【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、かつら製造用原糸を基材とするキャップ(Cap)がない単筋ウェプト(We ft)かつら及びその製造方法に関する。 特に本発明は裁断されたかつら原糸を縫製してその縫製線としてウェプトを構成するにおいて、ウェプト自体を単筋で形成させ、かつら毛がさも頭髪のぬけげ形態と同様なる効果があるようにし、該単筋ウェプトが着用者の頭髪とよく調和して着用感を向上させると共に、かつら自体が軽くなり頭皮に圧迫感を与えず、又、通気性が優れて頭皮を保護することができ、長時間着用にも不便がないので、かつらとしての機能を極大化させた単筋ウェプトかつらとその製造方法を提供するにある。 【0002】 【従来の技術】一般的にかつらは自身の姿を新しく演出する為の手段として着用されている。 【0003】かつらの種類には手製と縫製かつらに区別されて、手製かつらは網目基材に原糸を植付け結束させるので頭髪と同じ効果創出には特別な長点がある一方、 数多い原糸を一つ宛人為的に植付ける為の作業時間が長いので量産体制化が出来ない短点がある。 縫製かつらの場合には一連の作業工程により量産が可能な長点がある。 【0004】前述の縫製かつらの場合にはアメリカ特許第3910291号等が公表され、該類に属する縫製かつらの製造工程を図1に示した。 説明すれば次のようである。 【0005】かつら原糸1を一定の長さに切断した後(図19参照)これをミシンで縫製して2筋の一番縫製線2を形成する(図20参照)。 次いで、2筋の一番縫製線2の中間を境界線として1側部分を反対側に折合せ(図21参照)、再び縫製して3番縫製線3を形成する(図22参照)。 又は再次1番縫製線2部分を2番縫製線3側に折り合せ(図23参照)、再三縫製して4番縫製線4を形成する(図24参照)。 このように再三縫製されたものを(Weft)ウェプト5とし、該ウェプト5にウレタン接着剤等でコーティング処理したかつら原緞6を用いてかつら7を製造する。 その際に、頭形状に配列される各かつら原緞6は網目基材8aと、レース部材8b及び伸縮バンド8cが連結された端レース8dにて構成されたキャップ8にもう一つの4番縫製線10で裁縫してかつら7を完成していた(図26参照)。 【0006】又、前述のキャップ8にかつら原緞6を一定間隔に配列が維持出来るように裁縫する為に、キャップ8を頭形状になったビニール紙等に予め付着させて、 キャップ8自体が、該形状を保持するようにした後、かつら原緞6を一つ宛裁縫する工程でかつらを完成していたのである。 【0007】このような従来のかつら7のかつら原緞6 はかつら原糸を1を1番乃至3番縫製線2、3、4によってウェプト5の幅が広く形成されて夫々のかつら原糸1等は、その根元が広い状態になり、各かつら原糸1等をカール(curl)状にした場合、カール状がその根元になるウェプト5に近接した状態に形成されずウェプト5より離隔された状態に形成されるのでカール状の方向を自由に移動させる事ができないようになり、かつらを着用時にかつら形状に変化を与える事ができなくなる短点がある。 又、夫々のかつら原糸1等の根元が平坦で広くなり、その根元に近接した部分は、ごわつく状態になってカール状部分が裁縫された状態の方向だけで伸びるようになって、他の方向への梳る時に各かつら原糸等が容易に移動されないようになってかつらの機能を低下させる欠点がある。 この様な従来のかつらはキャップと厚いウェプトにより重くて通気性が悪く、又、広い幅のウェプト5は着用時に頭皮へ平面的に接するようになって(図27参照)頭に圧迫を加えると共に、厚みが分厚く、1番乃至3番縫製線及び4番縫製線10が頭皮に接するようになるので頭を痛める原因となり長時間着用が困難なる欠点があった。