着用物品およびその製造方法

申请号 JP2005507987 申请日 2004-01-09 公开(公告)号 JPWO2004062398A1 公开(公告)日 2006-05-18
申请人 株式会社瑞光; 发明人 修平 倉田; 修平 倉田;
摘要 フロント部Pと、バック部Qと、フロント部Pとバック部Qとを繋ぐクロッチ部Rとを有する本体5(A〜D)を備える着用物品4(A〜D)であって、本体5(A〜D)は一対の対向するウエスト縁Tと一対の対向するレッグ縁Sとを有し、本体5(A〜D)のクロッチ部Rの幅方向の略中央部にフロント部Pとバック部Qとの間を縮めるように、シャーリング15が形成されており、クロッチ部Rの前後方向Xの長さL1と一対の対向するウエスト縁T間の長さL2との比が、1:15〜1:2である。
权利要求
  • フロント部と、バック部と、フロント部とバック部とを繋ぐクロッチ部とを有する本体を備える着用物品であって、本体は一対の対向するウエスト縁と一対の対向するレッグ縁とを有し、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部にフロント部とバック部との間を縮めるように、シャーリングが形成されており、クロッチ部の前後方向の長さと一対の対向するウエスト縁間の長さとの比が、1:15〜1:2であることを特徴とする着用物品。
  • 上記シャーリングは、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部が、フロント部とバック部を繋ぐ方向に襞を寄せて縮められて波状に形状保持されることにより形成されている請求項1に記載の着用物品。
  • 上記シャーリングは、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部に、フロント部とバック部を繋ぐ方向に伸張状態で添設されたクロッチ用弾性部材の収縮力により形成されている請求項1に記載の着用物品。
  • 上記レッグ縁に沿ってレッグ用弾性部材が伸張状態で添設されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の着用物品。
  • 上記本体に吸収体が取付けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の着用物品。
  • 着用した場合に上記シャーリングにより上記クロッチ部に襠が形成される請求項1〜5のいずれか1項に記載の着用物品。
  • フロント部と、バック部と、フロント部とバック部とを繋ぐクロッチ部とを備える本体を有し、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部にフロント部とバック部との間を縮めるようにシャーリングが形成されている着用物品を製造する方法であって、
    ウェブにレッグ用穴をカットして、クロッチ部を形成する工程と、
    ウェブにウエスト用弾性部材を添設する工程と、
    クロッチ部に、ウェブの流れ方向と交差する方向に沿ってシャーリングを形成する工程と、
    ウェブの流れ方向に沿って、クロッチ部を境にしてウェブを二つ折りにし、フロント部とバック部を重ね合わせる工程と、
    隣り合うクロッチ部の間をサイドシールし、カットして単品の着用物品を完成させる工程とを含むことを特徴とする着用物品の製造方法。
  • 上記両レッグ穴に沿ってレッグ用弾性部材を伸張状態で添設する工程を含む請求項7に記載の着用物品の製造方法。
  • 上記クロッチ部にシャーリングを形成する工程と、ウェブを二つ折りする工程との間に、吸収体を取付ける工程を含む請求項7又は8に記載の着用物品の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明は、履き心地性を向上させた着用物品およびその製造方法に関する。

    従来、図16に示すように、ボディ用穴1aと両レッグ用穴1bとが形成されて、ボディ用穴1aの回りにウエスト用弾性部材2が幅方向に伸張状態で添設されてなるトランクス型使い捨てパンツ(着用物品)1が提案されている(特開2001−224615号公報)。
    かかる使い捨てパンツのクロッチ部(股部)1cに吸収体を取付ければ、幼児用のパンツ型おむつやトレーニングパンツ、大人用の失禁パンツとして使用できるようになる。
    また、弾性部材を有する吸収体が内面側に固定されたパンツ型外装体を開示したものがある(特開2002−209942号公報、特開2002−320641号公報、特開2003−19163号公報)。
    さらに、クロッチ部とバック部(後身頃)に弾性部材を配置したパンツ型吸収性物品を開示したものがある(特開2000−93462号公報)。
    しかしながら、上記のようなトランクス型使い捨てパンツ1では、構造が複雑であり生産性に問題があった。
    本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、簡易で生産しやすい着用物品およびその製造方法を提供することを課題とするものである。

