男性用伸縮性ニット下着

申请号 JP2016522703 申请日 2014-06-25 公开(公告)号 JP2016527411A 公开(公告)日 2016-09-08
申请人 ヘインズ オペレーションズ ヨーロッパ エスエーエスHanes Operations Europe Sas; ヘインズ オペレーションズ ヨーロッパ エスエーエスHanes Operations Europe Sas; 发明人 ブリバッハ,ラゲブ;
摘要 ボクサーショーツまたはアンダーパンツの形をとる、男性用下着のこの製品は、前方に成形された中央部(16)と、例えばシリコーンから作られる、前面(11)の3つの領域(A、B、C)に提供される細長い補強要素(20、20’、21、21’、22、22’)を有する。3つの領域とはすなわち、細長い要素(20、20’)がこの領域において実質的にクレードルのような形状である、中央部(16)の底部に配置されたサポート領域(A)と、細長い要素(21、21’)がこの領域において実質的に逆さのクレードルのような形状である、中央部(16)の上部に配置されたコントロール領域(B)と、上向き及び側部に向かってサポート領域(A)を引っ張るように、細長い要素(22、22’)がこの領域において傾斜した方向を有し、中央部(16)の端部(19)を前面(11)の上部にリンクさせる、中央部の両側に配置された補強領域(C)である。
权利要求

上部ベルト部(15)及び下部股部を備える後側(12)及び前側(11)を有するパンツ(10)部を提示する、下半身用の男性用下着であって、 前記前側(11)が、その中心に、着用者の性器を収容するように意図された、且つ、前記股部のための相対的に幅の広い下部(17)、前記ベルト部(15)のための相対的に幅の狭い上部(18)、及び端部(19)を含む部材の形で提示される、縦方向の中央部(16)を含み、 細長い伸縮性の補強要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、前記前側(11)上、特に前記中央部(16)上に前記性器の保持を補強するように提供され、 前記細長い要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、前記前側(11)の3つの領域(A、B、C)に、すなわち、 a)前記中央部(16)の底部に配置されたサポート領域(A)であって、前記細長い要素(20、20’)がこの領域において概ねクレードルのような形状を有する、サポート領域(A)と、 b)前記中央領域(16)の上部に配置されたコントロール領域(B)であって、前記細長い要素(21、21’)がこの領域においてに概ね逆さのクレードルのような形状を有する、コントロール領域(B)と、 c)前記中央部の両方の側部に配置された補強領域(C)であって、前記サポート領域(A)を前記上部及び前記側部に向かって引っ張るように、前記細長い要素(22、22’)が、この領域において傾斜方向を有し、 前記中央部(16)の前記端部(19)と前記前側(11)の前記上部ベルト部とをつなぐ、補強領域(C)とに提供されることを特徴とする、 男性用下着。ポーチを形成する前記中央部(16)が、外向きの湾曲部を与えるように成形されることを特徴とする、 請求項1に記載の下着。前記細長い要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、各領域(A、B、C)において平行のラインの少なくとも1つのネットワークを形成することを特徴とする、 請求項1または請求項2に記載の下着。前記細長い要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、前記2つの第1の領域(A、B)において互いに交差する2つの対称のネットワークを形成することを特徴とする、 請求項3に記載の下着。補強領域(C)の前記細長い要素(22、22’)の一部が、方向を変更することなくサポート領域(A)へ広がることを特徴とする、 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の下着。補強領域(C)の前記細長い要素(22、22’)の一部が、方向を変更してコントロール領域(B)へ広がることを特徴とする、 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の下着。前記細長い要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、刺繍により、ヒートシール接着テープもしくは他のヒートシール接着剤を貼ることにより、または、ポリマーを施すことにより付加される要素であることを特徴とする、 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の下着。前記細長い要素(20、20’、21、21’、22、22’)が、シリコーンゴムのラインであり、前記中央部を成形する前に、前記前側の素材上、特に前記中央部の前記素材上に平らに適用されることを特徴とする、 請求項7に記載の下着。前記パンツ(10)が、ポリアミド−スパンデックスまたはコットン−スパンデックスまたはポリエステル−スパンデックスを主成分とするジャージーニットから、またはこれらの組合せから編まれることを特徴とする、 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の下着。

