された毛結び付け片と、前記毛結び付け片を直線運動させる第3駆動片とを含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛巻き部材は、前記毛結び付け部材の一側に備えられる直線部、前記直線部の先端に備えられて前記結び付け部材に向かう方向に突き出て前記挿入孔から引き出された毛が通過する巻き孔が形成された曲線部を有する巻き片と、 前記巻き片の曲線部が結び付け部材を通過するように移動させるか又は原位置に復帰させる第4駆動片とを含み、 前記第4駆動片により前記巻き片が結び付け部材を通過して移動した後に原位置に復帰すると、前記巻き孔が前記結び付け部材の周囲を1回転しつつ、前記巻き孔を通過した毛を前記結び付け部材に巻いて結ぶことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記地糸を通った前記毛の両端部を互いに広げて前記結び目孔を拡張する毛拡張部材(230)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛拡張部材は、前記地糸の下部を通って位置した毛の上部に上下方向に移動可能に備えられ、下降時に毛の両端がそれぞれ引っ掛かりつつ広がる「M」字状の溝が形成された毛拡張片と、前記毛拡張片を上下方向に移動させる第2駆動片とを含むことを特徴とする請求項7に記載の結び付けシステム。前記地糸の一側に結ばれた結び付け毛を前記地糸の他側に移動させる結び付け毛移動部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記結び付け毛移動部材は、前記地糸の長手方向に直線運動し、前記地糸が通過する貫通孔が形成されつつ前記地糸に結ばれた結び付け毛を移動させる結び付け毛移動片と、前記結び付け毛移動片を直線運動させる第5駆動片とを含むことを特徴とする請求項9に記載の結び付けシステム。前記毛結び付け部材により結ばれない毛を掴んで所定の場所に移動させて回収する毛回収部材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。前記毛回収部材は、前記毛挿入部材(210)の引出孔に向かって直線運動し、先端に引出孔から引き出された毛を掴んで所定の場所に移動させる毛回収片と、前記毛回収片を直線運動させる第6駆動片とを含むことを特徴とする請求項11に記載の結び付けシステム。前記地糸を一側から他側に供給させる地糸供給装置(100)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の結び付けシステム。(a)毛挿入部材の挿入溝に一つ以上の毛を挿入する段階; (b)毛引出部材を前記毛挿入部材の引出孔に挿入して前記挿入溝に挿入された毛を掴んだ後、前記地糸の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、前記地糸と毛が連結されつつ結び目孔を形成する段階; (d)毛結び付け部材を前記結び目孔の下から上に貫通するように移動させる段階; (e)毛巻き部材を利用して前記引出孔から引き出された毛の両端部を前記地糸の上側に位置した前記毛結び付け部材に巻く段階; 及び (f)前記毛結び付け部材に巻かれた毛の両端部を、前記結び目孔を介して下部に引っ張って毛を地糸に結ぶ段階を含むことを特徴とする結び付け方法。(c)前記(b)段階と前記(d)段階の間には、毛拡張部材を利用して前記結び目孔を拡張させる段階を含むことを特徴とする請求項14に記載の結び付け方法。(g)前記(f)段階後、毛移動部材を利用して、地糸の一側に結ばれた結び付け毛を前記地糸の他側に移動させて配列させる段階を含むことを特徴とする請求項14に記載の結び付け方法。(h)前記(g)段階後、毛回収部材を利用して、前記地糸に結ばれずに前記引出孔に残っている毛を所定の位置に移動させて回収する段階を含むことを特徴とする請求項14に記載の結び付け方法。(A)請求項14に記載の複数個の結び付け毛が地糸に結ばれた長い結び付け地糸を製作する段階; (B)前記(A)段階で製作された結び付け地糸を一定の大きさで切断して単位結び付け地糸を製作する段階;及び (C)前記(B)段階で製作された複数個の単位結び付け地糸を横又は縦で配列するとともに、糸で編んでかつらを製作する段階を含むことを特徴とするかつら製造方法。前記(A)段階は、地糸に結ばれた複数個の結び付け毛に接着剤を塗布して結び付け毛を固定する段階を含むことを特徴とする請求項18に記載のかつら製造方法。