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の如くかつら原緞のウェプトが数個の縫製線で構成され、幅が広くて厚みが分厚く形成されて惹起される諸問題点を解決し、従来すべてのかつらが具備しているキャップを使用しなくなって、かつらの製造工程を短縮することができるようにし、又かつらのウェプトを単筋で構成させて、従来方式のウェプトがかつら原糸等の間間から現れるような欠点を解決すると共に、通気性を向上させ、且つかつらのカール状方向を自由に変化させるようにして、かつら自体が、まるで毛髪と同様な効果を呈するようにして、かつら着用効果を極大化させると共にキャップを無くしたので、かつらが軽くて頭に圧迫感等の刺激を与えないようになって長時間着用にも不便のないようにしたかつらとその製造方法を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明のキャップのない単筋ウェプトかつらは、一列に整頓された原糸の中間部分を単筋の縫製線で裁縫し、上記原糸の一側端を上記縫製線を基準として反対側に折返して少なくとも単筋以上の縫製線を再び裁縫して形成される線状レースを頭形状に配列し、該線状レースに対して直角又は斜線状に配列されるように付着されるかつら原緞のウェプトを線状レースとの交叉地点で、括り線にて結くことにより構成されている。 【0010】本発明の実施に際して、前述のかつら原緞のウェプトは単筋の縫製線で構成するのが好ましい。 【0011】また、前述の線状レースは2筋乃至3筋の縫製線で構成され、頭髪の内毛髪と同様な短い原糸で構成するのが好ましい。 【0012】さらに、前述の線状レースに使用される原糸の長さは前述のかつら原緞の原糸の長さと等しくなるように構成するのが好ましい。 【0013】また、本発明のキャップがない単筋ウェプトかつらの製造方法は、一定の長さに裁断されたかつら原糸を単筋の縫製線で裁縫して単筋のウェプトを形成した後、これを約80℃に保持されるセッティングローラーで前述かつら原糸を、前述縫製線を中心として折曲させると同時に折曲状態を保持するように加熱セッティングさせる1次折曲工程と、ガイド部材を沿って案内移動する折曲されたかつら原糸の縫製線を引張りと同時に接着剤を供給する接着装置で縫製線部分だけを接着させる接着工程と、接着剤が塗着された未完成状態のウェプトを案内する加熱整頓装置で該ウェプトのかつら原糸折曲部位を整頓させると共に、折曲状態を保持させるために再加熱セッティングする工程と、スプレー装置を利用して縫製線部分に柔軟剤を噴霧させる工程でかつら原緞を製造した後に、頭形状を維持するように木型に被せたビニール紙表面に2筋以上の縫製線になるように裁縫された原糸の線状レースを一定間隔に複数個配列付着して、 前述の線状レース上に前述のかつら原緞のウェプトを交叉するするように配列した状態で、該交叉点を括り線で結くことによりかつらを製造している。 【0014】ここで、加熱整頓装置のU字形案内溝は、 その引入端側は広く構成され、引出後側による程狭くなり、縫製線に裁縫されたかつら原糸等が加熱した熱により縫製線の外径に緊着された状態で再次折曲されると共に再セッティングされるように構成するのが好ましい。 【0015】換言すると、本発明は、前述の課題を達成する為に、一定の長さに裁断されたかつら原糸を単筋の縫製線により裁縫して単筋のウェプトを形成した後、これを約80℃の温度を保持するセッティングローラーで上記かつら原糸を前述縫製線を中心として折曲させると同時に、折曲状態を保持させる為に加熱セッティングさせる1次折曲工程と、ガイド部材を沿って案内移動する折曲されたかつら原糸の縫製線を引抜きと同時に接着剤を供給する接着装置で縫製線部位だけ接着させる接着工程と、接着剤が塗着された未完成状態のウェプトを案内する加熱整頓装置で、該ウェプトのかつら原糸折曲部位を整頓と同時に折曲状態を保持するように再加熱セッティングする工程と、スプレー装置を用いて縫製線部位に柔軟剤を噴霧する工程でかつら原緞を製造した後、頭形状を保持するように木型に被せたビニール紙等の表面に2線以上の縫製線になるように裁縫された原糸の線状レースを一定間隔で複数個配列付着して、上述線状レース上に前述のかつら原緞のウェプトを交叉するように配列した状態で、該交叉点を括り線で結く方法でかつらを製造し、一列に整頓された原糸の中間部分を1線の縫製線で裁縫し、前述原糸の一側端を前述裁縫線を基準として反対側に折り返した後少なくとも1線以上の縫製線で再次裁縫して形成される線状レースを頭形状に配列し前述線状レースに対し直角又は斜線状に配列されるように付着されるかつら原緞のウェプトを線状レースとの交叉地点で括り線で結くようにかつらを形成している。 