说明书全文

本発明は、下半身用の男性用下着、特に、ブリーフ、ボクサーショーツまたはトランクスタイプから構成される肌着類の伸縮性ニット製品に関する。

このような下着は後側及び前側を提示し、この下着は、同じ単一のニットチューブの形で実現でき、または、前パネルと後ろパネルとを組合せることによって得られる。

着用者の性器が快適であるように、前側は、成形により有利に得られ、ポーチ(袋)を形成する、外側に向かう湾曲部を提示する中央部を備える。この湾曲部は、性器のためのより広いゆとりを提供することにより、着用者にかなりの快適さを与える。それでも、着用者特有の身体構造次第では、湾曲部によって形成される空間がある程度膨らみ、着用時に下着の美的概観が良くないものとなることがある。この湾曲した部分を作るのに、3Dスペーサニットなどの厚みのある繊維材料を選択すると、自然な見た目は損なわれ、不透明度が増すが、ポーチの視覚的な外観はいくらか改善される。しかし、材料が厚く重みがあると、快適さに支障をきたし、製品が平らにされる場合に湾曲部が突出することとなる。性器の保持を補強するために、ブリーフの前側上、特に中央部上に提供された細長い伸縮性の補強要素を備えるブリーフは、特許文献1のFR2621457により知られているが、これらの細長い要素は、前側上にそれらの端部でのみ固定されたバンドの形をとるものであり、これらは不格好な歪みとなる。本明細書に添付の請求項1の序文に従うブリーフは、特許文献2のGB2474558により知られている。

仏国特許出願公開第2621457号明細書

英国特許第2474558号明細書

本発明の目的は、これらの欠点を提示せず、それどころか、快適で美的に好ましい下着を得ることを可能とする、男性用下着の構造の代替物を提案することである。

本発明は、本明細書に添付の請求項1の特徴を提示する下着、すなわち、上部ベルト部及び下部股部を有する後側及び前側を備えるパンツ部を提示し、下半身用の男性用下着によってその目標を実現するものである。前側は、着用者の性器を収容するように意図され、且つ、股部のための相対的に幅の広い下部、ベルト部のための相対的に幅の狭い上部、及び端部を備えるピース(部材)の形で提示される、前側の中心における縦方向の中央部と、性器の保持を補強するように、前側上、特に中央部上に提供された細長い伸縮性の補強要素とを備え、細長い要素が前側の3つの領域に、すなわち、 細長い要素がこの領域において概ねクレードル(揺り籠)のような形状を有する、中央部の底部に配置されたサポート領域と、 細長い要素がこの領域において概ね逆さのクレードルのような形状を有する、中央部の上部に配置されたコントロール領域と、 上部及び側部に向かってサポート領域を引っ張るように、細長い要素が、この領域において傾斜方向を有し、且つ、中央部の端部と前側の上部ベルト部とをつなぐ、中央部の両側に配置された補強領域と、 に提供されることを特徴とする。

説明される方法で配置された、これらの3つの領域における補強要素があると、性器を好適に保持することが確実になり、同時にさらに、身体に密着したタイトな外観がパンツに与えられる。

本発明はまた、単独または組合せで、有利に以下の特徴を提示する。

上部ベルト部は前側の他の部分よりも伸縮性がある。所望される伸縮性は、異なる素材に起因してもよく、付加されるベルトまたはニットを異なる糸またはステッチを用いて作ることができ、または、上部ベルト部に所望される伸縮性は、例えば、本発明の細長い補強要素と同時にこの部分に配置される補強材に起因してもよい。

ポーチを形成する中央部は、それに外向きの湾曲部を与えるように成形される。

各領域における細長い要素は、並行のラインの少なくとも1つのネットワーク(network、網状構成)を形成し、有利には、2つの第1の領域において互いに交差する2つの対称のネットワークを形成する。この交差により、交差が生じる場所で補強の働きが増加し、当該働きに両方向の特性が与えられる。

補強領域における細長い要素の一部は、方向を変更することなくサポート領域へ広がる。

補強領域における細長い要素の一部は、方向を変更してコントロール領域へ広がる。

本発明によれば、補強要素は前側に挿入されるか、または概ね連続的に前側に固定され、それらの端部で単に固定されるのではない。使用される糸の特質やステッチの選択を編み作業の間に生かすことにより、細長い補強要素を編み作業により形成することも考えられるが、細長い要素が付加される要素であれば特に有利であり、こうすると、前側のニットベースが特に困難なく実現可能となり、また、細長い要素を付加することが可能となる。補強要素は、特に、刺繍により、テープもしくはヒートシール接着剤を貼ることにより、または、ポリマーを施すことにより付加することができ、これによって、それらを付加する方法が、概ね連続的に前側に要素を固定する。

