Women's hair replacement |
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申请号 | JP2009506563 | 申请日 | 2007-04-19 | 公开(公告)号 | JP2009534545A | 公开(公告)日 | 2009-09-24 |
申请人 | ジェイ.エイ.オルタネイティブズJ.A.Alternatives; | 发明人 | クピッツ,アーウィン,エイチ.; | ||||
摘要 | 本発明は外科的手当を要しない自然に見えるヘアリプレースメント、すなわち婦人の頭髪消失部分を複製するようにデザインされた鬘に関する。 この鬘はポリウレタン製強化部分を用いてデザインされた3/4型キャップあるいはフルキャップであり、この鬘を婦人の平均的な頭部サイズに適合させることが可能である。 この鬘は、異なる形式の結び方、髪量あるいは髪の方向に適合させるため、種々の基礎材料を用いて種々部分に作製される。 種々に及ぶ部分及び材料を用いることにより自然な髪の伸びを表現し、同時に着用性及び適合性を向上させることができる。 カラーの選択によって、自然で最もポピュラーな色調及びドラマチックなカラー表現の双方を選ぶことが可能である。 本発明のヘアリプレースメントは5〜14種にそれぞれ選択色がブレンドされた異なるヘアカラー色調を有するため、光の反射により種々の色調及び濃淡が与えられる。 このようなカラーブレンドを与えることにより、本発明に係る婦人用ヘアリプレースメントに最も自然な感じが付与される。 | ||||||
权利要求 | コーティングされたレースから成る前部及び側部ヘアライン部分を備えて成る基底部から構成される婦人用ヘアリプレースメント。 背部が強化された基底部から構成される婦人用ヘアリプレースメント。 前記強化された背部がポリウレタンを用いて強化されていることを特徴とする請求項2記載のヘアリプレースメント。 前記強化された背部が、ポリウレタンから成る水平な蹄鉄形ラインとタブによって強化されていることを特徴とする請求項2項記載のヘアリプレースメント。 ヘアが頂部及び上側王冠部に十字パターンで結び付けられることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 下側首筋部分の側面において、ヘアが首へ向けて結び付けられることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 前部側面ヘアラインが、交互スプリット結び及び平結びのそれぞれを用いて、顔及び下方へ向けて結び付けられることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 一定方向へ向かう破断を防止するため、異なる結び形式による部分が一緒に混ぜ合わされることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 縫いつけが頂部においてはストライプパターンで為され、及び頂部以外のすべての部分ではダイアモンドパターンで為されることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 ヘアリプレースメントの前部ヘアラインが明るい色調に作られていることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 ヘアリプレースメントの特に頂部及び王冠部分が中間色調に作られ、及び特に首筋部分が暗い色調に作られることを特徴とする請求項10項記載のヘアリプレースメント。 髪の根元を暗色とし、及び髪の先端を明色にして自然なブリーチ効果を模倣することを特徴とする婦人用ヘアリプレースメント。 |