说明书全文

[関連出願の相互参照] 本出願は、2015年7月6日付け韓国特許出願第2015-95835号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。

本発明は、つけ毛とかつらを製作するための毛を自動で結んで、結び付けを介してかつらを製造する結び付けシステム、結び付け方法及びこれを利用したかつら製造方法に関する。

一般に身体の遺伝的影響又は社会の発展による公害などにより年齢に関係なく脱毛が普遍化される現象が現われている。特に身体の老化、薬物濫用又は心理的なストレス要因などで髪の毛が抜けて脱毛されつつ髪の毛の量が減るようになるので、頭皮の一定部分が露出して見た目が悪くなる。

このような脱毛により露出された頭皮部分を隠すために、通常かつらを利用したり外科的な手術による植毛などの方法を利用する。

従来の技術に係るかつらは、人が手作業で毛を地糸に結ばなければならないので、作業効率性と連続性が低下する問題があった。

本発明は、前述した問題を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、毛を地糸に自動で結んで作業効率性と連続性を向上させた結び付けシステムを提供することにある。

前述した課題を解決するための手段として、本発明の結び付けシステムは、地糸の移送方向に沿って一つ以上設けられ、前記地糸に毛を結ぶ毛結び付け装置を含み、前記毛結び付け装置は、一つ以上の毛が挿入される挿入溝と、前記挿入溝の底面に形成される引出孔が形成される毛挿入部材; 前記引出孔を介して前記挿入溝に挿入された前記毛を掴んで前記地糸の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、前記地糸と前記毛が連結されつつ結び目孔が形成される毛引出部材; 前記結び目孔を下から上に貫通して前記地糸の上部に位置する毛結び付け部材;前記毛挿入部材から引き出された毛の両端部を掴んで前記地糸の上部を介して前記毛結び付け部材の周囲を回転しつつ前記毛の両端部を巻く毛巻き部材を含み、前記毛結び付け部材は前記周面に巻かれた毛の両端部を前記結び目孔を介して下部に引っ張って前記毛を地糸に結ぶことを特徴とする。

前記挿入溝は上方向に開放された「U」字状に形成され、前記引出孔は前記「U」字状に形成された挿入溝の底面中央に形成されることを特徴とする。

前記毛挿入部材は、前記挿入溝に挿入された毛を押さえる押圧片を含むことを特徴とする。

前記毛引出部材は、前記引出孔に挿入されるか又は引出されるように直線運動し、先端に前記挿入溝に挿入された一つ以上の毛が引っ掛って掴まれる引掛り鉤が形成された毛引出片と、前記引出片を直線運動させる第1駆動片とを含むことを特徴とする。

前記毛結び付け部材は、前記結び目孔を下から上に挿入されるか又は引出されるように直線運動し、先端に巻かれた毛が引っ掛って掴まれる引掛り鉤が形成された毛結び付け片と、前記毛結び付け片を直線運動させる第3駆動片とを含むことを特徴とする。

前記毛巻き部材は、前記毛結び付け部材の一側に備えられる直線部、前記直線部の先端に備えられて前記結び付け部材に向かう方向に突き出て前記挿入孔から引き出された毛が通過する巻き孔が形成された曲線部を有する巻き片と、前記巻き片の曲線部が結び付け部材を通過するように移動させるか又は原位置に復帰させる第4駆動片とを含み、前記第4駆動片により前記巻き片が結び付け部材を通過して移動した後に原位置に復帰すると、前記巻き孔が前記結び付け部材の周囲を1回転しつつ、前記巻き孔を通過した毛を前記結び付け部材に巻いて結ぶことを特徴とする。

前記地糸を通った前記毛の両端部を互いに広げて前記結び目孔を拡張する毛拡張部材をさらに含むことを特徴とする。

前記毛拡張部材は、前記地糸の下部を通って位置した毛の上部に上下方向に移動可能に備えられ、下降時に毛の両端がそれぞれ引っ掛かりつつ広がる「M」字状の溝が形成された毛拡張片と、前記毛拡張片を上下方向に移動させる第2駆動片とを含むことを特徴とする。

