wig

申请号 JP2010519586 申请日 2008-07-08 公开(公告)号 JP5246630B2 公开(公告)日 2013-07-24
申请人 株式会社 ライツフォル; 发明人 虹伯 星名;
摘要
权利要求
  • 少なくとも2種類の太さの異なる糸状物が網目状に設けられことにより構成されるかつらベースと、
    前記かつらベースに植設される毛髪と を備え、
    前記毛髪は、前記糸状物のうちの細い糸状物の外側で固定され、
    前記毛髪が固定されない糸状物は、前記毛髪が固定された糸状物の太さと前記毛髪の太さの和より太い かつら。
  • 前記糸状物が形成する網目の形状は、四角形または六角形である 請求項1に記載のかつら。
  • 人体の頭部に装着されるかつらベースと、
    前記かつらベースに植設される毛髪と を備え、
    前記かつらベースは、複数の糸を編むことにより形成される糸状物が網目状に設けられることにより構成され、
    前記毛髪は、前記複数の糸のうちの最も装着面側の糸以外の糸の外側で固定される かつら。
  • 前記糸状物の太さは、250ミクロン以上500ミクロン以下である 請求項3に記載のかつら。
  • 说明书全文

    本発明は、かつらに関し、特に、装着面に新たな層を設けることなく、毛髪が直接頭皮に接触することを防止することができるようにした、かつらに関する。

    かつら(ウィッグ)は、人体の頭部に装着されるかつらベース(ベースネット層)に毛髪を植設することにより構成される。 このかつらベースとしては、例えば、合成樹脂または合成ゴムの薄膜、合成繊維などを編み込んだ編み地やネットなどが用いられる。

    また、毛髪の植設方法としては、毛髪をかつらベースに単に挿通させる、いわゆるV植毛方法がある(例えば、特許文献1参照)。 このV植毛方法では、かつらベースの表面に結び目が形成されないので、あたかも頭皮から毛髪が生えているように見せることができる。

    しかしながら、V植毛方法では、毛髪が単に挿通されるだけであるので、手指やブラッシングなどで簡単に引き抜かれてしまう。 従って、通常、毛髪を固定するために、毛髪が植設された後、かつらベースの装着面側に有機溶剤で希釈した接着溶液が塗布される。 その結果、通気性が悪くなり、頭部が蒸れるため、装着感が悪い。

    毛髪の植設方法としてはまた、図1に示すように、例えば、かつらベースを形成する網目状の糸状物12に毛髪11を1本ずつ縛りつけて固定する方法がある(例えば、特許文献2参照)。 この場合、かつらベースの装着面12Aが網目状となるため、通気性は良いが、毛髪11が糸状物12の装着面12Aの外側を通ることになる。

    このため、使用者がかつらを頭部に装着すると、装着面12Aの外側を通る毛髪11が頭皮に直接接触して圧迫する。 その結果、違和感が生じたり、かゆみが発生したりする。 また、アレルギー性皮膚炎を引き起こすこともある。

    さらに、装着面12Aの外側を通る毛髪11は、頭皮に接触するので充分に洗髪する必要がある。 このため、装着面12Aの外側を通る毛髪11は痛みやすく、抜け毛が発生しやすい。

    そこで、図2に示すように、糸状物12の装着面12Aに、絹製の被覆層などよりなる保護層13を新たに設け、装着面12Aの外側を通る毛髪11が頭部に直接接触しないようにすることが考えられている。

    特開2006−183215号公報

    特開2006−193872号公報

    しかしながら、この場合、保護層13を新たに設ける必要があるので、製造工程が増加し、その結果製造コストが増加する。 また、かつら全体の重さが増加したり、通気性が悪くなるために頭部が蒸れたりして、装着感が悪化する。

    本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、装着面に新たな層を設けることなく、毛髪が直接頭皮に接触することを防止することができるようにするものである。

    本発明の第1の側面は、少なくとも2種類の太さの異なる糸状物が網目状に設けられことにより構成されるかつらベースと、前記かつらベースに植設される毛髪とを備え、前記毛髪は、前記糸状物のうちの細い糸状物の外側で固定され、前記毛髪が固定されない糸状物は、前記毛髪が固定された糸状物の太さと前記毛髪の太さの和より太いかつらである。