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说明书全文 | 本発明は外科手術を必要としない頭髪用ヘアリプレースメント、すなわち婦人の頭髪消失部分を複製するようにデザインされたヘアリプレースメント、かつらに関する。 男性用ヘアピース及びその製造方法は米国特許公開US2006/0081267に開示がある。 この文献は参照として本願に記載する。 しかし、婦人の場合、男性とは異なるパターンで髪が失われることが経験的に知られている。 それゆえ、特に婦人のためにデザインされた高品質で、価格が手頃であり、かつ自然な感じを与えるヘアリプレースメントが必要とされている。 本発明は婦人の頭髪減少状態に対応して特別にデザインされたヘアリプレースメントに関する。 このヘアリプレースメントは2種のデザイン、(i)頭頂型あるいはは3/4キャップ型と(ii)フルキャップ型に作製されている。 これらのデザインは双方とも、在庫/カタログ商品としてもカスタムメード商品としても製造可能である。 3/4キャップ型デザインは、好ましくは頭頂部の頭髪が消失した婦人用にワンサイズの在庫型商品として扱われる。 フルキャップ型デザインは、好ましくは3種サイズ、すなわち54、55、56cmが揃えられた在庫型商品として扱われる。 これら2つのデザインは、婦人に起こり得る種々形態の頭髪喪失に対応して作製されている。 フルキャップ型デザインは、円形脱毛症、無毛症、Alopecia universals等の最も厳しい状態にある頭髪喪失、さらに化学療法や放射線治療による頭髪喪失などを治療するために提供されるものである。 フルキャップ型は、婦人の平均的頭部サイズにヘアリプレースメントを合わせられるように調節可能な切断部分、すなわち「キー」を設けてデザインされる。 これらキーは、切断し、適合させ、さらに縫製して最も良くフィットさせることができるポリウレタン材料を用いて作製される。 このようなキーを設けることにより、ヘアリプレースメント作製者が婦人の頭部形状に合わせて必要に応じて部分を取り除き、あるいは付け足すことにより、フルキャップデザインを誂えることが可能となる。 このような誂えが殆どの場合において婦人が待っている間に可能であれば婦人にとって極めて有益である。 本発明によれば、殆どの場合、頭髪喪失に悩む婦人はデザインのために1度訪ねるだけでその悩みを解消することが可能であり、3/4キャップ型及びフルキャップ型のいずれについても待っている間に婦人の頭部形状と頭髪喪失部分に合わせてヘアリプレースメントを誂えることが可能である。 従って、本発明によれば、最初の訪問で殆どの場合において適合する高品質のヘアリプレースメントを受け取ることが可能とされる。 材料としては入手可能なできる限り繊細な(fine)材料が用いられる。 フルキャップ型の場合、好ましくは以下において述べる5つの異なる部分に異なる5種の材料が用いられる。 異なる5種の材料を用いることにより、多種に及ぶ結び方、髪量、髪の向きを与えることが容易となる。 種々部分や材料を使いることは、自然な髪の伸び、快適な着用感、適合性の付与に寄与している。 双方のデザインに用いられる髪は好ましくは通常最も品質の良い髪の提供源として知られるインド人(Indian)及びヨーロッパ人の細い髪の組合せである。 好ましくは、髪は手にとって質、軟らかさ、輝き、ウエーブパターン、色などの面から選択される。 色の選択においては、天然の最も一般的な色合いを選択する場合と、最新先端的な劇的な色を選択する場合が挙げられる。 カラーリングを用いることにより、婦人によるヘアカラーの選択幅が広げられ、またヘアリプレースメントが作製される。 本発明のヘアリプレースメントには、ブレンドによって光の反射により、種々の色合いや色調の差が与えられるようにブレンドされた5〜14種の異なるヘアカラーシェードがある。 このようなカラーブレンドによって、本発明に係る婦人用ヘアリプレースメントには最も自然な感じの外観が与えられている。 本発明は婦人に広く使用可能な高品質で、大量生産可能であり、かつ価格が手ごろなヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、技量、細部に亘る注意、及び正確な髪の生長描写により、品質の優れる婦人用ヘアリプレースメントを大量生産によって提供することを目的とする。 