装丁方法 |
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申请号 | JP2012524054 | 申请日 | 2010-08-11 | 公开(公告)号 | JP5856057B2 | 公开(公告)日 | 2016-02-09 |
申请人 | クームブ、ロン; COOMBE,Ron; | 发明人 | クームブ、ロン; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 本を形成するための装丁方法であって、 (1)背パネルによって連結された表パネルと裏パネルを有するカバーを用意する手順と、 (2)表側遊び紙と裏側遊び紙を有する本文ブロックを用意する手順と、 (3)背パネルの第1の部分に第1の接着剤部材を付着させる手順と、 (4)背パネルの第2の部分に第2の接着剤部材を付着させる手順と、 (5)表側遊び紙を、表パネル及び背パネルに、表側遊び紙の縁部のみが第1の接着剤部材に直接重なるように接触させる手順と、 (6)裏側遊び紙を、裏パネル及び背パネルに、裏側遊び紙の縁部のみが第2の接着剤部材に直接重なるように接触させる手順と、 (7)背パネルの第1及び第2の部分に対して押圧を加えて、表側遊び紙の縁部のみを表パネルに、裏側遊び紙の縁部のみを裏パネルに、夫々固定する手順と を含む装丁方法。第1の蝶番部と第2の蝶番部が両側にある背部を背パネルが含む、請求項1に記載の装丁方法。蝶番部が撓み性のある、請求項2に記載の装丁方法。第1及び第2の接着剤部材を第1及び第2の蝶番部に夫々、設置し、且つ付着させる手順を含む、請求項2または3に記載の装丁方法。開状態のカバーの表パネル、背パネル及び裏パネルを一平面上に並列する手順を含む、請求項1〜4の何れか1つに記載の装丁方法。手順(5)が、(5a)本文ブロックの一端部を第1の接着剤部材に位置合わせする副手順と(5b)本文ブロックを表パネルに表側遊び紙の縁部が第1の接着剤部材に接触するように設置する副手順を含む、請求項1〜5の何れか1つに記載の装丁方法。手順(6)が、(6a)裏パネルを本文ブロックに向かって回転させる副手順と(6b)裏パネルの前端を表パネルの前端に位置合わせする副手順と(6c)裏パネルを裏側遊び紙上に折り重ねる副手順を含む、請求項1〜6の何れか1つに記載の装丁方法。第1の接着剤部材が第2の接着剤部材に並行するように位置付けられる、請求項1〜7の何れか1つに記載の装丁方法。第1の接着剤部材と第2の接着剤部材が互いに並行に位置付けられる、請求項1〜8の何れか1つに記載の装丁方法。第1及び第2の接着剤部材の各々がアクリル系接着剤のストリップである、請求項1〜9の何れか1つに記載の装丁方法。第1及び第2の接着剤部材の各々は厚みが0.05mmである、請求項1〜10の何れか1つに記載の装丁方法。第1及び第2の接着剤部材の各々は幅が1.2mmである、請求項1〜11の何れか1つに記載の装丁方法。各接着剤部材に裏当て材を設け、該裏当て材が対応する接着剤部材を、その使用が必要となるまで保存するに適したものとする手順を含む、請求項1〜12の何れか1つに記載の装丁方法。裏当て材を各接着剤部材から、その使用直前に取り除く手順を含む、請求項13に記載の装丁方法。本文ブロックが、綴じられる未綴じの複数紙を含み、各未綴じ紙が光沢厚紙である、請求項1〜14の何れか1つに記載の装丁方法。未綴じの複数紙を表側遊び紙と裏側遊び紙の間で揃順、且つ位置合わせして未綴じの、位置合わせパイルを形成する手順を含む、請求項15に記載の装丁方法。針金又は糸を用いて未綴じパイルを該パイルの一端部に沿って固定して縫合する更なる手順を含む、請求項16に記載の装丁方法。遊び紙の各々は最小厚みが実質的に1.4ミリメートルである、請求項1〜17の何れか1つに記載の装丁方法。各遊び紙は合成紙から成る、請求項1〜18の何れか1つに記載の装丁方法。