    本発明の第2の側面は、人体の頭部に装着されるかつらベースと、前記かつらベースに植設される毛髪とを備え、前記かつらベースは、複数の糸を編むことにより形成される糸状物が網目状に設けられることにより構成され、前記毛髪は、前記複数の糸のうちの最も装着面側の糸以外の糸の外側で固定されるかつらである。

    本発明の第1の側面においては、少なくとも2種類の太さの異なる糸状物が網目状に設けられことにより構成されるかつらベースの細い糸状物の外側で毛髪が固定されることにより、かつらベースに毛髪が植設される。 なお、毛髪が固定されない糸状物は、毛髪が固定された糸状物の太さと毛髪の太さの和より太い。

    本発明の第2の側面においては、複数の糸を編むことにより形成される糸状物が網目状に設けられることにより構成されるかつらベースの、糸状物を形成する複数の糸のうちの最も装着面側の糸以外の糸の外側で毛髪が固定されることにより、かつらベースに毛髪が植設される。

    以上のように、本発明によれば、装着面に新たな層を設けることなく、毛髪が直接頭皮に接触することを防止することができる。 その結果、例えば、製造コストを増加させることなく、装着感を向上させることができる。

    従来の植設方法の一例について説明する図である。

    保護層が設けられたかつらベースの例を示す図である。

    本発明を適用したかつらのかつらベースの一実施の形態の構成例を示す上面図である。

    図3のかつらベースにおける毛髪の植設方法について説明する図である。

    細い糸状物と太い糸状物の他の配置例を示す図である。

    本発明を適用したかつらのかつらベースの他の一実施の形態の構成例を示す上面図である。

    図6の糸状物に対する毛髪の植設の例を示す図である。

    図6のかつらベースにおける毛髪の植設方法について説明する図である。

    符号の説明

    31 かつらベース, 35 毛髪, 41 かつらベース

    図3は、本発明を適用したかつらのかつらベースの一実施の形態の構成例を示す上面図である。 なお、図3では、説明の便宜上、かつらベース31の一部を図示してあるが、実際には、かつらベース31の形状は、人体の頭部の毛髪のない部分や頭部全体の形に沿った形状となっている。 このことは、後述する図5および図6においても同様である。

    図3のかつらベース31では、太い糸状物32と細い糸状物33が垂直に交差するように配置される。 その結果、かつらベース31では、対向する2つの辺どうしが同一の糸状物32または33からなる四形が網目状に配置されることになる。

    なお、図3の例では、四角形が1つ置きに一直線状に並ぶようにされたが、四角形の並び方はこれに限定されない。 例えば、隣接する四角形が一直線上に並ぶようにしてもよい。 また、太い糸状物32と細い糸状物33は、1本の糸により構成されてもよいし、複数の糸を編むことにより構成されてもよい。

    次に、図4を参照して、かつらベース31における毛髪の植設方法について説明する。 なお、図4は、図3のA−A断面図の拡大図であり、かつらベース31の表面側が図4中上側となり、頭皮に接触する側が図4中下側となる。

    図4に示すように、かつらベース31では、細い糸状物33にだけ毛髪35が縛りつけられる。 これにより、毛髪35が細い糸状物33の外側で固定されて植設される。

    この場合、細い糸状物33の外側を毛髪35が通る。 しかしながら、細い糸状物33と太い糸状物32の太さの差分により、かつらベース31の頭皮に接触する側の面34に凹凸が生じるため、太い糸状物32の太さが所定の太さ以上である場合、かつらベース31が頭部に装着されても、毛髪35は頭皮に接触しない。

    具体的には、毛髪35を縛りつけた後の細い糸状物33の太さが太い糸状物32の太さより小さい場合、毛髪35は頭皮に接触しない。 即ち、細い糸状物33の太さをaとし、太い糸状物32の太さをbとし、毛髪35の直径をcとすると、毛髪35を頭皮に接触させないためには、a+c<bの条件を満たす必要がある。

    ここで、毛髪35としては、全てに人毛を用いてもよいが、人毛と人工毛髪の併用が望ましい。 特に、毛髪35のうちの30%以上50%以下(より好ましくは35%以上45%以下)の毛髪を人毛とし、それ以外の毛髪を人工毛髪とすることが好ましい。 人工毛髪としては、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリエステル系合成繊維、ポリアミド系合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、ポリウレタン系合成繊維などを採用することができる。