前記地糸の一側に結ばれた結び付け毛を前記地糸の他側に移動させる結び付け毛移動部材をさらに含むことを特徴とする。

前記結び付け毛移動部材は、前記地糸の長手方向に直線運動し、前記地糸が通過する貫通孔が形成されつつ前記地糸に結ばれた結び付け毛を移動させる結び付け毛移動片と、前記結び付け毛移動片を直線運動させる第5駆動片とを含むことを特徴とする。

前記毛結び付け部材により結ばれない毛を掴んで所定の場所に移動させて回収する毛回収部材をさらに含むことを特徴とする。

前記毛回収部材は、前記毛挿入部材の引出孔に向かって直線運動し、先端に引出孔から引き出された毛を掴んで所定の場所に移動させる毛回収片と、前記毛回収片を直線運動させる第6駆動片とを含むことを特徴とする。

一方、本発明による結び付けシステムは、前記地糸を一側から他側に供給させる地糸供給装置100をさらに含むことを特徴とする。

一方、本発明による結び付けシステムを利用した結び付け方法は、(a)毛挿入部材の挿入溝に一つ以上の毛を挿入する段階; (b)毛引出部材を前記毛挿入部材の引出孔に挿入して前記挿入溝に挿入された毛を掴んだ後、前記地糸の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、前記地糸と毛が連結されつつ結び目孔を形成する段階;(d)毛結び付け部材を前記結び目孔の下から上に貫通するように移動させる段階;(e)毛巻き部材を利用して前記引出孔から引き出された毛の両端部を前記地糸の上側に位置した前記毛結び付け部材に巻く段階; 及び (f)前記毛結び付け部材に巻かれた毛の両端部を、前記結び目孔を介して下部に引っ張って毛を地糸に結ぶ段階を含むことを特徴とする。

(c)前記(b)段階と前記(d)段階の間には、毛拡張部材を利用して前記結び目孔を拡張させる段階を含むことを特徴とする。

(g)前記(f)段階後、毛移動部材を利用して、地糸の一側に結ばれた結び付け毛を前記地糸の他側に移動させて配列させる段階を含むことを特徴とする。

(h)前記(g)段階後、毛回収部材を利用して、前記地糸に結ばれずに前記引出孔に残っている毛を所定の位置に移動させて回収する段階を含むことを特徴とする。

一方、本発明による結び付け方法を利用したかつら製造方法は、複数個の結び付け毛が地糸に結ばれた長い結び付け地糸を製作する段階;(B)前記(A)段階で製作された結び付け地糸を一定の大きさで切断して単位結び付け地糸を製作する段階;及び(C)前記(B)段階で製作された複数個の単位結び付け地糸を横又は縦で配列するとともに、糸で編んでかつらを製作する段階を含むことを特徴とする。

前記(A)段階は、地糸に結ばれた複数個の結び付け毛に接着剤を塗布して結び付け毛を固定する段階を含むことを特徴とする。

本発明による結び付け装置及び方法は、地糸に結ばれる毛を自動化することができ、よって作業効率性を高めることができるという効果がある。

本発明による結び付けシステムを示した正面斜視写真である。

本発明による結び付けシステムを示した背面斜視写真である。

本発明による結び付けシステムを示した平面斜視写真である。

本発明による毛挿入部材を示した斜視写真である。

図4の部分拡大写真である。

本発明による毛引出部材を示した斜視写真である。

図6の部分拡大写真である。

本発明による毛拡張部材を示した斜視写真である。

図8の部分拡大写真である。

本発明による毛結び付け部材を示した斜視写真である。

本発明による毛巻き部材を示した斜視写真である。

図11の部分拡大写真である。

本発明による毛移動部材を示した斜視写真である。

本発明による毛回収部材を示した斜視写真である。

本発明による結び付けシステムを利用した結び付け方法を示したフローチャートである。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図16は、毛の挿入段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図17は、毛の引き出し段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図18は、毛の拡張段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図19は、毛の結び付け準備段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図20は、毛の結び付け準備段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図21は、毛の結び付け段階を概略的に示した図であり、図21は、毛の移動段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付け方法の作業状態を示した図であって、図22は、毛の回収段階を概略的に示した図である。