本発明はさらに、安楽性及び耐久性に優れる婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、カスタムオーダーでの3/4型あるいはフルキャップの作製に通常6〜12週間の待ち時間が要求されるのと異なり、最初の訪問で適合させることが可能な婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明は猶さらに、背部に水平な蹄鉄形ポリウレタンライン及びポリウレタンタブあるいはキーが含まれて強化され、婦人の頭部に適合するようにこのポリウレタンを調節することが可能な婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、コーティングされたレースから成る前部及び側部ヘアライン部分が含まれる婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、髪が頂部と上側王冠部分で十字パターンに結ばれる婦人用ヘアリプレースメント、髪が首筋下側部分の側部で首へ向けて結ばれる婦人用ヘアリプレースメント、及び髪が交互スプリット結び・平結びを用いて前側ヘアライン部分において顔と下方へ向けて結ばれる婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、異なる結び部分をブレンドして一定方向に生ずる破損を防止することができる婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明は猶さらに、インド人及びヨーロッパ人起源の髪を用いて柔軟効果と寿命保持性が与えられた婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、頂部においてはストライプパターンで、及び頂部を除く他のすべての部分ではダイアモンドパターンで縫いつけがなされることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明は猶さらに、ヘアリプレースメントの色合いが、前部ヘアラインにおいてより明るく、頂部及び王冠部分において中程度であり、そして首筋部分において暗くされていることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明は猶さらに、自然なブリーチング効果に似せるため、髪の根元をより暗色に、先端部をより明色にすることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 本発明はさらに、髪が最も自然に見え、髪がさらに伸びているように見せるため、ブレンドされたヘアカラーから成ることを特徴とする婦人用ヘアリプレースメントを提供することを目的とする。 図1は背部から見た基底部の模式的表示である。 本発明の好ましい実施態様によれば、頂部17は小ホール(hole:すきま)から成るレースで作られ、王冠下側部分15は大きなホールから成るレースで作られ、そして首筋部分は13は中間の大きさのホールから成るレースから作られる。 頂部17の小さなホールレース、王冠下側部分15の大きなホールレース、及び首筋部分13の中形のホースレースは一本の縫い目ライン18と一緒に縫い合わされ、また好ましい実施態様においては、前記小、中、大のホールレースそれぞれの間に一本ずつ、3本のスティッチライン18が設けられる。 側部から首筋13に至る基底部にそってポリウレタン10が並べられている。 このポリウレタンには、仕上げられたヘアリプレースメントの着用及び変更を容易にするため、タブまたはキー12が好ましくは3個設けられる。 王冠下側部分15には取り付けを可能とするための蹄鉄形のポリウレタンライン14が設けられる。 好ましい実施態様においては、締結形のポリウレタンライン14が5個設けられる。 これらポリウレタンライン14は5個の蹄鉄形ポリウレタンラインのいずれのレベルにおいても切断可能である。 ヘアリプレースメントには、その首筋部分13の各コーナーにプリーツが設けられ、さらに適切に取り付けられるように首筋部分13の底部に僅かな曲線部19も設けられる。 図1中の矢印はレースの列の方向を示し、基底部が作製される際、レースは頂部17においては十字パターンに、王冠下側部分15及び首筋部分13の中心においては下方へ向い、さらに首筋部分13の下側においては首方向へ一定角度で向かうように配置される。 図2は頂部から見た基底部の概略図である。 蹄鉄形ポリウレタンライン14は好ましくはヘアリプレースメントの前端から約2mmのところで終わっている。 