Sunburn preventing arm cover

本発明は、腕カバー内部の通風を良くし、上腕部から手先端部までの日焼けを防止するための日焼け防止腕カバーである。

従来、日焼け防止の腕カバーは、腕全体を被覆する筒状や手袋型の物が主流であった。

そのために次のような問題点があった。
筒状の日焼け防止の腕カバーは夏の暑い日は、通気性がないため暑苦しかった。 手袋型の物は手のひらに物の感触が伝わらないため自動車、自転車の運転時には手がすべる危険性があった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

腕カバーの長手側の両辺縁２箇所にそれぞれ対応する細布を設け、細布の先端内側に面ファスナーを付着し、短手側の一端の左右約２センチは外側に４５度切り落とし、伸縮自在の環状帯の一部を繋止し、他端は指全体を覆う半円状とし、手先端中央部内面に指止部を設け、手先端中央部外面と手首部の外側中央部に対応させて面ファスナーを付着し、手先端側は辺縁部に沿ってレースを施し、手首部外側にゴム入りの絞り部を設けることを特徴とする日焼け防止腕カバー。

本腕カバーは２つ折り状で、袖下となる腕の内側が開いており、開き部の２箇所を閉じるため設けた細布は袖下を容易に開閉でき、万一、細布に物が引っかかった場合は細布に付着した面ファスナーが容易にはずれ危険を防ぐことができ、開き部は通風を良くし、熱が腕カバーの内部に溜まりにくい。 手のひらが素手になるため自転車や自動車の運転時に手が滑る事がなく安全であり、運転時以外は、手先端中央部外面と手首部の外側中央部に施した面ファスナーを合致させて周りを折り上げることで手首から指先までが自由になり、買い物など荷物の出し入れや支払いで腕カバーを外すことなく作業ができ、折り上げた時にレース部分が強調され、従来の実用性重視の腕カバーに比べファッション性も高まる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）腕カバー（１）の長手側の両辺縁２箇所にそれぞれ対応する先端内側に面ファスナー（２）を付着した細布（３）を設ける。
（ロ）腕カバー（１）の短手側の一辺の左右２センチを外側に４５度切り落とし、内部にゴム紐の入った伸縮自在の環状帯（４）を繋止する。
（ハ）腕カバー（１）の短手側の他端は指全体を覆う半円状とし、手先端中央部内面に指止部（５）を設け、手先端中央部外面と手首部の外側中央部に対応させて面ファスナー（６）を付着する。
（ニ）腕カバーの手先端側は辺縁部に沿ってレース（７）を施す。
（ホ）手首部外側にゴム入りの絞り部（８）を設ける。
本発明は、以上の構成よりなりたっている。
本発明を使用するときは、腕カバー（１）を縦長二つ折りにし、開き部は２箇所に設けた細布（３）に付着した面ファスナー（４）で閉じ、手先端部は上方に折り返し手先端中央部と手首部の外側中央部に付着した面ファスナー（６）で閉じ、環状帯より腕を通す。 自転車や自動車の運転時は上方に折り返してある面ファスナーを外し指先まで覆い、指止部（５）に指を通し安定させる。

本発明の斜視図

本発明の開き部の斜視図

本発明の面ファスナー、レース、指止部、絞り部の斜視図

本発明の使用状態の斜視図

本発明の手先端部を折り上げた使用状態の斜視図

１ 腕カバー ２ 面ファスナー ３ 細布 ４ 環状帯 ５ 指止部 ６ 面ファスナー ７ レース ８ 絞り部