本発明による結び付けシステムを適用したかつら製造方法を示したフローチャートである。

本発明によるかつら製造方法の作業状態を示した図である。

本発明によるかつら製造方法の作業状態を示した図である。

本発明によるかつら製造方法の作業状態を示した図である。

以下、図を参照して本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるよう、本発明の実施形態を詳しく説明する。しかし、本発明は多様な異なる形態に具現されてよく、ここで説明する実施形態に限定されない。さらに、図で本発明を明確に説明するため、説明と関係ない部分は省略し、明細書全体に亘って類似の部分に対しては類似の図面符号を付けた。

また、説明上、方向の表示において、左側及び右側とのことは、図面をみたときを基準としたものである。

本発明による結び付けシステムは、地糸に結ばれる毛を自動化し、よって、作業の効率性と費用を節減するためのものである。

以下、本発明による結び付けシステムを図を参照して詳しく説明する。

[結び付けシステム] 本発明による結び付けシステムは、図1から図3に示されているように、地糸1を一側から他側に供給する地糸供給装置100と、前記地糸供給装置100により供給される地糸1に一つ以上の毛を結ぶ結び付け装置200を含む。

1.地糸供給装置 地糸供給装置100は、地糸1が巻き取られた巻取片110と、巻取片110に巻き取られた地糸1を所定の位置まで移動させて供給する供給片120とを含む。

ここで巻取片110は、ロール状を有することができる。すなわち、巻取片110と供給片120が一側と他側にそれぞれ備えられ、巻取片110に巻き取られた地糸1が供給片120に連結される。このような状態で、供給片120の駆動時に巻取片110に巻き取られた地糸1が供給片120に移動しつつ供給される。

一方、地糸供給装置100は、結び付け装置200により地糸1に毛2が結ばれる際に地糸1の移動を停止させるとともに、地糸1に所定の毛2が結ばれると、地糸1を移動させて結び付け装置200の前に毛2の結び目がない地糸1を位置させる。

2.結び付け装置 結び付け装置200は、図4 から図7に示されているように、地糸供給装置によって移動する地糸1に毛2を自動で結ぶ装置であって、一つ以上の毛2が挿入された毛挿入部材210、毛挿入部材210に挿入された毛2の一側を掴んで毛2の一部を地糸1の下部を通るように引き出すとともに、毛2と地糸1の間に結び目孔2aを形成する毛引出部材220、毛引出部材220によって引き出された毛の両端部を広げて結び目孔2aを拡張させる毛拡張部材230、結び目孔2aを下から上に通過する毛結び付け部材240、毛挿入部材210から引き出された毛2の両端部を地糸1の上部の毛結び付け部材240に巻く毛巻き部材250を含み、毛結び付け部材240は、毛巻き部材250によって毛2が巻かれると、結び目孔2aの下部に移動しつつ巻かれた毛の両端を引っ張って毛2を地糸1に結ぶ。

一方、結び付け装置200は、地糸1の一側に結ばれた結び付け毛20を地糸1の他側に移動させる毛移動部材260と、地糸1に結ばれない毛2を毛挿入部材210から引き出して回収する毛回収部材270とを含む。

ここで結び付け装置200は、図1から図3に示されているように、地糸供給装置100により供給される地糸1を基準に設けられる。つまり、地糸1の左側下部に毛挿入部材210が備えられ、地糸1の右側下部に毛引出部材220が備えられ、地糸1と毛引出部材220の間で上部に毛拡張部材230が備えられ、地糸1と毛引出部材220の間で下部に毛結び付け部材240が備えられ、毛引出部材220の下部に毛巻き部材250が備えられ、地糸1の移送側に毛移動部材260が備えられ、毛挿入部材210の下部に毛回収部材270が備えられる。