頂部から見た場合、ヘアリプレースメントには、王冠下側15に大形ホールレース、頂部17に小形ホールレース、前部20に軽量中形ホールレース、そして前端部22に強化軽量中形ホールレースが設けられる。 頂部17上の小形ホールレースは、前部20に設けられた軽量中形ホールレースへ二重のスティッチライン24を用いて取り付けられる。 前端部22の強化軽量中形ホールレースは一本のジグザクスティッチ28によってポリウレタン10へ取り付けられる。 好ましい実施態様においては、二本の扇形スティッチライン26と一本のジグザグスティッチ28がそれとわからない糸を用いてスティッチされる。 図3は側方から見た場合の基底部の概略図であり、図4は前方から見た場合の基底部の概略図である。 図3及び4には、5本のポリウレタンライン14、スティッチライン18、二重スティッチライン24、二重波形(ほたて貝の貝殻の先端状)スティッチライン26、及び一本のジグザグスティッチライン28が示されている。 強化軽量中形ホールレースは完成されたヘアリプレースメント上のポリウレタン10の下方約2mmの位置で切り取られて微細な縁部が作製される。 図5〜8は縫いつけ及び密度、すなわち結び方及び結び方向の略説明図である。 本発明のヘアリプレースメントの結び方は、1)ぴったりした、それとわからない効果を出すための単毛平結び、2)それとわからない結び方を用いて嵩と動きを出すための単毛分割結び、3)頭部へぴったりと結び目を配置させ、かつ仕上がりヘアリプレースメントへ重みを加えるための2本ヘア平結び、4)明るいヘアカラー用に嵩を調節するための、黒っぽいヘアほど直径が太くない3〜4本ヘア単結び、及び5)耐久性を得るための二重結びを組み合わせたものである。 これに関連して、髪の動きにおける急激な破断を防止するため、結びパターンの方向変化は漸進的に為されなければならない。 図5は背部から見た場合の縫いつけ及び密度の略説明図である。 首筋部下部50においてはすべてのホール中において2本ヘア単一結びが為され、これら結び目は矢印で示すように真っ直ぐ下方へ向けられている。 明るいヘアカラー、すなわちカラーレベル7(メディアムブロンド)及びそれより明るいカラーに関しては、明色系ヘアは細いため各ホール中には3〜4本のヘアが用いられる。 首筋部52の下方部分では、色に依存するが、結び目当たり同量のヘアが用いられ、前記結び目は首の側部に対して45°の角度で向けられ、ショートヘアスタイルの場合でも髪がこの部分においてフラットかつ自然に整えられることが確保されている。 首筋部54の上側部分は、耐久性のため二重結びを用いてすべての第二ホールに2本ヘアが含まれて作製されており、またこれらのヘアは真っ直ぐ下方へ結ばれている。 首筋部56の上方側部ではすべてのホールが2本ヘア平結び(明るい色の髪の場合は3〜4本)によって作製されており、またこれらのヘアは僅かに耳の方へ角度を成して(約10°)真っ直ぐ下方へ結ばれている。 下側首筋部分58は単一平結びに構成され、十字パターンで結ばれている。 王冠下側部分59の中央においては、一番下のポリウレタンライン14から三番目のポリウレタンライン14まで、ヘアは二重結びを用いてすべての第二ホール中には2本ヘア(明るい色の髪の場合は3本ヘア)が用いられて真っ直ぐ下方へ結ばれている。 王冠下側部分59の中央においては、3番目のポリウレタンライン14から5番目のポリウレタンライン14まで、すべての第二ホール中には2本ヘア(明るい色の髪の場合は3〜4本ヘア)が用いられ、それらヘアは1列が真っ直ぐ下方へ、次の列が右の方へ、さらに次の列が左の方へと向かうパターンで、5番目のポリウレタンライン14の直ぐ上までこれらの方向を交互に代えながら結ばれている。 図6は側方から見た場合の縫いつけ及び密度の略説明図である。 耳湾曲部上側部分60では、ヘアは2本ヘア(明るい色の髪の場合は3本)平結びを用いて耳へ向かって下方へ結ばれている。 耳上側部分62では、すべてのホール中においてヘアは2本ヘアを用いて二重結びで結ばれており、またこれらのヘアは真っ直ぐ下方へ向けられている。 