背部を次の3つの厚み、即ち5mm、8mm及び12mmの少なくとも1つのものとして提供する手順を含む、請求項1〜19の何れか1つに記載の装丁方法。第1の部分と第2の部分の有る背パネルによって連結された表パネルと裏パネルを有するカバーと、 表側遊び紙と裏側遊び紙を有する本文ブロックと、 背パネルの第1の部分に取り付けられる第1の接着剤部材と、 背パネルの第2の部分に取り付けられる第2の接着剤部材と、 を含み、 表側遊び紙の所定の縁部のみが第1の接着剤部材を介して直接表パネルに取り付けられ、 裏側遊び紙の所定の縁部のみが第2の接着剤部材を介して直接裏パネルに取り付けられて成る装丁本。請求項1〜20の何れか1つの装丁方法によって製本された装丁本。 |
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说明书全文 | 本発明は、印刷物を製本するのに適した装丁方法に関する。本発明は、特に写真に用いられる光沢紙等のような、厚紙の製本に関するものの、それに限定されるものではない。 製本業においては一般に、未綴じの枚葉紙又は印刷物が固定され、且つ美感を与えるように装丁(製本)されることが望ましい。 未綴じ枚様紙又は印刷物を装丁する従来の試みには次のものがある: 1) ステッチャーを用いて強力ステープルを未綴じ枚葉紙に貫通させ、他の側でそれ等を本の背に沿って折り曲げる;この方法には、しかし、枚葉紙及び/又はカバーにステッチマークを残すと云う欠点がある。 2) U字状バネ材を用いて未綴紙を留め合わせ;この方法にはU字状バネ材が極めて目立ち、従って美感を損なうと云う欠点がある。 3) メルト接着剤を用いて表及び裏側遊び紙を夫々メッシュ1枚を介してカバーに接着する;この方法には、a)メッシュは高価な機械の設置を要する、b)メルト接着剤は比較的多孔質の通常の紙では上手く働かないと云う欠点がある。 本発明の目的は、上記不利点及び欠点を克服又は改良し得る、或いは有用な代替を提供する装丁方法を提供することにある。 本発明の一実施態様によれば、本を形成するための装丁方法であって、次の手順、即ち (1) 背パネルによって連結された表パネルと裏パネルを有するカバーを用意する手順と、 (2) 表側遊び紙と裏側遊び紙を有する本文ブロックを用意する手順と、 (3) 背パネルの第1の部分に第1の接着剤部材を付着させる手順と、 (4) 背パネルの第2の部分に第2の接着剤部材を付着させる手順と、 (5) 表側遊び紙を表パネルに表側遊び紙の縁部が第1の接着剤部材に重なるように接触させる手順と、 (6) 裏側遊び紙を裏パネルに裏側遊び紙の縁部が第2の接着剤部材に重なるように接触させる手順と、 (7) 背パネルの第1及び第2の部分に対して押圧を加えて、表側遊び紙の縁部を表パネルに、裏側遊び紙の縁部を裏パネルに、夫々固定する手順と を含む装丁方法が提供される。 本発明は上記又は下記の順序で実施されることを要しないことに留意されるべきである。 好適な実施例における背パネルは、第1の蝶番部と第2の蝶番部が両側にある背部を含む。便宜的には、これ等蝶番部は撓み性(pliable)のあるものとする。好適な実施例において、本発明の方法は第1及び第2の接着剤部材を第1及び第2の蝶番部に夫々、設置し、且つ付着させる手順を含む。 好ましくは、方法は開状態のカバーの表パネル、背パネル及び裏パネルを一平面上に並列する手順を含む。より詳しくは、手順(5)は(5a)本文ブロックの一端部を第1の接着剤部材に位置合わせする副手順と(5b)本文ブロックを表パネル上に表側遊び紙の縁部が第1の接着剤部材に接触するように設置する副手順を含む。 好ましくは、方法の手順(6)は(6a)裏パネルを本文ブロックに向かって回転させる副手順と(6b)裏パネルの前端を表パネルの前端に位置合わせする副手順と(6c)裏パネルを裏側遊び紙上に折り重ねる副手順を含む。 