毛挿入部材 毛挿入部材210は、図4及び図5に示されているように、複数の毛を挿入して貯蔵するためのものであって、毛2が挿入され、挿入された毛の一部が引き出される挿入片211と、挿入片211に挿入された毛2を所定の圧で押す押圧片212とを含む。

挿入片211は、上面に一つ以上の毛2が挿入される挿入溝211aと、挿入溝211aの底面に形成される引出孔211bとが形成される。

ここで挿入溝211aは、上方向に開放された「U」字状に形成されてよく、よって、毛2の挿入量はそのまま維持するとともに、挿入片211の大きさを最小化することができる。

引出孔211bは、「U」字状の挿入溝211aの中央の底に形成され、特に斜めに取り付けられた毛引出部材220に向かって下向き斜めに形成される。ここで引出孔211bの大きさは、毛引出部材220が引っ掛かることなく挿入できる最小の大きさを有する。

押圧片212は、挿入片211の上部から挿入溝211aに向かって移動可能に備えられ、挿入溝211aに挿入された毛2を押して固定する押圧部212aと、押圧部212aを挿入溝211aに向かって移動させるシリンダー部212bとを含み、押圧部212aはガイド部212cに沿って垂直に上下に移動することができる。

つまり、押圧片212は、毛2の流動を防止するとともに、挿入片211に挿入された毛2の数量に係わることなく常に毛2を引出孔211bに近接して位置させることができる。

毛引出部材 毛引出部材220は、図6及び図7に示されているように、毛挿入部材210に挿入された毛2の中央を掴んだ状態で毛挿入部材210の外に引き出させるためのものである。つまり、引出孔211bを介して挿入溝211aに挿入された毛2を掴んで地糸1の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、地糸1と毛2が重なって連結されつつ連結部分に結び目孔2aが形成される(図17参照)。つまり、「U」字の毛2が地糸1の下部を通りつつ、略円形の結び目孔2aが形成される。

さらに詳しく説明する。毛引出部材220は、引出孔211bに挿入されるか又は引き出されるように直線運動し、先端に挿入溝211aに挿入された一つ以上の毛2が引っ掛って掴まれる引掛り鉤221aが形成された毛引出片221と、毛引出片221を直線運動させる第1 駆動片222とを含む。

毛拡張部材 毛拡張部材230は、図8及び図9に示されているように、地糸1と毛2の間に形成された結び目孔2aの大きさを拡張するためのものであって、地糸1と毛引出部材220の間で上部に設けられ、結び目孔2aに向かって下降するか又は上昇するように直線運動し、先端に毛2の両端がそれぞれ引っ掛かりつつ広がる「M」字状の拡張部231aが形成された毛拡張片231と、毛拡張片231を直線運動させる第2駆動片232とを含む。

つまり、毛拡張片231は、拡張部231aの中央突起231a-1が結び目孔2aに挿入されるとともに、中央突起231a-1の両側の拡張溝231a-2に毛2の両端部がそれぞれ挿入され、このとき、拡張溝231a-2に挿入された毛の端部は、拡張溝231a-2の傾斜面に沿ってガイドされつつ広がるようになる。

毛結び付け部材 毛結び付け部材240は、図10に示されているように、地糸に毛を結ぶためのものであって、結び目孔2aの下から上に貫通して地糸1の上部に位置するように直線運動する毛結び付け片241と、前記毛結び付け片241を直線運動させる第3駆動片242とを含み、毛結び付け片241の先端には、毛巻き部材250により巻かれた毛2が引っ掛って引っ張ることができるように手かぎ状又は釣り針状の引掛り鉤241aが形成される。

毛巻き部材 毛巻き部材250は、図11及び図12に示されているように、毛挿入部材210から引き出された毛2の両端部を掴んで、地糸1の上部を介して毛結び付け部材240の毛引出片211の周囲を回転しつつ毛2の両端部を毛結び付け部材240に巻く。