最も下のポリウレタンライン14から3番目のポリウレタンライン14まで、ヘアは二重結びを用いて全ての第二ホール中に2本ヘア(明るい色の髪の場合は3本ヘア)が用いられ、これらヘアは真っ直ぐ下方へ結ばれている。 3番目のポリウレタンライン14から5番目のポリウレタンライン14まで、ヘアは全ての第二ホール中において2本ヘア(明るい色の髪の場合は3〜4本ヘア)であり、これらヘアは1列が真っ直ぐ下方へ結ばれ、次の列が顔へ向かって結ばれ、及びこれら方向が5番目のポリウレタンライン14の直ぐ上まで交互に繰り返されるパターンで結ばれている。 好ましい実施態様に従って、5番目のポリウレタンライン14上方の最後の列は、でこぼこなラインを作り出して頂部17へ適切に移行するよう確保するためジグザグパターンで終わっている。 図7は上部から見た場合の縫いつけ及び密度の略説明図である。 所望される髪の豊かさに依存して1本のジグザグスティッチライン28の後方約2mmから異なる3つの密度部分が始まるように設けられる。 密度1(フル):平結びだけを用いて、全てのホールに2本ヘア(明るい色の髪の場合は3〜4本)が結び付けられる。 これにより、豊かなヘアと少ない動き(主に真っ直ぐでなめらかなスタイル)を望む婦人にとって極めて豊かな頭頂部が作製される。 密度2(メディアム・フル):1本ヘアスプリット結びと2本ヘア平結びが交互に行われる。 これにより、自然な動きあるが膨らみがなく、長く重ねたヘアスタイルの婦人あるいは自然な弾力あるカール質の婦人に適するメディアム・フル密度が作製される。 密度3(メディアム):1本ヘアがスプリット結びだけを用いて結びつけられる。 これにより、嵩はあるが軽量で、持ち上げても重くない鬘が作製される。 この密度は細い髪の婦人あるいは子供に適している。 頂部17上ではすべてについて、及び1本ジグザグスティッチライン28の後方約2mmまでの部分では、ヘアは1列を右側に、また1列を左側へと交互に変えながら十字パターンに結ばれている。 側部、頂部及び前部間での移行部分64には隙間があってはならず、好ましくはジグザグパターンと適合して、頂部、側部及び背部間への移行が滑らかになるように確保される。 図8は前部から見た場合の縫いつけ及び密度の略説明図である。 前部80においては、レースのすべてのホールに2本ヘア(または3本)が真っ直ぐ下方へ向けて結び付けられ、背部の中形及び大形二重結びへ連結されている。 前方側端部82では、各ホールに1本ヘアが平結びとスプリット結びで交互に結ばれている。 平結びは真っ直ぐ下方へ向けられ、スプリット結びは顔へ向かうように結ばれる。 好ましくは、側面はジグザグパターンで終わっている。 前方中央部84においては、スプリット結びを行うと同時に1本ヘアが結ばれ、これらヘアは十字パターン(1列は左、1列は右)で前頭方向へ向けて結ばれる。 この部分における頂部17十字パターンとの接続部分には傷があったり、隙間があってはならない。 前方中央端部86(ポリウレタンラインを過ぎて約2mm部分)においては、ヘアはジグザグパターンに続く1本ヘアスプリット結びである。 この技術を用いて、ヘアラインの周り全体に最も明るいフロントカラーを用いて自然であるが一様でないヘアラインが形成される。 図9〜12は色を模式的に表した図である。 本発明のカラーリングには下記特徴がある。 (i)すべてのカラーが所望される色調値に基づいて多色ストランドからブランドされていること、及び(ii)すべてのカラーが、自然な太陽によるブリーチング効果を模倣するため、より暗い根元(約3インチ)からより明るい色、特にレベル8(ライトブロンド)以上のよりブロンドの色合いの強い先端部へと段階的に配列されていることである。 このような詳細のカラー構成とすることにより、本発明に係るヘアリプレースメントは最も自然に見えるようになる。 結び方をダイアモンドパターンとすることも可能であり、自然に伸びた髪のように多様なハイライト効果及び低明度効果を得ることが可能である。 図9は背部から見たときの色を模式的に表わした図である。 首筋部分は、最も暗いカラー90が約75%と中間カラー92が約25%のブレンドであり、自然な効果を出すために明るいカラー94は含まれておらず、首筋部分下側にはより暗いヘアカラーが用いられている。 これらのカラーはダイアモンド形状に縫いつけされ、交互に配置されている。 