第1の接着剤部材が第2の接着剤部材の近くに位置付けられることが好ましい。第1の接着剤部材と第2の接着部は互いに並行に位置付けられて良い。好適な実施例においては、第1及び第2の接着剤部材の各々がアクリル系接着剤のストリップである。 好ましくは、第1及び第2の接着剤部材の各々は厚みが実質的に0.05mmである。より好ましくは、第1及び第2の接着剤部材の各々は幅が実質的に12mmである。更により好ましくは、各接着剤部材は裏当て材を備え、該裏当て材が対応する接着剤部材を、その使用が必要となるまで保存するに適したものとする。本発明は好ましくは、裏当て材を各接着剤部材から、その使用直前に取り除く手順を含む。 本文ブロックは綴じられる未綴じの複数紙を含むことに言及すべきである。本発明は写真本の製本に用いられるような光沢厚紙を綴じるのに極めて有効であるが、あらゆる種の紙を綴るのに用いることができる。 好ましくは、本方法は未綴じの複数紙を表側遊び紙と裏側遊び紙の間で揃順、且つ位置合わせして、未綴じの位置合わせパイルを形成する手順を含む。より好ましくは、本方法は、針金又は糸を用いて未綴じパイルを該パイルの一端部に沿って固定して縫合する更なる手順を含む。 遊び紙の各々は最小厚みが実質的に1.4ミリメートルであることが好ましい。各遊び紙は合成紙から成って良い。 本発明の背部は、種々の厚みの本ブロックに合うように設計できるものと考えられる。好ましくは、背部は3つの寸法、即ち5mm、8mm及び12mmの1つから選ばれる。背部は、それ自体より薄い厚みの本ブロックを収容可能とすることが求められる。 本発明のもう1つの実施態様によれば、 第1の部分と第2の部分の有る背パネルによって連結された表パネルと裏パネルを有するカバーと、 表側遊び紙と裏側遊び紙を有する本文ブロックと、 背パネルの第1の部分に取り付けられる第1の接着剤部材と、 背パネルの第2の部分に取り付けられる第2の接着剤部材と、 を含み、 表側遊び紙の所定の縁部が第1の接着剤部材を介して表パネルに取り付けられ、裏側遊び紙のもう1つの所定の縁部が第2の接着剤部材を介して裏パネルに取り付けられるようにして成る装丁本が提供される。 本発明は好適な実施例の以下の非限定記載からより良く理解されるであろう。 本発明の一実施例によってブックカバーとの結合に適したブックブロックの斜視図である。 接着剤部材による図1のブックブロックとの結合のためのブックカバーの斜視図である。 図2のカバーを有する装丁本の側面図である。
本発明は写真印刷に用いられるような光沢厚紙の装丁への応用をも目的としているが、本発明はあらゆる種の紙の装丁に用い得ることが指摘されるべきである。 図1を参照して、ブックブロック(本中身;本文ブロック)10は綴じられようとする多数の未綴じ枚葉紙を含む。ブックブロック10の準備には、表側遊び紙14と裏側遊び紙16の間で未綴じの枚葉紙を揃順、位置合わせして未綴じ位置合わせ紙パイルを形成する初期手順が含まれる。次いで、針金又は糸11が、縫い機により未綴じ紙パイルを紙パイル背縁18に沿って縫合するのに用いられる。 ブックブロック10は本の形成のため、ブックカバー(本カバー)20に固定されるべきものである。図2に移って、ブックカバー20は背パネル26によって連結された表パネル22と裏パネル24を有する。ブックカバー20は2枚の厚紙28及び30と背部32を含み、これ等は全て包みケース34内にある。本実施例においては、包みケース34は紙ライナから成る内層36と布から成る外層38を含む。 背パネル26は、撓み性のある材料から成る2つの蝶番部44及び46が両側にある背部32を含む。背部32は種々の厚みのブックブロックに合うように設計される。背部32は3つのサイズ、即ち7mm、9mm及び12mmで提供されるものと考えられる。背部32は、それより薄い厚さのブックブロックを収容することができる。