Fiber product

申请号 JP2007184963 申请日 2007-07-13 公开(公告)号 JP4075963B1 公开(公告)日 2008-04-16
申请人 伊藤 マユミ; 发明人 マユミ 河村;
摘要 【課題】
結び難い、結び目が解け易い等の不都合を解消し、かつ生地の厚い又は重い頭覆部を大きく取ることのできる繊維製品を提供する。
【解決手段】
本発明に係る繊維製品は、頭を覆って結び合わせることにより頭に被ることが可能な長方形の繊維製品であって、頭を覆う部分に相当する頭覆部と、頭を覆って結び合わせた場合に形成される結び目に相当する結び目相当部を含むように、前記頭覆部との境界の上端が下端よりも長辺方向の内側に 位置 する形状で前記頭覆部に隣接する隣接部とを有し、前記隣接部の生地を前記頭覆部の生地よりも薄く又は軽くしたことを特徴とする【選択図】図1
权利要求
  • 下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせることにより頭に被ることが可能な長方形の繊維製品であって、
    頭を覆う部分に相当する頭覆部と、
    下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせた場合に形成される結び目に相当する結び目相当部を含むように、前記頭覆部との境界の上端が下端よりも長辺方向の内側に位置する形状で前記頭覆部に隣接する隣接部とを有し、
    前記隣接部の生地を前記頭覆部の生地よりも薄く又は軽くしたことを特徴とする繊維製品。
  • 請求項1記載の繊維製品において、
    前記隣接部は、前記頭覆部の両隣に形成し、
    二つの前記隣接部は、略ハの字形状であることを特徴とする繊維製品。
  • 说明书全文

    本発明は、頭を覆って結び合わせることにより頭に被ることが可能な長方形の繊維製品に関する。

    このような繊維製品について特許文献1には、長方形状のタオルの後頭部の内2箇所をマジックテープ(登録商標)・ボタン・紐等の留め合わせる事の出来る部材を付け、結び合わせる部分の生地を薄くし、額部にマーク・ロゴ・紋章・文字・キャラクター等のデザインを刺繍・プリント・印刷・ジャガード織り等で入れた事を特徴とする帽子にもなるタオルが開示されている。

    実用新案登録第3132934号

    しかし、上記のタオル(繊維製品)では、中央に位置する生地の厚い部分と生地の薄い部分との境界が短辺と平行なので、すなわち生地の薄い部分が矩形又は正方形なので、タオルを頭に巻いて結び合わせて形成される結び目に生地の厚い部分が入り込んでしまうことがあった。 このため、タオルを頭に覆って結び合わせることにより頭に被る場合に、結び難い、結び目が解け易い等の不都合があった。

    また、生地の厚い部分が入り込んでしまうことを防ぐために生地の薄い部分を大きくすることも考えられるが、生地の薄い部分が矩形又は正方形なので、生地の薄い部分の面積を大きくするとしたら生地の厚い部分との境界をタオルの長辺方向の内側に向かって平行移動させるしか無い。 このため、生地の薄い部分の面積が必要以上に大きくなり、頭を覆う部分に相当する生地の厚い頭覆部の面積が小さくなってしまうという不都合な点があった。 なお、生地を薄くすると、生地が厚い場合よりも結び易くなるとともに、結び目も解け難くなるが、生地を軽くしても同様の効果が得られる。

    上記点に鑑み本発明の目的は、結び難い、結び目が解け易い等の不都合を解消し、かつ生地の厚い又は重い頭覆部を大きく取ることのできる繊維製品を提供することにある。

    本発明に係る繊維製品は、
    下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせることにより頭に被ることが可能な長方形の繊維製品であって、
    頭を覆う部分に相当する頭覆部と、
    下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせた場合に形成される結び目に相当する結び目相当部を含むように、前記頭覆部との境界の上端が下端よりも長辺方向の内側に位置する形状で前記頭覆部に隣接する隣接部とを有し、
    前記隣接部の生地を前記頭覆部の生地よりも薄く又は軽くしたことを特徴とする。