    また、一般的に、人毛の太さは、50ミクロン以上80ミクロン以下であり、毛髪35の太さも同程度である。 なお、毛髪35の太さのばらつきは、製造者が毛髪35を植設する際に選別することで調整することができる。 また、かつらベース31の糸状物32および33の太さは、耐久性などを考慮して100ミクロン以上であることが望ましい。 従って、例えば、細い糸状物33の太さを150ミクロンとすると、太い糸状物32の太さを230(=150+80)ミクロンより大きくする必要がある。

    以上のように、a+c<bの条件が満たされる場合、毛髪35が頭皮に接触しないので、使用者に違和感やかゆみが生じず、使い心地が良い。 また、毛髪35が直接頭皮に接触しないので、充分に洗髪する必要がない。 従って、毛髪35が痛みにくく、抜け毛が発生しにくい。 さらに、図2に示したように、保護層13を新たに設ける必要がないので、かつら全体の重さが軽量であり、頭皮に接触する側の面34が網目状となるので通気性が良い。

    なお、図3および図4のかつらベース31では、太い糸状物32と細い糸状物33が垂直に交差するように配置されたが、配置方法はこれに限定されない。 他の配置例について、図5を参照して説明する。 なお、図5はかつらベースの上面図である。

    図5の例では、細い糸状物33が、網目状に配置される正六角形の対向する平行な2辺を形成し、太い糸状物32が、それ以外の4辺を形成するように、細い糸状物33と太い糸状物32が配置される。

    なお、上述した説明では、糸状物の太さの種類は2種類としたが、2種類以上であれば何種類であってもよい。 糸状物の太さの種類が3種類以上である場合、一番太い糸状物以外の糸状物に毛髪が植設されるようにしてもよいし、最も細い糸状物にのみ毛髪が植設されるようにしてもよい。

    次に、図6は、本発明を適用したかつらのかつらベースの他の一実施の形態の構成例を示す上面図である。

    図6のかつらベース41は、網目状に設けられた正六角形の糸状物42により構成される。 この糸状物42は、図7に示すように、複数の糸を編むことにより形成され、その糸の最も装着面側(図7中奥側)以外の糸に毛髪35が植設される。 なお、糸状物42の太さは、装着感などを考慮すると、250ミクロン以上500ミクロン以下であることが望ましい。 また、図7の例では、糸状物42の上下2つの辺に1本ずつ毛髪35が植設されているが、勿論、毛髪35を植設する辺や植設される毛髪35の数はこれに限定されない。

    次に、かつらベース41における毛髪35の植設方法の詳細について、図8を参照して説明する。 なお、図8は、糸状物42の1辺の断面図の拡大図であり、かつらベースの表面側が図8中上側となり、頭皮に接触する側(装着面側)が図8中下側となる。

    図8に示すように、糸状物42が3本の糸51−1乃至51−3を編むことにより形成されている場合、糸状物42の最も装着面側の糸51−3以外の糸として、例えば、最も表面側の糸51−1に毛髪35が縛りつけられる。 これにより、毛髪35が糸51−1の外側で固定されて植設される。 この場合、糸51−1の外側を毛髪35が通る。 しかしながら、その毛髪35の外側を他の糸51−2や51−3が通るため、毛髪35は頭皮に接触しない。

    従って、使用者がかつらベース41を頭部に装着した場合に、毛髪35が直接頭皮に接触することを防止することができる。 その結果、使用者に違和感やかゆみが生じず、使い心地が良い。 また、毛髪35が直接頭皮に接触しないので、充分に洗髪する必要がない。 従って、毛髪35が痛みにくく、抜け毛が発生しにくい。 さらに、図2に示したように、保護層13を新たに設ける必要がないので、かつら全体の重さが軽量であり、頭皮と接触する装着面が網目状となるので通気性が良い。

    なお、図8の例では、糸51−1に毛髪35が縛りつけられたが、毛髪35が縛りつけられる糸は、最も装着面側の糸51−3以外であればよいため、糸51−2であってもよい。

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