    本発明の着用物品は、フロント部と、バック部と、フロント部とバック部とを繋ぐクロッチ部とを有する本体を備える着用物品であって、本体は一対の対向するウエスト縁と一対の対向するレッグ縁とを有し、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部にフロント部とバック部との間を縮めるように、シャーリングが形成されており、クロッチ部の前後方向の長さと一対の対向するウエスト縁間の長さとの比が、1:15〜1:2であることを特徴とする。
    本発明の着用物品の一例は、レッグ用穴に沿ってレッグ用弾性部材を添設していない男性用に適したトランクス型の着用物品である。
    そして、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部に形成したシャーリング(ギャザー、プリーツ、皺のような、シート材に襞を寄せて縮められた波状もの)によって、クロッチ部に前後方向(フロント部とバック部を繋ぐ方向)の締まりが発生し、着用した場合にクロッチ部が上方(レッグ用穴から腰周り用穴に向かう方向)に引き上げられて襠を形成するとともに、トランクス型のような形状をとるようになるので、着用時の履き心地性が向上するとともに、見映えも向上するようになる。
    このように、クロッチ部にシャーリングを形成することによって、クロッチ部が上方に引き上げられて襠を形成するため、構造が簡素でコスト安に製造することができる。
    さらに、吸収体を配置していない場合には、幼児用のパンツ型おむつやトレーニングパンツ、大人用の失禁パンツ以外に、旅行用などの使い捨てパンツとしても使用することができる。
    また、クロッチ部の前後方向の長さと一対の対向するウエスト縁間の長さとの比が1:15〜1:2であると、着用物品が見栄えの良いトランクス形状となる。
    上記着用物品のシャーリングを、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部をフロント部とバック部を繋ぐ方向に襞を寄せて縮めて波状に形状保持して形成することにより、クロッチ部の幅方向の略中央部に前後方向の締まりが発生し、クロッチ部の幅方向の略中央部が上方に引き上げられて襠を形成するとともに、トランクス型のような形状をとることができる。
    上記着用物品のシャーリングを、クロッチ用弾性部材の収縮を利用して形成することにより、クロッチ部の幅方向の略中央部に前後方向の締まりが発生し、クロッチ部の幅方向の略中央部が上方に引き上げられて襠を形成するとともに、トランクス型のような形状をとることができる。
    本発明の他の着用物品は、上記トランクス型の着用物品のレッグ用穴に沿ってレッグ用弾性部材を添設したブルマー型の着用物品であって、特に女性用として適している。 そして、上記のトランクス型の着用物品と同様に、本体のクロッチ部の幅方向の略中央部に形成したシャーリングによって、クロッチ部に前後方向の締まりが発生し、着用した場合にクロッチ部が上方に引き上げられて襠を形成し、それにより股下部分が形成され、着用時の履き心地性が向上するとともに、見映えも向上するようになる。
    かかるブルマー型着用物品であれば、レッグ用弾性部材の収縮力によって、レッグ用穴が着用者のレッグ(脚)に密着するから、着用時の履き心地性が向上するとともに、見映えも向上するようになる。 また、レッグ部からの漏れも防止できる。
    上記着用物品のレッグ用弾性部材がクロッチ部を横切る場合、クロッチ部において、レッグ用弾性部材の収縮力が低減されていると、当該部分で幅方向の収縮力が低減して、クロッチ用弾性部材に影響を与えなくなる。
    本発明の着用物品は、吸収体の長手方向の両端部を上記本体に取付けると、幼児用のパンツ型おむつやトレーニングパンツ、大人用の失禁パンツとして使用することができる。
    本発明の着用物品は、吸収体が交換可能に取付けられていると、吸収体を交換さえすれば、本体は繰り返し使用できるので、経済的に使用することができる。
    本発明の着用物品は、製造ラインにおいて波状部分を簡単かつ安価に形状保持することができる。
    本発明の着用物品の製造方法の一例は、レッグ用穴に沿ってレッグ用弾性部材を添設していない男性用のトランクス型に適した着用物品の製造方法である。
    そして、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部の幅方向の略中央部にシャーリングを簡単に形成できてコスト安に製造することができる。
    上記製造方法は、クロッチ部の幅方向の略中央部にクロッチ用弾性部材を添設することにより、シャーリングを簡単に形成することができる。
    上記製造方法は、クロッチ部の幅方向の略中央部に波状部分を形成することにより、シャーリングを簡単に形成することもできる。
    上記製造方法は、型押しローラでシャーリングをより簡単に形成することもできる。