    長方形の繊維製品を頭に覆って結び合わせることにより長方形の繊維製品を頭に被る場合は、繊維製品の下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で繊維製品の一部(例えば、短辺付近又はその長辺方向内側の部分 )を結び合わせた場合である。 この場合に、結び目相当部の上端が下端よりも長辺方向の内側になるように斜めになること、すなわち、結び目相当部と、結び目相当部の長辺方向の内側に位置し、かつ前記結び目相当部に隣接する他の部分との境界は、短辺と平行にならずに、上端が下端よりも長辺方向の内側になるように斜めになることを本願発明者は見出した。 これは、長方形の繊維製品を頭に巻く場合において、例えば、額に当てて後頭部付近に回すのに必要な下側の長辺上の長さが、頭の後に回り込む上側の長辺上の長さよりも長くなることに起因する。

    そこで、本発明に係る繊維製品は、頭を覆う部分に相当する頭覆部と、 下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせた場合に形成される結び目に相当する結び目相当部を含むように、前記頭覆部との境界の上端が下端よりも長辺方向の内側に位置する形状で前記頭覆部に隣接する隣接部とを有し、前記隣接部の生地を前記頭覆部の生地よりも薄く又は軽くした。 本発明に係る繊維製品では、結び目相当部の形状に合わせて、特に上記の結び目相当部と他の部分との境界の形状に合わせて、隣接部と頭覆部を形成し、隣接部の生地を薄く又は軽くした。 これにより、結び目相当部の生地を薄く又は軽くでき、生地の厚い又は重い部分が結び目に入り込むことを防止できる。 また、生地の薄い又は軽い部分を矩形や正方形に形成した場合よりも、生地の薄い又は軽い部分の面積を小さくでき、生地の厚い又は重い頭覆部の面積を大きく取ることが出来る。 以上より、本発明に係る繊維製品は、結び難い、結び目が解け易い等の不都合を解消し、かつ生地の厚い又は重い頭覆部を大きく取ることのできる繊維製品となる。

    また、本発明に係る繊維製品は、
    前記隣接部は、前記頭覆部の両隣に形成し、
    二つの前記隣接部は、略ハの字形状であることを特徴とする。

    結び目相当部は繊維製品を広げた場合に当然二つある。 中央部の両隣に隣接部を形成することにより、生地を薄く又は軽くした結び目相当部は二つあることになり、片方に生地を薄く又は軽くした隣接部を設けた場合に比べて、繊維製品が結び易いとともに結び目が解け難くなる。 さらに、結び目相当部は、繊維製品を広げた場合に略ハの字状になることを本願発明者は見出した。 隣接部が略ハの字状になれば、この隣接部を結び目相当部の形状に近付けることが出来る。

    本発明に係る繊維製品によれば、結び難い、結び目が解け易い等の不都合を解消し、かつ生地の厚い又は重い頭覆部を大きく取ることができる。

    本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。 なお、図面において同様のものや対応するもの、総称できるものについては同じ符号を付して説明する。 本発明は、下記の実施形態にのみ限定されるものではない。 本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態に変更を加えることが出来るのはもちろんである。

    (第一実施形態)
    図1は第一実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。 図2は第一実施形態に係る繊維製品の一例で頭を覆って結び合わせることによりこの繊維製品を頭に被った状態図であり、(a)は正面から見た図、(b)は後から見た図、(c)は横から見た図、(d)は斜め後から見た図である。

    頭を覆って結び合わせることにより(すなわち、下側の長辺中央を額に当てて頭に巻き、後頭部で一部を結び合わせることにより)頭に被ることが可能な長方形(本発明において、略長方形も含む)の繊維製品10は、頭を覆う部分に相当する(本発明において略相当する場合も含む)頭覆部13と、頭を覆って結び合わせた場合に形成される結び目50に相当する(本発明において略相当する場合も含む)結び目相当部15kを含むように、頭覆部13との境界13rの上端15aが下端15bよりも長辺方向の内側に位置する形状で頭覆部13に隣接する隣接部15とを有し、隣接部15の生地を頭覆部13の生地よりも薄く又は軽くした。

    隣接部15は頭覆部13の両隣に二つ形成される。 生地を薄くした隣接部15は一つでも良いが、生地を薄く又は軽くした結び目相当部15kが二つあることにより、片方に生地を薄く又は軽くした隣接部15を設けた場合に比べて、繊維製品10が結び易いとともに解け難くなる。 また、隣接部15は、略ハの字形状に形成されている。 そして、繊維製品10は、隣接部15よりも生地の厚い又は重い端部17を有する。 頭覆部13は、長辺方向(長辺と平行の方向。矢印10k参照。)における中央に位置する。 なお、図1での隣接15内の点線は、生地が薄い又は軽いことを示すものである。