【0016】 【作用】上記した様な構成を具備する本発明のかつらあるいは本発明により製造されるかつらによれば、かつらのウェプトが単筋で構成されているため、図1で示されている通り、通気性が向上し、かつらのカール状方向の自由度が増大する。 そのため、毛髪と同様な外観を得ることが可能となり、かつら着用の効果が向上される。 【0017】さらに、キャップを省略し、且つかつらそのものが軽量であるので、かつら着用時に頭部に圧迫感を覚えることが無くなり、長時間に及びかつら着用が可能となった。 【0018】 【実施例】以下、図1〜図18を参照して、本発明の実施例について説明する。 【0019】図2と図3は本発明の単筋ウェプトかつら原緞を製造する過程を示す概略なる側面図と平面図である。 【0020】一定の長さに裁断されたかつら原糸21をミシン22に供給して一筋の縫製線23によりかつら原糸21等が一列に整頓されて裁縫される。 【0021】ミシン22を通過したかつら原糸21は丸溝24により一次的折曲されるセッティングローラー2 5を通過しながら縫製線23を中心として折曲する一次折曲工程を経る。 セッティングローラー25自体は電気ヒーター装置により約80℃に保持させ、丸溝24を通過する縫製線23に裁縫されたかつら原糸を加熱して縫製線基準として折曲作用が良くできるようにすると共に、その折曲状態が乱れることなく保持出来るようにする。 セッティングローラー25の回転速度比はミシン2 2の裁縫作動速度比と同一なる状態に維持させる。 ここにおいて、セッティングローラー25がかつら原糸を縫製線22を基準として折曲させるのは図4に示した通りである。 【0022】セッティングローラー25の次の工程としては、接着工程と再セッティング工程を順番に経る。 接着工程の接着装置26はギヤ(gear)のある駆動ローラー27と連動ローラー28とで構成され、かつら原糸21を一列に括っている縫製線23を引張りが出来るように構成されている。 駆動ローラー27はモーター(図示省略)の動力を伝達する回転軸30に設置され回転するようにし、その回転軸はスプリング31により弾力的な圧着力が作用され(図7参照)、駆動ローラー2 7の回転力が連動ローラー28に伝達するようにして駆動ローラー27と連動ローラー28の間にはさまった縫製線23を効率的に引張ることが出来るようになっている。 又、回転軸30はモーターの出力軸にユニバーサルジョイント等で連結されており、スプリングによる弾力作用に拘わる事なしに回転軸30が駆動ローラーを円滑に回転させるように構成されている。 【0023】前述の連動ローラー28は接着剤貯槽29 に適宜浸る状態に設置して、駆動ローラー27と同じく回転しながら縫製線23とそれに括られているかつら原糸の折曲部位に接着剤Wを供給するようにした。 駆動及び連動ローラーの周縁に鋸歯形を形成させたのは、該鋸歯形が相互噛合って回転するようにせしめると共に、鋸歯形による接着剤の運びをよくするためである。 又、運ばれた接着剤が縫製線23の上下左右の四方向より供給されるようにして、かつら原糸の折曲部位に接着剤が均等に塗着されるようにしたのである(図2参照)。 【0024】接着装置26の周囲には、1次折曲工程を経ながら縫製線23を基準として折曲されたかつら原糸21等を垂直状態より水平状態への位置変更させる片状のガイド部材32を設け、かつら原糸の折曲部位にだけ接着剤を塗着させるように構成してある。 該ガイド部材32は再セッティング工程である接着剤が塗着されているかつら原糸の折曲部位を再次整頓する加熱整頓装置3 3にまで連設される。 【0025】即ち、セッティングローラー25を通過したかつら原糸等は縫製線23を中心に、正確なるU字形に折曲されず稍不規則な折曲になるので(図5、図6参照)、これを整頓する必要がある。 