    上記製造方法は、ウェブを掴み手段で内寄せ移動させてクロッチ部を内寄せすると、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部の内寄せを迅速かつ確実に行うことができる。
    上記製造方法は、掴み手段として、掴み爪部材や針部材と押え付け部材との組み合わせで構成でき、内寄せ台をコンベアやドラムに設けることができ、あるいは、バキューム孔である掴み手段を内寄せ移動可能なコンベアに設けることができるから、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部にシャーリングを簡単かつ確実に形成することができる。
    上記製造方法は、レッグ用穴に沿ってレッグ用弾性部材を添設する工程を追加すると、女性用に適したブルマー型の着用物品を製造することもできる。
    上記製造方法は、本体に吸収体を取付ける工程を追加すると、本体に吸収体を取付けた着用物品を製造することもできる。 なお、この吸収体は、交換可能に取付けられていることが好ましい。

    図1は、本発明の着用物品の一例であり、(a)は着用状態の斜視図、(b)はクロッチ部のシャーリングを伸張させた状態の正面図、(c)は本体の展開状態の平面図、(d)は(c)の側面図である。
    図2は、第1実施形態の着用物品であり、(a)は展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。
    図3は、第2実施形態の着用物品であり、(a)は展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。
    図4は、第3実施形態の着用物品であり、(a)は展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。
    図5(a)は第1実施形態の着用物品の分解斜視図、(b)は第2実施形態の弾性シート材片の分解斜視図、(c)は第3実施形態のシート材の斜視図である。
    図6は、第4実施形態の着用物品であり、(a)〜(f)はレッグ用弾性部材の添設例の平面図である。
    図7は、第1実施形態の着用物品の製造工程図である。
    図8は、クロッチ部を内寄せする機構と波状部分を形成する機構の斜視図である。
    図9は、内寄せ台と掴み爪部材であり、(a)は内寄せ前の側面図、(b)は内寄せ後の側面図である。
    図10は、針部材と押え部材とでクロッチ部を内寄せする機構の斜視図である。
    図11は、内寄せ台と針部材であり、(a)は内寄せ前の側面図、(b)は内寄せ後の側面図である。
    図12は、内寄せ台を有するドラムの斜視図である。
    図13は、バキューム孔を有するコンベアの平面図である。
    図14(a)はクロッチ用弾性部材で形成したシャーリングの側面図、(b)は波状部分にシート材を接着して形成したシャーリングの側面図、(c)は波状部分に合成樹脂材を塗布して形成したシャーリングの側面図、(d)は波状部分を加熱溶融して形成したシャーリングの側面図である。
    図15は、着用物品の側面断面図である。
    図16は、従来のトランクス型使い捨てパンツの着用状態の斜視図である。

    以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
    図1は、本発明の着用物品の一例である着用物品4(図2〜4及び図6の4A〜4Dに相当する)であって、(a)は着用状態の斜視図、(b)はクロッチ部のシャーリングを伸張させた状態の正面図、(c)は本体5(図2〜4及び図6の5A〜5Dに相当する)を展開してシャーリングを伸張させた状態の平面図、(d)は(c)の側面図である。
    図1(a)に示すように、着用物品4は、着用した場合に胴が通るための胴回り用穴に対応するウエスト縁Tと、着用した場合に脚が通るためのレッグ用穴に対応するレッグ縁Sと、着用した場合に腹側(前側)にあたるフロント部Pと、着用した場合に背側(後側)にあたるバック部Qと、着用した場合に股部にあたるクロッチ部Rとを有する本体5を有する。 上記本体5は、フロント部Pとバック部Qの両端部分5aをサイドシールすることにより、トランクス型となる。 上記クロッチ部Rには、着用した場合に股の分かれ目から下の部分にあたる股下部Iが含まれている。
    図1(c)に示すように、フロント部Pとバック部Qはクロッチ部Rにより繋がれており、一対のウエスト縁T及び一対のレッグ縁Sは、それぞれ互いに対向している。 展開状態におけるクロッチ部Rの前後方向Xの長さL1と本体5の前後方向Xの長さ(フロント部Pとバック部Qとの一対のウエスト縁T,T間の長さ)L2とは、その比L1:L2が、1:15〜1:2であるように設定されており、着用物品4が見栄えの良いトランクス形状となるためには、比L1:L2が1:4.4〜1:3.8であることが好ましい。