    頭覆部13、隣接部15、端部17は、それぞれ、パイル織物(例えばタオル地)、布、ガーゼ、不織布等の繊維製部材で適宜形成される。 そして、繊維製品10は、例えば一枚もののフェイスタオル、スポーツタオル等の綿等で形成されたタオル等の繊維製品として長方形(略長方形を含む)に形成される。 この場合、例えば頭覆部13及び端部17は綿製のタオル地で、薄くした又は軽くした隣接部15がタオル地のない綿製の布地又は軽い綿製のタオル地となる。 繊維製品10が例えばタオル等の場合に形成される縁の部分(例えばタオルの長辺及び短辺の等)は、図において適宜省略している。 頭覆部13、隣接部15、端部17、結び目相当部15kは、縁の部分を適宜含む。 生地を薄く又は軽くする、厚く又は重くするとは、縁の部分まで薄く又は軽くする、厚く又は重くすることを含まなくても良い。 なお、図2及び図3については、短辺の耳のみ表現した。

    繊維製品10の大きさは適宜決定できるが、長辺10a及び10bの長さは、頭囲より長くする必要があり、少なくとも、隣接部15を結び合わせることにより頭に被ることが出来る長さにする。 繊維製品10の大きさは、一般的なフェイスタオル、スポーツタオル等の大きさで、例えば85cm×34cm等である。

    隣接部15を、頭覆部13の生地よりも薄い又は軽い生地で頭覆部13との境界の上端15aが下端15bよりも長辺方向の内側に位置する形状に形成すると、頭覆部13は、下辺13bが上辺13aよりも長い形状で、例えば上辺13aよりも下辺13bが長い略台形(台形の他、側辺、すなわち境界13rが曲線、折れ線等となる形も含む)となる。 そして、頭覆部13には、頭頂被覆部13qと、側頭被覆部13pとが形成される。 なお、頭覆部13内の点線は、頭頂被覆部13qと、側頭被覆部13pとの境界を示す。

    頭頂被覆部13qは、繊維製品10を頭に被った場合に主に頭頂部を含む頭の一部を覆う部分である。 側頭被覆部13pは、繊維製品10を頭に被った場合に主に側頭部を含む頭の一部を覆う部分である。 生地の厚い又は重い部分が入り込んでしまうことを防ぐために生地の薄い又は軽い部分の面積を大きくしようとして、生地の薄い又は軽い部分と生地の厚い又は重い部分との境界をタオルの長辺方向の内側に向かって平行移動させるとすると、側頭被覆部13pが形成されなくなる。 なお、生地の厚い又は重い部分が入り込んでしまうと、この厚い又は重い生地が硬い等の理由により、結び難く、結び目が解け易くなる。 この場合、側頭部を含む頭の一部を覆う部分が生地の薄い又は軽い部分になってしまうので、頭を覆う生地の厚い又は重い部分の面積が小さくなってしまう。 頭を覆う生地の厚い又は重い部分の面積が小さくなると、外観が損なわれたり、デザインに制約が出たり、肌触りや被り心地が悪くなったり、汗の吸収が悪くなったりする等のタオル等の繊維製品10本来の機能を損なってしまう場合がある。 側頭被覆部13pが形成されると、この部分の生地は厚いので前記の不都合を解消できる。 なお、上辺13aが短くなると、側頭被覆部13pが大きくなり、頭頂被覆部13qが小さくなる。

    下辺13b(下底)の長さは、例えば、下辺の長さは45cmから60cmの間の長さ、特に50cm前後が良い。 下辺13bの長さが長いと、頭覆部13は結び目に食い込んでしまうため、結びにくくなってしまう。 下辺13bの長さは、例えば頭囲等の頭部の周長よりもやや短い長さ(図2参照。例えば5cmから8cm短い長さ、特に6cm前が望ましい。)が望ましい。

    上辺13a(上底)の長さは、下辺13bよりも短く、例えば、頭に巻いて結び合わせるために繊維製品10を両手で握って、繊維製品10の下側長辺の中央を額に当て、後頭部に手を回した際の前記両手で握った位置の間の長さ程度にすると良い。 上辺13aは、短辺10c及び10dの長さによって変化し、短辺10c及び10dの長さ(繊維製品10の幅の長さ)が長いと、上辺13aは短くなる。 繊維製品10の幅の長さが、34cmであれば、例えば上辺13aは30cm程度になる。 ここで、上辺端部(すなわち上端15a)と下辺端部(すなわち下端15b)とを直線で結んだ線(図1では台形の側辺13r)と、下辺13bとの間の度が65度から75度、特に70度程度が望ましい。