つまり、毛巻き部材250は、毛結び付け部材240に向かって移動可能に備えられ、先端に毛結び付け部材240の毛結び付け片241に向かう方向に突き出て引出孔211bから引き出された毛2が通過する巻き孔251a-1が形成された曲線部251aを有する毛巻き片251と、毛巻き片251の曲線部251aが毛結び付け部材240の毛結び付け片241を通過するように移動させるか又は原位置に復帰させる第4駆動片252とを含む。

このような毛巻き部材250は、第4駆動片252により毛巻き片251が直線往復運動をするようになり、このとき、毛巻き片251の前進時に毛結び付け片241の一側に毛巻き片251の曲線部251aの隆起面が支持され、毛巻き片251の後進時に毛結び付け片241の他側に曲線部251aの陥没溝が支持され、よって巻き孔251a-1が毛結び付け片241を一回り回転するようになるに伴い、巻き孔251a-1に位置した毛2が毛結び付け片241に1回巻かれる。

毛移動部材 毛移動部材260は、図13に示されているように、地糸1に結ばれた結び付け毛20を地糸1の一側に配列されるように移動させるためのものであって、地糸1が貫通する貫通孔が形成され、地糸1に沿って一側から他側に移動しつつ地糸1の他側に結ばれた結び付け毛20を移動させる移動片261と、移動片261を地糸1の進行方向に移動させる第5駆動片262とを含む。

つまり、毛移動部材260は、地糸1に結ばれた結び付け毛20を地糸1の一側に集めて結び付け毛20を稠密に配置させ、以後、結び付け毛20が稠密に配置された地糸1を所定の大きさで切断して結び付け地糸10を製作する。

毛回収部材 毛回収部材270は、図14に示されているように、毛挿入部材210から引き出された毛2のうち地糸1に結ばれない毛2を除去するためのものであって、これは残っている毛2と次の結び付け作業時に引き出される毛2が絡み合う問題を防止するためのものである。

つまり、毛回収部材270は、毛挿入部材210の引出孔に向かって直線運動し、先端に引出孔から引き出された毛を掴んで所定の場所に移動させる挟み部271aが形成された毛回収片271と、毛回収片271を直線運動させる第6駆動片272とを含む。

[結び付け方法] 以下、このような構成を有する本発明による結び付けシステムを利用した結び付け方法を説明する。

本発明による結び付け方法は、図15に示されているように、(a)毛挿入部材210の挿入溝に一つ以上の毛を挿入する段階;(b)毛引出部材220を毛挿入部材210の引出孔に挿入して挿入溝に挿入された毛を掴んだ後、地糸の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、地糸と毛が連結されつつ結び目孔を形成する段階;(c)毛拡張部材230を利用して結び目孔を拡張させる段階; (d)毛結び付け部材240を結び目孔の下から上に貫通するように移動させる段階; (e)毛巻き部材250を利用して、引出孔から引き出された毛の両端部を地糸の上側に位置した毛結び付け部材240に巻く段階; 及び(f)毛結び付け部材240に巻かれた毛の両端部を結び目孔を介して下部に引っ張って毛を地糸に結び付ける段階; (g)毛移動部材260を利用して、地糸の一側に結ばれた結び付け毛を地糸の他側に移動させて配列させる段階; 及び(h)毛回収部材270を利用して、地糸に結ばれずに残っている毛を所定の位置に移動させて回収する段階を含むことができる。

本発明による結び付け方法をより具体的に説明する。

一方、結び付け方法を進める前に、地糸供給装置100を介して地糸1を一端から他端まで連結されるように供給する。つまり、図1及び図2に示されているように、巻取片110に巻き取られた地糸1を供給片120まで供給されるように連結する。

(a)段階は、図5及び図16に示されているように、一つ以上の毛を貯蔵するとともに、毛の中央が安定的に引き出され得るように「U」字状に準備することであって、このとき、結び付け装置200の毛挿入部材210を利用する。つまり、毛挿入部材210で「U」字状を有した挿入片221の挿入溝221aに多数個の毛2を挿入した後、押圧片212を介して挿入片221に挿入された毛2を加圧する。