    上記本体5のクロッチ部Rには、シャーリング15(ギャザー、プリーツ、皺のような、シート材に襞を寄せて縮められて形成された波状もの)が形成されており、このシャーリング15により、クロッチ部Rは着用した場合に上方(レッグ用穴から胴回り用穴に向かう方向)に引き上げられて襠を形成する。
    上記シャーリング15は、クロッチ部Rの幅方向Wの中央部分に、フロント部Pとバック部Qとの間を縮めるように、フロント部とバック部を繋ぐ方向に沿って形成されている。
    具体的には、図1(b)及び(c)に示すように、シャーリング15はシャーリング形成部分Gに形成されている。 シャーリング形成部分Gは、その面積がクロッチ部の面積を超えず、シャーリング15の前後方向(フロント部Pとバック部Qとを繋ぐ方向)の長さKがクロッチ部Rの前後方向の長さを超えず、クロッチ部Rの幅の最も狭い部分において、シャーリング形成部分Gの幅Hがクロッチ部Rの幅よりも狭くなるように設定されている。
    トランクス又はブルマーの形状をとるためには、レッグ縁Sとシャーリング形成部分Gの側縁が最も接近した部分における両者間の距離Jが5mm以上であることが好ましい。 ここで、クロッチ部Rの幅方向Wとは、一対の対向するレッグ縁Sを結ぶ方向を意味し、着用物品4の幅方向Wに相当する。 前後方向Xとは、フロント部Pとバック部Qとを繋ぐ方向を意味する〔図1(c)参照〕。
    フロント部Pとバック部Qの着用した場合に胴回りにあたる部分には、ウエスト用弾性部材6が幅方向Wに添設されている。 着用物品4のフィット性を増加させるために、フロント部P及び/又はバック部Qの幅方向にボディフィット用弾性部材が添設されていても良い。
    上記着用物品4は、必要であれば、本体5に吸収体12を取付けた構成とすることもできる。
    図2は、第1実施形態のトランクス型着用物品4Aであって、(a)はシャーリングを伸張させた展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。 なお、(c)では、後述する吸収体12は実線で描いているが、(a)(b)では、便宜上仮想線で描いている。
    上記着用物品4Aは、ウエスト縁Tと、フロント部Pと、バック部Qと、レッグ縁Sと、フロント部Pとバック部Qとを繋ぐクロッチ部Rを有する本体5Aと、必要であれば、吸収体12とを備える。 クロッチ部Rには、幅方向Wの略中央部に、前後方向Xに伸張状態で弾性部材7が配置されている。
    図5(a)に示すように、本体5Aの外装Oは、シート材にレッグ縁Sに沿ってレッグ用穴を形成することにより形成される。 外装O用のシート材としては、シート状に形成された材料であればどのような材料を用いてもよいが、下着の風合いを兼ね添えた使い捨て可能な着用物品とするためには、不織布が好ましい。
    上記吸収体12は、必要により、上述した実線若しくは仮想線のように、クロスハッチングで示した取付け位置a,bにそれぞれ取付けられるようになる。 取付け位置a,bは、ウエスト用弾性部材6を添設する位置と重なる部分に設定することもできる。
    この展開状態の着用物品4Aは、クロッチ部Rを境にして2つ折りしてフロント部Pとバック部Qとを重ね合わせ、フロント部Pとバック部Qの幅方向の両端部分5aをサイドシールすることにより、図1に示したようなトランクス型とするようになっている。 なお、図2(a)では、吸収体12の横幅よりもクロッチ部Rの横幅を狭くしているが、図1(a)のように、吸収体12の横幅よりもクロッチ部Rの横幅を広くするようにしても良い。
    ここで、吸収体12の横幅とは、吸収体12の長手方向に交差する方向の長さを意味し、吸収体12の形状が長方形ではなく、砂時計型等の形状である場合には、長手方向と交差する方向の長さが最も短い部分の長さを意味する。 クロッチ部Rの横幅とは、クロッチ部Rの幅方向の長さが最も短い部分の長さを意味する。
    上記着用物品4Aは、着用状態においては、クロッチ用弾性部材7の収縮力により、前後方向Xにシャーリング15が形成されている〔図1(a)参照〕。 このシャーリング15は、後述する他の方法で形成することもできる。
    このクロッチ用弾性部材7は、クロッチ用弾性部材7の長さ及び幅よりも大きい形状のシート材片8でクロッチ部Rとの間に挟み込んで接着されている。 シート材片8としては、不織布、フィルム等が挙げられるが、クロッチ部Rとの間にクロッチ用弾性部材7を挟み込むことができる材料であれば素材は問わない。
    上記着用物品4Aがトランクスの形状を保つためには、例えば、図2に示すように、上記クロッチ用弾性部材7の配置される部分の前後方向Xの長さZは、クロッチ部Rの前後方向Xの長さ以下であり、クロッチ用弾性部材7を添設する部分の幅Yは、クロッチ部Rの幅未満に設定することが好ましく、可及的に狭いことが特に好ましい。 使用する弾性部材の伸張時の応力に依存するが、長さXは、例えば、伸張状態で40〜350mmが好適である。 着用物品4Aが大人用であれば、長さXは60mm〜350mmが好適であり、子供用であれば40〜220mmが好適である。