    隣接部15は、結び目相当部15kを含む。 隣接部15内の二点鎖線は結び目相当部15kの範囲を示す。 結び目相当部15は、上端が下端よりも長辺方向の内側になるように斜めになる。 すなわち、結び目相当部15と、結び目相当部の長辺方向の内側に位置し、かつ前記結び目相当部に隣接する他の部分との境界は、短辺と平行にならずに、上端が下端よりも長辺方向の内側になるように斜めになる。 これは、図2のように、繊維製品10を頭に被る場合において、例えば、額に当てて後頭部付近に回すのに必要な下辺13bの長さが、頭の後に回り込む上辺13aの長さよりも長くなることに起因する。

    結び目相当部15kは、繊維製品10を広げた場合に略ハの字状になるので、隣接部15が略ハの字状になれば、この隣接部15を結び目相当部15kの形状に近付けることが出来る。 そして、生地の薄い又は軽い部分の面積を少なくすることが出来、外観が損なわれたり、デザインに制約が出てしまう等の不都合を解消できる。 また、少なくとも結び目相当部15kの生地を薄く又は軽く出来るので、結び易く、ほどけ難くなる。 なお、個人差を考慮して隣接部15は、結び目相当部15kよりも幅(長辺方向の長さ)を広く(例えば15cm程度)取ることが望ましいが、隣接部15は結び目相当部15kを含んで(両者が略一致する場合も含む)いれば良い。

    また、二つの隣接部15は略ハの字形状に形成され、繊維製品10が隣接部15よりも生地の厚い又は重い端部17を有することにより、生地の厚い又は重い部分(端部17)が結び目に引っかかるようになるので、結び目がよりほどけ難くなる。

    繊維製品10では、結び目相当部15kの形状に合わせて、特に上記の結び目相当部15kと他の部分との境界の形状に合わせて、隣接部15と頭覆部13を形成し、隣接部13の生地を薄く又は軽くしている。 これにより、結び目相当部15kの生地を薄く又は軽くでき、図2のように生地の厚い又は重い部分が結び目に入り込むことを防止できる。 繊維製品10では、境界15r及び境界13rに囲まれた隣接部15内に結び目50が形成されている。 これは、隣接部15が、結び目相当部15kを含むように、頭覆部13との境界13rの上端15aが下端15bよりも長辺方向の内側に位置する形状で頭覆部13に隣接し、かつ略ハの字状に形成されているからである。 図2では、境界15r及び境界13rは、点線で表現されている。

    また繊維製品10では、生地の薄い又は軽い部分を矩形や正方形に形成した場合よりも、生地の薄い又は軽い部分の面積を小さくでき、生地の厚い頭覆部13の面積を大きく取ることが出来る。 繊維製品10は、結び難い及び結び目が解け易い等の不都合を解消し、かつ生地の厚い又は重い頭覆部を大きく取ることができる。

    下辺13bの中点と、下側の長辺10bの中点とを一致させると良い。 上辺13aの中点と、上側の長辺10aの中点とを一致させると良い。 上辺13aと下辺13bの中点をお互い対応させる(長辺方向において一致させる)とよい。 また、人間の頭部は、当然個人差があるため、上辺13a又は下辺13bの長さは、ある集団の平均的な長さ等にするとよい。 個人差を考慮して、下辺13bの長さを短めにしておけば、人によって結び目に生地の厚い部分が入り込むんでしまうということを防止できる。

    隣接部15には結び目相当部15kが含まれる。 結び目相当部15kの位置は、被り方、頭囲等の条件により変化する。 隣接部15は、結び目相当部15kが出来る位置の変化を考慮して余裕を持った幅(長辺方向の長さ)とするとよい。 隣接部15の大きさや、上辺13aの長さは、下辺13bの長さは、隣接部15に結び目相当部15kが含まれるように、かつ上記で説明した条件を適宜満たすように決定する。

