向上したグリップのための模様のある手袋

申请号 JP2017215574 申请日 2017-11-08 公开(公告)号 JP2018076633A 公开(公告)日 2018-05-17
申请人 トップ グローブ インターナショナル センディリアン ベルハッド; TOP GLOVE INTERNATIONAL SDN BHD; 发明人 ウォン チョン バン; チャン チャールズ ワイ チョウ; テオ ツー シエン;
摘要 【課題】異なる適用分野にわたって使用するための、グリップが向上した手袋を提供する。 【解決手段】手袋の表面に波模様101または漁網模様を含み、波模様が手袋の表面にエンボス加工またはテクスチャ加工され、波模様が手袋の親指ゾーンで部分的または全体的にテクスチャ加工またはエンボス加工され、波模様が、ピンチグリップを向上させるために手袋の1つまたは複数の指の領域にテクスチャ加工またはエンボス加工される、手袋。 【選択図】図1a
权利要求

手袋であって、 前記手袋の表面に波模様または漁網模様を含む、手袋。前記波模様が前記手袋の表面にエンボス加工またはテクスチャ加工される、請求項1に記載の手袋。前記手袋に前記波模様が全体的または部分的にテクスチャ加工またはエンボス加工される、請求項1に記載の手袋。前記波模様が前記手袋の親指ゾーンで部分的または全体的にテクスチャ加工またはエンボス加工される、請求項1に記載の手袋。前記波模様が、ピンチグリップを向上させるために前記手袋の1つまたは複数の指の領域にテクスチャ加工またはエンボス加工される、請求項1に記載の手袋。前記手袋が両手利き用の型から作られる、請求項1に記載の手袋。手袋のグリップを向上させるための波模様または漁網模様の使用。前記波模様が前記手袋に全体的または部分的にテクスチャ加工される、請求項7に記載の使用。波模様のテクスチャが手のひらの圧力ゾーンにわたって選択的に存在する、請求項7に記載の使用。

说明书全文

本発明は、概して、グリップが向上した手袋、特に、向上したグリップのための波模様または漁網模様のテクスチャを有する手袋およびその手袋型に関する。

手袋は、典型的には、外科手術から食品処理目的までといった様々な適用分野にわたり、複数の装置を取り扱う際に、病気または汚れあるいは油脂の拡散に対する保護のための一次障壁として使用される。

従来そしてまた一般的に、手袋は、滑らかな表面を有するように製造されるため、良好な触覚および滑り止め品質を欠いており、使用時、特にまたは流体と共に使用される場合に滑りやすくなる。これは、ユーザの側に、手袋着用中に自らの装置の確実なグリップを維持するための余分な努を求める。

(特許文献1)は、指および手のひらの接触部分と一致する手袋の領域にテクスチャ加工された表面を備えた両手利き対応のラテックス手袋を開示している。すなわち、グリップおよび保持のために使用される手の領域がテクスチャ加工されたラテックス表面で覆われ、改良されたグリップのために摩擦を増加させる。

しかしながら、テクスチャの種類が変更され、それに応じて手袋に部分的または全体的に施される場合、グリップは、なお向上および改良され得ることが認められている。従来技術はまた、ハニカムおよび魚鱗などの模様も開示する。

米国特許第7356852号明細書

しかしながら、従来技術において開示された模様の各々のグリップは、満足のいくものではないことが分かっている。したがって、特に異なる適用分野にわたって使用するための、グリップが向上した手袋が必要である。

本発明の第1の実施形態は、産業用手袋または家庭用手袋あるいは検査用手袋のための、波模様または漁網模様でテクスチャ加工された手袋を提供するものである。 本発明の別の実施形態は、湿潤および乾燥表面の両方において有用である手袋に波模様層を選択的に(部分的または全体的に)施すものである。

本発明の様々な実施形態は、手袋のグリップ力を向上させるために波模様でテクスチャ加工された手袋を提供する。波模様は、手のひらの圧力ゾーンにわたって選択的に施され得る。

本発明の一実施形態によれば、波模様は、親指ゾーンまたは指先に施される。本発明の一実施形態によれば、波模様は、ピンチグリップを改良するために手袋表面の1つまたは複数の指の領域に施される。

本明細書における実施形態のこれらのおよび他の態様は、以下の説明および添付図面と共に検討されるとより良好に認識および理解される。しかしながら、以下の説明は、好ましい実施形態およびその数多くの特定の詳細を示しているが、限定のためではなく例示のために与えられるものであることを理解されたい。本明細書における実施形態の範囲において、多くの変形形態および修正形態がその趣旨から逸脱することなくなされ得、かつ本明細書における実施形態には全てのそのような修正形態が含まれる。