中央背部において、約40〜45%は最も暗いカラー90、約45〜50%は中間のカラー92、そして10数%は明るいカラー94である。 これらのカラーが交互に配置されて同様なダイアモンドパターンが形成されている。 一定のフロントカラー94を用いて色の途切れが防止されている。 背部上方は、約10〜25%の最も暗いカラー90、約50〜60%の中間カラー92、及び25〜30%の明るいカラー94から構成されている。 すべての他の部分と同様なダイアモンドパターンになっているが、頂部から背部へと色が途切れず続くように全体的なカラー効果は徐々に明るくなるように作製されている。 図10は側面から見たときの色を模式的に示した図である。 側面にも背部に用いられたものと同様な技法が取り入れられている。 好ましい実施態様に従って、頂部と適切に調和させるため縁部分は一様とならないように作製されている(ダイアモンド先端形状)。 図11は頂部から見たときの色を模式的に示した図である。 頂部全体17が中間カラーヘアと明るいカラーヘアが交互に並ぶストライプパターンに作製されている。 好ましい実施態様に従って、ストライプパターンは王冠部において中間カラー10列と明るいカラー5列から始まり、次いで明るいカラー10列と前部ヘアラインにより近い中間カラー5列へと移行している。 図12は前方から見たときの色を模式的に示した図である。 前端部は明るいカラーだけで作製されているため、縁部分が自然な柔らかい感じになっている。 好ましい実施態様においては、前端部120はレザーカットされ、そのためヘアライン周囲は所謂「ベイビーヘア」に似た状態に作製されている。 当然のことであるが、望まれる効果に基づいてカラーパターンを変更することが可能である。 例えば、片側に大きな黒のすじが望まれる場合には、その所望される効果を得るためにカラーパターンは変更されなければならない。 以下にカラーブレンドの例をいくつか示す。 以下に示す実施例において、カラー番号はサロンにおいて用いられる国際ヘアカラー番号に基づいた番号である。 実施例1 1)1N−背部用:カスタム・ブレンドカラー1 4)1ソフト−背部用:カスタム・ブレンド・オリジナルカラー1B 7)2N−背部用:カスタム・ブレンド・マッチ・オリジナル2 10)3N−背部用:カスタム・ブレンドされたマッチ・オリジナル3 13)4−N(4NG)−背部用:背部用カラー4+300%4Gミックス 14)4−N(4NG)−頂部用:頂部用カラー4+200%4Gミックス 15)4−N(4NG)−前部用:前部用カラー4+200%4Gミックス 16)5N−背部用:50%オリジナル・インド5+50%オリジナル・ロシア5〜マッチ・オリジナルカラー5 19)6N−背部用:40%オリジナル・インド6+40%オリジナル・ロシア・ブレンド6〜マッチ・オリジナル6 22)7N−背部用:20%オリジナル・インド7+80%オリジナル・ロシア・ブレンド7〜マッチ・オリジナル7 25)8N−背部用:20%オリジナル・インド8+80%オリジナル・ロシア・ブレンド8〜マッチ・オリジナル8 28)9N−背部用:10%オリジナル・インド9+90%オリジナル・ロシア・ブレンド9〜マッチ・カラー22 31)10N−背部用:9N−頂部用/2部+9N−前部用/1部+14/1部 32)10N−頂部用:9N−頂部用/1部+9N−前部用/1部+14/1部+9A/7AB−A/1部 33)10N−前部用:10N−頂部ブレンド/1部+ロシアブリーチブロンド1/1部 実施例2 1)5NA−背部用:背部用カラー5+200%ロシア5Aミックス+10%1B 4)6NA−背部用:背部用カラー6+200%6Aミックス+10%1B 7)7NA−背部用:背部用カラー7+200%7Aミックス+10%1B 10)8NA−背部用:背部用カラー8+200%8Aミックス+10%6Aミックス 11)8NA−頂部用:頂部用カラー8+200%8Aミックス 12)8NA−前部用:前部用カラー8+100%8Aミックス 13)9NA−背部用:背部用カラー9+100%ロシア9Aミックス+10%8Aミックス 14)9NA−頂部用:頂部用カラー9+10%ロシア8Aミックス+60%ロシア・ブレンド9A+10%ロシア・ブリーチ処理11W 実施例3 