    生地(特に結び目相当部15k、隣接部15の生地)が薄ければ生地が柔らかくなる等の理由により、結ぶときに結び易く、また、結んだ後の結び目が解け難くなる。 隣接部15の生地は、頭覆部13の生地よりも薄く、例えば頭覆部13がタオル地であれば隣接部15はパイルのない布地等にする。 また、隣接部15の生地は軽ければ、隣接部15で結ぶときに結び易く、また、結んだ後の結び目が解け難くなる。 例えばタオル地においては、生地の重量により繊維の密度等が表される。 生地が軽ければ、繊維の密度が小さくなって柔らかくなる、又は表面が粗くなる等に理由により、結ぶときに結び易く、また、結んだ後の結び目が解け難くなる。 なお、頭覆部13の生地の厚さは一部が薄くても良い。 生地(特に結び目相当部15kの生地)が薄ければ、又は軽ければ結び目50を小さく又は軽くすることが出来る。 結び目50を小さく又は軽くすれば、繊維製品10の上からさらにヘルメット等が被り易くなる。

    なお、図2(a)のように下側の長辺10bの中央近辺にデザイン(「必 勝」、その他の図では省略した。)を施すことにより、頭に繊維製品10を被る際に、このデザインを基準にして長辺10bの中央を把握でき、頭に被り易くなる。

    図3は第一実施形態に係る繊維製品の他の例で頭を覆って結び合わせることによりこの繊維製品を頭に被った状態図であり、(a)は後から見た図、(b)は斜め後から見た図である。 繊維製品10よりも短辺の長い繊維製品を頭に被ると、後頭部が跳ね上がらなくなる。 図2では頭に被った繊維製品10の下辺13a付近が跳ね上がっている。

    (第二実施形態)
    図4は、第二実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。

    第二実施形態と第一実施形態の異なる点は、隣接部の形状が異なるということである。 すなわち、繊維製品10Aの隣接部15Aは、結び目相当部15kを含むように、頭覆部13との境界13rの上端15aが下端15bよりも長辺方向の内側に位置する形状で頭覆部13に隣接し、隣接部15Aの生地を頭覆部13の生地よりも薄く又は軽くしたが、隣接部15Aの形状を略ハの字形状にはしていない。

    繊維製品10Aの頭覆部13の外側すべてが生地の薄い又は軽い隣接部15Aとなる。 隣接部15Aは繊維製品10Aを切り口の上端(すなわち境界の上端15a)が下端(すなわち境界の上端15b)よりも長辺方向の内側に位置するように短辺方向で斜めに切り取った形状を有する。

    第二実施形態に係る繊維製品10Aでは、頭覆部13の外側すべてが生地の薄い又は軽いので、端部17に対応する部分を含む結び合わせ部全体を小さく、軽く出来る。 結び合わせ部全体を小さく又は軽くすれば、繊維製品10の上からさらにヘルメット等が被り易くなる。 また、頭覆部13の外側すべてが生地の薄い又は軽いので、結び易くなる。 なお、繊維製品10Aの下側の長辺10bの中央を額に当てて頭を覆い、繊維製品10Aの長辺10bの端部付近をつまんで後頭部で結び合わせて、繊維製品10Aを頭に被る場合があるが、この場合でも、結び目相当部が薄い又は軽い生地の部分になるので、繊維製品10Aが結び易く、ほどけ難くなる。

    その他の部分の説明については、第一実施形態に準じるので説明を省略する。

    (第三実施形態)
    図5は、第三実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。

    第三実施形態と第一実施形態の異なる点は、端部の形状が異なるということである。 繊維製品10よりも繊維製品10Bの方が、長辺が短い。 頭の大きさや結び目相当部15k等を考慮して隣接部15や頭覆部13の形状、大きさを決定するので、繊維製品10Bの長辺の長さが代わっても、隣接部15や頭覆部13の形状、大きさは変更せずに、端部17Bの形状を変化させればよい。

    第三実施形態に係る繊維製品10Bでは、端部17Bが小さいので、端部17Bを含む結び合わせ部全体を小さく、軽く出来る。

    その他の部分の説明については、第一実施形態に準じるので説明を省略する。

    第一実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。

    第一実施形態に係る繊維製品の一例で頭を覆って結び合わせることによりこの繊維製品を頭に被った状態図であり、(a)は正面から見た図、(b)は後から見た図、(c)は横から見た図、(d)は斜め後から見た図である。

    第一実施形態に係る繊維製品の他の例で頭を覆って結び合わせることによりこの繊維製品を頭に被った状態図であり、(a)は後から見た図、(b)は斜め後から見た図である。

    第二実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。

    第三実施形態に係る繊維製品の一例を示す図である。

    符号の説明

    10、10A,10B 繊維製品13 頭覆部13r 境界15、15A 隣接部15k 結び目相当部

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