    また、クロッチ用弾性部材7を添設する部分の幅Yは、例えば、230dTexの弾性部材1本分の幅から70mmの範囲で幅Yを設定することができる。 ここで、クロッチ用弾性部材7の伸縮倍率は1.1〜5倍である。 なお、後述するように、外装Oが2枚のシート材により形成され、2枚のシート材で挟むことにより、外装Oのクロッチ部Rにクロッチ用弾性部材7を配置しても良いし、クロッチ用弾性部材7を単独で外装Oに取付けても良い。
    さらに、クロッチ部Rからフロント部P及び/又はバック部Qに延在するように弾性部材を添設させても良いが、その場合、着用物品4Aの見栄えをよくするためには、フロント部P及び/またはバック部Qの弾性部材の収縮力が発現しないように処理しておくことが好ましい。
    後述する他の方法でシャーリング15を形成する場合は、シャーリング15の前後方向(フロント部Pとバック部Qとを繋ぐ方向)の長さKがクロッチ部Rの前後方向の長さL1を超えず、シャーリング15の幅Hがクロッチ部Rの幅未満であるように設定する。
    上記着用物品4Aがトランクスの形状をとるためには、シャーリング15の幅Hが70mm以下であり、シャーリング15が形成された状態での前後方向の長さKが250mm以下であることが好ましい。 着用物品4Aを見栄えの良いトランクス形状とするには、例えば、シャーリング15の幅Hを、大人用であれば24mm以下、子供用であれば16mm以下と設定し、前後方向の長さKを10〜200mmとすることが好ましい。
    上記クロッチ用弾性部材7の材質としては、平ゴム、糸ゴム、ポリウレタン系弾性糸(例えば、LYCRA)、ポリウレタン系弾性フィルム、ポリオレフィン系弾性フィルム等の弾性体、または弾性ホットメルトなどが使用でき、1本使用に限られず、複数本使用であっても良い。 糸状のクロッチ用弾性部材1本でシャーリング15を形成すると、シャーリング15の幅Hが可及的に狭くなり、見栄えの良いトランクス形状となるので好ましい。 なお、上記ウエスト用弾性部材6および後述するレッグ用弾性部材13a,13bもクロッチ用弾性部材7と同様の材質である。
    上記吸収体12は、図5(a)を参照すれば、前後方向Xに長い長方形状に形成されて、具体的に図示しないが、不透液性のバックシートと透液性のトップシートとの間に吸収性コアを挟み込んだもので、その両側には立ち上がりフラップ12aが設けられている。
    上記吸収体12は、砂時計状等の形状であっても良く、吸収体12の形状及び構成は当該技術分野で用いられているものを適宜採用することができる。 なお、吸収体12の横幅は、クロッチ部Rを伸張させた状態で、クロッチ部Rの横幅より広くても狭くても良い。
    この吸収体12の長手方向の両端部(前部12b及び後部12c)は、必要により、本体5のクロスハッチングで示した位置a,bにそれぞれ取付ける。 図では、本体5の内側(着用者に面する側)に取付け位置を設けた例を示したが、吸収体12の長手方向の両端部が本体5の外側(着用者に面しない側)に位置するように吸収体12を取付けることもできる。 取付け方法としては、ホットメルト接着剤や両面接着テープ等により接着する他、メカニカルファスナー等により、交換可能に貼り付けることもできる。
    上記吸収体12の前部12bと後部12cを、ウエスト用弾性部材6を添設する位置に重ねて配置し、シート材の胴回り部分を折り曲げて前部12bと後部12cを挟み込むことにより、吸収体12を取付けることもできる。
    この吸収体12の中間部分12dは、クロッチ部Rに取付けないで、クロッチ用弾性部材7の部分から浮き上がった状態としても良いし(図15参照)、クロッチ部Rに沿って接しても良い。 また、クロッチ部Rに上記手法により取付けられていても良い。
    第1実施形態の着用物品4Aは、例えば、図7に示すような工程(第1例)で製造することができる。
    外装用のウェブ11を流れ方向(MD)に連続送りしながら、工程(1)でレッグ用穴をあけて、工程(2)でウェブ11の流れ方向に交差する方向(CD)の両端部5bの内側にウエスト用弾性部材6を流れ方向(MD)に沿って伸張状態で添設する。 流れ方向(MD)は、着用物品4Aのクロッチ部Rの幅方向Wに相当し、流れ方向に交差する方向(CD)は、着用物品4Aの前後方向X(フロント部Pとバック部Qとを繋ぐ方向)に相当する。
    工程(3)でクロッチ部Rの幅方向の略中央部に、流れ方向に交差する方向(CD)に伸張状態でクロッチ用弾性部材7を添設して、工程(4)でシート材片8を用いてクロッチ部Rとの間に挟み込んで接着し、ウェブ11の両端部5bを内向きに折り曲げながらウエスト用弾性部材6を挟み込んで接着する。 ウェブ11の両端部を内向きに曲げる工程は、工程(2)で行うこともできる。 レッグ用穴をあける前に、クロッチ用弾性部材7をクロッチ部Rに添設することもできる。 ウエスト用弾性部材6を両端部5bに添設する場合には、ウェブ11の両端部5bを内向きに折り曲げる工程を省略することができる。