背部32より実質的に薄いブックブロックを固定する場合、背部32は固定工程が完了したらある程度の角度まで、弓形に曲るであろう。 ブックブロック10をカバー20に固定するのを可能にするため、第1及び第2の接着剤部材40及び42が背パネル26に貼り付けられる。これ等接着剤部材の各々は厚みが略0.05mm、幅が略12mmのアクリル系素材接着剤のストリップである。これはカバー20が開いた状態で、表パネル22、背パネル24及び裏パネル26を1つの面に並列させ、第1の接着剤部材40及び第2の接着剤部材42を夫々、蝶番部44及び蝶番部46に付着させることによる。図2に示すように背部32は、互いに並行して横に並ぶ第1の接着剤部材40と第2の接着剤部材42の中間にある。 接着剤部材40及び42の各々は、接着剤部材40、42を保持する裏当て材48、50を有する。使用必要時に、裏当て材48、50が接着剤部材40及び42の各々から剥がされる。裏当て材48及び50が除かれると、接着剤が接着剤部材40及び42上に夫々露呈し、従って次の手順が無理なく迅速に行われることになる。 さて図3を参照して、次の手順は表側遊び紙14を表側遊び紙14の縁部が第1の接着剤部材40に重なるように表パネル22に接触させることである。これは、ブックブロック10の端部52(図1も参照)を第1の接着剤部材40に位置合わせし、ブックブロック10を、表側遊び紙14のA−A(図1参照)で示す縁部が第1の接着剤部材40と接触するように表パネル22上に設置することを要する。そうして、ブックブロック10は表パネル22上に戴置される。 固定工程を完了させるため、裏側遊び紙16を裏側遊び紙16のB−B(図1参照)で示す縁部が第2の接着剤部材42に重なるように裏パネル24に接触させる。これは、裏パネル24をブックブロック10に向かって回転させ、裏パネル24の端部54を表パネル22の端部55に位置合わせし、裏パネル24を裏側遊び紙16に折り重ねることによる。接着剤部材40及び42と夫々の遊び紙14及び16との間の接着を強固にするため、背パネル26の第1の部分と第2の部分に堅く押圧を加える。 表及び裏側遊び紙14及び16の各々は最小厚さが1.4ミリメートルの合成紙から成ることに言及されるべきである。この設計によれば、ブックブロック10の重量を受けて遊び紙14及び16が断裂するのを防止することができる。 本発明の実施態様がある程度詳細に記載されたところで、本装丁方法は少なくとも下記の利点を提供することが当業者に明らかであろう。 1. 適用が簡単で、自らの手で行う種の実用に供する; 2. 装丁部分品を曝さず、美観を与える本の作成ができる; 3. 実施が簡単である。 本明細書に記載の発明が特記したもの以外の変更や修正が可能なことを当業者は理解するであろう。例えば、本発明の方法は特定の順序で行われる必要はない。ブックブロックは一変更例として、表パネルをブックブロックに固定する前に本文ブロックを裏パネルに接着するようにしても良い。そのような変更や修正は、その本質が以上の記載から特定される本発明の、範囲及び精神内で考慮されるべきものである。 本発明の装丁方法は装丁部分品を曝露することなく、美観を与える本の製作のための、自らの手で行える種の実用に供すると云う意味で産業上利用可能である。 10 ブックブロック(本中身;本文ブロック) 11 ワイヤ又はスレッド 14 表側遊び紙 16 裏側遊び紙 18 背縁 20 ブックカバー(本カバー) 22 表パネル 24 裏パネル 26 背パネル 28 厚紙 30 厚紙 32 背部 34 包みケース 36 紙ライナから成る内層 38 布から成る外層 40 第1の接着剤部材 42 第2の接着剤部材 44 蝶番部 46 蝶番部 48 裏当て材 50 裏当て材 52 ブックブロック10のエッジ部 54 裏パネル24の端部 55 表パネル22の端部 |