本発明の他の目的、特徴、および利点は、同様の参照符号がいくつかの図の全体にわたって対応する部品を示す添付図面を参照して以下の説明を読むと明らかになる。

本明細書における実施形態による波模様でテクスチャ加工された手袋型を示す図である。

本明細書における実施形態による波模様を切り出し表示した図である。

本明細書における実施形態による波模様を切り出し表示した図である。

本明細書における実施形態による手袋の粘着性を試験するための粘着力測定機器を示す図である。

本明細書における実施形態による手袋の粘着性を試験するための粘着力測定機器を示す図である。

図1aは、本明細書における実施形態による波模様でテクスチャ加工された手袋型を示す。図1aに関して、波模様層(101)は、手袋のグリップ力を向上させるために、滑らかな表面を有する手袋に施され得る。実施形態において、手袋は粗い表面を有する一方、型は艶だし加工されるかまたは艶だし加工されない。しかしながら、手袋の表面は、波模様でテクスチャ加工またはエンボス加工されるのが好ましい。エンボス加工された波模様は、手袋上において、波模様を有する型からそれを直接製造することにより得られてもよい。本明細書で言及される波模様は漁網模様とも呼ばれ得る。波模様は、手袋の表面に部分的または全体的のいずれかで施されるか、エンボス加工されるか、またはテクスチャ加工される。手袋の表面は、手のひらに対応する手袋の内側表面および外側表面、腕回り、および手袋の表面の指の領域/ゾーンを含み得る。

波模様は、手のひらの圧力ゾーンにわたって選択的に施され得るか、エンボス加工され得るか、またはテクスチャ加工され得る。本発明の一実施形態によれば、波模様は、親指ゾーンに部分的または全体的にエンボス加工される。本発明の一実施形態によれば、波模様は、ピンチグリップを改良するために1つまたは複数の指の領域、例えば指先にエンボス加工される。本明細書における一実施形態によれば、波模様は、手袋または手袋型表面に指から腕回りにかけて選択的にエンボス加工される。

図1bおよび図1cは、本明細書における実施形態による波模様を切り出し表示した図である。波模様は、型または手袋に十字模様にエンボス加工され、漁網の模様を形成する。

実施形態において、手袋を作るための組成物は、ニトリル、エラストマーまたはラテックスを含む。手袋を作るための組成物はまた、他の任意の好適なポリマー、例えば、天然ゴムラテックスまたは他の合成ゴムラテックス、およびこれらの組合せを含んでもよい。さらに別の実施形態において、手袋は両手利き用である。いくつかの実施形態において、手袋は、シングルディップ手袋およびダブルディップ手袋である。別の実施形態において、手袋は、塩素で処理されているか、または塩素を使わないものである。

(実施例) 波模様の型を備えた手袋のグリップ能力を粘着力測定機器によって試験する。粘着力測定機器は、着用者が負荷を持ち上げることのできる最大度でのグリップ特性を測定するための装置である。

グリップ性試験は、以下のステップを含む。 1)着用者が(図2aに示されるように)粘着力測定機器において30°で固定された第1金属ブロックを持ち上げる。持ち上げに成功すると、ユーザは次のブロックへ移る。

2)着用者が(図2bに示されるように)粘着力測定機器において60°で固定された第2金属ブロックを持ち上げる。持ち上げに成功すると、ユーザは次のブロックへ移る。 3)着用者がブロックを持ち上げられなくなるまでこの手順を続ける。

得られた結果から、漁網模様の手袋は、ハニカム、ダイヤモンドおよび魚鱗模様に比べて乾燥状態で最良のグリップ特性を有する。

摩擦係数(COF:Coefficient of Friction)を使用することによる、乾燥および湿潤状態でのグリップ試験結果

COF試験結果から、漁網模様の手袋は、ダイヤモンド、魚鱗およびハニカム模様に比べて乾燥および湿潤状態の両方でより良好なグリップ特性を有する。

本明細書における実施形態は、様々な特定の実施形態により説明されているが、修正形態で本発明を実施することは当業者にとっては明らかである。しかしながら、全てのそのような修正形態は特許請求の範囲内にあるとみなされる。

当業者に容易に明らかとなるように、本発明は、その本質的な特徴から逸脱することなく他の特定の方式で容易に作られ得る。したがって、本発明の実施形態は、単なる例であり限定するものではないと考えられ、本発明の範囲は、前述の説明ではなく特許請求の範囲により示され、したがって範囲内にある全ての変形形態がその中に含まれることが意図される。

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