    工程(5)で、シャーリング15を形成する。 クロッチ用弾性部材7の収縮力のみを利用することによってシャーリング15を形成していくこともできるが、着用物品4Aを連続して高速で製造する場合や、シャーリング15の長さを厳密に制御したい場合には、クロッチ用弾性部材7の収縮力の利用に加えて、工程(4)と(5)の間で、ウェブ11の両端部5bを掴み手段16(後述する掴み部材等)で掴んで、掴み手段16を強制的に内寄せ移動させながら(矢印F参照)ウェブ11を内寄せすることによって、クロッチ部Rにシャーリング15を形成することが好ましい〔図14(a)参照。 図14中の前後方向Xは、ウェブ11の流れ方向に交差する方向(CD)に相当する〕。
    ここで、「内寄せ」とは、ウェブ11を流れ方向に交差する方向(CD)に沿って寄せて、ウェブ11の流れ方向に交差する方向の長さを縮めていくことを意味する。 「内寄せ移動」とは、流れ方向に交差する方向(CD)の中心に向かって移動することを意味する。 ウェブ11を挟んで対向する掴み手段16を共に流れ方向に交差する方向(CD)に移動させて内寄せしても良いし、一方の側の掴み手段16を固定し、他方の側の掴み部材16を移動させて内寄せしても良い。 なお、掴み爪手段16の内寄せは、後述するコンベア17等で行うことができる。
    次いで、工程(6)で吸収体12を取付け位置a,bに取付ける。
    工程(7)で、ウェブ11の流れ方向に沿って、クロッチ部Rを境にして2つ折りして、ウエスト用弾性部材6が対向するようにフロント部Pとバック部Qとを重ね合わせ、工程(8)でフロント部Pとバック部Qの隣り合うクロッチ部R間の両端部分5aをサイドシールして、この隣り合う両端部分5aの間をカットすることにより、図1に示したような単品のトランクス型着用物品4Aが完成するようになる。
    吸収体12が不要な着用物品4Aでは、この工程(6)を省略することができる。
    上記のようなトランクス型着用物品4Aでは、クロッチ部Rの幅方向の略中央部に添設したクロッチ用弾性部材7の収縮力を利用してシャーリング15を形成することにより、図1(b)のように、クロッチ部Rの幅方向の略中央部に前後方向Xの締まりが発生し、クロッチ部Rが上方(着用した場合にレッグ用穴から腰周り用穴に向かう方向)に引き上げられて襠が形成されるとともに、トランクス型のような形状をとるようになるので、トランクス着用時の履き心地性が向上するとともに、見映えも向上するようになる。
    このように、クロッチ部Rの幅方向の略中央部にクロッチ用弾性部材7を添設することでシャーリング15を形成すると、構造が簡素でコスト安にトランクスを製造することができる。
    さらに、クロッチ用弾性部材7を着用物品4Aの外装Oとシート材片8との間に接着することにより、着用物品4Aの本体5Aを少なくとも1枚のウェブ11で製造可能になるので、着用物品4Aの構造が簡素化してコスト安に製造することができる。
    さらにまた、吸収体12を配置していない場合には、幼児用のパンツ型おむつやトレーニングパンツ、大人用の失禁パンツ以外に、旅行用などの使い捨てパンツとしても使用することができる。
    また、本体5Aに吸収体12を取付けた場合は、幼児用のパンツ型おむつやトレーニングパンツ、大人用の失禁パンツとして使用することができる。
    さらに、吸収体12はクロッチ部Rのクロッチ用弾性部材7の部分から離れており、吸収体12の中間部分12dがクロッチ用弾性部材7の部分から浮き上がった状態になって、吸収体12にクロッチ用弾性部材7の収縮力が作用しないので、吸収体12に収縮ジワが生じなくなる。 また、吸収体12をクロッチ部Rに取付ける場合でも、クロッチ用弾性部材7の収縮後に吸収体12を設置するため、吸収体12に収縮ジワが生じない。
    また、吸収体12を交換可能に取付けると、吸収体12を交換さえすれば、着用物品4Aは繰り返し使用できるので、経済的に使用することができる。
    図3は、第2実施形態のトランクス型着用物品4Bであって、(a)はシャーリングを伸張させた展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。
    第1実施形態の着用物品4Aと相違するのは、外装Oとシート材片8との間にクロッチ用弾性部材7を添設する代わりに、図5(b)に示すように、上下2枚のシート材片9aの間にクロッチ用弾性部材7を伸張状態で添設してなる弾性シート材片9を適当な長さにカットしたものを、前後方向Xに伸縮力が発現するように外装Oのクロッチ部Rに接着した点である。
    上下2枚のシート材片9aを使用する代わりに、1枚のシート材片にクロッチ用弾性部材7を伸張状態で接着して弾性シート9を形成し、外装Oのクロッチ部Rに接着しても良い。
    この着用物品4Bでは、弾性シート材片9をクロッチ部Rに接着するだけであるから、上記着用物品4Aと同様に、着用物品4Bを1枚のウェブ11で製造可能になるので、着用物品4Bの構造が簡素化してコスト安に製造することができる。