細長い要素が刺繍によって付加される場合、伸縮性のある糸が3つの上述の領域における素材に刺繍でき、こうして補強されたこの素材はその後に成形される。

付加される細長い要素が、主要な素材よりも伸縮性が高いかまたは同等である、伸縮性のある熱成形されたバンドの形をとる場合、バンド及び主要な素材は、ヒートシールでき、その後に成形できる。これらの2つの動作は同時に行うこともできる。これは、バンドの配置のし易さ、ヒートプレスのサイズ、及び圧ならびに熱パラメータ次第である。これを同時に行うのが、経済的により有利である。複数地点での接着は、当該地点が連続的なシーリング過程において接着剤を吸収するのに十分な数があり、且つ互いに近接している状態であれば、使用されてもよい。

付加される細長い要素は、主要な素材よりも伸縮性が高いかまたは同等である、構造物質の形をとることができ、1のヒートシール及び成形動作において、または連続的な動作において、主要な素材上に接着できる。

好ましい実施形態によれば、付加される細長い要素は、弾性重合体またはエラストマー製、特にシリコーンゴム製の比較的細いラインまたは紐であり、細長い要素は、前側の素材上、特に中央部の素材上に平らにつけることができ、細長い要素は、網状にでき、網状化の後にポーチを形成するために成形できる。ここで、シリコーンゴムの網状化の持続時間及び温度は成形の持続時間よりも長いので、それは連続して網状にされ、その後に成形される。シリコーンの網状化の持続時間及び温度と、成形のそれらとがほぼ同等である場合に、シリコーンの網状化及び成形は1つの動作で実行できる。ポリマーラインは、弾性重合体またはエラストマー製の1つまたは複数のネットワークを形成し、各ネットワークにおけるそれらの概ね平行のラインの細長い形状により、伸縮性の補強材の好ましい方向を定める。ポリマーは、ある程度幅の広いラインを形成するように施すことができ、これにより上述の好ましい方向に一定の弾性圧縮が提供される。ポリマーは下着の表面全体に均一に施されるのではなく、下着の比較的限定された部分にのみ施される。ポリマーが塗布される面は、スタイリッシュな効果を創出し、また、ポリマーが着用者の肌に直接触れるのを防ぐように、外面であることが好ましい。

パンツのベースニットは、ポリアミド、コットンまたはポリエステルを主成分とする、スパンデックスのジャージーニット(好ましくは、ニットの総重量に対するスパンデックスの重量が30%よりも少ないもの)において、またはこれらの構成要素の組合せから実現される。それは、少なくとも長さが110%と同等かこれよりも大きい15ニュートンの伸び率(BS4952規格による)を有利に提示する。ベースニットの密度は、有利に約150〜200g/m2(ISO3801規格)である。特定の典型例では、95%のコットン/5%のスパンデックス素材が使用され、170g/m2である。

シリコーンは、有利に複合HTVシリコーンである。そのショアA硬さは、有利に10から40の間である。特定の典型例では、ショア硬さ30のシリコーンが使用される。

本発明の他の特徴及び利点は、2つの特定の実施の形態についての以下の説明から生じる。添付の図面が参照される。

本発明に従って実施されるトランクスの正面図である。

本発明に従って実施されるブリーフの正面図である。

図1及び図2は、上部に胴の通過のための上部開口部13と、下部股部に大腿部すなわち脚の通過のための2つの下部開口部14とを従来通りに含む、本発明に従ったトランクスまたはブリーフ10の前方11及び部分的にのみ後方12を示す。パンツ1は、環状の織機によるニットとすることができ、シームレスとすることができる(場合によっては股部分を除く)。あるいは、それは、直線状の織機による前方及び後方のニットである2枚のパネルから製造でき、互いに縫い合せることができる。ニットは伸縮性である。上部開口部13は、上部伸縮性ベルト部15を備える。これは、任意の知られた方法で、例えばもっぱら、編み作業により、または、繊維素材であることを問わない1つの伸縮性の追加のピースを縫い合わせること、接着すること、もしくはヒートシールすることにより、または、(特に、本発明の細長い補強要素と同時に)弾性重合体を塗布することにより得られる。

パンツ1は、例えばジャージーニットのニットである。ニット中のスパンデックスの割合は、約5%であり、ニットの密度は170g/m2であり、その伸び率は、パンツの幅に対応する方向に130%である。