【0026】従って、本発明では加熱整頓装置33を利用して、一次的に折曲加工されたかつら原糸等を再次折曲加工して、該部位が縫製線23に緊着された状態に折曲されるようにしたのである。 【0027】前述の作用を成し遂げる為に、加熱整頓装置33は大体U字形の案内溝34があり(図2参照)、 且つ電気ヒーター装置により約80℃の温度を保持するように構成されている。 加熱整頓装置33の案内溝34 の引入端側は緩かなU字溝状に広く構成され、引出し端側になる程漸次狭くなって縫製線23の外径とほぼ一致するように構成されている(図8参照)。 縫製線23の径より大きく折曲されたループ(loop)は案内溝3 4を通過する間に漸次的に縫製線側に接近しながら加熱作用により再セッティングされると共に、縫製線に既塗着され接着剤に再セッティングされるかつら原糸の折曲部位が縫製線に緊着された状態に接着されるようにした。 【0028】前述の加熱整頓装置33は、その案内溝3 4の溝部に縫製線23が密接された状態で運ばれるようにする引抜装置35を設けている。 該引抜装置は上下に対接された2個の回転ローラーで構成され、このローラーはかつら原糸は勿論のこと縫製線及び接着剤を損はないようにする材質で構成することが好ましい。 又、回転ローラーは何れの一つが別のモーターに連結されて駆動しながら引抜作用を遂げるものであり、回転ローラーの回転速度比は前述の駆動及び連動ローラー27、28の回転比と同様に構成させてミシン22で裁縫されて供給されるかつら原糸21の供給速度から加熱整頓装置33 を通過するかつら原緞37の引抜速度が同一になってかつら原緞を連続的に且つ持続的に製造する事が出来るようにしたのである。 【0029】一方、前述の如く製造されるかつら原緞3 7は、縫製線23に括られてそれを中心にして折曲され接着剤で接着された部分該自体がウェプト38を構成するものである。 従って、ウェプト38自体は幅が極めて狭い状態になると共に、厚みが薄い状態になる。 このように製造されるかつら原緞37のウェプト38には、加熱整頓装置33と引抜装置35の間に設けたスプレイ装置36を利用して柔軟剤を噴霧して、ウェプトを構成する接着剤を柔軟な状態にさせる。 そのため、かつらを製造する時、単筋上のウェプト自体が柔軟であり頭髪又は頭皮を保護するようになるのである。 本発明で使用する接着剤は人体に無害であり接着性が強いものであれば好ましい。 又、柔軟剤は接着剤を柔かくする特性があるものがなお好ましく、これも人体無害であるのが好ましい。 【0030】前述のような製造工程で製造されたかつら原緞37でかつら45製造するにあたり、本発明では従来のようなキャップを使用することなくかつら原緞37 を頭形状に結く事が出来るのである。 【0031】本発明のかつら原緞を結くには、レースを2線又は3線のライナ(line)で構成された線状レース39を利用する。 以下において実施例として説明されているものでは、線状レース39は、図9〜図11に示されており、かつら原糸21よりはずっと短く裁断された原糸40が裁縫されたものが使用されている。 【0032】このような線状レース39は、一般的に縫製かつらのかつら原緞を構成するウェプトと同様な製造方法で製造される。 即ち、原糸40の中間部分を単筋の縫製線で裁縫した後、一側部分を反対側に折り返して1 線又は2線の縫製線で裁縫して接着剤をコーティングする方法で線状レース39を完成するのである。 【0033】一方、線状レース39は形成される原糸4 0の長さがかつら原糸21より短いものを使用した場合には、該短い原糸が頭髪において内毛髪の役割を果すものである。 一方、線状レースの原糸をかつら原糸と同一の長さにする場合には、かつら毛髪を多く形成することが出来る。 そのため、本発明は原糸40の長さに関係なく原糸その自体を使用してもかつらの品質を高めることが出来るのはいうまでもなく、線状レースは必ず2線又は3線だけで構成するのに限らずに、柔軟であり、且つ、薄くて狭い幅の織物帯を使用することも出来るのである。 【0034】前述の線状レース39とかつら原料37でキャップがないかつら45を製造する過程を説明すれば次の通りである。 