    図4は、第3実施形態のトランクス型着用物品4Cであって、(a)はシャーリングを伸張させた展開状態の平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のA−A線端面図である。
    第1実施形態の着用物品4Aと相違するのは、シート材片8の代わりに、図5(c)に示すように、着用物品4Cの外装Oとほぼ同じ形状のシート材10と着用物品4Cの外装Oとの間にクロッチ用弾性部材7を前後方向Xに伸張状態で接着したものである。 なお、吸収体12の取付け位置a,bは、着用物品4Cの外装O側ではなく、シート材10側に設定する。
    この着用物品4Cでは、クロッチ部Rの肌面側にシート材片8,9の外形状輪郭などが見えないので、見映えがより向上するようになる。
    図6は、第4実施形態のブルマー型着用物品4Dの本体5Dの展開状態の平面図である。 特に示す以外は、構成及び使用する材料は、第1〜第3実施形態のトランクス型着用物品4A〜4Cと同様であり、シャーリング15の形状も同様である。 例えば、このブルマー型着用物品4Dは、図6では省略して図示しているが、第1〜第3実施形態の着用物品と同様、本体5Dに吸収体12(図5(a)参照)を配置して着用物品4Dとしても良いし、吸収体12を配置せず、本体5Dを着用物品4Dとしても良い。
    本実施形態のブルマー型着用物品4Dと第1〜第3実施形態のトランクス型着用物品4A〜4Cとの相違は、レッグ縁Sに沿ってレッグ用弾性部材13a,13bを伸張状態で添設している点である。
    このレッグ用弾性部材13a,13bは、図7の工程の内、例えば、工程(2)と(3)の間で、二点鎖線で示すように、レッグ縁Sに沿って伸張状態で添設することができる。
    図6(a)は、レッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部RでX字状に交差させて添設した例であり、(b)は、(a)のレッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部Rの幅方向Wの略中央部分でカットcして、当該部分で幅方向Wの収縮力が低減するようにした例である。 このような低減がロールに付けられた刃物によるレッグ用弾性部材13aと13bの切断やエンボス、ヒートエンボスにより行われても良い。
    図6(c)は、レッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部RでU字状に交差させて添設した例であり、(d)は、(c)のレッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部Rの幅方向Wの略中央部分でカットcして、当該部分で幅方向Wの収縮力が低減するようにした例である。
    図6(e)は、レッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部RでU字状に交差させないで添設した例であり、(f)は、(e)のレッグ用弾性部材13aと13bをクロッチ部Rの幅方向Wの略中央部分でカットcして、当該部分で幅方向Wの収縮力が低減するようにした例である。
    このブルマー型着用物品4Dでは、特に女性用として適しているとともに、上記各トランクス型着用物品4A〜4Cの効果に加えて、レッグ用弾性部材13a,13bの収縮力によって、レッグ縁Sが着用者のレッグ(脚)に密着するから、着用時の履き心地性が向上するとともに、見映えも向上するようになる。 また、レッグ用弾性部材13a,13bの収縮力が低減されることにより、当該部分で幅方向Wの収縮力が低減して、クロッチ用弾性部材7に影響を与えなくなる。
    上記各実施形態の着用物品4A〜4Dでは、クロッチ部Rの幅方向の略中央部にシャーリング15を形成するために、クロッチ部Rに添設したクロッチ用弾性部材7の収縮力を利用したものであったが、別の方法でシャーリング15を形成することができる。
    すなわち、第2例として、シャーリング15を形成する方法は、図8および図9に示すように、クロッチ用弾性部材7の収縮力を用いずに、機械的にシャーリングを形成する。 このため、形成されたシャーリング15は伸縮性を有しない。 図8中の番号(4)、(5)、(6)は、それぞれ、図7中の番号(4)、(5)、(6)〔上記第1例の工程(4)、(5)、(6)〕に対応する。
    工程(4)と工程(5)の間で内寄せ移動可能なように(一点鎖線矢印F参照)、製造ライン上に、ウェブ11の流れ方向に交差する方向(CD)の両端部分に対応する場所に、左右一対のコンベア17が設けられ、このコンベア17に内寄せ台18がそれぞれ取付けられ、この内寄せ台18に、ウェブ11の両側部を内寄せ台18の上面にそれぞれ挟み込んで掴む掴み爪部材19が設けられている。 このコンベア17は、ウェブ11の流れ方向(MD)に移動しながら、広幅から徐々に狭幅となるように敷設されている。