(b)段階は、図7及び図17に示されているように、毛挿入部材210に挿入された毛2を所定の部分引き出させるためのことであって、結び付け装置200の毛引出部材220を利用する。

つまり、毛挿入部材210の引出孔211bを介して毛引出部材220の毛引出片221を挿入して挿入溝211aに挿入された毛2を掴んだ後、地糸2の下部を通過して位置するように引き出させるとともに、地糸1と毛2が連結されつつ結び目孔2aを形成する(図17の底面斜視図を参照)。

(c)段階は、図12 及び図18に示されているように、毛引出部材220によって引っ張りつつ形成された結び目孔2aを拡張させるためのことであって、このとき、結び付け装置200の毛拡張部材230を用いる。つまり、毛拡張部材230の毛拡張片231が結び目孔2aに向かって移動し、このとき、「M」字状の拡張部231aが結び目孔2aを形成した毛2の両端部を加圧し、よって、毛2の両端が漸次広がりながら結び目孔2aを拡張させることができる。

(d)段階は、図19に示されているように、毛挿入部材210から引き出された毛2を利用して結び目を形成させるためのことであって、結び付け装置200の毛結び付け部材240を利用する。つまり、毛結び付け部材240の毛結び付け片241が結び目孔2aを下から上に貫通し、追って毛巻き部材250により毛2の両端部が巻かれると、下降しながら毛2を地糸1に結ぶ。

(e)段階は、図20に示されているように、結び付けのために毛の両脚を巻くためのことであって、毛巻き部材250を利用する。つまり、毛挿入部材250に位置した毛2の両脚を掴んで結び目孔2aから引き出された毛結び付け部材240の周面を回転しつつ1回以上毛2を巻く。つまり、毛結び付け部材240の周面に毛2の両脚が巻かれる。

(f)段階は、図21に示されているように、毛結び付け部材240が結び目孔2aの下部に移動すると、毛結び付け片241の引掛り鉤241aに巻かれた毛2の両脚が引っ掛かりながら引っ張られ、結び目が形成される。

(g)段階は、(f)段階により地糸1に結ばれた結び付け毛20を一側方向に集めて稠密に配置させるためのことであって、毛移動部材260を利用する。

つまり、第7駆動片262により毛移動片261が地糸1の一側から他側に移動しつつ地糸1に結ばれた結び付け毛20を地糸1の他側に移動させて配列させる。

(h)段階は、図14に示されているように、毛挿入部材210の引出孔211bに残っている毛2を除去するためのことであって、第8駆動片272により毛回収片271が毛挿入部材210の引出孔211bに向かって移動した後、挟み部271aがシリンダーにより締められつつ毛挿入部材210に残っている毛2を挟むようになり、このような状態で第8駆動片272によって毛回収片271が原位置に復帰すると、毛挿入部材210に残っている毛2を引っ張って除去する。

このような過程を連続して行うことにより、地糸1に自動で毛2を結ぶことができる。

[かつら製造方法] 本発明によるかつら製造方法は、図23に示されているように、長い結び付け地糸の製作段階(A)、単位結び付け地糸の製作段階(B)、単位結び付け地糸の接着段階(C)、及びかつら製作段階(D)を含む。

つまり、(A)段階は、図24に示されているように、前述した結び付け方法により複数の結び付け毛20が結ばれた長い結び付け地糸10を製作する。(B)段階は、図25に示されているように、製作された結び付け地糸10を所定の大きさで切断して単位結び付け地糸10aを製作する。(C)段階は、単位結び付け地糸10aに接着剤30を塗布して結び付け毛20を地糸1に接着させる。(D)段階は、図26に示されているように、単位結び付け地糸10を縦横に配列した後、糸(図示省略)で編んでかつら40を製作する。

このように本発明は地糸に毛を自動で結ぶことができ、このように毛が結ばれた地糸を利用してかつらを製作することにより、作業の効率性を高めることができる。

本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、さらにその均等概念から導き出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。

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