【0035】従来のかつら製造方法と同様に頭形状に形成されたビニール紙41を木型42に被せ、これに図案された線状レース付着線(図示省略)に沿って線状レース39を付着させた後、ウェプト付着標示線43に合せてかつら原緞37のウェプト38を一致させながら、線状レース39上方からウェプト38を付着させる(図1 4、図15、図16参照)。 かつら原緞37のウェプト38は図17に示したように線状レース39に括り線4 4だけで結ばせる工程において、かつら原緞37を強固に付着させる事が出来るので、本発明は従来のようにキャップを使用しないで、かつらを製造する事が出来る。 【0036】そのため、かつら自体を軽く製造することが出来る。 【0037】ここで、括り線44は通常のミシンを使用するのが能率的であり、場合によっては手工程で括ることも出来る。 【0038】 【発明の効果】上述の如き製造工程で製造されたかつら45は、従来のかつら製造方法と同様にビニール紙41 を除去すれば完成されるのである。 【0039】この様な本発明のかつらはウェプトが単筋状で構成されるので、かつらのカール形状をウェプトに近接するよう形成されることが出来る。 且つ、かつら原糸の根元である単筋状のウェプトが丸い状態で幅が極く狭いので、かつら原糸が自由自在に動くことが出来る。 これ等の理由に基づいてカール形状の方向に変化を与えることが出来るので、かつらの着用効果を一層高めることが出来る。 【0040】単筋状ウェプトの幅が狭いばかりでなく、 それを構成する接着剤は柔軟剤によりなめらかで又軟い状態を保持するので、頭皮との接触感が優れている。 それに加えて、毛髪とよく調和して、かつらの着用感を一層良くするこるとができる。 さらに軽量に製造されているので、頭に圧迫感を与えずに長時間着用しても疲労や嫌気を感ずる事がない。 この様に本発明のあるいは本発明により製造されたかつらには、従来技術からは予想出来ない独特の特徴が存在するのである。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のかつらの着用状態を示す側面図。 【図2】本発明のかつらを構成するかつら原緞の製造工程を示す側面図。 【図3】本発明のかつら原緞の製造工程を示す平面図。 【図4】本発明のかつら原糸折曲工程の1次折曲セッティングローラーの作用状態図。 【図5】縫製線で裁縫されたかつら原糸を示す平面図。 【図6】縫製線で裁縫されたかつら原糸の折曲状態を示す側面図。 【図7】図3のA−A線断面図。 【図8】図3のB−B線断面図。 【図9】線状レースの1製造工程を示す平面図。 【図10】線状レースの製造において、図9とは異なる製造工程を示す平面図。 【図11】線状レースの製造において、図9、図10とは異なる製造工程を示す平面図。 【図12】本発明で用いられるかつら原緞を示す平面図。 【図13】本発明で用いられる線状レースを示す平面図。 【図14】かつら製造の一工程を示す背面図。 【図15】図14で示すのとは異なるかつら製造工程を示す部分拡大図。 【図16】図14、図15で示すのとは異なるかつら製造工程を示す側面図。 【図17】本発明のかつらを裏返した状態の斜視図。 【図18】本発明のかつらの完成状態を示す概略断面図。 【図19】キャップがある従来のかつら製造の一工程を示す図。 【図20】図19で示すのとは別の従来工程を示す図。 【図21】図19、図20で示すのとは別の従来工程を示す図。 【図22】図19〜図21で示すのとは別の従来工程を示す図。 【図23】図19〜図22で示すのとは別の従来工程を示す図。 【図24】図19〜図23で示すのとは別の従来工程を示す図。 【図25】従来のかつら原糸のキャップ形成を示した図。 【図26】製造された従来かつらを裏返した状態の斜視図。 【図27】従来かつらの着用状態を示す側面図。 【符号の説明】 1、21・・・かつら原糸 22・・・ミシン 23・・・縫製線 24・・・丸溝 25・・・セッティングローラー 26・・・接着装置 29・・・接着剤貯槽 33・・・加熱整頓装置 34・・・案内溝 35・・・引張装置 36・・・スプレー装置 39・・・線状レース 44・・・括り線 45・・・かつら |