パンツの前方11は、成形されるように意図され、且つ性器のための閉じたポーチを形成する、前側の中心に概ね縦方向の中央部16を備える。中央部16は、睾丸部分で性器を覆うことができるように、前方11の底部の方向に、股に近接した、相対的に幅の広い、幅広の湾曲した底辺17と、ベルト15の底部に相対的に幅の狭い小さい上部底辺18とを有する、概ね曲線の台形形状であり、これらの底辺17及び18は、対称の傾斜した側部19により互いに結合される。中央部16が前部11の他の部分とは異なる素材で実行される場合、または、中央部16が(衛生上の理由で)裏地を含む場合、傾斜した側部19は縫い目により実現できる。別の方法では、それらは見せかけの縫い目(false seams)によって実現でき、または実行されないことさえある。中央部16は、加熱及び加圧での成形による外向きの湾曲部を受ける部分である。それゆえ、それは凸状の領域を形成し、前方11の残りの部分は平坦である。成形を示す実施例として、典型的な実施例においては、型は以下の特徴を提示するものを使用した。すなわち、奥行き4.5cm、直径85mm、加熱時間40秒、型(雄部品と雌部品がある)の温度約190℃である。

パンツ1の前方11は、3つの領域A、B、Cにおいて、シリコーンゴム製の2つのセットの概ね平行のラインの形をとる、細長い要素のネットワークによって覆われる。

中央部16の底部によって画定されるサポート領域Aにおいて、ラインのネットワークは、底部に向かって互いに交差する2つのセットの並行のライン20及び20’から形成される。2つのセットのライン20、20’は、クレードルのような、すなわち吊り下げられたチェーンに多少似たネットワークを形成し、これにより性器を適切に保持することが可能となる。これらのライン20、20’の数は、例えば4つまたは5つであり、端部19を下降するかなり急勾配の部分から成り、対向する端部19の底部または底辺17に到達する前に、その傾斜は低減され、または消失され、またはラインの端部で反転することもある。

コントロール領域Bは、中央部16の上部に形成される。ラインのネットワークは、上部に向かって互いに交差する2つのセットの並行のライン21及び21’から形成される。2つのセットのライン21、21’は、逆さにしたクレードルのようなネットワークを形成する。4つまたは5つの数で、当該ラインは、ベルト15の下方の小さな底辺18から傾斜して端部19の上部に到達する、相対的に短い直線を構成する。これらの働きは、ポーチの上部に向かって素材を調整し、引っ張ることであり、これにより、そうでない場合にはポーチで目立つであろう中空または中身がないという外見を打ち消すことができる。

最後に、2つの側面の補強領域Cにおいて、並行のライン22、22’のネットワークにより、ポーチの側部19が、ベルト13の基部と、側部上にある縫い目とで言わば「吊るされる」ことが可能となる。これらのライン22、22’は上部に向かって領域Aを引っ張り、これにより性器の保持が改善され、また、側部に向かって領域Aを引っ張り、湾曲部をより滑らかにし、同時に、鼠蹊部で下着が身体に密着することを可能にする。快適さとサポート感がそれゆえ改善される。図1及び図2の領域Cにおける補強構造を比較すると、ブリーフには脚部がないために、ブリーフよりもトランクスに広い領域Cが提供されており、着用者の体型に自然により良く密着することに留意されたい。

図1及び図2に示された2つの実施例において、ライン22、22’の一部はライン20、20’によって広がっており、ライン22、22’の他の部分はライン21、21’と同じ場所の側部19で終端していることが確認される。このような構成の美的利点に加えて、領域Cの補強により領域Aのサポートがより効果的になることがさらに留意され、また、ラインの連続性により実施が容易になるであろう。

ライン20、20’、21、21’、22、22’は幅が異なってもよく、または幅が全く同一でもよい。当該ラインは、有利には幅が2mmから6mmの間であり、それらは有利に4mmから10mm離間される。当該ラインは、腹部を平らに保持することや臀部の整形などの他の機能を果たすように意図されたラインによる他のネットワーク上に重ねられてもよい。

好ましい実施形態において、領域A、B、Cに適用されるラインは、10から40g/cm3の間の密度のシリコーンゴムで実施される。シリコーンは、平らな時(すなわち、成形の前)にパンツの前側11上にシルクスクリーン印刷され、熱重合される(例えば、175℃で30秒間赤外線下に置かれる。当然他の加熱モードも可能である)。この重合は、成形とは独立した段階で実現されるか、または、使用される型が領域Cを加熱するための平坦な加熱面も備える場合には、ポーチ16を成形する後続の段階に部分的に統合されてもよい。施されるシリコーンの厚さは、約0.20〜0.25mm(ベースニットの厚さと類似した厚さ)である。この厚さは、素材をある程度硬質または伸縮性のあるものにするように、所々で変化してもよい。

細長い補強要素を形成するために、シリコーンラインの代わりに熱成形されたバンドが使用される場合、全体的な構造は同一であるが、バンドの数はラインの数よりも当然少なくなる。

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