1)5NG−背部用:背部用カラー5+200%5Gミックス 2)5NG−頂部用:頂部用カラー5+200%5Gミックス 3)5NG−前部用:前部用カラー5+200%5Gミックス 4)6NG−背部用:背部用カラー6+200%6Gミックス 5)6NG−頂部用:頂部用カラー6+200%6Gミックス 6)6NG−前部用:前部用カラー6+100%6Gミックス 7)7NG−背部用:背部用カラー7+200%7Gミックス 8)7NG−頂部用:頂部用カラー7+100%7Gミックス 9)7NG−前部用:前部用カラー7+100%8Gミックス 10)8NG−背部用:背部用カラー8+200%8Gミックス 11)8NG−頂部用:頂部用カラー8+100%8Gミックス 12)8NG−前部用:前部用カラー8+100%8Gミックス 13)9NG−背部用:背部用カラー8+200%8Gミックス+10%ロシア11W 実施例4 1)4GG−背部用:4NG背部用カラーを使用 2)4GG−頂部用:4NG頂部用/1部+Gミックス5/1部 3)4GG−前部用:4GG頂部用/2部+4NG前部用/2部+Gミックス6/1部 4)5GG−背部用:5NG背部用を使用 5)5GG−頂部用:5NG頂部用/1部+Gミックス5/1部 6)5GG−前部用:5GG頂部用ミックス/2部+5NG前部用/2部+Gミックス6/1部 7)6GG−背部用:6NG背部用を使用 8)6GG−頂部用:6NG頂部用/2部+6GG背部用/1部+Gミックス6/1部+Gミックス7/1部 9)6GG−前部用:6GG頂部用/2部+Gミックス7/1部 10)7GG−背部用:7NG背部用 11)7GG−頂部用:7NG頂部用/2部+7NG前部用/1部+Gミックス7/2部 12)7GG−前部用:7GG頂部用/2部+Gミックス7/1部 13)8GG−背部用:8NG背部用/1部+Gミックス7/1部 14)8GG−頂部用:8NG頂部用/2部+Gミックス7/1部+Gミックス8/1部 15)8GG−前部用:8GG頂部用/2部+Gミックス8/1部 16)9GG−背部用:9NG背部用カラーを使用 17)9GG−頂部用:9NG頂部用/1部+Gミックス8/1部+27/1部 18)9GG−前部用:9GG頂部用/2部+新混合色調ブロンド1/1部 実施例5 1)6GK−背部用:6K背部用/1部+Gミックス6/1部+7KR−A/1部 2)6GK−頂部用:6K頂部用/1部+Gミックス6/1部+7KR−A/1部 3)6GK−前部用:6K前部用/2部+Gミックス7/2部+7KR−A/1部 4)7GK−背部用:7K/1部+7KR−A/1部+33D/1部 5)7GK−頂部:7K頂部用/1部+7KR−A/1部+33D/1部 6)7GK−前部用:7KH前部用/1部+Gミックス7/1部+7KR−A/1部+Gミックス8/1部 7)8GK−背部用:7K頂部用/1部+Gミックス8/1部+33D/1部 8)8GK−頂部用:7K頂部用/1部+Gミックス8/1部+33D/1部 9)8GK−前部用:7K前部用/1部+8GB/7NB/B/1部+Gミックス8/1部 10)カラー9GKを用いると髪の根元が僅かに濃くなって自然な感じが強調される。 このカラーブレンドに用いられるロシア人ヘアはカラー「FXブロンドG」のベースとなっている。 実施例6 1)6KG−背部用:6K背部用/1部+7KR/A/1部+33/B/1部 2)6KG−頂部用:6K頂部用/2部+7KR/A/2部+33/D/1部+33B/1部 3)6KG−前部用:6K頂部用/2部+7KR/A/2部+33/D/1部+33B/1部 4)7KG−背部用:6K頂部用/1部+7K背部用/1部+7KR/A/1部+33/D/1部+ニューレッド1/1部 5)7KG−頂部:6K頂部/1部+7KR/A/1部+33/D/1部+ニューレッド/1部 6)7KG−前部:6K前部/2部+7KR/A/1部+33/D/1部+ニューレッド/1部 7)8KG−背部:6K頂部/1部+7KR/A/1部+ニューレッド/1部+28/1部 8)8KG−頂部:6K前部/1部+7KR/A/2部+7N/4NB/D/1部+ニューレッド1/1部+28/1部 9)8KG−前部用:8KG頂部用/1部+28/1部+7N/4NB/D/1部 10)9KG−背部用:9NG背部用/2部+Gミックス8/2部+7N/4NB/D/2部+28/2部+ニューレッド1/1部 