    そして、掴み爪部材19によって、掴み爪部材19と内寄せ台18との間に両端部分を掴まれたウェブ11は、コンベア17とともに流れ方向(MD)に搬送されながら、上記工程(4)と工程(5)の間で、強制的に流れ方向に交差する方向(CD)(前後方向X)に内寄せされるようになる。
    上記工程(4)と工程(5)との間には、図9(b)に示すように、本体のクロッチ部Rの幅方向Wの略中央部分に相当するように位置して、上下一対の型押しローラ20が配置されている。 この型押しローラ20には、前後方向Xに波状の凹凸溝20aが形成されて、ウェブ11に波状部分11a、すなわちシャーリング15を形成するようになる。
    上記工程(5)と工程(6)との間には、ウェブ11の波状部分11aの形状保持のために、図14(b)に示すように、波状部分11aの山折り部11bに跨ってシャーリング形状保持用シート材21を接着するためのシート材搬送用コンベア22が設けられている。
    シート材21としては、不織布やフィルム等が使用でき、シート状の材料であれば素材は問わない。
    シート材21は、シャーリング15を形成できる程度の大きさ、すなわち、波状部分11aの形状を保持できる大きさ以上であれば良く、シート材の代わりに、糸状の材料を用いることもできる。
    なお、ウェブ11の波状部分11aの形状保持のために、シート材21を接着する代わりに、図14(c)に示すように、波状部分11aに合成樹脂材23を塗布して固化させるようにすることもできる。
    合成樹脂材23は、シャーリング15を形成できる程度の範囲、すなわち、波状部分11aの形状を保持できる程度の範囲に塗布されていれば良く、塗布の仕方としては、線状塗布や面状塗布等が挙げられる。 面状塗布の場合は、シャーリング形成部分G(図1(c)参照)の面積を超えないように塗布することが好ましい。 見栄えの良いトランクス型又はブルマー型着用物品4A〜4Dとするには、線状塗布が好ましい。
    同様に、図14(d)に示すように、上記型押しローラ20に加熱部を設けて、波状部分11aを形成しながら加熱して溶融固化や熱セットさせるようにすることもできる。 この加熱して溶融固化や熱セットする場合には、ウェブ11の素材として、熱可塑性素材、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ナイロン、あるいはこれらの複合体を適宜に用いることができる。
    図8および図9の実施形態では、掴み手段として内寄せ台18に掴み爪部材19を設けたものであったが、掴み爪部材19に代えて、図10および図11に示すように、内寄せ台18に剣山状針部材24を設けるとともに、工程(4)の部分に、ウェブ11を押え付けて針部材24に突き刺して掴まえさせるためのブラシローラ状押え部材25を設ける構成とすることもできる。
    また、図12に示すように、上記コンベア17の途中に、コンベア17と同じ周速で回転するドラム26を設けて、このドラム26の外周に、上記掴み爪部材19を有する内寄せ台18を内寄せ移動可能(矢印F参照)に設ける構成とすることもできる。 この内寄せ台18は、ドラム26に形成されたガイド(図示せず)により、指定された動きをするようにしても良い。 また、例えば、カムやリンク機構が設けられても良い。
    内寄せ台18に掴み爪部材19を設ける代わりに、図10及び図11に示したような構成を用することもできる。
    さらに、内寄せ台18を設けないで、図13に示すように、内寄せ移動可能なように(矢印F参照)、広幅から徐々に狭幅となるように敷設された左右一対のコンベア17に、ウェブ11を吸着して掴むバキューム孔17aを形成した構成とすることもできる。 上記コンベア17は、湾曲できるようになっていても良いが、複数のコンベアに分割されていても良い。
    上記の各製造方法によれば、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部Rの幅方向の略中央部にシャーリング15を簡単に形成できてコスト安に製造することができる。
    また、型押しローラ20を使用すれば、美しい形状のシャーリング15をより簡単かつ確実に形成することができる。
    さらに、ウェブ11を掴み爪部材19等の掴み手段で内寄せ移動させてクロッチ部Rを強制的に内寄せすると、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部Rの幅方向の略中央部に内寄せを迅速かつ確実に行うことができる。
    また、掴み手段として、掴み爪部材19や針部材24と押え付け部材25との組み合わせで構成でき、内寄せ台18をコンベア17やドラム26に設けることができ、あるいは、バキューム孔17aである掴み手段を内寄せ移動可能なコンベア17に設けることができるから、連続高速製造ラインにおいて、クロッチ部Rの幅方向の略中央部にシャーリング15を簡単かつ確実に形成することができる。

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