11)9KG−頂部用:9NG頂部用/2部+Gミックス8/2部+ニューブロンド2/1部+ニューレッド1/1部+28/2部 12)9KG−前部用:9NG/1部+Gミックス8/1部+ニューブロンド2/2部+28/2部 実施例7 1)6KK背部用:6K背部用/1部+ニューレッドミックス3/2部 2)6KK頂部用:6K/1部+ニューレッドミックス3/2部+7KR/A/1部 3)6KK前部用:6K前部用/1部+28/1部+ニューレッドミックス3/2部 4)7KK背部用:7K背部用/1部+ニューレッドミックス3/2部 5)7KK頂部用:7K頂部用/1部+ニューレッドミックス3/2部+7KR/A/1部 6)7KK前部用:7K前部用/1部+28/2部+ニューレッドミックス3/2部 7)8KK頂部用:7KK前部用/2部+28/2部+ニューレッドミックス3/2部を使用 8)8KK背部用:7KK頂部用/2部+28/2部+ニューレッドミックス3/1部を使用 9)8KK前部用:ニューレッドミックス3/1部+28/1部+7KR/B/1部 10)以下に述べるレッドは真にファッション的なレッドであり、自然なカラーを模倣するものではない。 これらカラーはファッションを優先する顧客用のものである。 実施例8 実施例9 実施例10 1.3RB背部用:4RB/7NB/D/2部+4RB/7NB/C/1部+4RB/7NB/B/1部+ニューレッドミックス4/1部 2.3RB頂部用:4RB/7NB/D/1部+4RB/7NB/C/1部+4RB/7NB/B/1部+ニューレッドミックス4/1部 3.3RB前部用:4RB/7NB/D/1部+4RB/7NB/C/2部+4RB/7NB/B/1部+ニューレッドミックス4/1部 4.4RB背部用:4RB/7NB/C/2部+6K背部用/2部+ニューミックスレッド1/1部 5.4RB頂部用:4RB/7NB/C/2部+6K背部用/2部+ニューレッドミックス1/1部+ニューレッドミックス2/1部 6.4RB前部用:4RB/7NB/A/1部+6K背部用/2部+ニューレッドミックス1/1部+ニューレッドミックス2/1部 実施例11 1.11A背部用:A19/2部+A20/1部+BA33/1部+B13/1部 2.11A頂部用:A19/2部+A20/2部+BA33/1部+B13/1部 3.11A前部用:A20/1部+BA33/1部+B13/3部 4.12A背部用:A20/2部+BA33/1部+B13/2部+A22/2部 5.12A頂部用:A20/1部+BA33/1部+B13/2部+A22/2部 6.12A前部用:A20/1部+BA33/1部+B13/3部+A22/3部 実施例12 1.11B背部用:B9/1部+BA33/1部+B12/1部+B11/1部 2.11B頂部用:B9/1部+BA33/1部+B12/2部+B11/2部 3.11B前部用:B9/1部+BA33/1部+B12/3部+B11/3部 4.12B背部用:B9/1部+B11/1部+B12/1部 5.12B頂部用:B9/1部+B11/2部+B12/1部 6.12B前部用:B9/1部+B11/3部+B12/2部 実施例13 1)11G背部用:Y39/1部+RG35/5部+B11/5部+B12/1部 2)11G頂部用:RG35/1部+B11/1部+B12/1部 3)11G前部用:RG35/1部+B11/5部+B12/5部 4)11GK背部用:Y39/2部+RG35/5部+G36/5部 5)11GK頂部用:Y39/1部+RG35/4部+G36/5部 6)11GK前部:RG35/2部+G36/5部+B11/2部 以上本発明のいくつかの実施態様について説明したが、前記実施例は単に説明のための例示であって非限定的であることは当業者にとって明らかでなければなせない。 上記構成の変更例及び他の実施態様も本発明の範囲内あるいは均等範囲内に含まれる。 本発明の変形例を与えることは当業者にとって容易であり、そのような変形例も本発明に含まれるものである。 さらに、当業者によれば種々変形が容易に行われることから、本発明を上記説明及び図示した構成や実施に限定することを望むものではなく、あらゆる該当する変更及び均等発明は本発明範囲内に含まれると解することが可能である。 |